- 勇気が出るおすすめの小説
- 1.有川浩「図書館戦争」
- 2.藤沢周平「蝉しぐれ」
- 3.司馬遼太郎「燃えよ剣」
- 4.千原ジュニア「14歳」
- 5.柚木麻子「3時のアッコちゃん」
- 6.細江 ひろみ「GRANDIA(グランディア)〈1〉新大陸エレンシア」
- 7.山本文緒「アカペラ」
- 8.高田郁「あきない世傳 金と銀」
- 9.折原みと「アナトゥール星伝」
- 10.ネリー・ステファヌ「いたずらロラン」
- 11.早見和真「イノセント・デイズ」
- 12.ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」
- 13.有吉弘行「お前なんかもう死んでいる「プロ一発屋に学ぶ生き残りの法則」」
- 14.リチャード・バック「かもめのジョナサン」
- 15.森絵都「カラフル」
- 16.重松清「くちぶえ番長」
- 17.伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
- 18.アイザック・アシモフ「ゴールド-黄金」
- 19.小松左京「ゴルディアスの結び目」
- 20.ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」
- 21.北村薫「スキップ」
- 22.誉田哲也「ストロベリーナイト」
- 23.星野源「そして生活はつづく」
- 24.北川恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」
- 25.チャールズ・ディケンズ「デイヴィッド・コパフィールド」
- 26.水森サトリ「でかい月だな」
- 27.古川日出夫「ハル、ハル、ハル」
- 28.今江祥智「ひげがあろうがなかろうが」
- 29.小川一水「フリーランチの時代」
- 30.宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」
- 31.櫛木理宇「ホーンテッドキャンパス」
- 32.打海文三「ぼくが愛したゴウスト」
- 33.山田詠美「ぼくは勉強ができない」
- 34.大島真寿美「ほどけるとける」
- 35.久保寺健彦「みなさん、さようなら」
- 36.パム・ムニョス・ライアン「メキシコへ わたしをさがして」
- 37.荒巻義雄「もはや宇宙は迷宮の鏡のように」
- 38.ミヒャエル・エンデ「モモ」
- 39.群ようこ「れんげ荘」
- 40.ローズマリ・サトクリフ「ロビン・フッド物語」
- 41.乙一「暗いところで待ち合わせ」
- 42.森絵都「宇宙のみなしご」
- 43.池井戸潤「下町ロケット2ガウディ計画」
- 44.北村薫「街の灯」
- 45.稲森和夫「活きる力」
- 46.トマス・ピンチョン「逆光」
- 47.吉川英治「宮本武蔵」
- 48.望月麻衣「京都寺町三条のホームズ」
- 49.小林信彦「極東セレナーデ」
- 50.舞城王太郎「熊の場所」
- 51.住野よる「君の膵臓をたべたい」
- 52.小松左京「結晶星団」
- 53.ブライアン・フリーマントル「呼びだされた男」
- 54.荻世いをら「公園」
- 55.道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
- 56.曽根綾子「紅梅白梅」
- 57.大島真寿美「香港の甘い豆腐」
- 58.伊坂幸太郎「砂漠」
- 59.方波見大志「削除ボーイズ0326」
- 60.北方謙三「三国志」
- 61.ジェフ・ライス「事件記者コルチャック」
- 62.コナン・ドイル「失われた世界」
- 63.令丈ヒロ子「若おかみは小学生!」
- 64.中上健次「十八歳・海へ」
- 65.上橋菜穂子「獣の奏者」
- 66.J・P・マーチン「象のアンクル」
- 67.山本 有三「心に太陽を持て」
- 68.筒井康隆「新日本探偵社報告書控」
- 69.森絵都「森絵都」
- 70.小野不由美「図南の翼」
- 71.坂木司「青空の卵」
- 72.立川談春「赤めだか」
- 73.佐藤泰志「大きなハードルと小さなハードル」
- 74.ロバート・A・ハインライン「大宇宙の少年」
- 75.アーネスト・ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る」
- 76.中上健次「地の果て 至上の時」
- 77.山﨑豊子「沈まぬ太陽」
- 78.ジャン・ジュネ「泥棒日記」
- 79.ラングストン・ヒューズ「天使のいざこざ」
- 80.小林信彦「東京少年」
- 81.群ようこ「働く女」
- 82.高野悦子「二十歳の原点」
- 83.チャールズ・ディケンズ「二都物語」
- 84.森下典子「日日是好日」
- 85.中上健次「鳩どもの家」
- 86.雫井脩介「犯人に告ぐ」
- 87.P.L.トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
- 88.スティーヴンソン「宝島」
- 89.有間カオル「魔法使いのハーブティー」
- 90.Mark Haddon「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
- 91.大岡昇平「野火」
- 92.朝比奈あすか「憂鬱なハスビーン」
- 93.宮下奈都「羊と鋼の森」
- 94.歌野昌午「葉桜の季節に君を想うということ」
- 95.伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」
- 96.ヘミングウェイ「老人と海」
- 97.宮尾登美子「櫂」
勇気が出るおすすめの小説
読書好きの方に勇気が出るおすすめの小説をお聞きしまとめました。挫けそうな時や、挫折した時、勇気が出ない時、挑戦しようか迷った時など勇気がもらえる素敵な小説ばかりです。ぜひ読書の参考にしてみてください。
1.有川浩「図書館戦争」
勇気が出る小説 有川浩「図書館戦争」がおすすめの理由
文章がわかりやすく読みやすいし、次が気になるので没頭して読んでしまう。 主人公の郁の性格は、曲がったことは嫌い、そして単純で無鉄砲で危なっかしく、でも恋愛に関しては純情乙女。そんな郁が図書を守るために良化特務機関に立ち向かって行く姿が格好良くて、自分が大切なものはこんな風に守らなくちゃ、と思わせる作品。(20代女性)
国家権力によってメディア規制や検閲が推し進められていく近未来の世界を舞台に、自由を守るための図書館防衛員たちの戦いが映し出されていきます。新米の隊員として成長していくヒロインと、お堅い上官との関係性も微笑ましかったです。(30代男性)
2.藤沢周平「蝉しぐれ」
勇気が出る小説 藤沢周平「蝉しぐれ」がおすすめの理由
時代劇ながら現代社会にも通じる小説と思います。ある藩の下級武士がお家騒動に巻き込まれて父を亡くし、また主人公の青年藩士も渦中へと。剣の腕によって道を切り開いていく様にはわくわくさせられます。淡い恋と友情、そして主人公の成長していく様子には清々しさを覚えます。(60代男性)
激動の幕末を舞台に設定して、時代の荒波に翻弄されていくひとりの少年藩士の生きざまが映し出されていきます。過酷な運命や大切な人との別れを乗り越えていきながら、自らの生きる意味を見出していく姿には胸を打たれました。(30代男性)
3.司馬遼太郎「燃えよ剣」
勇気が出る小説 司馬遼太郎「燃えよ剣」がおすすめの理由
喧嘩師の土方歳三の、あまりにも美しい、お雪との恋愛が、心に残る。美しすぎて、羨ましくなってしまったほど。これも、別れがあるから、美しいままに残るのだろうか?しかし、出来すぎているほど、かっこよすぎる土方歳三の生きざま。これ全部本当なら、相当かっこいい!間違いなく惚れます!後半の海戦の場面は、何故だか「ワンピース」を想像してしまいました。まさに、海賊のような攻め方。司馬遼太郎シリーズ、もっと読みたくなった~!(50代女性)
龍馬伝をDVDで観て、歴史の面白さを知り、壬生義士伝を読み、新撰組を知り、この本でさらに幕末の世に生きた歴史上の有名人、土方歳三を深く掘り下げる。龍馬と土方…敵同志。歴史上の人物を違う立場から見た時、見える景色の違いが面白くて、もっと歴史を知りたくなる。歴史はロマンだな…と感じる。上巻では、突っ張ってる土方が、皆に隠れて下手くそな俳句を書いて、沖田総司に茶化されるところが無性にかわいくて、母性本能をくすぐられた。(50代女性)
4.千原ジュニア「14歳」
勇気が出る小説 千原ジュニア「14歳」がおすすめの理由
著者の自伝的小説。小さい頃から他の人と変わった子どもで、そのせいで何かと差別される主人公。中学で進学校に受かると周囲の態度は一変するが、学校にはなじめず引きこもり始める。でも彼にとってそれはただの逃避ではなく、自分が戦うためのリングを最短距離で探す作業なのだ。他人を笑顔にして自分も笑顔になりたい・・・彼はそんな道を見つける。進路に悩む大人にも若者にもおすすめの1冊。(40代女性)
5.柚木麻子「3時のアッコちゃん」
勇気が出る小説 柚木麻子「3時のアッコちゃん」がおすすめの理由
毎日地下鉄で通勤する主人公がホームでスムージーを売っているアッコさんにスムージーを無理やり飲まされるというお話。そしてある時スムージー屋さんの中からホームを見た時に、実は自分は助けられてたことに気づくお話です。この本を読むと、不満に思っていても会社が上司がそう言うんだからしょうがないと諦めていた事が、ほんの少しの勇気で同じ環境でも心が軽くなる事に気づかされます。そして心が軽くなると、体も軽くなってそこから世界が広がっていくんだなと気づかされる小説です。(30代女性)
6.細江 ひろみ「GRANDIA(グランディア)〈1〉新大陸エレンシア」
勇気が出る小説 細江 ひろみ「GRANDIA(グランディア)〈1〉新大陸エレンシア」がおすすめの理由
私の好きなゲームの小説となります、ゲームも面白いですが小説もかなり面白いと思います、ゲームをやった方は小説を読むことをおすすめします。ゲームでは表現されなかった部分もかなり筆者のアレンジで表現されております。とても素晴らしい本です。(30代男性)
7.山本文緒「アカペラ」
勇気が出る小説 山本文緒「アカペラ」がおすすめの理由
中編小説3編からなる1冊。中でも最初の「アカペラ」がいい。15歳のたまこが、おじいちゃんを一人で守りながら強く生き抜こうとする。遠い未来ではなくて、今と、これから先の2~3年ぐらいを見据えようとするたまこの、地に足がついているところが賢くてかっこいいと思える本。(40代女性)
8.高田郁「あきない世傳 金と銀」
勇気が出る小説 高田郁「あきない世傳 金と銀」がおすすめの理由
高田さんの小説に多いのですが、女性が強く生き抜く話です。社会的に女性が商人として認められなかった時代に、有り余る商いの知恵を生かし、周りの人々の心を汲み取りながら世に出て行く主人公「幸」。紆余曲折の末、大阪の呉服屋の3人の息に順に嫁ぎ、最後に嫁いだ智蔵が彼女の才を認め、生かそうとしてくれる。人形(智蔵)と人形使い(幸)となってお店を発展させていきます。ただ、3人の息子に順に嫁ぐという、数奇な運命を背負ってしまうことをはじめ、大切な人の死など彼女の人生には大きな試練がついて回るのですが、それすら乗り越えていく「幸」の姿勢は見ていて勇気をもらえます。(40代女性)
9.折原みと「アナトゥール星伝」
勇気が出る小説 折原みと「アナトゥール星伝」がおすすめの理由
ある日図書館にで色々な探していると、ある1冊の本に目が止まります。 日本語ではない言葉に惹かれるようにして手に取り本を開くと、気がつけば全く違う世界に入ってしまう。 自分は、異世界から来た勝利の女神だと言われ最初は何も出来ない主人公ですが、その中でも元の時代に戻るために必死に戦ったり勇気を与える作品です。(30代女性)
10.ネリー・ステファヌ「いたずらロラン」
勇気が出る小説 ネリー・ステファヌ「いたずらロラン」がおすすめの理由
学校で疎外されていたひとりの少年が、絵を描くことによって喜びに目覚めていく感動的なストーリーになります。ルーマニアで生まれ育って世界中で活躍した、若き日の著者の姿が思い浮かんできて微笑ましかったです。(30代男性)
11.早見和真「イノセント・デイズ」
勇気が出る小説 早見和真「イノセント・デイズ」がおすすめの理由
一人の女性の人生がスピード感を持って語られていきます。 周りの人間の内面の描写が多いのに比べ、主人公の女性の内面は全く描かれていないので、その部分を想像して読むのが醍醐味だと感じます。 結末をハッピーエンドと考えるかバッドエンドと考えるか読むたびに考えが変わる結末です。(30代男性)
12.ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」
勇気が出る小説 ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」がおすすめの理由
広大なアメリカ大陸横断を試みる、サルとディーンのふたりの友情関係と冒険を描き出している作品になります。道中繰り広げられる忘れがたいエピソードと、旅の終わりに訪れるそれぞれの旅立ちには胸を打たれました。(30代男性)
13.有吉弘行「お前なんかもう死んでいる「プロ一発屋に学ぶ生き残りの法則」」
勇気が出る小説 有吉弘行「お前なんかもう死んでいる「プロ一発屋に学ぶ生き残りの法則」」がおすすめの理由
お笑い芸人からスタートしたのかと思ったら、そんなこともないようで、ただ何かのきっかけで一躍有名になって、また落ちぶれてしまった著者の恐ろしい体験…。第三者的に見たら、そう思ってしまった。明日は地獄かも知れないかもしれないけど、私たちは一般人だからまだ良かった、そう実感せざるを得ない、それが純粋な感想。有名になってしまったからこそ、落ちぶれた時に人前に出られない辛さなんて、聞かないとわからないからね~。でも有吉さん、堅実にお金貯めてて、本当に良かった、あっぱれ! ナイス(50代女性)
14.リチャード・バック「かもめのジョナサン」
勇気が出る小説 リチャード・バック「かもめのジョナサン」がおすすめの理由
ただ食べ物を探して跳ぶために飛んでいるかもめと自分は違うのだ、崇高な精神をもって信念を貫き通すのだといったジョナサンの生き様にはあらゆることを考えさせられるところがあり、ヒトとしての実生活においても思想的に影響を受ける作品となったためです(30代女性)
15.森絵都「カラフル」
勇気が出る小説 森絵都「カラフル」がおすすめの理由
平凡でありきたりの毎日に色を感じることなく暮らしてきた少年が、生きること、生きられることの幸せ、何気ない日々の中に、彩りがあふれていると気づいていく。見方ひとつで人生は変わり、そのきっかけをつかむのも自分自身なんだと思わせてくれるストーリーです。(40代女性)
16.重松清「くちぶえ番長」
勇気が出る小説 重松清「くちぶえ番長」がおすすめの理由
小学4年生のツヨシのクラスに、一輪車とくちぶえの上手な女の子マコトが転校してくる。2人の父親は幼馴染。でもマコトの父親は亡くなっている。それでも明るくて強いマコトを見て、ツヨシは次第に変わっていく。ずっといっしょにいたい人を失う痛み。それでも、その思い出を胸に抱えて生きる人の強さをこの物語は教えてくれる。(40代女性)
17.伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
勇気が出る小説 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」がおすすめの理由
突如として首相暗殺犯人の濡れ衣を着せられてしまった青年の、仙台市内を舞台にした決死の逃走劇が映し出されていきます。ケネディ大統領やオズワルドを思わせるようなスリリングなストーリーと、最後まで主人公の無実を信じる仲間たちとの絆が感動的でした。(30代男性)
18.アイザック・アシモフ「ゴールド-黄金」
勇気が出る小説 アイザック・アシモフ「ゴールド-黄金」がおすすめの理由
映像化不可能な原作の実写化に挑む男たちのドラマ制作現場を描いた表題作など、15編の短編小説とエッセイが収められています。過去の栄光を振り返りつつ、次の世代へ期待を込めた温かいメッセージが伝わってきました。(30代男性)
19.小松左京「ゴルディアスの結び目」
勇気が出る小説 小松左京「ゴルディアスの結び目」がおすすめの理由
少女に憑りついた正体不明の恐怖と、他人の精神の中に侵入する超能力者との戦いがスリリングなストーリーになります。生命体として人類が宇宙に存在する意義や、まだ見ぬ世界へと思いを巡らせていく壮大な想像力に圧倒されました。(30代男性)
20.ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」
勇気が出る小説 ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」がおすすめの理由
主人公のジャン・クリストフは音楽家で、この物語では彼の成長史を事細かに書き綴っています。彼が直面する日常生活での困難は、読者が音楽家であってもなくても、多かれ少なかれ身に覚えがあることばかりです。それを、主人公が乗り越えていく姿が非常に具体的に描かれているため、共感もできますし、勇気ももらえるので、大変おすすめです。(40代女性)
21.北村薫「スキップ」
勇気が出る小説 北村薫「スキップ」がおすすめの理由
主人公は、昭和40年代の初めに生きる17歳の女子高生です。友達たちと9月の体育祭の準備に追われており、「ガリバー旅行記」をテーマにした仮装したりしてごく普通に変わりない日を過ごしていましたが、雨で後半部分が中止になった体育祭の日、一人家でレコードをかけて目を閉じてその後目覚めたら、なんと42歳の自分になっていたのです。当然ながら時代はすさまじく変わっていて、テレビはカラーが当たり前リモコンで操作する、自動販売機で買った缶の開け方もおぼつかないというまるで未来都市に突然連れてこられてしまったようです。しかも、すでに自分は結婚していて夫と17歳の一人娘がおり、高校の国語教師である状況。一時的な記憶喪失ではなく、17歳の自分が42歳の自分の中に飛び込んできたような感覚です。それでも主人公は、娘と夫の協力もあり今の自分が自分であることを前向きにとらえようとします。なぜなら、そのままでは隅っこに隠れてしまい出てこられなくなりそうでもあり、「自分」とは何なのかわからなくなり幽霊のようになってしまうのは嫌だから。決してすべてを受け入れたわけではないけれど、じゃあ今どうするのかと考えたらやっぱり動き出そうと思うから、というしっかり顔をあげようとするしなやかな主人公です。教師としても緊張感をもって勉強し、授業の準備をします。そして、今の自分として生徒たちと新たに関係を結んでいくのです。怖いけれど、自信はないけれど背を伸ばして前へ進む彼女はとても魅力的です。そんな姿を見て、夫や娘とあらためて家族としての絆が強くなるのも楽しいです。こっそりお腹をひっこめようと運動を始める夫や、それを見て嬉しく思う娘。なくしてしまった時は戻らないけれど「今」がある。それはとても心強いことです。おそらく誰もが、失い与えられなかったものがあるとおもいます。だからこそそれを嘆くのではなく、「今」があることに感謝して前へ進むことができることが救いのように感じられました。「時」が勝手にスキップしてしまっても、どこか軽やかに生き抜く主人公に勇気をもらえます。(30代女性)
22.誉田哲也「ストロベリーナイト」
勇気が出る小説 誉田哲也「ストロベリーナイト」がおすすめの理由
青いシートで包まれた惨殺死体から巻き起こっていく猟奇殺人の謎を、ノンキャリアの女性警察官が解き明かしていく作品になります。古い慣習に捉われた警察組織の中でも、自分自身の意志によって真実を追い求めていくヒロインの姿が感動的でした。(30代男性)
23.星野源「そして生活はつづく」
勇気が出る小説 星野源「そして生活はつづく」がおすすめの理由
最初手に本を取った時は悲しいお話なのかなと思ったけど読み進めていくうちにそのどんどん本の中にのめり込んで行くような気持ちにってもし自分がここの世界に入って行ったら私はこうするとか色々考えながら読み進めて行った一冊です。(20代女性)
24.北川恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」
勇気が出る小説 北川恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」がおすすめの理由
職場での過酷な労働と人間関係に疲れはてた青年の前に現れた、ミステリアスな男の姿を描き出していく1冊になります。タイムリーな社会問題が反映されたストーリーと、働く人たちへのメッセージには心温まるものがありました。(30代男性)
25.チャールズ・ディケンズ「デイヴィッド・コパフィールド」
勇気が出る小説 チャールズ・ディケンズ「デイヴィッド・コパフィールド」がおすすめの理由
貧しい家庭に生まれ育って過酷な現実に打ちのめされながらも、希望を忘れないひとりの少年の成長していく姿が感動的なストーリーになります。19世紀ロンドンの格差社会への怒りと、市井に生きる人たちの優しさに胸を打たれました。(30代男性)
26.水森サトリ「でかい月だな」
勇気が出る小説 水森サトリ「でかい月だな」がおすすめの理由
ガードレールから突き落とされて大怪我を負った被害者の中学生と、突発的な暴行を振るった少年との関係性が奇妙な味わいのストーリーになります。被害者と加害者の単純な二元論を乗り越えて、お互いを理解しようとするふたりには心温まるものがありました。(30代男性)
27.古川日出夫「ハル、ハル、ハル」
勇気が出る小説 古川日出夫「ハル、ハル、ハル」がおすすめの理由
母親から捨てられた少年と家出少女がタクシーを襲撃する表題作などの、3編の短編小説が収められています。年齢も境遇もバラバラな3人の「ハル」の間に生まれていく一体感と、世間から見捨てられても屈することなく突き進む姿が感動的でした。(30代男性)
28.今江祥智「ひげがあろうがなかろうが」
勇気が出る小説 今江祥智「ひげがあろうがなかろうが」がおすすめの理由
竹細工職人の父親と山奥でふたりっきりで暮らす、少年の旅立ちと冒険が感動的なストーリーになります。豊かな自然に囲まれている中で生きる術を身につけていく姿からは、物質的な豊かさや権力への静かな抵抗が伝わってきました。(30代男性)
29.小川一水「フリーランチの時代」
勇気が出る小説 小川一水「フリーランチの時代」がおすすめの理由
火星にまで進出するようになった宇宙飛行士たちと異星人とのファーストコンタクトをテーマにした表題作など、5編の短編小説が収められています。旧世代から新人類へと移り変わっていく瞬間を、ユーモアと優しさを忘れずに描いているのが感動的でした。(30代男性)
30.宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」
勇気が出る小説 宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」がおすすめの理由
家族の幸せを取り戻すために異次元へと旅立っていく、ふたりの少年の冒険が映し出されていく作品になります。テレビゲームが大好きな今時の軟弱な子供たちが、現実の世界へと向き合って成長していく姿には胸を打たれました。(30代男性)
31.櫛木理宇「ホーンテッドキャンパス」
勇気が出る小説 櫛木理宇「ホーンテッドキャンパス」がおすすめの理由
ホラーが嫌いな私でも楽しく読めるホラー小説です。ホラー小説の有りがちな怖さや気持ち悪さは一切ないので読みやすいです。また、推理あり、恋愛ありと盛りだくさんで面白いです。気弱な主人公が勇気を出して恐怖にも恋愛にも立ち向かっていく内容は読んでいて勇気をもらえます。(30代女性)
32.打海文三「ぼくが愛したゴウスト」
勇気が出る小説 打海文三「ぼくが愛したゴウスト」がおすすめの理由
駅のホームで人身事故を目撃してしまった少年が迷い込んでいく、不思議なもうひとつの世界を描き出していきます。家族や友人たちへの微妙な違和感や距離感に悩みながらも、大人への階段を上っていく姿が感動的でした。(30代男性)
33.山田詠美「ぼくは勉強ができない」
勇気が出る小説 山田詠美「ぼくは勉強ができない」がおすすめの理由
17歳の主人公、時田秀美は勉強ができません。でも、年上の魅力的な彼女と付き合っていたり、理解ある母と祖父に囲まれていたりして、「人間力」や「コミュニケーション力」はものすごくあると思います。学校では「先生の言うことには従え」「校則は守れ」「学生の本分は勉強だ」と言われることが多いですが、勉強よりも将来を生き抜くのに大事な力を持っている秀美君はかっこいいです。この本を読んだ当時は私も高校生でしたが、秀美君のようなある意味アウトローな生き方は羨ましかったです。(30代女性)
34.大島真寿美「ほどけるとける」
勇気が出る小説 大島真寿美「ほどけるとける」がおすすめの理由
イジメから高校を中退した美和が、実家の銭湯でアルバイトをしながら、さまざまな人たちとのつながりの中で、マッサージ師になるという目標を見つけるお話。続けていくごとに魂がきれいになっていくような仕事が天職なのだと気づかせてくれる本。(40代女性)
35.久保寺健彦「みなさん、さようなら」
勇気が出る小説 久保寺健彦「みなさん、さようなら」がおすすめの理由
過疎化と高齢化が加速していく団地の中で、一生を過ごすことを誓った青年の秘密に迫っている作品になります。団地の中で就職をして団地の中で恋をしてきた主人公が、過去の記憶を乗り越えて旅立っていく姿が感動的でした。(30代男性)
36.パム・ムニョス・ライアン「メキシコへ わたしをさがして」
勇気が出る小説 パム・ムニョス・ライアン「メキシコへ わたしをさがして」がおすすめの理由
内気で孤独な少女の前にある日突然に現れた、実の母親が巻き起こす騒動を描き出していきます。慣れないトレーラーハウスでの暮らしや国境を越えた旅を続けていくことで、逞しく成長していくヒロインの姿が微笑ましかったです。(30代男性)
37.荒巻義雄「もはや宇宙は迷宮の鏡のように」
勇気が出る小説 荒巻義雄「もはや宇宙は迷宮の鏡のように」がおすすめの理由
病室の中でこんこんと眠り続けていく男性と、その立会人との奇妙な関係性が浮かび上がっていきます。ひとりの人間の生命の終わりを描き出すことによって、はるか遠い宇宙の未来を見つめる想像力の豊かさに惹き込まれました。(30代男性)
38.ミヒャエル・エンデ「モモ」
勇気が出る小説 ミヒャエル・エンデ「モモ」がおすすめの理由
小さな女の子が一人決起果敢に時間泥棒に盗まれた時間を取り戻す冒険に出るといったストーリーが勇気をもらえる作品であると思いました。またエンデは児童文学の代表作家でもあり、子供でも読み進めることができるやさしい言葉と読みやすい内容となっているため、おすすめしたいです。(30代女性)
39.群ようこ「れんげ荘」
勇気が出る小説 群ようこ「れんげ荘」がおすすめの理由
日々忙しく仕事に追われる毎日を送る人なら一度は憧れる完全貯金生活。この小説は本当に仕事を辞め、月10万円で生活を始めた女性の話を書いた作品です。主人公の過ごす日々が丁寧に書かれているので、無職になる勇気はなくても簡単に疑似無職生活を体感することができ、ちょっと一息付きたいときにお薦めの一冊です。(30代女性)
40.ローズマリ・サトクリフ「ロビン・フッド物語」
勇気が出る小説 ローズマリ・サトクリフ「ロビン・フッド物語」がおすすめの理由
中世ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、義理人情に厚い義賊の活躍が痛快なストーリーになります。権力者たちの横暴な振る舞いにも屈することなく、仲間たちと力を合わせて立ち向かっていく生きざまには胸を打たれました。(30代男性)
41.乙一「暗いところで待ち合わせ」
勇気が出る小説 乙一「暗いところで待ち合わせ」がおすすめの理由
目の見えない方が、誰かの気配を感じつつも自分の身を守るために知らないふりをするのですが、同居生活をするにつれ徐々に打ち解けていくという不思議なお話でした。怖いと思いつつも、距離を縮めていこうとする主人公に勇気をもらいました。(20代女性)
42.森絵都「宇宙のみなしご」
勇気が出る小説 森絵都「宇宙のみなしご」がおすすめの理由
不登校の姉と心優しい弟の、まだ見ぬ世界への憧れが感動的なストーリーになります。居場所のない子供たちが夜の屋根の上に束の間の安らぎを見出し、やがては学校や友人との関係に向き合っていくシーンには胸を打たれました。(30代男性)
43.池井戸潤「下町ロケット2ガウディ計画」
勇気が出る小説 池井戸潤「下町ロケット2ガウディ計画」がおすすめの理由
前作の下町ロケットも良かったが、それを上回る感動と興奮がこの作品にはあった。 前作では、小さな町工場が特許問題、銀行からの融資打ち切り、大企業の壁に幾度も阻まれながら、他社には負けない自慢の技術力で難局を乗り越え、ロケット開発に必要不可欠な高性能のバルブシステムを採用されるに至った。それはそれで面白かったのだが、その続編となる今作では、そのバルブ開発の技術を活かして、子供の心臓手術に欠かせない人工弁の開発に挑む。 宇宙開発から子供たちの未来へ!まず、この流れに胸が熱くなる。本気で子供たちを救いたい人びとと、人の命を己の名誉や金儲けの道具としかみていない人びととの闘い。厚労省役人との癒着、更には医療業界の闇を暴こうと奮闘する医療ジャーナリストなど、物語を盛り上げるに相応しい登場人物も、池井戸作品の魅力の一つだろう。 前作でロケット開発に尽力した町工場が、如何にして虚悪に立ち向かいながら子供たちの命を救うのか? これはもう、エンターテイメント満載という他ないだろう。(30代男性)
44.北村薫「街の灯」
勇気が出る小説 北村薫「街の灯」がおすすめの理由
昭和初期を舞台に、華族のお嬢様とその女性運転手の交流を描いたミステリー小説です。全3巻。語り口が軽く、人もあまり死なないです。最近は働き方やハラスメントなどで女性に注目が集まっていますので、あらためて読んでみるのも楽しいと思いおすすめしてみました。(20代女性)
45.稲森和夫「活きる力」
勇気が出る小説 稲森和夫「活きる力」がおすすめの理由
社会に巣立とうとする若い人向けの本。現代の社会が闘争心・ハングリー精神を育むのが難しい状況なら,未来を担う若者は自ら進んでハングリー精神を発揮せざるを得ない環境を求めていく行動が必要と説く。 ①人間には利己と利他の心が同居する ②立派な人間は,誠実で,真面目で,謙虚さを知っており素晴らしい人間性を備えている。 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 など参考になることが多いと思います。(70代男性)
46.トマス・ピンチョン「逆光」
勇気が出る小説 トマス・ピンチョン「逆光」がおすすめの理由
不思議な能力を秘めた少年たちが、巨大な飛行船に乗り込んで繰り広げる冒険の数々を描いている1冊になります。19世紀アメリカの歴史と架空の物語が混在する世界を巡っていくうちに、成長していく姿には胸を打たれました。(30代男性)
47.吉川英治「宮本武蔵」
勇気が出る小説 吉川英治「宮本武蔵」がおすすめの理由
宮本武蔵が、関ヶ原の合戦で必死の思いで逃げ帰った若かりし日の頃から始まって、最後は佐々木小次郎との巌流島での戦いまで、剣の道一筋に生きた物語は、読んでいて本当に血が騒ぐというか、勇気が出てくるというか、わくわくしながら最後まで読み終えました。お通さんという女性とのすれ違いの場面などは、本当に切ない物語で、ドキドキしながら読んでいました。何度読んでも面白い小説です。(40代男性)
48.望月麻衣「京都寺町三条のホームズ」
勇気が出る小説 望月麻衣「京都寺町三条のホームズ」がおすすめの理由
京都市内に佇むノスタルジックな骨董品「蔵」で、アルバイトの女子高校生と店主の息子が謎解きに挑んでいく作品になります。個性豊かなお客さんが持ち込む数多くの依頼を、卓越した推理力と息の合ったコンビネーションで解決していく姿が痛快でした。(30代男性)
49.小林信彦「極東セレナーデ」
勇気が出る小説 小林信彦「極東セレナーデ」がおすすめの理由
平凡な二十歳の女の子が、ひょんなことから「知的アイドル」として祭り上げられる。戸惑いながらも芸能界の「おかしさ」を楽しみ、やがて予期せぬ形で「祭り」は終わり、彼女には平凡なつまらない日常が帰ってくる。が、それだけでは終わらない。終わり方が爽快。(40代女性)
50.舞城王太郎「熊の場所」
勇気が出る小説 舞城王太郎「熊の場所」がおすすめの理由
小学生の男の子が動物虐待を続ける同級生への恐怖を乗り越えていく表題作などの、著者が生まれ育った福井県の街並みを舞台に設定した3編の短編小説が収められています。子供だけが持っている純真無垢な心と、隠されている残酷な一面も伝わってきました。(30代男性)
51.住野よる「君の膵臓をたべたい」
勇気が出る小説 住野よる「君の膵臓をたべたい」がおすすめの理由
まず、年齢を問わず読みやすい物語だと思います。 デビュー作で本屋大賞2位を獲得しその後映画化もされるなど、その話題性も大きかった作品なのでもちろん期待も大きかったのですが、初めて読んだ時に感じたのは、会話の表現がとても効果的だということです。会話が視覚的にインプットされることで、主人公の心か揺れ動くさまが手に取るようにわかります。そして、それによって、まわりの人物の心の動きまでもが受け取りやすくなっていきます。 年齢を問わず、とは言いましたが、やはり高校生の主人公と同年代だとさらに感情移入できるのではないかと思います。 この物語を読むことで、生きづらい世の中でしっかりと生きていく勇気をもらえたり、また自分の日々の暮らしや将来のことなど、目に見えないものの存在意義をより深く考えるきっかけにもなるのではないかと思います。(40代女性)
52.小松左京「結晶星団」
勇気が出る小説 小松左京「結晶星団」がおすすめの理由
巨大な宇宙空間に規則正しく配置された14個の惑星の謎に挑んでいく、冒険者たちの姿が感動的なストーリーになります。自分たちの無力さに打ちのめされながらも、まだ見ぬ世界への漠然とした憧れも伝わってきました。(30代男性)
53.ブライアン・フリーマントル「呼びだされた男」
勇気が出る小説 ブライアン・フリーマントル「呼びだされた男」がおすすめの理由
世界各国を股にかけて逃亡を続けている元スパイにかかってきた、1本の電話から巻き起こっていく事件がスリリングなストーリーになります。自らの危険を顧みることなく、たったひとりの友人のために孤軍奮闘する主人公の生きざまには胸を打たれました。(30代男性)
54.荻世いをら「公園」
勇気が出る小説 荻世いをら「公園」がおすすめの理由
チベット旅行に異様なほどの憧れを抱いている、ひとりの大学生の揺れ動く内面を描き出している1冊になります。突如として主人公に訪れることになる心境の変化と、旅の終わりにたどり着いた意外な場所には驚かされました。(30代男性)
55.道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
勇気が出る小説 道尾秀介「向日葵の咲かない夏」がおすすめの理由
夏休みを目前にしてこの世を去ったクラスメイトの無念を晴らすために奮闘する、幼い兄と妹の冒険が映し出されていきます。ひと夏の恐怖体験を乗り越えて真実を手に入れた主人公が、少年期に別れを告げるシーンには胸が痛みました。(30代男性)
56.曽根綾子「紅梅白梅」
勇気が出る小説 曽根綾子「紅梅白梅」がおすすめの理由
昭和16年~17年初頭、マレー・シンガポール作戦における近衛歩兵第五連隊の実話を基に描かれた小説。実は私の親戚の今は亡き叔父様もこの戦争に駆り出された一人でした。彼も生前に著書・曽根綾子よりインタビューを受けたそうで、実名ではありませんがこの本に登場しています。私は叔父様より戦争当時の異常とも云える軍隊組織の有様、戦場の怖さ等を伺いました。それだけに、この平和の日々の中で、多少の辛さや苦しみがあっても耐えられる勇気が芽生えています。(40代男性)
57.大島真寿美「香港の甘い豆腐」
勇気が出る小説 大島真寿美「香港の甘い豆腐」がおすすめの理由
17歳の彩美は父を知らない。夏休みになり、彩美はいきなり母に香港に連れていかれる。はじめて父に会うために・・・。自分の人生だからって、必ずしも思ったようには生きられない。でも、自分で決めて、誰のせいにもせずにい潔く生きていきたいとこの本を読んで思った。(40代女性)
58.伊坂幸太郎「砂漠」
勇気が出る小説 伊坂幸太郎「砂漠」がおすすめの理由
大学生5人が織りなす物語です。 友情、恋、トラブル…自分の青春時代を思い出します。 伊坂幸太郎独特のテンポや会話、伏線。サクサク読めます。 登場人物の一見破天荒で、でも熱い言葉。とても前向きなエネルギーを感じます。社会人にぜひ読んでほしいです。(30代女性)
59.方波見大志「削除ボーイズ0326」
勇気が出る小説 方波見大志「削除ボーイズ0326」がおすすめの理由
フリーマーケットで手に入れた不思議な機械から思わぬ事件へと巻き込まれていく、小学生たちの冒険が痛快なストーリーになります。過去を削除する奇妙な装置に振り回されていくうちに、やり直しの効かない人生の素晴らしさに気付く瞬間が感動的でした。(30代男性)
60.北方謙三「三国志」
勇気が出る小説 北方謙三「三国志」がおすすめの理由
歴史小説で読みにくいかと思ったら、ハードボイルドな内容で男の生き様や友情といったところに主点を置かれています。ちょっと歴史をかじりつつ、男の熱い人生ストーリーを体感できるので、お勧めさせて頂来たいと思います。(20代男性)
61.ジェフ・ライス「事件記者コルチャック」
勇気が出る小説 ジェフ・ライス「事件記者コルチャック」がおすすめの理由
新聞社に勤めるジャーナリストが、組織の中で葛藤しながらも怪事件の真相を解き明かしていくスリリングなストーリーになります。周りの人たちが超常現象を信じようとしない中でも、ただひとり真実を追い求めていく主人公には胸を打たれました。(30代男性)
62.コナン・ドイル「失われた世界」
勇気が出る小説 コナン・ドイル「失われた世界」がおすすめの理由
絶滅したはずの巨大生物を求めて、アマゾン川流域へと旅立っていくチャレンジャー教授の冒険が映し出されていきます。未知の世界への憧れを持ち続けていくことの大切さと共に、自然に対する敬意の心についても考えさせられました。(30代男性)
63.令丈ヒロ子「若おかみは小学生!」
勇気が出る小説 令丈ヒロ子「若おかみは小学生!」がおすすめの理由
主人公の女の子「おっこ」は、温泉街の中の、祖母が営む温泉旅館に住んでいる小学生。交通事故で両親をなくし、生き残って祖母のもとで暮らす事となった「おっこ」は、ひょんな事から、小学生でありながらも空き時間には旅館を手伝うことに。勝気で好奇心旺盛な「おっこ」のまわりで起こる数々の珍事と、持ち前のエネルギーで人生を切り拓いてゆく様は、時にホロリとさせられ、そして読みながら、自身の日々の活力にもなります!(40代男性)
64.中上健次「十八歳・海へ」
勇気が出る小説 中上健次「十八歳・海へ」がおすすめの理由
田舎での単調な暮らしや都会の片隅で燻り続けている若者たちの歪んだ青春をテーマにした、7つの短編小説が収められています。ジャズと喧嘩に明け暮れる毎日の中から、僅かな希望を見出していく瞬間には胸を打たれました。(30代男性)
65.上橋菜穂子「獣の奏者」
勇気が出る小説 上橋菜穂子「獣の奏者」がおすすめの理由
人物や拝見の描写が繊細かつ分かりやすく、小説の世界観に入り込みやすい。迫力のある物語で、主人公の心情に一喜一憂させられる。主人公はとても勇気があり様々な困難を乗り越えていくので、とても勇気づけられる小説である。(20代女性)
66.J・P・マーチン「象のアンクル」
勇気が出る小説 J・P・マーチン「象のアンクル」がおすすめの理由
お金持ちの象のアンクルと、みんなからの嫌われ者「老白ひげ」の対決を描いた作品になります。単純な勧善懲悪の物語に終わることなく、主人公と敵との間にライバルや友情を超えた奇妙な関係が芽生えていく展開が面白かったです。(30代男性)
67.山本 有三「心に太陽を持て」
勇気が出る小説 山本 有三「心に太陽を持て」がおすすめの理由
今は、また心の時代と言われるようになってきていて、人間が人間らしく生きていくことを取り戻そうとしていると思います。そんな現在において、人間がどういきていくべきか、希望を失わずに生きている人の姿を通じで、それぞれが考えられる内容になっていると思うので、ぜひ読んで欲しいと思います。(40代女性)
68.筒井康隆「新日本探偵社報告書控」
勇気が出る小説 筒井康隆「新日本探偵社報告書控」がおすすめの理由
第二次世界大戦終結間もない大阪で、とある探偵事務所に所属する調査員たちの仕事ぶりをドキュメンタリータッチで描き出していきます。混乱に包まれた時代の中で、誰しもが生きることに必死だった様子が思い浮かんできました。(30代男性)
69.森絵都「森絵都」
勇気が出る小説 森絵都「森絵都」がおすすめの理由
一度命を失ってしまった少年と天使の物語なのですが、思春期特有の悩みにぶつかり、その悩みを解決していく姿や、自分を蔑ろにしていると思っていた家族や友人たちは、本当は自分のことを大切にしてくれていたという気付きなどを知ることで成長していく話です。(30代女性)
70.小野不由美「図南の翼」
勇気が出る小説 小野不由美「図南の翼」がおすすめの理由
十二国記シリーズの中で恭の国の王が決まるお話です。 国の王が帝天(神様みたいな存在)によって国民のなかから身分も立場も関係なく選ばれる世界。 王が見つからず荒廃する恭の国で、12歳の少女が立ち上がり、過酷な旅をして最終的に王に選ばれます。 若い人にも、あらゆる固定概念に雁字搦めになって諦めている大人にも読んで欲しい小説です。(20代女性)
71.坂木司「青空の卵」
勇気が出る小説 坂木司「青空の卵」がおすすめの理由
短編集なので、とても読みやすいです。また、日常の謎を推理して行く小説なので殺人系が苦手な人も読めると思います。自分で推理しながら読めるのでとても面白いです。主人公の2人のやりとりも面白いですが、次々出てくる登場人物たちも個性が強くて読みごたえがあります。(30代女性)
72.立川談春「赤めだか」
勇気が出る小説 立川談春「赤めだか」がおすすめの理由
今は有名な真打ち落語家。悶々としていた弟子時代。理不尽な徒弟制度下での修行時代におきる出来事。落語を溺愛する師匠の立川談志の強烈な個性の数々。落語好きでも落語好きでなくても波乱万丈の人生が楽しめます。(40代男性)
73.佐藤泰志「大きなハードルと小さなハードル」
勇気が出る小説 佐藤泰志「大きなハードルと小さなハードル」がおすすめの理由
「美しい夏」や「野栗鼠」を始めとする、1980年代の社会の片隅で生きる若者たちの姿を映した7つの短編小説が収められています。残酷な現実に何度となく打ちのめされても、決して屈することのない生きざまには胸を打たれました。(30代男性)
74.ロバート・A・ハインライン「大宇宙の少年」
勇気が出る小説 ロバート・A・ハインライン「大宇宙の少年」がおすすめの理由
石鹸の包み紙を集めながら宇宙旅行を夢見る少年の純真無垢な思いが、ほのぼのとしたタッチで描き出されていきます。まだ見ぬ世界への憧れと共に、未来への希望を感じることができるストーリーには胸を打たれました。(30代男性)
75.アーネスト・ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る」
勇気が出る小説 アーネスト・ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る」がおすすめの理由
1930年代のスペイン内戦に参加したアメリカ人と、ゲリラ舞台で戦う現地の女性の生きざまが映し出されていきます。戦争によって失われていくふたりの純愛と、自らの生命をかけて自由を求める人たちの姿には胸を打たれました。(30代男性)
76.中上健次「地の果て 至上の時」
勇気が出る小説 中上健次「地の果て 至上の時」がおすすめの理由
かつて罪を犯した男の帰郷と、生まれ育った町を支配する父親との愛憎半ばする関係を描き出していきます。和歌山県新宮市の雄大な自然の風景と独特な土俗信仰からは、物質的な豊かさに捉われた現代への痛烈な批判を感じました。(30代男性)
77.山﨑豊子「沈まぬ太陽」
勇気が出る小説 山﨑豊子「沈まぬ太陽」がおすすめの理由
あまりにも有名な小説ですが、主人公が正義を貫くために社内での迫害ともいえる状況と闘い続ける話です。仕事とは何か、を通り越し生き方自体を問う内容で、ブレない動機と使命感こそが勝つために必要であると気づかせてくれます。(40代女性)
78.ジャン・ジュネ「泥棒日記」
勇気が出る小説 ジャン・ジュネ「泥棒日記」がおすすめの理由
泥棒をしながらヨーロッパを放浪し、投獄生活も長かったという異例の作家ジャン・ジュネ。彼の自伝的小説とも言われている代表作です。この小説を読んでいると、「これから先の人生、まだまだなんとでもなる。ジュネに比べたら私の人生はなんて恵まれているんだ」と勇気が湧いてきます。(30代女性)
79.ラングストン・ヒューズ「天使のいざこざ」
勇気が出る小説 ラングストン・ヒューズ「天使のいざこざ」がおすすめの理由
アフリカ系のみならず多様な人種を祖先に持つ一家に生まれた、ひとりの青年の成長していく姿を描き出していきます。自らの身体の中に流れる血に戸惑いながらも、ありのままに生きていく決意を固める瞬間が感動的でした。(30代男性)
80.小林信彦「東京少年」
勇気が出る小説 小林信彦「東京少年」がおすすめの理由
第二次世界大戦が激しさを増している中で、東京から地方を転々とする少年の寄る辺のなさが映し出されていきます。大人の身勝手によって振り回されていきながらも、生まれ育った町への想いを胸に逞しく成長していく子供たちが微笑ましかったです。(30代男性)
81.群ようこ「働く女」
勇気が出る小説 群ようこ「働く女」がおすすめの理由
様々な業界・職種・年齢の働く女性たちの日常をつづった短編集です。けなげに働くもトラブルに巻き込まれていく主人公たち。あー、こういうイヤな人いるよねーといったサブキャラたち。私もこういうこと考えていた時期があったなーと、ふと自分の変化や成長、当時の感情などを思い起こし、もうちょっとやってみるか、という前向きな気持ちにさせてくれる一冊です。(30代女性)
82.高野悦子「二十歳の原点」
勇気が出る小説 高野悦子「二十歳の原点」がおすすめの理由
独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点といったフレーズに惹きつけられるものがあり手に取ることになりましたが、学生運動に身を投じていくにつれて、それでも独りの人間として女性としてあらゆることに興味を持って信念を貫くという決意をした主人公に現代の若者にも通じる純粋なこころを見たような気がしたからです。(30代女性)
83.チャールズ・ディケンズ「二都物語」
勇気が出る小説 チャールズ・ディケンズ「二都物語」がおすすめの理由
ロンドンとパリのふたつの大都市を股にかけて繰り広げられる、恋と冒険の日々が映し出されていく作品になります。フランス革命の熱狂が吹き荒れる中でも、愛する人を守り抜くひとりの青年貴族の生きざまには胸を打たれました。(30代男性)
84.森下典子「日日是好日」
勇気が出る小説 森下典子「日日是好日」がおすすめの理由
紅茶の時間を楽しむ世界を知ってから、本物のお茶の楽しみ方を以前から知りたいと思っていました。 映画化されるという記事を読んで、小説があることを知りました。 とにかく著者と一緒になってお茶を経験した気持ちに成りました。 敷居が高いと思っていたお茶の世界、実は現代社会においてとても必要な時間であり経験なのではないかと感じた一冊です(30代女性)
85.中上健次「鳩どもの家」
勇気が出る小説 中上健次「鳩どもの家」がおすすめの理由
「灰色のコカコーラ」や「日本語について」などの、若者たちの暴力的な衝動をテーマにした3つの短編小説が収められています。内なる怒りを弱者に対して向けるのではなく、社会や権力など大きな相手にぶつけていく姿が感動的でした。(30代男性)
86.雫井脩介「犯人に告ぐ」
勇気が出る小説 雫井脩介「犯人に告ぐ」がおすすめの理由
本来のジャンルはミステリ、警察小説ですが、主人公の刑事、巻島のハードボイルドな姿に勇気づけられます。巻島はとある事件で大失態を演じ、左遷されてしまいますが、大事件の指揮をとるために本庁に戻りますが、敵は犯人だけではなく耐える戦いを強いられます。それらに対し荒れることもなく打ち勝っていく姿には本当に勇気づけられました。(40代男性)
87.P.L.トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」
勇気が出る小説 P.L.トラヴァース「風にのってきたメアリー・ポピンズ」がおすすめの理由
風の吹き荒れる中こうもり傘につかまってやって来た、不思議なお手伝いさんを描き出している1冊になります。常識に捉われることのない子供たちとの触れ合いからは、いくつになっても想像力を持ち続けることの大切さを感じました。(30代男性)
88.スティーヴンソン「宝島」
勇気が出る小説 スティーヴンソン「宝島」がおすすめの理由
海辺の寂れた町の中で生まれ育った少年が、大海原を舞台に繰り広げる冒険が映し出されていく作品になります。引っ込み思案で世間知らずな主人公が、莫大な金銀財宝よりも大切なものに気付く瞬間には心温まるものがありました。(30代男性)
89.有間カオル「魔法使いのハーブティー」
勇気が出る小説 有間カオル「魔法使いのハーブティー」がおすすめの理由
親戚をたらい回しにされているせいで、ネガティブで人の顔色をうかがってばかりの少女が、魔法使いだという不思議な雰囲気の「伯父」と暮らすことになり、少しずつ自分に自信をつけていく様子に、励まされ、癒されます。落ち込んだ時にもお勧めの1冊です。(40代女性)
90.Mark Haddon「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
勇気が出る小説 Mark Haddon「夜中に犬に起こった奇妙な事件」がおすすめの理由
自閉症やアスペルガーのような症状を持つ主人公が、自分自身の存在価値を見つける過程を描いた物語。難しい数学の試験をパスすることと、両親との関係を再構築することによって自信をつけて成長していく様子に、自分も鼓舞されるような気持になります。(30代女性)
91.大岡昇平「野火」
勇気が出る小説 大岡昇平「野火」がおすすめの理由
大岡昇平の代表作です。舞台は戦争末期のフィリピン。主人公が飢えていく中で、自らの内面と対峙していく過程が、なんとも恐ろしく、哲学的な作品です。この作品を読んでいると、これからの自分の生き方や社会の在り方についてより前向きにならねば、と勇気が湧いてきます。(30代女性)
92.朝比奈あすか「憂鬱なハスビーン」
勇気が出る小説 朝比奈あすか「憂鬱なハスビーン」がおすすめの理由
子供の頃から成績優秀で日本国内最高峰の大学を卒業し、弁護士の男性と結婚してもどこか満たされることのないヒロインの心境を描き出していきます。単純な「勝ち組」「負け組」の二元論では捉えることの出来ない、本当の意味での幸せについて考えさせられました。(30代男性)
93.宮下奈都「羊と鋼の森」
勇気が出る小説 宮下奈都「羊と鋼の森」がおすすめの理由
ピアノの調律師の少年が成長して行く話なのですが、少年は調律師として多くの人のピアノを調律します。さまざまな人の要求に応えなければいけなくてすごく大変です。ある少女のピアノをうまく調律できなくて心が折れそうになります。それでも憧れの調律師から多くを学び、型にはまることなく調律を成し遂げて行く姿に感動を覚えました。この本からは成長する少年から勇気をもらえるのでおすすめします。(10代男性)
94.歌野昌午「葉桜の季節に君を想うということ」
勇気が出る小説 歌野昌午「葉桜の季節に君を想うということ」がおすすめの理由
第4回本格ミステリ大賞受賞の、筆者の代表作です。元私立探偵が活躍するという設定は、これまでの多くのミステリーで使い尽くされた感があるかもしれません。でも本作品はそんな回疑心を気持ちよく裏切ってくれます。まさか、あの人物の正体に、そんなトリックが仕掛けられていたとは。作品を読み終えたとき、様々に張り巡らされた伏線の意味を、もう一度確認して読み返すこと間違いなし。さすが、ミステリーの賞を総なめにしただけあると、満足できること必至です。(30代女性)
95.伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」
勇気が出る小説 伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」がおすすめの理由
特殊な能力を秘めた4人の銀行強盗団が大暴れを披露していく、人気シリーズの第2弾作品になります。犯罪都市の中で市民から搾取を繰り返し私腹を肥やす反社会的勢力に対して、自分たちの美学を掲げて立ち向かっていく姿が痛快でした。(30代男性)
96.ヘミングウェイ「老人と海」
勇気が出る小説 ヘミングウェイ「老人と海」がおすすめの理由
残酷で不条理とさえも言える大自然の苛酷な現実、それに決然と対峙する老人の不屈の心のありようが乾いた筆致で綴られる名作。ドラマとしても非常によく出来ており、何度読んでも老人の戦いの結末を思い、ハラハラさせられてしまう。(40代男性)
97.宮尾登美子「櫂」
勇気が出る小説 宮尾登美子「櫂」がおすすめの理由
表面的には、古い日本に生きる女性の忍耐人生の話で、モーパッサンの女の一生と似ていなくもないが、違うのは、忍従ばかりに見える主人公女性の豊かな情緒、思わぬ激しさ、こんな風に先駆者が時代をつないできたことを感じ、勇気が出ます。(40代女性)
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