- 中学時代に読むべき本おすすめ79選
- 1.森絵都「カラフル」
- 2.重松清「きみの友だち」
- 3.吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
- 4.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
- 5.アンネ・フランク「アンネの日記」
- 6.笹原留似子「おもかげ復元師」
- 7.中田永一「くちびるに歌を」
- 8.鈴木るりか「さよなら、田中さん」
- 9.ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」
- 10.田村裕「ホームレス中学生」
- 11.村上龍「13歳のハローワーク」
- 12.「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」
- 13.岩野 響「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ」
- 14.金城一紀「GO」
- 15.トム・バーンズ「soul mates」
- 16.パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」
- 17.ダニエルキイス「アルジャーノンに花束を」
- 18.三田誠広「いちご同盟」
- 19.重松清「エイジ」
- 20.太宰治「お伽草紙」
- 21.ヨースタイン・ゴルデル「カードミステリー 失われた魔法の島」
- 22.辻村深月「かがみの孤城」
- 23.高木敏子「ガラスのうさぎ」
- 24.伊藤たかみ「ぎぶそん」
- 25.森達也「きみが選んだ死刑のスイッチ」
- 26.平川哲弘「クローバー」
- 27.小山薫堂「じぶんリセット」
- 28.ジェリー・スピネッリ「スターガール」
- 29.益田ミリ、武田砂鉄「せいのめざめ」
- 30.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
- 31.森絵都「ダイブ!」
- 32.小野田寛郎「たった一人の30年戦争」
- 33.加納朋子「トオリヌケキンシ」
- 34.ジョン・クラッセン「どこいったん」
- 35.重松清「とんび」
- 36.重松清「ナイフ」
- 37.千石雅仁「ニューホライズン英和辞典 第8版」
- 38.あさのあつこ「バッテリー」
- 39.スプツニ子!「はみだす力」
- 40.向山淳子、向山貴彦、studio ET CETRA、たかしまてつを「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」
- 41.星新一「ボッコちゃん」
- 42.金城一紀「レヴォリューションNo.3」
- 43.ダニエル・フォー「ロビンソン・クルーソー」
- 44.阿川せんり「厭世マニュアル」
- 45.湯本香樹実「夏の庭」
- 46.宮部みゆき「過ぎ去りし王国の城」
- 47.学研「学研ニューコース 理科」
- 48.村上龍「希望の国のエクソダス」
- 49.朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」
- 50.新海誠「君の名は。」
- 51.岸見一郎 古賀史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」
- 52.瀬尾まいこ「幸福な食卓」
- 53.折原みと「桜の木の下で逢いましょう」
- 54.今江祥智「山のむこうは青い海だった」
- 55.ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」
- 56.恩田陸「蛇行する川のほとり」
- 57.柚木麻子「終点のあの子」
- 58.大崎善生「将棋の子」
- 59.帝国書院編集部「新詳高等地図」
- 60.太宰治「人間失格」
- 61.川村元気「世界から猫が消えたなら」
- 62.アレックスシアラー「世界でたったひとりの子」
- 63.サン=テグジュペリ「星の王子さま」
- 64.高橋絵里香「青い光が見えたから」
- 65.重松清「青い鳥」
- 66.L.M.モンゴメリー「赤毛のアン」
- 67.太宰治「走れメロス」
- 68.石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」
- 69.小路幸也「東京バンドワゴン」
- 70.岩崎次郎「独学で現役東大合格、予備校で添削指導を1,000人以上した講師が教える!「勉強法の教科書」」
- 71.重松清「舞姫通信」
- 72.湊かなえ「物語のおわり」
- 73.R・L・スティーブンソン「宝島」
- 74.夏目漱石「坊ちゃん」
- 75.佐渡裕「僕はいかにして指揮者になったのか」
- 76.米澤穂信「満願」
- 77.森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
- 78.星野道夫「旅をする木」
- 79.嶽本野ばら「鱗姫」
中学時代に読むべき本おすすめ79選
1.森絵都「カラフル」
中学時代に読むべき本 森絵都「カラフル」がおすすめの理由
読書が嫌いな人でもサクサク読めると思います。私がこの本を読んだのは、中学生の時です。読書感想文の宿題があり、嫌だなぁ〜っと思い本を開いてみました。初めの1行から興味を引きつけるような内容でした。主人公の中学生が1度死んでしまったけど、抽選に当たり人生をやり直すという内容。とても斬新なアイデアだと思います。私の推しは、天使のプラプラ!名前も可愛いです。(10代女性)
多感な時期に読んでほしい一冊ですが、大人でも思春期の揺れ動く気持ちに懐かしさを覚える作品だと思います。自分が思っている以上に世界はずっと優しいのかもしれません。読了後、自分が抱えている様々な不安がなんとなく薄らいでいく感覚があります。(30代女性)
一度死んだ主人公の男の子が前世の罪によって、他人の体に入って、ホームステイの修行をさせられる。ホームステイ先の体は、自殺をした中学生で、家族との関係もいろいろと複雑な子。高校進学で悩んだり、恋に悩んだりと、中学生にありがちな悩みを抱えているので、中学生に読んでもらいたい。最後の方に家族の大切さ、命の大切さを学べる。(30代女性)
輪廻転生で人生のやり直しとう読み始めは児童文学にありがちなファンタジー系かと思っていたが、意外な最後に行きつきます。自分の価値や存在の意味などを考えたり、思春期の鬱々としたような中で是非読んでもらいたい。(30代女性)
2.重松清「きみの友だち」
中学時代に読むべき本 重松清「きみの友だち」がおすすめの理由
この本は実態のない『みんな』というものの暴力性と、それを超えた先にある友情の有様の話です。友だちや学校が、自分を取り巻く世界の大半を占め、それゆえに苦しいことが多い思春期に『みんな』なんて本当はそこまで気にしなくていいんだ。だけど、勇気があれば気にくわないと思っている人の中にも愛することのできる、光のようなものを見つけられると教えてくれるからです。(30代女性)
この作品は10編からなる短編小説でとても読みやすいし、小説が苦手な中学生でも飽きることなく楽しめる作品です。 そして、タイトルにあるように友だちという存在についてとても深く考えさせられるストーリーです。 なのでぜひとも本当の友達とは何なのかという答えを探している中学生に読んでほしいです。(10代女性)
教室の中で「きみ」を取り巻く子供たちから見える風景。大人からは心の中で起きていることは見えない。みんなの中にいて出会える友達と、はじかれてしまったときに出会える友達、ぽつんと一人になったときにそこにいた人との間には濃密な時間が流れ、友達は一人になったときに出会えるものかもしれないと思った。(30代女性)
3.吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
中学時代に読むべき本 吉野源三郎「君たちはどう生きるか」がおすすめの理由
80年以上前に芳野源三郎が書いた人生の生き方を示す小説です。言論の自由が束縛されていた時代に自由に考えることを説いています、今の日本社会は著者である芳野源三郎の生きた時代に戻っているように思えるからこそ若い世代に読んで欲しい本です。(60代男性)
誰しも自分が幼い頃に経験したことのあるような身近な出来事からどんな教訓、どんな深い思考に繋がるのかを教えてくれる本。どれだけ立派な人間になれるか、どれだけ豊かな人生を送れるかはそれ次第だと痛感させられました。(30代女性)
君たちはどう生きるか、はとても有名だというのもありますが、人生について深く知ることが出来る本だと思うからです。この本を読むことによって、今後の人生がけっこう変わると思います。むしろ変わらないという人はまずいないと思うほどです。ぜひ読んで欲しい作品です。(10代女性)
4.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
中学時代に読むべき本 梨木香歩「西の魔女が死んだ」がおすすめの理由
主人公の中学生まいの悩みをほどよい距離感と瑞々しい自然の描写で、学校で傷ついた心を優しく癒していく作品です。柔らかい文章なのであまり普段本を読まない学生にもおすすめです。文庫版のほうだとまいのその後のお話しもあリます。(30代女性)
大人になってこの本を読んでも感動したのだから、まいと同じ時期にこの本を読んでいたら、どんなに良かっただろうと思う。自分と向き合い、自分で決めていくということの大切さが詰まっています。心が穏やかになる作品です。(30代女性)
中学生になり、学校に足が向かなくなってしまった少女は、一夏を祖母の家で過ごすことになる。祖母は魔女で魔女修行を受ける事になった少女が修行を通して人生において大切な事を教わり成長していく姿を描いている。この物語に出てくる祖母からの言葉を思春期の子供にぜひ読んでほしい。(20代女性)
5.アンネ・フランク「アンネの日記」
中学時代に読むべき本 アンネ・フランク「アンネの日記」がおすすめの理由
小学生までは、自分の家族や親戚、自分の国についてまでのことにしか興味もないし、それ以外の世界について考えを及ぼすこともない。しかし、学校の歴史の授業やニュースで徐々に世界について知識もできるし、世界の歴史についても学んだり興味を持ったりもする。私たちの親は戦争時代を少し知っていたり、祖父母が体験したりもしているが今の中学生の親は戦争は過去のもの。そんな親が戦争について子供にどんなことを伝えられるのか。まだ少女だった女の子が戦争のなかでどういう生き方をしなければならなかったのかを是非この本で学んで欲しい。(30代女性)
とても辛く悲しい本ですが、戦争の悲劇というよりも、少女の心の痛みや葛藤、世界に対する絶望感と希望をこの本から感じ取ってほしい。どの世界の子供たちもどの時代の子供たちも同じことを考えていたなら本当にこの世界は平和になることができると思うのです。(30代女性)
6.笹原留似子「おもかげ復元師」
中学時代に読むべき本 笹原留似子「おもかげ復元師」がおすすめの理由
今の中学生は、ちょうど東日本大震災の記憶がない子どもたちです。この本は、作者の笹原留似子さんが、復元師として津波で亡くなった方々と心を通わせながら、あの日何が起きたのか、どんな状況だったのかを書いています。震災を経験していない子どもたちも、これを読み終わる頃には、きっと理解し、当たり前はないということを考えさせられると思います。(20代女性)
東日本大震災が起こったとき、何があったか記憶がないのが今の中学生です。この本は、おもかげ復元師という仕事を通して、遺体安置所の様子、家族を亡くした人たちの思いがまっすぐ伝わります。この本を読むことで、当たり前のことはなく、今いる人や生活を大切にすべきことを学べます。(20代女性)
7.中田永一「くちびるに歌を」
中学時代に読むべき本 中田永一「くちびるに歌を」がおすすめの理由
友情の大切さを確認することができます。初めはバラバラだった合唱部員達が、合唱を通して次第に一致団結していくので合唱にはこんな力があるのかと驚かされます。登場人物それぞれが問題を抱えていて、その問題も部員達の力で解決されていきます。(10代女性)
来し方行く末に思い悩むのは内容は違えど今も昔も同じなのかもしれない。何処にも辿り着けない自分ががあって、胸に萎れた思いを抱えた者がいて、泣いて破って笑って一つ一つクリアにして大人になっていくのだと思います。ちゃんと歩いてきて良かった、15年前の自分にそういえます。(30代女性)
8.鈴木るりか「さよなら、田中さん」
中学時代に読むべき本 鈴木るりか「さよなら、田中さん」がおすすめの理由
現役中学生が14歳の時に上梓した短編小説集です。作者の鈴木るりかが小学4年生の時に小学生を対象にした文学賞「12歳の文学賞」で入賞した受賞作を加筆したものと、同じ世界観で書かれた3編の書き下ろしで構成されています。同年代の少女が書いたみずみずしい文体と現代的なテーマへの鋭い目線は、できれば中学生の時にぜひ体験しておきたいものだと思います。社会を新しい眼差しで見つめるきっかけになるかもしれません。(50代女性)
小学生の女の子が主人公です。そして友達(になりたい)の男の子視点の1篇。 主人公である著者が14歳の誕生日に出版されたそうです。書いたのは、10歳時点(のモノを大幅加筆)もアリ。内容よりも著者の年齢差ギャップが、やっぱり凄いと思ってしまう。小説としての面白さには、色々ありますが、この方は言葉の選び方・言い回しが、とても独特で楽しいです。「著者が中学生」の枠を外して読んだとしても、普通に面白く読めるし、今後、どうなっていくのか楽しみです。(30代男性)
9.ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」
中学時代に読むべき本 ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」がおすすめの理由
物語の中身は児童書のようですが、少し厚めなので小学生が読むには大変かなーという本です。なぜ中学生にお勧めかというと、この本には哲学の内容がギッシリと詰め込まれていて、物語を追いながら自分の考えるべきことに目を向けることができます。人間形成の過渡期である中学時代に哲学に触れることは人生を豊かにすること間違いなし。是非読んでほしい一冊です。(20代男性)
「わたしっていったいだれなんだろう」という思春期の子供が必ず思いあたる哲学的な疑問にやさしく寄り添い、主人公とともにその疑問をソクラテスやアリストテレス、デカルトやカントなどなど西洋の主要な哲学者を通して紐解いていきます。本書を通して、長い人生を生きていく上で必ず糧になる哲学の概論を学ぶことができるので、ぜひ中学生くらいのお子さんに読んでもらいたいです。(30代男性)
10.田村裕「ホームレス中学生」
中学時代に読むべき本 田村裕「ホームレス中学生」がおすすめの理由
本の内容が中学生の時の実際の体験談なので、中学生の方には是非読んでほしいと思ったからです。 本の内容も中学生でホームレスを経験するというほとんどの方が中学生には体験することがないことです。 どうしてそのような状態になったのか、どのようにその状態から抜け出せることができたのかを見てほしいです。(20代男性)
芸人の麒麟の田村裕さんが中学生の頃に実際に体験したもので、家族崩壊によってホームレス生活をすることになった話です。読めば家族の大切さがわかるので反抗期真っ只中の中学生が読むにはもってこいの本だと思います。また、自分の将来についても考えさせてくれる本でもあります。(20代男性)
11.村上龍「13歳のハローワーク」
中学時代に読むべき本 村上龍「13歳のハローワーク」がおすすめの理由
さまざまな職業について、詳しく説明してくれる本。ジャンルも多彩で一般で知られていない職業も多数のっているので、将来どういった職業に就くべきか、考えるきっかけになります。興味をひかれる内容となっているため、読書嫌いな子供もスラスラと読むことが可能。大人になる前の準備として最適です、(20代女性)
12.「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」
中学時代に読むべき本 「14歳の君へ-どう考えどう生きるか」がおすすめの理由
学生時代に読みました。中学生で特に人間関係に悩む人へおすすめです。さまざまなトピックで思春期特有の「悩み」や「人間関係への不満」を取り上げ、筆者が噛み砕いたアドバイスをしています。苦手な人と無理に接するべきかどうか、その回答を食べ物でたとえるところが面白かったです。(20代女性)
13.岩野 響「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ」
中学時代に読むべき本 岩野 響「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ」がおすすめの理由
発達障害のため15歳で学校に行けなくなり、その後は自宅で焙煎士として仕事をすることに決めた著者のこれまでとこれからの前向きな思いがつまった本。多くの人が初めて自分の進路に悩む15歳。いい高校へ行って大学をでていい会社に入る。それだけが正解のように教えられる中学時代に是非読んで欲しい一冊です。 この本を読むことで将来の選択肢が広がり、自分で人生を決める第一歩になると思います。(30代女性)
14.金城一紀「GO」
中学時代に読むべき本 金城一紀「GO」がおすすめの理由
主人公の男の子がとにかくかっこよくて、自分もこういう男になりたいと思える作品になっているからです。人種差別の問題など少し暗い部分もありますが、中学生が読んだらこれから先の未来が少し明るく見えてくるような気がするからです。男子が読んでも女子が読んでもいい作品です。(30代女性)
15.トム・バーンズ「soul mates」
中学時代に読むべき本 トム・バーンズ「soul mates」がおすすめの理由
愛とは何か?良いパートナーとは?幸せとは何か?というようなことについて凄く短く書かれています。短い言葉が書かれていてその意味を現しているような動物の写真が各ページにあります。深い言葉の意味を考えさせられたり、動物の写真で心が癒されるので、ぜひ見てほしい本です。(20代男性)
16.パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」
中学時代に読むべき本 パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」がおすすめの理由
夢って、ありますか? 夢を実現するためって言っても、さすがに 恥ずかしいって思いますね。そもそも、夢って言われても困る人 多いかもしれません。 でも、何かをより良くするために、何かを選択しながら前に 向かっていると言ってみると思い当たることがあります。 より良くしたい何かが夢なのかもしれません。 たんだん大人になって、何がより良くなったのか実感が薄いまま、 それまでにいろいろ努力したり、獲得してきたもので居心地がよく なって満足して、現状維持を望んでいるのが現実だったりします。 あの時ああしておけば、もっと良かったかもしれないと、大人は 思い続けたりします。 何かを選択することで、お気に入りの現状を捨てることもある かもしれません。それをを恐れずにチャレンジして、より良い何か を得る、いつの間にかもっとより良くなっている、恐れない強さを 持っている。 踏み出す勇気を出せず「自分をしばっているのは自分」であること に気づく一冊です。(50代男性)
17.ダニエルキイス「アルジャーノンに花束を」
中学時代に読むべき本 ダニエルキイス「アルジャーノンに花束を」がおすすめの理由
先生に勧められて読みました。読み終わった後、ボロボロと涙が止まらなかったです。アルジャーノンの行く末を見て、自分の結末を知ってなんとか抗おうとしていて苦しかった。前編主人公の日記なのに、周りの人がチャーリーを見る目や感情が伝わってきます。(30代女性)
18.三田誠広「いちご同盟」
中学時代に読むべき本 三田誠広「いちご同盟」がおすすめの理由
中学三年生の少年たちが進路について何を悩み、何に苦しんでいるかを描いた作品で、とても心情の部分の描写が秀逸だと思います。そこから何を妥協し、自分をランク付けしていく姿は、むしろ親世代が読むべき作品だと思いました。(30代女性)
19.重松清「エイジ」
中学時代に読むべき本 重松清「エイジ」がおすすめの理由
主人公は中学二年生。中学の三年間の中でもどうしても中だるみになってしまう学年。物語は主人公が住む街でおきた通り魔事件から展開されていきます。部活、恋愛、学業、友達関係など誰もが感じる青春時代のほろ苦い経験を作者がテンポよく執筆されてます。ぜひ中学二年生の方には読んで頂きたい作品です。(20代男性)
20.太宰治「お伽草紙」
中学時代に読むべき本 太宰治「お伽草紙」がおすすめの理由
私がこの本に触れたのは14歳の頃でした。ですので個人的理由もあり中学生の間に読んでほしい書物として挙げましたが、中学生で太宰治といえば走れメロスや斜陽、人間失格等の太宰の代表的なものだと思います。しかしとっつきにくいのが純文学の悲しいところ。興味がわきにくいことと思いますが、そんなときは是非『お伽草子』を手に取ってください。文庫本としては1cmにも満たない短編集ですが、その中で一番おすすめするのが、『浦島さん』です。 この短編集の中でも、『浦島さん』だけでも読んでほしいと思います。 私は『浦島さん』を読むことで、世界が一変しました。日本にいるならば誰でも聞いたことのある『浦島太郎』の物語ですが、幼いころに絵本などで読まれてきたものと印象ががらりと変えられてしまうもので、例えば竜宮城のたとえや美しさが、一新されてしまうほどの威力を持った作品です。 華々しい竜宮城のイメージがあると思いますが、この作品を読むと、華々しさが美しい・楽しいという印象はがらりと変わると思います。 幻想的な、派手やかではなく静かなイメージの美しさは、脳裏から離れなくなると思います。 誰もが知っている物語だからこそ読みやすく、そして、斬新な太宰の言葉の魔力に、本を読む楽しさを一層味わってもらえるのではないかと思います。 『浦島さん』を読んだあとは『カチカチ山』もとても斬新ですので、是非読んでみてください。 これまで読み聞かせられていたものが、印象ががらりと変わってしまうような不思議体験ができる一冊になるはずです。(40代女性)
21.ヨースタイン・ゴルデル「カードミステリー 失われた魔法の島」
中学時代に読むべき本 ヨースタイン・ゴルデル「カードミステリー 失われた魔法の島」がおすすめの理由
作者は、有名な「ソフィーの世界」なども執筆した、ノルウェーの哲学者の方です。この本も、トランプにちなんだ謎解きという形をとっていながら、知らず知らずのうちに哲学に関する考え方に親しむことができます。ただ、難しいことを抜きにして、この物語は本当に面白い!作者の緻密な計算により、マトリョーシカのように入れ子の構造になっていて、最後まで読むと全体像が見えてくる仕掛けになっています。歴史の重みや家系の因縁といった、人類に普遍的なストーリーを扱っており、これから大人になる中学生にぜひ読んでほしい本です。(30代女性)
22.辻村深月「かがみの孤城」
中学時代に読むべき本 辻村深月「かがみの孤城」がおすすめの理由
私は高校を卒業したばかりなのですが、もっと早くに読みたかったと読了後に切実に思った作品です。 学生生活の中で経験した苦い思いをリアルに表現してくれています。文字に表現してくれたことで心の中の黒いものが少しだけ出ていきました。 現在学生真っただ中の方に是非とも読んでほしいです。(10代女性)
23.高木敏子「ガラスのうさぎ」
中学時代に読むべき本 高木敏子「ガラスのうさぎ」がおすすめの理由
広島、長崎、沖縄とは違い、東京大空襲や二宮への機銃掃射などはあまり知られておらず、その実態について体験記として書かれている。また当時の暮らしぶりや疎開の実態などかなり克明に語られていて、やりきれない悲しみを感じるが、色々なことを考えさせられる作品。(30代女性)
24.伊藤たかみ「ぎぶそん」
中学時代に読むべき本 伊藤たかみ「ぎぶそん」がおすすめの理由
中学時代のもやもやとした気持ちや純粋な気持ちがそのまま現されている青春小説です。子供でもない、大人でもないどっちつかずな中学生時代が、四人の若者の姿を通して描かれています。読んだ後は、きっと心に爽やかな風が吹くはずです。(40代女性)
25.森達也「きみが選んだ死刑のスイッチ」
中学時代に読むべき本 森達也「きみが選んだ死刑のスイッチ」がおすすめの理由
裁判員制度や冤罪などについて、大人たちもちゃんと知ろうとしないことを著者の視点から、分かりやすくまとめた本です。挿絵なども入れて、勉強が嫌いな子供にもわかりやすく、そして読んだ子供本人に考えさせる内容が素晴らしいのでオススメです。(20代女性)
26.平川哲弘「クローバー」
中学時代に読むべき本 平川哲弘「クローバー」がおすすめの理由
面白いところもあり友情関係などが見ていて感動するから若いうちに読んでいただいて助け合う気持ちや相手を思う気持ちなどが学べていいと思いますし、見ていてギャグなどが面白いところもあるので読みやすいと思うので(20代男性)
27.小山薫堂「じぶんリセット」
中学時代に読むべき本 小山薫堂「じぶんリセット」がおすすめの理由
中学生の子供向けに購入したのですが、面白くて自分でも読んでしまいました。サブタイトルは、「つまらない大人にならないために (14歳の世渡り術)」ということですが、そんな大人批判みたいな内容ではなく、ちょっと発想を転換してみようよ、という内容です。子供も面白いと1日で読んでいました。(40代男性)
28.ジェリー・スピネッリ「スターガール」
中学時代に読むべき本 ジェリー・スピネッリ「スターガール」がおすすめの理由
私自身が中学生時代に読んで、強い印象に残っている本です。この本に出てくるスターガールというあだ名の少女は、とびっきり個性的な女の子。主人公の男の子と恋に落ちるのですが、とある事件から自分のアイデンティティを見失い、そしてまた自分らしく生きていくことを決意します。アメリカのハイスクールを舞台にしていますが、青春時代に誰もが悩むであろう普遍的な問題を、二人の切ない恋愛を通して描き出しています。今、ティーンエイジャー真っ只中の人、そして、かつてティーンエイジャーだった人に読んでほしい一冊です。(30代女性)
29.益田ミリ、武田砂鉄「せいのめざめ」
中学時代に読むべき本 益田ミリ、武田砂鉄「せいのめざめ」がおすすめの理由
性にめざめる時期の性にまつわるあれやこれやをざっくばらんに4コマと文章でつづられるとっても面白い本。性を語るのはタブー視しがちで、もやもやして、見えないことばかりだけど、ちょっと上のお姉さん、お兄さんの実感や実体験がこもった内容に安心するんじゃないかと思います。(30代女性)
30.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
中学時代に読むべき本 アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」がおすすめの理由
ミステリーの女王として名高いアガサ・クリスティーの作品の中でも特に知名度の高い作品です。中学生時代という感性がまだどんな型にも固まり切っていない時期に、このような曖昧模糊とした不気味さを漂させる小説に触れることで、多様な価値観や美意識を培う素地を養うことができるでしょう。(40代女性)
31.森絵都「ダイブ!」
中学時代に読むべき本 森絵都「ダイブ!」がおすすめの理由
友情、恋愛、師弟、親子、様々な人間関係を巻き込んで大きな目標へと歩んでいく少年たち。飛び込みという種目の知識は全くなかったが、心の底から熱くなり、最後まで楽しめました。もしも彼らのその後があるのなら、ぜひ読んでみたいと思わせてくれます。(30代女性)
32.小野田寛郎「たった一人の30年戦争」
中学時代に読むべき本 小野田寛郎「たった一人の30年戦争」がおすすめの理由
小野田さんは、昭和20年に戦争が終結したあとも、フィリピンのルバング島に潜伏し、「戦争」を続けられました。なぜ、小野田さんが日本に帰らなかったのか、戦争の終結を信じることができなかったのか、そのようなことを考えながら読むときに、戦前の日本の様々な不条理について考えさせられます。潜伏中に大切な友を失う場面もあり、心を痛めます。多感な中学生の時代にこの本に出会い、戦争を二度と繰り返さない若者が育つことを願います。(60代男性)
33.加納朋子「トオリヌケキンシ」
中学時代に読むべき本 加納朋子「トオリヌケキンシ」がおすすめの理由
一つの小説の中で短編の物語をいくつも楽しめるので本を読むことに抵抗を感じている人でも手に取りやすく読みやすい本になっています。人とは違った個性・環境に悩まされ不登校になってしまったり他人に悩みを打ち明けられず一人で殻に閉じこもってしまったり。多感な中学生はこのような悩みでもがくことが特に多い時期だと思います。そんな時にこの本を読むことで自分とつながるきっかけや殻から脱出できるヒントが転がっていると思います。人生に悩んでいる人にぜひ手に取って読んでもらいたい本です。(20代女性)
34.ジョン・クラッセン「どこいったん」
中学時代に読むべき本 ジョン・クラッセン「どこいったん」がおすすめの理由
絵本です。小さい子には向かいと思います。帽子を亡くしてしまったクマが、ひたすら色々な動物に「僕の帽子知らない?」と聞いてまわっていくというものです。やや残酷な感じがしますが、ほのぼのとした絵がとても癒してくれます。(30代女性)
35.重松清「とんび」
中学時代に読むべき本 重松清「とんび」がおすすめの理由
たくさんの失敗を重ねながらも、一生懸命に息子を育てようとするお父さんさんの姿には感情移入してしまいました。読んでいてお父さんを応援したくなります。淡々と進んでいく日常生活により構成されていますが、退屈さは感じません。(30代女性)
36.重松清「ナイフ」
中学時代に読むべき本 重松清「ナイフ」がおすすめの理由
いぢめをテーマにした短編集です。主人公が理由もないいぢめに解決策もなく立ち向かう姿が描かれています。なぜそこまで書かなければならないのか、救済はないのか著者に問いたくなります。思わず目頭にくる非常に記憶に残る作品でした。(30代女性)
37.千石雅仁「ニューホライズン英和辞典 第8版」
中学時代に読むべき本 千石雅仁「ニューホライズン英和辞典 第8版」がおすすめの理由
辞典ですが、たくさんの例文が載っていて、読んでいくうちに中学生レベルの英語が身に付くのはもちろん、 実際の英会話でもかなり役立ちます。 また和製英語の辞典もついているので、普段英語だと思い込んでいたカタカナの言葉を英語ではないと知ることができます。(40代女性)
38.あさのあつこ「バッテリー」
中学時代に読むべき本 あさのあつこ「バッテリー」がおすすめの理由
若さゆえの自信、欲求、親や周りへの苛立ちがたっぷりとうかがえる。周りは理解していない、そんな気持ちになって自分の世界を築くのだろう。でもこれから変わっていく、人に関心を持って何かを掴んでいくんだろうと感じさせる作品。(30代女性)
39.スプツニ子!「はみだす力」
中学時代に読むべき本 スプツニ子!「はみだす力」がおすすめの理由
出る杭が打たれたり、空気を読まないだけで仲間外れにされてしまう。そんな空気が、僕らを取り巻く世間にはある。作者のスプツニ子!も日本の学校で何度かそんな場面に出くわしてきた人の一人だ。尤も彼女は、『空気を読まないことを諦めなかった』のだが。実際、自分を曲げなかった彼女は28歳の若さでMITの助教に就任した。そしてその彼女を主に形成したのが良くも悪くも日本とアメリカの学生生活にあったのだ。人と異なることを極端に嫌い排除する日本の学校や教室に充満する息苦しさ、むしろ放任主義的とも捉えられるアメリカの学校での経験がそこにはあった。僕はこの本を中学生に読んで刺激を感じてもらいたいと思う。基本的な義務教育を終え、ある意味次のステップからは学ぶ場の自由選択が可能になる段階の諸君に読んでもらいたい。人と違うことは、もうコンプレックスではないのだ。これからは、人と違うことは魅力に変わる。はみだすことは良いことだ。(20代男性)
40.向山淳子、向山貴彦、studio ET CETRA、たかしまてつを「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」
中学時代に読むべき本 向山淳子、向山貴彦、studio ET CETRA、たかしまてつを「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」がおすすめの理由
英語を勉強するための、モチベーションを高めてくれる内容です。 実際に高校の英語教師に薦められてかったことがありますが、 結局かかれているとおりにやってみたところ、 大学時代にはアメリカ人の英語教師にナンパされるほどになりました。 また英語に限らず、読書そのものについても、 「ああ、なんかもっと本読みたいなあ…」という気分に、なぜかさせてくれる点で、 すぐれた良書です。(30代女性)
41.星新一「ボッコちゃん」
中学時代に読むべき本 星新一「ボッコちゃん」がおすすめの理由
短い話なのでちょっとした空き時間に読むことも可能です。ただ短いからといって物語が軽いわけではなく、短時間でこんなにも深みのある作品が読めるのかとお得な気分になります。普段あまりSFに馴染みがない方も、そもそもSFに興味はないという方でも気軽に読むことができると思います。(30代女性)
42.金城一紀「レヴォリューションNo.3」
中学時代に読むべき本 金城一紀「レヴォリューションNo.3」がおすすめの理由
男子高校生たちのおバカな日常お話ですが、とにかくハチャメチャででもしっかりと芯を持って戦い抜くお話だからです。女の子が読んだら、きっと男子高校生になりたいと激しく思ってしまうと思います。ハチャメチャながらも、命の大切さや女の子を大切に思う気持ちが描かれているので、やはり男子は読むべき作品です。(30代女性)
43.ダニエル・フォー「ロビンソン・クルーソー」
中学時代に読むべき本 ダニエル・フォー「ロビンソン・クルーソー」がおすすめの理由
世界的名作ですが、難しい表現もあるので中学生以上の方におすすめです。無人島に流れ着いてそこでたった1人で生きていくというストーリーは、いつの時代も魅力的で人をわくわくさせるので、不思議です。改めて人間の生命力と知恵を学ぶことができるので、大人でも楽しめる作品だと思います。(20代女性)
44.阿川せんり「厭世マニュアル」
中学時代に読むべき本 阿川せんり「厭世マニュアル」がおすすめの理由
コンプレックスを抱えている、自分自身の意志を伝えることが出来ずにモヤモヤとしている、思春期の若者たちにはおすすめの作品です。主人公のくにさきみさとの生き方に、何処か共感出来る部分が多くあり、悩んでいる時に読むとスカッとします。(20代女性)
45.湯本香樹実「夏の庭」
中学時代に読むべき本 湯本香樹実「夏の庭」がおすすめの理由
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」すると言う話です。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために通っていました。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていきます。(30代女性)
46.宮部みゆき「過ぎ去りし王国の城」
中学時代に読むべき本 宮部みゆき「過ぎ去りし王国の城」がおすすめの理由
主人公が中学3年生の少年。THEふつうともいうべき、平凡な少年。受験生ではあるが、ほどほどの志望校を選択し、推薦を取り、受験戦争からそうそうに離脱。そんな少年が、ある1枚のスケッチと不思議な出会いをしたことから始まる物語。思春期のズルさや怖さや弱さが読み手に苦しく迫ってきますが、自分の内面を見つめる良い機会になると思います。中学時代にぜひ読んでほしい1冊です。(40代女性)
47.学研「学研ニューコース 理科」
中学時代に読むべき本 学研「学研ニューコース 理科」がおすすめの理由
中学の理科で分からないことがあった時に、詳しく解き方が書いてあります。ただ理科の内容のヒントを書いているだけではなく、絵や漫画を用いて面白く、飽きないような内容になっています。テスト対策用の問題と答えも書いてあり、私はこの本を使って苦手だった理科の点数と成績を少しずつですが、上げることが出来ました。(20代女性)
48.村上龍「希望の国のエクソダス」
中学時代に読むべき本 村上龍「希望の国のエクソダス」がおすすめの理由
全国各地の80万人の中学生が一斉に不登校になり、独自のネットワークを持つようになる、というあらすじです。今の社会に疑問を持っている子も、そうでない子も、中学生くらいの年代で読むのはとても面白いかと思います。(30代女性)
49.朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」
中学時代に読むべき本 朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」がおすすめの理由
映画化もされた作品の原作ですが、スクールカーストを題材にしている本です。実際にクラスの上位にいるチームが下位のチームを小馬鹿にしている雰囲気は少しムカつくけどどこの学校でもありうるのだと感じました。(20代女性)
50.新海誠「君の名は。」
中学時代に読むべき本 新海誠「君の名は。」がおすすめの理由
映画でとても有名になった作品です。映画同様とても感動します。時間軸のズレのところは内容が分かっていてもどんどん先が気になって、読む手が止まりませんでした。切ない男女の二人の物語に感動することができると思います。(30代女性)
51.岸見一郎 古賀史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」
中学時代に読むべき本 岸見一郎 古賀史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」がおすすめの理由
アドラーと、アドラーに教えを乞う青年の、質疑応答形式で進んでいく一冊。アドラーの考え方はかなり極端で、自分は自分、他人は他人ときっぱり切り分ける論理が展開されますが、そこまで極端になれないのが人情です。読んでいて「ええ?」と思うようなアドラーの発言に、青年はときに疑いながら質問してくれるので、スッキリと読み終えることができます。(20代女性)
52.瀬尾まいこ「幸福な食卓」
中学時代に読むべき本 瀬尾まいこ「幸福な食卓」がおすすめの理由
「普通」の概念なんて人によって違うし、人の言う「普通」だからといって自分が幸せとは限らない。家族という枠組みが変化している現代、家庭それぞれの事情はあれど、それでも食卓というものを囲むことが家族として大切なことなのかなと思います。(20代女性)
53.折原みと「桜の木の下で逢いましょう」
中学時代に読むべき本 折原みと「桜の木の下で逢いましょう」がおすすめの理由
折原みとさんの本と出会ったの中学生の頃その時。イラストもかわいいし、私好みのタッチで題名もインパクトがあり、手に取りやすい。初めて見る本はやっぱり題名が大切だと思います。内容も読みやすく心の中に溶け込んだ来る。自分が主人公になった感じ。読んだ後何かに包まれてるような心地い余韻が大好きです。(40代女性)
54.今江祥智「山のむこうは青い海だった」
中学時代に読むべき本 今江祥智「山のむこうは青い海だった」がおすすめの理由
ちょっと気弱な少年がたった一人出始めたある夏の冒険。先生が話した高杉晋作の強さに憧れるところなんかは男の人だなと思いました。夏空のような遥かに広がる海のくっきりとした青さを鮮やかに感じます。子供のうたまに読んでほしいです。(30代女性)
55.ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」
中学時代に読むべき本 ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」がおすすめの理由
私自身も思春期の多感な時期に読んで、いまも記憶に残っています。将来のこと、大人の言うことが正しいのかどうなのか、何故勉強するのか。この本は、古典ですが、いつの時代も子どもから大人になる時期に考えることは同じなのだと気づくことが出来ます。中学生の年代が一番、この主人公の気持ちをわかると思うので、ぜひその間に読んでほしいです。(40代女性)
56.恩田陸「蛇行する川のほとり」
中学時代に読むべき本 恩田陸「蛇行する川のほとり」がおすすめの理由
少女たちのある遠い夏の日を描いた作品です。ハルジオンの咲く野原や、湖畔の家など、まるで一幅の絵画のように感じます。次々とページをめくりたくなります。少女たちの思いに感情移入してしまうと思います。青春を感じることができます。(30代女性)
57.柚木麻子「終点のあの子」
中学時代に読むべき本 柚木麻子「終点のあの子」がおすすめの理由
女子校の多感な女の子たちが日々抱く、嫉妬や不満、羨望、苦しみ、優越といった繊細な感情をリアルに描かれる。絶対に悪者だと割り切れる子がいないところが愛おしくて、人間関係の奥深さや難しさが染み込むような作品。(20代女性)
58.大崎善生「将棋の子」
中学時代に読むべき本 大崎善生「将棋の子」がおすすめの理由
そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る”トラの穴”の話です。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していってしまいます。厳しい世界の話ですがとても温まるストーリーです。(30代女性)
59.帝国書院編集部「新詳高等地図」
中学時代に読むべき本 帝国書院編集部「新詳高等地図」がおすすめの理由
中学校の社会科の勉強で欠かせない地図帳です。都道府県や世界各国の細かい最新データが載っており、どの国にはどんな産業が盛んなのかもこれを一目見るだけでわかります。 他にも23区内の細かい地図が記載されているので都民が持つのにもよいかと思います。(30代男性)
60.太宰治「人間失格」
中学時代に読むべき本 太宰治「人間失格」がおすすめの理由
言わずと知れた太宰治の名著。太宰作品は中学生の教科書には「走れメロス」があって、これは読むだろうが太宰作品で「人間失格」を読まずして太宰の作品の真骨頂はわからない。特に感受性の鋭く多感な中学生時期にに読むべき作品だと思う。本当の絶望とは何か、そして、生きてるわけでも死んでいるわけでもないという意味が理解できるのは実は中学生ぐらいの時期なのかもしれない。(40代男性)
61.川村元気「世界から猫が消えたなら」
中学時代に読むべき本 川村元気「世界から猫が消えたなら」がおすすめの理由
映画化されヒットしたが、映画を見る前に読んでほしい1冊。 川村元気さんならではの柔らかい文の構成と言い回しにより登場人物たちの姿が本当にいるかのような衝動に駆られてしまう。 私が読んできた本の中で、この本で、私の全ての人生を変えた。 ノンフィクションが好きな人にも是非読んでほしい。(20代女性)
62.アレックスシアラー「世界でたったひとりの子」
中学時代に読むべき本 アレックスシアラー「世界でたったひとりの子」がおすすめの理由
歳をとらない薬、永遠に子供でいられる技術がある、子供がほとんどいない世界のお話。主人公のタリンはあちこちを転々とする生活を送りながら自分の本当の家族を探し求める。シアラーの作品はメッセージ性に富んでいて、とても面白い。(30代女性)
63.サン=テグジュペリ「星の王子さま」
中学時代に読むべき本 サン=テグジュペリ「星の王子さま」がおすすめの理由
中学時代に読んで、よかったと思える本。終始大人になった人たちに語りかけているような語り口。本当に大切なものは目に見えないといった大人に向けた物語なのではないかも思った。誰かの特別になるとはどういうことなのかを考えさせられました。(30代女性)
64.高橋絵里香「青い光が見えたから」
中学時代に読むべき本 高橋絵里香「青い光が見えたから」がおすすめの理由
簡単な言い回しで著されているが、内容は深いため。著者がフィンランドの高校で経験した日本とことなる教育の在り方について、日本の画一化された教育に疑問を呈する形で書かれている。特に他人の目が気になりはじめる中学生にとって、新しい視点を手にするのにぴったりの本だと思う。(20代女性)
65.重松清「青い鳥」
中学時代に読むべき本 重松清「青い鳥」がおすすめの理由
重松清さんの作品はいわば小中学生のバイブルです。その中でも青い鳥は、吃音の先生が様々な悩みを抱える生徒達に寄り添うお話を集めた短編集で、人間関係などに悩むティーンが共感できたり励まされるものもあるのではないかと思います。(10代女性)
66.L.M.モンゴメリー「赤毛のアン」
中学時代に読むべき本 L.M.モンゴメリー「赤毛のアン」がおすすめの理由
孤児のアンが老兄妹に引き取られ、成長していく過程を描いた不朽の名作です。私がこの本を読んだのは、実は二十代になってからでした。昔からこの本の存在は知っていたのですが、文学にあまり馴染みがなく、敬遠していたのもあり、読んだことがありませんでした。しかし、アンが回りの人に支えながら思春期から大人に変化していく中で、時に挫折しても頑張っていく姿に感動しました。思春期の者なら誰もが1度は感じる感情をありありと描いてあり、十代のうちに読んでおくべき作品だと思います。(30代女性)
67.太宰治「走れメロス」
中学時代に読むべき本 太宰治「走れメロス」がおすすめの理由
信頼し合うことが強さにつながり、相手への愛に繋がる。そんな世界だといいなぁという太宰治の願いがこの作品を生んだのではないかと思う。風景描写やモノローグの語りが朗々として美しいので、声に出して読むのもおススメ。(30代女性)
68.石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」
中学時代に読むべき本 石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」がおすすめの理由
大ヒットドラマの原作本です。読書が苦手な人でも読めそうなぐらいライトな文章と、社会問題の勉強になると思います。そして、何よりおもしろいです。登場人物も魅力的です。今の時代には合わないところがありますが、90年代の池袋はこういうものなのだと思って読んでほしいです。(30代女性)
69.小路幸也「東京バンドワゴン」
中学時代に読むべき本 小路幸也「東京バンドワゴン」がおすすめの理由
東京、下町の古本屋、東京バンドワゴン。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人家族。何かワケありの愛すべきキャラクターの面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本らしいホームドラマの決定版ここにあり!という感じです。(30代女性)
70.岩崎次郎「独学で現役東大合格、予備校で添削指導を1,000人以上した講師が教える!「勉強法の教科書」」
中学時代に読むべき本 岩崎次郎「独学で現役東大合格、予備校で添削指導を1,000人以上した講師が教える!「勉強法の教科書」」がおすすめの理由
受験や資格取得などの目標を達成するための勉強法に絞って、網羅的に解説した本です。東大への現役合格を果たした筆者自身の経験から、目標達成までの期間をできるだけ短くする方法を、様々な切り口で丁寧に説明しています。(50代男性)
71.重松清「舞姫通信」
中学時代に読むべき本 重松清「舞姫通信」がおすすめの理由
「自殺志願」の文字が書かれた洋服を着た16歳のタレント城真吾は、人はいつでもどこでも死ねるというセンセーショナルな持論を展開して世間を騒がし、自殺をしてしまう。人はどうして自殺をしてはいけないのかという問いに対する答えは明記されていないのだが、恋人を亡くした佐智子と兄を亡くした主人公である主人公の体験や生徒への思いから、死ぬことも選択できるがそれでも生きていてほしいという切なる思いを多感な10代に伝えられる本だと思うため。(20代女性)
72.湊かなえ「物語のおわり」
中学時代に読むべき本 湊かなえ「物語のおわり」がおすすめの理由
それぞれの人生で迷い、進むべき方向を悩んでいる人たちが、1冊の終わりの無い本を読む事によって、自らの新しい道に進んでいくという内容が、希望が持てる。不安や心配があっても、前に進むことが大事だと言う事を教えられる1冊。(50代女性)
73.R・L・スティーブンソン「宝島」
中学時代に読むべき本 R・L・スティーブンソン「宝島」がおすすめの理由
中学生というと思春期となり少しずつ将来に対する不安や人間関係に対する戸惑いなどで暗い迷路に入り込んだ気持ちになることがあります。そんな時に読んでほしいのが、この児童文学の名作である「宝島」です。主人公の少年の恐怖、不安、戸惑いに共感し、そして最後に繰り出される勇気に力をもらうことができるのではないでしょうか。(30代女性)
74.夏目漱石「坊ちゃん」
中学時代に読むべき本 夏目漱石「坊ちゃん」がおすすめの理由
中学生よりも年下の子供でも読んで面白いとは思いますが、中学生くらいであれば、漢字などに躓かずに読めると思います。性描写が一切無いところも、安心して薦められるポイントだと思います。明治の文豪の作品群の中では認知度が高い割に、そこまでの難解さは無い作品ですので、読書好きにも、そうでなくても、ちょうどよいと思います。(40代男性)
75.佐渡裕「僕はいかにして指揮者になったのか」
中学時代に読むべき本 佐渡裕「僕はいかにして指揮者になったのか」がおすすめの理由
みんなが理想とするありきたりな生き方なんてつまらない。本当に自分は何をしたいのか。もちろん生まれ持った才能も大事。でも、それ以上に周りに流されることなく、自分をしっかりと持って歩むこと。そんなことを教えてくれる一冊でした。(20代女性)
76.米澤穂信「満願」
中学時代に読むべき本 米澤穂信「満願」がおすすめの理由
ミステリー小説です。ストーリーの面白さは万人を引きこむのではないかと思います。奇妙なショート映画を観ているような感覚で読めると思います。そのため、読みやすいです。ぜひ気軽に手にとってみることができると思います。(30代女性)
77.森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
中学時代に読むべき本 森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」がおすすめの理由
絶対に京都で大学生活を送りたくなるような素敵なお話なので、中学生のうちにこの本に出合うことができたら、まだ間に合うと思うので一生懸命に勉強をして今日の大学に行こうと強く思えると思うからです。今頑張れば、とんでもなくへんてこな京都の大学生になれるチャンスが必ずあるからです。(30代女性)
78.星野道夫「旅をする木」
中学時代に読むべき本 星野道夫「旅をする木」がおすすめの理由
本当に素敵なエッセイで何回も読みました。読むと1週間くらい幸せな気分に浸れます。文章のはしばしに、アラスカの大地と、そこに住む人たちへの愛情と優しさが感じられます。人生は一度きり。自分に子供がいたら読んでほしい一冊。(30代女性)
79.嶽本野ばら「鱗姫」
中学時代に読むべき本 嶽本野ばら「鱗姫」がおすすめの理由
小説なのですが、ひとつひとつの文が可憐で華麗で繊細で大胆。人の心情も繊細なようで大胆で。とある奇病のお話なのですが、美しさを求める女性の葛藤が表現されています。愛に対して凄くロマンチックな表現がされていて、でも主人公の興味のないものには稚拙で下品な表現がされており、ギャップがすごいです。全体的に美意識が高い話です。(20代女性)