読書好き100人に聞いた!京極夏彦おすすめ作品ランキング

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京極夏彦おすすめ作品ランキング

読書好き100人の方に京極夏彦さんのおすすめ作品をお聞きし、ランキング形式でまとめました。ぜひ読書の参考にしてみてください。

 

13位タイ.京極夏彦「ヒトでなし」(2票)

京極夏彦「ヒトでなし」がおすすめの理由

ひとでなしが主人公の本。人に人は救えないという考え、どんなに頭が良くてもその人には伝わらない、見えないことがあるということ。だから神や仏が必要になり、それゆえひとでなしならば人を救えるという考え方に意表をつかれた。小説を通して、人生論や哲学を読まされるとは。(30代女性)

短編かと思ったが、人でなしを自覚する一人の男を主人公とする長編だった。人でなしを認め、受け入れる序盤では、読み手の自分自身の中の人でなしの部分を見透かされるようだったが、最終話までくるとその徹底ぶりに感心させられてしまった。(30代女性)

 

 

13位タイ.京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」(2票)

京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」がおすすめの理由

京極夏彦先生の作品が大好きで、ほぼ全ての作品を何度も読み返してきました。妖怪にまつわるミステリーだったり、昔の怪談をベースに悲しい人間の性を見せつける作品だったり、どんな作品でもいつも読者をびっくりさせる京極先生。そんな中、この作品を読んでいくと「あれ、もしかして犯人こいつじゃない?」とわかってしまうという異色の作品。ぜひ推理を暴くことができる醍醐味をぜひ味わってください。(40代女性)

普段からトリックというよりは常識を越えたような現象を妖怪に例えて解決していく内容ですが、この本はうぶめのの夏の衝撃を思い出すような作品だと思います。読み終わったあとに、最初からそうだった!とはっとさせられる感じはほんとに面白いと思います。(30代女性)

 

 

13位タイ.京極夏彦「書楼弔堂」(2票)

京極夏彦「書楼弔堂」がおすすめの理由

書楼弔堂を舞台に繰り広げられる物語。実在の偉人が数々登場するのが読みどころで、本好き、歴史好きにはたまらない一冊です。偉人と主人のやりとりが、その方の成し遂げたこととシンクロしていてとても興味深く、心に残る作品です。(30代女性)

舞台は明治二十年代の古書店、弔堂。憑きもの落としの様相を呈する連作短編集です。歴史上の著名な人物らが実名で登場し、著者ならではの肉付けがされているのも、京極流の評伝を見るようで楽しい。一冊の運命の本があれば良いというのに感心してしまいました。(30代女性)

 

 

11位タイ.京極夏彦「塗仏の宴」(3票)

京極夏彦「塗仏の宴」がおすすめの理由

今まで数々の難事件を解決してきた京極堂に、最大の敵が現れます。宗教家、占い師などが次々と問題を起こしますが、結局全員が堂島という人物に操られていたことが分かります。京極堂と堂島のやり取りは、普通の人とは次元が違う気がしました。宗教、洗脳などに興味がある人は、特におすすめです。(40代男性)

京極堂シリーズの中でもとにかく長い、塗仏の宴ですが、こちらはその下巻に当たります。お話の複雑さはシリーズ随一で、時間のある時に一気に読み進めなければたぶん、訳がわからなくなるでしょう。下巻では広げに広げた大風呂敷が華麗に畳まれる爽快感が味わえます。(30代女性)

ある村で不思議な物体を見た過去が。その記憶を元にその村に辿り着くが、そんな村は存在せず。自分の記憶がおかしいのか、それとも…. とにかく登場人物が多く、伏線が多いので、最初は話の全体像をつかむのが難しいかも。でもそこは京極先生、ご心配は無用。多数に渡る伏線を一つにまとめ、アッと驚く結末が待っています。(40代女性)

 

 

11位タイ.京極夏彦「豆腐小僧双六道中ふりだし」(3票)

京極夏彦「豆腐小僧双六道中ふりだし」がおすすめの理由

害も為さず得も無く特技もなく豆腐を持ってただそこにいるだけの妖怪、豆腐小僧が突然現れる。自分の存在に疑問を持って旅をしながらいろいろな先輩妖怪に出会って大人?になっていく物語です。年代を問わず読める物語です。(20代男性)

妖怪ものの中でも、この小説の主役は豆腐小僧でそれだけで存在がユーモラスでしたし、豆腐小僧が色々な妖怪にあって出来事を次々にクリアしていくのは、可愛らしいの一言です。装丁も珍しく豆腐の形をしているので、京極さんの著書の中では忘れることは出来ません。(50代女性)

京極夏彦さんの作品は重い。言葉選びも、展開も。だからこそ重厚で、トラウマになりそうなほどの強い印象を残す。そんな中で「豆腐小僧双六道中ふりだし」はぐっと軽く、笑いながら読めるエンターテイメント小説とも言えるかもしれません。もちろん京極さんらしい、妖怪の解釈は健在。ただひたすら楽しいのが、このシリーズの良さです。(30代女性)

 

 

8位タイ.京極夏彦「狂骨の夢」(5票)

京極夏彦「狂骨の夢」がおすすめの理由

前作同様さまざまな人間や集団の思惑や行動が幾重にも積み重なって、複雑な事件を作り上げています。その一つ一つの謎が判明していく過程が面白く、全体を通して退廃的な雰囲気がありますが、伊佐間や朱美をはじめ物語には好印象な人物が多いため、食傷気味にならずに最後まで読み進めることができます。ミステリー好きにおすすめです。(20代女性)

京極堂シリーズの第三作めにあたる作品です。おすすめしたい理由としてはやっぱり伏線の回収のうまさです。バラバラかと思う事件それぞれがまったく別々に進んでいく中で正直短編集を読んでいるんじゃないかという気持ちにさえなりました。それがみるみるうちに最終的に一つになり収束していく様子が気持ちいい。きっと一番重要なパズルのピースをすごく上手に隠しているんですね。そしてなにより妖怪などの怪奇現象を理論的に説明しきっているところがすばらしいです。一番怖いのは知らない、わからないという人間の心の隙間なんだというのがわかりやすくしっかり説明してあり当時の人たちの想像した気持ちが伝わります。ページ数が多く初めて聞く単語などもでてきますが、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。(30代男性)

京極夏彦先生の作品を初めて読んだのが、この「狂骨の夢」だった。今までいろんな本を読んできたが、一番惹きつけられたと言っても過言ではない。朱美という女、不思議な夢、海に浮かぶドクロ、怪しい宗教の集団自殺、ページを捲るたびに「次に何が起こるんだろう?何が判明するんだろう?」とどんどん先に進みたくなること間違いなし。いろんな伏線が最後には一つになり、全てが明らかになった時には、このプロセスを組み立てた京極先生に感謝したくなるだろうし、もっともっとその歴史について知りたいと思うだろう。(40代女性)

今作から登場する伊佐間、降旗などの人たちがいい味を出していて、物語の中でとても重要な役割を担っています。金色の髑髏を、手に入れるのは誰なのか。朱美という女性は、果たして二重人格なのか。精神分析、フロイトなどに興味がある人には、特におすすめです。(40代男性)

からくりのような二つの家に住む二人の女と、背徳的な宗教が引き起こす事件は、いかにも淫靡で怪しい雰囲気があります。ところが、小道具は金色に塗られた骸骨など、少々コミカル、時代が違うとはいえ、さすがに馬鹿馬鹿しいと思うものの、それすらも真剣に捉えてしまうのが、宗教の怖さなのかもしれません。(40代女性)

 

 

8位タイ.京極夏彦「絡新婦の理」(5票)

京極夏彦「絡新婦の理」がおすすめの理由

京極堂シリーズはどれも好きなのですが、一番のお気に入りが「絡新婦の理」です。
京極堂シリーズは人間の内面が生み出す「憑き物」に囚われた人々を巡るヒューマンドラマの側面が強いシリーズですが、1人の人間の悪(のようなもの)を絡新婦に例えており、複雑に絡み合う内面が生み出す憑き物ではなく、妖そのものが事件を操っています。非常に狡猾で恐ろしく、それでいてどこか潔さのようなものを感じる絡新婦が、ミステリーの悪役としてとても魅力的で、「誰がどこで間違えたのか?」「他の結末があったはずなのに」といった、宙ぶらりんな結末が多いシリーズの中にあって、爽やかにも見える絡新婦の結末がシリーズの他作品にない特別な読後感を与えてくれる作品です。(20代男性)

いわゆる百鬼夜行シリーズの5作目ですが、シリーズ通して一番お気に入りだと思っています。終わり方がきれいなのか、絡新婦の鮮やかな手口なのか分かりませんが、自分の中ではきれいに終わったなあと思っています。ただし個人的には百鬼夜行シリーズで一番好きなキャラクター関口巽がストーリーテラーとしてしか出ていないのが残念ですが。(30代男性)

女学校で起こった女学生転落死事件と町で起こっている連続目潰し魔事件を主軸に、多くの登場人物が黒幕の絡新婦によって操られ、どんどんと予想のできない展開へと転がっていきます。登場人物たちの関係性や次々起こる事件の犯人はいったい誰なのか、読むごとに疑問が増えていって、最後までハラハラしながら読める作品です。(20代女性)

始め手にした時はその分厚さに驚きましたが、一度読み始めたらページ数も全然気にならない程の面白さでした。残りページが少なくなってくるとこの話が終わってしまうのが残念で、でも先が気になってと読書好きならではの葛藤が。そして最後まで読み終えての満足感。シリーズの主要人物の殆どが出て来て活躍してくれますし、京極夏彦作品の中でも特にオススメの一冊です。(40代女性)

ミステリーなのに笑えます、そして泣けます。榎木津という探偵がとても変わり者で、登場しただけで本を持ちながらにやけてしまいました。最後の方の榎木津のある言葉で、本当に感動しました。京極堂の不思議な事などなにもないのだよという有名なセリフは、何回聞いてもしびれます。榎木津大好きな人、是非おすすめです。(40代男性)

 

 

8位タイ.京極夏彦「嗤う伊右衛門」(5票)

京極夏彦「嗤う伊右衛門」がおすすめの理由

いわゆる「お岩さん」の話なのですが、今まで聞いてきた話とは全く違う雰囲気の話で、怪談話というより恋物語という感じです。それぞれの立場からの語りによって構成されているので、結末に続いていく過程がとても物悲しく感じます。言い伝えられている四谷怪談もこんな見方ができるのかと一読の値がある一冊です。(40代女性)

四谷怪談が元になっていると思われるが、四谷怪談とはだいぶ話は違い、夫婦の深い愛情がベースとなっている。深い愛情をお互いに持っていながらすれ違う二人に対し、切なく、哀しい気持ちが湧き上がる。最期、寄り添っている二人の亡骸はかなりグロテスクだが涙が止まらなかった。恐ろしく怖い怪談ではなく、子供のように純粋で不器用な愛を貫く姿を描いた物語に感動したのでおすすめできる。(50代女性)

お馴染みの四谷怪談、なんとなくあらすじは知っていても、ちゃんと読んだことがある人は少ないと思います。そんな人にぴったりの四谷怪談京極先生バージョン。これを読めば一番怖いのは妖怪やおばけよりも人間ということが思い知らされます。(40代女性)

映画化もされている有名な作品ですが、私としては是非文章で読みたい作品です。周りに流されるように生きる伊右衛門と、そんな伊右衛門を愛してその愛ゆえに時にヒステリックに、時に自己犠牲的に振る舞う岩。「ただ愛した人に幸せになってもらいたいだけなのに」という岩の健気な愛情が、共感できるようなできないような絶妙な形で表されていく文章にとても引き込まれ、岩の気持ちを知ってか知らずかただ流されているだけに見える伊右衛門が心の奥底にずっとお岩を想っている事実に二人の関係の切なさを感じて、読んでいる間中ずっとその感傷に浸りながら物語の先を気にしてしまいます。そんなに厚い本でもないので「読むぞ!」と気合いを入れずとも手に取れる一冊なので、是非多くの人に読んでもらいたい作品です。(30代女性)

怪談のお岩さんをラブストーリーとして描いた本作。京極夏彦の作品の中では短編なので初めて京極夏彦作品を読む人におすすめです。耐える女性というイメージの岩を、気性が荒く力強く。女性を乗り換える不誠実な伊右衛門を、一途に岩を想い続ける侍に。周りの思惑が絡みおぞましい展開に進んでいくけれど、最後に残った岩と伊右衛門の愛情に物悲しさが残ります。(30代女性)

 

 

4位タイ.京極夏彦「どすこい」(6票)

京極夏彦「どすこい」がおすすめの理由

全編にわたってお相撲さんと赤穂浪士が必ず絡んでくるところがすごくおもしろいです。様々なベストセラー作品のパロディ(?)が短編としてあり、それが絶妙につながってどすこいという一つの作品になっている感じです。各章の表題から、これでもかというくらい大真面目にふざけているので、ページ数はかなりありますが、さらりと読めてしまいます。読後も爽やかでおススメです。(40代女性)

京極夏彦=難しそうというイメージを覆す作品なので読まず嫌いの人におすすめします。こんなギャグめいた作風も書けるんだという新しい驚きがあります。タイトルの通り、相撲を扱った作品です。短編集なのですが、タイトルがそれぞれ有名な作品をもじったものになっています。タイトルだけではなく、内容もパロディになっています。元ネタを知っている人も知らない人も楽しめる作品です。(30代女性)

京極夏彦と言えば妖怪ミステリーが有名ですが、これは異色と言わざる作品、その名もどすこい。もちろん読んで字のごとく「相撲」がテーマになってるのですが、お得意のミステリーではなくお笑いギャグ小説。いつものシリアスで重厚な文体に慣れてる読者にはびっくりですが、京極先生の繰り広げるギャグワールドに引き込まれること間違いなし。(40代女性)

(私が読んだのは正確には「どすこい(安)」です)京極夏彦さんの文章は映像を喚起する力が凄いですが、最も見事だと思っているのが「どすこい」です。特に一番最初の「四十七人の力士」の冒頭、要するに赤穂浪士の討入りシーンをおすもうさんにすげ替えている訳なのですが、その圧倒的な映像美!小説ですが敢えて「映像」と言いたくなるくらい自然に豊かにイメージが広がります。一冊の本としては短編連作の形式ですが、中では毒舌ドS(でも不運)な「椎ちゃん」に萌えキャラの匂いを感じます。(40代女性)

日本の有名な作品のパロディを主役をデブにして作った作品です。原作を知っていれば更に笑える小説ですが、渋い京極先生を好みならギャップに驚きます。こういうジャンルも書けるのかと感心して読ませていただきました。(20代男性)

これを書いたの、本当に京極夏彦?と何度も著者名を確認してしまうほど、普段の重厚でシリアスな作風からかけ離れたギャグ短編集です。「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」等々、各話のタイトルを見ただけでそのふざけっぷりが分かることでしょう。いつもの重苦しいストーリーを求める人には少々薦めづらいですが、これを読めば京極夏彦の幅広さ・奥深さに舌を巻くこと間違いなしです。(20代女性)

 

 

4位タイ.京極夏彦「巷説百物語」(6票)

京極夏彦「巷説百物語」がおすすめの理由

巷説シリーズの一作目です。不思議な話、怪しい噂を集めて回っている戯作者志望の百介が小股潜りの又市という小悪党と出会い、いつのまにやら怪異の内側へと足を踏み入れる……というとただの怪異譚のようですが、実はこの物語、幽霊も妖怪も怪しいものは出てきません。浮世のやりきれない出来事を裏で糸を引いて妖怪の仕業として丸く収めてしまいます。この作者は漢字が多くて話が長いことで有名ですが、このシリーズは短編連作ですし、読み始めるとぐいっと引き込まれる文体で読みやすいと思います。作者の他の作品を知っている人もはじめての人も、読んでみる価値ありですよ。(20代女性)

最初に読んだ京極夏彦さんの本で思い入れがあるのと、基本的に一話完結で読みやすいところです。最後まで読めない展開で長くなりすぎずテンポよくストーリーが進んでいくので初めて京極夏彦さんの本を読む人には特におすすめです。(20代女性)

小悪党たちが公にできない悪事を妖怪の仕業とみなし解決していく物語です。その主人公たちがそれぞれ個性的で魅力的で、文章も独特の間があり引き込まれていきます。問題が解決されてももの悲しさが残りそれが人間らしくて印象に残ります。(40代女性)

京極堂シリーズとは一味違うミステリー。舞台は江戸時代、旅先で起きる不思議な事件。妖怪の仕業かと思わせるが、そこには悲しい人間の業が。京極夏彦の本はその分厚さに驚きますが、巷説シリーズは短編小説ですのでとても読みやすいと思います。(40代女性)

難しい本というイメージと、表紙が好みでないという理由から、今まで読んだことがありませんでした。読んでみると、話がテンポよく進み、とても読みやすかったです。初心者にお勧めの本です。扱っている題材は重いです。(30代女性)

登場人物がそれぞれ一人ずつ魅力的で引き込まれそうになる世界観が好きです。御行の又市が物語の要になっていて旅の途中出会った山岡百介がその不思議な出来事に巻き込まれたりして、それを記して今現在の記録に残る妖怪、もののけの類として残っています。(20代男性)

 

 

4位タイ.京極夏彦「死ねばいいのに」(6票)

京極夏彦「死ねばいいのに」がおすすめの理由

人間の抱える矛盾や言い訳がましいところを嫌というほど実感させられます。矛盾を突きつけられているのは小説の中の登場人物のはずなのに、まるで自分にも言われているような気持ちになり、自分の生き方はどうだろうかと思わず考えさせられてしまいます。「死ねばいいのに」というショッキングなタイトルですが、作中の「死ねばいいのに」というセリフが横暴に聞こえない話術に感服します。(20代女性)

書店の店頭で見たときからまずタイトルに驚きました。衝撃的というか、これ並べて大丈夫?がまず最初の感想だったと思います。実際読んでみると、タイトルに裏切られました。自分が勝手に思い込んでいただけではあるけれど、そういう意味か……!!と震えました。ですが、確かにそうだよね、と。読んでいて楽しいわけでは決してないが、手が止まらない、そんな本でした。(20代女性)

とにかく登場人物全員が気持ち悪い。特に主人公が言葉使いも悪く、礼儀も全くない人間でその主人公にまんまと言いくるめられるサブキャラ達も中身のない空っぽな人たちばかりで読み終わった後にとても不快になる。だけど、そこがさすが京極夏彦という感じがして良い。(30代女性)

京極夏彦の本の中で死ねばいいのにが何故オススメかというと、京極堂シリーズに比べて段違いに読みやすいし、手首への負担も少ないのに何故か憑き物落としがなされているかのように錯覚出来るからです。そして、それが六人分もあるからです。(30代男性)

ミステリ色が強くなく、文体も京極氏の作品の中では易しい。うろたえたりわめく人達に向かって「死ねばいいのに」と吐き棄てる主人公からは、ごちゃごちゃ言ってないで努力しろ、という暴力的ながらも前向きなメッセージが込められている気がします。何かの決断に迷っている人の背中を押す1冊ではないでしょうか。(20代女性)

”死ねばいいのに”若い世代から使っている、深く意味も考えずに発しているこの言葉。
それが、口癖のように発したこの言葉が、物語のキーワードであり発端でもあり結末でもある。言葉に対しての考えを改めて警鐘している、ある種問題作。この小説を読んだ後には、軽々しく言葉を発せられなくなる、考えさせられる名作です。(40代女性)

 

 

4位タイ.京極夏彦「百器徒然袋」(6票)

京極夏彦「百器徒然袋」がおすすめの理由

百鬼夜行シリーズの番外編の短編集です。「鈍器」とも言われるほど分厚く情報量の多い本編に比べて、ライトでノリも軽めなので読みやすいです。本編で1回だけ出てきたキャラクターが再登場したりするのも嬉しいです。(20代女性)

百鬼夜行シリーズで魅力的な脇役であった榎木津礼二郎を中心とした番外編。短編で構成されていて読みやすいです。京極作品はボリュームが多くて躊躇している方にもオススメ出来ます。榎木津礼二郎は薔薇十字探偵社を経営していますが、相談にきた主人公にあまり親身になってくれません。でもなぜかはちゃめちゃな魅力と不思議な力で強引に予想を越えた解決をしてしまう‥そんな痛快でおもしろい小説です。(30代女性)

京極堂こと中禅寺秋彦が主人公の“百鬼夜行シリーズ”に登場する探偵・榎木津礼二郎を主人公としたスピンオフ作品で、榎木津の傍若無人ぷりに振り回される、面白くも爽快な一冊です。人の記憶を視ることができる特殊な体質となんのことだか意味不明の言動から、事件を推理するのではなく、このあと探偵が何を仕出かすのかドキドキしながら読むという、一風変わった読み味が魅力です。(20代女性)

百鬼夜行シリーズの番外編が書かれた内容の小説なのですが、実は百鬼夜行シリーズを読む前にこの小説を読みました。すると主人公の榎木津礼二郎のキャラが濃いこと。とてもコミカルにテンポよく読むことができました。百鬼夜行シリーズを読むのが大変だと思う人に入門編としてお勧めしたい一冊です。(30代男性)

京極堂シリーズでは脇役である、私立探偵の榎木津礼次郎が主人公の話です。榎木津は破天荒な性格であり、つねに周りを巻き込むキャラですが、頭脳明晰で、またある能力を持っているので、その能力で事件を解決していきます。私は京極堂シリーズよりもこちらの作品の方が読みやすく好きです。(20代女性)

京極堂シリーズのスピンオフ的作品ですが、その読みやすさは本シリーズとは段違いです。中編を集めて刊行されているため、謎も手ごろなもので、地の文もセリフもぐっと軽妙なものになっています。本シリーズの大人気キャラ、榎木津礼二郎の活躍がたっぷり読める一作です。(30代女性)

 

 

3位.京極夏彦「鉄鼠の檻」(9票)

京極夏彦「鉄鼠の檻」がおすすめの理由

仏教や禅に関する知識がこれでもかと詰め込まれているので、これ一冊を読むだけで禅宗の成り立ちやお寺での生活についてかなり詳しくなります。うんちくだけでなく推理小説のストーリーもしっかりあり、お馴染みの面々が活躍するので飽きずに読み終わることができました。(30代女性)

知識も持ったうえでそれを思考した人でないと作れない小説だと思う。禅や仏教の話で難しいが、それがオリジナリティーになっていて面白い。登場人物の行動、心境がストーリーの回すための歯車でないのもいい。分厚い本ですが、どんどん読み進められます。(30代女性)

山奥のお寺で起きる不思議な殺人事件、読者は京極ワールドにどんどん引き込まれていくと思います。仏教の歴史、殺人事件、複雑な人間関係、いろいろな点が絡まり合い、最後に一つになった時、そこにはアッと驚く、でも納得出来る結末が待っています。(40代女性)

単純に推理小説として読んでも面白いんですが、昨今我々が当たり前だと思っている事の中にある穴を上手く突いていて非常に勉強になる作品です。鉄鼠の檻では、お寺を舞台に次々と起こる怪死事件を通して、密教・仏教の成り立ち、由来や考え方、例えば座禅と瞑想の違い、悟りとは何かなど日本人でも意外と知らない事が沢山書かれているところが特におすすめです。(30代男性)

読んでいると、作品内の空気感がありありと感ぜられ、とくに序盤の描写はほかに匹敵するものを未だ見ないほど作品世界に読者を引き込んでくれる。たとえ夏に読んでいても冬の清涼な空気と雪の匂いを感じるほどの圧倒的な空気。これほどにおいを感じさせてくれる作品は珍しいため、おすすめ。(10代女性)

独特の世界観が面白いです。いろいろな宗派の僧侶が一つの場で修行するというありえない寺で起こる異様な連続殺人事件、これがいかにも京極夏彦らしくて良いです。特に一僧侶が仕掛けた心理的な檻という装置のアイデアが素晴らしいです。(40代男性)

禅がテーマになっていて専門用語もたくさん使われているので難しく感じるところもありますが、ストーリーがとても面白くて一度読み始めるとなかなかやめられません。話の中で禅について丁寧に解説しているため、知識がほとんどなくても理解することができます。登場人物一人一人に魅力があるし、最後まで予想できない展開にハラハラドキドキです。分厚い本ですが読み終わると達成感がすごいです。(20代女性)

事件に巻き込まれるのは嫌だといいながら、一人になるとウツになる性質の関ちゃんの語り口が面白い。分厚いけれど、人物がよく動いてみせるので読み進めてしまいます。殺人事件の謎解きとしては過去に比べると最もシンプル。(30代女性)

京極堂シリーズがとにかく好きです。その中でも、この話は舞台がお寺という一風変わったところであるのと、最後にその舞台が焼失してしまうという場面が好きです。京極堂の見事な憑き物落としには毎回舌を巻かれる思いになります。(30代女性)

 

 

2位.京極夏彦「魍魎の匣」(13票)

京極夏彦「魍魎の匣」がおすすめの理由

京極堂シリーズの中で個人的に一番好きなタイトルです。おすすめの理由のひとつめは、実写、アニメと様々な媒体になっていてとっつきやすく感じられる方が多い点です。理由のもうひとつは、シンプルに内容的が面白い点です。キャラクターは主要キャラから悪役、端役まで魅力的に描かれていて、前作から登場するキャラクターはさらに個性をたたせています。謎も面白い仕掛けになっています。また、随所に現れる様々なうんちくも面白いです。小説自体の長さも尋常ではないですが、読み始めたら面白くてどんどん読み続けてしまいます。おすすめです。(20代女性)

京極堂シリーズはいずれも大好きですが、本作は美少女というある意味ベタなキャラクターをキーパーソンとすることによって、本シリーズの一貫したトーンである淫靡で歪んだ妖しさがガンと際立ち、読んでいて自分の頭の中で鮮明な映像が流れたような気がします。本シリーズでは京極堂、関口、榎木津(私の一押し)、木場といったいい大人の男たちの会話の妙も楽しめますが、本作では特に榎木津とその世話をせっせとする和寅のやりとりが印象的で、悲惨な事件の最中でホッとさせられます。(40代女性)

匣の中に娘が入っているという不気味な内容の小説の一節から始まり、バラバラ事件や奇妙な病院の登場など緊張感のある場面が続きます。度々はさまれる小説の内容が本編のストーリーと徐々に合わさっていって、思わず読み進めてしまいます。京極夏彦さんの本は分厚くて最後まで読めるかどうか不安という人にも、最後までドキドキしながら読んでもらえる一冊だと思います。(20代女性)

日本推理作家協会賞に輝いたミステリー。それぞれが別々に関わりながらも、それぞれ重要部分があり、最後にはまとまるというピースのはまり具合が最高です。京極堂の過去もあり、戦争中、戦後の混乱の中苦労したことが描かれ感慨深い作品です。(30代女性)

京極堂シリーズの中でも、おどろおどろしさと美しさが入り混じった傑作です。特に印象的な美少女が登場するのですが、その魅力たるや。登場シーンは少ないものの、読者の心をぐっとつかむこと請け合いです。いつも通りの複雑な謎ですが、今作は比較的とっつきやすい構成だと思います。(30代女性)

多分これをおすすめする人は多いと思うけど、それはそれだけこの作品が面白いからだと思います。前作の姑獲鳥の夏は少し読む人を選ぶ気がするけれど、この作品は全体的にバランスが良くて、とっつきやすいと思います。ミステリー部分は若干弱いかもしれないけれど、前作を読んでなくても十分楽しめるし、恋愛要素などもあり、はじめて京極夏彦を読む人には読みやすいと思います。(30代女性)

映画にもなり難しい内容だが奥が深い内容でまた登場人物のキャラクターが個性があり面白い。また百鬼夜行シリーズの中でも本格的推理小説で最後までワクワク感はかなりのオススメ。特に京極堂に関わるキャラクターが絡み合いより楽しめる内容になっている。(50代男性)

京極夏彦さんの世界観がとても好きです。全く関係がないと思われる事件がいくつも起こり、読みながらいくら考えても答えがでない。いったいどれだけの知識があればこんなストーリーが書けるのかと驚かされます。見事な伏線回収も魅力だと思います。(20代女性)

ミステリーなんですが、かなり序盤に殺人犯の名前が書かれている。でも全く興ざめなんてしません。少女の事故、不思議な宗教家、怪しげな病院、天才外科医、全てが絶妙に絡まりあって、京極ワールドにどんどん引き込まれること間違いなしです。(40代女性)

このシリーズはすべて読みましたが、事件の謎や複雑に絡み合う人間関係など、読んでいて楽しかったです。大掛かりな施設も出てきて、現実には無理だなあ、という、小説だからこその醍醐味を味わえました。また、思春期の少女特有の心理も描かれ、こんな些細なことが事件の引き金になるんだ、というのが衝撃でした。犯人の強烈な個性も良かったです。私自身も、箱には「みっしり」詰めたいタイプなので、ういうタイプの方にはオススメかと思います。(30代女性)

この作品はシリーズ2作目となるのですが、期待を裏切らない素晴らしい本です。いつものメンバー、拝み屋、探偵、刑事、小説家たちのそれぞれの物語が最後には一つになります。匣のような建物、謎の研究所で一体なにがおこっているのか。先が気になって一気に読んでしまう事になると思います。特におすすめなのが、普段冷静な木場刑事の淡い女性への想いが、書かれている点です。(40代男性)

京極夏彦さんの本で初めて読んだ本です。文章がとても美しく、表現力に脱帽しました。最初静かに始まりますが、途中からどんどん話が繋がっていって、続きが気になってページをめくる手が止められないぐらい引き込まれました。(20代男性)

京極夏彦作品に特有のうすら寒くなるような描写がもっとも効果的に使われている作品だと思います。また、有名な作品で売れたタイトルなので、初めて読む人にとってはタイトルを知っているだけでもとっつきやすいと思います。(40代女性)

 

 

1位.京極夏彦「姑獲鳥の夏」(17票)

京極夏彦「姑獲鳥の夏」がおすすめの理由

正に京極ワールドとも言うべき世界観が素敵だからです。「この世に不思議なことなどない」と言い切る、妖怪が出てこない妖怪小説と言うのも面白い。また、スピンオフとして薔薇十字探偵社の物語も好きです。探偵が粉砕して、本屋が収めると言う図式が面白おかしい。1冊ずつそれぞれ完結しているけれど、どこかで繋がっているので、是非すべての小説を読むことをおすすめします。(20代女性)

この小説が出たとき、まだパソコン通信の時代でしたが、ニフティのホラー小説のサイトが騒然となりました。あまりにもみんなが「すごい」と書きこむので、読んでみると、やっぱりすごかったです。二十ヶ月も妊娠が続いている、というありえないことを、ありうることに変えてしまう著者の力わざに感服させられました。京極堂への坂道でのめまい、語り手の関口の少女凌辱など、幻想的なイメージもたっぷりでした。読者として、こういう小説に出会えたのは幸せでした。(60代男性)

初めて読んだ京極夏彦さんの本で、とても衝撃を受けました。最初はとても理屈的な話が続くのですが、途中から物語が展開していくと止めることができませんでした。とても緻密なので妖怪というあやふやなものをきちんと物語に組み込んでいる。京極堂シリーズの中でも比較的読みやすいのでおすすめの1冊。(30代女性)

この作品は、好みが分かれると思いますが、普通のミステリーとは違い、次々と新事実が明らかになることで、事件が解決へと向かっていく、という斬新なスタイルが魅力だと思います。とにかく文章の量がすごい。濃密で、読み手をどんどん引き込んでいく。ゾクゾクさせられっぱなしの作品です。(30代女性)

本筋の謎解きの魅力はもちろんですが、一見わき道にそれているようで実は巧妙に張り巡らされた伏線であることに気付いた時の驚きと、わき道それ自体の面白さ。強引とも思えるトリックの核心部分も、なぜか納得させられてしまう文章力の高さ。やはり京極入門はこの一冊から。(40代男性)

私が初めて読んだ京極夏彦さんの小説です。少し難しいうんちくに、最初はなかなか進まなかったのですが、いつの間にかはまってしまいました。妖怪の話がたくさんでてきますが、ちゃんとしたミステリーになっているのが読んでいてよかったです。(20代女性)

自分が絶対理解しきれていないんだろうなあという複雑怪奇な物語とその語り口。騙されているというか、丸め込まれているというか、他の小説では絶対に読めないこの世界観はおすすめです。それなのにスラスラ読めるから恐るべし京極夏彦。(30代女性)

京極堂シリーズの第一作目です。シリーズの主要人物である面々が次々と登場しては強烈な個性を発揮し、魅せられます。核となる謎(とある人物の失踪)にはとんでもない結末が用意されていて、初めて読んだ人は誰でも驚愕してしまいます。京極夏彦の魅力が詰まった一冊だと思います。(30代女性)

京極夏彦先生のデビュー作品で、しかも仕事の片手間に書いたと言うから驚き。今流行りのラノベとは比べものにならないぐらいずっしりとした文章。でもストーリーが気になってどんどんページをめくりたくなります。普通では考えられない奇想天外なミステリーで結末は本当にびっくり仰天でした。(40代女性)

昭和初期の産婦人科にまつわる不気味な噂と因縁の真相を鬱を患う小説家の関口と古本屋を趣味で営む神社の神主の京極堂が妖怪に準え解決していくのですが、すべての人物構成と謎が繋がったとき、人の執念や人の愛がどのような形で何に影響されるのかを深く考えさせられる作品で印象深かったです。(20代女性)

最初に本の構成が面白いです。冒頭にある事を詳しく説明されます。読み進めていくと、その説明された事が話の核となっています。初めてこの本を読んで、最初は説明の部分が難しかったのですが核となる部分を読んだ時の「なるほど」という感覚は今でも覚えています。一度読んでみてはいかがでしょうか?(20代女性)

妖怪姑獲鳥(うぶめ)にまつわる事件と、その謎を解き明かす古書肆兼拝み屋の”京極堂”、人の記憶が視える探偵榎木津など、ストーリーはもちろん登場人物一人ひとりが魅力的。姑獲鳥の夏から始まる百鬼夜行シリーズはどれもオススメです。(20代女性)

京極堂シリーズの印象深い第一作。京極ワールドに一気に引き込まれる作品です。読めば読むほど、それこそ眩暈がするような世界に落ちます。ここから始まった物語を忘れることはできません。キャラクターの灰汁の強さに押されつつ、ミステリーにはまった作品です。(30代女性)

とにかく初めてこの本を読んだときは、衝撃を受けました。まず登場人物のキャラが非常に濃いです。京極堂の長い薀蓄、榎木津破天荒な行動、関口のとんでもない負のオーラなど一人一人が個性溢れています。時代設定が現代ではありませんが、逆にそこが面白く感じます。シリーズ作の第一弾なので、この本から読むのがおすすめです。(40代男性)

京極さんのデビュー作で人気シリーズの一作目です。手で持っているのが辛くなるほど分厚い作品が多い中、短めの作品なので読みやすいと思います。初めて呼んだときは今まで読んだことがない文章で面白くて、読み終わってすぐに最初から読み始めたのを覚えています。(30代女性)

百鬼夜行シリーズの第1弾となる作品で、映画化もされている作品です。作者独特の言い回しで引き込まれます。主格となる、中禅寺の話し方が癖があって自身の強い世界観がある人物と関口の対比したおどおどした性格のやり取りが面白いです。実際は関口がちょうど良い緩和剤になっていて中心になっているので、なくてはならない人物です。読めば読むほど引き込まれます。(30代女性)

最初は友人に電車で読むと筋トレ代わりになるよと薦められて読み始めました。しかし、こんなに分厚い本で、こんなにぎっしりと書かれてあるのに、何ひとつ無駄がないという印象を持ちます。薀蓄部分も知らいないことがたくさん書かれており、非常に面白いです。(30代男性)

 

 

1票入った京極夏彦おすすめ作品も紹介

せっかくなので1票入った京極夏彦さんのおすすめ作品も紹介します。面白い作品ばかりですので、ぜひ読んでみてください。

 

京極夏彦「いるのいないの」

京極夏彦「いるのいないの」がおすすめの理由

絵本なんですが、京極夏彦さんが書いているので読んでみました。面白かったら、子供にも、ちょっと怖い絵本だよと読んであげようと思いました。短いお話なんですが、すごく怖かったです。ラストが印象に残って、読んだ後も怖い絵本でした。(30代女性)

 

 

京極夏彦「ルー=ガルー」

京極夏彦「ルー=ガルー」がおすすめの理由

京極夏彦が書いたという納得感もありながら、少女たちが話を回していくという児童文学に近しい部分に新鮮さを覚える。また設定として、読者から公募で集めたものを集約した近未来的世界観であり、当時としては端末で個人が社会と繋がることがまだピンと来なかった。しかしおおよそ10年の時を経て第2巻が出たとき、スマートフォン、つまり端末で人と社会が繋がるものとなっていた。いわゆる世界観としてはよりリアルに寄ってきて、SF感が薄らいだものであったにも関わらず、作品としてこれは近未来SFちっくであり、やはり新鮮で胸躍るものであったと感じている。(20代女性)

 

 

京極夏彦「厭な小説」

京極夏彦「厭な小説」がおすすめの理由

ドラマ「世にも奇妙な物語」で映像化された「厭な子供」という作品をはじめとした、数々の厭な、後味の悪い短編小説を掲載している本です。家の中で突然現れては消える不気味な子供に悩まされる夫婦の話、認知症の姑に精神的に追い詰められる主婦の話、彼氏の大嫌いなグリンピースをあらゆる料理に入れてくる彼女の話などなど、どこか現実に起こりそうなモヤモヤとした一冊です。(20代女性)

 

 

京極夏彦「旧談」

京極夏彦「旧談」がおすすめの理由

江戸時代の怪談本を京極夏彦さんが現代風にわかりやすく描き変えたものです。短編なのでとても読みやすく面白い。江戸時代のお話なので科学的な説明があるわけではなく、全て伝承のお話だが、想像力が働かされてなかなか怖いです。(30代女性)

 

 

京極夏彦「虚実妖怪百物語」

京極夏彦「虚実妖怪百物語」がおすすめの理由

政府は妖怪撲滅を宣言し、妖怪ばかりか娯楽全てを敵視する世相となった日本は殺伐とした相互監視社会になってしまう。最後は妖怪大戦争状態で、アニメ、特撮なんでもありのカオス状態で凄いのだが、最後はちょっとホロリとした。(30代女性)

 

 

京極夏彦「邪魅の雫」

京極夏彦「邪魅の雫」がおすすめの理由

京極堂シリーズについてはそれも大好きで、本作を読むまでは『絡新婦の理』がピークだったが本作でまた面白さが復活してきた感じがしました。本シリーズの登場人物の中で私は脇役の華麗な探偵・榎木津礼二郎がとにかく大好きなのですが、本作では彼の意外な一面も描かれていたので、榎木津ファンにとって堪らなかった。特に最後の台詞…! 本シリーズが好きな理由の一つには、男同士の関係の描かれ方が挙げられます。京極堂、関口、榎木津、木場ら男たちの淡白だけど実は厚い関係がとっても魅力的なのです。女性である自分としては手に入らない関係なので実に羨ましいと思っています。(40代女性)

 

 

京極夏彦「数えずの井戸」

京極夏彦「数えずの井戸」がおすすめの理由

この本を読んで、私もいつも足りてない気がした。褒められたりない気がするし、確認したりない気がする。世の中がつまらない、そして私は愚問で鈍感だと。登場人物が全員当てはまる気がした。菊さんのように、あぁ空が綺麗だなと思って空を見上げられたらいいなと思った。(30代女性)

 

 

京極夏彦「西巷説百物語」

京極夏彦「西巷説百物語」がおすすめの理由

登場人物それぞれがみんな味があり、その味がまた良い。今回は西の話だけれど、新しい人物に加え、ちゃんとおなじみの立役者たちも出てきます。どの話も一筋縄にはいかない複雑怪奇でありながら純粋ですとんと胸に落ちてくる読後の爽快感が良かった。(30代女性)

 

 

京極夏彦「前巷説百物語」

京極夏彦「前巷説百物語」がおすすめの理由

人気の巷説百物語シリーズ。法で裁けぬ悪を斬る必殺仕事人の体裁を保ちつつ、その在り方に当人たちが悩むようになるというミステリーにおける後期クイーン問題のようなテーマで踏み込む。本の厚みに見合った重厚な主題だった。(30代女性)

 

 

京極夏彦「覘き小平次」

京極夏彦「覘き小平次」がおすすめの理由

こちらもお馴染みの怪談をベースに京極先生が新たに書き下ろしたもので、タイトル通り主人公が押入れに引きこもりずーっと奥さんを覗き続けるのというもの。お化けが出てくるわけでもなく、怖い事件が起こるわけでもなく、ただ覗くという行動がとても恐ろしく不気味で、あっという間に京極ワールドに引き込まれてしまいます。(40代女性)

 

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