- クラシック音楽おすすめ28選
- 1.モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
- 2.モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
- 3.セルゲイ・ラフマニノフ「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」
- 4.テクラ・バダジェフスカ「乙女の祈り」
- 5.ロッシーニ「歌劇《ウイリアム・テル》序曲」
- 6.チャイコフスキー「花のワルツ」
- 7.ジョン・セバスチャン・バッハ「管弦楽組曲第3番 BWV1068 [G線上のアリア]」
- 8.ベートーベン「喜びの歌」
- 9.ドビュッシー「月の光」
- 10.ハチャトゥリヤン「剣の舞」
- 11.ベルリオーズ「幻想交響曲」
- 12.フレデリック・ショパン「幻想即興曲」
- 13.モーツァルト「交響曲 第40番 ~第1楽章」
- 14.ショスタコーヴィチ「交響曲第13番「バビ・ヤール」」
- 15.ハンス・ロット「交響曲第1番ホ長調」
- 16.グスタフ・マーラー「交響曲第5番 第4楽章 アダージェット」
- 17.リムスキー コルサコフ「交響組曲 シェラザード」
- 18.コーニッシュ「青の月」
- 19.グリーグ「朝」
- 20.ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」
- 21.フレデリック・ショパン「別れの曲」
- 22.チャイコフスキー「眠れる森の美女」
- 23.フレデリック・ショパン「木枯らしのエチュード」
- 24.ラヴェル「夜のガスパール」
- 25.ヨハン・パッヘルベル「カノン ニ長調」
- 26.ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18〜第1楽章」
- 27.リスト「ラ・カンパネラ」
- 28.ジョージ・ガシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」
クラシック音楽おすすめ28選
1.モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
クラシック音楽 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」がおすすめの理由
モーツァルトのすごさを知るよりも先に、この曲と慣れ親しんできました。家族が聞いていて自然に好きになりましたし、学校で流れていても好きになっていたでしょうし、友だちに紹介されても好きになっていたはず。存在そのものが自然すぎて、違和感ありません。いつも耳の奥で流れている感覚さえします。きちんと聞くようになったのは、大人になってからのこと、給料で購入したCDです。そのとき初めて、ち密な編曲に驚かされました。ち密でありつつも、どこか大胆な演奏に感じられます。いまでも天気の良い日に、こっそりと流すのですが、自分の中に消せずにいるマイナスイメージが消滅するほど清らかな音楽です。私を精神的に浄化させてくれる一曲であり、なくてはならない名曲になっています。(50代男性)
モーツァルトで有名なトルコ行進曲です。テレビCMなどで多く使われているので、耳慣れしていて、誰もがよく知っている有名な曲だと思います。しかしながら全体的にじっくりと聞いていると、なんとなく高揚感を覚えてシャキッとするんです。中盤から後半にかけて満ち足りた気持ちになるので、やっぱりモーツァルトは天才かなと実感します。私のオススメは例えば仕事に向かうとき。駅までの道のりなどでよく聞いています。これから何かに取り組もうとしている瞬間、意欲が沸いてきます。モーツァルトは他にも赤ちゃんや胎教に良い脳波が出ると言われていますから、妊婦さんにも良いです。 「行進曲」というだけあって、歩いている時にぴったりかなと思いました。(40代女性)
2.モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
クラシック音楽 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」がおすすめの理由
誰でも一度は耳にしたことがある曲だと思います。 オーストリアの作曲家モーツァルトが作曲した最後のセレナードで「セレナード13番」、彼が30代の頃の作品です。 セレナードとは、娯楽音楽の事。ですが、何のための娯楽音楽は詳しい記録はみつかっておりません。 モーツァルトの曲は生前から人気があり多く世間にでておりましたが、この曲は彼の死後36年目にして出版されました。 親しみのある、生き生きとした音調に誰もが耳を傾けるでしょう。 このセレナードは全部で第5楽章から構成されておりますが、第2楽章が見つかっておらず、現在では第4楽章で構成されています。 有名すぎるアレグロ、美しいゆったりとしたロマンツェ、リズム感あるメヌエットとトリオ、軽やかなロンドで構成されていて、クラッシック音楽のプリンスでしょう。(40代女性)
ピアノ曲が好きで、初めの頃はずっとショパンを聴いていました。ノクターン等、静かな曲を中心に好みが偏っていましたが、ある日音楽の先生がグランドピアノでトルコ行進曲を弾いて下さった時は衝撃を受け、虜になってしまいました。それ以来色んな曲を聴くきっかけになった曲です。たぶん、その音楽の先生がカッコ良かったからかも知れません。この曲で、若かりし頃の自分に戻る様な気分を味わえて、軽快なメロディーが、テンションを上げてくれます。行き詰まっている時にもお勧めします。なんだか物事が上手く進んで行く様でやる気が出て、仕事がはかどると思います。曲情報はピアノソナタ/イ長調、ケッヘル331、第三楽章です。ピアノ演奏の挑戦もお勧めします。(60代女性)
3.セルゲイ・ラフマニノフ「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」
クラシック音楽 セルゲイ・ラフマニノフ「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」がおすすめの理由
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番がおすすめの理由は2つあります。1つ目は旋律が美しく情感豊かである点。2つ目はピアノ曲の中でも聴き応えがある点です。まず、1つ目の理由について解説しましょう。このピアノ曲は壮大で美しい旋律で構成されています。フィギュアスケートや漫画、映画など多くの場面で使われてきました。クラシック音楽ファン以外の方からも人気の高い曲なのです。3つの楽章で構成されており、特に第3楽章の盛り上がりは壮大で圧巻です。次に、2つ目の理由について説明します。ピアノ協奏曲第2番は、ピアニストだったラフマニノフが作曲したため、難曲と言われています。そのため、聴き応えのある名曲とされています。ラフマニノフはピアノ協奏曲を4曲作りました。その中でも、このピアノ協奏曲第2番が一番人気があるのです。ラフマニノフの名を世に知らしめた曲と言われています。(40代女性)
4.テクラ・バダジェフスカ「乙女の祈り」
クラシック音楽 テクラ・バダジェフスカ「乙女の祈り」がおすすめの理由
タイトルが示している通りに、乙女の雰囲気がいっぱいです。子供のころに、おさななじみの女子が演奏しているのを聴いてから、ずっと好きな曲です。といっても、いつも練習しているだけで、まともな完成された演奏を聴けずにいました。中学生になったときに、レコードを聴いて、あまりの素晴らしさに驚愕しました。自分にとって嬉しくもあり切なくもある子供のころの記憶が、必ずダブルのがポイント。もう、戻れないし、やり直すこともできないですし、後悔なのか感動なのか、意味不明な感情を大人になっても持て余しています。要するに、私はおさななじみの女子に対して、優しくなれなかったという自覚が、いつまでも罰のように付きまとっていて、いつか謝りたいと願いつつも、それは不可能だと思い知らされるのです。作者テクラ・バダジェフスカは若くして亡くなりました。幼少期とは、終焉してしまうのだと思い知らされます。泣きたいときの一曲です。(50代男性)
5.ロッシーニ「歌劇《ウイリアム・テル》序曲」
クラシック音楽 ロッシーニ「歌劇《ウイリアム・テル》序曲」がおすすめの理由
歴史的なドラマを脳内で思い描くことのできる、ビジュアル性にあふれる名曲です。聞けば聞くほど、その奥深さに感嘆させられます。みずみずしい気持ちを、年齢に関係なくほうふつさせてくれるので、若返りたいときに聴いています。静かな始まりは、少しシャイな雰囲気もしますよね。それは人生の成功に対する謙虚さと言っても良いのではないでしょうか。傲慢さを抑えて、誰かの支えと助けがあるからここまでこれたのだと、感謝の気持ちを持つことが大切です。さりげなく、そのようなことを教えてくれる名曲です。バイオリンが、こすれるような音をたてていますので、まるで美しい女性の衣装の衣擦れのようにも聞こえてしまいます。思春期に一瞬で戻してくれる、最高にドラマチックな一曲です。この曲と出会えて、しあわせです。(50代男性)
6.チャイコフスキー「花のワルツ」
クラシック音楽 チャイコフスキー「花のワルツ」がおすすめの理由
チャイコフスキーのバレエ音楽が大好きなのですが、その中でも静謐さにあふれている「花のワルツ」はお気に入りです。朝から気取ってコーヒーを飲んでいたいときに、こっそりと聴くのが楽しみです。日常に溶け込んでくれる演奏も素晴らしいです。うるさくないですし、悪目立ちしない、けれどもしっかりと存在してくれています。ひのメロディがなければ、喫茶店の雰囲気は台無しになってしまうのではないかと思うくらいに、この曲の似合う喫茶店は最高です。イメージでしか語ることのできない、素晴らしい世界を一瞬で爽秋して見せてくれるのがクラシック音楽のメリットであり、「花のワルツ」は耳で聞いただけで体全身が躍り出してしまいそうになります。躍動感ある静謐さ、人生を彩ってくれる大切な一曲です。(50代男性)
7.ジョン・セバスチャン・バッハ「管弦楽組曲第3番 BWV1068 [G線上のアリア]」
クラシック音楽 ジョン・セバスチャン・バッハ「管弦楽組曲第3番 BWV1068 [G線上のアリア]」がおすすめの理由
この曲はバイオリンの4本の弦の内、一番低音であるG弦1本のみで奏でることが出来るところが曲名の由来です。スローテンポで、とても穏やかで美しく、よく卒業式のBGMなどで聴かれる曲です。もちろん、自宅でのリスニングも最適で、朝の目覚めで聴いても清々しい気持ちになれますし、その他、家事をしながら、読書をしながら、ティータイムの合間、寝る前など、どのシーンにおいても心を落ち着かせてくれ、とてもリラックス出来ます。曲を聴きながらふと目を閉じると、まさしくヨーロッパの草原や川のせせらぎ、レンガ造りの家、青空、風の音などが頭の中にイメージされます。普段の忙しい生活の中で心に栄養を与えること間違いない曲ですのでぜひ、オススメしたいと思います。(50代男性)
8.ベートーベン「喜びの歌」
クラシック音楽 ベートーベン「喜びの歌」がおすすめの理由
僕は今語学の勉強をしているので外国語でのリスニングの意味も込めて、よく外国の歌を聴くことがあります。ちなみにベートーベンは名前は知っていたものの、曲名などが出るものは一切ありませんでした。ただ、ある日のこといつも通りいろんな音楽を聴いてると、次の歌に変わり、この「喜びの歌」が流れ始めました。最初はただのクラシックかと思いましたが、なんとも言えない自分の中に残る心の底を躍らせるようなそんな音を僕は体で感じたことを今も覚えています。こうやってみると、音楽の素晴らしさを改めて感じれるいい機会に出会えて本当に良かったと思っています。また、これを機に僕は最近でもよくクラシックの曲を聴くようになりました。(20代男性)
9.ドビュッシー「月の光」
クラシック音楽 ドビュッシー「月の光」がおすすめの理由
私が初めてこの曲を耳にしたのはゲームの中で、主人公が夜遅くおばあちゃんの家に帰ってくる時に流れていました。おばあちゃんが優しく主人公に語り掛ける口調と、曲の雰囲気が絶妙にマッチしていてとても心が惹かれたことを覚えています。その後この曲を最後まで聴いたのですが、ゲームで流れていた冒頭のゆったりとしたメロディーから一転して、途中からはアップテンポで流れるようなメロディーに変わり、最後は再びゆるやかになり静かに終わっていきます。曲自体が一つの物語を感じさせるような展開をしていて、そのあまりにも綺麗なメロディーラインにすっかり魅了されてしまいました。この曲を聴いていると、夜、湖の水面に浮かんでいる月を眺めているイメージが浮かんできます。誰もいない静かな場所で風の音や水のせせらぎだけが聞こえてくるかのように、そして水面に浮かんだ月の光が優しく自分を包んでくれるかのように、不思議と心が穏やかになっていくのです。静かな夜に目を閉じて、その情景を思い浮かべながら聴きたい曲です。周りの喧騒に疲れた時に是非聴いてみてください。(20代女性)
10.ハチャトゥリヤン「剣の舞」
クラシック音楽 ハチャトゥリヤン「剣の舞」がおすすめの理由
私のおすすめは「剣の舞」です。小学校の運動会で流れていた、と昔を思い出す方もいると思います。実際、その時には流れていなくても急かされるような曲のテンポにそわそわしてしまうのではないでしょうか。 大人になってからもそんなシーンのBGMとしてこの曲が有効に機能します。急いで仕事を片付けなくてはならない場面。遅刻しそうな時。またトイレを我慢している時などにこの曲が頭のなかで鳴り響きます。そうするとゲーム感覚で課題をクリアできそうな気がします。 また、この曲の作りやパート分けも聞きどころのひとつ。ひたすら手数の多い木琴、それを援護するピッコロ、スパイスの利いたトロンボーン、パーカッションのブレイクなど現代の音楽にも当てはめることができるフォームになっています。(40代男性)
11.ベルリオーズ「幻想交響曲」
クラシック音楽 ベルリオーズ「幻想交響曲」がおすすめの理由
とにかく描写の豊かさがずば抜けている交響曲です。標題音楽として、ベルリオーズが自ら紡ぎ出したストーリーを全5楽章から成る交響曲の各楽章に投影し、ひとつの物語を音楽で表現しています。そのストーリーがとんでもなくドロドロとしたもので、愛する女性を殺してしまった男性が、殺人の罪で断頭台に挙げられ自らも処刑され、死後の世界へ迷い込んだ時に、おどろおどろしい魔女の姿に変わり果ててしまった愛した女性を見つけ、狂乱の魔女たちの宴に飲まれていく、という強烈なストーリーで、これが緻密に色鮮やかに音楽として描かれているので、本当にすごいと思います。断頭台で首が落とされるシーンまでリアルに表現されており、魔女となった女性のテーマは奇妙なクラリネットで奏され、ベルリオーズの世界観を体現しています。(30代女性)
12.フレデリック・ショパン「幻想即興曲」
クラシック音楽 フレデリック・ショパン「幻想即興曲」がおすすめの理由
まずショパンは超絶技巧を要求する曲を多く残しています。 この幻想即興曲の場合は左手が6連符、右手が通常の4拍子と左右で違うリズムの演奏となります。 通常であれば、音ズレのような違和感が生じるのですが、それすらも計算され尽くしたかのようにメロディーがマッチします。 そして、激しく早い演奏だけではなく、1:15辺りからは激しさは消えて華やかさや宮殿の中にいるようなメロディーが流れます。 落ち着いたと思うのも束の間で、また激しい演奏になります。 そこから終盤にかけて激しさは増すのですが、何処と無く物憂げな雰囲気も漂う構成になっています。 更に特筆するは、フィナーレでは左右の手のリズムが逆転します。これは実は余り気がつかない人もいます。 この曲がショパンを知ったきっかけになり、それ以来ショパンの曲が好きになってしまい、アルバムも買っています。(30代男性)
13.モーツァルト「交響曲 第40番 ~第1楽章」
クラシック音楽 モーツァルト「交響曲 第40番 ~第1楽章」がおすすめの理由
この曲の弦楽器の小刻みでリズミカルな弾き方は聞いているとスキップして歩いている様な明るい気持ちになります。時に管楽器との掛け合いは切なさや、寂しさを感じコントラバスのような低音の弦楽器は音に深みがあり、全体的に曲がまとまり重厚感を感じます。曲の抑揚もわかりやすく、特にサビ前の音の小ささから、盛り上がる感じは壮大なイメージがあります。この曲は明暗強弱の感じがとてもわかりやすいと思います。人生の悲しい事も楽しいこともあるけれど、ブレない芯の強さみたいなものが伝わり、それが開花する壮大なストーリーを感じます。特にこれから何か始める時や、1日の始まりなどに聞きたい曲です。頭の中がリフレッシュしてスッキリ爽やかな気持ちになれます。(40代女性)
14.ショスタコーヴィチ「交響曲第13番「バビ・ヤール」」
クラシック音楽 ショスタコーヴィチ「交響曲第13番「バビ・ヤール」」がおすすめの理由
ショスタコーヴィチが書いた15曲の交響曲のうち最後から3番目、円熟の完成度を持つ交響曲です。全楽章にバス独唱と男声合唱つきですので、一般的な交響曲のイメージとは違うかもしれません。むしろ、オーケストラの上に乗せた壮大な歌曲と言ってもいいです。文化芸術に対する規制の厳しい旧ソ連体制下においては音楽表現も困難を極めましたが、この曲も例外ではありません。詩人・エフトゥシェンコによる詩は反ユダヤ主義を批判していますが、センシティブな政治的テーマでであり、初演後には一部表現が改められたりしました。曲はショスタコーヴィチ一流の卓抜なオーケストレーションで最後まで飽きさせません。ロシア語の歌唱は、ロシア語を知らない人にとってはほとんど意味がとれないと思いますので、歌詞カードやネット上にアップされている対訳などを参考にしながら聴くといいかもしれません。(40代男性)
15.ハンス・ロット「交響曲第1番ホ長調」
クラシック音楽 ハンス・ロット「交響曲第1番ホ長調」がおすすめの理由
近年、評価されてきた作曲家。ロシアのカリンニコフ同様、注目されそうな作曲家です。彼はブラームスが彼の交響曲第1番の1楽章(音楽学校の卒業課題曲に)を批判し、しまいには「作曲家には向いていない」と言い放ったことで精神崩壊し、25歳の若さで逝去されました。確かに、初めて聞くとわかりにくいですが何度も聴くといい曲です。ホ長調のもつ天国への響きが最大限生かされていて、ブルックナーを彷彿させるようなスケールです。彼の交響曲第1番を全部一通り何回か聞くと、所々にマーラーのシンフォニーで採用されいているパッセージ、フレージング、各楽器の重ね方。ダイナミクスが出てきます。マーラーはハンス・ロットがなくなったときに、ひどく悲しんだといいます。何せ、ハンス・ロットの才能の第一発見者はブルックナーとマーラーでした。きっと彼の将来が楽しみだったのでしょう。マーラーが後々の交響曲にロット作品のフレーズ等を引用したのは、彼へのオマージュでもあったのかと思います。(20代男性)
16.グスタフ・マーラー「交響曲第5番 第4楽章 アダージェット」
クラシック音楽 グスタフ・マーラー「交響曲第5番 第4楽章 アダージェット」がおすすめの理由
ノーベル文学賞作家トーマス・マン原作の映画、「ベニスに死す」の主題歌として有名な曲です。この曲は、カラヤンが取り上げ録音したことで注目を集め、当時、その美しさに世界中の人が驚き絶賛し、マーラーの交響曲ブームを巻き起こす切っ掛けとなった作品でもあります。クラシック部門の世界一美しい曲のアンケートでも、よく名前が挙がります。マーラー自身にとっても、彼の絶頂期にあたる作品で、彼の代表作の1つです。弦楽器の美しい弦の調べと、ハープのしなやかな音は、ハーモニーとして音の厚みが大変素晴らしく、何度聴いても飽きることがありません。物思いにふけりたいとき、1人でリラックスしたいとき、イタリアのベネチアを思い浮かべながら、この曲を聴いて、感性を磨いてみてはいかがでしょうか。(40代男性)
17.リムスキー コルサコフ「交響組曲 シェラザード」
クラシック音楽 リムスキー コルサコフ「交響組曲 シェラザード」がおすすめの理由
「シンドバットの冒険」や「アラジンと魔法のランプ」などのアラビアン・ナイトとして知られる「千夜一夜物語」を題材にしています。国中の若い女性に夜伽をさせては一夜限りで処刑するという非道な行為を繰り返す王。それを見かねたシェエラザードは自ら王に嫁ぎ、千夜に渡って毎晩王に物語を話してきかせ続け、王は心を改めます。そのシェラザードをバイオリンの美しい旋律で演奏しています。組曲は、第1楽章 海のシンドバットの船、第2楽章 カレンダー王子の物語、第3楽章 若い王子と王女、第4楽章 バクダットの祭り、から構成されています。1楽章から4楽章まで曲調にそれぞれ特徴があり、聴いていると想像力を掻き立てられ、とても美しくワクワクするような旋律が魅力です。また、演奏者としても、管楽器だけでなくバイオリンとチェロそれぞれにソロパートがあり、各パートの難易度もかなり高く、アマチュアからすると、一度演奏できたらと思うほど憧れの曲です。(30代女性)
18.コーニッシュ「青の月」
クラシック音楽 コーニッシュ「青の月」がおすすめの理由
韓国のドラマで使用されていたピアノ曲なのですが、ドラマチックでとても綺麗な曲です。始めは落ち着いた曲調(カフェやオシャレなレストランなどで流れていそうな感じ)で始まり、中盤でとても情熱的な曲調になるのがすごく気に入っています。また、この曲が会えない恋人を想い、悲しい気持ちを表したメロディーのピアノ曲であると知りながら弾いたり聞いたりすると、より一層感動的に感じます。実際、演奏会などで演奏経験がありますが、楽譜はそれほど難しくはないけど、とても聞き映えのする曲だと思います。青の月に加え、赤の月、黄の月と3バージョンある曲なので、青の月が気に入った方にはぜひ他の2曲も聞いてもらいたいなと思っています。(20代女性)
19.グリーグ「朝」
クラシック音楽 グリーグ「朝」がおすすめの理由
壮大な弦楽器による演奏が、眠っていたからだと脳を一気に目覚めさせてくれます。タイトル通りに、朝に聴きたい音楽の筆頭格です。自分にとってのクラシック音楽は、体と脳にとって心地良いことが条件ですが、グリーグの「朝」はすべての条件を満たしている名曲です。ヒットソングのように、4分くらいの長さなのもポイントです。手軽に聴けることも素晴らしいですし、すんなり耳になじむのも飽きないポイント。夏は爽やかで、どこか涼しげに聞こえます。冬は透明感があふれていて、やや冷たい印象でありながらも、目覚めにふさわしいメロディラインが脳を覚醒させてくれます。いつか山小屋で、すがすがしい朝を迎える時に、この音楽を大音量で書けるのが夢です。子供のころから変わらずに、大人になっても聞き続けています。(50代男性)
20.ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」
クラシック音楽 ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」がおすすめの理由
三大ワルツの一つの『美しく青きドナウ』は、オーストリアの「第二の国家」と言われていますが、日本でもお馴染みのクラシックの名曲です。オーストリアの無形文化遺産となっている、19世紀のウィーンで流行し、ウィーン会議を通してヨーロッパ中に広まっていった3拍子のウィンナ・ワルツの代名詞と呼ばれています。かつて栄華を誇ったヨーロッパ屈指の名門王家のハプスブルク家のお膝元であるウィーンから眺める、ドナウ川を舞台にした恋物語を想像してしまいます。子どもの時にデパートに母親に連れて行って貰った時や運動会のお昼ご飯の時間に、耳に入ったのがこちらの曲です。また、彼女とのデートの時に、街角で流れていた事も思い出され、心地良い雰囲気を演出してくれる名曲だと思います。(50代男性)
21.フレデリック・ショパン「別れの曲」
クラシック音楽 フレデリック・ショパン「別れの曲」がおすすめの理由
誰もがどこかで聞いたことがあるような、どこか懐かしく感じる雰囲気の曲調がとても魅力的です。 穏やかに進んでいくメロディラインと、ところどころに現れる切なげな部分が、聴いていてとても心に沁み込んできます。 複雑ではなく、どちらかと言うとシンプルな曲のつくりなのに、一度聴いたらなかなか忘れられないほど印象的な曲です。 曲名にもあるように、誰かとの別れを想像させるような寂しさがあり、気分が落ち込んでいる時や、心を静めたい時に聴くと落ち着きます。 途中曲調が少し変わるところがあり、感情が高ぶっていくような展開には思わず鳥肌が立ってしまうほどです。 一通り盛り上がった後は、前半の穏やかなパートに戻りますが、消えゆくように終わっていくラストもまた素敵です。(20代女性)
22.チャイコフスキー「眠れる森の美女」
クラシック音楽 チャイコフスキー「眠れる森の美女」がおすすめの理由
バイオリンや、フルートなど、それぞれの楽器がメインになり、聴き応えのある作品です。1幕は、体の奥まで響いてくるような、深いバイオリンの音色と旋律。ゆっくりとした曲調ながら、だんだんとその魅力に惹かれていきます。3幕は、バレエでは、幸せの青い鳥が登場する場面。小鳥のさえずりをうまく表現した、軽やかなフルートの音色に、気分が高まります。また、たくさんの妖精たちが登場する場面では、優しさや勇気など、それぞれの個性に合った表現で、飽きさせません。盛り上がりをみせる終盤は、すべての人々が幸せになるような、フィナーレにふさわしい壮大なオーケストラの見せ場に、胸が高鳴ります。ドラマチックであり、ゴージャスな1曲です。(30代女性)
23.フレデリック・ショパン「木枯らしのエチュード」
クラシック音楽 フレデリック・ショパン「木枯らしのエチュード」がおすすめの理由
まず、私は数ある演奏の中でもフジ子・ヘミングの演奏が好きです。 この曲は木枯らしに舞う枯葉をイメージしたとされていて、かなり激しいピアノ曲になっています。 楽譜を見ると一見シンプルに見えるのですが、かなりのスピードなので、何度か挑戦しましたが、手首が途中で痛くなりました。 木枯らしのエチュードとは名付けられていますが、正式にはこの曲は練習曲です。 右手の手首の使い方や、指の動きの練習に取り入れた曲だと言われています(諸説あり)。 右手の高速演奏に加えて、左手のストライド奏法を同時にやらなければならない曲で、あまり息つく間もありません。 この曲はクラシック好きにはあまり馴染みがなく、ショパン好きでないとあまり知られていませんが、右手の耐久力だけなら、リストのラ・カンパネラに匹敵します。(30代男性)
24.ラヴェル「夜のガスパール」
クラシック音楽 ラヴェル「夜のガスパール」がおすすめの理由
ラヴェルのピアノ曲の中でも大きな作品であり、非常に完成度の高い作品です。フランスの詩人、ルイ・ベルトランの詩集「夜のガスパール」から”オンディーヌ”、”絞首台”、”スカルボ”の三篇の詩にラヴェルが音楽付けをした作品で、詩の中の、幻想的で不気味な世界観がよく現れています。 一曲目のオンディーヌは水の精で、愛する人を湖へ引きづりこもうとします。湖に反射する月明かりや、オンディーヌと愛された人間とのやりとりが目の前に浮かび上がってくるようです。 二曲目の絞首台では、暗く寂しい土地に佇む絞首台を音楽で表現している様です。常に内声で鳴っている同音のユニゾンが、絞首台の周りに漂う死の雰囲気を醸し出しています。 三曲目のスカルボは暗闇に潜む、小人の様な悪魔の様なものです。暗闇の中姿を現さず高笑いをしたり、天井からぶら下がったりと自由に動き回り、フランスのカテドラルの様に巨大になったりして恐怖を煽りますが、最後はふっと消えてしまいます。(20代男性)
25.ヨハン・パッヘルベル「カノン ニ長調」
クラシック音楽 ヨハン・パッヘルベル「カノン ニ長調」がおすすめの理由
皆が一度は聞いたことがあるクラシック音楽の1つです。バイオリンが美しい旋律を奏でていて、CMにも使われた事があると思います。そして、“カノン”とは輪唱のように、ひとつの旋律を複数のパートがそれを追って演奏することを言います。この曲は、三つのバイオリンのパートが、遅れて同じ旋律を演奏しているのです。たった五分ほどの長さの曲なのですが、初めの出だしから気持ちが穏やかになり、だんだんバイオリンが追いかけっこを始めると心が鷲掴みにされるような何とも言えない切ない様な気持ちになります。それでいて、その切なさが心地よく安らかな穏やかな気持ちになります。私が人生の中で、何か大きな出来事、それが良い事でも悪いことでも、があるときには必ず聞きたくなります。そのような曲です。(50代女性)
26.ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18〜第1楽章」
クラシック音楽 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18〜第1楽章」がおすすめの理由
インパクトある出だしに、まずはショックを受けます。前面に出てこないのにものすごく秘められた何かを感じさせるような最初のフレーズに、思わず引き込まれてしまうのです。あとに続いていくメロディーは、その印象を飛び出してひたすらに美しく自由に流れて展開していきます。そのあと再びそのテーマを確認するときに感じる「安堵感」のような感覚を楽しんでいます。初めて聞いたとき、どうしようもなく暗い陰鬱な雰囲気にのみこまれてしまってその大きな衝撃を消化しきれずにいましたが、時を経て、この曲のもつ深くてそしてひたすらに豊かな美しさにただただ魅了されています。ひとりの人が、こんな変化に富んだ曲を作れるなんてほんとうにすごい!と、感動が新たになります。(40代女性)
27.リスト「ラ・カンパネラ」
クラシック音楽 リスト「ラ・カンパネラ」がおすすめの理由
早くて、連弾が多くて弾くのが難しい曲そうですが、プロが弾くとこんな素敵な曲なんだなって改めて感じました。フジ子・ヘミングさんが弾くラ・カンパネラが好きで、音が他の方と違ってキラキラした音と改めて、深い曲で考えさせられる曲だなって思いました。コンサートも2回ほど行きましたが、この曲を聴いたお客様さんも他の曲を聴いたときより反応が大きい気がしました。フジ子・ヘミングさんの代名詞の曲としてもよく弾かれている曲なので、わたしもスゴイ本人の弾き方と、表現力があっていると思いました。ラ・カンパネラを弾かせたら右に出るものはいない気がします。もちろん、リストがこの曲を作った時代やクラシックの本場で聴いた訳ではないのですが、情景が浮かぶのでタイムスリップした気分になれます。(20代女性)
28.ジョージ・ガシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」
クラシック音楽 ジョージ・ガシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」がおすすめの理由
1924年の発表の楽曲で、クラシック音楽としては新しいと思いますが、ジャンルに縛られないメロディラインで、多くの音楽家のアレンジバージョンが発売されています。最初この曲を耳にしたとき、昔クラシック音楽だと教えられていたものと全く違っていてかっこいい、と感じたことです。趣味でエレクトーンを長くやっていたのですが、もっと早く知って教材に出てきたら楽しく習えていたのにと思いました。実際ピアノとオーケストラを合わせて弾きこなすのはとても難しいので、今は聴くだけになっています。これから出てくる若い音楽家もアレンジを手掛けるであろう、楽曲として楽しみにしたいです。大人気だった映画のだめカンタービレ、はこの楽曲が上手く使われいる物の一つです。(40代女性)