- 女子小学生が主人公の小説おすすめ20選
- 1.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
- 2.森絵都「カラフル」
- 3.E.Bホワイト「シャーロットのおくりもの」
- 4.ニコルソン・ベイカー「ノリーのおわらない物語」
- 5.あさのあつこ「ほたる館物語」
- 6.重松清「ポニーテール」
- 7.湯本香樹実「ポプラの秋」
- 8.住野よる「また同じ夢をみていた」
- 9.ミヒャエル エンデ「モモ」
- 10.筒井康隆「愛のひだりがわ」
- 11.宮部みゆき「英雄の書」
- 12.乙一「夏と花火と私の死体」
- 13.小池真理子「棺の中の猫」
- 14.湯本香樹実「春のオルガン」
- 15.降田天「女王はかえらない」
- 16.フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」
- 17.灰谷健次郎「太陽の子」
- 18.宮本雅史「電池が切れるまで」
- 19.湊かなえ「豆の上で眠る」
- 20.湊かなえ「贖罪」
女子小学生が主人公の小説おすすめ20選
1.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
女子小学生が主人公の小説 梨木香歩「西の魔女が死んだ」がおすすめの理由
心を傷めて人に対し奥手になった一人の少女に、優しく愛情いっぱいに接する祖母の姿が心に滲みます。いつでも『愛していますよ』という祖母の言葉は読んでいて感銘を受けます。また2人の情景が目の前に浮かび、こちらまで温かい気持ちにさせてくれるからです。(20代女性)
私はこの本を読んでから読書にはまりました。小学生の子供がおばあちゃんの家で過ごす過程で成長して行く姿はもちろん、何回読んでもラストで泣かせられます。おばあちゃんとの生活で毎日規則正しく過ごしてお手伝いもしてその中で知恵袋みたいに日常で使える事も一緒に学んでいき、きちんと担当を割り当てられて責任感も養う。壁にぶち当たってもおばあちゃんのちょっとした助言で自分で考えて解決できるよう考えたり、作中に近所のおじいさんが出てくるところで嫌悪感を抱いてはおばあちゃんにいけないことだと言われ、それでもモヤモヤは晴れなくてうまくいい距離感を探してはぶち壊されたり。ハラハラ感はないものの、読んでいて風景が浮かんできます。少し主人公の子が羨ましくもなります。ラストの後、女の子のその後が書かれています。最初の頃とは見違えるほどしっかりした子に成長しています。優しさはそのまま芯がしっかりしています。それを読んでおばあちゃんと過ごして体験した事が確実に身についていて将来が気になっちゃうほどです。この物語が続いていたらどんな女性に成長するのかなと想像しちゃいます。(30代女性)
2.森絵都「カラフル」
女子小学生が主人公の小説 森絵都「カラフル」がおすすめの理由
映画化されましたが、小説の方が深みがあるので映画を見た方にも読んでほしい本です。子供から大人まで、自殺を考えたら読んでほしい本。自分から見えている事、それが全てだと思っていることがいかに狭い視野なのか。でもそれに気付く前に道を断つ方が多い世の中なので。(20代女性)
3.E.Bホワイト「シャーロットのおくりもの」
女子小学生が主人公の小説 E.Bホワイト「シャーロットのおくりもの」がおすすめの理由
シャーロットの賢さと強さにとても感心しました。シャーロットとウィルバーの心の交流に胸があつくなりました。人間と動物との関係性、生と死について深く考えさせられました。切ない部分もありますが、最後に温かい気持ちになれる本です。(50代女性)
4.ニコルソン・ベイカー「ノリーのおわらない物語」
女子小学生が主人公の小説 ニコルソン・ベイカー「ノリーのおわらない物語」がおすすめの理由
アメリカからイギリスへやって来た9歳の小学生・ノリーの、何気ない日々の暮らしや頭の中の妄想が映し出されていく作品になります。夢見がちな女の子の自由奔放な想像力と共に、次第に現実の世界へと向き合っていく様子が心に残りました。(30代男性)
5.あさのあつこ「ほたる館物語」
女子小学生が主人公の小説 あさのあつこ「ほたる館物語」がおすすめの理由
主人公の一子は小学5年生ながら、相手が大人であってもハッキリ自分の考えを口にするしっかり者。旅館を継ぐ気はないものの家業の手伝いをキチッとこなしながら、色んな人との出会いや経験を重ね徐々に成長していきます。子供たちがこの物語を読むことで旅館で働く疑似体験が出来ると思います。幼なじみの雪美ちゃんやクラスメートの柳井くんとの交流も可愛らしく、同世代の子供たちなら共感出来る部分も多いと思うのでおすすめです。(30代女性)
6.重松清「ポニーテール」
女子小学生が主人公の小説 重松清「ポニーテール」がおすすめの理由
再婚によって新しい家族になっていく過程が描かれた作品です。すれ違ったり、ぶつかったり、悩み迷ったり。重松さんは子どもの繊細な心情を描くのがうまいです。感情移入してしまって、切ない気持ちになります。でも少しずつ距離が縮まっていく様子が感じられ、最後は温く優しい気持ちになれる作品です。(40代女性)
7.湯本香樹実「ポプラの秋」
女子小学生が主人公の小説 湯本香樹実「ポプラの秋」がおすすめの理由
女の子がお父さんを亡くなったことを受け止めれない中、大家のおばあさんへお父さんへの手紙を預けることによって少しずつ立ち直っていくお話です。おばあさんとの交流、隣人との交流、全てとても素敵です。最後にみんながおばあさんに助けられていたことがわかりますが、みんな悲しみを心に秘めるのではなくはきだすことで癒されていくんだなと気づかせてくれるお話で、私もすごく落ち込んでいるときに読んで、とても癒されました。(30代女性)
8.住野よる「また同じ夢をみていた」
女子小学生が主人公の小説 住野よる「また同じ夢をみていた」がおすすめの理由
とても不思議なストーリーにどんどん引き込まれていって、あっという間に読み終わったからです。ミステリーの要素もあるので、自分で想像を掻き立てながら読むのも楽しかったです。友達なんかいなくてもいいとか、人間関係が面倒だと思ってるかたにはとくにおすすめです。(20代女性)
9.ミヒャエル エンデ「モモ」
女子小学生が主人公の小説 ミヒャエル エンデ「モモ」がおすすめの理由
エンデの作品といえば果てしない物語が非常に有名だがこちらも是非おすすめしたい。本作には変わった子供達が多く登場するがその変わっている理由が現代の大人たちが抱える問題を解決しているだけであり、であるが実際にその方法はとれないという独特なキャラクターに仕上がっている。(10代男性)
10.筒井康隆「愛のひだりがわ」
女子小学生が主人公の小説 筒井康隆「愛のひだりがわ」がおすすめの理由
主人公は小学六年生の女の子愛。過酷な運命を背負った愛がが愛犬と一緒に父親をさがしに旅をしていきます。そのなかで愛は様々な出来事や人に出会い成長していくジュブナイルながら大人も十分に楽しめます。筒井康隆らしさも味わえる作品です。(40代女性)
11.宮部みゆき「英雄の書」
女子小学生が主人公の小説 宮部みゆき「英雄の書」がおすすめの理由
少し悲しいお話でしたが、読み始めると話に引き込まれて 次々ページを進めて一気に読んだ記憶があります。 主人公の女の子と、中学生の兄が、ある一冊の本をめぐって 旅をする物語。 宇宙や歴史など、輪(サークル)のようが概念について考えさせられました。(40代女性)
12.乙一「夏と花火と私の死体」
女子小学生が主人公の小説 乙一「夏と花火と私の死体」がおすすめの理由
ただのサスペンスホラー小説では無く、殺された女の子の目線から書かれた小説です。二度と叶うことのない恋心、羞恥心、憎しみ、羨み、いろんな想いが込められた物語です。わたしは娘が居ますがもし娘がこのように殺され、遺体を隠され、亡くなったあともこれほどまでに苦しみを与えられ続けたらと考えるだけでゾッとします。いろんな意味で恐ろしい物語です。(20代女性)
13.小池真理子「棺の中の猫」
女子小学生が主人公の小説 小池真理子「棺の中の猫」がおすすめの理由
最初は三角関係の恋愛小説なのかな?と思いましたが、心理サスペンス小説でした。物語は白い猫ララに心を開く少女を中心に進んでいきます。幼いながらに殺人を犯してしまう少女の結末は、恐ろしいほどに残酷で悲しい終わりなのでした。結末を知りたければ是非読んでください!(20代女性)
14.湯本香樹実「春のオルガン」
女子小学生が主人公の小説 湯本香樹実「春のオルガン」がおすすめの理由
小学生6年生の姉と、幼い弟の、いろんな人の出会いや、ねことの触れ合いを通して、成長していく物語です。家族の心がばらばらになっているとき、姉弟は、野良猫と、野良猫を世話をするおばさんと、出会い、交流を深めていきます。姉と姉の祖父との話し合いも見どころです。姉は痴漢にもあいます。いざこざがありながらも、最後は、家族の心が絆が修復していく物語です。春休みの出来事です。(20代女性)
15.降田天「女王はかえらない」
女子小学生が主人公の小説 降田天「女王はかえらない」がおすすめの理由
女子小学生の中に生まれる派閥やいじめ。小さな社会で入れ替わるリーダー。それだけでも読み応えのある内容だが、自分の気づかないうちに最後のどんでんがえしへと進められてしまう感覚が心地よい。絶対に読み返したくなる小説。(20代女性)
16.フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」
女子小学生が主人公の小説 フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」がおすすめの理由
世界名作劇場のアニメ「小公女セーラ」の原作になります。 アニメではキレイに描かれている話しや、人物、アニメでしか登場しない人物がいて、 私が読んだイメージの原作の「小公女」の主人公セイラからすでに原作のイメージと異なり、小さいころ観ていたアニメと雰囲気が違うので読んでいてどんどんひきこまれていきます。(30代女性)
17.灰谷健次郎「太陽の子」
女子小学生が主人公の小説 灰谷健次郎「太陽の子」がおすすめの理由
戦争のこと、沖縄のこと、同じ日本人でも知らなかったこと、知っていなくちゃいけないこと、そんなことを小学校六年生のふうちゃんの柔らかな心が教えてくれます。読む年齢やその時の立場によって、登場人物の誰の心を最も近く感じるかは違います。子供の頃はふうちゃんに共鳴していたのが、大人になったら先生やお母さんの気持ちに寄り添えるようになりました。何度でも読み返したい小説です。(30代女性)
18.宮本雅史「電池が切れるまで」
女子小学生が主人公の小説 宮本雅史「電池が切れるまで」がおすすめの理由
元気いっぱいだった子が、白血病にかかり入院生活を送ることになる。明るく前向きなこの少女にたくさんの人が励まされパワーをもらう。病気には負けないという強い意志と家族や周りの支えがしっかり描かれています。(40代女性)
19.湊かなえ「豆の上で眠る」
女子小学生が主人公の小説 湊かなえ「豆の上で眠る」がおすすめの理由
湊かなえさんの作品には、いつもその構成力とテーマに納得させられるのですが、今回もまた…。読後の後味の悪さを評した「イヤミス」(嫌なミステリー)の女王と言われる彼女ですが、人生というのは四角四面じゃないですし、一辺倒では面白くない。ミステリーのよりのヒューマンドラマ好きの読者に納得の逸品でした。(50代男性)
20.湊かなえ「贖罪」
女子小学生が主人公の小説 湊かなえ「贖罪」がおすすめの理由
女子小学生4人と、彼女らの住む町の住人がある事件をきっかけにそれぞれの罪を償うために過ごした時間について書かれたストーリーになっています。4人の罪の償い方や当時の心情、そこから得たものなどを読み手にリアルに伝えてくるので、非常に作品に引き込まれます。(20代女性)