【2019年】小沢健二おすすめの曲ランキング10

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【2019年】小沢健二おすすめの曲ランキング10

天才ゆえの狂気を、あますことなく感じさせてくれるアーティスト。素晴らしい音楽を作り続けているアーティストは多いですが、ここまで洗練されていて、あふれんばかりの狂気を感じさせていて、なのに微笑みに満ちているアーティストは唯一無二の存在です。世界に誇れる、日本の環境を世界に伝えたくなる音楽性です。

 

 

第10位.小沢健二「春にして君を想う」

小沢健二「春にして君を想う」がおすすめの理由

この歌を聴いていると、人生の幕引きについて深く考えさせられます。そもそも「春にして君を想う」は、すでに当時は公開されていた映画の作品名でしたから、同じような世界観を想像せずにはいられませんでした。美しくも残酷な自然の前に、朽ちていくだけの命の儚さと愛おしさを考えさせられる映画でした。小沢健二は日本で、当時の時代のゆっくりと朽ちていくような腐敗のリズムを表現していたのではないかと今でも考えさせられ続けています。あまり人には教えたくないけれども、知っている人とは初対面でも話が弾んでしまう曲です。春を連想するイメージもあるのですが、なにもかもが終わっていくような違和感と不愉快さも感じさせてくれるため、小沢健二の感性の深みに驚愕します。

 

 

第9位.小沢健二「ある光」

小沢健二「ある光」がおすすめの理由

自転車に乗って風に吹かれながら口ずさんでしまいたくなるメロディーですが、歌に込められているのは痛みや感傷性だと考えられるので、一緒になって歌うことでこちらの気持ちが癒されていくような自然さを感じてしまいます。聴いて癒される歌もあるのでしょうが、この歌は一緒になって口ずさむことで癒されるのがポイントです。人それぞれに抱えている悲しみやツライ経験は違うと思いますが、同じ歌を口ずさむことで集団催眠のように癒されていくのではないでしょうか。小沢健二は渋谷系の王子様と呼称されることが多かった時代に、宗教性と教祖感をビシビシと感じられる音楽です。当時の時代が、どこか宗教との関連が深かったために、つい結びつけてしまいたくなるのかもしれませんが、だからこそ新しい時代に別の解釈で聴かれると良いのではないかと考えています。

 

 

第8位.小沢健二「指さえも」

小沢健二「指さえも」がおすすめの理由

ゆったりとしたリズムなのに、勢いよく跳ねている感じがする音楽性が特徴的です。歌唱も肩の力を良い意味で抜いてリラックスしているようです。テレビで見たときに、ブラックなステージでピンポイントに照明を浴びながら歌っている彼の姿には狂気を感じました。静かなる狂気であり、ハーメルンの笛吹きのような雰囲気も感じて怖くなったのを覚えています。別の場所で、背景として照明が浮かびあがらせていたのは、ピエロたちのようなダンスチーム。輪になっていたのでしょうか。和やかさにも似ているのですが、心が切り刻まれてしまうような繊細さと獰猛さを感じずにはいられませんでした。何回も繰り返して聴きながら、自分も一緒になって口ずさんでいたのですが、ありがちなようでいて唯一無二のメロディーラインなのかもしれないなと考えさせられました。なにかに似ているようだから和むことができて、なににも似ていないからこそ不安になるのかもしれません。こっそり恐怖感を静かに感じたい夜に、ヘッドホンで聴きたくなります。

 

 

第7位.小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」

小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」がおすすめの理由

手紙を書いたり、もらった手紙を繰り返し何度も読むのが好きな性格なので、この曲を聴いていると友達から手紙をもらったときのような感覚になります。旅行先や留学先、最近だと移住先からの友人知人からの手紙をもらったときに、自然にこの歌が聞こえてくることがあるくらいです。なぜなのか分からないけれど、気になって仕方なくなった聴いてしまう、ということが小沢健二の曲にはあるのですが、ぼくらが旅に出る理由の歌には明確な理由があるのかなと感じています。一緒に行動していなくても、同じ場所に行ってみたいと感じることって、世の中には多々あるからです。誰かと同じ景色を、別の場所で別の時間に眺めていることの喜びと、伝えたくなる衝動。この歌を聴いていると、とにかく言葉が見つからなくても自分の今の気持ちを誰かに伝えたくなって仕方なくなります。

 

 

第6位.小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」

小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」がおすすめの理由

東京の街で、舗道を歩き名が風を頬に感じつつ、ひたすら歩いて行くときのテーマソングになります。この歌がリリースされた当時は、うろ覚えだったのですが、何度も脳内再生しながら延々と舗道を歩き続けていたのを覚えています。素敵な曲には違いないけれども、大ヒットするタイプの歌ではないよなあなんて生意気に批評しながら、いつも聞いていました。だからこそこの歌を好きな人と会うと、わかる日とはわかるんだなと、やはり生意気に自分でも思っていたので、じわじわとヒットしていくのを感じながら、これから楽しい時代が来るに違いないと、希望を持っていたんだなと思い出します。思い出が浸みこんでいるナンバーなのですが、いま聴いていても古臭くないので軽く聴き流せるのが魅力的です。

 

 

第5位.小沢健二「痛快ウキウキ通り」

小沢健二「痛快ウキウキ通り」がおすすめの理由

小沢健二らしい歌だなと思う一方で、ついにこういう歌が生き生きと感じられる時代になったんだなと実感したのをハッキリと覚えています。ヒットソングにありがちなマイナーな雰囲気ではなく、だからといって元気づけられる感じともちょっと違って、不思議な躍動感とお洒落な雰囲気がしていました。洋楽っぽいと言うと語弊があるかもしれませんが、日本語で歌われているけれども洋楽の世界でも違和感なく聴き流せる音楽だなと感じていました。いまでもあか抜けた感じで聴くことができます。歌詞に描かれている世界観は物語性に富んでいて、しかもコミックを読んでいるかのような想像力を駆り立てられます。特別な世界を描いているのに、特別な感じがしないので、自分も違和感なく溶け込んでいけるような錯覚をしてしまいます。魔法がかっている名曲です。

 

 

第4位.小沢健二「ラブリー」

小沢健二「ラブリー」がおすすめの理由

いまでも音楽番組で流れてくることがありますので、想像以上に世間に受け入れられている名曲なのでしょうが、私にとっては個人的に勇気づけられた名曲なので不思議な感じもします。高学歴の小沢健二がラブリーを歌う姿は、ある意味で世間の常識や価値観を揺るがす存在だったからです。何かを強く主張しているわけではないけれども、ひたすらハッピーでラブリーな世界観をストレートな言葉で歌い演奏する姿は、闘っているなあと感じながら観ていました。もちろん今は、闘っているというよりも、音楽を楽しんでいるような感じが強いのですが、当時は、このラブリーが鋭くて尖っていて、最先端な楽曲に感じられました。世間体や親の命令と戦っている人に、伝えたい元気の出る名曲ですよ。

 

 

第3位.小沢健二「今夜はブギー・バック」

小沢健二「今夜はブギー・バック」がおすすめの理由

スチャダラパーとの競演が素晴らしい文句なしの名曲であり、SF的な楽曲です。なにしろ未来のとある時代を想定して、ヒットソングという仮定で演奏される物語性が強い楽器くょくなのに、違和感なくて問題もなく耳と体に馴染んできます。リリースされた当時は、とても緩く感じたのですが、緩いだけではないグルーブ感を時代の変化と共に実感できるようになりました。まさに時代を超えて、どんどん名曲になっていったと感じています。録音は同じままなのに、どんどん音楽が洗練されていくようにすら感じてしまうからです。スチャダラパーのバージョンのほうが、当時はラップやヒップホップの最先端な感性とマッチしていて聴きやすかったのですが、21世紀に入ってからは小沢健二の歌が多いバージョンの方がめちゃくちゃカッコよく感じられてしまいます。ほんとうにヒット曲になってしまったのが、神かがっています。

 

 

第2位.小沢健二「戦場のボーイズ・ライフ」

小沢健二「戦場のボーイズ・ライフ」がおすすめの理由

狂気と不安が満ち溢れていた当時の時代とマッチして、すさまじく感動したのを覚えています。歌詞も、世界観も、もちろん音楽も素晴らしくて、神曲そのもの。のちに小沢健二がブラックミュージックのテイストを感じさせるようになる、その最高潮の完成度です。モータウンサウンドにも通じるものがあるし、ヒップホップの要素も含まれていますし、なによりも日本のロックンロールの名曲に対するオマージュのようにも聴けるので、一曲で何種類もの楽しみ方を、味わえます。仮面舞踏会のような仮想した者たちの宴のような雰囲気も漂わせているので、実を言うと今しっかりと聴こうとすると恥ずかしくも感じられてしまいます。恥ずかしすぎて嬉しくなる神曲です。スピーカーから出しても良いのかなと戸惑いながらも、いまでも小さなシングルCDで再生して聴いています。

 

 

第1位.小沢健二「カローラIIにのって」

小沢健二「カローラIIにのって」がおすすめの理由

ギターを弾きながら歌う姿は、フォークシンガーとは違いますよね、なんていうかお洒落でカッコ良くてスマートでインテリっぽくて、だけどどこか反骨精神があふれ出していて、どうしようもなく狂気すら感じさせるのです。なのにこの歌に関しては、一切の煩悩も希望も闘争心も感じられないのが不思議です。癒されるというか、風が吹いている屋外で自然に佇んでいるようで、音楽を聴いているというよりも、環境そのもののような感じがしています。音楽というよりも、環境です。建築や科学に近いというか、音楽そのものが環境と一体化して融合してしまったかのようです。時代とも融合して、現代の日本に染まりきっている音楽です。自動車の商品名を歌にしていますが、宇宙と一体化できるナンバーだと考えています。

 

 

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