小学校を舞台にした小説おすすめ12選
1.遠藤彩見「給食のおにいさん」
小学校を舞台にした小説 遠藤彩見「給食のおにいさん」がおすすめの理由
学校給食をテーマにした作品です。主人公は、コンクールで優勝するほどの腕前をもちながら、小学校の給食調理員として働くことになった料理人。保健室登校や問題のある子どもたちを給食を通して、何か救いを伝えようとする話です。子どもたちや先生とふれあいながら、主人公が自身も成長していく過程に温かい気持ちになります。給食って、こんなに考えられていたんだな、感謝しないといけないなとも思える一冊です。(40代女性)
舞台は調理師として挫折した佐々目宗が小学校に臨時給食調理員で入った所から始まります。その中での職場、子供達とのふれあい、親との対立など交えつつ、給食の大事さ、食事の大切さを教えてくれる一冊だと思います。ストーリーも季節で区切られているので普段本を読まない人も読みやすいです。(30代男性)
2.辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
小学校を舞台にした小説 辻村深月「ぼくのメジャースプーン」がおすすめの理由
不思議な力を使える小学生のぼくが、ふみちゃんの笑顔と声と心を奪った悲惨な事件の犯人に罰を与える。自分ならこの力をどう使うだろうと考えさせられた。そしてどれだけその小さな体に重たい想いを抱え込んでいたのだろうと涙が止まりませんでした。(30代女性)
3.ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡」
小学校を舞台にした小説 ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡」がおすすめの理由
とある小学校に、新しい先生がやってきた。実は、彼女は占領国から被占領国の小学校へ派遣されてきた女教師だったのだ。生徒たちは最初は警戒心を抱くが、その先生は暴力を一切振るうことなく、彼らを洗脳するのだった……みたいなお話。 この小説で一番好きな場面は、先生が「国旗は大切なものだから、みんなにあげましょうね」と言って、忠誠の証である国旗をハサミで切り刻んで、体よく撤去するシーン。 このシーンを読んだときは、背筋がぞーっとした。(30代女性)
4.重松 清「くちぶえ番長」
小学校を舞台にした小説 重松 清「くちぶえ番長」がおすすめの理由
小学生向けの非常に読みやすい内容であるため,読書に慣れていない人でもサクサク読み進めることができます.物語の大筋としては,作者の小学生時代を描いたもの.昔のころを思い出すような懐かしい小学生時代のあれこれの雰囲気に触れながら,作者の当時の物語を「くちぶえ番長」であるマコトとの思い出をたどりつつ展開していきます.この世界観とマコトと作者二人の関係がとても気になり,ついつい時間を忘れて読んでしまいました.(20代男性)
5.湊かなえ「告白」
小学校を舞台にした小説 湊かなえ「告白」がおすすめの理由
湊かなえさんの告白は映画化されたことで話題になった小説です。松たか子さん主演で映画化されたものもたのしめますが、小説を読んでからみてもまた楽しめます。主人公の心情や多くの伏線が最後まであっという間に読んでしまう力を与えてくれる小説です。(30代女性)
6.後藤隆二「12歳たちの伝説」
小学校を舞台にした小説 後藤隆二「12歳たちの伝説」がおすすめの理由
小学校を舞台に、いじめや学級崩壊、不登校などの現場の問題が小学生目線で描かれている物語である。小学校卒業・中学入学を目前に控えた子供たちが必死に一日一日を乗り越え力強く生きていこうとする姿に心打たれる。続編もたくさん出ておりこれから教師を目指す人にもお勧めしたい一冊である。(20代女性)
7.灰谷健次郎「太陽の子」
小学校を舞台にした小説 灰谷健次郎「太陽の子」がおすすめの理由
ふうちゃんの健気さに涙が止まりませんでした。人間は一つの顔だけではなくさまざまな顔があり、いろいろな考え方があるという事に気付かされました。平和とは何か人の命とは何かについて考えさせられ、現代の平和に感謝したいと思いました。(50代女性)
8.重松清「半パンデイズ」
小学校を舞台にした小説 重松清「半パンデイズ」がおすすめの理由
ヒロシと吉野のコンビがすごくいいです。気弱な少年だったヒロシがいろいろな人と関わりながら成長していく姿はとてもワクワクしながら読む事が出来ました。ごく普通の男の子に見える子でもほんとにいろんな事を考えて生きているんだと教えられます。重松さんは、人間が言葉でうまく表現できない気持ちを表現するのがほんとに上手いと思います。(50代女性)
9.東野圭吾「浪花少年探偵団」
小学校を舞台にした小説 東野圭吾「浪花少年探偵団」がおすすめの理由
しのぶセンセと悪ガキたちと頼りない新藤刑事が、周囲で巻き起こる事件の解決に大活躍する話でワクワクしながら読み進んでいく事が出来ます。会話が全て関西弁でとてもテンポが良く人情味があるので、とにかく面白い小説です。(50代女性)
10.岡崎琢磨「夏を取り戻す」
小学校を舞台にした小説 岡崎琢磨「夏を取り戻す」がおすすめの理由
団地に住ん小学4年生の子供たちが次々と失踪を繰り返す。大人たちは、子供たちのいたずらだと思っているが、その理由がわからない。ある雑誌の編集者が、その事件の真相を 探り出すが、地域社会をも巻き込んだ事件になっていく。最後は思わぬ展開になり最後まで読者を引き付ける。(70代男性)
11.吉田太郎「学校犬バディ」
小学校を舞台にした小説 吉田太郎「学校犬バディ」がおすすめの理由
小学校で子供達と過ごした学校犬バディの話しです。バディのおかげで成長をしていく姿が描かれており、不登校の子が小学校に通えるようになったりするなど動物のもつ不思議な力に魅力を感じ子供と一緒に読むことができる小説です。(30代女性)
12.河野多惠子「臍の緒は妙楽」
小学校を舞台にした小説 河野多惠子「臍の緒は妙楽」がおすすめの理由
旧制の小学校である尋常小学校を舞台にした表題作などの、4つの短編小説が収められている作品集です。ありきたりなエピソードやごく普通の学校内の風景の中にも、戦争へと向かっていく時代の流れが溶け込んでいて考えさせられました。(30代男性)