【2019年】スティーブン・キングおすすめの本ランキングTOP7

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【2019年】スティーブン・キングおすすめの本ランキングTOP7

もともとホラー小説が好きなので、それをきっかけとして、中学生の頃からキングにはまりました。その後、映画「スタンド・バイ・ミー」の原作者であることを知り、ホラー小説だけではなく、幅広い分野での表現力をもつところに魅力を感じました。スティーブン・キングさんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。

 

 

第7位.スティーブン・キング「深夜勤務」

スティーブン・キング「深夜勤務」がおすすめの理由

スティーブン・キングの初期の短編小説集です。今読むと、少し古い(パソコンも登場しないし、出てくる機械などの小道具とかに時代を感じます)のですが、どの短編も、キングらしい、ホラーの要素がいっぱいです。短編集なので、通勤・通学の時間に少しずつ読むことも可能ですので、オススメです。収録されている作品は、「地下室の悪夢」「灰色のかたまり」「やつらはときどき帰ってくる」「人間圧搾機」「呪われた村<ジェルサレムズ・ロット>」などなど。タイトルだけで、グッと興味がわいてきます。どの作品もキングらしさ抜群で、誰もがもっている恐怖をシンプルな言葉で表現してくれています。ハズレなしの短編集なので、初心者の方におすすめです!ただし、夜寝る前に読むのだけは、避けておいた方が無難かも…子ども時代に戻ったかのように、暗闇が怖くなるので。

 

 

第6位.スティーブン・キング「幸運の25セント硬貨」

スティーブン・キング「幸運の25セント硬貨」がおすすめの理由

キングの中でも、どちらかといえば新しい短編集です。「なにもかもが究極的」「道路ウィルスは北に向かう」「ゴーサム・カフェで昼食を」「幸運の25セント硬貨」等、全部で7編が収録されています。この中でも、「道路ウィルスは北に向かう」「ゴーサム・カフェで昼食を」の2編がオススメ。というか、この2編だけで、この1冊分の価値があるのではないかというくらいです(他の作品も好きなのですが、好みはかなり分かれると思います)。「道路ウィルスは北に向かう」は、キングの短編の中でも、5本の指(いや、3本の指)に入るのではないかというくらい、恐ろしく不気味な作品です。これを読むと、私は一人でお風呂に入れません。「ゴーサム・カフェで昼食を」は、これまたキングの真骨頂ともいえる作品です。お化けなんかよりも恐ろしい、血なまぐさい事件なのですが、私は最後の夫婦の会話が何よりも怖かったです。

 

 

第5位.スティーブン・キング「ゴールデンボーイ」

スティーブン・キング「ゴールデンボーイ」がおすすめの理由

収録されているのは、「塀の中のリタ・ヘイワース」「ゴールデンボーイ」の2編ですが、どちらも読みごたえのある作品で、本当におススメです。どちらも映画化されている有名な作品ですが、特に「塀の中のリタ・ヘイワース」の映画化作品は、「ショーシャンクの空に」というタイトルで、非常に高い評価を得ています(映画もみましたが、素晴らしい作品です)。小説で読むと、また一味違うので、映画ファンの方にもおすすめです!どちらの作品も、とくに幽霊や悪魔といった超自然的な存在は出てこないので、その分、夜でも安心して読めます。しかし、「ゴールデン・ボーイ」は幽霊や悪魔とは違う意味で、とても恐ろしい作品に仕上がっています。キングは、人間の心の暗部に存在する、恐ろしい存在を分かりやすく表現し、私たちに明らかにしてくれる、素晴らしい作家なのだと実感できる作品です。

 

 

第4位.スティーブン・キング「スタンド・バイ・ミー」

スティーブン・キング「スタンド・バイ・ミー」がおすすめの理由

収録されているのは、「スタンド・バイ・ミー」「マンハッタンの奇譚クラブ」の2編です。どちらも、死体は登場しますが、悪魔や幽霊は登場しません。ですので、夜に読んだとしても、全く問題ないと思います。「スタンド・バイ・ミー」は言わずもがな、映画化されてとても有名ですが、原作の方が私は好きです。少年時代へのノスタルジー、少年たちの抱える各家族への思い、少年だからこその友情など、その魅力は表現しつくせません。ですので、一度、読んでみてください。絶対損はしません。最後は泣いてしまうと思います。「マンハッタンの奇譚クラブ」も、魅力ある作品です。気概をもつ女性の素晴らしさ、人生の奇跡が、キングらしく表現されています。ネタバレかもしれませんが、ハッピーエンド的な結末なので、安心して読めるというのも高ポイントです。

 

 

第3位.スティーブン・キング「トウモロコシ畑の子どもたち」

スティーブン・キング「トウモロコシ畑の子どもたち」がおすすめの理由

表題の「トウモロコシ畑の子どもたち」の他、「超高層ビルの恐怖」「芝刈り機の男」「禁煙挫折者救済有限会社」「花を愛した男」などが収録されています。「深夜勤務」と同じ時代に書かれたものなので、少し古めかしいのですが、キングのセンスはやはり最高で、今読んでもとても面白いです。特に、表題作となっている「トウモロコシ畑の子どもたち」は白眉で、ホラー小説家としてのキングの才能が、遺憾なく発揮されています!この短編集は、作品によっては夜に読むのをやめておいた方が良いです。その他の作品もとても魅力的で、「超高層ビルの恐怖」や「禁煙挫折者救済有限会社」などは、日常的な場面が、ふとしたきっかけで非日常(少なくとも、私の感覚で…)になる恐怖というのが、すごく魅力的です。他にも、幽霊や悪魔が出てきますので、気分によってたくさん楽しめる一冊になっています!

 

 

第2位.スティーブン・キング「シャイニング」

スティーブン・キング「シャイニング」がおすすめの理由

キングは短編集が魅力的なのですが、それでも素晴らしい長編小説を残しています。その中でのお気に入りの一つが、「シャイニング」です。一言で言って、本当に怖い。そして、登場人物のすべてが、それぞれの個性・魅力をもっていきいきと描かれており、読み手を飽きさせません。キューブリックが手掛けた「シャイニング」が映画作品として有名ですが、原作とはあまりにもかけはなれているので、映画を見たよと言う人にも、ぜひ読んでほしい作品です。主人公・ダニーの父親に対する愛情、父・ジャックのダニーに対する愛情、ダニーの母・ウェンディの成長、ハローランとの友情…そして、「オーバー・ルック」のもつ魔力の恐怖。一言で言うと、雪の世界で孤立した親子3人が、ホテル(オーバー・ルック)にとりついた幽霊たちに襲われる、という話なのですが、その魅力たるや、一言で表せません。長編ということで尻込みしてしまうかもしれませんが、飽きることなく読めると思います。ただし、夜の読書にはご注意!

 

 

第1位.スティーブン・キング「IT」

スティーブン・キング「IT」がおすすめの理由

個人的には、キングの金字塔だと信じています。数あるキング作品の中でも、ダントツで面白い作品です。文庫本だと、全部で4冊となっている超長編(?)作品ですが、飽きずに読める小説です。幽霊や悪魔と言ったホラー要素に、「スタンド・バイ・ミー」的な要素がミックスされており、キングファンとしては、大変魅力的な作品になっています(少年時代の描写は、「スタンド・バイ・ミー」よりもこちらの方がより魅力的だと思います)。ホラー要素もたっぷりで、血なまぐさい表現がふんだんにあり、夜に読むのはおすすめしません。が、好きな人にはたまらないと思います。映画化されている作品でもありますが、小説の方が、よりのめり込めると思います。ホラー要素が強いのですが、友情や愛情など、あたたかいもので救われますので、読後感は意外と(?)さわやかです。夏が舞台なので、夏休みの読書のお供にいかがでしょうか。

 

 

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