- 重松清おすすめ作品ランキング
- 1票入った重松清おすすめ作品も紹介
重松清おすすめ作品ランキング
読書好きの方100人に重松清さんのおすすめ作品をお聞きしランキング形式でまとめました。素敵でぜひ読みたい作品ばかりとなっております。読書の参考にしてみてください。
10位タイ.重松清「エイジ」(2票)
重松清「エイジ」がおすすめの理由
男の子の心と身体が男性に変わる時に起こる、自分で自分を受け入れられない感覚や身近な人とつい衝突してしまう様子を見事に描いた作品です。そして、単なる子供から大人への成長小説ではなく、親に管理される子供や通り魔事件といった社会風刺の要素も詰まっています。小学校高学年~中学生の男子や親御さんであれば、共感しながら読めると思います。(20代男性)
一人の少年をリアルかつ繊細に描いた長編小説です。今となっては少し古い作品ですが、読み応えのある一冊だと思います。主人公の少年、連続通り魔事件の犯人として逮捕された同級生、周囲の大人や友人たち……登場人物の一人一人が魅力的です。(20代男性)
10位タイ.重松清「くちぶえ番長」(2票)
重松清「くちぶえ番長」がおすすめの理由
昭和の地方都市で男女2人の青春を反映しているから。また筆者の重松清自身の実話であり、物語の最後にくちぶえ番長と呼ばれていた女の子が転校してしまい離れ離れになるのだが、現在も重松清はその子のことを探し続けており、最後のページに彼女のことを探していますという一言があったから。この一言がただの小説ではないことを強調していたから。(10代男性)
転校してきた女の子、マコトがとても強くて、弱い者いじめが大嫌いな性格が文章の中から垣間見ることができ、読んでいてすっきりします。こんな子どもは、数少ないと思いますが、もし現実に存在したら、頼もしいなと大人になってから読んでも思います。(40代女性)
10位タイ.重松清「ナイフ」(2票)
重松清「ナイフ」がおすすめの理由
短編集です。「いじめ」を取り上げています。読んでいくのがつらくなるかもしれません。この小説が、読者に呼びかけています。さて、あなたならどうするのか?と・・「いじめ」とはどういうものかを、深く考えさせられる小説です。「いじめ」にあいながらも、成長していく子供の姿に、感動を覚えます。(60代女性)
この本は、私が中学生の時に読書感想文を書くために買ったことがきっかけで出会いました。いじめを受けている中学生の描写がとても細かく、当時、中学生だった私にとってはとても現実味のあるないようでした。いじめという暗いテーマ出はあるものの、吸い込まれていく感じが気に入っています。(30代男性)
10位タイ.重松清「ポニーテール」(2票)
重松清「ポニーテール」がおすすめの理由
一つ一つ、日々のことが、気持ちが、大事に大事に綴られている物語。全部が優しいから、暖かい気持ちになりながらほろほろと涙が溢れてしまいました。フミちゃん視点ではなかったらまた違った空気になっていたのだろうか。側に置いておきたい一冊です。(30代女性)
ステップファミリーを優しく描いた本です。 再婚によって姉妹になったマキとフミのぎこちない雰囲気から少しずつ距離が近づいていく姿に家族のカタチはそれぞれでいいんだなと思いました。全員が悩んで想い合っているって素敵ですね。(20代女性)
10位タイ.重松清「十字架」(2票)
重松清「十字架」がおすすめの理由
同級生が自殺をしてしまい、その際の遺言に名前を記されていた人の物語。自分は親友でなったにも関わらず親友として名前を残された主人公、そして好意を寄せられていた女の子の2人が決して拭うことのできない傷を負いながらも成長していく様は苦しみ以外に何があるのかといった部分を求めすぐに読めてしまう作品です。(20代男性)
中学生の同級生が自殺をしてしまい、その際の遺書に名前を残されたそれぞれの人が何を感じ何を背負うのかを説いた作品です。残された人間にはそれぞれの人生があるが、それがこうも複雑になるのかと痛感し、改めて人の死について考えさせられるので勉強になる本です。(20代男性)
10位タイ.重松清「定年ゴジラ」(2票)
重松清「定年ゴジラ」がおすすめの理由
家族のため必死に働いてきた4人のお父さんの定年後の話。4人の生き方が様々で。誰でも誰か一人は共感できるような。そんな登場人物たちです。お父さんたちが家族の大切さに改めて気付く、暖かい家族愛の物語です。忙しい毎日を送っている方に是非読んでいただきたい作品です。(20代女性)
サスペンスでもミステリーでもなく、定年後ニュータウンで過ごす主人公の心情や生活の変化など日常にあるありふれた話ではあるが、思わず吹き出すようなエピソードから、深く考えさせられる話など、笑いあり涙ありの展開に引き込まれていきました。(40代男性)
8位タイ.重松清「ブランケット・キャッツ」(3票)
重松清「ブランケット・キャッツ」がおすすめの理由
2泊3日のレンタル猫を利用する人たちを描いた短編集です。様々な問題を抱える人物や家族は、猫の命の温もりに触れて希望を見出します。どの話も共感し、読みやすく、心が温まります。忙しい毎日に疲れている人におすすめしたいです。(20代女性)
ブランケットキャットはどの子もみんな頭が良くて、子供が出来ない夫婦、いじめの加害者になってしまった少年と両親、リストラされた家族などに寄り添ってくれます。猫は人を癒すためにいるわけではないが、そういう力を生まれつき持っているのかもしれない。(30代女性)
大学時代にこの本と出会いましたが短編集なので、通学中などの隙間時間に読めたので良かったです。文章自体も読みやすく、1つ1つのストーリーが全く違うけれど読み終わったあとにほわっとした気持ちになれ好きです。猫に人生を教えられたような気持ちになります。(20代女性)
8位タイ.重松清「疾走」(3票)
重松清「疾走」がおすすめの理由
自分の意思ではどうにもならない困難に翻弄される主人公の生き様から自分自身の生き方を考えさせられます。一つひとつのエピソードが濃く、ページを綴る手が止まりません。主人公がもがく姿が力強く、生きるってこんなに大変なことなのかと胸を打たれました。(30代女性)
家族に犯罪者がでて自分を取り巻く環境がかわり、その中で人の弱い部分汚い部分を多く見ることになる主人公。しかし彼の魂は暴力やセックスというものに囲まれていながらもとても真っ直ぐで、とても美しかった。暴力シーンなどが生々しいので違和感があるかもしれないが、読み終えてまず思ったことは、なんと美しい小説だろうかということだった。(40代女性)
作者の爽やかなイメージを覆すような重く苦しく性と暴力にまみれたストーリーは人間の醜さや身勝手さを再確認させられるようで胸が苦しくなります。だからこせその中にある僅かな希望や光が引き立ち、ページを捲らずにはいられません。(20代女性)
6位タイ.重松清「きよしこ」(4票)
重松清「きよしこ」がおすすめの理由
吃音の悩みを抱える少年の成長の物語。おそらく重松清さん自身を主人公にしたのだろうと推測する。自分のコンプレックスに正直に向き合って書くことは相当辛かったろうと思う。平易な言葉で感情を正しく伝える文章に二度三度涙が溢れそうになった。(30代女性)
作者の少年時代をモデルにしたと思われる、吃音に悩む少年・きよしの成長を描いた短編集です。吃音に悩む息子を持つ読者の依頼で、自身の少年期を小説化しているため、文章がやさしく飾り気のない言葉で構成されており、読みやすく胸に沁みる作品となっています。子供でも面白く読めると思いますが、ノスタルジーを感じる作品ですので、特に大人の方に読んで頂きたいです。(30代女性)
吃音の障害を持つ少年が主人公です。主人公が小学生から高校を卒業するまでを書いた成長物語です。引っ込み思案の少年が悩み、もがきながらも周囲と関わり、成長していく中で吃音障害を乗り越えていく心温まる小説です。(40代女性)
著者が吃音の少年の母親から手紙をもらったことで書くことを決意した小説です。その手紙には吃音に負けないでほしいというメッセージを発信してほしいという旨が書かれていたそうですが、ハンデを持つ人々をただ励ますだけではなく、ハンデと向き合うことをリアルに描かれていることがおすすめポイントです。(20代女性)
6位タイ.重松清「青い鳥」(4票)
重松清「青い鳥」がおすすめの理由
中学校の非常勤の国語の先生が、色々な学校にいる少し問題を抱えた生徒に向き合うお話し。 言葉がどもる吃音を抱えている先生は、多くの生徒からはバカにされるのですが、 吃音だからこそ「僕は大切なことしか言わない」と心に響く言葉を話す。 本当に人に寄り添うとはこういう事なんだと、読んだ後はホッコリ暖かな気持ちになります。 また、自分の個性は多くの人から否定されても、一部の人には受け入れられると自信にもなった。 重松清の作品は最後がぼかしてある感じがする。余韻にひたり、読者が自由に想像できるようになっている気がする。(40代女性)
思春期の子供ってやたらと敏感で、素直になれないし、反発するもの。けれども、そういうことを繰り返して、失敗して、反省して大人になっていくものだと思う。だからこそ、吃ってしまって上手に話すことのできない村内先生の存在が子供たちにとって大きいんだと思う。大人になっても大人の目線で色々と考えさせられるストーリーです。(20代女性)
ヒーロー、村内先生の、弱々しくも芯の太い活躍がジワリと伝わりました。物語全体を包み込む淡い空気感の中で、ピリッと伝わる子供達の無邪気な悪意。それを包み込んでなお不器用に正義を貫く村内先生。爽やかな読了感があります。(30代女性)
吃音がある国語の非常勤講師。先生は大切なことしか言わない。どもりが激しく授業はうまくないが、一人ぼっちになりそうな生徒には気づきを与えてくれる。心が温まる愛情が溢れ出す先生だった。自分自身も何か人の役に立てるように頑張らないといけないと感じる。(30代女性)
5位.重松清「ビタミンF」(5票)
重松清「ビタミンF」がおすすめの理由
子供の時は当然のことながら子供の視点でしか物事を見られなかったけれど、自分も大人になって、「家族を待つ、そして守る」ってどういうことなのか、それとは別に「社会の中で自分って何なのか」など、この小説を読んで改めて考えさせられた。毎日がハッピーじゃなくたって、葛藤があったって、生きていくってそういうことなんだと思わせてくれる小説です。(20代女性)
同じ30代、家庭をもった男性がどんなことを考えているのか分かるような作品がおさめられている。重松作品は重い話とさらっと読める話と色々あるが、この本には、そのどちらも入っていて重松初心者に勧めたい本です。(30代女性)
ビタミンFのFはファミリーのFそしてファザーのFです。7編のお話が収録されていて、いろいろな家族を全て父親の視点から見ることができます。普段家にいることが少ない男性だからこそ感じることや思うこと男性ならではの考え方を、女性が読んでもわかりやすく楽しめるように描かれています。どの作品も読んだ後にじんわりと心が温まるような、パートナーや自分の大切な人にもっと寄り添いたくなるような、そんな素敵なお話です。(20代女性)
最初出だしが淡々としていて、まるで水を飲んでいるような感覚だったのに、途中から夢中になって読み進み、最後の方は読み終わってしまうのが悲しくなるほどのめりこめました。この作品は男女問わず楽しめると思いました。(50代女性)
家族の温かみが様々な形で表現されている短編小説である。登場人物の周りにはそれぞれの家族があり、形は違えどもみな家族に囲まれて生活を送っている。当たり前で普段は気づかないことかもしれないが、この小説を通して当たり前のありがたさを再確認できる。(20代男性)
4位.重松清「その日のまえに」(7票)
重松清「その日のまえに」がおすすめの理由
短編集だけど、全ての物語が繋がっています。「その日」が来るまで、自分はどうやって生きていくか…この本は、自分の人生とは何か、幸せとは何か考えさせてくれます。涙ナシでは読めません!当たり前の生活、家族、その存在の有難さを感じられます。(30代女性)
重松清さんの作品で感動することが多い私ですが、特に涙が止まらなかったのが「その日のまえに」という作品です。大切な人と出会っても、大切な人との別れが必ず来るということを作品が教えてくれます。今ここにいることがいかに幸せであるかを気づかせてくれる作品です。(30代女性)
少し重い内容ではあるが、明日突然訪れるかもしれない人の「死」について深く考えさせてくれる作品であり、この本を初めて読んだ時には自分の周囲に家族や友達がいることのありがたさを感じ、涙が止まらなかったから。(10代女性)
死に向かう人と、それを見守り、その日を超えてかけがえのない誰かのいない日々を生きて行く人。人生は長さで決まるのではなく、生まれてきた目的を探求し、どう生きるかが大切だと思った。何の変化もない日常が、少しだけ貴重に思えてきます。(30代女性)
一巻全7話の短編で構成されていますが、短編小説にありがちな物足りなさを感じさせないくらい内容が濃いです。 死を見送る側と見送られる側の両者の立場の辛さ、切なさを自分に置き換えて読むと命の重みを感じることができます。 本の中の別の話で登場した人物が出てきたり、作中の中に繋がりがあるのも素敵です。(20代女性)
余命宣告を受けるというのはどういったことなのだろうか?私たちは自分のパートナーがそういった状況に陥ったら、どうすればいいのだろうか?ひとつの答えがこの小説にあるのではないだろうか。その日を静かに受け入れることが私たちにできるのだろうか。(30代男性)
映画化もされたのでご存知の方も多いと思いますが、原作未読の方は是非読んでみてください。内容的には病気で夫と子供を残して死んでゆく妻という、言ってみれば昔からある物語なのですが、ありふれた物語でも重松清さんが描くと、臨場感、現実味、心に染み入る度合いが違います。 子供や夫を思う妻の心情をこれほど的確に詳細に描いた作品はなかなかないと思います。読後家族を大切にしなければ、感謝しなければと思いを改めさせられる一冊です。(40代男性)
3位.重松清「とんび」(8票)
重松清「とんび」がおすすめの理由
主人公のひとの良さ、思いやりのある言動、性格が大好きです。親も不器用なら、子も不器用だけど、温かさが感じられる物語でした。子供を持つ親として、共感できる事も多かったです。2度読みましたが、2度とも胸が熱くなる小説でした。(50代女性)
展開もわかりやすくて、小説をあまり読まない方にでも読みやすいかと思います。 昭和の雰囲気があって20代以下の方にはイメージが難しところもあるかもしれませんが、新鮮に感じることも出来るのではないでしょうか。 頑なでたとえ間違っていることでも、子供を守ることに必死になる父親像が出ていてその世界に引き込まれる作品です。(30代男性)
不器用だけど、真っ直ぐなヤスと最愛の一人息子アキラとの親子愛。東京の出版社に就職したアキラ。出版社の採用試験でアキラが書いた論文に涙しました。私ももうしばらく連絡を取っていないお世話になった人に連絡してみようと思いました。(30代女性)
過保護ではなくあたたかい愛情を持って育てている主人公に感動します。親子が一緒にいられるのは20年あまりです。親子の絆を考えさせてもらい、改めて自分の子供達に接し方をみなおしました。ドラマは見ていませんが画像が目に浮かびます。(50代女性)
妻に先立たれてしまった不器用な父親と息子、その二人を見守る周りの人々の物語なのですが、登場人物それぞれに個性があり、またそれぞれの優しさ及びその表現方法があり、全登場人物にすんなりと感情移入できる点です。主人公の息子の母親が先立ってしまったのは、その息子を守るための事故だったのですが、彼がそのことで自分自身を責めてしまわぬよう、その事実をずっと主人公は息子に隠していました。そのことを息子が知った時のこと、小さい息子がどんどん成長してく中で、周りに助けてもらいながら主人公が父親としても大きな存在となっていく様子は、とても感動しました。(30代女性)
不器用ですが人情味がある父親との親子の愛情表現が、うまくかかれています。 どの親も子育てには迷ったり、悩んだりしながらです。子供を育てながら自分も成長します。そんな身近な日常が書かれていて、親子愛がいっぱいです。(50代女性)
非常に感動できる親子の物語でこの本のおかげで父に対しての考え方が変わったからです。元々父に対して言いたいことを言えずに育ってきました。進路の話や将来の夢など話す機会はいくらでもありましたが、素直になれず、あげく自分のことは棚に上げているような状況でしたが、父がどんな思い出私のことを育ててくれたのかとこの本を読んで考えました。そしていきなりは難しいけど少しずつでも父に対して優しくなりたいと思うようになりました。ただ、感動するだけでなく考えるきっかけをいただけてこの本に感謝しています。(20代男性)
同タイトルのドラマから入り小説を読んだ。平成の現代では隔世の感がある親子像、頑固一徹の父親と小さい頃に母親を亡くし父親が大好きだった、でも徐々に自我が芽生え気持ちが変化していく息子のやりとりが描かれている。古き良き時代の情景が浮かぶ。(30代男性)
2位.重松清「きみの友だち」(15票)
重松清「きみの友だち」がおすすめの理由
数多くいる友だちの中にはいろんな人がいて、人それぞれ友だちとのつき合い方が違って、それは誰かが良い悪いと判断するものではないということを学びました。主人公の恵美はあることがきっかけでクラスの友だちとつき合わなくなるけれど、恵美の友だちである由香との関係を見ていると羨ましいとも思います。自分が信じる友だちとの絆を貫いているようで、友だちについて考えさせられる作品です。(20代女性)
社会人になっても人の顔色を伺うことはもちろんあるけれど、それ以上に思春期の敏感な時期はお互いの顔色を伺い、気にしている。クラスという単位の、女子というグループ。飛び交う視線や言葉を繊細な心はどう受け止めるのか、懐かしくもあり、あの時の純粋な感情をしみじみと思い返すことができました。(20代女性)
あるある!わかる!そんな感じでした。切ない共感がたくさんあって、彼女彼らがその年齢なりに精一杯悩みながら生きている。ちょっと道がずれていたりちょっとタイミングが悪かったりしたら、簡単にポキっと折れてしまいそうな儚さを含んでいた。(30代女性)
「本当の友だちとは?」という問いが終始投げかけられた短編集。でもそれ以上に、友だちといえる人物の距離感を考えさせられる。どれほどの期間、どれくらいの距離で過ごせば「友だち」になれるのか。読む度に印象が変わる一冊。(10代女性)
この本は、事故で片足に障害をおった女の子と腎臓が悪い女の子の話です。そしてその二人の話だけでなく周りのクラスメイトの友だち関係も描かれています。おそらく、みなさん友だちについて一度は悩んだりしたことがあると思います。友だちと喧嘩してうまくいかなかったり、すれ違ったりしたときもあるでしょう。この本に出てくる子も、一人になりたくなくて「みんな」と一緒になったり、友だちって何だろうと悩んでいます。大人になって読んだのですが、私も友だちについて考えさせられる作品でした。いろんな友だちの形があって、それぞれの付きあい方があり、いろんな「友だち」があるんだなと思いました。読んで良かったと思える本です。(20代女性)
交通事故で片足が不自由になった女の子と、腎臓が悪い女の子が友人になるストーリーです。とてもさわやかな内容で、読み終わったときの爽快感と心温まる感情を得ることができる作品です。一気に最後まで読めてしまいます。(20代女性)
思春期から大人になっていく様子、その成長を感じて、心があたたかくなっていきます。 優しい文章からは登場人物の感情が鮮明に伝わってくるので、涙が溢れながらも心がほっこりする優しい本です。 ほんとうの友達とは…ぜひとも10代の子供達にも読んで欲しいと思う本です。(40代女性)
とても読みやすかったですし、最後の読了も気持ちがよかった本です。 誰もが経験したことがあるような学生時代の友達付き合いの諸々が題材になっていて、私も自分の記憶を思い出しながら、心がチクリとなる部分もありました。 一つ一つは、別々の主人公の話で始まりますが、本全体を通すと出てくる人たちはみんな何らかの関係で繋がっていて、いろんな視点で読めるのが楽しいです。(40代女性)
この作品は本当の意味での『友だち』とは何なのかを考えさせられ、友だちの大切さに改めて気付かされる、とても心温まる作品です。 また、連作短編作品となっており、短編ならではの読みやすさと、短編作品がそれぞれ繋がっている事から読み応えも十分にある作品となっています。 仲間はずれや嫉妬等、学校にありがちな人間関係をえがきつつも、最後には少し切なく、心が温まる作品です。(10代女性)
今まで何度も読んだ思い出深い一冊。学生でなくなってから読んでみたが、胸がいっぱいになった。人生色々あっても、何とかやっていけるという救いのヒントがある。終盤はもう涙が止まらない。切ないけれど、温かい。心にしみる作品。(30代女性)
「きみの友だち」は人の気持ちを考えさせられる、この上なく優しく切ないお話です。読後、ここまで涙が止まらなくなる小説は他にないのではないかと思います。連作長編という形がとられているこの物語は、登場人物の成長を間近に感じることができ、どの話でも心が温まります。苦しくもあり、心が満たされる、そんなこの本が大好きです。(10代女性)
本当の友達とは何なのか考えさせられました。 登場人物の気持ちの変化や思いに共感しつつ読むことができます。全ての話が繋がっているので、それぞれの視点でじっくり読み返すなどして何度でも楽しめる本だと思います。学生の方にお勧めしたいです。(20代女性)
学生時代、特に中学高校時代に読むと、自分のことや周りの友だちについて考えさせられる本です。短編で一つ一つ読みやすく、何だかジーンとします。友達ってなに?どうしてこの子とつるんでるの?本当の友達?親友って?と、考えさせてくれます。(20代女性)
思春期特有の、微妙で複雑な人間関係などが面白い視点で描かれている作品です。大人になって読むと学生時代の頃を思い出し、自分の子どもの世界にも想いを巡らせます。友達がいっぱいいる子、スポーツに熱中する子、病弱な子、いろいろな子がいて、それぞれの友達との関係で、改めて「友達って何なんだろう」と考えさせられます。年ごろの子どもに読んでもらいたい本です。(40代女性)
「君は友達」は、現代の思春期の子ども達の悩みや特徴をよくもらえた作品のように思い、共感したり、泣けることがオススメの理由です。物語は何人かの登場人物にスポットを当てて、進むのですが、いろんな立場の子ども達の思いが伝わるように書かれているため、1人の立場ではなく、様々な人の気持ちを共感することができます。 自分ならこう考えるけど、こういう考え方や、この立場の人もいるんだと、自分の身の回りに置き換えて読むこともできる感慨深い作品です。(20代女性)
1位.重松清「流星ワゴン」(16票)
重松清「流星ワゴン」がおすすめの理由
昔に戻り、38歳の父と出会うという、SF的な小説です。人生の岐路であり、運命の分かれ道でもあります。「重松清」の小説の主題である「暖かさ・優しさ」を、強く感じる小説です。この小説から、「重松清」に、はまりました。(60代女性)
車に乗って過去に行くのですが、いわゆるSF物とは違いました。父親と息子の関係を考えさせられた作品です。過去にタイムスリップして未来を変えるために何度努力しても変わらず。という部分が続き、どんどんストーリーに引き込まれていきます。主人公を自分に置き換えて読んでいたので、電車の中で何度か泣いてしまいました。感動できる良い作品です。(40代男性)
ドラマ化もされていて、筆者の中の代表作です。少し長めで不思議なお話ですが、続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。ハラハラドキドキする場面もあれば、涙する場面もあり、読み終えた後は何だか不思議な気持ちになれます。(20代女性)
不思議な内容の話です。なんとなく惰性で生きてきた主人公が過去の自分と向き合いながら真実の愛に気づかされる。自分ならどうするだろうか。やはり後悔のない人生を歩む為に当たり前の日常に感謝しながら周りの人間を大切にしなければいけないと痛感させられました。(30代女性)
読み終わり、考えるとあの臨死体験ともいうべき体験はそれだけでは主人公に対して救いになった訳ではないが、あの時間旅行から帰ってきてからの主人公は周りは変わっていないが主人公の考え方が変わりこれからが物語の始まりなんだと思い、感動したからです。(30代男性)
ファンタジー的な要素がある物語なので好き嫌いは別れるかもしれませんが、自分としては、主人公の気持ちに凄く共感できて泣けました。「父と子」、そして人生の「後悔」がテーマになっています。切なくて、でも読後に心があたたかくなるような一冊です。(20代男性)
最近ではドラマ化もされた流星ワゴン。お父さんというのは、子供からすると無口でなんとなくつかめない、仕事ばかりであまり会わない、そんな家庭はたくさんあると思います。けれど、お父さんはお父さんなりの愛情を持って子供に接しているのです。不器用な親子の話は、とても胸にグッとくるものがあります。涙なしに見られない作品だと思います。(30代女性)
メディアのおすすめを見て、読んだことのない作家でしたが購入しました。初めて感じる悲哀がそこここにあって、引き込まれるように読み進み、随所で結構声をあげて泣けました。読み終わったときになんだかすっきりとして清々しかったです。(50代女性)
家族の歯車が狂い、家庭崩壊してしまい自身もリストラにあった男が過去に戻ってやり直そうとする物語ですが、他のタイムリープものと違い「過去はやり直せない」というところが胸にささります。ですが、やり直そうと妻や子と向き合ったことでそれぞれの心情を理解し、未来へつなげることができるという希望がありました。また、主人公と同い年の父親と出会い、知ることがなかった父の姿を見、語り合うシーンは感動しました。(40代女性)
私に子供ができた時、純粋にかわいいと思いました。でも同時に、自分が先にこの世からいなくなる将来の姿も思い浮かんだのです。不思議な感覚でした。一緒に生きる時間を共有してきた親が、この世を去る直前に、自分の前に同じ年齢で現れたらどうなるのか。子供が生まれたからこそ、考えさせられたテーマを題材にしているいい本です。(40代男性)
重松清の本は毎回必ずと言っていいほど泣いてしまう。しかも号泣レベル。この流星ワゴンもその本の中の一つです。現実にありえそうな家族の崩壊や亀裂、それぞれの心模様の描写で、物語の中にのめり込んで一気に読んでしまう。何か読みたいけど何を読むか迷ってる人におすすめの本です。(30代女性)
流星ワゴンは、始終ほんわかしていて心温まる作品です。ぐいぐい引き込まれる面白い展開でしたので、早く読破したい!と徹夜続きで読んでしまうくらいハマります。ラストは号泣で、何度読んでも切なく心に残る作品だと思います。(30代女性)
とにかく描写が豊かだと思いました。登場人物の考えや思いが、言葉や行間から溢れ出ていたように感じます。読みながら頭の中でリアルにドラマが繰り広げられたような感覚でした。 また、親子の人間関係と絆について考えさせられました。(20代女性)
描写が非常に美しい小説です。深夜の路上の情景が、読みながら脳裏に浮かびました。物語からは、複数の登場人物がそれぞれ「死」を受け止めていくような心情が感じられ、腰を据えてじっくりと読みたくなる読み応えがありました。(20代男性)
ドラマ化もされた作品ですが、原作の方がおすすめです。テンポが良く非常に読みやすいが、人生の葛藤や悩みなど描写が素晴らしく素晴らしい作品です。(30代男性)
1票入った重松清おすすめ作品も紹介
重松清「うちのパパが言うことには」
重松清「うちのパパが言うことには」がおすすめの理由
同じ年代の者として、いろいろな面で共感できた。ヒーローの話や全盛期だったあちこちの遊園地、万博の話など懐かしい話題に思わずニヤニヤしてしまう。あの頃子供だった自分が、今は親として現代に存在していることがなんだか不思議な気分になってくる。作者もきっとふとそんな気持ちになりながらお書きになったのではないかな。(50代女性)
重松清「カシオペアの丘で」
重松清「カシオペアの丘で」がおすすめの理由
面白いヒューマンドラマだったと思います。読み進んでいくにつれていろんな人の気持ちが徐々に分かっていき、切なくなる小説でした。また、切ない中にも温かさがあり、北海道の田舎の風景をイメージして読める本でした。(30代女性)
重松清「きみ去りしのち」
重松清「きみ去りしのち」がおすすめの理由
再婚をし子どもにも恵まれ幸せな生活を送れるはずであった主人公でしたが、自分も妻も気づかず寝入ってしまっていて朝起きたら1歳の子どもが息を引き取っていました。絶望の中、主人公は妻と一緒にいることも堪え難く、現実から逃げるかのように旅にでます。その旅には前妻との子どもが、高校にも行かず反抗的ながら同行したいと連絡を受け、一緒に旅をします。その旅先での出会いではいつも誰か大切な人を失った人との出会いとなり、相手の心を慰めるようでいて自分自身の失った子どもを受け止めていけるようになります。そんな中で前妻が余命わずかのガンに冒されていると知り、残される娘への思い、前妻の人生、今の妻とのこれから、自分自身のこれからなど考えていきます。大切なものは何かをせつなくも温かく教えてくれる優しい1冊です。(40代女性)
重松清「せんせい。」
重松清「せんせい。」がおすすめの理由
落ち込んだときにいつも思い出すバイブルのような一冊。色々な先生が登場するのだが、どの先生にも共感してしまう。たくさんの喜びと後悔をいつも背負って、教師もまた先生にしてもらってるんだ。時々立ち止まって、後ろを振り返ることも大事だなと思う。(30代女性)
重松清「なぎさの媚薬」
重松清「なぎさの媚薬」がおすすめの理由
女性ながらに謎多きヒロイン「なぎさ」の女性らしい艶っぽさが魅力的に感じます。またそれに翻弄され魅了され小さなまた大きな幸せや人生の転換を迎える男性達の描かれ方がまるで人ごとのようには思えず様々なシーンで感情移入させられます。「なぎさ」の謎を追うシーンは必読です。(20代女性)
重松清「みぞれ」
重松清「みぞれ」がおすすめの理由
短編集で特に良かったのが「みぞれ」。 威厳のあった父が歳をとり、どんどん弱々しくなっていく様子が自分と重なり、内容が非常にリアルだった。 親が子供を想い、子供は親を想うのは歳をとっても変わらないんだなと感じた。 何度見ても泣ける本。(30代女性)
重松清「みんなのうた」
重松清「みんなのうた」がおすすめの理由
田舎で頭の良かった主人公の女の子が受験で挫折して田舎に戻ってきて、田舎にいたころ全くタイプが違った出戻りの女の子や頭が良かったけれど地元に帰ってきて地域に貢献している男の子たちとの再会などで変に高くなってしまったプライドを少しは手放せたかな・・・というような内容ですが有名進学校卒業後、結構このような思いを経験したことがある人は多いと思いますので自分と重ね合わせられるんではないかと思います。(50代女性)
重松清「ロング・ロング・アゴー」
重松清「ロング・ロング・アゴー」がおすすめの理由
6編の短編からなる文庫本。それぞれ、子供時代のやるせなさを描いた作品。お嬢様、ちょっとテンポのずれたこ、お調子者など主人公の個性は違うけれど、どの作品にも共感があった。短編の一つ、『チャーリー』という話の中に、子供時代の回想を経て、「僕はいまでも、ほんとうは、あの頃の自分のことが嫌いではないのだ。なつかしくて、いとおしくて、痛々しさに目をそらしながら、ずっと好きでいたいのだ。』という言葉がある。子供を育てる立場になった今、大切にしたい気持ちだと思った。(30代女性)
重松清「ワニとハブとひょうたん池で」
重松清「ワニとハブとひょうたん池で」がおすすめの理由
中学生のミキはある日突然、クラスメイトから無視されハブとなってしまいます。話は彼女の目線で語られるので、いじめられる苦しさが生々しく伝わってきました。その頃ミキの町のひょうたん池にワニが棲んでいると騒ぎになります。ワニは自分の様に嫌われながらも生きている、と確信したミキは元気をもらい学校へ通い続けるのでした。正直いじめの摸写は読んでいて辛いですが、めげずに乗り越えていくミキの強さは必読です。またとある理由で、ワニにエサやりをするおばさんとミキの会話も興味深いです。(30代女性)
重松清「一人っ子同盟」
重松清「一人っ子同盟」がおすすめの理由
まだ携帯やメールがなかった時代、団地で暮らす一人っ子たちの物語です。6年生の主人公とハム子が、周りの偏見や視線を受けながらも自分らしく生きていくお話で、こんな小学生がいるものなのかと驚きます。大人が読んで、自分は嫌な大人になっていないかと振り返って反省できる良作です。(30代女性)
重松清「希望ヶ丘の人びと」
重松清「希望ヶ丘の人びと」がおすすめの理由
この本は笑って泣ける、心温まる物語です。主人公一家の境遇を考えるととても切ないけれど、一癖も二癖もある登場人物たちのあたたかさに胸を打たれること間違い無しです。これからの希望を持てる、そんな物語なので、ぜひ読んでみてください。(10代女性)
重松清「小さき者へ」
重松清「小さき者へ」がおすすめの理由
一つ一つのお話が、小さき者へのエールだと感じた。何かが大きく変わるわけでもなく、現状維持の話もあるが、どこにでもいそうな小さき者と大人の話。にも関わらず、身近に感じるような引き込まれる内容は、さすが重松清だと思う。(30代女性)
重松清「小学五年生」
重松清「小学五年生」がおすすめの理由
タイトルに惹かれて手に取った本で、人生で大事なものはみんなこの季節にあったという帯の言葉が心に残りました。春夏秋冬の情景に合わせて綴られる小学五年生の男女のお話。確かにこの位の年の頃、半分オトナでしっかりとコドモだったことを思い出しました。(30代女性)
重松清「星のかけら」
重松清「星のかけら」がおすすめの理由
大人が読んでも子供が読んでも面白い作品だと思うから。少年が主人公の物語なので、大人にとっては懐かしさを感じる作品ですが、子供(小中高校生)が読むと共感だったり、自分と重ね合わせたり、また違った感想がありそう。親子で読んで感想を交わすなどの楽しみもありそうな作品。難しすぎる言葉は使われていないが、有名作家の作品だけに、文章力を磨くにも良さそう。(30代女性)
重松清「日曜日の夕刊」
重松清「日曜日の夕刊」がおすすめの理由
日常のひとこまが12編綴られた短編集。その中でお気に入りなのが『チマ男とガサ子』『すし、食いねぇ』『桜桃忌の恋人』です。この三編以外も素敵な作品です。家族、恋人、友人とどこにでもあるようなテーマを元に登場人物の悩み、心情が描かれます。思わずわかると共感することも。優しげな文章で書かれているため落ち着いて読め、前向きに終わるのでスッキリとした気持ちで読み終えることができます。(20代女性)
重松清「半パンデイズ」
重松清「半パンデイズ」がおすすめの理由
自分が経験してきたような子供の頃の体験がリアルに書かれているのが、この半パンデイズという作品になります。気の合わない友達やちょっと気になるあの子、そして大事な人との別れなど、誰しも経験してきたことがある物語が丁寧に描かれています。読み終わった後、懐かしい気持ちでいっぱいになる作品です。(20代女性)
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