評価
平均点:85点
タイトル
この世界の片隅に
内容
平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。昭和の戦中。広島市から軍都呉市に嫁いだすずは、不器用ながら北條家に徐々に溶け込み日々を過ごす。やがて戦争の暗雲が周囲を色濃く染めていく。大空襲、原爆投下、終戦。歴史の酷い歯車が一人の女性の小さな世界をゆがませていく。そして…。
「この世界の片隅に」の感想・レビュー
80~100点
100点 戦争映画=泣く映画、という次元ではなくその時代の””普通の日常””を描いているところがこの作品の見どころでした。虫や動物が効果的に使われる演出や、駆逐艦や戦闘機、ミサイルの描写も緻密で素晴らしいものがあります。何と言っても声優ののんさんの声がいい。そしてクラウドファンディングで製作されたというのも、今の時代を象徴しているように思います。全てにおいて非の打ち所がない作品でした。それらの意味からこれまでにない作品であり、この先何年も語り継がれて観られる映画のように思いますし、そうであってほしいという願いから100点をつけさせていただきます。(30代男性)
100点 映画を見終わった後に見てよかったと何回も感じることができましたので100点にしました。友人に誘われ映画の内容を全く知らない状態で鑑賞しました。始めは可愛らしいタッチでのんびりした口調の主人公が空想なのか現実なのかよくわからない話だなとぼんやり観ていました。しかし、段々と戦争中の日本が舞台で主人公の住む街が広島であることに気が付きました。呉市に住んでいた主人公が原子力爆弾が落ちるだろう広島市に戻ろうとする時には、ハラハラしどうなってしまうのか集中して観ていました。主人公は広島市に戻りませんでしたが、その家族や状況に泣いてしまいました。物語の最後は広島市で出会った少女を引き取ったところで終わりましたが、引き取った主人公にもそうするしかなかった少女にも涙してしまいました。戦争の映画でしたが、戦争の映画ではないような暖かい映画でした。(20代女性)
100点 戦時の人々の生活は本当にこんな感じだったんだろうなぁと思った。アニメーションならではの表現方法がなされているところがなお良い。(20代女性)
100点 アニメ映画で久々に感動することができた作品でした。戦時中でも自分のペースで生きた女性の物語ですが、当たり前のことを戦時中でも当たり前のようにできるのはいいことだと感じました。また、取材もしっかりされている印象が映画から伝わってきました。何より、声優さんの演技に圧倒されました。(30代女性)
98点 すずさんの声をアテた、のんさんが素晴らしい。何回観ても新たな発見ができる映画(50代女性)
98点 一つ一つの動作を丁寧に拾っていくアニメーション描写がすばらしい繊細な作品でした。主人公すずのその実在感・愛おしさに驚くばかりです。(20代女性)
97点 原作のファンなのですが、原作の世界が忠実に再現されていました。のんさんの声も素晴らしかったです。(20代女性)
95点 戦争のアニメ映画は戦争を知らない子どもなどに伝わりやすく良いと思う。例えば「火垂るの墓」などは戦争はダメという事(悲しい事)が子どもでも分かるのでよい。この点数にしたのはいい映画なのにあまりCMしていないところ(30代男性)
95点 全体的にとても良かったが、キャラクターの絵が少し気に入らなかった。(20代女性)
95点 のんびり屋さんでおっよこちょい。でも真っすぐで、人を笑顔にしてくれる優しい”すず”さん。戦時中の広島の呉市に見初められて嫁ぎ、皆が荒んでもおかしくない時代、に”すず”さんの性格は、とても周りの人達に癒しを与えてくれたと思います。子供の頃から絵を描くのが好きで得意だった”すず”さんが姪と空襲に会い、その直後、不発弾で自分の右手と姪を失った時、そして義理の姉に責められた時、とても涙が出ました。それは多分、すずさんを責めてはいけないとわかっていても責めずにいられない義理の姉の心、姪の事を自分のせいで死なせてしまったと自分を責めるすずさんの心がとても伝わってきたからだと思います。でも”すず”さんも大事な右手を失ってしまった。そんな中で、ひどい空襲続きの生活にも適応して毎日嫁ぎ先の家族と共に生きている。本当に涙が出ました。この映画は今までの戦争の悲惨さではない、戦時中の市民の生活ののどかな部分を描いていると聞きます。それは、”すず”さんという女性が、戦時中の悲惨の中で出会った人達の心を自然と癒せる素敵な女性。それから何よりも、旦那様を愛していたから呉で頑張っていたんだなと思いました。(40代女性)
95点 戦時下にあった日常を描いた映画。主人公の生き方や、戦争描写からそれぞれ何かを感じるでしょう。(30代女性)
95点 実は制作時点から楽しみにしていた映画でしたので、観られてうれしかったです。原作の良さを減じないどころかさらに良く表現した映画だと思いました。(40代女性)
90点 戦争ものということで戦争の悲惨さ、恐ろしさなどを啓蒙する内容かと思いきや当時の日常を笑いも交えつつ描写する素晴らしい映画でした。(30代男性)
90点 原作のストーリーやテンポを崩すことなく、忠実に再現されていたためです。また、主人公すずさんが呉に来てから自分の心の居場所を見つけるまでの葛藤を色や音楽で上手く表現しており、楽しんで見ることができました。(20代女性)
90点 絵のタッチや色がホントに綺麗だった。途中すずがオメデタっぽかったけど、その後妊娠してるふうでもなく、何だったのか謎だった。晴美がかわいくて癒しの存在だったから、悲しすぎた。(20代男性)
90点 戦争をテーマにした映画ですが、決して重苦しい内容ではなく、戦時中の市民の生活がユーモアも交えて描かれています。しかし、物語の後半では主人公すずが遭遇するできごとを描くことで、戦争の悲惨さを強く訴えています。能年玲奈改め「のん」さんの声優初挑戦ですが、そのゆるいしゃべり方がすずの人柄にマッチしていて、良いキャスティングだと感じました。原作のこうの史代の絵の雰囲気もこわされることなく描かれていたと思います。(60代男性)
90点 とても良かったので高得点をつけました。今まであった戦争を題材にした映画作品とは少し違う印象がありました。鑑賞中は恐怖と感動で涙が止まりませんでした。ぜひ、たくさんの人に見て欲しい、そして感じて欲しい作品です。(30代女性)
90点 もう少し深さを出してほしかった。わかる人にはわかるというマニアックさは好きだけど予想外にさらっと流してた感じ。(20代女性)
90点 現代の日本人にはなかなか想像し辛い、戦時の日常生活を描いたことは意義深いと思う。日本のアニメーションの表現力の確かさも実感できた。原作を大幅にカットせざるを得なかったことは残念。特にすずの不妊にまつわるエピソードは入れて欲しかった。(40代男性)
90点 戦争の悲惨さだけでなく、そこでの人々の営みを生き生きと表現していたから(20代男性)
90点 戦時中を一生懸命生きていく主人公を見て、どんな状況でも楽しく生活していく術はあるなと感じた。忘れていた大事なものを思い出させてくれたとても良い映画だったが、主人公の少し間抜けな部分に(それがキャラクターだが)イラっとしてしまい、やや減点。(40代女性)
90点 地元が舞台の映画だったので、話題でもありましたし内容もとても引き込まれるとても良い映画だったのですが、主人公の声が 声優さん本人のイメージが強すぎて、アニメ映画を観ていても、声優さん本人の顔が思い出されるので、マイナス10点。(40代女性)
90点 主人公すずの、健気さが涙を誘います。嫁ぎ先での不遇、絵を描くことが得意なのにその右手を失ったこと、その他全て運命を受け入れ生活する姿に感銘を受けました。(40代男性)
80点 今日、鑑賞したばかりの者です。この映画はすずさんという女性の戦前、戦時中、戦後の「日常」を描いた作品でありながら、最後まで飽きることなく観られる、とても見応えのあるものでした。絵も音もとても心地よく感じることのできる作品でした。(20代女性)
80点 戦時中の料理や雑学などがあり、違う視点で観ることができました。ただ暗いだけの映画より、学べることが多くありました。(30代女性)
80点 原作の画や個人個人のキャラクターや背景は綺麗で最高です。ラブラブなシーンも結構良いものと感じました。
総合的に結構、興味の持てる作品です。(30代男性)
80点 前評判より良く感じました。単なる反戦映画ではなく、ただただじっくりとひとりの女性の半生に触れている印象でした。(20代男性)
80点 戦争を生き抜く大変さに心を打たれ、涙が出そうになった。もう一度見に行きたいと思った。(20代男性)
80点 非常に内容が重い映画でした。画風は優しいのですがストーリーは非常に重く見るには体力を使います。それでも良い映画でした。(40代男性)
80点 全体的にわかりやすいストーリーだったし見ていてとても登場人物に気持ちに共感できる内容だったからです(20代女性)
80点 ほんわかとしたストーリーに戦争というひどいことがうまくマッチングされていました。(40代男性)
80点 戦時中の日本を上手にアニメーションで表現していたと思います。ストーリーも面白く、すばらしい映画でした。(30代男性)
80点 戦争のことを深く考えさせられる内容でした。ほんわかしたイラストとは反対に中身はとても重く泣けました。(20代女性)
80点 高校の同窓生の勧めで観たが、50代の我々以上の年代が周りに居た戦争経験者から知った悲惨さを、優しく温かな目線で有りながら、強く心に訴えかけられ、共感出来た。(50代男性)
80点 絵が美しく素朴な景色と人々にほっこりしたのもつかの間、戦争という恐怖に襲われ徐々に追い詰められていく
すずたちの姿を見るのがつらくなりました。しかし、それでも懸命に生きていくすずたちの姿に涙が止まりませんでした。(40代女性)
80点 あまりに前評判が高すぎたために期待し過ぎてしまった。戦争の悲劇や惨状を強調するよりも、あの時代を普通に過ごしていこうとする若い人たちの暮らしを微笑ましく描かれていて和むシーンが多かった。が、知っている事実がらあるため想像がかきたてられて悲しい気持ちにもなった。(40代女性)
60~79点
75点 今年の日本映画を代表する傑作と思って点数をつけた。1933年から1946年までの世界が丹念に描写されていることだけですばらしいが、主人公の女性が絵がうまいという設定であるために、彼女を取り囲む現実の世界と彼女がそれから想像した世界とが同じ厚みをもって描かれている。ことによると、日本の民衆が被害者としてのみ描かれているといった批判があるかもしれないけれど。(50代男性)
70点 全体として、戦争時代の生活描写はとても丁寧に描かれていましたが、重要イベントが唐突な印象をうけました。(30代男性)
70点 戦争と平和がテーマ。メッセージ性があるが、それが押しつけがましくなく、心に残るものがあった。(30代女性)(20代女性)
60点 話題ということでかなりハードルがあがっていたのもあったかとしれませんが、内容が全体的にぼんやりしていたような気がします。また、戦争のお話なので覚悟はしていましたが観ていて苦しくなるような画が若干しつこかったような気がします。(20代女性)
40~59点
50点 周囲の評判がいいので期待して見に行ったのだが私には良さがわからなかった戦争時代やその直後を強調して全く感情移入できなかった(20代女性)
50点 戦争物の話だったので私には興味がなく見てもあまり見てよかったとはなんなかったです。(20代女性)
20~39点
無し
0~19点
無し
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