村上春樹「ノルウェイの森」の感想・レビュー

内容

限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説!暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。

村上春樹「騎士団長殺し」の感想・レビュー

内容

 『1Q84』から7年――、待ちかねた書き下ろし本格長編。その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

読書好きに聞いた!伊坂幸太郎おすすめ作品ランキング

伊坂幸太郎おすすめ作品ランキング

読書好き100人に伊坂幸太郎さんのおすすめ作品を聞いた結果をランキング形式で紹介します。

12位タイ. 伊坂幸太郎「オー!ファーザー」(2票)

伊坂幸太郎「オー!ファーザー」がおすすめの理由

父親が4人いるというちょっと奇妙な環境にいる、クールな男子高校生が主人公です。主人公が事件に巻き込まれ、それを解決すると言うシンプルなストーリーですが、何と言っても魅力は個性豊かな4人の父親です。主人公がピンチになった時、あの手この手で助けに来る4人の父親の姿は、親ってやっぱりかっこいい、面倒臭いけど、かっこいい。そう思わせてくれます。とにかく熱いです。政治家や難しそうな単語が出て来ても、何故かコミカルに処理してあって読みやすい、そんな作品でとても面白いてわす。(20代女性)

4人の父親と1人の息子という現実にはあり得ない家族構成だけど、父親がそれぞれ趣味嗜好・考え方・行動等が違うので、ひとつの問題疑問に対してのアプローチの仕方が息子目線で見ていてワクワクして楽しい。また、それぞれ違う父親だけど、息子への愛情は一人ひとりちゃんと伝わってくるほんわかする部分もあり、逆にドキドキするサスペンスの部分もあり、あっという間に読み終わってしまう作品です。(30代女性)

 

 

12位タイ. 伊坂幸太郎「ラッシュライフ」(2票)

伊坂幸太郎「ラッシュライフ」がおすすめの理由

物語が複雑に絡み合うこの話が読んでいて面白いと思います。いろいろな人の人生が描かれていますが、自分が一番記憶に残っているのは終わり方であり、男性が犬と一緒に生きていこうとする姿でした。ですがこの作品は他の伊坂作品を読むことによってもっと楽しむことができる作品だと思います。(30代男性)

最初はバラバラに見える話が、ストーリーが進むにつれて繋がって行く過程が病みつきでした。 一つ一つの伏線を思い出しながら読み進めて行くと、最後に一つにまとまり、読み終わった後の爽快感は、ラッシュライフが伊坂幸太郎作品の中で1番だと思います。(20代女性)

 

 

12位タイ. 伊坂幸太郎「終末のフール」(2票)

伊坂幸太郎「終末のフール」がおすすめの理由

余命3年という世界の中で生きる人々の日常を通して死を見つめることで、命について深く考えさせられた作品でした。普通なら重くなりがちなテーマですが、伊坂さんらしいユーモアが散りばめられていて、それでいてちゃんとメッセージ性があるところが素晴らしいと思います。(30代女性)

後数年で世界が滅んでしまうといった時、人々がどう生きているのかが描かれているオムニバス小説です。 結末で世界の滅びが回避されるわけでもなければ、逆に世界が滅んでしまう瞬間が書かれているわけでもありませんが、 もうすぐなくなってしまうかもしれない世界の中で、それぞれの形の生活が描かれている様を見ていると何だか無性に切ないような、愛おしいような気持ちになります。 読んでいて、大切な人や家族の顔が見たくなるような、そんな小説です。(30代女性)

 

 

12位タイ. 伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」(2票)

伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」がおすすめの理由

陽気なギャングシリーズ第2弾。 本作品も不思議な銀行強盗の4人を中心に、まずは4人それぞれを主人公にした短編から始まり、その4つの短編が伏線となった、誘拐事件を解決に乗り出すという展開。 最後のオチもクスッと笑わせる痛快なストーリーでやはり面白い。(30代女性)

大好きなシリーズの、2作目!今回も4人の陽気なギャングたちの話♪第1章、成瀬・響野・雪子・久遠それぞれの(銀行強盗とはかけ離れた)日常について語られる(短編チック)。…短編1つずつでも十分面白いし、短編同士で微妙にリンクしてたり(これがまた絶妙!)、4人が本当にもう《前作そのままの4人》すぎて(とっても変だけど、魅力的で大好きだった)、第1章からウハウハ♪その後、銀行強盗を決行するんだけど…そっからの展開も面白い!4人の会話はやっぱり最高!辞書の引用チック(←伊坂さんの遊び心が満載。もしかすると前作よりシニカルかも?)も面白い! お馴染みのトラブルのトコも、「巻き込まれる」というより、4人の場合「自ら突っ込んでく!」って感じで痛快!!成瀬さん!格好よすぎ!彼の全体を見渡せて先見の明があって行動にも移せるような能力、私にも欲しい!笑(20代女性)

 

 

12位タイ. 伊坂幸太郎「陽気なギャングは三つ数えろ」(2票)

伊坂幸太郎「陽気なギャングは三つ数えろ」がおすすめの理由

陽気なギャングシリーズの新作。 やはり面白い!痛快! 登場人物それぞれのキャラクターが立っているのが凄いいい。ギャングの4人だけではなく、今回初めて出てくる人物の性格も行動もまるで映像として見えるよう。 前作から9年経つが、もっと頻繁に読みたいと思わざるを得ない。(30代女性)

大大大好きなこのシリーズ!①と②で終わりだと思っていて、でも大好きだからいつかまた続きがあるといいなぁ~って思ってたから、この③が出てくれて、本当に嬉しかった!面白さは、前2作で保証済み! 話に引き込まれ、最後までぐいぐい引っ張ってく感じ、さすがです! やっぱり最高の4人~!最後、敵につかまり窮地なフリして、それも作戦のうち♪しっかり自分の土俵でやっつけちゃうトコ、さっすが~!スカ~ッ!格好いい~!! やっぱり大好きなシリーズです!ストーリー展開知っていても、主人公たちのキャラが最高だから、何回でも読みたくなっちゃう、不思議な魅力を持った本!!(20代女性)

 

 

9位タイ. 伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」(3票)

伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」がおすすめの理由

ファンタジーでミステリー。 あり得ない世界だけど、どんどん引き込まれてしまう。 バラバラに散らばっていた伏線が最後に繋がったときのこころが震える感じは、やはり伊坂さんの作品にしかない独特の感覚。 大好きな一冊になるはず。(30代女性)” 伊坂幸太郎デビュー作の「オーデュボンの祈り」にはしゃべるカカシが出てきます。犯罪を犯した主人公の伊藤が不思議な島に迷い込んでしゃべるカカシを発見して物語が進んでいきます。他の作品に比べるとSF色が少し強いですが、デビュー作とは思えない面白さです。(30代男性)

デビュー作ですが、この小説を読んだときの衝撃はなかなかでした。新しい感覚の作家が現れたんだなと実感させてくれました。村上春樹を思わせる奇想天外なストーリーながら、いろいろと回りまわって全てがうまく収束するという展開には舌を巻きました。どこか宗教的な厳かさも感じさせてくれる、あたたかみのある小説です。(40代女性)

 

 

9位タイ. 伊坂幸太郎「チルドレン」(3票)

伊坂幸太郎「チルドレン」がおすすめの理由

5つの短編からなる短編集ですが、それぞれが絶妙に絡み合っていて、短編を読む気軽さでしっかりと長編を読んだ気にさせてくれる作品です。会話のテンポがよく、ユーモアもたっぷりで、伊坂さんらしさが詰まった作品だと思います。(30代女性)

短編集でありながら、一冊を通して伊坂幸太郎らしい伏線回収が素晴らしい。なんとも伊坂作品らしいキャラクター、破天荒で気ままで悪めない男・陣内の「俺たちは、奇跡を起こすんだ。」という台詞から展開される親子と恋人、大人と子供の関係性を考えさせられるあたたかな一冊。(20代女性) 知り合いに薦められて伊坂さん作品初読みです。それぞれのキャラクターがいいです。登場人物の陣内の存在がとにかくきわだっています。陣内がいないと物語は成り立たないくらいの存在です。短編集でサクサク読みやすくテンポがいい作品です。(40代女性)

 

 

9位タイ. 伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」(3票)

伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」がおすすめの理由

読了後まず思ったことは、なんて面白い小説なのだ、ということ。前からわかってはいたが、伊坂幸太郎は傑出して上手い小説家である。本作を読むと、かゆい所に手が届き、抜かりなく上手い作家だ、とあらためて実感させられる。多くの人に伊坂幸太郎の職人的醍醐味を味わってほしいと思う。(40代女性)

緩やかにつながる短編集で、長編用に書かれたものではないので、最後まで読んでもすっきりしない。特に一番最初の章で、首折り男が謎の死を遂げるのだが、どこかでその謎が解けるかもしれない、という期待は裏切られる。そこが逆にいい。(30代女性)

短編集だけど、全ての作品を繋げるよう意識しているわけではなく、たまたま少しの繋がりがあるという作品。 でも、妙な繋がりが一つの本としての面白みが構成されたように思った。首折り男の話は謎が残るがこれはあえてなんだろうと思う。(30代女性)

 

 

7位タイ. 伊坂幸太郎「グラスホッパー」(4票)

伊坂幸太郎「グラスホッパー」がおすすめの理由

伊坂幸太郎さんの小説はよく読みますが、一番好きな小説は「グラスホッパー」です。サスペンスとコメディが混ざったような話なのですが、内容は不揃いの3人がミスマッチをしていて、面白く、時間を忘れて読んでしまいます。(30代男性)

一気に読み切りたいハードボイルド小説です。一言で言えば「殺し屋の小説」ですが、一般人(変わり者ではあるが)の鈴木が語り手になることで、親近感は持ちやすいと思います。映画は見ていないのですが、一度原作を読んでみて欲しい作品です。(10代女性)

殺された妻の復讐をしようとする鈴木、相手を自殺させて殺す殺し屋の鯨、どんな相手も躊躇なく殺す殺し屋の蝉の3人が視点となって進んでいき、3人のばらばらだった物語が次第に絡み合ってくるところは読んでいてワクワクします。それぞれの職業上、早く先を読みたいと思いつつ、続きを読むのも怖いような、そんなハラハラしながら最後まで楽しみながら読める一冊です。(20代女性)

殺し屋にスポットを当てた小説ということで、設定が面白く、楽しく読めた。起承転結の結の部分は伏線回収をしており爽快感さえ感じた。それぞれの殺し屋のキャラクターが際立っており、殺し屋にも関わらず魅力的に感じた。(30代男性)

 

 

7位タイ. 伊坂幸太郎「マリアビートル」(4票)

伊坂幸太郎「マリアビートル」がおすすめの理由

新幹線の中が舞台で、途中駅で停車もするのに逃げるに逃げられない登場人物達。 走行しているからか読み始めたら止まらない疾走感のストーリーに虜になりました。 何人かの視点で織りなす物語ですが、全く関係なさそうな人たちが面白いように繋がっていく展開には鳥肌ものです。(20代女性)

個性的なキャラクターの殺し屋がたくさん登場して、クスクス笑いながら読めます。一番好きなのは、蜜柑と檸檬のコンビで、最後に垣間見えた仲間愛にじ〜ん。伏線が、分かりやすいものから意外なものまで、あちこちに散りばめられていて、回収も見事です。(30代女性)

600p弱だったが長いと感じず、一気に読めるほど面白かった。檸檬と蜜柑というキャラクターが際立っており、なんだかんだで仲間想いのところにグッときた。グラスホッパーと同じく視点がコロコロ変わるため飽きずに読めた。(30代男性)

私はグラスホッパーのようなアンダーグラウンドを書く伊坂幸太郎さんがすごい好きです。続編が出ないかと待ち望んでいましたがマリアビートルというタイトルで続編が出ていたのですごい嬉しかったです。新幹線の中で行われる殺し屋同士のスピーティでヒヤヒヤするバトルが面白かったです。人物描写もかなり細くて法事の人を殺す時の残酷さ蜜柑と檸檬の漫才のような掛け合いコメディタッチで描かれた七尾のついてなさ、どれをとっても及第点です。(30代男性)

 

 

5位タイ. 伊坂幸太郎「砂漠」(6票)

伊坂幸太郎「砂漠」がおすすめの理由

ワクワク、ハラハラしながら読める作品です。主人公と仲間たちの名前が面白く、作者のセンスが伺えます。作中の会話でも冗談のセンスが輝いています。なので、キャラクターみんなイキイキしていて魅力的なんでしょう。ストーリーも学生たちが主人公なので、将来に不安を感じながら、自分たちのことだけでなく、友人や世界のことも考える、そんな若者らしい青春ストーリーです。(30代女性)

学生時代のなんでもない4年間を、登場人物の個性にスパイスを効かせて表現するストーリーが大好きです。 社会人3年目のときに、自分が過ごした学生時代と重ねながら読みました。おすすめポイントは、主人公の友人の西嶋君の名言集です。心に響く言葉ばかりでした。(30代女性)

伊坂さんと同じ時期に仙台で学生生活を送った身としては、やはり外せない一冊。青春小説としての輝きや、ひとつひとつのエピソード自体の面白さはもちろん、ラストまでたどり着いて明かされる仕掛けが絶品。単にびっくりするだけでなく、この仕掛けが最大のテーマなのでは?とおもわせるほど心を持っていかれました。これから学生生活を迎える人、もうじき卒業の人、遠い過去の人、いろんな方におすすめです。(40代男性)

大学生の頃に読みました、忘れられない1冊です。 ちょうど主人公たちも同じ大学生。読んだ時期も良かったんじゃないかと思います。 メインの登場人物がみなすごく個性的で、物語に引き込まれます。セリフも良い。特に””西嶋””のセリフには、心を打たれました。(20代女性)

学生時代に得られる一番大きなものって人間関係なんだなって思った。素敵な愛すべきキャラクターの四人。 大学を卒業すれば、社会という砂漠に一人放り出される。だが、彼らなら上手く生きていけるだろうと思った。 一風変わった青春小説。(30代女性)

大学の時に読みました。 登場人物も大学生だったので、親近感が湧いたのも読み始めたきっかけです。 大学生ならではの恋愛も混じっていて、サスペンス要素以外も楽しめました。 伊坂幸太郎ならではの伏線を読み解くのも楽しかったです。(20代女性)

 

 

5位タイ. 伊坂幸太郎「死神の精度」(6票)

伊坂幸太郎「死神の精度」がおすすめの理由

伊坂作品は映画を通して観ることが多かったので、どれも癖の強い作品でした。『オーファザー!』もいいんだけど、死神の精度は、人の生き死にファンタジーとリアルの間を上手く利用している作品だと思いました。原作も読みやすかったです。(20代女性)

人間を一歩引いた目で観察する死神の千葉、色々な人の生き方、ある話の登場人物が他の話で出てくるというような遊び心…等、伊坂さんっぽさをふんだんに感じられる作品だと思う。 短編同士に少しずつ繋がりがあるのも面白かった。(30代女性)

伊坂幸太郎氏の作品はどれを取っても読んで損をしたという事はない。しかしどの作品もページ数が多いのでとっつきにくいと思われる方も多いのではないだろうか。「死神の精度」という作品は短編からなっているため氏の作品を読む1作目にするにはかなりおすすめである。(30代女性)

全く関係なさそうな描写も、しっかり繋がっている。 ストーリーの描写に無駄がないところが大好きです。 死神と聞くととても怖いイメージがありましたが、この本に出てくる死神はユーモアも兼ね備えていて、親近感が湧いてしまう場面もあって面白かったです。(20代女性)

この作品は6つの短編から成っていて、一話ごとに話が完結するのでとても読みやすいです。全ての短編に共通して登場するのが、その単語だけを聞くと怖い印象もある「死神」です。死神が登場するというファンタジー性があるにも関わらず、登場人物たちが動く世界にはとても現実感があって、とても面白いです。6つの短編はそれぞれ趣向が違うので、一冊の本でタイプの違う色々な話が読めるのもこの本のおすすめポイントです。(30代女性)

作者の洒落た筆致で、ファンタジーとミステリの融合された魅力的な短編集です。 基本的に一編一編が独立していますが、最後につながる感じが実に爽やかで印象的です。死神千葉は、その後に長編死神の浮力でも活躍します。(40代男性)

 

 

4位. 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」(9票)

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」がおすすめの理由

主人公である青柳雅春の逃亡劇に引き込まれました。また、キルオのキャラクターが非常に強烈で小説の本文を読むだけでもヤバい奴というのが容易に想像出来てしまうあたりが、恐ろしく感じつつも気に入っております。伊坂さんの表現力の高さを特に感じる部分だと思います。(20代男性)

理大臣殺人の濡れ衣を着せられた主人公が、逃げて、逃げて、逃げまくるお話です。主人公の現在と、過去の回想を絡めながら、アクションあり、人情もの有りの逃避行なのですが。残念イケメンな主人公のヘタレぶりと、頑張りから目が離せなくなります。ラストシーンはさりげないのですが、そのさりげなさが涙なしには読めませんので、おすすめしたいと思います。(30代女性)

主人公が、首相暗殺の犯人に仕立て上げられる話。 人の言葉や信じる心に温かなものがあり、回収されていく伏線に何度も感嘆のため息をつく面白さ。 スピード感もあり、とにかくこんなに息つかず一冊を読み終えた本は久しぶりだった。(30代女性)

ケネディ暗殺事件の犯人とされるオズワルドを思わせる物語は、首相暗殺が日本でも起こりうると納得してしまう説得力ある小説。コメディタッチとして読めるが、表現は細かく繊細で、ケータイや妨害電波を駆使したり、ところどころで現代的サブカルチャーを堪能できるのが面白い。結末をグレーにしたのも魅力のひとつだと思った。(30代男性)

友人に勧められ読んだ作品ですが、読み出すと止まらなくなり一気読みしてしまいました。堺雅人さん主演で映画化もされているため、ストーリーはご存知の方も多いかと思いますが、非常にスリリングかつ、主人公を取り巻く元恋人や友人たちとのやり取りに胸が熱くなります。 読んだあとには、警察や巨大組織に不安を抱いてしまうかも?!(20代女性)

堺雅人さん主演で実写化もされています。陰謀と逃亡劇を描いた作品と言うと、切迫したスペクタクルを想像するかもしれませんが、伊坂さんらしいちょっとファニーな要素が各所にあり、読んでいて飽きが来ません。こんなことが実際にあったら恐ろしいなと思う一方で、友情に不思議とほっこりさせられる物語です。(20代女性)

無実の罪で何者かに追われている主人公の男性を描いた作品で、何もわからいなかで男性が追われている恐怖とそれを助けようとする人達から救いを感じる内容でした。 自分がこの男性になったらとても怖いなあと思いながら読んでいました。できれば、事件背景とその後を知りたいと思っているのですが、それがないからこそ怖いと思う内容になったのでしょう。(30代男性)

ストーリー展開のテンポが早くて、でもそのぶん夢中になって読めて、あっという間に読んでしまいました。 1番最後のシーンが大好きです。 切ないけど、少しだけ暖まって心が救われるような、残酷な現実の中にも愛を感じるようなところがお気に入りです。(20代女性)

首相暗殺の容疑者となった男の逃亡劇を描いた作品ですが、次第に主人公に感情移入して次はどうなるの?と読むのが止まらなくなりました。 逃亡劇のハラハラドキドキ感と、昔の恋人や友達との青春の思い出の切なさと両方が味わえるので読み応えがあります。(30代女性)

 

 

3位. 伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」(12票)

伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」がおすすめの理由

ミステリとしてとてもよく出来ているだけでなくストーリーも素晴らしく、真実が分かった時には驚きとともに何とも言えない切ない気持ちになりました。エンターテイメント性と文学性、メッセージ性のバランスが絶妙な作品だと思います。(30代女性)

他の作品同様、仕事の関係で映画化作品を鑑賞してから興味が沸いて読みました。どの作品でもそうですが、この作家さんの文章はとても映像的に感じます。映画と原作には若干の相違点がありますが、独特の切なさを含んだ後味や伏線回収の見事さは圧巻です。(30代女性)

作者は「始末に負えないほどの悪意」を描くのが非常に上手く、読み手も胸をえぐられるような絶望感にも襲われることがある。本作もそのような気持ちにさせられるが、それでも人間とは捨てたものじゃないと思わせる読後感を与えてくれる、そんな作品なので、おすすめします。(40代女性)

割と最初からこの本に引きずり込まれました。椎名と河崎のやり取り、その河崎が本当はドルジと言う人物で、ドルジが河崎になりきっていた理由、琴美の存在、色んな付箋が多々有り、読んでいてハラハラし、一気に読む事が出来てしまいました。椎名とドルジの結末が心に残るものでした。(20代女性)

一つのストーリーが、登場人物それぞれの目線で書かれているので、それぞれの感情もその都度自分でも感じながら読み進められました。 このストーリーにはボブ・ディランの音楽もキーワードの一つだと思います。何回も読んでいると自然と頭の中で流れてきます。 あとは、やはり“命”がキーワードです。 私はこの本を読む前は“全員を助けられないなら助けない”考え方をしていましたが、読んでからは、“一人でも助けられるなら助けたい”に変わりました。(30代女性)

過去と現在の関係が最後になって結びつく、話の組み立ての見事さに感動します。 淡々としているのにどんどん先を読みたくなる、せつない内容も読んでから何年たっても色あせません。 個人的には地元が舞台なのもいろいろ想像できて楽しかったです。(40代女性)

大学生の椎名が引っ越し先のアパートの隣人から、本屋に盗みに入ろう、と誘われるところから始まる物語で、そこからすでに奇妙なのですが、そのあとも奇妙なことがどんどんと続いていって、先が気になって止まらなくなっていきます。そしてなんといっても終盤にこの物語の仕掛けに気づいたときには思わず、うわ、そういうことか、と声を上げてしまうような驚きがありました。驚きと、そして悲しさもあるとても素敵な物語です。(20代女性)

ゆるゆるとストーリーが進みながら、最後にまさかのどんでん返し、衝撃のラストに驚かされる一冊です。個人的に伊坂作品の中で1番のお気に入りです。瑛太さんと濱田岳さん主演の映画も、小説の特徴を捉えてよくできているので、そちらも合わせてぜひ観ていただきたいです。(20代女性)

最初は2つの物語が交互に語られているだけだと思いきや、まさかのどんでん返し。すべてのストーリーに意味やつながりがあることに気付いたとき、一気にストーリーの中に引き込まれました。予想外の展開と綿密なストーリー構成で伊坂幸太郎を好きになる作品です。(30代女性)

大好きな本!伊坂さんの作品、大好きですが、その中でも上位!今までに5回以上読んでます。何度読んでも楽しめる♪ストーリーは、現在と2年前の話が並行?(交互に?)進行していき…その2つの話がうま~くリンク。しかも大どんでん返し?びっくりトリック?からくり?があって、もうただただ「好き好き~~!!」のひとこと(笑)ストーリー、登場人物のキャラクター、話のテンポ、セリフのリズム、ユーモア…全てが最高!完璧!(20代女性)

二つの物語が交互に書かれているのですが、共通点がちらほら見えつつ核心的なことが最後までわからなくて、早く知りたい!ページをめくりたい!そんな衝動にかられます。タイトルの意味がわかったときの感動は鳥肌ものでした。(30代女性)

読みやすくて一気に読めてしまう作品です。 伊坂作品によくある、最後にこう来たかという謎解きと、ここが繋がっていたのか!という意外性が楽しめます。 映画かもされているぐらい人気の作品です、伊坂作品の導入にはぴったりです。(20代男性)

 

 

2位. 伊坂幸太郎「重力ピエロ」(15票)

伊坂幸太郎「重力ピエロ」がおすすめの理由

映画化作品を鑑賞した後読みました。とても映像的というか…読んでいるのに家画のシーンがそのまま上映されているような、他の映画原作の小説とは異なる感覚を覚えました。繊細で少し悲しい後味が上手な作家さんだなと思います。(30代女性)

登場人物自身や背景をかなり深く描いているのに、そしてこの作品のテーマは重いのに、すらすら読めてしまう。そして、読後感も重苦しくない。それは、作者の力量と、根底に流れる前向きさゆえだと思います。洗練されていて、都会的なスタイリッシュさが、伊坂さんの作品に共通して漂っていると思いますが、この作品は特にそれを感じました。(40代女性)

解説の、スタイリッシュな小説。というところを読んで、妙に納得した。 伊坂さんの小説は、賢くお洒落でスマートな感じがする。 結論は前半で分かっていたけれど、面白くて最後まで止まらない。 私が正しいと思っていたのは、ただ世の中の型にはめられていただけではないか、考えさせられる作品。(30代女性)

連続放火事件にグラフィティアートという不思議さが溢れる重力ピエロ。そして過去にトラウマを抱える2人の主人公がDNAとグラフィティアートのつながりを見つけるなど、今までのミステリー小説よりも臨場感があるところがオススメ。(20代男性)

親子のありかたについて考えさせてくれる作品で、ハルくんが最後の最後に父親へ告げた一言がとてもぐっときました。血の繋がりが無くても、心が通じ合っていれば家族になれるのだとミステリーを交えながら教えてくれる作品です。(20代女性)

小気味いい文体と気の利いたセリフ。いつ読んでも伊坂幸太郎の作品にはその2つが備わっている。 いろいろある彼の小説でこれを選んだのは主人公の弟、春クンのキャラクター造形が素晴らしいからである。 私は謎解きよりも、春クンが読みたくて再びこの本を開いたりする。(50代男性)

一見、ミステリーのような展開に見えますが、実際は家族の絆・愛の物語。春と泉水、それぞれの気持ちの複雑さも読みどころの1つですが、それ以上に春や父の放つ言葉一つ一つに重みを感じ、とても考えさせられる作品です。(20代女性)

犯罪を肯定しなければならないというジレンマを表現したという意味において、ドストエフスキーの『罪と罰』的な小説。読み進めながら、罰せられるべき罪とはなにか考えさせられる内容だった。不思議なタイトルも面白いが、人は重力を失ったピエロのように、一瞬でいいから忘却すべきことがあるという人間臭い小説でもある。(30代男性)

遺伝子がテーマとなっているこの作品では、主人公の家族、特に弟のルーツがカギを握っていて、遺伝子についての知識がなくても興味をそそられます。 心理描写も巧みで、伊坂幸太郎おなじみの驚かされる伏線回収も大好きな一作です。(20代男性)

ストーリーとしては、主人公の弟が、自分の正体を知るために本当の父親を探していく、というものなのですが、細かい描写が非常に情緒的で、文章が美しいです。 血が繋がっていないと知りながら実の息子として接する父親や、それに葛藤する主人公兄弟の姿など、家族とは何かについて深く考えさせられる一冊です。(20代女性)

家族の絆と善悪を判断する価値観について深く考えさせられ初めて読んだ時はすごく泣きました。 日常の生活の中で、外側しか見えないと一見100%悪いことと捉えてしまいそうになる瞬間はたくさんあることに気づかされる作品でした。(30代女性)

重い内容でまさに重力にとらわれている主人公とその弟のお話しですが、重力にとらわれながらも自身と向き合い明るい笑いではなくオフビートな笑いにかえて生きていこうとする姿が魅力的です。主人公の弟、春の壊れそうな美しい心にも惹かれます。(30代男性)

伊坂作品のほとんどがそうであるように、キャラクターが魅力的です。特に物語のキーパーソンである主人公の弟、春の独特な感性と純粋さに惹きつけられます。また、二人のお互いを思う気持ち、家族を思う気持ちに感化され、何となく家族に会いたくなります。 冒頭の一文から終わりの一文まで読み終えると、颯爽とした爽快感に包まれて元気が出る一冊です。(20代女性)

冒頭からして印象に残る書き出しで、とても「雰囲気のある」作品です。 ミステリ的な要素もしっかりとしていましたが、なによりおすすめなのは終わり方です。 きっとこうなってしまうだろうな、という大方の予想を裏切るラストで、こうなってくれてよかった!定石ではないけれどこうなることを望んでた!と喝采を上げたくなりました。 気持よく読み終われるので、まだの方にはぜひ読んでほしい一冊です。(30代女性)

正直、最初の方は主人公の改装などがあって楽しくありませんが、それもこの本を読むうえで最終的に必要なものだということが分かってくると、楽しくなってきます。 ほぼストーリーの半ばで犯人はわかる感じなのですが、実際なぜそういうことになったのかを知るのにはいろいろなストーリーがあり、それが伊坂幸太郎らしく面白いです。(30代女性)

 

 

1位. 伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」(16票)

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」がおすすめの理由

サスペンスコメディで、伊坂作品の中で一番好きです。 とにかく話が早くて、主人公たちの特徴と特殊能力がとても魅力的で面白いです。 この1冊は、途中で止めることができなくて読み始めたら一日で読んでしまうような小説です。通勤通学にはおすすめしません。乗り過ごし注意です。(30代女性)

他人の嘘が見抜ける男、演説が上手い男、異常なまでに正確な体内時計を持つ女、スリの名手の男と、それぞれ特別な能力を持った4人のギャングがとにかく魅力的。ポンポンとテンポも良くユーモアもたっぷりでとても読みやすいです。(40代女性)

読み始めしばらくは話がみえにくくて読み進めるのが少しつらい小説が多いように思いますが、この作品は最初から勢いがあり読みやすいです。4人の銀行強盗が主人公ですが、非現実的な能力をもっているところがユニークです。伊坂幸太郎らしい前半のストーリーでの伏線が後半でしっかりと意味づけされていくところも読みごたえがあります。(30代女性)

テンポの良い展開、唐突に出てくる伏線の回収方法、そして登場人物のギャング四人それぞれの個性が素晴らしく活かされているキャラメイク。明るい自信と勇気。ストーリーや会話も面白く、どれをとっても秀逸です。ただただ面白い作品。(30代女性)

伊坂さん作品の中で、このシリーズが1番好き!ストーリーが奇想天外!いい意味で、何度も期待を裏切られる!スピーディーでユーモラスで爽快っ!文章まで面白おかしい♪主人公(陽気なギャング)たちはもちろん、脇役たちも揃いも揃ってクセがあって変わった人ばかりだけど、なんか憎めなくて好印象!特に主人公4人組は、性格もキャラクターも行動も、全てがツボ!そこらじゅうに伏線張り巡らされてて、終盤で一気につながる!最高のエンディング!お見事!!もう、完全犯罪(?の域だよ、この小説!(笑)キャラクターもストーリーも読者の反応も、全て伊坂さんの手の中にあって、そん中で踊らされてるみたい!(笑)全てが上手すぎて、全てがツボすぎて、大好き!! 主人公の、成瀬・響野・久遠・雪子…彼らは、ひょんなこと(←この時のストーリー(回想部分)が、また飛びぬけて素晴らしく、面白い!)から一緒に銀行強盗をすることに!話が進むほど、彼らのキャラクターが際立ってきて、銀行強盗なんて悪人たちのやることなのに、妙にハマって大大大好きになっちゃう!笑(20代女性)

もう、とにかく奇想天外で楽しいです。 バックボーンも性格もバラバラでまとまらなそうな人物たちが、一つになって強盗をしていく。 それぞれのキャラクターが極まって、クスクス笑ってしまうような、そしてハラハラして全く飽きません。(20代女性)

当時本を全く読まなかった自分がいやいや読み始めて、面白すぎて一気に全部読み終えてしまうくらい引き込まれるものがありました。本を読む習慣をつけたいけど何から呼んでいいかわからないという人にオススメの一冊です。(10代男性)

違う話が最後には1つに繋がるという書き方に、先が気になりっぱなしです。嘘を見破る、時間が正確にわかるなど、少し変わった特技をもつ人が一緒に強盗し、さらに関わった事件を解決していくという、一風変わった、他にはないハラハラ感も味わえます。(20代女性)

4人のキャラが際立った銀行強盗犯をスポットに当てた小説で、それぞれの特殊能力とも言える技で活躍する様はたまりません。特に成瀬のなんでもお見通しの嘘発見器のような能力が欲しいと思いました。それぞれのキャラがなす会話が洒落ています。(30代男性)

とにかくストーリーのテンポが良い。 本のあらすじを読んでみて、即購入しました。 登場人物の4人もそれぞれ変わった個性を持っていて、日常生活でも役に立ちそうな体内時計の才能は、私も欲しいと思いました。 やっていることは銀行強盗なのに、結果的に誰も傷つかない事も面白いです。 感動すると言うよりは、読んだ後にすっきりする小説です。(30代女性)

4人の主人公がいます。それぞれに特殊な力を持っていて、この4人で銀行強盗をしながら事件に巻き込まれるストーリーです。 とにかく主人公の四人が強烈で、個性がある上に、会話や話のテンポがたまらなくよく、一気に読めてしまう1冊です(20代女性)

登場するキャラクターが皆個性的で、それぞれに出番があって見ごたえがありおもしろいです。 読みやすく、複線の張り方や回収が丁寧なのでとても楽しい作品です。 ストーリーのテンポもよくさらさらと読むことができます。(20代女性)

伊坂作品にハマったきっかけの本です。全員が主人公といえるくらいに一人一人の個性、キャラが立っています。誰も憎めないギャングです。映画化もされましたが、少しコメディタッチな部分もあるので映画を観るなら先に本を読んで想像してほしい作品です。(30代女性)

登場人物が魅力的でそれぞれ個性があり、物語に引き込まれていく。また銀行強盗から事件に巻き込まれていく様子がハラハラさせられる。特にそれぞれの能力が、今流行りの漫画っぽい感じがして、小説が苦手な人でも読める(20代男性)

伊坂ワールド炸裂です。 犯罪モノなのに、タイトル通り陽気で暗いところは一つもありません。 悪いことしてるのに、そうは思えない。 犯罪に巻き込まれる人たちへの偏った気遣い。 ついギャングのファンになり犯罪活動を応援してしまいます。 こんなギャングになら、街中で出会ってもいい、いやむしろ出会ってみたい。 一人一人が個性的だけど、ああいるいる、こういう人。 ギャンググループの誰かと似た人を自分の周りに見つけるはず。 用意周到なのに、警察には捕まらないのに、ヘマとは言えない何かが起こる。 ギャンググループは仲良しで人情味溢れる一人一人ばかり。 シリーズなので、人間関係の移り変わりが楽しめます。(30代女性)

 

 

1票入った作品も紹介

ここからは1票入った作品を紹介します。

伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」

伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」がおすすめの理由

この本は伊坂幸太郎さんの作品でも珍しく恋愛小説で、他の作品の様な奇想天外なシチュエーション(暗殺者や喋るカカシなど)があるわけでもなく登場人物も普通にいそうな人達ばかりです。 ただやはり作品の随所に伊坂幸太郎らしさが漂っていて、恋愛小説としてとても新鮮に感じられる小説です。(20代男性)

 

 

伊坂幸太郎「あるキング」

伊坂幸太郎「あるキング」がおすすめの理由

伊坂幸太郎さんにめずらしく、最後まで堅い印象の物語です。伊坂さんと言えば物語のどこかに必ず救いがあって、登場人物は憎めない良い人が多いというイメージがありますが、これはおどろおどろしい雰囲気で始まり、そのままラストまで進んでしまいます。親の敷いたレールを行く子供の話と言うとよくあることのように聞こえてきますが、さまざまな神がかり的な偶然が降りかかりレールの上で大成していく子の様子や親の狂信的な姿はおぞましいものがありました。読後感の良し悪しは人によるとは思いますが、面白いです。(20代女性)

 

 

伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト」

伊坂幸太郎「キャプテンサンダーボルト」がおすすめの理由

面白い!大好きな海外ドラマ「24」を彷彿させる物語のように感じた!先が読めず「どうなるの?!続きが気になる!」とわくわくドキドキ~、程良い感じの過去×現在の(また様々な登場人物たちの)交錯する物語。この「程良い感じ」が肝。あんまりあっちこっちに話が飛びすぎると、混乱して訳が分からなくなってしまい、ストーリーまで楽しむ余裕なくなっちゃうので(苦笑) 登場人物たちは、ダメダメだけど味があり、嫌いになれない感じ(笑)面白かったので好きです~。(20代女性)

 

 

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」がおすすめの理由

何話か話が入っている短編小説みたいなもので、1つ1つが何故か不思議な気持ちになるようなお話でした。題名が話の内容に深く関わっているのもおもしろく、話を読んだときに意味がわからないけど、意味を検索してみるとあぁ!こういう意味だったんだ。と納得いくものがあり、とてもおもしろかったのが理由です。(10代女性)

 

 

伊坂幸太郎「モダンタイムス」

伊坂幸太郎「モダンタイムス」がおすすめの理由

現実的なのに、非現実的なところが魅力的です。例えば、「検索する」ことは今では当たり前で、生活には欠かせないものです。でも、「検索する」内容によっては、見張られ、居場所を突き止められ、拉致され、拷問され、えん罪をかけられたりします。そんな恐ろしい内容で非現実的ですが、コミカルに描かれ引き込まれます。先が気になり、一気に読んでしまう、そんな作品です。(30代女性)

 

 

伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」

伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」がおすすめの理由

サディスティックな捜査で権力を振りかざす平和警察が拷問や公開処刑を平然と行う世界。それさえも、悪いことをしたのだから当然の報い、と受け入れてしまう人々の心理は興味深い。 「そんな世界に嫌気がさしても逃げることはできない。逃げれば逃げるほど近づく。なぜなら地球は丸いから。」 気付きと勇気を与えてくれる一冊。(30代女性)

 

 

伊坂幸太郎「死神の浮力」

伊坂幸太郎「死神の浮力」がおすすめの理由

短編集、死神の精度の続編。 相変わらず死神の千葉の少し会話が噛み合わない感じや、あらゆるものを超越した不思議な存在感が面白くて、読んでいて気持ちが良い。結末はハッピーエンドかどうかは読者に委ねる形になっているように感じた。(30代女性)

 

 

伊坂幸太郎「透明ポーラーベア」

伊坂幸太郎「透明ポーラーベア」がおすすめの理由

これから遠距離恋愛の始まる男女、突然いなくなった姉、そして姉の理解者だった男。動物園で再会した彼らと、かつての姉の言葉から回顧するポーラーベアの物語。何か夢中になるものがあるとき、はたまた何か迷いのあるとき、恋に悩めるときに読めば、心が軽くなる一冊。(20代女性)

 

 

伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」

伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」がおすすめの理由

クーパーって何?想像してもしっくりこないぞ?とまずはその疑問がわくと思います。始まりは猫との会話からです。その会話の内容はとても物騒だし、過激な内容ですが、少しずつ猫の住む町の人々の人柄や関係性が浮き彫りになってきます。どうしてクーパーが存在したのか、何者なのか、どうして王様が殺されたのか。ストーリーが進むにつれて、たくさんあった疑問が解決されていきます。最後にはスッキリした気分で読み終える、そんな作品です。(30代女性)

 

 

伊坂幸太郎「ガソリン生活」

伊坂幸太郎「ガソリン生活」がおすすめの理由

車が主人公というはじめての設定でしたが、自分の車がこんな風に思ってくれていたらと思わずにはいられない素敵なキャラクターでした。(20代女性)

 

必ず読みたい!太宰治おすすめ作品ランキング

おすすめの太宰治作品ランキング

読書好き100人の方に太宰治さんの本でおすすめの作品をお聞きし、ランキング形式でまとめました。ぜひ読書の参考にしてみてください。

12位. 太宰治「畜犬談」(2票)

太宰治「畜犬談」がおすすめの理由

主人公が犬のことを猛獣と決めつけ、犬と出会ったときはやさしい人間であるように努めて、犬に噛みつかれないように気を付けているという描写が見事で面白いです。それだけ警戒していた犬だったにも関わらず、主人公が結局最後は犬に心を許してしまう姿が妙に可愛らしくて、私が太宰治さんの作品の中で一番「畜犬談」が大好きです。(30代女性)

主人公はおそらく太宰本人で、犬がどれほど恐ろしいかということをまず延々と述べ、拾ってきた犬がやれ汚いだのうるさいだのと散々悪態をつきまくります。 しかしなんだかんだ言っても、犬が好きなことがひしひしと伝わってくる、登場人物みんなが愛しい小説です。(20代男性)

 

 

7位. 太宰治「きりぎりす」(3票)

太宰治「きりぎりす」がおすすめの理由

太宰治は作品によっていろいろな文体を用いていますが、私が一番好きなのは女性になりきった時の彼の文体です。 【女生徒】なども好きな作品ですが、特にこの【きりぎりす】は、夫へ別れを申し出る手紙という形を取っており、その女性特有の繊細な言い回しになぜか惹かれるのです。(50代男性)

「走れメロス」など、暗いイメージのあった太宰治作品。このような短編集があるのを知りませんでした。「きりぎりす」には、キリギリスは出てきません。不意打ちを食らい、楽しめました。とても読みやすく、女の一人語りが魅力的でした。(30代女性)

ユーモアたっぷりの短編集。 笑える楽しさを持ちつつ、恐ろしいほどの冷たさを持つ作品それぞれの凄みがあります。 細やかな心情のうつろいや情景などに思わずため息をついてしまうけど、やはりどこか憎めず、じわりじわりと心に染み入る。(30代女性)

 

 

7位. 太宰治「グッド・バイ」(3票)

太宰治「グッド・バイ」がおすすめの理由

太宰の晩年の短編集。 遺作となったグッドバイはユーモアたっぷりの語り口が面白い。 夢の中に夢を描いて憧れを抱いて生きている、励みになるような悲しい話。 もし完成していたらどんな作品になったのだろう。 未完なのが本当に悔やまる。(30代女性)

太宰治の最後の作品といわれる「グッド・バイ」。遺作なので、私達読者に向けての言葉に思えてしまいます。これは、ある男と付き合っていた十人の女の「グッド・バイ」していく話なのです。未完成の作品を読んだ後の、寂しい気持ちは残ります。(30代女性)

言わずと知れた太宰治が未完のまま絶筆してしまった、最後の作品です。自殺したのでもっと暗い話なのかと思ったら、そんなことはなく意外と明るくて読みやすい作品でした。太宰=暗いというイメージをお持ちの方にこそ読んでいただきたい、そんな小説です。未完であるのが実に残念です。(40代女性)

 

 

7位. 太宰治「駈込み訴え」(3票)

太宰治「駈込み訴え」がおすすめの理由

終始一人称の語り口調で記述されるところが特徴的な作品。最初は唐突な語り口ですが、読み進めるうちに徐々に何について、そして誰について話しているのかが分かってきます。謎が明らかになっていく過程はもやが晴れていくようで引き込まれる魅力のある話です。(20代女性)

『聖書』とのパロディです。 『聖書』に出てくるイエス・キリストの裏切り者ユダが、どうしてキリストを裏切ることにしたのかを想像して書かれたお話しです。 クリスチャンでは思いつかないような、彼独自のものの考え方が反映していると思います。(20代女性)

短編小説なのであまり知られていないと思いますが、内容はイスカリオテのユダがイエス・キリストに対する感情をただひたすら語るというものです。一見、嫉妬や憎しみという悪感情ばかりを連ねているのかと思いきやだんだんそれが全て愛故に発した言葉だと分かってくるとそれまでの両者の関係がどういうものだったのかと深読みして、一腐女子として大変身悶えする作品だと思います。(30代女性)

 

 

7位. 太宰治「津軽」(3票)

太宰治「津軽」がおすすめの理由

フィクションの小説ではなく、自分のルーツである青森に何年かぶりに里帰りする話です。戦争が激しくなってきた時期にもかかわらず、カラっとした明るさも感じられ、旅行記としても秀逸だと思います。これを読むと青森まで旅に出たくなります。(30代男性)

津軽の地理、文化、人全てが愛しく感じられる作品。 母性を追い求めた太宰の究極がたけにあったことはあとがきで書かれている。 人を楽しませる気遣いから、太宰は大胆さや繊細さを兼ね備えており、それらが文章によく表れている。(30代女性)

この小説を紀行文だと言う評論家はたくさんいます。 太宰の故郷である津軽の地理や人々の生活や方言などを詳しく描いているからです。 でも、これははやり小説です。 自伝的小説とよく言われていますが、これは太宰が自身のルーツを見つけるために、自分探ししたような旅(帰郷)を綴った小説だと思います。 津軽のことを知る機会にもなりますし、なんと言っても太宰本人が何を思って、何を感じて結論を出すに至ったのかを感じることができ、そして最後にじんと胸が温かくなる部分が、他の作品と違って読んでおくべきだと感じます。(40代女性)

 

 

7位. 太宰治「晩年」(3票)

太宰治「晩年」がおすすめの理由

実はもともと太宰治の作品を好きではなかったのですが、本作に限っては冒頭から唸るほど素晴らしい文章の連続で、太宰の好さが凝縮されている作品なのではないかと思います。じわじわと琴線に触れる文章もあり、折に触れて繰り返し読んでいます。(40代女性)

処女作にも関わらず、晩年とつけられた題名。それは、太宰治が自殺を考えている頃に発表した作品のためです。社会に迷惑をかけないようになど、暗い言葉が多い作品なのです。太宰治のことを深く知ることができる本です。(30代女性)

太宰が27歳の頃に刊行された作品。 絶望、死への憧れ、息をするように嘘をつき、道化を演じる虚しさなど彼の苦悩が切々と伝わってくる。 その中には小さなユーモアも感じられる。 弱みを持つ人物の内面を描ききるところに魅力を感じる。(30代女性)

 

 

6位. 太宰治「お伽草子」(4票)

太宰治「お伽草子」がおすすめの理由

太宰治の作品は、人間失格のような、どこまでもマイナスな方向へ話が向かっていく印象が強かったが、このお伽草子では父としての顔がうかがえ、それぞれの話の捉え方も興味深い。 お馴染みの話を太宰流に脚色し、新たな味が加えられいて面白い。(30代女性)

この本は、昔話を太宰治風にアレンジした作品です。登場人物の設定も太宰治らしいですね。私が好きなのは「浦島さん」です。浦島太郎は理屈っぽいつまらない人物として描かれています。亀を助けて竜宮城に行きますが、この竜宮城、楽しい場所ではなくとても退屈な場所です。人間大体平凡に退屈に過ごすものですが、折角連れて来られた竜宮城くらいは華やかで非日常の場所であって欲しいものですが、太宰治はそんな事を許しません。この当たりがいかにも太宰治らしくて面白いですね。浦島太郎といえば玉手箱を開けるシーンがクライマックスですが、開けるとおじいさんになるというのは昔話と同じです。ただ、太宰治が書く「浦島さん」を読むと、今まで余り気にかけなかった事がとても疑問として湧いてきました。何故、乙姫は浦島太郎に玉手箱を上げたんだろうという部分です。昔話では気付かなかった事がこの本を読むと色々と考えさせれるのがこの本の一番の読みどころなのだと思います。他に「カチカチ山」や「舌切雀」が収録されています。それぞれ考えさせられる内容で面白いですし、これを書いた時の太宰治の心境を想像するのも楽しいと思います。短時間で読めますし、お勧めの一冊です。(50代男性)

太宰といえば人間失格、人間失格といえば太宰。そんな風潮が世の中にあるように思います。暗い、ネガティヴ、そんなイメージが太宰にはありますが、お伽草子はちがいます。 とにかく楽しい、面白い、笑える小説です。太宰のユーモアを堪能したいなら、本書が一番だと思います。(30代男性)

おなじみの昔話を太宰が描くとどうなるか、という興味で読み始めたらこれがめっぽう面白かった。とくに「かちかち山」は、ウサギとタヌキの関係を男女の恋愛に見立て問題提起をするというもので、大学時代の文学の授業で取り上げられたときに、普段よりバラエティに富んだ感想が学生たちから出てきたのを思い出す。太宰ビギナーは代表的な有名作品よりこのあたりから入るのもいいかもしれない。(40代男性)

 

 

4位. 太宰治「ヴィヨンの妻」(5票)

太宰治「ヴィヨンの妻」がおすすめの理由

太宰治を想像できるような帝大出の詩人、大谷が妻子もちなのに働かず、酒ばかり飲んでいるろくでなしです。彼の妻からみた視点で大谷やそのまわりの人たちを描写しています。大谷はある飲み屋でずっと飲み代をつけにしていて、さらにそのお店のお金を盗んでしまいます。それを見かねて妻はそのお店で働きます。どうしようもない夫に反して、妻は生きるために覚悟をしている人だなと思います。戦後の東京が舞台で、中央線沿線の知っている駅がでてきて興味深かったです。(30代女性)

生きてゆく事への、悲哀、やるせなさ そういった事柄が、詩的に描かれている 所に是非注目して読んでほしい本です。 ただの堕落的な生き様を 書いているようで、実は ”ヒト”が”人”であるが故の 堕ちてゆく仕方のなさが、 太宰の軽い描写で引き込まれます。 最後の妻のセリフに うならずには、いられない名作です。(40代女性)

男性は愛する人を外敵から守ることはできても、内側からの弱さを受け止めるのは苦手なんじゃないかと思う。 女性はその逆で、愛する人の弱さに直面したとき、ただただそれを受け止める。苦しみから解放される方法を考えるよりも相手の痛みをわかろうとする。 話は決して明るくはなく憂鬱ではあるが、ユーモアもあるので楽しめる。(30代女性)

太宰治の死を予感させる作品が多いように感じました。心身ともに疲れ果て、死へと向かっていく姿が浮かびます。その中で、ブラックユーモアのような場面もあり、笑うことができました。あくまで、作品の中のでのことですが。(30代女性)

主人公の夫、大谷を放蕩詩人フランソワ・ヴィヨンに見立て その妻であることからこのタイトルができました。夫に放蕩の 限りを尽くされ、病弱の幼子を抱え絶望の淵にいた妻が最後に は開き直り、借金元の飲み屋に勤め、したたかにシニカルに生き ていく様がすごいと思いました。また妻は弱いが母は強いとい うことも感じました。太宰の実像に近い作品かと思われます。(60代男性)

 

 

4位. 太宰治「女生徒」(5票)

太宰治「女生徒」がおすすめの理由

これは女性視点、それもうら若き少女の視点で書かれた作品なのですが、太宰治が女性にモテた理由はもしやここにあるのではないか、と思ってしまうくらいに心情描写・表現力が少女そのものなんです。思春期の微妙な心の揺れ動きとか、将来への不安とか。何処をとっても美しく繊細な小説でリズム感も良いので、声にだして読むのもおすすめです。(20代女性)

今の女子高生でも共感できるような作品です。女の子の心の内をうまく表現していると思いますし、若い女の子の感覚がよくわかっているなと感じます。女の子の姉妹がいたのでしょうか。 SNSで情報をやり取りする現代っ子も読みやすい小説です。(50代女性)

親への反発心とか、大人になったらこの苦しさから解放されると思っている幼さとかは、なるほど今の女の子と変わらないなぁと。 これを男性が80年前に描いてるなんて凄い。 でも決して理想像ではなく、女性として共感するシーンやグサッとくるものもあった。(30代女性)

初めて読んだのは、佐内正史という写真家とのコラボ本でした。ともすれば統合失調ではないかとも思えるような被害妄想的な思春期の鬱屈した負の感情を、悪びれることなく描きだしており、文学といえば綺麗なものしか表現しないも思っていた私には衝撃でした。 そしてとても親近感を覚え、同じく学生だった自分を救ってくれた一冊であります。(30代男性)

太宰が得意とする女性の一人称スタイルによる作品です。太宰という人はとくに、思春期の女子の気持ちで語るのが上手い作家です。それだけ女性の友人や恋人に恵まれていたんでしょうね。この女生徒は、まさに真骨頂、これでもかこれでもかと太宰節が繰り返されて通快なほどです。70年近く前の女子の気持ちなのに、現代の私たちの心にもスッと入ってくる書き方は、さすがだと思います。言葉の魔術師だなと思います。(40代男性)

 

 

3位. 太宰治「斜陽」(13票)

太宰治「斜陽」がおすすめの理由

男性が書いたとは思えないほど、女性のドロドロした複雑な感情が見事に描かれています。また、辛い出来事が多い少し重ための内容ですが、読んだ後なぜか清々しい気持ちになれます。新しい時代の到来と女性の自立していく過程が重なっていて、特に女性には響くものがあるのではないでしょうか。(20代女性)

貴族制が廃止された戦後の時代のはなしで、一人の女性が次々と家や財産を失い、さらに母や弟、想いを寄せていた人まで失って行ってしまいます。時代の変化や、自身の置かれた境遇の変化で絶望感を抱きながらも、一人の女性として小さな幸せも感じ、たくましく生まれ変わろうとする様子が描かれており、心が動かされる作品だと思います。(30代女性)

やはり太宰の集大成ともいえる長編小説だからです。戦後の作品だと人間失格も人気がありますが、あれば半分遺書のようなものだと思います。小説として見ると斜陽の方が優れていると思います。「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」など印象的な名言も多数です。(30代男性)

正義感について書かせると上手い太宰治。勿論、全て納得できるわけではありません。しかし、世界の不条理さをしっかりと描いてくれるので気持ちがいいです。斜陽に登場する母親も、納得できない部分がありました。時が経てば理解できるかもしれません。(30代女性)

太宰治が当時付き合っていた彼女に日記を書かせ、それをもとに書いた小説という、それまでも太宰作品とは少し毛色の違うその作風と、その作品づくりのアイデアが非常におもしろい作品で、太宰の非凡な才能とどこか狡猾な部分がかいまみえ、いろんな面で興味深い作品。(30代男性)

自分がこの物語の真意を理解できてるとは思わないけれど、これと同じことは大小問わず起こり続けていて、永遠に終わることはないんだろうと思う。おっとりと品のある文章。没落していくさまも、庶民のような切羽詰まった様子を感じされないところが貴族らしさなのかもしれません。(30代女性)

とにかく文章がきれいです。没落していく上流家庭の日常を美しい文章で淡々と描いていた印象があります。主人公の視点で母を描いている部分のお言葉遣いが、とても上品で美しく、そんな一家が没落していくことがいっそうはかなく、悲しく感じられました。(50代女性)

百回は軽く読みましたが、何度も読んでも完成度がすばらしく、いかにも太宰って感じの小説だと思います。太宰が得意とする女性一人称による語り口で、華族の旧家が戦後落ちぶれていくさまを描いているのですが、決して悲しい物語ではありません。むしろ華族のお嬢様であるはずの女主人公が泥臭くてたくましく、女蛇のような狡猾さをもって戦後を生き抜いているさまが描かれています。冒頭のおかあさまについての美しいシーンと、ラストの手紙の差出人による言葉遊び(M.C.)を味わうだけでも、読み応えがある小説です。(40代女性)

主人公のかず子の描かれ方にとにかく引っ張られました。絶対的に弟との齟齬が生じるのは読んでいても分かっていましたし、上流階級の女性特有の憂いや淑やかさからの脱却は素直に支えたくもなります。やはり年かさの母は最後まで根本的に変わることはできないでしに行ってしまいましたが、かず子は若く離縁の経験もある分柔軟性や生命力に富んでいるので、全編通して薄暗いにも関わらず、かず子がいること自体が突破口のように見えました。何度も読み返したいと思える小説です。(20代女性)

この本は当時流行した作品であることはよく知られております(斜陽族という人たちまで現れた)。しかし、私がオススメする点は、「とにかく読みやすい」ということに尽きます。ある華族の手記(?)のオマージュだったようですが(詳しくは知りませんが)、当時、凋落の一途をたどる華族の生活がよく窺い知れ、その心情も女性目線ですがよく分かりました。太宰治氏の「いつもの」自分という存在に対する嫌悪感やドロドロとした社会への鬱屈は、ヒロインの弟(直治)と作家(上原)に分割して与えましたが、「いつもの」しつこい感じではなく、物語の上にすっとそれを馴染ませました。(30代男性)

作品の舞台も執筆も伊豆の三津浜ですが、太宰の実生活での事件は小田原の下曽我です。そこ北條氏の兵糧としてのうめぼしの産地で、梅の花の時期には2万本もの梅が咲き、行ってみると作品に描かれた梅づくめの村の雰囲気が味わえて最高です。(50代男性)

太宰治はこの斜陽のように、女性を主人公にした小説が特におもしろいと思います。主人公のかず子と貴族であろうとする母親の静かな狂気といったものが、綺麗な文章で綴られています。最後に貴族の立場を捨てて生きて行こうとするかず子には格好良さが漂い、現代の女性にも自分の生き方をみつめるきっかけになります。(30代女性)

没貴族という一見現代に関係のないような小説に見えますが、現代でも会社が倒産したり、両親が離婚して輝けるはずだった未来がなくなり、麻薬中毒に陥ったり、不良になったりと同様な事象が起きています。ただ決定的な違いは和子と母親の会話や、アンニュイ午後のお茶のみ等平民には窺い知れないところはありますが。その和子が母、直治の死後開き直り、自ら好きな男にアプローチし、望んだどおり愛しい男の子供を身籠り一人で生きていく決心をするというところはまさに現代にも通じるところかと思います。(女は弱しされど母は強し)(60代男性)

 

 

2位. 太宰治「走れメロス」(18票)

太宰治「走れメロス」がおすすめの理由

陰鬱なイメージを持たれがちな太宰治ですが、明るめの物語も書いていて、その代表的なものが『走れメロス』だと思います。とても有名な作品で学校によっては国語で教えているところもあるかもしれません。読んだことはなくても話の内容はわかっているとか、有名な台詞は知っているという方も多いのではないでしょうか。導入から物語に入り込みやすく、話もわかりやすく、結構短めの文章なのでおすすめです。(20代女性)

国語の授業で学習してから、好きになったお話です。素直にまっすぐ走っていけば良いものを、妹の結婚式に出たり休んだりとしながら、結果はぎりぎり。感想文に、「メロスは勝負師で、ぎりぎりの勝負しかしたがらないんだと思った」と書いて、書き直しを食らった思い出があります。(10代女性)

小学校や中学校で必ずと言っていいほど乗っている有名作ですが、教科書では全文はのっていないので個人で続きを買って読む事をお勧めします。人間の醜さや美しさを大人ももちろん生徒でもわかるように書かれていると思います。(10代女性)

人間が人間を信じることの尊さを描いた短編です。著者は、「人間失格」なんかを書いていることから、実際には人間不信のところがあったのではないか、と思います。しかし、人間不信だからこそ、人間を信じたかった、その夢というか願いというか、そんなものを、この「走れメロス」に込めたのではないでしょうか。(60代男性)

メロスとセリヌンティウスの熱い友情、お互いを思いやる心の絆に感動するお話です。また、暴君ディオニス王の心変わりにも注目してほしいです。学校の教科書にも掲載されるほど有名で真の友情とは何かを考えさせてくれる太宰治の入門書的作品です。(30代女性)

学生の頃に国語の授業で習いました。その頃は何も感じることなど無かったのですが、大人になって読み返してみるととても深い小説だったんだと実感しました。メロスはもちろん、メロスの妹の結婚式に出席させるために身代わりに捕虜になった友人が素晴らしいと感動しました。信頼関係がなければ絶対にできないことです。自分の家族なら迷わずに出来る人は多いと思いますが、友人だと躊躇してしまうのが普通だと思います。友人の無償とも取れる優しさに、学ぶことがとても多くありました。人間愛をこれでもかと分りやすく書かれた小説なので、沢山の人達に是非読んでもらいたいです。(40代女性)

昔読ませて頂いた本で、記憶していることを書けば、人間がぎりぎりに追い込まれながらも、友情を大切に生きていく生き様に感動しました。実際に、友の処刑が刻々と近づく中で、私なら、本当に友を救う行動をし続けられるのか、自問自答出来る作品であったと思います。読ませて頂いたときは、心が感動するのを今でも鮮明に記憶しております。(60代男性)

太宰治さんの本で私がオススメするのは走れメロスです。高校3年生の時に学園祭の劇でやった思い出の本です。メロスとセリヌンティウスの友情の物語です。セリヌンティウスとの約束を守るため走り続けます。セリヌンティウスもメロスを信じ待ちます。信じることの大切さを教えてくれる本です。(20代女性)

学生時代に国語で読んだが、大人になって読み返すとハッとする。我々にも起こり得る信念の揺らぎと、葛藤と自責の念。信頼と慈しみと寛容。これらを取り戻すために我々は粉骨砕身できるだろうか。そんな問いかけがたまらない作品。(30代女性)

学生の時に国語の教科書で初めて見て、書き始めのメロスは激怒した。から始まるのがすごく斬新んで、印象だったので私は最後まですぐに読めてしまいました。なので、小説が初めての人は入りやすい作品だと思いました。(20代女性)

言わずと知れた太宰治の代表作。暗い作風で人間の本性を暴くような作品が多い中で、この作品からは力強い前向きなメッセージを感じます。文体も読みやすく、設定も分かりやすいので、純文学が苦手だという人にもオススメできる作品です。(20代男性)

太宰治にしては珍しい友情もの、ハッピーエンドもので興味がひかれました。内容もいたってシンプルで、難しくありません。これが自殺した人の作品、『人間失格』を書いた人の作品だと思って読むとまた違った視点が出てきます。(20代女性)

正義を貫くこと、人を信用するということ、義をまっとうすること、すべてが詰まっている作品だと思います。メロスがくじけそうになるも、自分のために命をかけてくれた友人を想い、困難を乗り越えるクライマックスは、とくに子供達に読んでもらいたいです。(30代女性)

これは普通の友情小説というよりも、「人を最後まで信じる事ができるか」「そして、約束を守る事が出来る」のかという友情小説なんです。なので、これから友達を作りたいという方は、普通に友達を作る前に1度この本を読む事をおススメします。きっと「こんな友達が欲しい」と感じる1冊だと思いますよ。(30代女性)

短くてわかりやすい物語で児童文学としても読まれています。太宰治を初めて読む人には特にいいのではないでしょうか。どこまでもまっすぐに人を信じて行動する主人公の姿は、読む人みんなに自分自身を振り返り、考えさせられるものです。(40代女性)

学生の時に国語の先生にならった内容です。人を信じられない、『人間不信』の王様にメロスが親友を人質にして人間不信の王に友情や人を信じることの大切さを教えました。人間の心情についてとても勉強になる作品でした。(20代女性)

教科書にも載っていて、学校の授業でもやる作品ですが大人になってから読むとさらにその人間関係や、心境が深く読み取れるようになります。太宰治さんの美しい日本語の使い方にもう一度感動しますよ。若いころにはわからなかったことがまた見つかる素晴らしい作品です。(30代男性)

自分が処刑されることを承知の上で友情を守ったメロスが人を信じることができなかった王様に信頼することの大事さ尊さを理解させ、最後に王様も信頼の輪の中に入るという有名な小説です。ただ私が一番良かった思ったのは、メロスもその親友もお互いにお互いを一度だけ裏切ろう、疑ったという部分です。人間は弱いものであるけれどそれを克己し乗り越えることができれば、あらゆる道が開けるというところです。王様もそ
んな二人を見て自らも信頼の輪の中に入っていきました。(60代男性)

 

 

1位. 太宰治「人間失格」(20票)

太宰治「人間失格」がおすすめの理由

「恥の多い人生を送って来ました」という、大変有名な文章から始まるこの小説は、まっとうな人生から転落していく様があまりにも自然であり、主人公における要所要所の選択が、さも当たり前であるかのような錯覚をこちらが覚えてしまいそうになる“だまし絵”ならぬ“だまし文”が非常に魅力的である。(40代女性)

有名な人の本だからと中学生の時に手に取った本です。あれって、大きくなればなるほど読むのに抵抗感がある話だと思います。悲観的すぎるといえばそれまでで、見ていて辛くなるような思い詰め方がしんどくなるのです。もちろん良い意味で。(10代女性)

私小説ではないが、太宰の自伝的な要素が含まれている小説だから。個人の力ではどうにもならないような、人間の業というべきものがとてもよく描かれている。これを読めば、太宰がなぜ自死という道を選んだかも理解できる。(40代女性)

人間の欲の部分と闇の部分が描かれている内容だと感じているのですが、見終わった後になんとも気分が良くないような、鬱のようなそんな気持ちになる作品でしたが、その気持ち悪さがなんだか絶妙な余韻を残し今も私の記憶に残る作品となっています。(30代男性)

太宰治さんの代表作であり、日本文学の中でも代表的な作品の一つであるためやはり一度は読んでほしい作品です。人間の決して明るい内面ではない部分も表現しているため、読後感は爽やかではありませんが、太宰さんを知るうえでは重要な1冊だと思います。(40代女性)

太宰治さんの作品の中だけではなく、今までで読んだ小説の中ではナンバーワンと言っても良いくらいの作品だと思います。人間の優鬱さを表現されていて、読めば読むほど主人公が落ちていく悩みと葛藤に自分の人生を考えさせられました。人生に1度は読んでほしい小説です。(30代男性)

主人公の独白に、思わず噴いてしまうような小説は他に読んだことがありません。自分を憐れむでもなく、「読んでるお前も俺と一緒だろ」と挑発するでもなく、ただただ「これが私の人生なんですよ、へへへ」と自嘲気味に、しかし誠実に語り続けるこの作品。「こいつしょうがねえな」とつっこみながら、こちらも笑って読むのがおすすめです。(40代男性)

この作品で太宰は、自虐的に薬漬けや女性に溺れり姿を描いている。果たして、それは本当に人間失格というレッテルを貼られるべきことなのだろうか。むしろ、悩みに悩みぬく姿は他の人たちよりよっぽど人間らしかったのではないだろうか。(30代女性)

学生時代に教科書で読んだ羅生門以外にも太宰治の本を読んでみたいと思い、人間失格を買いました。読んでみると、心にずんとくるものがありました。読み進めていくと、どんどん深く沈んでいくような、底なしの闇のような感覚でした。太宰治という人間を全面に表しているようで、とても引き込まれました。(20代女性)

「恥の多い人生を送ってきました」で始まる冒頭が印象的です。自分に自信がない、生きる価値が分からない、愛が何であるか知らない人が読むととても共感できます。これを書いて作者が自殺したというのがミソで、遺書のような作品だと思います。(20代女性)

落ち込んでいるときに「人間失格」を読んだらどんな気分になるだろうと手に取りました。1人の人間が落ちるところまで落ちて救いようのない話かと思いましたが、関わる周囲の人の中には悪意だけでなく善意もあるところに、救いを感じました。(40代女性)

読んでいて鬱々としてくる本ではありますが、内容自体はとても読んでいて深い作品ではないかと思います。今の社会人の生き方や、学生の生き方などを予測して書いている様な内容で、人前だと誰しもが仮面をかぶっているという所が、今の日本社会の縮図の様に感じられるから、オススメです。(20代女性)

内容の詳細はもちろん興味深いが、本作が太宰治自信を描いているのか、彼の遺書なのか、考えながら読めるところが面白い。他人から狂った人間とか薬物中毒とかレッテルを貼られることで、人間として失格となるのか、その価値観は自分で定めて考えていいのではないかと思わせられる物語だった。(30代男性)

高校の読書の時間に読んで1番印象に残っている作品です。初めはなんだか硬い本なのかなと読みにくそうなイメージがありましたが、太宰本人の人間感が溢れ生き様など様々なものを感じることができた。堅苦しいイメージがなくなり人間くさい人間らしい人物なんだと感じた(20代女性)

学校の推薦図書にもなっている人間失格だが大人になったいまでも読むと引き込まれる。物語としては、自分の存在がわからなく、自問自答する主人公の姿が話の要であるが、根暗の私はその主人公と重ね合わせてしまい、共感してしまうからです。楽しい気持ちになれるような本ではありませんが、とことん落ち込みたいときに読むとおすすめです笑(20代女性)

全体的に陰鬱な内容ではありますが、どんどん立ち行かなくなっていく葉蔵の人生を最後まで見届けたくなってしまい、先に進んでしまうような物語です。若くて、何をやってても楽しい時に読むより、苦労を多少覚えた後に読むほうが面白さがわかりやすくなる作品なのかもしれません。高校生の頃初めて読んだときより成人し社会人として就職した後読んだときのほうが意味もわかりやすく面白く感じました。(20代女性)

この本は読んでいて、人間の欲の恐ろしさをとても感じることができます。また、この主人公の言う恥の多い人生とは、もう恥という次元を超えたものなので、それもまた面白く感じました。どんな人生が幸せなのか少し考えたくなりました。(20代女性)

太宰治の代表作にして、日本文学界の金字塔です。この小説を読んで、人生を狂わせた若者は一体どれほどいることでしょう?読後は目の前に広がる世界が鮮やかに変わったことに驚きますよ。わたしも、人間失格に人生を狂わされた一人です。(30代男性)

人間が心の奥に抱える闇とそれを隠そうとして生きようとしても、結局は心の闇に飲み込まれて破滅するという物語に何とも言えないリアリティがあり、物語の最終部の「ただ、一さいは過ぎて行く」という言葉には共感してしまいます。古い小説のはずなのに、まるで現代人を主人公にしているかのような印象を受けるのは、現代が『人間失格』の時代から進歩していないからではないでしょうか。生きる虚しさのようなものを見事に描いた小説だと思います。(20代男性)

太宰の人生録と思うような内容で遺書ではないかという見方もある作品ですが、幼い頃から自分は人と違い、みっともなく恥ずかしい存在なのではないかという葛藤と戸惑いなどの描写は多くの人たちが共感する部分も多いのではないかと思います。(30代女性)

 

 

 1票入った作品を紹介

せっかくなので1票入った作品も紹介します。

太宰治「HUMAN LOST」

太宰治「HUMAN LOST」がおすすめの理由

後の作品である人間失格の土台となった作品で、人間失格よりもずっと実験的で内容も若い頃に執筆されているので、とがっていて人間失格よりもこちらの作品の方が好みにあっているからです。センスの良さが光っていて、天才だと思わされます。(40代男性)

 

 

太宰治「I can speak」

太宰治「I can speak」がおすすめの理由

太宰治が山梨に住んでいた頃の作品です。小説というか、エッセイのようなものだと私は思っています。恐らく、実際に山梨で体験したことなのでしょう。山梨で長編小説の執筆作業に励む主人公が、近くの製紙工場で働く女工さんとその弟との会話を聞いています。その会話がなんとも可愛らしくて微笑ましいのです。『私には忘れがたい』と主人公が語るのも何となく納得できる、瑞々しい情景。太宰と言えばダークな印象を持っている人が多いと思いますが、このような短篇作品はどれもとても面白いです。ぜひ読んでみて欲しいと思います。(20代女性)

 

 

太宰治「あさましきもの」

太宰治「あさましきもの」がおすすめの理由

人間失格の中にそのまま取り上げられるほどのほんの短いお話ですが、男性に対する女性のあるべき姿のようなものを見せつけられます。生田斗真主演で実写化された際には、石原さとみが女性役を演じていました。平成の女性も読むべきだと思います。(20代女性)

 

 

太宰治「トカトントン」

太宰治「トカトントン」がおすすめの理由

若い時に読んだ太宰の小説の中で、今でも忘れられないもののひとつに「トカトントン」があります。 小説は、「トカトントン」という幻聴に悩む若者が、有名作家に宛てた相談の手紙という形式で書かれています。 相談者の悩みは、敗戦を知り自決しようと思っていた時「トカトントン」という幻聴を聞き、それと同時に何もかもどうでもよくなったという体験から始まります。 それ以来、恋をしても、仕事に没頭しても、芸術活動をしても、相談の手紙を書いている最中も、「トカトントン」が聞こえてきて、すべてがどうでもよくなるそうです。 手紙の最後のほうで、自分が手紙に書いていることすら、嘘かも知れないけど、それもどうでもいいとの旨を書いているところが流石は太宰だと感心しました。 「トカトントン」が聞こえてきたら人生はおしまいだろうなと思いますが、なんだか他人事でないような気がします。 精神を病んでいる人が多くなった現代を予言しているかのような短編小説なので、お勧めします。(50代男性)

 

 

太宰治「パンドラの匣」

太宰治「パンドラの匣」がおすすめの理由

授業の課題で使用しました。暗いイメージがつきまとってしまい、なかなか手が出せなかった太宰治の作品ですが、この本は絶望ではなく希望の作品となっていてスラスラと読むことができました。また、文章の感じも可愛らしい感じがしたので、読みやすいと思います。初めて太宰を読む人にオススメしたいです。(20代女性)

 

 

太宰治「やんぬる哉」

太宰治「やんぬる哉」がおすすめの理由

短編小説ですが切れ味抜群。言葉の魔術師と呼ばれた太宰の才能を堪能できる作品です。 時代を超越して共感を呼ぶ普遍性、鋭い感受性とウィットに富んだユーモアセンス、そして何より秀逸すぎるオチ。 読んで損はない作品です。(30代男性)

 

 

太宰治「ロマネスク」

太宰治「ロマネスク」がおすすめの理由

太宰特有の軽妙洒脱な表現が心地よく、字数と句読点の関係など、テンポよく読めるよう工夫されています。 小難しい言い回しが多々ありますが、なにより昔話風の内容がまたとても面白く、上記の作風と相まってあっという間に読破できてしまう名作だと思います。(20代男性)

 

 

太宰治「ろまん燈籠」

太宰治「ろまん燈籠」がおすすめの理由

小さなエピソードと共に紹介される5人、それぞれに違う角度にこじれた性格が、各々が担当した小説の展開や文体の個性と絶妙にマッチしていて、とても面白く、笑いながら一気読みしてしまいました。 太宰のユーモアに脱帽の一冊です。(30代女性)

 

 

太宰治「桜桃」

太宰治「桜桃」がおすすめの理由

太宰治さんの人間臭さがよくわかる話です。ひどい父親、ひどい夫にみえるけれど、ひじょうに人間臭い。夫婦喧嘩をして、やけ酒をのみにでた男がさくらんぼをたべて種を吐くだけの話の中に、そのどうしようもなさがあらわれています。私は好きです。(30代女性)

 

 

太宰治「私信」

太宰治「私信」がおすすめの理由

手紙のような文体で語られる、人の生活。「虚栄や打算でない勉強が、少しずつ出来るやうになりました。」の一文が印象的。人間失格に知られる太宰の堕落した人生、そして生活。それに共感する人、そして太宰にもあったはずのあたたかい生活、それを生きた時間を感じさせる一作。(20代女性)

 

 

太宰治「小説の面白さ」

太宰治「小説の面白さ」がおすすめの理由

作家である太宰自身が、小説を書く者の人生について、そして小説というものそれ自体についてを皮肉りながら自論を展開する話。小説の存在意義とは何なのか、人の心や人生をも乱す小説というもの、そして小説に振り回される人というものについて考えさせられながら、やはり太宰を始めとする作家たちの偉大さを痛感する作品。(20代女性)

 

 

太宰治「新ハムレット」

太宰治「新ハムレット」がおすすめの理由

太宰治の『新ハムレット』に、私の好きなこんな行があります。「本当に愛しているならば、黙っているというのは独りよがりだ。好きと口に出して言うのは、そりゃあ誰だって恥ずかしい。でも、その恥ずかしさに目をつぶって、怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに愛の実体がある。黙っていられるのは、結局その程度の愛なのだ。恥ずかしくて言えないというのは、つまりは相手より自分を大事にしているのだ。怒涛に飛び込むのが、断られるのがこわいのだ。本当に愛しているならば、たとえ無意識にでも愛の言葉が出るものだ。どもりながらでもいい。たった一言でもいい。切羽詰まった言葉が出るものだ」 心の想いを声にするのは簡単なことではないけど、余計な迷いを捨てて勇気持って想いを寄せる片思いの彼女へ自分の想いを届けようと背中を押してくれた、私が一番おススメする本です。(50代男性)

 

 

太宰治「新釈諸国噺」

太宰治「新釈諸国噺」がおすすめの理由

井原西鶴の物語を太宰治がリメイクした作品なのですが、太宰治の良さがとても出ている作品だなと思いました。自身のことや世の中を皮肉っているような書き方をしているかと思えばなんだか寂しそうで自分の良さをもっとわかってほしいと葛藤しているような書き方もあり、太宰治という人間そのものが現れている作品だなと思いました。(20代女性)

 

 

太宰治「親友交歓」

太宰治「親友交歓」がおすすめの理由

人間失格などの暗く重い話を書く作家だというイメージが強かったのですが、この小説を読んでイメージが変わりました。 なぜこんな人を登場人物にしたのだろうという男が出てきて、思わずクスリと笑ってしまうような話です。 これを読んでからもっとほかの作品も読んでみたいと思うようになりました。(20代女性)

 

 

太宰治「富獄百景」

太宰治「富獄百景」がおすすめの理由

太宰治の作品の中ではとても珍しく、登場人物達が前向きでのんびりと暮らしている情景が素晴らしい作品です。 主人公は小説を執筆しながら、俗なものを嫌いますが、時々とても小さなことに感動していたりするのですが、そのような心情もとても共感できるので、読んでいてとても落ち着きます。(40代男性)

 

 

太宰治「葉桜と魔笛」

「葉桜と魔笛」がおすすめの理由

学校の教科書にもあったお話なのですが、ほかの太宰治の小説とは少し雰囲気が違っておもしろいです。昔のお話なのですが、今、現代を生きる私たちにも共感できるとこが多々ありました。お話の終わり方も、読み手に委ねてくるので何回でも読めるお話です。(10代女性)

 

雑誌・本の読み放題サービス「fujisan.co.jp」の口コミ、感想、レビュー

「fujisan.co.jp」について

HP

https://www.fujisan.co.jp/signup/tadayomi/use/

利用料

無料

内容

毎日新しい雑誌が追加されるのでいつまでも飽きずに楽しむことが出来ます。「タダ読み/まるごと1冊」では、ほぼ全てのページを無料で閲覧する事ができます。「タダ読み/今日のちら見」では、本日発売の雑誌や最近発売された雑誌の中身を無料で一部読むことが出来ます。もちろんタダ読みサービスでは追加費用はいっさいかかりません。
SPA!、週刊プレイボーイ、FLASH、週刊朝日、東洋経済、週刊ダイヤモンド、サッカーダイジェスト、OZMagazine、サイゾー、セレSTORY、クーリエ、Oceans、SPUR、東京カレンダー、NHKラジオテキスト、アサヒ芸能、AERA、ゴルフダイジェスト等々、5,000冊以上が無料で読み放題!

 

「fujisan.co.jp」の評価

平均点:58点

 

「fujisan.co.jp」の口コミ・感想・レビュー

80~100点

80点 読み放題サービスではなかなかない、サーフィンをテーマに取り扱った雑誌を見ることができるため、サーフィンが趣味で楽しまれている方や、やったことないけどこれから挑戦してみたい、という方にとてもおすすめできます。(20代男性)

 

60~79点

70点 1冊丸ごと読める「読み放題サービス」は、現在ではほぼ毎月購読している雑誌でしか利用しておりません。その雑誌のバックナンバーを読む際に利用しております。他の雑誌の読み放題もあり、当初は利用しておりましたが、そこで気になる雑誌は全て通読してしまいました。(30代男性)

 

40~59点

50点 よい点はランキングが出てきて、どの雑誌が人気があるかというのがわかりやすい。またマイナー雑誌も豊富に読み放題に入れてくれるので有り難い。悪い点はメジャーな雑誌についての読み放題が少ないことです。それとちょい読みコーナーという少ししか読めないコーナーにより読みだい雑誌が多いことです。(50代男性)

50点 興味のある雑誌はいつも2,3冊はあるのでそれを見つけて読むようにしている。その他は男性向けの雑誌や自分には興味のない趣味の雑誌などなのでスルーしてしまっています。女性向けと男性向け、趣味の雑誌のアプリ、この3つくらいに分化してアプリがあるといいと思います。(40代女性)

40点 無料で読み放題の他には、「お年玉ギフト券」しか印象ないですね。1000円ほど頂けたのでラッキーと思いましたが…興味ある内容の本が数少ないので「あまり・・・」という感じに思い直しました。メール掲題の大半がグラビア関連なので、私は他人にオススメまではしないと思います。(20代男性)

 

20~39点

無し

 

0~19点

無し

 

必ず読みたい!夏目漱石のおすすめ作品ランキング

夏目漱石のおすすめ作品ランキング

読書好き100人に聞いた夏目漱石さんのおすすめ作品をランキング形式で紹介します。日本の代表的作家の作品を読みたい方はぜひ参考にしてみてください。

8位タイ. 夏目漱石「坑夫」(2票)

「坑夫」がおすすめの理由

実はコミカルな要素を多く含む漱石の作品の中でも、とりわけ面白いと思う一冊なのでおすすめです。悲惨さの中にブラックなユーモアがあり、同時に漱石の人間観察力のすごさに驚きます。あまり知られた一冊でないかもしれませんが、短めで割とすぐ読めるので、ぜひ多くの方に読んで頂きたいです。(20代女性)

漱石が他人の体験談を小説家した作品。 虚栄心というのがいたるところに現れる。 自分はこんなところにとどまる人間ではない、という主人公が思い悩みながらもなんとかこの生活に馴染んでいこうとする。 屁理屈っぽい笑いのセンスは流石だと思った。(30代女性)

 

 

8位タイ. 夏目漱石「文鳥」(2票)

「文鳥」がおすすめの理由

文鳥という小説は、三重吉に薦められて文鳥を飼い始めたものの、世話に飽きて使用人にまかせたり、文鳥が死んで使用人や三重吉にあたったりという子どもっぽい振る舞いが書かれていて、漱石ファンとしてはニヤリとさせられます。誰よりも文鳥の死を悲しんでいるのに、それを素直に表現できない漱石。短編ながらも、漱石らしさが滲み出ている、印象深い作品です。(40代女性)

近しい人々をはじめとした、「命」への強い眼差しと、闊達なファンタジーが主調の短編集というか、小品集。 漱石というと、人間のエゴや近代への皮肉を語るイメージだったので、人情味溢れる本作とのギャップにますますファンになりました。(30代女性)

 

 

7位. 夏目漱石「草枕」(3票)

「草枕」がおすすめの理由

夏目漱石の小説の中では割と短くて読みやすいですが、内容は非常に深く何度も推敲して自分の解釈を得るために考えさせられるので長く心に残ります。 「とかくに人の世は住みにくい」と言っていますが、人生で行き詰まったり、近所関係で悩んでいたり、職場の人間関係に困っていて疲れている時に読むと 不思議と落ち着いてきて頑張ろうと言う気にさせてくれます。正しい事をしても報われるわけではないし、頑張っても上手く行くとは限らないけれど少しでも この世界を良くするために一人ひとりの心がけが大切で、まずは自分から始めてみよう、と言うメッセージを受け取れると思います。(30代女性)

旅先での一コマと、主人公の芸術論などの思索がひたすら続いています。 言葉が豊富で読み終えるのに苦労しましたが、会話部分が軽妙で非常に面白い。 文章の美しさ、表現の豊かさを楽しむ作品だと思います。まさに純文学です。(30代女性)

冒頭の 「智に働けば、角が立つ 情に棹させば、流される 意地を通せば、窮屈だ 兎に角人の世は住みにくい」 この名言は印象にある方も多いのではないかと思います。 私自身、情に流されすぎるタイプだったので、この冒頭部分でぐっと引き込まれて呼んでしまいました。 古い作品ですので、現代小説を読みなれている人であれば疲れるところはあるかと思いますが、夏目漱石の独特の言い回しというか表現が素敵な作品でした。(20代女性)

 

 

6位. 夏目漱石「それから」(4票)

「それから」がおすすめの理由

文学を読むということは、ストーリーを追うのではなくあらすじから零れ落ちるものを読み取り味わい尽くすことだ、と思っているのだが、漱石に関しては「ストーリーだけでも十分面白い」とあえて言ってしまいたい。そのくらい根幹の筋運びが絶品。松田優作主演で映画化された本書も例外でなく、まずは数ページだけでもパラパラやってほしい。文学って面白いんじゃないか、と少しでも思ってもらえたら嬉しい。やけに印象的なあのラストシーンまで一気読み必至。(40代男性)

前期三部作の第二弾で、三四郎に続く。 設定や登場人物はまったく変わるが、恋愛の過程がすすむ。 働かずに親の金で暮らしている主人公が友人の妻を好きになって身を滅ぼす物語。 三四郎より濃密で、時間がゆっくり流れる感じが面白い。(30代女性)

独身の代助と人妻の三千代の心の葛藤を描いた小説です。私にも 同じような経験がありましたが、初期の段階で親友には彼女を渡さ ず私が略奪しました。もちろん親友とはそれ以来絶交になりました。 でもその時親友に譲り渡していたら、代助と同じような心境になっ ていたかもしれません。そしてすべての自分をさらけ出し、自分の親 兄弟と離縁していたかもしれません。 まさに新しい出発だから「それから」だなんだと思いました。漱石 の小説は現代でも十分あり得る人間ドラマです。(60代男性)

多くの男性が美しい思い出として大切にしている昔好きだった女性への思いを湧き立たせるような作品です。主人公の代助は好きだった菅沼三千代が親友の平岡と結婚し、その結婚の破綻を知って、止めていた時間を動かしますが、うまくいきません。そのもどかしさも作品の面白味です。(50代男性)

 

 

5位. 夏目漱石「三四郎」(8票)

「三四郎」がおすすめの理由

地方から上京してきた主人公。そこで出会ったある女性に惹かれていく…。 「上京」と「恋愛」。ストーリーも、心理描写も、現代に生きる私たちに通ずるものがあり、「ウンウン」とうなずきながら、共感しながらサクサク読み進めていくことができます。時代の違いを超えた作品で、夏目漱石の作品の中で1番好きです。(20代女性)

九州の田舎(福岡県の旧豊前側)から出てきた小川三四郎が、都会の様々な人との交流から得るさまざまな経験、恋愛模様が描かれているところが、人生の物語が好きな自分は好きになった。自分も九州の人間なので身近に感じたので・・・。(30代男性)

端的に言うと、純朴な青年が都会に出てきて、美禰子というおきゃんで洗礼された女性に振り回される話です。この美禰子が魅力的で、現代風な感覚を持ったたくましく男まさりの女性なのですが、ラストではいわゆる普通の結婚をするつまらない状態に成り下がります。でもそれが、漱石の捉えた明治という時代の生き方なのかとも思え、漱石を研究する上でも欠かせない小説です。(40代女性)

どう対処したらいいかわからない、若い淡い秘めた愛情がテーマ。 正直、展開は陳腐にも感じられるが、時代の切り取り方があまりにも美しいために小説として成り立っている。 ときおりキラリと光る表現、名文が出てくるところが良い。(30代女性)

緻密な空間構成が見事です。例えば三四郎がしゃがみ、美禰子が団扇を持っている出会いのシーンの構図は、最後の展覧会のシーンでの、座っている三四郎と絵に描かれた美禰子とで再現され、美禰子との邂逅の全てを振り返っているであろう三四郎が描かれています。出会いの池が三四郎だけにしか見えないようにうまく描かれています。(50代男性)

人物の心の描写が細やかに描かれ、時代背景と裏腹に恋愛に積極性のある女性の登場が、それまであまり純文学に親しみがなかった私には非常に意外だったことと、その女性の行動、特に三四郎に耳打ちする場面がとても印象的。一つ一つに無駄な説明も無く、人間の嫉妬や妬み傲り等々が見事描かれている一冊だと思います。(30代女性)

古い文体の書籍はあまり読まないのですが、この「三四郎」は学生時代から好きで、今でもたまに読み返します。まず、当時の空気というか、時代の雰囲気が大変よく伝わってくるところが自分には非常に魅力的です。もちろん、登場人物もバラエティに富んでいて楽しいですね。主人公の三四郎の初々しさというか、彼の心がつねに手にとるように繊細に書かれているところが好きです。自分は女性ですので、三四郎を取り巻く女性にもさまざまな感想を持ちました。学生の頃と、大人になった今とで読んだ後の印象が変わることが読書の魅力だと思いますが、この「三四郎」もそんな作品の1つです。(50代女性)

この小説は、青春小説であり、とても読みやすいです。三四郎という一人の青年と、彼をめぐる人間関係、淡い恋心。漱石の他の小説を読んで、重苦しいとか、難しいなどの理由で読むのを断念したことがある人にも自信を持っておすすめできます。現代の私たちが読んでも、共感できることがいろいろあると思います。(30代女性)

 

 

4位. 夏目漱石「夢十夜」(9票)

「夢十夜」がおすすめの理由

すごく好きな本です。幻想的だけれど文章が淡々としていて、すごく綺麗です。タイトルの通りの十の短編なのも読みやすいです。「こんな夢を見た」という書き出しも、とてもカッコイイです。特に第一話の「第一夜」は美しい話で、読んだとたんに心をもっていかれました。(30代女性)

「こんな夢を見た。」の一文が有名な作品。幻想的な設定や切なさを感じる話など、短い物語が十夜分詰まった短編です。癖になる読後感で、繰り返し読みたくなる作品です。特に私が気に入っているのは第一夜と第三夜。どんな話かはぜひ読んで、確かめてみて下さい!(20代女性)

掌編小説、つまりショートショートを十編集めたものです。 戦場へおもむいた夫の無事を祈ってお百度を踏む妻の話などは、思わず落涙してしまいます。 あるいは、暗い夜道を、男を背負って歩いている話のラストシーンで、恐怖に震えない人はいないでしょう。 夏目漱石の長編は敷居が高くても、このくらいの作品なら気楽に読めるのではないでしょうか。(60代男性)

「こんな夢を見た」で始まる物語。 ひたすら見た夢の話が短編で綴られるのだが、どの話もとても幻想的で少し恐ろしい。 その時の精神状態が夢に現れるというけれど、この夢を漱石が本当に見たとしたのなら、彼は何を考えていたのか非常に気になる。(30代女性)

夢をテーマにした、漱石には珍しい幻想小説の連作です。 こんな夢を見た…で始まる物語はどれも怖さや物悲しさが漂う話ですので、怪談やホラー小説が好きな人にもおすすめです。 どれも短い話なので何度も読めて、読むたびに解釈が変わっていくのがとても面白いです。(30代女性)

やはり昔の文体を解読するのは難しいので、短篇作品の『夢十夜』をおすすめしたいと思います。一夜から十夜まで、10個の夢物語が語られますが、私が好きなのは一夜です。横たわった女が『もう死にます』と言う印象的な冒頭から、まるで童話のような美しい語り口調で展開されるファンタジー。『こころ』で傷付いたら、これを読んで心を癒してみてください。(20代女性)

タイトルの通り夢の中の様な話が10話文つまった短編集です。 内容が1つ1つバラバラで話に繋がりも無く短いので、少しの時間で読むことができます。 不思議な話ばかりで想像を掻き立てられる様な話ばかりです。 映画化もされているので是非読んでほしい小説です。(20代女性)

「こんな夢を見た」で始まる、夢にまつわる小説集。美しく儚い夢から恐ろしい夢、何か不条理でぞっとする夢…。読んでいると漱石の夢の中に迷い込んだような錯覚に陥る。ひとつひとつが短く読みやすいので、文豪の作品なんて小難しそうと思っている人にオススメしたい。(30代女性)

世界観が幻想的です。誰かが見た夢の話を書いているのですが、描写が凄くリアルなんです。第三夜まではこんな夢を見た、というのが入るのに、そこから先に無いのも深読みしてしまいます。。一番好きなのはやはり第一夜のお話ですね。貝殻とか星の欠片とか、凄く可愛らしいけれど、最後にまた彼女と出会えるというのが最高です。(20代女性)

 

 

3位. 夏目漱石「吾輩は猫である」(12票)

「吾輩は猫である」がおすすめの理由

有名な書き出しで始まるので、誰もが知っていますが内容までは知りませんでした。夏目瀬石のドラマをしていて、興味があり読みました。人間ではなく、猫の目線で描かれているところにユーモラスを感じました。人間と猫の立場が逆転していて、人間とはつくづく愚かな生き物と感じさせられます。(30代女性)

夏目漱石といえば、我が輩は猫であるである。猫の目線から描かれていて、滑稽です。人間ではない猫に視点をおき、物語が展開していく様がおもしろいです。夏目漱石は、難しい人だけい、猫の目線になって描いてあるところにも魅力を感じます。(30代女性)

この時代に冒頭から我輩は猫であるから始まり、猫が如何にも話しをしているかのような世界観を醸し出しながら進められていく物語が非常に面白く、夏目漱石の代表作品の一つとして必ず読んでおきたい作品の一つである。(40代男性)

このストーリの作品セリフで有名なのは‥「吾輩は猫である、名前はない」から始まるこの一言です。 普通なら、人間から人や動物、自然などを見てどう思うかという文が一般的ですが‥これは猫から見た人間や物に対しての文が書いてあるんです。 なので、ユニーク、ユーモアが沢山溢れていて、「不思議だな、こんな考えもあるかもな‥」なんてていう自分自身変わった考え方ができる一冊だと思います。(30代女性)

主人公が猫であるというところがまず面白い。猫の視点から見ると、つくづく人間は不思議で滑稽な生き物であることがよく分かる。 人間の他愛もない日常を、風刺の効いた切り口から捉えて描いたユーモラスな作品である。(40代女性)

出たしは誰もが知っているが、意外と内容は忘れられている。 今の世の中と通ずるものがあって面白い。 猫の口を借りて漱石が言いたいことを綴ったエッセイにも感じられる。 最後の章の、人間の個性、自由、死に関わる討論、名もなく溺れていく猫が印象深い。(30代女性)

苦沙弥先生の自宅を訪れる人々を猫が見つめるというシンプルな物語構造でありながら、世の中を批判している苦沙弥先生とその仲間の底の浅さが猫の言葉によって揶揄されるシニカルな笑いが面白い。登場人物のほぼ全てが他人をからかって喜ぶが、いざ自分がからかわれると激怒する様子は現代人の姿とも重なる気がする。人間の薄っぺらさをシニカルに描いた日本文学上の名作だと思う。(20代男性)

夏目漱石というと、少し昔の小説家で、書かれた本は今と文体などが異なっていて、読みにくくて難しそうというイメージがあったのですが、この小説は文章がとてもユーモラスで、読んでいて思わず笑ってしまうほどでした。 人ではなく、猫から見た視点で話が書かれているのも、他の小説にはない面白さだと思います。(30代女性)

吾輩は猫である。まだ名前は無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。という書き出しで始まるように猫の第1人称でまた猫目線で世の中を見渡しているとてもうがった小説である。さらに飼い主である珍野苦沙弥(=夏目漱石)先生とのやりとりも人間臭くおもしろいところです。猫の死後葬式を出したとのことですから漱石自身の入れ込みも相当なものだったようです。1度は読んでおきたい小説です。(60代男性)

夏目漱石はユーモアのセンスがある人で、思わず 笑ってしまう場面がたくさんあります。 実在の人物や実際にあったエピソードを交えて 描いているのが興味深いです。 文学好きの人ならそういう部分も楽しめるでしょう。 かなりの長編で読みごたえ十分です。(40代女性)

漱石先生の純文学でありながら、ゲラゲラ笑いながら読める愉快な小説です。猫の目線から「先生」や「書生(学生)」などの人間の生活を相対化する諧謔は絶品です。それでいて、最期はお酒に酔って溺れ死ぬというようなペイソスもあります。(50代男性)

飼い主とその取り巻きを、猫の視点から描いた作品です。 ついつい笑ってしまう面白さ。 今の世の中に通じるところがあるなあと思いました。 最後の章の、人間の個性、自由、死に関わる討論、名も無く溺れていく猫が一番印象に残りました。(30代女性)

 

 

2位. 夏目漱石「坊ちゃん」(20票)

夏目漱石「坊ちゃん」がおすすめの理由

愛媛県松山市で教師として赴任してきた一人の男性の生活が書かれています。そこには、当時の松山の風景を思わせる豊かな表現や当時の学生の服装など、その時代のその土地にトリップしたかのような内容も含まれています。また、豊かな時代を生きてきた人々が主人公の立場になって読み進んでいくと様々な人間模様が見えてきて、勉強になります。(40代女性)

新任の教師として赴任した学校で、坊ちゃんが大暴れ、という話です。 夏目漱石というと小難しいと考えがちですが、この「坊ちゃん」は文句なくおもしろいです。味わい深い、のではなく、おもしろいです。 アニメ監督の宮崎駿が、「いかに夏目漱石といえども『坊ちゃん2』は書けまい」というようなことを言っています。 そのくらいの、漱石一生一代の物語だと思います。(60代男性)

この小説は若い先生のはつらつとした気持ちが余すところなく書かれたいるので、中学生くらいの年齢の方が読むには適した小説だと思います。また、地方ならではの陰湿な感じもうまく表現されているのでそのあたりも楽しめるからです。(20代男性)

昔の小説なのに、人物の描写が現代でも通用するキャラクターで、いけ好かない赤シャツや歯がゆいうらなりなどは誰でも身近な人物に重ねることができます。 出てくるエピソードも笑えるものばかりですが、最終的にスカッとする形で全ての伏線が一気に回収されて爽快感があります。 地元でいつも応援してくれるおばあさん、清の存在もいい味出しています。(30代男性)

ドラマ化、映画化もされている名作です。夏目漱石氏の若いころを描いた作品で、彼の思考や行動、実際にいた人物をデフォルメしているため、人物像がリアルで生き生きとしています。とても有名な作品です。有名には有名たるゆえんがある、ということでおすすめします。(30代男性)

夏目漱石といえば「坊ちゃん」というくらい有名な代表作である。ただその中に流れる心意気や気持ちは現代にも通じるのではないだろうか。坊ちゃんは「親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしている」にあるとおり、まがったことが大嫌いな性格の持ち主です。その性格をもって教師になるのであるからぶつからないわけがありません。いま教育委員会、PTA等がうるさいのでこんな教師はいないのかもしれないけれどぜひ実在してほしい 教師である。その坊ちゃんを擁護するばあやもいいアクセントです。(60代男性)

冒頭に書いてある通り、坊ちゃんの無鉄砲ぶりが随所にあり、小気味良い。坊ちゃんが出会った人々に付けるあだ名も、登場人物を生き生きと想像させる。全体的にラストまで明るく話しは進むが、最後の坊ちゃんの選択は、果たして今後良い方向に行くのだろうか?と読者に考えさせるような終わりも面白い為。(30代男性)

高校時代に読書会にて紹介され、「坊ちゃん」という小説を読みました。 かなり、人間関係が複雑に表現され、主人公がストレートなタイプに、びっくりしながら、最後まで読み切った思い出があります。 今、若者にぜひ読んで欲しいかなと思います。(40代女性)

夏目漱石といえば、『坊ちゃん』の痛快さが大好きです。ユニークな登場人物もとてもよくて、清、赤シャツやタヌキ、ウラナリなど、今思い出してもまた読みたくなります。四国は松山の中学の数学教師として赴任する坊ちゃん。都会育ちの坊ちゃんには、赴任先は気に入らないことばかりらただ、温泉や同僚の親切な教師の山嵐やマドンナなど、だんだん好きになっていくのも引き込まれます。また、天ぷらそばを好んで4杯も食べているところを教え子に見つかってイタズラされたり、面白いことがたくさん出て来ます。手放しで楽しめる小説です。(40代女性)

登場人物がとても個性豊かで文学ながらコミカルな内容で現代の読書が苦手だという人でも楽しめる作品だから。 他の純文学とは違った魅力が詰まった面白さがあると思う。 思わず笑ってしまう場面もあり私は声に出して笑ってしまうほどだった。(20代女性)

社会で働くには時には自分らしく生きれず我慢しなくてはいけないこともたくさんあります。しかし、そんな中でもこの本の主人公は最終的に自分の意思を貫き、退職することになります。潔く生きる主人公の姿に気持ちよさを感じました。(40代女性)

登場人物のニックネームを動物にしていますが、人物の印象を言葉で説明するよりも、わかりやすく、ビジュアルな感じが、沸いてオモシロイと思います。また、赤シャツねんて、ネーミングセンスは、漱石ならではで、大変惹きつけられます。(50代女性)

「無鉄砲で曲がったことの嫌いな江戸っ子が、地方の中学教師になって大暴れ」というイメージが強かったこの小説。改めて再読して印象に残ったのは、遠く離れながら坊っちゃんを案じ続ける清さんと、そんな清さんこそ大切な存在だと悟る坊っちゃんの姿でした。物語の最後でわずかに語られる坊っちゃんと清さんのその後の人生にこそ、ぜひとも想いを馳せていただきたいです。(40代男性)

夏目漱石が実際に赴任していた学校を題材にしていて、時代背景や街や景色の情景などがリアルに伝わって来て話に入り込みやすい。 また登場人物にもそれぞれ個性的なキャラクターが多く、それぞれの人間関係の描写や表現が面白い。(50代男性)

坊っちゃんの言動を大袈裟に書き、ユーモアを誘い、痛快風に仕立てることでわかりにくくしているが、坊っちゃんは決して、勧善微悪を貫く性根の良い人間ではない。 この作品は読み手によって、その印象を大きく変えてしまうだろう。(30代女性)

夏目漱石の坊っちゃんは、中学生の時に、教科書にて、面白いと思いました。 坊っちゃんは、わがままというか、親とは仲良くない。しかし正義感が強く弱い者の味方です。 そんな坊っちゃんも、家を出て、学校の先生になり、人間関係で、もまれ強くなる所に私も憧れたものでした。(40代女性)

私は、高校生の時にこの小説と出会いました。数学教師となり働く主人公の視点で、物事が丁寧に描写されています。『親譲りの無鉄砲で小供の頃から損ばかりしている。』この主人公は、『赤シャツ』『うらなり』『山嵐』などとあだ名をつけて、心の中で言いたいことを言っているのはとても滑稽だと感じた記憶があります。下女として働いていた清は、その性格を理解しつつも一番に温かい目で見守っていました。30歳を超えた今、この小説に書かれている複雑な人間の心の思いや欲に共感や理解ができ、何度も読み返すほどの面白くおすすめしたい小説です。(60代女性)

大人になって読み返し、はまってしまった一冊です。登場人物、それぞれのキャラクターがきっちり書き上げられており、心の動きもよくわかります。時代が違っても、優しさ、怒り、虚栄心など人の心持ちは変わらない、ということも感じられ、感慨深いものがあります。子供にもすすめられている本ですが、大人になって読み返して欲しい一冊です。(40代女性)

短い物語で読みやすいです。 夏目漱石の作品は、難しい単語がたくさんでてきますがストーリーが 面白いのでさほど苦にならないと思います。 主人公の坊っちゃんは、いかにも江戸っ子という性格で、 陰険な赤シャツたちをやっつけるラストは爽快です。(40代女性)

江戸っ子気質の坊ちゃんと、ハイカラで気障な教頭との対決が小気味良い作品です。それは疑似西洋的近代の日本に対する文明批評に支えられつつも教訓的でなく、終始笑いながら読めます。舞台となった四国の道後温泉に行っても楽しい文学散歩向けの作品でもあります。(50代男性)

 

 

1位. 夏目漱石「こころ」(28票)

夏目漱石「こころ」がおすすめの理由

読むたびに、異なった捉え方のできる物語だからです。 年齢によってなのか、読む回数によってなのかは、さまざまだと思いますが、それぞれの登場人物の立場に立って考えられ、また「先生」と「K」の死の理由についても一辺倒の解釈だけにとどまらない深い読み方ができるからです。(30代女性)

教科書に小説の一部が載っていたり、何かの折に内容が紹介されたりで、一度は文章や内容に触れたことのある人も多く読みやすいと思います。続きが気になる内容なので、読み慣れていない人でもどんどん引き込まれて行きあっという間に読んでしまう作品だと思います。(40代女性)

昔、高校に入学し、入った部活の部室に、「向上心のない者はバカだ!!」と大きく落書きされていた。国語の授業で夏目漱石のこころを習い、これがこころの一文だったことがわかった。本当は複雑な恋心から出た言葉だが、部室に書かれた言葉はただのスポ魂。懐かしい思い出です。(20代女性)

最初は高校の教科書で一部だけを読んだのですが、続きが気になって全部読みました。先生とKのやり取りがとても切ないです。二人ともとても誠実で優しいがために死という結末に至ってしまったのだろうなと思います。心が打たれる小説です。(20代女性)

物語の時代は今より少し前ですが、恋愛と友情という永遠のテーマを扱った作品で色々考えさせられるのでおすすめです。テーマは現代人に通じるものですが、書生さんがいるレトロな時代の描写がおしゃれにも感じられます。そして、言葉使いも読みやすい中に突き刺さるものがあり、さすが文豪の作品という感じがします。(20代女性)

私と先生の関係は少し特別で、先生の奥さんも知らない先生の過去の秘密を知ることになる私。先生やKの生身の感情が文字からひしひしと伝わります。どうにも分からない他人の感情、どうにも止められない自分の気持ち、人間の欲の生々しさ。そういったものが不思議と文書から伝わります。(20代女性)

すごいひきこまれます。読んでいるうちに先生が好きになりました。先生が最後までKのこころをほんとうにはわかってなかったんじゃないのかな、と思うのですが先生が選んだ答えもまたこころのありようなんでしょうね。あと奥さんがかわいそうです。面白い小説です。(30代女性)

かなり斬新で、少しグロいところがあります。普通の恋愛を考えている方はあまり読まないほうがよろしいと思いますが、少しマニアックな刺激を求めている方に関しては、とても面白い作品だと思います、ちょっと夏目漱石の作品の中では異色です。(40代男性)

人間の弱い部分、黒い部分がありありと書かれているのが印象的。 心に響く表現が多く、文章が美しい。 人間の罪や利己心などと向き合わされる作品。 そして最後に息を飲むようなハラハラとする心情描写が素晴らしく傑作だと思う。(30代女性)

この小説は、思春期に読んで衝撃的な印象を受けました。私は友人にこの本のことを熱く語り、「読んでみて」と進めていた思い出があります。若い頃の感情では失恋や裏切りといったものが心を占めていましたが、大人になって読み返すともっと深い、死を選んでも貫きたい信念のようなものが見えてきます。(50代女性)

淡々と書き綴っていますが、かなりドロドロした人間関係が絡み合った話だと思います。 隠居状態の先生に引かれていく大学生の私は、やがて先生の過去を知りたくなります。 どうして人は人の過去を知ろうとするのか、人間不信の先生は自分のことさえ信じていない様子です。 何と言っても先生からの長い手紙(遺書)で知ることになる先生の過去、なぜ人間不信になったのか、奥さんを嫌うのか、自分を嫌悪するのかなど、深く考えさせられます。(30代女性)

1回読んだだけでは理解しづらい深層心理が魅力だと思います。人間の内面の醜さがじわりじわり浮き上がってくるのが、不気味です。国語の授業で一部をかいつまみながら習ったのですが、あれは1回は全編通して読まないと恐ろしく思えないでしょう。。(10代女性)

文学にあまり関心が無い人でも、作中に描かれる恋模様は読んでいて面白いと感じられると思うためです。 特に「先生」が好意を抱く下宿先の「お嬢さん」と「K」が仲良くなり、「先生」が「K」に嫉妬する場面は読むとドキドキし、先が気になること間違いなしです。(20代女性)

夏目漱石の作品の中でも有名な作品の一つとしてあげられ、また高校の教科書にも載っていたりするこの「こころ」は愛と欲望によって人が本来持っている理性を失い、他人の精神さえ壊してしまう愚かさと、その苦悩について苦しむ人間の葛藤や精神性がテーマになっています。誰にでも起こり得るような恋愛のトラブルを題材にして、人間のエゴや虚栄心をえぐりだすこの作品は、時代を選ばず現代の世の中の人にも共感することができる内容になっています。(20代男性)

私が、夏目漱石の『こころ』を初めて読んだのは、高校生の時です。主人公は、親友と同じ女性を好きになってしまいました。主人公がその女性を親友から(先に)うばい、結婚することになった時に、親友が自殺してしまたのです。主人公は、親友に対する罪悪感を抱きながら、年をとっていきます。主人公が親友から女性をうばう経緯や、うばったことにより親友を自殺に追い詰めてしまった罪悪感に対する心の葛藤がとても印象的でした。私は、『こころ』を4,5回読み返しました。(40代女性)

いちばん有名な作品かもしれませんが、有名なだけあって面白いと思います。文章は緻密ですがわかりやすく、古い作品などを読んでいるとたびたび感じる現代との考え方の誤差も少ないように思いました。登場人物「先生」の過去の恋煩いや他者への嫉妬に関しての描写は読んでいて共感できるところも多いので、読み進めるにつれのめりこんでしまいます。(20代女性)

夏目漱石の代表作。初めての出会いは高校の国語の教科書でした。昼ドラ並みのドロドロとした男女の三角関係を主人公の視点から描いた長編小説ですが、なんとも儚げで物悲しく余韻を残す一冊です。古典文学と敬遠せず、純粋な恋愛小説として誰が読んでも楽しめると思います。(20代女性)

夏目漱石の『こころ』は読む時期や読む人によっていろんな解釈が生まれるであろう作品です。登場人物は主人公、先生、奥さん、Kなど、そう多くはありません。割と小さな人間関係の中での出来事が心象風景として描かれています。読む前からしんみりしたきぶんになってしまいますが、また改めて読むと味わいが変わっていそうです。(40代女性)

学生時代に何度も読破しようと挑戦しましたが、半分も読めませんでした。それなのに40代に入りもう一度読んでみると、「こころ」の世界に引き込まれ読むのをとめることができませんでした。そのそれぞれのシーンが自分の頭の中に鮮やかに浮かび上がってくるのです。夏目漱石の文章のすばらしさに感動します。テーマが重く、登場人物を自分に置き換えて自分ならどうだろうか?と深く考えてしまいますが、日本語の美しさをしみじみ感じることができる小説でもあると思います。(40代女性)

最初この小説を読んだときに意味がよくわかりませんでした。 先生と私の関係はよく解ったつもりですがそれ以外の繋がりが よく解らずこの小説を何回か読み返してしまいました。 何度か読み返していくうちに中身が理解できるようになり、 なぜ先生が世をすねたように生き、最後に自殺までしてしまっ たのかが繋がりりました。まさに現代でも起きている事象です。 またテレビドラマなどでもよく出てくる人間模様なのです。 まさにその面白さがこの小説の醍醐味だと思います。(60代男性)

大学生の主人公「私」と隠居暮らしの「先生」との出会いから始まる物語。最後に解き明かされる先生の謎にみちた過去、長年抱えた先生の心の闇を青年が知ったときには、先生はこの世にいない。友情、恋愛、人間関係、死、さまざまな視点から考えさせられる。(30代女性)

こころは、今読むとちょっと呆気に取られるような終わり方をする小説ですが、これが書かれた時期を考えるとベストセラーになった理由が分かる気がします。そういう意味で、夏目漱石は見事に職業作家なんです。どういう話をどのように書けば、読み手が喜んでくれるのかを考慮しながら書いていたんでしょうね。明治の精神、というフレーズだけでも、当時の読者の心は疼いたことでしょう。そのような意味で、こころはとてもうまく計算された小説です。日本の近代文学を代表する小説だと思います。(40代女性)

こころは恋物語のような、ミステリーのようなどこか不思議な作品です。小説の中の登場人物の心の中を考えるのがとても楽しいです。またそれぞれの立場にたって作品を読むのも面白いので、何度も読み返してしまいます。(20代女性)

先生と私の関係や、先生とKとお嬢さんの関係が丁寧に描かれていて面白いです。 前半はさっぱりした青春物のような作風ですが、後半から人間らしい話になって来て面白くなってきます。 昔の作品ですが読みやすいです。(20代女性)

とても有名な作品ですが、読む度に受ける印象が変わってゆくという、「読み込むほどに味わい深くなる名作」だと思います。恋心という感情に思いを寄せて読むのか、師弟関係の深さに心を寄せるのか、その時の自分の心持ちで揺さぶられる感情が変わってゆく、懐の深い作品です。(40代女性)

愛すべき人たちが出てくる物語です。舞台は明治の末期。だけど、時代のズレはあまり感じることはありません。なぜなら、出てくる人たちの思っている事や考えていることは私たちと変わらないからです。お金が人の人生を狂わせるという事。人を愛するという事、そしてそれは人を変えてしまうという事。起こってしまっとことに気が付いたとしても、もうやり直せないという事。すべての人の隣にある人を変えてしまう選択肢、その選択肢を選んでしまった人のお話。泣きたいくらいに、愛おしくて、また、この人たちに会いたいと思ってしまうそんな物語です。(10代女性)

主人公には先生と慕う人物がいました。海水浴で偶然出会ったその先生には、奥さんがいましたが子供はいませんでした。主人公がその理由を聞くと先生は「天罰だからさ」と答えます。この時点では主人公も読み手も、それがどういう意味なのか理解できないはずです。しかし先生の遺書から彼の過去を知ると、この言葉の真意が分かり衝撃を受けます。先生の天罰とは何なのか、主人公と共に読み進めてほしいです。(30代女性)

何かが心に引っ掛かり数年に一度は読み返してしまうこの本。 託された手紙に綴られているのは普通の日常。そんな中で先生とK達の間に起こる致命的な出来事。その悲しい一件は既に過去のもので先生にはもうどうしようもない。 それがわかっていながらあの結末を選んでしまった先生の心を少しでも理解したくて、また本棚からこの本を手にしてしまうことでしょう。(40代女性)

 

1票入った作品も紹介

せっかくなので1票入った作品も紹介します!

夏目漱石「一夜」

夏目漱石「一夜」がおすすめの理由

まるで映画のような作品だと思いました。特に背景説明もなく淡々と語られる、3人の男女の物語。セリフを中心にしているので読みやすいと思います。私は特に女性の描写が美しいと思い、どんな女性か知りたいと思いましたが、結局3人ともどんな素性の人なのかは語られず終わるのでした。この作品を読んで前後の物語を想像してみるのも面白いかと思います。(20代女性)

 

 

夏目漱石「琴のそら音」

夏目漱石「琴のそら音」がおすすめの理由

新字体で読みやすい短篇小説です。自分の家を持ったらしい主人公と、心理学者風の『津田くん』。2人の会話を中心に進められる物語なのですが、この掛け合いが面白いです。なんでも難しい言い方で評価をする津田くんが真面目くさっていて笑えますね。主人公の家の『ばあさん』の話は必読です。漱石は小難しい文章のイメージがありますが、こちらは会話が多く比較的読みやすいので若い方にもおすすめです。(20代女性)

 

 

夏目漱石「私の個人主義」

夏目漱石「私の個人主義」がおすすめの理由

明治45年と大正3年に行った講演5本を収録した作品。 視点はそれぞれ違うが、維新後大きく変わった日本社会に関する批評提言。 それなのに、比喩でもなんでもなく、現代や今の日本人にそのまま感じることの何と多いこと。色褪せない作品だと思う。(30代女性)

 

 

夏目漱石「硝子戸の中」

夏目漱石「硝子戸の中」がおすすめの理由

一編一編がとても丁寧に深く言葉で表してあるので、時にめんどくさい人だと思ったり、関わった人とのやりとりの掘り下げように流石と唸ったりしてしまった。 想像していた以上に、漱石は人との関わりが深い人なのだなと思った。(30代女性)

 

 

夏目漱石「二百十日」

夏目漱石「二百十日」がおすすめの理由

他の小説と異なり内容がすべて会話形式で書かれているところです。 漱石と思われる主人公の青年と友人が二百十日前後に阿蘇に登るとい う内容の小説です。面白いのは宿の女中とのやり取りにいくつかあり 特にビールを注文するところは圧巻です。ビールはないけれどエビス ならあるという有名な件です。たぶんこれは実話ではないかと思って います。私事ですがこの小説を読んだのがちょうど二百十日前後でし た。(60代男性)

 

 

夏目漱石「彼岸過迄」

夏目漱石「彼岸過迄」がおすすめの理由

正月から開始して、お彼岸の頃までの新聞掲載という意味のタイトル。 敬太郎という大学を出たばかりの男が主人公で、敬太郎の目線から周りの様々な人々の様子が描かれいます。 人の心の壁をうまく描くなぁと感心した。 構成も素晴らしい。(30代女性)

 

 

夏目漱石「文学論」

夏目漱石「文学論」がおすすめの理由

夏目漱石といえば小説家のイメージが強いですが、実はイギリス文学を学んだ一流の文学者でもあります。そんな彼が文学について語ったのがこの作品です。『坊っちゃん』『こころ』といった名作の背景には、漱石こうした文学者としての研究があったのでしょう。(20代女性)

 

 

夏目漱石「変な音」

夏目漱石「変な音」がおすすめの理由

短篇小説です。冒頭で、夜中にふと目を覚ますと隣の部屋から変な音が聞こえた主人公は、『山葵おろしで大根か何かをごそごそ擦っているに違いない』と思います。ここで思わず笑ってしまいましたが、最後まで読んでみるとその音の正体がなんだか切なく、しんみりとしてしまう作品なのでした。そのギャップがまた面白いと思うので、ぜひ読んでみて欲しいと思います。(20代女性)

 

 

夏目漱石「門」

夏目漱石「門」がおすすめの理由

漱石も参禅したことのある鎌倉の円覚寺の中の三解脱門をモチーフとし、入り口の総門や、自宅の門、占い師の門などさまざまな門が登場し、結局は救いは宗教にも占いにもなく、日常をただただ生きていくしかないという諦念を再確認できる作品です。だれもが抱える日常生活の心理的な危機が浄化される作品です。(50代男性)

 

 

夏目漱石「野分」

夏目漱石「野分」がおすすめの理由

漱石自身の哲学や信念が凝縮された一冊だと思います。漱石が小説という形態を通してこんなにも自分の世界観をダイレクトに書き綴った作品は他にないと思うので、私の中ではバイブル的な存在です。夏目漱石の作品の中であまりメジャーではないかもしれませんが、ぜひもっと多くの方に読んで頂きたいです!(20代女性)

 

 

夏目漱石「倫敦塔」

夏目漱石「倫敦塔」がおすすめの理由

漱石がイギリスに留学していた時の話のようです。短い文で語られる20世紀のロンドン塔の風景。正直、この話を読み解くのは私は難しくて全ては理解出来ていません。しかも、妄想か夢か?と思うような描写も出てきます。ただ淡々としているようでとても面白いので全てを理解できるよう何度も読みたい作品です。(20代女性)

 

雑誌・本の読み放題サービス「U-NEXT」の口コミ、感想、レビュー

「U-NEXT」について

HP

http://video.unext.jp/lp/book/

利用料

1,990円(税別)/月

内容

電子書籍が20万冊以上、映像作品は12万本以上を配信しているエンタメサービス!最新作はもちろん、見放題作品や名作も充実!電子書籍や映像作品に使えるU-NEXTポイントが毎月1,000円分もらえる!

「U-NEXT」の評価

平均点:77点

「U-NEXT」の口コミ・感想・レビュー

80~100点

100点 たまたま登録したのですが、マンガや小説や雑誌、写真集など色んなジャンルがあり、品揃えも豊富です。私はよくマンガを読むのですが、何を読もうか迷う時はランキングに目を通してきになったのを試し読みするのがオススメです。(20代女性)

90点 無料登録期間が一ヶ月あることでサービスを試せるのがいいです。登録もとても手軽です。ジャンルも広く、普段からマンガやアニメをよく見るので満足しています。まだ使い始めたばかりですが特に悪い点は今のところ感じていません。(30代男性)

80点 無料お試し期間が1ヶ月と長めなのがよいので、試しに雑誌や本を読めます。続きが読みたいので、継続していますが、月額が私にとっては高めだと思っています。日額コースをつくってくれたら、制限できるしいいなと思います。(30代女性)

60~79点

70点 気軽で重くもないのは便利だが、読み放題と言っても、読める雑誌は限定されている場合もあり、いざ自分の読みたい雑誌が読めないこともあった。それにやはり本は自分の手にとってめくりながら読むほうが実感がわくし、印象にも残りやすいので、電子書籍で読むべきではないと思う。(40代男性)

70点 操作が簡単でサクサク使えて良いと思います。機械が苦手な私でもラクに使うことが出来ているので、高齢者の方にもオススメできるのではないでしょうか。悪い点は特にありませんが、もう少しマイナー分野も扱ってもらえたら嬉しいです。(20代女性)

40~59点

50点 あまりおすすめはしません。なぜなら、すぐに強制終了してしまうからです。端末の問題かもしれませんが、必ず一回は勝手に終了してしまいます。最初、利用したばかりのときは、快適に利用していましたが、しばらくしてから、不具合が見られたので、とても残念に思います。(30代男性)

20~39点

無し

0~19点

無し

雑誌・本の読み放題サービス「Yahooブックストア読み放題」の口コミ、感想、レビュー

「Yahooブックストア読み放題」について

HP

https://bookstore.yahoo.co.jp/unlimited/

利用料

400円(税別)/月

内容

2万冊以上の電子書籍が読み放題。コミック、一般書籍などオールジャンル。月額たった400円。

「Yahooブックストア読み放題」の評価

平均点:70点

「Yahooブックストア読み放題」の口コミ・感想・レビュー

80~100点

90点 やはりそのラインナップがヤフーブックストアの最大の魅力だと思います。私は井上三太作品を読みたくて、こちらのサービスを選んだのですが、他にも興味深い漫画が多く、無料で一巻を読める作品も多く、スキマ時間を埋めるには丁度よいですね。オススメです。(30代男性)

80点 全体的にコミックが充実している点は好感触でした。ただ、若干古いというか、一昔前の作品が多いのは気になります。Yahooという安心感と「20,000冊を取りそろえて……」という触れ込みに惹かれたのですが、じっくり見てみるとその20,000冊のうち、上記のように古い作品がかなり多い気がしました。なんとなく暇つぶし程度に読むのならおすすめですが、明確に「これが読みたい」「この人の作品が読みたい」という人にはどうなのかな、という印象です。(20代女性)

80点 幅広いジャンルの漫画を立ち読みや無料で1巻だけ読むことができることがいいと思います。また少年漫画~少女漫画様ざまなジャンルの漫画のランキングがあるので、それを見てこの漫画を見てみようと思えるのでとても重宝しています。それをきっかけで購入した漫画も沢山あります。(20代女性)

80点 昔の人気漫画が、なかなか登録されない。トップページにアダルトな本の表示が多いので、人がいると開けにくい。レンタルもあって手軽に購入出来るが、期限が短いので通常購入した方がお得な気がする。色々な価格の月額制が選べるのが良い。購入した本が本棚に登録されていくので分かりやすい。複雑な作業がないので使いやすい。(40代女性)

80点 認知度が高いと思うので、とくに悪いところは見当たりません。たまに、もう少し書籍のジャンルを増やして欲しいなー、って感じることがあります。昔の漫画とかをもっと読みたいです。昔の漫画って、古本屋さんで探しても、なかなか手に入らないので。(40代女性)

60~79点

70点 もともとYahooのアカウントを持っているなら、新しくIDなどを作らなくて良いので楽です。検索の仕方もジャンル別に別れているのでいいかなと思います。ただ、本が多いからなのか、サイトの作りが雑多な印象があります。使い易さはまあまあかなといった感じです。読み放題ならいいかな。と思っています。(20代女性)

65点 月額使用料金がリーズナブルで取り扱い数が多いのでお得感を感じられます。書籍やコミックなどのジャンルが豊富なのがいいです。試し読みできるので本を選ぶ基準にすることができます。ドラマ化されたコミックなどを読むのに使っています。(40代女性)

60点 いい点は、yahooだということです。読みやすいというところ、そして大手なのはもちろん、名前だけで信用度も高いので安心かと思います。私は毎日読わけではないので、正直どこでもいいです。なので悪い点は、特にないです。(20代女性)

60点 よい点としては、今まで読んできたことがないジャンル・種類のものを金額を気にせず読むことができること。悪い点としては、最新のもの、比較的新しいものがないことが多いというところ。また、古いものが多いので、自分の好みに合わないものは読み進めていけず、読めるものがなくなってしまうところ。(30代女性)

60点 yahooのアカウントがあればいいので気軽点が良いところです。また、私はよくコミックを読むのですが、コミックの量が多いのも良いと感じました。個人的には検索がしにくい点が残念なところです。また全体的に若者向けのような気がします。(40代男性)

60点 良い点は大手企業なので個人情報管理など安心して使えることと、値段が安かった点です。悪い点は、本の種類が少ないこと、読める漫画が古いこと、雑誌の種類が少ないこと、新しい漫画はキャンペーンとして、1巻など最初の数巻まで(会員じゃなくても読める)しか読めないことです。(20代女性)

60点 もう少し立ち読みができる種類を増やして欲しいのです。電子コミックなので気軽に読めるのが便利です。部屋に置いておくのは気が引ける作品(セクシーなもの、残虐なもの、幽霊などの怖いもの)も挑戦できるのも嬉しいです。(30代女性)

40~59点

無し

20~39点

無し

0~19点

無し

全て読みたい!湊かなえ作品おすすめランキング

 

湊かなえさんについて

広島県因島市中庄町(現・尾道市因島中庄町)生まれ。武庫川女子大学家政学部被服学科卒業。大学卒業後アパレルメーカーに就職して1年半勤務の後、2年間青年海外協力隊隊員としてトンガに赴任。帰国後高校で家庭科の非常勤講師となる。27歳の時に結婚し、28歳の時に第1子を出産。2005年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。2009年「告白」が第6回本屋大賞受賞、2010年に松たか子主演で映画化され、書籍の売上も累計300万部を超える大ベストセラーとなる。2016年には子育て中の著名人に贈られる第9回ベストマザー賞を文芸部門にて受賞。

おすすめの湊かなえ作品ランキング

それでは早速、読書好き100人に聞いた湊かなえ作品のランキングを紹介!

 

10位タイ. 湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(2票)

湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」がおすすめの理由

後味の悪いイヤミス6編です。姉と妹、男と女、母と娘などの関係を生々しく描いた話ばかりですが、ついついページをめくってしまう怖さがあります。表題の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」は対になっており、娘目線と母目線で話が違ってみえます。狂ってるのはどちらなのか、読み手の立場によって変わる、考えさせられる作品です。(20代女性)

6偏の短編集。 良くも悪くも、親の影響は子供に多大な影響を与えるということ。親の立場からと子供の立場からとでは、まるでみる景色が違う。 それを100%理解することは他人である以上絶対に無理だけど、理解しようという気持ちは忘れてはいけないと思った。(30代女性)

 

 

10位タイ. 湊かなえ「ユートピア」(2票)

湊かなえ「ユートピア」がおすすめの理由

この小説はなにか心に残る内容。サスペンス性が強く非常に怖いのですが、人の本性を知ったきがします。じっくり最後までストーリーに這い込み読んでいた。そんな本は初めてだったので、この本をきっかけに湊さんに興味を持った。(20代女性)

人間が持つ様々な感情について考えることができます。登場人物がそれぞれに抱えているものがあり、それを重苦しくなくさらりとした文章で表現しているところが余計に想像を掻き立てます。ラストシーンが衝撃的で最後の最後まで飽きることなく読み続けることができる作品です。(40代女性)

 

 

10位タイ. 湊かなえ「リバース」(2票)

湊かなえ「リバース」がおすすめの理由

リバースは湊かなえが得意とする告白形式で、とある青年とその親友の事故死の真相を描いています。読者と共に過去を振り替えるスタイルで、読み進めるうち親友はなぜ死んだのか、本当に事故死だったのか、自分が一番の親友だったはずが親友の知らない一面を知っていったりと、どんどん物語に引き込まれます。 青年は、自分が知らなかった親友の人間関係を知るところとなり、辛い親友の死すら、それを共に乗り越えていってくれる大事な人との深い繋がりに安堵し、あと数ページでこの物語も終わり…と言うときに、青年はある真実に気づいてしまうのです。 読者が物語の終結に向けてホッと胸を撫で下ろしたところにくる衝撃の真実に、ただただ驚くばかりでした。(30代女性)

コーヒーの芳しい香りや、蜂蜜の甘い香りと裏腹に、主人公の苦悩の深さ、そして衝撃の事実が強烈すぎる。 人をきちんと知るのって簡単じゃないし、見るひとによって印象が変わるものなんだなぁと改めて思った。 そして、美味しいコーヒーが飲みたくなった。(30代女性)

 

 

10位タイ. 湊かなえ「往復書簡」(2票)

湊かなえ「往復書簡」がおすすめの理由

湊かなえさん特有のブラックな雰囲気で始まり話が進んでいきます。 そこに愛が描かれますが、ついつい裏があるのではと疑いながら読み進めてしまいます。しかし最後にはとても一途で大きな愛であったと知り安心しました。 もちろん恋愛作品ではなくミステリーなので、そこは十分に楽しむことができます。(20代男性)

湊かなえの作品は、人の怖さを描いている印象が強く、これもまたどんでん返しの怖い結末かなぁと思っていたけど、この作品は心が温かくなった。 手紙でどんどん真相が暴かれていくのが面白い。 この作家さんはやっぱり会話文に強いなと思わされた。(30代女性)

 

 

10位タイ. 湊かなえ「花の鎖」(2票)

湊かなえ「花の鎖」がおすすめの理由

読み始めは三人の女性の個々のドラマだが、しだいに繋がっていく。 ついつい物語のトリックに心奪われて読み進めてしまうが、描かれているのは三人の女性の強い生きる覚悟、生き様であった。 2度読むことをオススメします。(30代女性)

今回も複数の人物の独白が散りばめられているが、今回もいつものようにずっと同時代に生きる人物たちのものだとすっかり信じて読み進めていた。だから、後半に、それらが三代にわたるものだと知った時の驚きは相当なもの。葛藤や愛憎が三代を経て解消されていくその過程を味わえる悦び、それを読後にしっかりと噛み締めた。(40代女性)

 

 

8位タイ. 湊かなえ「山女日記」(4票)

湊かなえ「山女日記」がおすすめの理由

山に登る女性が主人公の短編集です。女性たちは山を登っていくことで、人と向き合い、自分の人生を考えていきます。山という限られた環境だからこそ一緒に登る相手と腹をわって話せることがあります。登山を終え前に進んでいく女性たちがとても魅力的です。(20代女性)

どの女性もどこか共感できる部分があって、ひとつひとつ納得感のある内容だった。 一人がらくで、でもどこかでは誰かと一緒にいたいと思っていたり、相手の男にこんなハズじゃなかったと思っていたり、過去をひきずっていたり。 でも湊かなえさんのいつもの重さはなく、サクッと読めて心地よい。(30代女性)

淡々とした内容ではありますが、登山を通じての女性たちの関係性や心理描写がリアルに描かれており面白いです。章ごとにリレーというか、主人公が移り変わっていくのも面白く読めました。女性たちの世代がバラバラなことも惹きつけられます。(30代女性)

 

 

8位タイ. 湊かなえ「母性」(3票)

湊かなえ「母性」がおすすめの理由

湊かなえさんの作品というとミステリーが多いですが、この「母性」は珍しくミステリーではありません。母性は誰にでもあるものでもなく、そのあり方も人それぞれだということを感じました。登場人物の微妙な心の動きがとてもよく描かれている作品です。(30代女性)

かなり読後感が引きずる作品です。人によっては「気分が悪くなる」かもしれません。 私の場合、読み終わっても、爽快感はまったくありませんでしたが、深く印象に残る作品ではありました。 巻末の紹介文に「この作品が完成したら、作家を辞めてもいい」とありましたが、作者自身がそう思えるほどの作品なんだなと、納得しました。(40代男性)

母が子を思う気持ちと、子が母を思う気持ちの違い。 湊かなえさんらしい、イヤミスの代表作。 ただこういう人物の描写ができるのは見事だと思うし、人は良いところばかりを見ようとするけど、それを敢えて描いてしまうのはすごいと思う。(30代女性)

 

 

7位. 湊かなえ「望郷」(4票)

湊かなえ「望郷」がおすすめの理由

『望郷』は、湊かなえさんの実際の故郷である因島をモデルとした白綱島を舞台に、島に住む住人たちやそれを取り巻く人々の思いや感情を、様々な事件や出来事、時にはその人の人生を描きながら、非常にリアルに表現しています。個人差はあると思いますが、読んでいて自分に当てはまる境遇の主人公に感情移入してギクっとする場面もいくつかありました。ただ単純に感動するだけじゃ終わらせない、故郷に対して何かしら考えることとなる、とても深い作品です。(20代女性)

湊かなえさん自身の経験や思いが作品になったのではないでしょうか? そう感じるくらい、繰り返し、繰り返し田舎の嫌な人間関係が登場します。 この作品は、短編集なのですが、それくらいテーマがはっきりと一環しています。(40代男性)

白網島という瀬戸内海に浮かぶちいさな島が舞台の人間模様を描いた短編集。 苦しく地味で周りから見たら格別幸せには見えない人生、生活の中で、唯一無二のキラリと光る小さな希望や救い。 そんなものを感じることのできる作品。(30代女性)

『告白』の印象がやはり強く、「イヤミスの女王」的なイメージをもたれている方も多いと思いますが、本書に収録の、日本推理作家協会賞を受賞した短編「海の星」を読めば、そのイメージは覆ることでしょう。ご自身の持っている技術をいつもとは違う方向で使い、元来の資質であろう幅の広さをまざまざと見せつける、もっともっと読まれるべき(売れるべき)快作です。(40代男性)

 

 

6位. 湊かなえ「贖罪」(7票)

湊かなえ「贖罪」がおすすめの理由

田舎町で、4人の少女たちが事件に巻き込まれます。殺された子供の母親から呪いのような言葉をかけれれて大人になっていって…4人の贖罪の話が最後に完結します。時折、ぞわっとするような心理描写がさすが湊かなえさんだなぁと思いました。(40代女性)

取り柄と言えるのはきれいな空気だけ、という田舎で起きた殺人事件。「告白」と同じで、読後は後味が悪いです。それでも読んでしまうのは、湊かなえのあの独特な世界に浸りたいからです。些細な一言が相手を傷つける、発言には気をつけたいですね。(30代女性)

色々な人間関係、人間模様、人間の心理が描かれていて、とても苦しく、残酷なストーリーですが、人の心はここまで思い詰めるものなのかと、考えさせられました。これこそが、湊さんならではの、描写だと思います。結末は衝撃的ですが、読みごたえがあります。(30代女性)

湊かなえさんの作品はいい意味で後味の悪い作品だらけなのですが、その中でもこの贖罪という本が1番いい意味で後味が悪く、納得のいかない内容の本だなと思います。逆にこの納得行かない内容が面白く、もう一度読みたくなるような作品です。(10代女性)

田舎町の小学校で一人の少女が性的暴行を加えられた末に殺害され、一緒に遊んでいた同級生4人も月日が経ち、大人になって殺人を犯してしまう。 暗く生々しい湊さんらしき作品だが、話が進むにつれ抜け落ちていたパーツが埋まっていくのが面白い。(30代女性)

小学4年生の頃から現在を事件に関わる女性それぞれの目線から読めます。物語だけでは飽きてしまうので、読みながら自分の中でもどういうことか考え、パズルが一つずつハマっていくのが快感にもなります。短編小説のようや長編小説です。(20代女性)

現実にもありそうなお話ですが、さらっと読めました。 最後まで読んでいると、思わずビックリしてしまいます。 登場人物が、全員不幸になっていくし、最後まで悲劇なのです。 こんなことがあるのかなと思いますが、楽しく読めました。(30代女性)

 

 

3位タイ. 湊かなえ「少女」(8票)

湊かなえ「少女」がおすすめの理由

一番の面白い点は、2人の目線から書いているところです。 話の中で同じ名前の人が出てくるなど、あったりすることです。 また、主人公とその友達が「人が死ぬところを見たい」と同じこと思って他の場所でボランティアをしていたのですが、最後はその2つが繋がっていることがおもしろかったです。。(10代女性)

生きることや死について、深く考えさせられる話でした。 若い時には、死は遠いもので自分には関係ないと感じていました。 でも、人によっては自殺を選ぶ人もいます。 生きていることは決して楽なことではないなと思いました。(30代女性)

三人の女子高生の何気ない日常が、夏休みを中心にそれぞれ繰り広げられて行き、ぐいぐい引き込まれます。その中で所々に散りばめられた伏線が最後までに見事に回収されるスッキリ感と共に、少女たちの成長と、その過程における因果関係が明らかになります。学園青春小説要素とミステリ的要素のどちらも十分に含まれているので満足度が高く、おすすめです。(30代女性)

「人が死んでいるのを見てみたい」という残酷にみえる欲求を満たそうとする女の子に、個人的には共感しました。読んでいて、ちょっと無理矢理なつながりかなあと思う点もありましたが、それも含めて「イヤミス」なのだと思うようにしています。(10代女性)

少女の独白を描かせたら湊かなえに並ぶ者はいないと思う。少女たちの心の葛藤、友人との心理的な駆け引き。作者のすごいところは、それらがちゃんとミステリーになっているところ。様々な点が線へとつながる構成はお見事! 地方都市出身の私は、この小説をとても恐ろしく読んだ。狭い社会だからこそどこかで皆つながっている恐ろしさ…、非常によくわかって震えが来た。(40代女性)

この小説は女子高生二人が主人公です。わたしがこの小説を読んだときも、高校生の時だったので裏サイトであったり、友達との複雑な距離感とか共感した所もありました。ラストにすべて伏線が回収され、あ、あれはこういうことだったんだなと納得することができます。ラストを読んだあとにもう一度読み返すと、また内容が変わったように思えます。(20代女性)

一見、女子高生時代にありそうなドロドロとした物語かと思ったが、この時期にしか経験出来なさそうな独特な友情が心地よく思えてしまう物語でした。 中心人物の二人の距離感が好き。 色々と張られていた伏線がラストで繋がる面白さがたまりません。(30代女性)

これが「イヤミスの女王」の青春小説だ! 優劣でしか自分を推し量れない狭い世界に生きる女子高生。たまたまものさしが「人の死」だった。 湊かなえの小説はちっとも幸せにさせてくれないが、偶然歯車がそう噛み合っただけのこと。 ここに出てくる少女たちは、閉塞感の中で生きるありふれた女子高生の1人なんだと思う。そのリアルさが逆に気味悪く、湊作品をドス黒く彩っています。量的にもそんなに厚くないですし、好き嫌いを判断するにはオススメです(好き嫌いハッキリ分かれる作家さんなので)(30代女性)

 

 

3位タイ. 湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」(8票)

湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」がおすすめの理由

自分の周りでもあるような女子同士の嫉妬だったり、根拠のないネットの情報、物語で起こる様々な出来事を自分の身に置き換えて考えたり想像したりできる作品だと思いました。主人公に降りかかった悲劇がどうクライマックスに結びつくのかが読んでいてドキドキわくわくさせられる面白い作品になっていると思います。(30代女性)

湊かなえさんの作品は、まさかの展開が多く、この話も読んでいくうちにその世界観に引き込まれてしまいます。犯人探しを自分目線で考えていたら、思ってもいなかった人が犯人だった時の驚きに、作者の意図がうまく感じられ、さすがにやられた!と思うと同時に、何故か納得させられました。湊かなえさんの作品は先が気になって一気に読みきってしまいます。そこが魅力的なんでしょうね。(40代女性)

今の現在にかかせないメディアやSNSを使った面白い描写だと思いました。とても斬新です。恨みってささいなことから始まり殺意をもつまで発展すなんて本当に人は怖いです。マスコミやSNSで第三者の言葉で真実も全くわからないくらい歪められるのも本当に怖いです。(40代女性)

私の文庫本には、映画化特別のカバーがついています。個人的には、映画もおすすめしたい!噂を元に取材を続けていくライターに見えていたものは…。人間の噂好きと悪意がわかりやすく描かれた作品だと思います。SNSの使い方とか、情報のとらえ方とか、考えさせられる一冊です。(10代女性)

化粧品会社に勤める美人社員が黒焦げの死体で見つかり、同僚の女の子が犯人とされ、会社の人や友達・家族など色々な視点からの憶測や証言が出てきて追い詰められていくが、その話の進め方が現代的にSNSで表現されていて、スピード感もあり、最後まで誰が犯人かがわからずドキドキしながらサクサク読めてあっという間に読みきってしまう作品です。(30代女性)

メディアやSNSを折り込んだ新しいタイプのミステリーで、ポンポンと展開していく読み心地のいい作品です。好奇心の多い人はすぐにはまってしまいそうですが、事件のナゾは奥深くに眠っていて容易でないところが魅力です。(50代女性)

テンポよく進んで行くストーリー展開と、意外なラストがとても面白くて読みやすかったからです。 主人公が追い詰められて壊れそうになるたびに、読んでいるこちらも苦しくなるような、物語に吸い込まれて行く感じが病みつきでした。(20代女性)

女性の気持ちが詳しく書かれていて、面白いです。 美人な人がいたら、嫉妬してしまうこともあります。 それは、それだけの理由で男性にモテることがあるからです。 複雑な女性の気持ちを書かれた作品なので、興味深く読めました。(30代女性)

 

 

3位タイ. 湊かなえ「夜行観覧車」(8票)

湊かなえ「夜行観覧車」がおすすめの理由

母・父・子3人の幸せな家族が母の夢だった高級住宅街に引っ越しをしたことをきっかけに3人の価値観が変わり劣等感を抱くようになります。母はご近所トラブル娘は学校でのいじめ父はローン返済のプレッシャーに押し潰されそうになるなか、家族ぐるみでなかがよかったご近所さんの家で殺人事件が、そのことをきっかけに壊れかけた家族がさまざまな感情をぶつけあい徐々に家族の形を取り戻す物語。(20代女性)

ドラマで見てから本を読みました。高級住宅街でおきた殺人事件の真相とそれをとりまく近所の人々の深層心理の描写がさすが湊かなえさんです。一見、幸せそうに見える家庭でもそれぞれ悩みを抱えているんですね。他人事とはいえないようなことがどこの家庭でもあるのかもしれないなぁと考えさせられました。(40代女性)

「告白」のようにとても重い内容でもなく、高級住宅街で起きた事件を発端に変わっていく人間関係の展開がおもしろく、読んでいてどんどん世界に入り込んでしまいました。 ただの高級住宅街で発生したミステリーではなく家族や近所と付き合っていく上での葛藤など見ていて感情移入しやすい設定のシチュエーションが多く、とてもおもしろかったです。湊かなえさんの作品の中では読みやすい作品だと思います。(20代女性)

話題の処女作『告白』よりも彼女の最高傑作だと思った。これまでは、女性特有のいやらしさというか皮相さを前面に出した心理描写が多かったけれど、今回は、ある家庭内の殺人事件をめぐり、老若男女の登場人物たちの心理描写が際立っている。巧いなあ~と唸りっぱなし。特に最後の展開には一見すると強引なのかもしれないが、ずっと読み進めていればこの展開に素直に心を動かされ、ホッとできた。宮部みゆきとはまた異なった描写力で、今後も楽しませてくれそう。(40代女性)

家族と、お向かいの家族のサスペンス小説ですが、それぞれの皆さんの想いが、心境がせつなく、現代でも問題のあるような内容のストーリーです。最後の最後まで、どうなってしまうのか、早く早く先を知りたくなるストーリーです。色々考えさせられる一冊です。(30代女性)

登場人物に複数の家庭が出てくるが、それぞれの家庭の事情の描写が濃く描かれていて、ミステリーの収束も気になるところだが、各家庭の行くつく先も気になり読み応えがあります。 女性的な心情描写も良いと思います。(20代女性)

三人の兄弟愛が印象深い小説でした。一等地に住んでいてはたから見れば幸せそうな一家の長が殺害され、犯人が母親という状況を世間はこのように見るよなあと感じながら見ていました。三人に勘定するとなんてひどいんだろうと思ってしまうけど、いざ外からそのような家庭を見るとそう見てしまうんだろうと考えてしまう作品でした。 三人が強く生きていってほしいと願う作品でした(30代男性)

高級住宅街で起きた家庭の崩壊していく様や意地悪な住民たちと、身近なテーマで感情移入してしまいます。殺人の犯人は誰なのかとはらはらしながらあっという間に読んでしまいます。結末は意外性があり、読後も考えさせれる作品です。(30代女性)

 

 

2位. 湊かなえ「Nのために」(15票)

湊かなえ「Nのために」がおすすめの理由

この本は湊かなえさんの本の中では珍しく恋愛の要素も含まれている。告白のような、いわゆる”イヤミス”といわれる怖くて、読み終わってもドンヨリした気持ちになるタイプの本ではない。ある事件に巻き込まれた男女のそれぞれの視点から、1番大切な人を守るために何をしたのかが描かれていて、それが少しずつすれ違っていて切ない気持ちになる。とてもオススメの本です。(20代女性)

「誰かのため」と言いながら、結局は自分のためではないのか?それぞれの「N」へのの想いが、上手く表現されています。本当の愛とは何か、考えるきっかけになりました。ここまで愛されると、逆に怖いです。今までとは違うミステリーでした。(30代女性)

ドラマ化で話題になりましたよね。既に原作を読んで痛みとしては、原作とのギャップに耐えきれずにドラマは見ませんでしたが、それぞれの過去と気持ちを抱えながら堕ちていく事件関係者「N」たち。真相究明よりも、登場人物の本心を読もうとしたほうが楽しめると思います。(10代女性)

もとはドラマ化されたものをみたのがきっかけですが、原作に忠実にドラマ化されています。それぞれのNのために秘密を守る登場人物たちに心打たれます。だらけないで無駄がなくストーリーが凝縮された小説だと思います。(30代女性)

一つの出来事をそれぞれの視点で描く湊かなえさんの書き方は素晴らしい。 究極の愛とは罪の共有。 崩れそうな橋の反対側で愛する人が助けを求めたらどうするか。 曲がった愛にも見えるが、当事者にとってはそれが愛。 愛の形も人生もひとそれぞれだと改めて感じさせられる。(30代女性)

最初にドラマを観てすごく面白いと感じ、すぐに小説を購入しました。最初からグイグイと引き込まれて、一気に読み終わりました。それぞれの人を愛する気持ちが強すぎたために起こってしまった事件に、それぞれの思いの為に嘘を重ね、すれ違い、また出会い、と一味違ったストーリが見どころだと思います。涙なしには見れないおすすめの1冊です。(30代女性)

登場人物それぞれがNのイニシャルの入った人のために、自分を犠牲にしたり色々と努力している姿がとても心打たれました。 とてもよく話が作りこまれていてどんどん話に引き込まれていきます。 灼熱バードという話が耽美的で良かったです。(20代女性)

湊さんの著書の中で、ぞくぞくとさせる展開でありながら誰が犯人なのかが一向に不明というストーリーは、面白味があり次々にページが進みます。私はドラマ化される以前に読んだので、登場人物がさらにおぼろげだったのが逆に臨場感を与えてくれたと思います。(50代女性)

このミステリーは最後の最後まで本当に誰か犯人なのか、分からない小説で、誰かが誰かを思って殺人を犯してしまう。そして、その殺人に対して誰も分からない。分かっているのは四人と、殺された人物だけ。 次から次へと進み読みたくなる小説です。(20代女性)

苗字もしくは名前のどちらかのイニシャルがNの人たちがいっぱい出てきます。最初はサスペンスで犯人が捕まるのですがその人が誰かをかばっていることが発覚します。 それがどのNの人なのかという推理もあり、それぞれの恋愛や人間ドラマもあり、いろんな要素が詰まっていてハラハラドキドキするような内容です。(20代女性)

ドラマを観てから小説を買いました。湊かなえさんの小説のスタイルである、何人かの登場人物の目線で代わる代わるストーリーが進んでいきます。初めは登場人物の行動の意味や、その裏の気持ちが読み取れず謎が多いですが、だんだんと伏線が回収されていきます。 この小説にはNのイニシャルを持つ人物が何人もでてきて、それぞれがそれぞれにとっての大事な「N」のために様々な行動をします。その結果は悲しいものであったりもしますが、皆自分以外の誰かのために、大事な人を守るために動いています。 ドラマとは少し異なる点もあるので、ドラマを観た人もそうでない人も楽しめると思います!(20代女性)

切ない純愛ミステリーです。狗といっても登場人物が魅力的です。みんなが誰かのために、誰かを支え合って生きていく結末に感動しました。幸せが自分であるうちは、大した人生ではないと湊かなえさんはおっしゃっていましたが、それを考えさせられる作品です。(30代男性)

イヤミスの女王の作品だけあり、暗く憂鬱になるような話ではあるけれど、それぞれ「Nのために」行動している点は救いにはなるし、同じアパートで3人が集う場面などはほっこりすることもある。ただやはり、登場人物たちそれぞれに狂気があり、全編通してゾクゾクするような気持ちになった。(30代女性)

順風満帆な生活を送っていた少女が、父親の裏切りによって地を這うような生活を送るようになる中、同じクラスの男の子と仲良くなっていくというのは、ドラマや漫画でよくある話かもしれませんが、その地を這うような生活の描写のリアルさと思春期に抱く親への怒りや疑問の描き方がとても好きでした。(20代女性)

湊かなえさんの初の恋愛小説でドラマ化もされた本です。 恋愛小説なのですがやっぱり湊かなえワールドでハッピーエンドではありません。そこがファンにとってはたまりません。 現在と過去が入り混じり、伏線がたくさんあり読んでいてとても引き込まれます。 登場人物の一人一人に大切な人がいて、その人の為に嘘や何かをする、自分の大切な人に何ができるか愛について考えさせられるそんな一冊です。(20代女性)

 

 

1位. 湊かなえ「告白」(31票)

湊かなえ「告白」がおすすめの理由

湊さんの本で初めて読んだ本なのですが、映画で話題になっていまして、私は映画は観ず、本を読みました。物語の最初からストーリーの展開に驚かされまして、気がつきましたら1日で読み終えていました。それほど衝撃的で、最後の最後に明かされる秘密が更に衝撃的で、何度読みましても、ストーリーの内容に驚かされます。(30代女性)

湊かなえさんの小説は何冊も呼んだことがあるのですが、考えさせられることが多いですね。その中でも一番考えさせられたのが、「告白」です。内容が面白くて話に集中してしまい、すぐに読み終えてしまいました。そんなにすぐに読み終えた小説は初めてだったのでよく覚えています。(30代男性) 松たか子主演で映画化もされた作品です。原作も映画も見ました。狂気に満ち溢れた登場人物達の言動・行動がとても印象的でした。テンポもよく読んでいて吸いこまれる作品です。湊かなえの想像力に読んでいて身震いするぐらい怖い描写もありましたが、それに引き込まれます。(20代女性)

映画化された小説ですが、小説はどんどんとなぞが解き明かされて行き、グロテスクな描写があるのだけど、引き込まれて行く不思議な感覚になります。いろんな登場人物の視点からの見え方がなんともおもしろく、湊かなえらしさがあり、最後に全てが結び付き読者をスッキリさせてくれるところが素晴らしい!(40代女性)

衝撃的なデビュー作品でした。まず、語り口調の文体が面白かったですし、切り口が教師が淡々と自分の娘が殺された話を生徒に話す。それがまさに生徒が先生の話を一文字一句間違えずに文章を書き起こした印象でした。その語り口調から一転、真実に迫るまでに他の生徒や関わりのある人の視点で真相に迫りますが、全部、その人物の語り口調なので心情がはっきりわかるようになっており、ホラーではないのですがちょっと不気味な感じで、平行な気分のまま本を読み終えてしまいます。読み終わりはすっきりではなく、これが答えなのか。と淡々に思う作品なので新しい切り口が欲しいからは、この本をおすすめします。(30代女性)

主人公の独白で話が進んでいくのに読みにくさはまったくなく、どんどん話に引き込まれました。誰が犯人なのか最後までわからず、ドキドキしながら読み進めました。イヤミスの女王らしいとても面白いミステリー小説だと思います。(20代女性)

主人公である女教師が、自分の勤める学校のプールで娘を何者かに殺されたところから物語が始まる。 主人公には犯人が特定できていて、それが自分の担当するクラスの生徒であるというのである。 クラス全員の前で『誰が犯人なのか』を直接には言わず、ジワジワと犯人を攻めていくスリルが面白い。(20代男性)

この作品は、読み進めるうちに物語の核となる部分がパラパラと紐解けていくようでページを捲る手が止められません。ただ母に愛されたかったが屈折してしまう少年、何かをやり遂げてみたかった少年、彼らに巻き込まれ復讐を果たす教師。絡み合った関係が崩壊に向かう。強烈なイメージを読後残す一冊でした。刺激がほしいときに読むといいのではないでしょうか。(20代女性)

告白の映画を見た際に、最後の衝撃的な結末に驚き小説を読んでみようというのがきっかけでした。人間の命の重さ、人間の復讐劇と人の奥底にある闇の部分。物語の登場人物、いざとなった時の人間の行動、真実とはいったい何なのかという最後の最後までハラハラドキドキが止まりません。何回でも読みたくなり、人それぞれ色んな捉え方のある作品だと思います。(20代女性)

中学生の男の子が担任教師の子供を殺してしまうという衝撃的な内容から始まりましたが、その復讐劇にはさらに驚きました。中学生とはいえ、相手は自分の子供の命を奪った憎き殺人者には変わりありません。徹底的な復讐により人生を狂わされていく二人の中学生の姿に衝撃を受けました。とにかく衝撃の連続であっという間に読了できます。(30代女性)

衝撃のデビュー作にして未だに代表作となっています。様々な登場人物の一人称からおりなされる各章を読み進めるにつれて、無害そうだった人物ですら皆が皆恐ろしく思えてきます。人間の憎悪や素性の恐ろしさをこれでもか、というくらい詰めて書かれた名作だと感じます。(20代女性)

娘を教え子に殺された教師が復讐をする話。 一章を読んだだけでかなり衝撃を受けます。 衝撃と謎を次々に打ち出してくる様は圧巻でした。 これだけ複雑な構成になっていながら、現代社会への批判も多分に含まれていて、本当にすごい。(30代女性)

私がおすすめする湊かなえさんの小説告白です。 ストーリーは学園で少し恋愛の入ったミステリアスのお話です。小説のあとすぐに映画化になったのでみました。 湊かなえさんの作品はいつも個性的でして面白い。ぜひ見てほしい(20代女性)

最初の数ページで、小説の世界に引き込まれる本に初めて出会いました。 ただのサスペンスではなく、自分の身近な家族や友人関係について、少し考えなおすきっかけにもなりました。 この作品が伝えたかったことが、自分に直球で響く、そんな作品です。(30代女性)

映画化もされて注目も浴びた作品ですが、やはり湊かなえさんの作品を読むのであれば、一度は読んで欲しいなと思います。 登場人物や内容はそこまで華やかでもないですし、そこまで難しい内容でもないのですが、じわじわとくる怖さがあります。学校を舞台にするという他の作品にもある舞台で、また違った新しいジャンルを産み出した作品です。(30代女性)

松たか子主演で映画にもなった同作は、単純なミステリーという枠を超え、現代社会の暗部を学校という舞台を中心に見事に表現している。現代人の心や関係性の問題、そこだけを取って見ても本当に見事に表現されていると思う。(30代男性)

先生の子供がこのクラスの生徒に殺されたという告白から始まったのが新鮮でした。また、いろいろな登場人物の視点で物語が描かれていて、それぞれの心情が細かく描かれていました。かなり衝撃を受ける展開が多かったです。(20代女性)

映画化もされた有名な小説です。よくあるミステリーかと思いきや少しホラーを含んだような、人間の残酷な一面を生々しく書いている。主人公の女は本当に怖いが現実でも実際に起こり得そうなエピソードなので余計に怖い。(20代女性)

会社の同僚に「告白」の感想を聞いたら「気持ち悪い」と即答で帰ってきました。そして「気持ち悪いのに読み進めてしまった」というのです。 気持ち悪いのに読んだら止らないのか?という思いで私も「告白」を読んだのですが、6人の視点からなる物語は絡み合うように進んで次の展開が気になって気になってどんどん読んでしまいました。人間の嫌なところが書かれた作品ですが、時間を忘れて物語に引き込まれてしまいました。(30代男性)

映画にもなったもので、原作は映像とは違って文章だけなのですが、映像と同じように、グロテスクな部分などがヒシヒシと伝わってくる内容になっていて、正直に言うと、いい意味で後味の悪く、面白い内容だなと思います。(10代女性)

この本で注目を浴びることとなった作家ですが、いまだに告白を超える作品はないと思います。湊かなえさんらしい、彼女の作風が凝縮された一冊です。好き嫌いが別れる作家なので、まず手始めにこの本を読んでみるのがいいと思います。気持ちが悪くなるシーンもありますが、これもひとつの愛情のかたちだと思うと切ないです。(40代女性)

人間の本能や感情を、冷静で時に冷酷な言葉で語る主人公悠子はまさに人間的な動物だと思った。言葉の端々に、素直な率直なものを感じさせる湊かなえの表現力には感嘆させられる。物語は様々な伏線で構成されているため複雑なところもあるが、その複雑さが物語を盛り上げていて面白い。(30代男性)

小さい子が亡くなった事が始まりの物語でリアル感がすごくて切ない気持ちになりますが、話が進むにつれてどんどん惹きつけられていきました。登場人物が、それぞれのその後を追っていきどうなるのかそこが面白かったです。最後のどんでん返しは誰かに話たくなる驚きの展開なのでおすすめです。(30代女性)

映画版を見てから原作である小説版を読んだのですが、映画版よりも原作版の方が想像が掻き立てられるので面白かったです。 少し最初に原作の小説を読みたかったなと後悔しました。 胸糞悪い内容なのですがすごく考えさせられました。(30代女性)

軽い気持ちで読み始めましたが、あっという間に物語の中に引き込まれ感覚としては生徒の一人としてHRを受けてるような感じでした。単純にそれでどうなったの?というちょっとミーハーにも似た気持ちで読み進めました。上辺だけの偽善より心の奥底のエグイ部分をさらけ出される感じです、(40代女性)

湊かなえさんの名を世に知らしめた、言わずと知れた代表作ですが、読んだ時には本当にゾッとしました。主人公の女教師だけでなく、登場人物ひとりひとりが自分のどこかに狂気を秘めている様子は背筋が凍るようで、でも読むのが止まらなくて、一気読みしてしまいました。ジャンルとしてはミステリーですが、ここまでくるとホラー…? 松たか子さん主演の映画も、とてもよくできています。 合わせて観ていただきたいです。(20代女性)

人間の暗い感情を的確に捉えているところが素晴らしいと思いました。あれほど暗い話は久しぶりに見たもので衝撃的だったと記憶しています。また、復習対象が子供だったことも残酷さをうまいこと引き出していたと思います。(20代男性)

悪い奴が、悪いままで許される話は好きではないからです。 この作品はミステリ要素もありつつ、そういった悪を行う側、悪を憎む側の気持ちが交錯していて読みごたえもありますし、 ラストでは思わず唸りたくなるような、なんともいえない読後感が味わえます。 精神的に元気なときに読むのをおすすめします(暗くなり過ぎないように)。(30代女性)

著者の処女作です。気合がはいっています。 そもそも、「小説推理」新人賞を受賞した短編に、書き足していって長編にしたてあげて、しかも違和感がない、なんて離れ業だと思います。 告白調の文章なので、とても読みやすく、ミステリとしても非常によくできています。(60代男性)

映画化もされて馴染み深い告白。 復讐劇の1つなんですが、犯罪をおかす人間側も復讐をする人間側の背景もきちんと描かれていて、心理描写がわかりやすい。 伏線もしっかりしており、最後の一字一句まで見逃せないほど惹き付けられる。(20代男性)

プールでの事故により幼い娘を失った中学教師、森口悠子の長い独白の形式をとって物語は進みます。 話を進めるうちになぜ娘が死んだのか、犯人はだれか、それぞれの人間が持つ闇が浮き彫りにされていきます。 じわじわと聞くものの心を浸食していく恐怖。 その場で森口の告白を聞いてるかのような臨場感に引き込まれてあっという間の読書体験。 衝撃のラストにも注目です。(40代女性)

 

 

1票入った作品も紹介

せっかくなので1票入った作品も紹介します。

湊かなえ「境遇」

湊かなえ「境遇」がおすすめの理由

初めはよくわからないけれど、どんどん引き込まれる作品でした。 境遇が似ている二人が親友になりますが、色々な誤解も感じて、二人の心にはすれ違いが生まれます。 児童養護施設で育った人は、別に本人達は何も悪くはありません。(30代女性)

 

 

湊かなえ「絶唱」

湊かなえ「絶唱」がおすすめの理由

話の舞台はトンガという南の島。湊さんご自身が青年海外協力隊員としてトンガで活動した経験があるとのことで、描写がわかりやすいです。トンガがどんな島で気候風土、習慣、人間模様がわかります。忙しい毎日の日本から見るとトンガは羨ましい生活だなと感じ、行きたくなるからです。 また、主人公の設定と生い立ちが、波乱万丈であり現代社会のダークな部分を反映させていて、ユニークだと感じました。海外生活に興味がある人、家族について考えている人にお薦めです。(30代女性)

 

映画「ズートピア」の感想、レビュー

評価点

平均点:89点

タイトル

ズートピア

 

内容

動物たちの“楽園”ズートピアで、ウサギとして初の警察官になったジュディ。でも、ひとつだけ問題が…。警察官になるのは通常、クマやカバのように大きくてタフな動物たちで、小さく可愛らしすぎる彼女は半人前扱いなのだ。だが、ついにジュディも捜査に参加するチャンスが! ただし、与えられた時間はたった48時間。失敗したらクビで、彼女の夢も消えてしまう…。頼みの綱は、事件の手がかりを握るサギ師のキツネ、ニックだけ。最も相棒にふさわしくない二人は、互いにダマしダマされながら、ある行方不明事件の捜査を開始。だが、その事件の背後にはズートピアを狙う陰謀が隠されていた…。

「ズートピア」の感想・レビュー

80~100点

100点 あたたかい気持ちになれた。偏見でものを見ないこと、夢を諦めないということ。(30代女性)

100点 ものすごく面白かった映画です。6回位見ました。そもそも動物が主役でやっている映画が大好きで、出てくる動物達がホントに可愛かったです。映像もとても綺麗で、それぞれの動物の特徴を上手く出せていると思いました。なんだか前向きにさせてくれるような、笑いもありの最高な映画でした!(20代女性)

98点 動物のもふもふ感が好きです。肉食動物と草食動物が共に暮らす世界という設定が面白いと思います。ウサギ警察官ジュディと、キツネ詐欺師ニックの2人の友情(愛情?)の部分も好きです。(20代女性)

90点 動物たちの特徴がうまく描かれている映画です。秘密を知ってしまったジョディホップス巡査が追いかけられる最後の方の列車のシーンが好きです。さすがはディズニー映画、大人が見ても面白い内容です。(30代女性)

90点 CMや予告でなんとなくストーリーを想像していて、評判も良く、期待が高い状態で観たのですが期待以上でした。ニックやジュディをはじめとするキャラクター達も魅力的ですが、何よりストーリーがとても面白かったです。きれいに伏線を回収していく展開が爽快でした。(20代女性)

85点 可愛いうさぎちゃんが努力して報われる話かと思ったら大間違いでした。美しくて楽しい世界観、差別や偏見に立ち向かい真実を見極めるストーリー、よく作り込まれた良作です。(20代女性)

80点 大きさや生態の違う動物が暮らす世界を丁寧に描いている。差別についての深いテーマも素晴らしい。(30代男性)

80点 動物たちの描写が細かくて良かった。雑誌で知ったのですが、動物たちに靴をはかせていないのはジュディから見える視点でも誰だか解るかっていうのを拝見して見たので一層面白めました。(20代女性)

80点 様々な動物が暮らす街の様子がわくわくする。生態系や大きさの違う動物の共存を見事に描いたから(20代男性)

60~79点

無し

40~59点

無し

20~39点

無し

0~19点

無し