読書好きに聞いた!おすすめの宮部みゆき作品ランキング

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宮部みゆきさんについて

東京都江東区生まれ。OL、法律事務所、東京ガス集金課勤務に勤務のあと小説家となる。1987年「我らが隣人の犯罪」でデビュー。「龍は眠る」(日本推理作家協会賞受賞)「火車」(山本周五郎賞受賞)「理由」(直木賞受賞)「模倣犯」(毎日出版文化賞特別賞受賞)などのミステリー小説や、「本所深川ふしぎ草紙」(吉川英治文学新人賞受賞)「ぼんくら」などの時代小説で人気作家となる。ほかに、ファンタジーやジュブナイルものの作品がある。

 

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おすすめの宮部みゆき作品ランキング

読書好きの方100人に聞いた、宮部みゆきさんのおすすめ作品ランキングを紹介します。

 

14位タイ. 宮部みゆき「魔術はささやく」(2票)

宮部みゆき「魔術はささやく」の内容

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

 

宮部みゆき「魔術はささやく」がおすすめの理由

恋人商法の詐欺師の女性が次々と不審死する事件の謎を、主人公の少年が探ろうとするうちに、自分もその事件の渦に飲み込まれていくストーリーです。長編ですが、話にスピード感があり、一気に読めてしまいます。解決に向かう手前で大どんでん返しがあり、予想外の結末に驚きます。(30代女性)

初めて読んですぐに宮部みゆきさんが好きになった作品です。最近の作風では封印なさった現代設定での人情的な部分が含まれますが、私はでもこの作品が一番好きです。厳しい部分は厳しく、それでも人間が温かく、愛しいものであると再確認できるような素敵なお話だと思います。(30代女性)

 

 

14位タイ. 宮部みゆき「名もなき毒」(2票)

宮部みゆき「名もなき毒」の内容

第41回(2007年) 吉川英治文学賞受賞。今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。杉村三郎シリーズ第二弾。

宮部みゆき「名もなき毒」がおすすめの理由

中日新聞に連載されていたころから楽しみに読んだ作品です。時代物からミステリー、ファンタジーまで多彩な作品がある宮部みゆきの作品の中で、身近な平凡な市民たちのなかにひそむ悪意が生むサスペンスで、その名もなき人々の心理が見事に描かれているところにぞくっとします。それでも根底にながれる人間への愛情が感じられるところが人気の所以かなと思います。おすすめです。(50代女性)

ミステリーの枠をこえた、宮部みゆきにしか書けない人間ドラマだと思う。全く関係なかった二つの出来事が一つの点に繋がり意外な結末を迎える。目には見えない人の心の闇に潜む「毒」。毒物のようには解毒できない心の毒に対処できるものはなんだろうと考えさせられる作品。(30代女性)

 

 

9位タイ. 宮部みゆき「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」(3票)

宮部みゆき「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」の内容

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!

宮部みゆき「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」がおすすめの理由

おちかが聞く百物語、生きていないものの怨念や悲しみ、悲哀を時に怖く、時に可愛らしく思えるお化けたちの物語です。本当に怖いのは、生きている人間の怨念ですが、憎めない可愛いお化けちゃん(?)たちのイラストの行動やその挿絵に癒されるのですよ。このお化けの気持ち、行動は私たち生きている人間に問題提示しているようです。(40代女性)

不思議な話が詰まった歴史小説なのですが、1つ1つが短編になっていながら、全体を通すと話が続いています。歴史上の人物が登場するわけではないので、日本史があまり好きではなくても抵抗なく読めると思います。ちょっと悲しいけど、心温まるお話が詰まっています。(30代女性)

心に傷を負ったおちかが、様々な人の様々な怪体験・恐怖体験などを聞き集める三島屋変調百物語の続編です。時に恐ろしく、時に微笑ましい霊や妖怪がたくさん出てくるので、そのような不思議な話が好きだという人にお勧めです。三島屋変調百物語シリーズは3冊出版されており、様々なお話が収められていますが、その中でも最も心惹かれるのが表題作でもある「あんじゅう」です。誰も住んでいない家の中で、人を恋しく思う気持ちと一人でいることの寂しさから生まれた妖怪「あんじゅう」と、その家に住むことになった人々の交流のお話。ようやく孤独から解放されたあんじゅうの喜びや幸せ、しかし、それは孤独から生まれたあんじゅうの命を危険にさらすものでもあるー。あんじゅうが大好きだからこその、一緒にいたいという気持ちと一緒にいてはいけないという気持ちのせめぎあいー。妖との不思議な交流に、幸せ、やさしさ、切なさ、悲しさ、いろいろな思いが沸き起こる物語です。(20代女性)

 

 

9位タイ. 宮部みゆき「おそろし 三島屋変調百物語事始」(3票)

宮部みゆき「おそろし 三島屋変調百物語事始」がおすすめの理由

17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。

宮部みゆき「おそろし 三島屋変調百物語事始」がおすすめの理由

女性主人公がいろんな過去を背負った人々と対面し、お話を聞いていく江戸を舞台としたストーリーですが、彼女の人との向き合い方や話の聞き方が丁寧で、言葉の一つひとつが優しく、人には話せずにいた辛い過去を人々は話さずにはいられなくなります。そして読んでいると、彼女になって人々のお話を聞いているような気持ちになります。そうする中で、過去に過ちがあったとしても、語り手が悪である訳ではないと気づくことができます。ふだんの生活でも活かしたい話の受け止め方です。小説としての面白さだけでなく、学びのある作品です。(30代女性)

もともと時代小説にはあまり興味関心はなかったのですが、この「おそろし」を読んで時代劇とミステリーの不思議な調和にはまってしまいました。宮部さんの時代小説が出るたびに新刊を買って読むまでになりました。「おそろし」はお話の最後に全てがすっきり明かされるので、読んでいてもイライラさせられることがありません。また、連作短編なので、読みやすいのも大変おすすめです。(20代女性)

百物語がテーマの江戸を舞台にした怪奇小説です。ホラーが苦手な方にはちょっと厳しいかもしれませんが、主人公は17歳のおちか。女の子の視点から多少柔らかく表現してあります。(しかしそこは宮部みゆき先生なので、多少…です。)宮部みゆき先生の推理ものは読んだことがあるけれど時代物はまだという方にオススメです。「あんじゅう」「泣き童子」と続巻もあります。(30代女性)

 

 

9位タイ. 宮部みゆき「クロスファイア」(3票)

宮部みゆき「クロスファイア」がおすすめの理由

青木淳子は常人にはない力を持って生まれた。念じるだけですべてを燃やす念力放火能力―。ある夜、瀕死の男性を“始末”しようとしている若者四人を目撃した淳子は、瞬時に三人を焼殺する。しかし一人は逃走。淳子は息絶えた男性に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」正義とは何か!?裁きとは何か!?哀しき「スーパーヒロイン」の死闘を圧倒的筆致で描く。

宮部みゆき「クロスファイア」がおすすめの理由

念力放火能力(パイロキネシス)を持つ主人公が、その能力を利用して偶然目撃した事件の謎を解いていくミステリー。しかし強く印象に残るのは、望まない能力を持つが故の孤独とその能力と生きて行くと決意するまでの彼女の辛さや葛藤である。ラストでの彼女の決着の付け方は、納得できる半面、切なく苦しい場面だった。宮部作品は、ミステリーとは言え登場人物それぞれの内面を深く描写していくが、中でもこの作品は主人公の心の動きに強く惹き付けられ、又特に悲しい物語だった。(50代女性)

主人公の青木淳子にとにかく感情移入して読んでいました。超能力を持ってしまったがゆえの孤独が辛い。途中何度も辛くなってしまったけど、それでも淳子の物語を読みたいと思って読み進めました。読み応え抜群の作品だなと思いました。(20代女性)

宮部ワールドとしては、しばしばSF要素が注目されがちですが、本作品では、ことさら人称の使い方に強いものを感じました。ストーリーは主人公・青木淳子の視線と捜査班・石津ちか子の視線いずれもで表現されております。相対する立場の二人でありながら、青木・石津 両方の一人称に深く感銘しながらページをめくりました。根底には宮部作品らしい「社会派」な切り口が、確実に存在しており爽快感と共に「考えさせられる」作品であると言えます(30代男性)

 

 

9位タイ. 宮部みゆき「ドリームバスター」(3票)

宮部みゆき「ドリームバスター」がおすすめの理由

設定がただ夢を渡るだけでなく斬新で、かつ緻密です。登場人物たちのやりとりももちろん面白く、人物像もよく作りこまれている感じでぼやけていません。物語の世界が自分の前にはっきり映像として見えるような作品です。(20代女性)

凶悪犯が実験により「身体」と「意識体」が切り離され、しかもその「意識体」が逃げてしまうというのがこの話の冒頭です。それを惑星テーラ出身の主人公が地球人の夢の中で追いかけるという設定は、SF好きとしてはとてもわくわくするストーリーです。(20代女性)

私は冒険ものが好きなので、私と同じく冒険ものファンタジーが好きな方にはおすすめできると思います。さらにこの本は本文が2段になっていて、読み応えがあります。特に難しいようなことも書いてないのですらすらと読んでいくことができ、読書好きなお子さんも楽しめると思います。(20代女性)

 

 

9位タイ. 宮部みゆき「ぼんくら」(3票)

宮部みゆき「ぼんくら」がおすすめの理由

池波正太郎氏の鬼平シリーズと近い構成や時代設定で飄々と偉ぶらず難しい殺人事件などを淡々と解決していく主人公、井筒平四郎の人情ドラマです。江戸時代の優秀な中級官吏とその仲間たちの思考パターンや組織構造なども伝わってきてすごく面白い。ある意味、中年サラリーマンの理想像であるとも言えます。(40代男性)

時代小説で推理小説、人情小説どれも当てはまる素晴らしい小説だと思います。ぼんくらはNHKでドラマ化された小説ですが、上手くまとめられていました。出てくるキャラクターもそれぞれ個性があって面白いのですが、一つ一つのお話しが、好きと愛だけでは語れない男の女のつながりやもつれ、生まれや育ちなど、それぞれに共感できる部分があって本当に最初から最後まで面白く読めます。(30代女性)

町方同心・井筒平四郎と甥っ子の美少年・弓之助が事件を解決するシリーズ。武家と町人、貧富の差の中で起こる身近な事件を解きほぐしていく面白さがおすすめです。事件自体は解決しますが、決して全ての登場人物にハッピーエンドが与えられるわけではないところも魅力だと思います。(20代女性)

 

 

8位. 宮部みゆき「孤宿の人」(4票)

宮部みゆき「孤宿の人」がおすすめの理由

泣きたいときに読む本といっても過言ではありません。周りからは教養もなく阿呆だと思われている少女が、なにも知らないからこそ偏見も持たず純粋に自分の心で感じることを大切にしていく物語です。宮部みゆきさんの本は、主人公に感情移入してしまうことが多いのですが、この作品は、無垢な少女を守ろうとする大人たちに入り込んでしまいます。(30代女性)

主人公である「ほう」の人生は波乱万丈であり、周囲の人間の悪意に苛まれたり逆に良心によって救われたり翻弄されながらの周りとの関わり合いはとても印象深いものでした。「ほう」の純粋さや素直さもさることながら、出会った人たちの「ほう」への思いが「ほう」という名前の漢字に込められており感動的でした。私が読んだ宮部みゆきさんの作品の中で特に心を動かされた作品なのでぜひ多くの人に読んでもらいたいと思い、おすすめさせていただきました。(20代女性)

男女や身分の違い、生の意味、群集心理、色々な要素が物語に入っている。登場人物がみんな孤独にみえた。ある人の存在が時代の持つ命の軽さを中和してくれる。人は過去を教訓にして進歩しなければいけないと現代人の戒めになる時代小説。(30代女性)

涙なしには読めません。阿呆の「ほう」名づけられたうえに捨てられ、引き取られた後も、慕っていた人が殺されてしまうという不幸な境遇の少女「ほう」と、流罪となり、「鬼」「悪霊」と恐れられる加賀様が手習いを通じて心を通わせる様子も読んでいて感動しますが、引手見習いで「ほう」の引き取り手の宇佐が、一人の女性として自分の生き方を確立し、自分の信条を貫こうとする姿に心打たれました。(20代女性)

 

 

5位タイ. 宮部みゆき「ソロモンの偽証」(5票)

宮部みゆき「ソロモンの偽証」がおすすめの理由

ある中学生が自殺をします。それは事件か事故なのか。疑問を持ったクラスメイトが、真相を知るために動き出します。中学生がここまでできるとは思いませんが、発想が素晴らしいです。高校生なら、もっとストーリーに引き込まれたと思います。(30代女性)

シリーズものなのですが、一気に読みきりました。中学生が大きく背伸びをしながら事件の真相を追いかけていく姿に胸を打たれました。最後の判決には思わす涙しましたし、裁判の後に普通の中学生に戻っていく彼らをほんの少しだけ、羨ましく思ってしまいました。(10代女性)

長編ですがあっという間に読んでしまった作品でした。ある子供の死から始まるストーリーですが、それを巡って様々な人間模様、今時の子供はこんなことを考えながら生きている子供もいるんだと考えさせられました。現代社会の変化、家庭環境の複雑な変化、今の子供たちは改めて大変な世の中に生まれてきていると感じます。(40代女性)

冒頭で同級生の一人が亡くなり、その不可解な死の真相を求めて中学生が学校裁判を行うというミステリーの長編大作です。多感な時期を生きる10代の若者の心理描写がとにかく上手で、見事としか言いようがありません。とにかく長いので、たっぷり楽しめて読書欲を満たしてくれるおすすめの作品です。(30代女性)

大人たちの嘘や欺瞞と戦うため、中学生が自分たちで真相を追求する長編小説。「学校内裁判」と言う前代未聞の大仕事を最後までやりきったラストシーンには思わず涙してしまいました。ちなみに20年後を描いた書き下ろし中編が収録されているので、文庫本がおすすめです。(20代女性)

 

 

5位タイ. 宮部みゆき「レベル7」(5票)

宮部みゆき「レベル7」がおすすめの理由

記憶喪失の男女が見知らぬ場所で目覚めるという始まりから謎解き要素が沢山あり、同時進行で女子高生の失踪を追うという話が絡んできて、途中からそれがひとつの話に繋がるという、少し変わったタイプのミステリー作品です。結末まで読んでから途中の伏線に気づくので、ラストがわかっても、また読み返したくなります。(30代女性)

まず、最初の始まりから面白い。記憶を失った男女が自分達の記憶を取り戻す為に旅に出る物語で、非常に読みごたえがある。違う場所にいる沢山の人々のストーリーが最後には全て繋がるようになっていて流石ミステリー作家と思える作品だ。(20代女性)

登場人物二人の視点から交互に物語が進み、だんだんと事件の真相に繋がっていくさまが気になり、続きが読みたくなる内容になっている。記憶をなくし見知らぬ場所にいるという状況から、主人公が行動する描写で現実味を感じた。ところどころの伏線が、読んだ後にそういうことかと納得できる。事件の真相にも面白みがあり、楽しんで読むことができた。(10代女性)

不穏な様子の導入部から始まり、主人公の男女は記憶喪失。過去も名前も覚えていないどころか手がかりになるものすらない、という絶望的な状況から物語は始まります。予想もつかない展開とラストに惹き付けられること間違いなしです。私も一気に読みきってしまいました。(20代女性)

何かいな言い回しも少なく簡単な文章で、すらすらと読めます。読書初心者の方にもおすすめ出来る内容だと思うからです。内容もミステリーなので次はどうなるのだろうとページを次々にめくりたくなるように引き込まれていきます。(30代女性)

 

 

5位タイ. 宮部みゆき「蒲生邸事件」(5票)

宮部みゆき「蒲生邸事件」がおすすめの理由

宮部みゆきさんが得意としている現実には、なかなか起こらないことをモチーフにしている作品です。古いホテルの火災の中、主人公はタイムスリップが出来る男に助けられ、過去にタイムスリップ。その時代は、二・二六事件の真っただ中。陸軍の大将だった蒲生邸にタイムスリップします。その直後に、家主の蒲生閣下が自殺。また蒲生家の家族も亡くなるというお話です。現代から来た主人公が、息子の貴之と事件の真相に迫る。蒲生閣下は歴史上存在しない人物ですが、二・二六事件の状況など詳しく調べてあり、歴史好きには面白い作品で大好きです。(30代女性)

この作品の面白さは、現代の平凡な高校3年の男子生徒と昭和初期の人物達の人生観や生活観の違いだと思いました。特にタイムスリップした昭和初期の蒲生邸の使用人の女の子との淡い恋愛は、主人公と使用人の女の子との人生観や生活観の違いに焦点を当て巧みに描かれていると思いました。(20代男性)

SF小説であり、ミステリ小説であり、かつ青春小説でもあります。大学受験に失敗した主人公の男子が、2.26事件直前の日本へタイムスリップし、事件に巻きこまれる、というお話。だいぶ前に読みましたので、正直に言って、今はもう、事件とその推理のことなど、すべて忘れてしまいました。しかし、主人公がタイムスリップした先で出会った、ふき、という女中に抱いた恋心、それがついにかなわなかった甘酸っぱい感傷、といったものは、いまだに胸に残っています。とりわけ印象深いのは、最後の一行です。なんの飾りもない現在形でぴたりと止めた、その文に、片想いの女性がなんと鮮やかによみがえることか。そうして、なんと切ないことか。作者の力量のすごさを見せられた一文でした。(60代男性)

現代を生きる青年が、戦争が始まる前の穏やかな昭和初期にタイムスリップする物語です。昭和初期の人々とふれあう中で、青年は昭和初期がせちがらい現代とは異なり、誰でも受け入れる社会の懐が大きい時代であったことを知ります。そして、作中に何度も出てくるフレーズ「時をかけるおっさん」は、ロマンある言葉とおっさん本人のギャップが秀逸です。ラストに主役の青年が何十年もの時を経て約束の女性と会うシーンは、じわっと温かい気持ちになります。(40代女性)

私にとっては初めて読んだ宮部作品であり、この小説のおかげでSFものの面白さを知りました。それまでタイムトラベルなどの話には全く興味がありませんでしたが、ミステリー要素と絡むことですんなり受け入れられました。温かい気持ちになれるラストシーンもすばらしく、おすすめの一冊です。(30代女性)

 

 

4位. 宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」(6票)

宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」がおすすめの理由

お話自体はよくあるファンタジー物ではあるが、主人公が抱える悩み(両親が離婚する危機に陥る)は現代的で共感を覚えたから(私自身が両親の離婚で悩んでいたことがあった)。話のオチもご都合主義に終わらないところが非常に良かったため。(20代女性)

私は小説をほとんど読みません。しかし、ブレイブストーリーはアニメ映画化されたため、あらかじめストーリーが分かるので、非常に読みやすかったです。普段、小説を読まない人は、アニメ映画を見てから小説を読むといいと思います。(30代男性)

一言で言うとおもしろい!私がファンタジー小説が好きというのもあると思いますが、本当におもしろい作品だと思います。ブレイブストーリーを映画館で見てから、原作があるというのを知り読み始めました。10歳の男の子が異世界を旅して成長していくというありきたりなストーリーのように見えますが、私はこれは大人になるための準備をする、言い換えれば子供時代との別れの旅なのではないかなと思います。この本を読んでいると、本を読んでいるのに映像が頭に浮かんでくるような、または夢見ているような、または自分の小さい頃を見ているような錯覚に陥ります。小学生の子供でも楽しんで読めるし、また大人になってからでも、また違う意味を教えてくれる本だと思うのでこの本をお勧めします。(20代女性)

大人が読んでもドキドキワクワクするファンタジーです。結構前の出版ですが、最近読んでとても心が晴れたような爽やかな気分になりました。長編ですがあっという間に読んでしまいました。現実逃避にぴったりの作品です。(40代女性)

初めて読んだ異世界小説が宮部みゆきさんの小説でした。最初は、現実と全く関係のないものなんて何が面白いんだ、と思っていましたが、この小説を読んで以来、異世界小説にどハマりしてしまい、現在でも、読み返したり、他の異世界小説を読んでいます。(20代男性)

主人公である小学生たちが、幽霊が出ると噂されるビルを舞台に、幽霊や上級生たちに立ち向かっていく話で、小学生の頃に感じたような、未知への冒険の面白さを思い出す作品です。小学生同士の人間関係も、大人たちとは違って、懐かしさを感じます。(20代男性)

 

 

3位. 宮部みゆき「模倣犯」(8位)

宮部みゆき「模倣犯」がおすすめの理由

最初は文庫本5冊というボリューム(しかもそれぞれ分厚い)に圧倒されそうになりましたが、読んでみるとそのボリュームがワクワクに変わりました。登場人物の心情が丁寧にかかれているのと、次はどうなるんだろうと展開にハラハラ。中だるみすることなく読み終えることができました。宮部さんの作品の中で一番好きです。(30代女性)

模倣犯という意味を初めて知った作品です。最後まで面白い展開でさらっと読めてしまうので、さすがに宮部さんの作品だな。と思いました。小説だけでは物足りず中居くんが演じる映画を以前見た事がありますが、中居くんが演じた模倣犯の役も印象に残っている程です。宮部みゆきの作品は、ダークな世界を面白い視点から捉えている印象です。模倣犯という言葉が、今の犯罪にも良く使われるようになりましたが、発祥は、宮部さんなのかな?とも思います。(30代女性)

残忍な殺害を楽しむ犯人の裏側がよくわかる作品。5巻まであるだけあって様々な登場人物のことが詳しく描かれているので、物語の中に入っていきやすい。個人的には犯人とマスコミとの攻防が面白く、また、事件に携わることでの塚田少年の心境の変化なども見所だと思う。(20代女性)

読者は、誰が犯人なのかはじめから知らされています。けれども犯人がやったことの全ては読み進めていかねばわからない構造になっています。その謎、真相を主人公の滋子が事件と関わる中で少しづつ解明していくプロセスがものすごく丁寧に描かれており、読み手を飽きさせません。全五巻の長編ですがあっという間に読めてしまいます。これを言うと不謹慎なのかもしれませんが、犯人の執拗な嗜虐心が恐ろしくもあり魅了される面もあります。このような感想を抱かせるのは私の得意な読み方のせいではなく、作者の技量に尽きると思います。(40代男性)

代表作とも言える有名な作品だと思います。ミステリをあまり読んだことがない人にも読みやすく、日常に寄り添った内容を複数の登場人物の目線から語られ、誰かしら共感する人物に心を重ねてしまうのではないでしょうか。ラストは本当に衝撃です。(30代女性)

女性連続殺人事件を追う女性記者の物語です。容疑者はいかにも犯人ですという人物像ですが、真犯人は人当たりの良い好青年でした。真犯人自身が連続殺人事件をメディアで解説して見せる場面、その解説をひっくり返して真犯人に自白させる場面は圧巻です。(40代女性)

サスペンス、ミステリーが好きなのですが一見、登場人物や話の内容が複雑なようでいて実はシンプルだったり筆者の書き方にコントロールされているような気がする作品です。活字を読んでいるのに映像が浮かんでくるような怖さやドキドキ感があり一気に世界観に引き込まれました。是非、読んで見てください。(30代女性)

上・下と分厚めのハードカバーで読みましたが、すぐに作品にはいりこめて読みやすいミステリー小説でした!SMAPの中居くんで映画化にもなっていました。最近では中谷美紀さんで単発のドラマ化もされて、初めて宮部みゆき作品を手に取るならオススメです。(20代女性)

 

 

2位. 宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」(11票)

宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」がおすすめの理由

青い鳥文庫と子供向けの本ですが、ユーモア交えて書かれてあるので笑えておもしろいです。本に登場する泥棒に失敗した主人公も、泥棒に失敗したという時点で面白いのですが、その泥棒に入った家の双子2人も楽しく可愛く面白いです。(20代女性)

15年くらいまともに小説を読んでいなかったので、リハビリを兼ねて選んだ本です。戸惑いながらも継父になる泥棒と強かで憎めない双子のキャラクターが魅力的で、お互いの距離が近づいていく様子が温かくて好きで、とてもさわやかに読み終えられました。宮部作品としては珍しいタイプだと思いますが、大好きです。読む楽しさを感じられると思うので、私のような何となく小説を読みたいと思っている方におすすめしたいと思います。(30代女性)

荒川弘のイラストがひっかかり購入しました。宮部みゆき作品は、重いミステリーというイメージがありました。この本は、イラストから分かるように明るく読みやすいです。七つの事件が起こりますが、最後は明るく終わります。私のように、宮部みゆき作品初心者にはお勧めです。(30代女性)

宮部さんの作品と言えば、ちょっと辛辣なイメージがあるのですが、この作品は、何処か辛口なのには違いないのだけれど、暖かさがそれを包んでいて少し柔らかい感じがするところが好きです。そして、とにかく双子が可愛いところも。人物設定がとても良いと思います。小学校高学年くらいから読めるので、親子で読んで感想を話し合えるなんて良い作品だと思います。(40代女性)

一冊の物語ですが、泥棒の主人公と、両親に遺棄された双子の男の子との関わりという大まかな筋以外は一話完結の話なので、活字本が苦手な人でも挑戦しやすいと思います。ミステリーだったり、ちょっと心温まる話だったり、毎回イメージの違う話ばかりなので、先の展開が読めず、飽きずに最後まで一気に読んでしまいます。主人公の名前や、双子の両親など、全く登場しない透明人間のような存在が、物語にミステリアスな魅力を与えていて、まだ続きがありそうな終わり方でも、不思議と納得できてしまいました。(30代女性)

泥棒の主人公がある日ドジを踏んだことで、両親が離婚して出ていったという双子に弱みを握られ、彼らのお父さんを演じてほしいという願いを聞き入れなくてはいけなくなるというお話なのですが、宮部みゆきさんらしい推理・ミステリーの巧みさと、賢くて可愛い双子・泥棒だけれど人のよい主人公という登場人物たちが愛おしく、非常に軽快で楽しいストーリーとなっています。ドラマ化もした名作です。(20代女性)

まずタイトルのセンスが好きです。義父(ステップファザー)になる為のステップであるという意味合いが込められているのが、本の内容の面白さを上手く表していると思います。内容はとても軽快で読みやすく、話は繋がっているけれど一話完結のように単発な話でもあるので、空き時間などに読み進めるのにちょうど良かったです。登場人物、全てに愛嬌と個性があり、一人一人に感情移入できます。(20代女性)

マジメな雰囲気の作品が多いという印象が、宮部みゆきさんにはありますが、これはライトというか、ほのぼのとユーモアに満ちた作品です。泥棒の主人公「俺」と、代わりばんこにしゃべる双子くんが、とにかく魅力的。連作短編集なので、通勤のお供にも最適です。(40代女性)

宮部みゆきさんらしくミステリーなんですが、ユーモアミステリーでサラサラっと読みやすいです。今なら育児放棄で児童相談所に通報してやろうかと思いますが、当時はファザーステップ(継父)が大変な奴だと思いながら、愛情を感じていました。続きが読みたくなる本です。(30代女性)

この本はすでにドラマ化もされている。事故で危うく死に損なった泥棒がある日両親がお互い駆け落ち中で子供達だけで過ごしている双子に助けられそのまま義父として一緒に生活する物語である。読んでいるうちに心が温かくなるような物語でミステリー作家の宮部みゆきには少し珍しい作品だった。(20代女性)

両親の不倫によって置き去りにされた双子の息のあった掛け合いと可愛らしさ、そして、その双子の家に泥棒に入ろうとした男の不器用の中にある優しさこれらを描きつつ、日々の小さなミステリーを解決していく内容に自然と引き込まれてしまう物語です(10代女性)

 

 

1位. 宮部みゆき「火車」(18票)

宮部みゆき「火車」がおすすめの理由

宮部みゆきの作品としては「模倣犯」の後に読みました。「模倣犯」も面白くて一気に読みましたが、「火車」は真実はいったい何なのかと気になり、夢中になりました。読み終えた後は、少し暗い気持ちになったのを覚えています。あまりにも衝撃的な結末に気持ちがついていきませんでした。(50代女性)

話を読んでいたら、続きが気になります。失踪した女性を調べているうちに、巧妙な手口が次々に出てきて、どうなるのだろうと感じるのです。別人に入れ替わるなんて、今の時代は無理だとは思いますが、こんな人がいたら嫌だなと思いました。(30代女性)

宮部みゆきさんの作品をたくさん読んだが、やはり「火車」が一番面白い。ストーリー展開のわくわくどきどき感や登場人物の関係性、主人公が背負っている人生のなんともいえないはかなさ・・・そして、ある程度の年齢の大阪在住の人にしか分からない大阪球場のことや通販会社での仕事のことなどがよく取材して書かれていて、文字から情景が思い浮かぶところが良い。(50代女性)

サスペンスがたっぷりです。カード社会に対する問題提起になっていて、社会派ミステリーでもあります。この作品は当時、山本周五郎賞をとりましたが、直木賞は逃しました。宮部みゆきはのちに「理由」で直木賞をとりました。ファンの間では、選考委員のセンスを疑う声も多かったです。つまり「火車」で直木賞を与えるべきだった、というわけです。(60代男性)

ごく普通人生を送るはずだったのに、気づけば借金に追われ、自己破産した後、他人に成りすまして第二の人生を送ろうとする女性の、心の葛藤の描写が素晴らしいです。上手くいくはずがないと心のどこかで感じながら、社会の不平等さに腹立ち突き進む、したたかな女性の姿に衝撃を受けました。坂を転げ落ちる怖さと、それに抗い生きていこうとする人間の性、巻き込まれる人たちの心理描写が絶妙で大好きです。(50代女性)

一番のヒロインともいえる女性はほぼ出てこず、その足跡を辿っていく物語です。なぜ、ヒロインは姿を消したのか、その謎を解明する中で、最近は耳にすることが減ったクレジットカード破産の問題が出てきます。自己管理が出来ていないからだろうといわれがちな問題ですが、実は複雑な経済構造が個人を追い込んでいることを指摘します。日本では、過失や事件に巻き込まれたことを当事者のせいであるとしがちな風潮があるからこそ、多くの方に読んでもらいたい作品です。(30代女性)

時代背景は昭和になるのですが、とにかく面白いです!負傷した刑事が徐々に真相に迫っていく課程が、心理描写が絶妙です。頼まれた人探しから殺人犯を追う事になり、しかも犯人を知るうちに、純粋に会ってみたいと感じていく課程がたまりません。初期の作品の中ではずば抜けた傑作です。(30代女性)

自分自身が銀行系のカード会社に勤務していたことがあり、この小説にでてくるような借金地獄から抜け出せない顧客をリアルに見てきたので、当時のことを思い出して、一気に読み切りました。意外な結末なので賛否両論ある終わり方だと思います。(40代女性)

宮部みゆきさんの作品は、不思議なものや難解な謎が描かれています。しかし、本作品は、借金によって人生を狂わされた女性が、描かれていて、最も人間くさい作品だと私は思います。他の作品をいくつか読んだ後に、この作品を読むとよりおもしろく感じられると思います。(30代男性)

お金の怖さについて考えさせられる小説です。身内の借金が債務者ではない人物に与える負の影響について、体験したことのない私でも、火車の主人公を通して感情移入してしまいました。身内の借金が原因で自分の縁談が破談になってしまうとしたら主人公を一概に断罪する気持ちにはなれません。(20代男性)

借金地獄から抜け出すために違う人間になりすまして生きていく女性の執念が細やかに描かれている。主人公の刑事目線で事件を追っていく一方で、犯人の女性に同情してしまいどういう着地点になるのかが読んでてハラハラした。カードローンや自己破産などその時事ネタが盛り込まれているから今読むと懐かしくもある。(30代女性)

消費者金融をテーマにしたミステリー小説です。多重債務者の描写がリアルで、現代社会の問題をしっかりと描き出しています。ストーリーに引き込む文章もすごくて、難しい話題なのにすらすらと読むことができました。社会派なミステリーが好きなら絶対に読むべきです!(30代男性)

他人になりかわりながら生きている女性の物語です。作中に女性は姿を現しません。読者は、警察が女性を追い詰めていく過程で浮き上がってくる人物像だけを読み、女性の人生に惹きこまれていきます。美しい犯人の女性に会いたい気持ちを残して、物語が終わります。(40代女性)

たびたびドラマ化もされましたが、原作の面白さには及ばないと思います。お金によって人生を狂わされ、奪われてしまう人間の姿が、とてもリアルに描かれています。特に、新聞で父親の死亡記事を探す女性と、そんな彼女に対する男性のことば…。残酷で痛切で、忘れられない場面です。(40代女性)

ある男性の婚約者が突然失踪するところから話が始まり、大まかには人探しのストーリーなのですが、その婚約者が名乗っていた名前が全く別人のもので、本物の女性も行方不明になっているという風に、次々と畳み掛けるように謎が深まっていきます。長編ですが、続きが気になって一気に読めてしまいます。結末の少し手前で終わる感じですが、中途半端なもやもや感は全くありません。(30代女性)

宮部みゆきさんの小説を初めて読んだのは火車でした。クレジットカードを使う世の中で自己破産や、サラ金地獄などの世界をハラハラしながら読みました。主人公の息子には癒されました。読み応えがあり、一気読みしたくなりました。(30代女性)

カードローン破産を題材にした話。20年以上前の作品ですが、全く古臭くなく、入り込めたし、自己破産や多重債務者について学ぶことができた。恐ろしいけれど、悪人ではなく悲しい運命を持った人間たちの壮絶な人生。最後はとてもハラハラする、カッコ良い終わり方でした。(30代女性)

だんだんと、女の人がどういう人物なのかがわかっていくミステリーで、物語の中の刑事と同じように推理や話が進んでいくのでとても読みやすいです。皆色んな不安や悩みを抱えているんだと思いました。そして戸籍を乗っ取るなんてできるんだと少し怖くもなりました。(30代女性)

 

 

1票入った宮部みゆきさんの作品も紹介

せっかくなので1票入った作品も紹介します。

 

宮部みゆき「ICO」

ICO

ICO

宮部みゆき「ICO」がおすすめの理由

ゲームを小説化した本ですが、ゲームのシナリオに忠実に書かれているのでゲームのファンが安心して読み進めることができます。 イコやヨルダ、そのほかの登場人物の過去など、ゲームにない部分もよく書かれていてゲームファンでない方でも楽しめると思います。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「RPG」

宮部みゆき「RPG」がおすすめの理由

実写ドラマ化された作品でもあるので、タイトルで手に取りやすいと思います。内容は本格的なミステリーですが、伏線が少しずつばらまかれていて、最後まで全く結末の予想がつきませんでした。関係のなかったような事件同士が、最後でひとつに繋がって、とても清々しい気分になります。長編なのに、途中でだれることもなく読めてしまうところは、言葉の選び方や間の取り方が絶妙だからだと思います。宮部みゆきさんの王道と言える作品だと思います。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「あかんべえ」

宮部みゆき「あかんべえ」がおすすめの理由

主人公のおりんと引越し先のお化けの騒動が面白く、江戸の下町の風情が生き生きと描かれています。お父さんが作る料理屋さんのお料理が美味しそうだし、さすが宮部時代劇、ホロリとくるのですよ、ドタバタ劇のようですが、丁寧に書かれている人情劇が最後にかけて。その緻密な構成に感服です。(40代女性)

 

 

宮部みゆき「あやし〜怪〜」

宮部みゆき「あやし〜怪〜」がおすすめの理由

江戸の町を舞台にした、ホラー小説の短編集。それだけ聞けばおどろおどろしい妖怪物や怪談物を想像してしまいます。しかし、この作品は少し違う気がしました。 登場する人や人でないものに、不思議と悪いものはいないように思えました。ホラーという非現実的なところを主題としているのに、江戸の町に住む人々が生々しく動いている。 恐ろしくも切ない、不思議とあやしい世界観が魅力的だと思いました。(20代女性)

 

 

宮部みゆき「おまえさん」

宮部みゆき「おまえさん」がおすすめの理由

誰かを好きになることの、怖さ、苦しさが 切ないまでに描かれている所が一番好きです。 それに付随した、風貌の如何を、悲しくも 優しく表現されているので、何度も 繰り返し読んでしまいます。 宮部ワールドの、真骨頂だと、私は 胸を張ってお勧めします。(40代女性)

 

 

宮部みゆき「ここはボツコニアン1」

宮部みゆき「ここはボツコニアン1」がおすすめの理由

宮部みゆきが挑戦したライトノベル、「ここはボツコニアン」は笑いどころが満載です。 ゲーマーの宮部みゆきは昔、締切を守ってもらうために編集者にゲーム機を取り上げられたという噂もあります。 ゲーム機を取り上げられるほど、こよなくゲームを愛する作者ならではのゲームに関する小ネタが満載です。 まず装備が長靴とフライ返しって、RPGの世界観を冒頭から壊しにかかっています。 RPGの王道、中世のヨーロッパ感が台無しになる現代的アイテムの登場です。 それを上手く使って笑いを取りにくる作者に脱帽です。 ライトノベルを宮部みゆきが本気で書く、つまり売れっ子作家が売れ筋の新ジャンルを書く、もう鬼に金棒です。 ラノベを馬鹿にするどころか、ノリ良く書いてくれる作者です。 ただ作品を読み進めると、売れっ子作家としてのプライドと底力を見せつけられます。 時代ものも得意な宮部さんならではの、忍者の描写などはさすがだなと思います。 ラノベっぽく書いているけど、しっかり書き込むとこは作家として書いているよ、どーだ、私は本職の売れっ子作家だと迫力を感じます。 ライトノベルが好きな方、ファンタジージャンルの宮部みゆきが好きな方にオススメです。 また、作者の「ステップファザー・ステップ」を読んだことがある方にもオススメです。 「ステップファザー・ステップ」は現代推理ものです。 ただボツコニアンとノリが似ているのと、文字のフォントを大きくして感情表現するという共通点があります。 笑いながらボツコニアンワールドを主人公たちと冒険している気分になれる一作です。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「チヨ子」

宮部みゆき「チヨ子」がおすすめの理由

宮部作品では人がどう言おうと「人情」や「少年少女のみずみずしさ」を感じる作品が好きですが、この作家さんが書く「怖い話」にもとてつもない魅力を感じます。怖い話ですから、素敵であるとか文章が上手とかではなく、ただただきちんと「怖い」かどうかが私の中では重要なのですが、宮部さんの恐怖ものはとても「怖い」です。時代物での怖い話も何冊か書かれておりそちらも捨てがたいですが、個人的にはこの短編集が一番ゾッとしましたのでおすすめです。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「パーフェクトブルー」

宮部みゆき「パーフェクトブルー」がおすすめの理由

温かく、とても切ないストーリーで、それが犬の目線で語られていることで、淡々とけれども人間の感情をよりわかりやすく伝えています。マサみたいな犬が実在するのなら我が家の一員になってほしい…ミステリーですが、家族についても考えさせられる作品でした。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「ペテロの葬列」

宮部みゆき「ペテロの葬列」がおすすめの理由

杉村三郎が主人公のシリーズ第3弾ですが、杉村の人生のターニングポイントが描かれている衝撃の内容となっています。偶然に遭遇したバスジャック事件に隠された謎解きが素晴らしく、考え抜かれた面白さがあり引き込まれます。ラストの展開にはとてもショックを受け、忘れられない作品となりました。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「英雄の書」

宮部みゆき「英雄の書」がおすすめの理由

宮部みゆきさんというと推理小説が人気ですが、私は宮部さんのファンタジー小説が好きです。英雄の書には、二人の兄妹が出てきます。アニが罪を犯して行方不明になり、一冊の本が失踪の謎を解く鍵となります。妹が兄を探す旅をする中で様々な人々と出会い、助けられながら成長していく様子が清々しく描かれています。最後に分かる、探し続けた兄の居場所には、さすが宮部さん!という感じでした。(40代女性)

 

 

宮部みゆき「楽園」

宮部みゆき「楽園」がおすすめの理由

「模倣犯」で登場したライター前畑滋子が活躍する話です。娘の死体を家の下にかくすも火事で見つかってしまう時効の殺人事件と予見の能力を持つ事故死した少年の、一見繋がりがない話を依頼された前畑滋子がじっくり丁寧に紐解いていく上で、どんでん返しもあり、スカッとする部分もあり、ホロっとくる場面あり、緻密な構成の宮部ミステリーの面白さが炸裂します。(40代女性)

 

 

宮部みゆき「三鬼 三島屋変調百物語四之続」

宮部みゆき「三鬼 三島屋変調百物語四之続」がおすすめの理由

この本は、ずばり冬に聞く(読む)怪談と言っていいかもしれません。昔の日本のちょっぴり怖いお話が書かれています。サスペンスものを得意とする宮部みゆきなだけあり、物語の描き方は、読み手をドキドキ、ハラハラさせます。(20代女性)

 

 

宮部みゆき「取り残されて」

宮部みゆき「取り残されて」がおすすめの理由

短編小説7作が収録されているオムニバス形式なので、活字が苦手な方でも挑戦しやすいと思います。それぞれ全く違う話ですが、ちょっと奇妙な体験をするという共通点があります。少しホラーっぽい終わり方のものもあり、宮部みゆきさんの中では、少し変わったジャンルだと感じました。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「小暮写真館」

宮部みゆき「小暮写真館」がおすすめの理由

小暮写真館に引っ越してきた家族、その主人公の高校生の花菱英一が魅力的です。家族を思いやる気持ちと弟へのやさしさがいいです。心霊写真にまつわるそれぞれのエピソードも怖くもあり、切なくもある人生の物語があり、それを探っていく花ちゃんと一緒にこちらもぐいぐいとその世界に引き込まれてしまいます。私の幼いころには、町には小暮写真館のような写真館があって、そこに飾ってある肖像写真を眺めていた記憶も蘇ってきます。すべての登場人物の抱えている苦悩とそれを乗り越える姿になんだか心が温かくなってくるところも好きです。(60代女性)

 

 

宮部みゆき「長い長い殺人」

宮部みゆき「長い長い殺人」がおすすめの理由

財布が語り手になる話し方が、面白いです。 次々と殺人が起こりますが、最後には驚く事実が隠されています。 エリートで何不自由なく育った人が殺人者に変わることはあるものです。 人には心の闇があるのだと感じる作品でした。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「返事はいらない」

宮部みゆき「返事はいらない」がおすすめの理由

短編集ですが表題作の「返事はいらない」がとても印象的で好きです。奇想天外な部分があると言えばありますが、話自体はとても静かにひっそりと進みます。それでも最後には「シン」とはっきりとした寒さの残るような話でした。怖いし暗いのに懐かしいような不思議な読後感が愛しく、おすすめです。(30代女性)

 

 

宮部みゆき「淋しい狩人」

宮部みゆき「淋しい狩人」がおすすめの理由

古本専門の書店を営むイワさんと孫の稔が主人公のお話しです。 イワさん、60歳を超えている設定手ですが、とても若いく描かれていて、稔は高校生なのですが、変に大人びているというか、でも子供っぽいところもあり、この2人の掛け合いがなかなか面白いのです。絶妙で。 ちょっとした謎解きもありますし、短編集なので読みやすいですし、おすすめです!(30代女性)

 

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