- 冒険小説おすすめ
- 1.パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」
- 2.宮部みゆき「ブレイブストーリー」
- 3.ジュール・ヴェルヌ「十五少年漂流記」
- 4.時雨沢恵一「キノの旅 -the Beautiful World-」
- 5.アンディ・ウィアー「火星の人」
- 6.村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
- 7.ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」
- 8.筒井康隆「旅のラゴス」
- 9.ジュールベルヌ「15少年漂流記」
- 10.村上春樹「1Q84」
- 11.西尾維新「jojo’s bizarre adventure over heaven」
- 12.トマス・ピンチョン「V.」
- 13.雲国斎「あの世で聞いたこの世の話」
- 14.高野秀行「アヘン王国潜入記」
- 15.ブリアンペロー「アモスダラゴン」
- 16.白米良「ありふれた職業で世界最強」
- 17.谷恒生「エベレストの虹」
- 18.前田司郎「ガムの起源 お姉さんとコロンタン」
- 19.ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」
- 20.水野 良「グランクレスト戦記」
- 21.貴志祐介「クリムゾンの迷宮」
- 22.高橋 源一郎「ゴ-ストバスタ-ズ 冒険小説」
- 23.前田司郎「ジ、エクストリーム、スキヤキ」
- 24.スティーヴン・キング「スタンド・バイ・ミー」
- 25.神坂一「スレイヤーズ」
- 26.ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界」
- 27.茅田砂胡「デルフィニア戦記」
- 28.北杜夫「どくとるマンボウ航海記」
- 29.辻仁成「ニュートンの林檎」
- 30.伊藤計劃「ハーモニー」
- 31.マークトウェイン「ハックルベリーフィンの冒険」
- 32.ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
- 33.堂場瞬一「バビロンの秘文字I」
- 34.ダグラス・クープランド「マイクロサーフス」
- 35.小林エリカ「マダム・キュリーと朝食を」
- 36.トマス・ピンチョン「メイスン&ディクスン」
- 37.いしいしんじ「よはひ」
- 38.内田 健「異世界チート魔術師」
- 39.かんべむさし「宇宙の坊っちゃん」
- 40.宮部みゆき「英雄の書」
- 41.灰色サレナ「家族で転生!今度こそ幸せに!」
- 42.西村寿行「回帰線に吼ゆ」
- 43.鈴木光司「楽園」
- 44.宮部みゆき「蒲生邸事件」
- 45.立原正秋「帰路」
- 46.トマス・ピンチョン「逆光」
- 47.荻原 規子「空色勾玉」
- 48.小野不由美「月の影 影の海」
- 49.藤田宜永「鋼鉄の騎士」
- 50.風野真知雄「妻は、くノ一」
- 51.小沢章友「三国志(青い鳥文庫版)」
- 52.J.R.R. トールキン「指輪物語」
- 53.田中光二「失われたものの伝説」
- 54.トマス・ピンチョン「重力の虹」
- 55.ロバート・R・マキャモン「少年時代」
- 56.志賀直哉「城の崎にて」
- 57.神永学「心霊探偵 八雲」
- 58.貴志祐介「新世界より」
- 59.沢木耕太郎「深夜特急」
- 60.ロバートハリス「人生の100のリスト」
- 61.高田大介「図書館の魔女」
- 62.アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ「星の王子さま」
- 63.上橋菜穂子「精霊の守り人」
- 64.ヨナス・ヨナソン「窓から逃げた100歳老人」
- 65.ロバート・A.ハインライン「大宇宙の少年」
- 66.猫子「転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~」
- 67.はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」
- 68.佐藤 賢一「二人のガスコン」
- 69.ハーマン・メルヴィル「白鯨」
- 70.荻原規子「白鳥異伝」
- 71.東野圭吾「分身」
- 72.椎名誠「冒険にでよう」
- 73.リービ英雄「模範郷」
- 74.森見登美彦「有頂天家族」
- 75.村上春樹「羊をめぐる冒険」
- 76.ジャック・ケルアック「路上」
冒険小説おすすめ
1.パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」
冒険小説パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」がおすすめの理由
羊飼いの少年が夢に見た宝物を探す冒険の旅。 夢を信じること。前兆に従うこと。何かを強く望めば宇宙の全てが協力して実現するということ。アルケミスト=錬金術師に導かれる旅は巡り巡って思いも寄らぬ場所に辿り着く。不思議な言葉「マクトゥーブ」の意味にある通り、全ては始めから決まってたことなのだ。(40代男性)
日本語翻訳がもともと日本語で書かれたものなんじゃないかと思う程読みやすいです。ストーリーも息をつく間もないほどワクワクしっぱなしで進むので何度でも一気に読めるのます。終わり方もすっきりするので読書だけれどストレス解消になります。(30代女性)
「アルケミスト 夢を旅した少年」初めて呼んだ冒険小説でした。友人が大好きな本でもらいました。読み始めると、自分も小説の中に入っていきました。まるで、アルケミストのようです。旅をしている気持ちになる大切な愛読書です。おすすめの一冊です!(40代女性)
他人に不可能だと言われてしまった事でもあきらめずに努力をすれば時に叶う事もあるという希望の光を見せてくれる作品です。錬金とは何かというそういうファンタジー要素は多くはないが、神秘的なこと宗教的なことも出てくるので大人が十分楽しめる小説です。(30代女性)
夢のお告げにしたがって宝探しに出たスペインの羊飼いの少年の、様々な冒険が映し出されている作品になります。旅先で出会った数多くの人たちとの触れ合いが、主人公を成長させていく様子には心温まるものがありました。(30代男性)
2.宮部みゆき「ブレイブストーリー」
冒険小説宮部みゆき「ブレイブストーリー」がおすすめの理由
主人公の少年、亘が壊れてしまった家庭を修復するため異世界を旅する物語です。お父さんが家を出ていく理由や描写がリアリティがありすぎて、読んでてとても辛くなります。ただ登場人物が魅力的で、旅の途中はあまり悲しいシーンはないため、子供にも読みやすい1冊になっていると思います。(20代女性)
有名作家宮部みゆきが書く少年の勇気の冒険の物語です。アニメなどにもなっています。異世界的な世界で剣を持ち成長していく主人公の成長がとても熱くて、応援したくなります。がっつり冒険したいときにはおすすめの冒険小説です。(20代女性)
ひどく難解でシビアな問題にぶつかっていく子供の成長です。映画にもなっている本作ですが、映画が少年漫画のようなファンタジーならば原作はダークファンタジーともいうべきもの。主人公であるワタルは、父親の不倫を機にめちゃくちゃになった家族を取り戻そうと異世界の世界に飛び込みます。この父親の不倫というのがファンタジーには似つかわしくないほど生々しく汚く書かれています。そして、実際に彼らが訪れた異世界も差別や戦争、人柱など、明るいとは言えない問題に溢れています。人の心の闇を描き、それに向き合うことで成長していく少年の姿は子供だけでなく大人にもメッセージを伝えます。(20代女性)
長編冒険ファンタジー物語であるのに内容がブレずに最後まで時間を忘れて読めるストーリーの分かりやすさは子供〜大人まで読みやすくなっているところや、また登場人物たちが少ないため覚えやすく読みやすいところがオススメする理由です。(20代女性)
3.ジュール・ヴェルヌ「十五少年漂流記」
冒険小説ジュール・ヴェルヌ「十五少年漂流記」がおすすめの理由
夏休みに船に乗って旅行を楽しむつもりでいた少年達。ところが嵐に巻き込まれて着いたのは見知らぬ土地。助けが来るまで生きのびなければ、と力を合わせて少年たちは生活していく。その生活の様子がすごい。大統領なるリーダーを選んだり、現地に自分達で名前を決めたり、などなど。大人が読んでもわくわくドキドキを味わえる、冒険小説の金字塔とも言える作品です。(30代女性)
この小説を読み終わると頑張ろうという気持ちになります。漂流した無人島での生活は、非日常なサバイバルでワクワクします。皆で力を合わせて生活をし、様々な苦難を乗り越えながら子供たちが成長する過程で、自分も成長したい頑張りたいという気持ちになれる小説です。(20代男性)
10歳そこそこ~15歳の男の子達が、無人島に流され先に漂着して亡くなった人の遺産を引き継ぎつつ逞しくサバイバルをする話です。 実際の植生や動物が登場していて、小説なのにリアリティがある一方、銃器や投げ道具の扱いなど今では考えられないことも興味深いです。 ニュージーランドの入植者の大半が子弟のため、人種がバラけておりそれに伴う確執も織り混ぜられていますし、マオリ族の少年に対するナチュラルな差別意識も伺い知れ、考えさせられます。 最後に悪漢どもが登場し、彼らに捕まっていた大人と協力し合い勝利するまでの過程が急展開でドキドキします。(30代女性)
4.時雨沢恵一「キノの旅 -the Beautiful World-」
冒険小説時雨沢恵一「キノの旅 -the Beautiful World-」がおすすめの理由
ライトノベルなので、サクサク読みやすく、どこか遠い所へ行きたいなぁと、ちょっぴり疲れちゃった人にオススメです。 この小説には、様々な国が登場します。 最新巻からの引用ですが、人間の国、仲の悪い国、海のない国など、どのお話も楽しいです。(30代女性)
キノとモトラド(二輪車)のエルメスが様々な国を旅する話です。 それぞれの国の人たちは、それぞれの価値観や文化を持っています。 その中には、一見理想的な国もありますが、実際にその国に滞在していると、様々な面が見えてきます。 キノ達が旅をする国はファンタジーではありますが、本音がわかるということの怖さ、子どもを育てるということ、便利であれ機械に頼り過ぎるとどうなるのか、といった現実的な問題を感じさせられます。(30代女性)
5.アンディ・ウィアー「火星の人」
冒険小説アンディ・ウィアー「火星の人」がおすすめの理由
今の状況に絶望するより、音楽でも聴きながら今出来ることをやろうぜ!(だけどディスコは勘弁な!) 主人公マーク・ワトニーが何しろ前向きで素晴らしい 火星にひとりぼっちという状況にもかかわらず今できることをやろう!という超前向きな精神で困難に立ち向かう。 また、彼を救出するために地球でも必死になって救おうとする技術者たちの物語。 下手をすると地球側の人間のほうが精神すり減っているんじゃないかというワトニーの前向きさを見習いたい(40代男性)
化学の知識がないので分からないが、火星で本当にこんなことが可能なのだろうか?とりあえず、科学が大切ということは分かった。ジャガイモをひたすら食べて生きのびる。終始暗い話かと思ったら、主人公はポジティブで、面白い話がちりばめられていた。(30代女性)
6.村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
冒険小説村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」がおすすめの理由
初めて読んだときの衝撃といったらありませんでした!現実世界と影の世界が同時進行して行くニ局面型小説。 何気ない現実世界では、表現されるカラーから想像が色鮮やかに広がっていき、影の世界では、影と言われる程、モノクロのグレーの埃っぽさが広がる感じが、何十年も前に手にしたにも関わらず、イメージが崩れず消えないまま脳裏に焼き付いている。村上春樹の独創的な世界に引きずり込まれる一冊です。(40代女性)
城壁に囲まれた架空の世界と現実世界がパラレルワールドとなり物語が進行します。ファンタジーらしいキャラクターと普通の主人公、突飛な展開と現実世界の描写が入り交じり、ワクワクしながらあっという間に読めます!村上春樹は難しそうだからと敬遠している人にもおすすめです。(20代女性)
7.ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」
冒険小説ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」がおすすめの理由
無人島に取り残された少年達が行き抜く様子を描いた長編小説です。「互いに協力しあって困難を乗り越える」というきれいなフィクションと違い、仲違いが始まり対立し互いに殺しあう関係にまで悪化してゆく様子は、陰惨ですがリアルさが感じられました。(30代男性)
単なる子供達が漂流してそこで力強く生き抜く物語かと思えば、全く違う。 綺麗で純粋な冒険物語ではなく、人間同士の醜さ、ずる賢さがきちんと描かれており、まるで 社会の縮図を見ている感じになる。最後の子供に対する大人の言葉も最高に皮肉がきいていて面白い。(20代女性)
8.筒井康隆「旅のラゴス」
冒険小説筒井康隆「旅のラゴス」がおすすめの理由
人類が高度な科学技術や文明を失ってしまった近未来に、不思議なパワーを駆使して旅を続けていくラゴスの数奇な運命が映し出されていきます。物語の持つ可能性を信じている、著者の純真無垢な心が伝わってきました。(30代男性)
とても読みやすい。主人公のラゴスは1つの場所に留まらずフラフラ旅してるんですが、その旅先で起こった出来事やトラブルをわかりやすく書いてあるので読書にあまり慣れてない人でも楽しく読めると思います。1日で最後まで読み切りました(30代男性)
9.ジュールベルヌ「15少年漂流記」
冒険小説ジュールベルヌ「15少年漂流記」がおすすめの理由
日曜日のダッシュ村を日本放送夜七時から見るたびに、この、冒険小説を思い出します。よく、無人島に漂着したら、金は食えないと、言いますが、ドキドキしながら、臨場感あふれる冒険に、何度、何才で読んでも、読後感のさわやかな名作です。(50代女性)
10.村上春樹「1Q84」
冒険小説村上春樹「1Q84」がおすすめの理由
タイトルを見ただけでは小説の内容は全く予想できなかったが、2人の主人公、天吾と青豆の別々のストーリーが徐々にリンクしていく中で意味を成してくる。 2人が出会うべくして再開するまでに登場する人物の描写も、物語をより深いものにしている。長めの小説だが、内容にどんどん引き込まれていくので苦にならない。(40代男性)
11.西尾維新「jojo’s bizarre adventure over heaven」
冒険小説西尾維新「jojo’s bizarre adventure over heaven」がおすすめの理由
酒飲みの父、善良すぎる母。貧しかった幼少期。自分のルーツを探す旅に出るデュオ。天国へ行く方法を見つけることで、彼は救われるのだろうか。子供向きのでありながら、結構深いことまで書かれている。自分を振り返るきっかけを貰った。(30代女性)
12.トマス・ピンチョン「V.」
冒険小説トマス・ピンチョン「V.」がおすすめの理由
世界各国を股にかけて活躍する謎めいた女性「V」の、時空を超えて繰り広げられる冒険がスリリングなストーリーになります。1950年代のニューヨークを放浪する元海兵隊員との間に、奇妙な繋がりが生まれていく展開が面白かったです。(30代男性)
13.雲国斎「あの世で聞いたこの世の話」
冒険小説雲国斎「あの世で聞いたこの世の話」がおすすめの理由
あの世とこの世の考え方や、なぜこの世に生まれてきたのか、などがとても面白く書かれていて読んでいて楽しかった。比喩表現がとても分かり易くて、想像力が膨らみ、どんどん先を読みたくなるような内容で一冊読むのがあっという間の楽しい本でした。(50代女性)
14.高野秀行「アヘン王国潜入記」
冒険小説高野秀行「アヘン王国潜入記」がおすすめの理由
筆者自身が実際に潜入してのルポタージュなので、リアル感がすごいです。皆が関心を持ちながらもなかなか踏み込めない世界に踏み込み、さながら実況中継のようなテンポの良い文章で、最後まで一気に読めてしまいます。(40代女性)
15.ブリアンペロー「アモスダラゴン」
冒険小説ブリアンペロー「アモスダラゴン」がおすすめの理由
北欧神話をモデルにした物語で平凡な12歳の少年がある時、選ばれしものになり、個性豊かな仲間達といじわるな神さま達と戦います。息をつぐひまもないような展開の連続と壮大な冒険は読み手を冒険の世界にひきこみます。(20代女性)
16.白米良「ありふれた職業で世界最強」
冒険小説白米良「ありふれた職業で世界最強」がおすすめの理由
いじめられっこがクラスごと異世界するが、自分に与えられた能力は「錬成師」であるふれた能力。奈落の底へ落ちた後、知恵と能力を駆使して這い上がる。迷宮の中で出会った吸血鬼のヒロインと恋人になって冒険する。非常に痛快な展開の物語である。(50代男性)
17.谷恒生「エベレストの虹」
冒険小説谷恒生「エベレストの虹」がおすすめの理由
登山にすべてをかける男性と芸能界のトップを狙う女性の、それぞれの生きざまが映し出されていく作品になります。バラバラに進んでいくふたつのストーリー展開の中にも、時おり奇妙な繋がりが生まる瞬間が面白かったです。(30代男性)
18.前田司郎「ガムの起源 お姉さんとコロンタン」
冒険小説前田司郎「ガムの起源 お姉さんとコロンタン」がおすすめの理由
ヒロインである冴えない独身女性と謎めいた生き物コロンタンの、時空を超えて繰り広げられる旅が味わい深いストーリーになります。随所に散りばめられているマメ知識や薀蓄や、著者自身が作中人物となって登場するシーンがユーモアセンスたっぷりでした。(30代男性)
19.ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」
冒険小説ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」がおすすめの理由
この小説にはよく知られている小人の王国や、巨人の王国、空に浮かぶ島ラピュータなど様々な国が出てきます。そしてその中で、主人公のガリバーが遭遇することが、当時のイギリスや、進歩する科学の風刺になっているのです。風刺の天才とも言われるスウィフトが科学や人間について鋭く切り込んでいく描写がとても面白く、おすすめです。(20代男性)
20.水野 良「グランクレスト戦記」
冒険小説水野 良「グランクレスト戦記」がおすすめの理由
君主と聖印という新しいシステムを加えた物語となっています。聖印を手に入れると君主となり、他の君主を倒して聖印の力を奪うか、従えて同盟を組むことで勢力を伸ばしていきます。物語は最初ヒロインの魔女シルーカが、若い君主テオ助けられ、テオに仕えて世界の混沌を解放していく物語です。定番ですが、若い主人公とヒロインが力を合わせて巨大な敵に勝ち、挫折を味わいながらも仲間を増やしながら成長していくところが好きです。(30代男性)
21.貴志祐介「クリムゾンの迷宮」
冒険小説貴志祐介「クリムゾンの迷宮」がおすすめの理由
密かに貴志祐介さんの最高傑作だと思っています。 気付いたら見知らぬ場所にいて、自分の意思なんて関係なくそこからゼロサム・ゲームの始まりです。 私が一番凄い、と思っているところは、冒険の始めに、サバイバルに関する情報か、護身用のアイテム、食料、情報の4つを選べて、4チームに分かれてゲームがスタートするのだけれど、ゲームが進むにつれて、異形のものになっていくチームもあって、ホラー小説と言ってもいいくらいゾクゾクしました。(40代女性)
22.高橋 源一郎「ゴ-ストバスタ-ズ 冒険小説」
冒険小説高橋 源一郎「ゴ-ストバスタ-ズ 冒険小説」がおすすめの理由
夢の中で起きるような出来事がこの本で文章にされているような不思議で奇想天外な内容です。ゴーストとはなんなのか、一見コミカルに絵が描かれているのですが悲しくもあり読んでみないと上手く説明できません。面白い作品です。(20代女性)
23.前田司郎「ジ、エクストリーム、スキヤキ」
冒険小説前田司郎「ジ、エクストリーム、スキヤキ」がおすすめの理由
12年ぶりに再開した大学生時代の仲間たちが、すき焼き鍋を抱えながら旅を続けていく奇妙な味わいのストーリーになります。過去の記憶を噛み締めていく登場人物とともに、それぞれの別れと旅立ちには心温まるものがありました。(30代男性)
24.スティーヴン・キング「スタンド・バイ・ミー」
冒険小説スティーヴン・キング「スタンド・バイ・ミー」がおすすめの理由
とある子供の死体が実際あるのかそれを確かめるため仲間と冒険する物語ですが、ストーリの中にあるひとつひとつのエピソードは、きっと誰しも子供の頃にどれかひとつは当てはまるものがあるのではないかと思います。子供のころ悪ぶることに憧れたり、秘密基地を作ったり、仲間と喧嘩したり、助け合ったり、大人を汚いと思う反面大人ぶってみたり。クルクル変わる感情の中で子供ながらも真剣に考え行動し発言していたあの頃。読めば読むほどに懐かしくその時の記憶が呼び起されます。あの感情をもう一度体験したい方はこの小説はお進めです。(40代女性)
25.神坂一「スレイヤーズ」
冒険小説神坂一「スレイヤーズ」がおすすめの理由
主人公リナ・インバースという天才魔導士少女が、姉に世界を見て来いと言われて故郷を旅立つ。 個性的な面々と出会いながら、不条理ギャグの横行する世界を旅していったり 旅の凄腕剣士ガウリイ=ガブリエフと出会った頃から、魔王の復活や魔族達の陰謀によって様々な事件に巻き込まれていったりする 独特な詠唱や、魔族やドラゴンなど様々な種族がいる世界が面白い 二十年たった今でも人気で、最新刊の連載が決まった小説(10代女性)
26.ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界」
冒険小説ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界」がおすすめの理由
基本的には哲学史の流れについての解説という内容ではあるが、そう見せないように注意深く配慮がなされ、読んでいてストーリー自体を楽しめる小説になっています。また、主人公のソフィー・アムンゼンと師であるアルベルト・クノックスの絡みだけを追って読んでいくと、哲学史の解説とは全く違った流れの小説であり、ヒルデ・ムーレル・クナーグとはいったい誰なのか、と考えているうちに一気にクライマックスになだれ込むあたりは、ストーリーのどんでん返しに目を見張ります。(40代男性)
27.茅田砂胡「デルフィニア戦記」
冒険小説茅田砂胡「デルフィニア戦記」がおすすめの理由
中世ヨーロッパのような架空の国での王座奪還冒険物語ですが、異世界から来た人物と織りなす異世界ファンタジーでもあります。全18巻と長いですが、全く飽きることなく読み進められるストーリー展開です。展開を楽しむだけでなく、魅力的なキャラクターの人徳・価値観・人生観の素晴らしさに感銘を受けることが出来るのでおすすめです。(20代女性)
28.北杜夫「どくとるマンボウ航海記」
冒険小説北杜夫「どくとるマンボウ航海記」がおすすめの理由
ユニークな設定と一風かわった主人公の行動と言動なのに、見る見るうちに魅せられて行きあっという間に小説の世界に馴染んであたかも自分が登場人物になったかのように引き込まれる、希有な作品。有名な作品は読んで、こんなものか、というのが多いが、どくとるまんぼうはシリーズどれも面白く心に残る。(30代女性)
29.辻仁成「ニュートンの林檎」
冒険小説辻仁成「ニュートンの林檎」がおすすめの理由
リアルな描写で、「人」がどういう生き物なのか。「自分の思想を貫く」と他人とどう対立するのか、それはどれだけ強くなくてはいけないのか。そして、その裏で他人にどれだけの迷惑をかけているのか。一人の人間の人生のバイブルになると思う。(20代女性)
30.伊藤計劃「ハーモニー」
冒険小説伊藤計劃「ハーモニー」がおすすめの理由
近未来、ウイルスによって世界が滅亡の危機に瀕した後に出来上がったバイオテクノロジーによる完全な福祉社会が舞台。全てをコンピューターが管理し、平和と健康を享受している人間だが、その社会に適応できない少女たち3人がいた。少女たちは自殺と言う反社会的な行動で社会に対抗しようとしたが、リーダー格のミァハだけが死に、トァンとキアンは生き残ってしまう。その後少女たちは社会的な行動を取り時間が経ち大人になった。海外で平和維持活動していたトァンが日本に帰ることになり、久しぶりに会ったキアンと食事していた時、突然キアンが自殺してしまう。それどころか同時刻に世界中で6000人以上の自殺者、自殺未遂者がいたのだ。トァンはその原因を究明するために捜査を始める。そして避けて通ることが出来ない、この平和的な管理世界を作るきっかけになった父親と再会するのであった。SF小説の金字塔ハーモニーは、理想的な世界とは何か、自由な世界とは何かを考えされられるとても楽しい小説です。(30代男性)
31.マークトウェイン「ハックルベリーフィンの冒険」
冒険小説マークトウェイン「ハックルベリーフィンの冒険」がおすすめの理由
まずこれは南部の奴隷制についても記述してあり、ただの冒険小説とは違うという点と、あのへミングウェイがここから文学は始まったと言わしめるほどの作品です。つまり、文学を語る上では必ず読むべきだと思ったからです。(20代男性)
32.ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
冒険小説ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」がおすすめの理由
随分前に「ネバー・エンディング・ストーリー」というタイトルで映画化もされた作品です。 ただし原作とはストーリーが殆ど全く違います。 原作は素晴らしいです。 ジャンル的には児童書にもあたるのかもしれませんが、大人でも十分楽しめる作品だと思います。(40代女性)
33.堂場瞬一「バビロンの秘文字I」
冒険小説堂場瞬一「バビロンの秘文字I」がおすすめの理由
バビロン文書と呼ばれるタブレットの謎と行方を巡った冒険小説。ダヴィンチ・コードと雰囲気が似ている本書ですが、日本人が書いているだけあって、非常に読みやすいので、ぐんぐん読めます。第1作である本書は、タブレットを持ち逃走する恋人を探すところまでが語れます。魅力的な謎の発生だけでなく、アクションも躍動的、話にぐいぐい引き込まれます。(40代男性)
34.ダグラス・クープランド「マイクロサーフス」
冒険小説ダグラス・クープランド「マイクロサーフス」がおすすめの理由
世界的なIT企業で働いている若い男女が、ある日突然に会社に別れを告げて旅に出る姿が印象深いストーリーになります。バーチャルリアリティーの世界に生きてきた主人公たちが、大自然や恋愛に向き合っていく様子には心温まるものがありました。(30代男性)
35.小林エリカ「マダム・キュリーと朝食を」
冒険小説小林エリカ「マダム・キュリーと朝食を」がおすすめの理由
放射能の光を追いかけていく猫と震災の年に生まれた少女の旅が、奇妙な味わいのストーリーになります。キュリー夫人やエジソンをはじめとする、歴史上の人物たちの時空を超えて伝わってくる思いには胸を打たれました。(30代男性)
36.トマス・ピンチョン「メイスン&ディクスン」
冒険小説トマス・ピンチョン「メイスン&ディクスン」がおすすめの理由
植民地時代のアメリカを舞台に設定して、天文学者と測量士のふたりが大陸をふたつに分ける線を引くための旅の物語です。憂鬱症気味のメイスンと酒好きで陽気なディクスンの掛け合いが楽しく、道中のエピソードにも忘れがたいものがありました。(30代男性)
37.いしいしんじ「よはひ」
冒険小説いしいしんじ「よはひ」がおすすめの理由
お話し好きな父親と夢見がちな子供のふたりが、伸び縮みする時間を旅する様子を描いている作品になります。道中に散りばめられている27つのエピソードが忘れがたく、自由奔放な想像力の旅に圧倒的な迫力がありました。(30代男性)
38.内田 健「異世界チート魔術師」
冒険小説内田 健「異世界チート魔術師」がおすすめの理由
なんといっても異世界ものの最高峰の作品。 男女で異世界に転移してしまい、そこから自給自足で生きていく物語。 女は5種類の魔法を使え男は最強といっていい力を持っている。しかしただのチート物語ではなく さまざまな要素が加わりあい見てて飽きない作品になっています。(10代男性)
39.かんべむさし「宇宙の坊っちゃん」
冒険小説かんべむさし「宇宙の坊っちゃん」がおすすめの理由
江戸っ子の血を引く宇宙飛行士が、銀河系の遥か彼方にあるサバス星の大宇宙会議に出席する様子が映し出されていく本です。グロテスクな外見を持つ異星人との対話を通して、人間が持っている愚かさや滑稽さが伝わってきました。(30代男性)
40.宮部みゆき「英雄の書」
冒険小説宮部みゆき「英雄の書」がおすすめの理由
ファンタジーですが、シリアスな内容で、大人も楽しめる物語であると思います。壮大な世界で、不思議な設定も多いように感じますが、確立されており、安心して深読みができます。感情移入するというより、世界の謎に迫るような感覚でワクワクしながら読めるため、読み終わってもなお、その世界に浸っていたくなります。(20代女性)
41.灰色サレナ「家族で転生!今度こそ幸せに!」
家族で転生!今度こそ幸せに!
冒険小説灰色サレナ「家族で転生!今度こそ幸せに!」がおすすめの理由
今になってようやく転生物の小説が出始めてきましたが、こちらの小説は背景、人物像、起承転結がとても良く描かれていて転生物の小説を初めて読む人には面白いと思います! また、読み応えも十分あって読んでくうちに世界観にどっぷりハマるので時間を忘れる可能性があるのでお気をつけて下さい。(20代男性)
42.西村寿行「回帰線に吼ゆ」
冒険小説西村寿行「回帰線に吼ゆ」がおすすめの理由
嵐が吹き荒れる海上の囚人訓練船を舞台に設定して、欲望渦巻く男たちの戦いが映し出されている作品になります。囚人暴動計画と4億円強奪のたくらみが、水面下で同時に進行していくストーリー展開がスリリングでした。(30代男性)
43.鈴木光司「楽園」
冒険小説鈴木光司「楽園」がおすすめの理由
古代での冒険・恋愛ストーリーから始まるのですが、そのストーリーが現代にて終着するという横の糸と縦の糸を紡ぐような壮大なドラマに感動します。諦めない気持ち・信じる心という点でも共感できると思います。「リング」「らせん」に劣らないストーリー構成には、読み終わった後に放心状態になります。(40代女性)
44.宮部みゆき「蒲生邸事件」
冒険小説宮部みゆき「蒲生邸事件」がおすすめの理由
いわゆるタイムスリップもので、大学受験に失敗した高校生が、1936年の2月26日、つまり226事件が起こった日にタイムスリップします。そこで色んな人と出会い、淡い恋心も抱き、色々体験することで大人になり、自分の生きて行く道を模索します。最後は感動で泣けました。(50代男性)
45.立原正秋「帰路」
冒険小説立原正秋「帰路」がおすすめの理由
スペインからギリシャへと旅を続けていく主人公が、自らの生まれ育った故郷と人生を見つめ直す姿を描いている1冊です。西洋的な価値観と日本的な考え方が交互に映し出されていき、誰もが持つ心のふるさとについて考えさせられました。(30代男性)
46.トマス・ピンチョン「逆光」
冒険小説トマス・ピンチョン「逆光」がおすすめの理由
19世紀末から20世紀初頭のアメリカを舞台に設定して、巨大な気球船に乗り込んだ超能力をもつ少年たちの冒険が映し出されていく本です。科学の暴走に対して鋭いメッセージや批判を込めつつ、子供たちの純粋な創造力を信じるところが良かったです。(30代男性)
47.荻原 規子「空色勾玉」
冒険小説荻原 規子「空色勾玉」がおすすめの理由
神と人間が共存する世界のファンタジー小説。 古代日本が舞台であり一族同士の対立し争いが絶えないの中で、一族の領地で育った主人公と一族の大御神の第二子である月代王が出会い、 ここから闇の一族と輝の一族そして主人公たちの運命が絡まりあう戦いが始まる物語です。(40代女性)
48.小野不由美「月の影 影の海」
冒険小説小野不由美「月の影 影の海」がおすすめの理由
平凡な女子高校生が異世界へ飛ばされ右も左も分からない状況の中で命まで狙われます。 最初は単なるファンタジー小説のようですが、読み進めていくうちに自分自身の人生と重ね合わせています。 人生とは何か、自分らしくあるためにはどうしたらよいか、自分への問いかけが心に残る作品です。(40代女性)
49.藤田宜永「鋼鉄の騎士」
冒険小説藤田宜永「鋼鉄の騎士」がおすすめの理由
868ページの長編小説。時は昭和11年から13年で,所は主にパリと自動車レース場。自動車レースにスパイ事件が絡む。主人公は日本の子爵の次男で10代に社会主義に染められるが,本人の密告で兄が拷問される姿を見て疑問を抱く。父のパリ赴任に伴い本人もパリへ。そこで自動車レースを見てそれにのめり込む,又ふとしたことからスパイ事件に巻き込まれる。長編だけど登場人物が多く場所もかなり代わっていくので面白かった。(70代男性)
50.風野真知雄「妻は、くノ一」
冒険小説風野真知雄「妻は、くノ一」がおすすめの理由
時代小説のジャンルかもしれませんが、ワクワクする冒険譚なので冒険小説のジャンルにも入ると思います。お父さんたちが読む時代小説などではなく、航海術や天文学、歴史、ギャグも入った子供さんへもお勧めできる小説です。 純愛が根底にあって、私は恋愛様子も楽しんで読みました。長編ですが、すっきり読後感の良い小説です。ぜひ読んでほしいです。(30代女性)
51.小沢章友「三国志(青い鳥文庫版)」
冒険小説小沢章友「三国志(青い鳥文庫版)」がおすすめの理由
三国志が面白い、ということは知られていることで、私も興味をもって読みはじめても、いつも訳がわからなくなって(人名を覚えきれない、地名と地理がわからない)途中で脱落してしまい残念に思っていました。20年ぶりに再挑戦したのは青い鳥文庫版。小学生向けにはしょってあったり、平易な書き方になってたりして大変読みやすいです。挿し絵が、大好きな山田章博でかっこよく、ページをめくるのが楽しみです。なにより、最後まで読みきることができてとてもうれしいです!(30代女性)
52.J.R.R. トールキン「指輪物語」
冒険小説J.R.R. トールキン「指輪物語」がおすすめの理由
各種族の言葉や習慣、歴史といったものを細部にわたって書き込みつつ、壮大な物語を展開していく点は実に読み応えがあります。もっともそれが故に、全編を読み通そうとするとはかなりの時間がかかりますが、冒険小説としてもファンタジー小説の基本となる物語だと思うので一度は読んでみることをオススメしたいです。映画『ロード・オブ・ザ・リング』を観たことがある人であれば、映画との違いを見つけつつ読んでいくのも楽しいと思います。(30代男性)
53.田中光二「失われたものの伝説」
冒険小説田中光二「失われたものの伝説」がおすすめの理由
南西の海に浮かぶ孤島を舞台に設定して、17世紀に遡っていくほどの財宝を奪い合う戦いがスリリングなストーリーになります。時価400億円に翻弄されていく人間の欲望と、伝説の怪盗であるキッドの正体に惹き込まれていきます。(30代男性)
54.トマス・ピンチョン「重力の虹」
冒険小説トマス・ピンチョン「重力の虹」がおすすめの理由
第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台に設定して、多くの女性たちを渡り歩くアメリカ軍の中尉とナチスドイツが開発したV2ロケットの奇妙な関係性を描き切っていました。ロンドンから大陸へと広がっていく冒険の中にも、西洋文明への鋭い批判が込められていました。(30代男性)
55.ロバート・R・マキャモン「少年時代」
冒険小説ロバート・R・マキャモン「少年時代」がおすすめの理由
S・キングの「スタンドバイミー」に似た、アメリカ南部の少年たちの話です。その田舎町で起きた殺人事件をメインストーリーにしつつ、主人公の1年間がきっちり描かれています。全体は大きく4部に分かれていて、それぞれ「春の薄闇」「悪魔と天使の夏」「燃える秋」「冬の冷酷な真実」と魅力的なタイトルがついています。ストーリーもこの通り、鮮やかな四季に分かれ、起承転結がしっかりついてます。なにかもう、小説のお手本なんじゃないかと思うくらいよく出来ています。(40代男性)
56.志賀直哉「城の崎にて」
冒険小説志賀直哉「城の崎にて」がおすすめの理由
それが何故冒険小説かと聞かれたら、読んでみ、と、いいます。短いいまならショートノベルともいえなくもない、珠玉の短編集。これはもう、時代の冒険です。名作ならではの意外性、飲み込まれる描写、生き生きした場面、どれも楽しめること、請け合いです。(50代女性)
57.神永学「心霊探偵 八雲」
冒険小説神永学「心霊探偵 八雲」がおすすめの理由
霊が見えることで誰とも関わりを持たない八雲が、大学の同級生の晴香と出会ったことで八雲が人への優しさを表に出して、人間性を取り戻していく所がおすすめです。 また、主人公がどのような場所やどうのような景色を見ているのかがよく描写されているため、頭でイメージしやすい記述になっているからです。(30代男性)
58.貴志祐介「新世界より」
冒険小説貴志祐介「新世界より」がおすすめの理由
文庫になると3冊分にもなる本作ですが、一気に読まざるをえないグイグイ読ませるスピード感と手に汗握る熱い展開が魅力的です。個性際立つ登場人物は人間だけではありません。人の持つ差別意識にも迫り、最後の主人公の選択に心が揺さぶられます。(20代女性)
59.沢木耕太郎「深夜特急」
冒険小説沢木耕太郎「深夜特急」がおすすめの理由
時代は少し前の話ですが、現代にも十分通じる冒険小説で旅に出たくなります。旅行ガイドブックには絶対に載らないような場所が著者の体験を通して詳細に書かれており、アジアの魅力が満載の小説で手軽に楽しめます。(30代男性)
60.ロバートハリス「人生の100のリスト」
冒険小説ロバートハリス「人生の100のリスト」がおすすめの理由
世界各地を放浪してきたアウトサイダーのロバートハリス氏の小説。旅を続ける中で、人生で達成したい100の事柄をリスト化し、それを一つずつ達成していくというもの。普通は達成したい事柄は3つか4つぐらいで絞ってしまうが、100個も考えるのは至難の業で、やりたいことが100個もあれば、人生の多くの不安も大して気にならないということがわかった。そういう意味でとても自己啓発要素の強い本。未来が開けてくる感じがしてオススメです。(30代男性)
61.高田大介「図書館の魔女」
冒険小説高田大介「図書館の魔女」がおすすめの理由
文学そのものが推理の対象になっていく驚き。 知識が現実を読み解いていく感動。 本が好きでたまらない者にとって、思わず快哉を叫びたくなるストーリー。 最高の頭脳をもつ少女マツリカは耳が聞こえない。彼女を守る少年は、過酷な任務から逃れられぬ。 しかし作者は彼らを安易に恋に陥らせず、それぞれに人生の主役となるようさだめた。その結末が、爽やかだ。(40代女性)
62.アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ「星の王子さま」
冒険小説アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ「星の王子さま」がおすすめの理由
幼い頃に読んだが、成人したときに読んでさらに子供が生まれてから読んだら印象が全く違って驚いた。続けて二度読んでも学ぶ事や気付かされる事のある心温まる(そして最後は号泣。)物語で、王子様のけなげさや素直さに触れる度に人に優しくしたくなる。(30代女性)
63.上橋菜穂子「精霊の守り人」
冒険小説上橋菜穂子「精霊の守り人」がおすすめの理由
テレビやアニメでも放送されていますが、小説はさらに深いストーリーとなっており一気に精霊の守り人の世界に囚われます。壮大なスケールの物語であるにもかかわらず、登場人物達の背景も緻密に描かれており大人から子供まで楽しめる作品です。(30代男性)
64.ヨナス・ヨナソン「窓から逃げた100歳老人」
冒険小説ヨナス・ヨナソン「窓から逃げた100歳老人」がおすすめの理由
なんといっても主人公が100歳のおじいちゃんというところで興味をひかれ読みました。100歳のアランは、施設が開催してくれようとしている100歳誕生日パーティーから逃げ出します。その後ひょんなことからチンピラのスーツケースを盗むことに。そこから個性の濃いキャラクターが次々登場して事件が繰り広げられていきます。アランの人生をさかのぼって物語は進むのですが、そこに登場する人物たちは超有名人ばかり。もちろんフィクションなんですが、本当にあったんじゃない?と思いたくなるようなユーモアに富んだ展開で、一気に読み進められます。最後の最後まで100歳アランはバイタリティーにあふれています。すごく楽しい人生で、ちょっとうらやましくなりました。(50代女性)
65.ロバート・A.ハインライン「大宇宙の少年」
冒険小説ロバート・A.ハインライン「大宇宙の少年」がおすすめの理由
石鹸の包み紙を集めて宇宙服を手に入れた少年の、未知の世界への旅立ちと冒険が映し出されていく1冊になります。若い世代の想像力を暖かく見守りつつ、大人になっても純真無垢な心を持つことの大切さが伝わってきました。(30代男性)
66.猫子「転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~」
冒険小説猫子「転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~」がおすすめの理由
この小説はネット小説の小説家になろうで掲載されている作品なんですが、よくある異世界転生物じゃなく人外転生物で、最初から最強というわけではなく、生きるか死ぬかのギリギリのサバイバル(竜)をしながら仲間(モンスター)とともに少しづつ強くなっていく物語です。(40代男性)
67.はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」
冒険小説はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」がおすすめの理由
タイトルが印象的な本で、読み進めて行くとその意味がわかります。頭のいい男の子と行動力のある男の子の2人組の冒険を描いた物語です。中学生から高校生まで幅広い層の人たちが読めるような内容で、話の内容もよく考えられていて面白いです。(10代男性)
68.佐藤 賢一「二人のガスコン」
冒険小説佐藤 賢一「二人のガスコン」がおすすめの理由
世界一有名なフランス人とも言われる、「三銃士」のダルタニャンの後日談です。30代になったダルタニャンが新たな相棒シラノと、政府の転覆につながりかねない謎を追う冒険小説です。ストーリーの進行と三銃士の頃の思い出がうまく合っていて、「三銃士」をよく知らなくても楽しめます。また、中世のフランスの結構ワイルドな文化や習慣、日本で言えば九州男児!とも言えそうな「ガスコン」二人のエスプリ(魂)と楽しさ一杯です。(40代男性)
69.ハーマン・メルヴィル「白鯨」
冒険小説ハーマン・メルヴィル「白鯨」がおすすめの理由
「モビー・ディック」の異名で恐れられる貪欲な海の王者と、老朽化した捕鯨船との間で繰り広げられる激闘を描いている作品になります。叶わないものを追い求めていくひとりの船長の、破滅的な生きざまが印象深かったです。(30代男性)
70.荻原規子「白鳥異伝」
冒険小説荻原規子「白鳥異伝」がおすすめの理由
登場人物の繊細な気分の描写がリアルで、まるで本人になったかのような感覚になったり、その場に自分がいるような気分になるのが不思議な気分になります。作者が実際そこへ行ってきたのかとも思います。 強気な主人公にちゃらい助っと的立場の男の軽妙なやりとりが面白いです。(20代女性)
71.東野圭吾「分身」
冒険小説東野圭吾「分身」がおすすめの理由
読んでいくうちにだんだん読みたいと思うという気持ちが高まっていく小説でした。また、二人の話を話を途中まで一つの本にまとめているため、ストーリー性にもあきがなく一日ですべて読み切れるぐらい面白い作品でした。(20代男性)
72.椎名誠「冒険にでよう」
冒険小説椎名誠「冒険にでよう」がおすすめの理由
作者である椎名誠さんの、冒険・旅のはなしが盛りだくさんな小説です。 ダイジェスト版でもあるので、この中で気に入った話があれば、長編を購入するのがおすすめです。 自分も冒険(旅)に出ているような知識と感覚になれるので、冒険好きにはおすすめしたい本です。(30代女性)
73.リービ英雄「模範郷」
冒険小説リービ英雄「模範郷」がおすすめの理由
差出人不明の手紙から生まれ故郷へと導かれていく、主人公の奇妙な味わいの冒険が映し出されている作品になります。子供の頃に住んでいた家を探していくうちに、封印していたはずの自らの過去と向き合っていく姿が良かったです。(30代男性)
74.森見登美彦「有頂天家族」
冒険小説森見登美彦「有頂天家族」がおすすめの理由
京都の下鴨神社に住む狸一家と天狗と人間の話です。ハートフルで家族のあたたかさが心に染みます。京都が舞台ですが読むと京都巡りをしたくなります。 他の森見登美彦作品と繋がっている部分もあり、それもまた楽しめます。(20代女性)
75.村上春樹「羊をめぐる冒険」
冒険小説村上春樹「羊をめぐる冒険」がおすすめの理由
小説内にたびたび何回も登場する、主人公が料理を作る描写があまりにも美味しそうでそそられる。実際に食べてみたくなる。時々その料理の描写の箇所だけ読み返すこともある。特に北海道のペンションで手がかりを主人公が待っている際に生クリームと鮭の缶詰でパスタを作るシーンは小屋に引きこもっている緊張感もあいまってこちらまでお腹が空いてくる。内容は星印のひつじを探し出す冒険小説ではあるが、筋書き云々よりも、インクがべったりつきそうな新聞紙、真っ黒なコーヒー、冷たいサッポロビール、初めて知り合った女の子とやたらすぐ仲良くなるなどのハルキワールドというかハルキイズムにどっぷり浸かれる初期のハルキ入門小説としておすすめ。独特のキザでもったいぶったセリフ回しが頻出するので苦手でなければ逆に楽しめるはず。(30代女性)
76.ジャック・ケルアック「路上」
冒険小説ジャック・ケルアック「路上」がおすすめの理由
ビート・ジェネレーションのバイブルと言われる「路上」。ボブ・ディランもビートルズもこの小説が無ければ存在しなかったかも知れない、現代のカウンターカルチャーの始まりとなった一冊。60年代、自由と愛と詩と音楽と熱狂を求めて、アメリカ中を駆け回った美しき狂人達の旅の軌跡。(40代男性)