- 映画監督になりたい人におすすめの本
- 1.轟 夕起夫「映画監督になる15の方法」
- 2.松本人志「シネマ坊主」
- 3.宮崎駿「出発点ー1979〜1996」
- 4.H.R.ギーガー 「HRギーガーARH+ NBS-J」
- 5.著者:ブレイク・スナイダー 訳:菊池涼子「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」
- 6.浦川留・岡本敦史・夏目深雪(編)「アジアン・アクション映画 大進撃」
- 7.井上荒野「あの映画みた?」
- 8.佐藤 忠男「こころをよむ 映画監督が描いた現代 世界の巨匠13人の闘い (NHKシリーズ)」
- 9.今村 昌平「サヨナラだけが人生だ―映画監督川島雄三の一生」
- 10.「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」
- 11.町山智浩「トラウマ映画館」
- 12.J.Kローリング「ハリーポッターと賢者の石」
- 13.ドリュー・キャスパー「ハリウッド白熱教室」
- 14.森見登美彦「ペンギンハイウェイ」
- 15.セス・グレアム=スミス (著) 入間眞(訳)「ホラー映画で殺されない方法」
- 16.宇見野 三足「ワンピースは実在している」
- 17.町山 智浩「映画と本の意外な関係!」
- 18.「映画になった戦慄の実話」
- 19.町山 智浩「映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)」
- 20.シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」
- 21.北野武 他2名「映画監督、北野武」
- 22.波多野哲朗「映画監督になるには」
- 23.泊 貴洋「映画監督への道: 40人が語る監督になるための発想と技法」
- 24.木全 公彦「映画業界で働く」
- 25.フェーリクスメラー「映画大臣」
- 26.モルモット吉田「映画評論・入門! 観る、読む、書く 映画秘宝セレクション モルモット吉田」
- 27.石阪昌三「巨匠たちの伝説」
- 28.「黒澤 明-夢のあしあと」
- 29.町山智浩「今のアメリカがわかる映画100本」
- 30.小野不由美「屍鬼」
- 31.市川 昆 森 遊机「市川 崑の映画たち」
- 32.小川糸「食堂かたつむり」
- 33.映像塾プロジェクト 編「深作欣二 ラスト・メッセージ」
- 34.川村元気「世界から猫が消えたなら」
- 35.村上龍「村上龍映画小説集」
- 36.映画秘宝編集部「底抜け超大作 (映画秘宝コレクション)」
- 37.友成純一「内臓幻想」
- 38.冨樫森「俳優の演技術 映画監督が教える脚本の読み方 役の作り方」
- 39.橋本忍「複眼の映像」
- 40.丸山昇「報道協定」
- 41.菊地秀行「魔界シネマ館」
映画監督になりたい人におすすめの本
1.轟 夕起夫「映画監督になる15の方法」
映画監督になりたい人に 轟 夕起夫「映画監督になる15の方法」がおすすめの理由
実際に映画監督の方にインタビューをしてお話を聞いているので実際のことが分かりやすく、興味をもちやすかった。また、アイディアの生み出し方などなるほどと思えることが書かれておりこれからの将来を考える上でとても参考になった。(10代女性)
ベンチャー潰しが横行する日本という国で映画監督という極端なクリエイティブな職業を目指す若者はそうは多くない。 だが『なりたいものになる!』という単純さを追求することが書かれたモノ。半分冗談でも面白く読めます。(50代男性)
映画監督になりたい、でもどうすればいいのか分からない、はっきりと一本の道筋があった昔とは違う現在、どういう方法で映画監督になったのか、日本映画界をしょって立つ監督15人にインタビューしています。決して方程式など有るはずもなく、結局多種多様の方法がある事がわかっただけでした。ただ、一人一人の経験談はものすごく為になり、とにかく自分なりの方法を見つけなくてはと励みになりました。(50代男性)
2.松本人志「シネマ坊主」
映画監督になりたい人に 松本人志「シネマ坊主」がおすすめの理由
ダウンタウンの松本人志さんが、映画を素直かつ少し辛口に評価している本で、とても面白いです!この本を参考に映画を読むと、違う視点でまた映画を観れます。松っちゃんのシビアなツッコミが本当に面白く映画監督になりたい方はぜひ読むべき本です。(20代女性)
ダウンタウンの松本人志さんが映画を見た感想を書いていて、率直な意見をビシバシ書いていて面白いです。客観的に冷静に書かれているので、映画監督を目指す人にはすごく参考になると思います。また、有名映画が紹介されているので映画監督を目指す人にとっては貴重な本だと思います。(20代女性)
3.宮崎駿「出発点ー1979〜1996」
映画監督になりたい人に 宮崎駿「出発点ー1979〜1996」がおすすめの理由
言わずと知れたジブリのアニメ監督。最近は割りと有名になりつつあるが、かなりやっかいな人でもある。その思想や思考が目一杯詰まったのがこの本だ。その葛藤から自戒の念まで思う存分に堪能して欲しい。正直、簡単に読み終える本ではないのでそれなりの覚悟が必要だ。(40代男性)
あの超有名アニメ映画監督宮崎駿さんのインタビュー集です。彼の作品に対する姿勢や、彼がどんな想いであの名作たちを作ってきたか、そして演出してきたかが赤裸々に彼自身の言葉で書かれており大変勉強になります。(20代男性)
4.H.R.ギーガー 「HRギーガーARH+ NBS-J」
映画監督になりたい人に H.R.ギーガー 「HRギーガーARH+ NBS-J」がおすすめの理由
この本は、HRギーガーのイラストやデッサンを載せた画集になります。ですので、アート分類の方が相応しく感じますが、映画好きな人にもおすすめです。 HRギーガーときいてピンと来ない方も、映画エイリアンの造形の産みの親とされる人と言われるとピンとくるかもしれません。エイリアンのスケッチや、ああいった独特な世界観のイラストが多く見ることができ、おすすめです。 少し前に、HRギーガーのドキュメント映画もしていたようですので、そちらも一緒に観るとより勉強になります。(20代女性)
5.著者:ブレイク・スナイダー 訳:菊池涼子「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」
映画監督になりたい人に 著者:ブレイク・スナイダー 訳:菊池涼子「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」がおすすめの理由
著者による映画の分類が理解しやすく、自分が脚本を作ろうとした場合、どの映画作品を参考にすれば良いかわかりやすい。また、その映画ジャンルにおいて、何を描くべきか?逆に、やってはいけないことは何か?についても書かれているので脚本に対しての考えが深まった。シーン構成の作り方が具体的に書かれているので、実践的だと感じた。本の中で、著者が映画を作る際に苦労していた話が所々で書かれていて、自分も作品を作る上での励ましになった。この本は映画の脚本だけでなく、小説やマンガを作る上でも役に立つもの感じた。(20代男性)
6.浦川留・岡本敦史・夏目深雪(編)「アジアン・アクション映画 大進撃」
映画監督になりたい人に 浦川留・岡本敦史・夏目深雪(編)「アジアン・アクション映画 大進撃」がおすすめの理由
おすすめの理由は、ジャッキー・チェン、ブルース・リーに代表される香港映画、「シュリ」等の韓国アクション映画は勿論の事、中国、台湾、タイ等の東南アジアで製作されたアクション映画について、歴史を踏まえて、徹底的に語りつくされた内容の濃い作品だからです。(30代男性)
7.井上荒野「あの映画みた?」
映画監督になりたい人に 井上荒野「あの映画みた?」がおすすめの理由
映画の話なら何時間でもできる。そんな著者が選んだ作品が紹介されている。同じ作品を観ていても、人によって感じ方が違う。ああ、そういう考え方もあるのね。新しい発見の連続。面白かったで終わらせている私とは大違い。(30代女性)
8.佐藤 忠男「こころをよむ 映画監督が描いた現代 世界の巨匠13人の闘い (NHKシリーズ)」
映画監督になりたい人に 佐藤 忠男「こころをよむ 映画監督が描いた現代 世界の巨匠13人の闘い (NHKシリーズ)」がおすすめの理由
作品は知っていても、監督の名前は知らなかったり、また全く知らなかったりして、本の内容全てを初めから解らない部分もあった。 でも、そうやって情報を得て見てみたくなったものもある。 映画はハリウッドや、韓国映画ように日本でも流行りで入手しやすいものもあればそうでないものもある。 その他の国の映画も興味がもてる一冊です。(40代女性)
9.今村 昌平「サヨナラだけが人生だ―映画監督川島雄三の一生」
映画監督になりたい人に 今村 昌平「サヨナラだけが人生だ―映画監督川島雄三の一生」がおすすめの理由
今村昌平は映画監督黒沢明や、小津安二郎にあこがれて映画界に入った。最初「小津安二郎」監督の助監督に付いて、「東京物語」の助監督に付いた。でも小津安二郎監督は冷酷な人間で、今村昌平のお母さんが死んだとき、「母親の死て、こんな感じになるのか、、、」今村には、許せない暴言を吐いた。これに業を煮やした今村は、日活へ移籍した。ここで同じく松竹大船撮影所から転籍した「川島雄三」と出会う。最初、くだらない喜劇映画の監督だと思っていたが、一緒に仕事してみると、シナリオ作成では、川島監督の厳しい指導を受けてしまった。ここで何度も「川島雄三に、負けてなるものか?」と必死に演出面で川島を乗り越えようとする。川島監督は、近親結婚による劣勢遺伝子が原因のALSにかかっていた。でも川島監督は、絶対これを言い訳にしないで、必死に映画造りに取り組む。今村昌平、弟弟子である浦山桐雄を味方につけ、何度も川島雄三超えを目指すが、ALSをおして映画製作にあたる川島のことが分かり、「この人、命がけで映画監督をやっている」と。これが分かった今村、川島の代表作「幕末太陽傳」では、時代考証、演技指導、、、すべて川島の分身となって映画製作にあたる。川島は、ALSのせいで早死にしてしまうが、川島の「男らしい生き方」に感動、ノーベル書房から、「サヨナラだけが、人生だ」を出版することにした。川島の生き方は、ドキュメントそのものであり、また「サヨナラだけが、人生だ」は小説家井伏鱒二の「厄除け詩集」を好んだ川島のセリフを取り上げて表題としたものであった。のち、このドキュメントは小説界まで影響を及ぼし、藤本義一「生き急ぎの記」は直木賞候補にもノミネートされた。今村昌平はこの「サヨナラだけが人生だ」しか文学をリリースしなかったが、今でも人気があり、平成になっても「栄光なき天才 川島雄三」で取りあげられ、再度その文学的価値が認識された。今村昌平は、映画作品ではイマイチであったが、文学センスはあり、脚本家として有名となってしまった。今村の生涯は、川島雄三に影響を受けてしまった監督であると同時に、「人間は、死ぬことを分かったとき、どう生きる決断をするのか」、、、この作品は、生きる目的を失った方には、ジーンとくる作品です。(50代男性)
10.「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」
映画監督になりたい人に 「スクリプトドクターの脚本教室・初級篇」がおすすめの理由
スクリプトドクターという仕事があるのをご存知ですか?映画やドラマなどで問題がある所を指摘してくれる、文字通りスクリプト(脚本)ドクター(医者)です。 日本でこの仕事をしている方は数人しかいませんが、その1人三宅隆太さんが書いたこの書籍はスクリプトドクターのお仕事だけでなく、脚本を書く上での心得もしっかり書いてあるので、脚本家を目指す方なら読んでおいて損はない一冊です。(30代男性)
11.町山智浩「トラウマ映画館」
映画監督になりたい人に 町山智浩「トラウマ映画館」がおすすめの理由
観ていて決して明るい気分にはならないのに、記憶の底にずっとこびりついている。そんなトラウマ映画を映画評論家・町山智浩がどんどんレビュー。個人的な思入れを交えながら紹介される映画の数々は面白いものばかり。気になる作品があれば、一度観てみるのをオススメです!(30代女性)
12.J.Kローリング「ハリーポッターと賢者の石」
映画監督になりたい人に J.Kローリング「ハリーポッターと賢者の石」がおすすめの理由
他の本にはない、特別な世界観があります。読み出したら世界観に引き込まれていきますし、キャラクター設定もしっかりとしていて、文章を読んでいると想像力が高まり、又、表現力の勉強にもなります。作家を目指している方や映画の勉強をしたい方には学ぶ機会にもなると思います。(20代女性)
13.ドリュー・キャスパー「ハリウッド白熱教室」
映画監督になりたい人に ドリュー・キャスパー「ハリウッド白熱教室」がおすすめの理由
ハリウッド映画に興味のある人なら、その作品がどのように作られているのかを知ることができ有意義な一冊だと思います。特にカメラワークなど普段あまり意識していなかった視点からの解説は、映画をより一段深く楽しめるきっかけになりました。(30代女性)
14.森見登美彦「ペンギンハイウェイ」
映画監督になりたい人に 森見登美彦「ペンギンハイウェイ」がおすすめの理由
実際にアニメ映画化されているが、日常の中に現れる非日常をすんなり受け入れる登場人物たちの感性や、主人公が子どもであることならではの成長過程、環境が丁寧に表現されている作品です。SFっぽいところもあり実写化は難しいようにも思えますが、人の心の動きをどう描くか、山場のシーンをどう捉えて表現するか、とても考えさせられます。(20代女性)
15.セス・グレアム=スミス (著) 入間眞(訳)「ホラー映画で殺されない方法」
映画監督になりたい人に セス・グレアム=スミス (著) 入間眞(訳)「ホラー映画で殺されない方法」がおすすめの理由
もしもホラー映画の中に入ってしまったらどうやって生き残るのか、を教えてくれるバカバカしくもありがたい一冊。読んでいて笑いが止まりません。これでもうホラー映画の中に入ってしまっても大丈夫!巻末には数々のホラー映画の紹介もあります。映画監督になりたい方には絶対おすすめです。(40代女性)
16.宇見野 三足「ワンピースは実在している」
映画監督になりたい人に 宇見野 三足「ワンピースは実在している」がおすすめの理由
漫画・アニメのワンピースの考察本ではなく、ワンピ―スの世界観と照らし合わせ、現実世界の表ではなく裏で実際に起きている真実を紹介・考察している本です。日本のテレビや新聞を見ていても知る事が出来ない事実がこの一冊の中に詰まっています。映画監督を目指す人には教養として是非読んでおいて欲しい内容です。(30代男性)
17.町山 智浩「映画と本の意外な関係!」
映画監督になりたい人に 町山 智浩「映画と本の意外な関係!」がおすすめの理由
映画に登場する書棚の中にある本に注目していたり、さり気なく差し込まれる詩などに実は深い意味があることなど、知らなかった事実が豊富に盛り込まれていて楽しいです。特に名作と呼ばれる映画は、実に細かな点まで意識して作られていることを改めて感じさせられました。(30代女性)
18.「映画になった戦慄の実話」
映画監督になりたい人に 「映画になった戦慄の実話」がおすすめの理由
映画化された実際にあった話を紹介しています。紹介されている映画は実話に基づいて作られたものではありますが、この本には映画では描ききれなかった生々しい実際の詳しい内容が書いてあり、見た事のある映画があると更に興味深く読める本です。(30代女性)
19.町山 智浩「映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)」
映画監督になりたい人に 町山 智浩「映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)」がおすすめの理由
サブタイトルにあるような有名な映画について掘り下げて知ることができる本です。監督自身の実生活や時代背景を通してその映画が誕生するに至る過程が見えてきます。何かを作るということは内面を曝け出したり、沢山の犠牲を強いられることもある。架空であっても現実とリンクする事が多く、心に残る映画は意思を持っているように感じてきます。具体的に映画の撮り方がわかるような本ではありませんが、不思議と映画を撮る意味までわかる気がするので「映画を撮りたい!」と考えている方にお勧めしたい一冊です。(40代女性)
20.シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」
映画監督になりたい人に シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」がおすすめの理由
ハリウッド脚本術の三幕構成の古典的な名著。具体的な作品例をあげながら脚本の構造を論理的に解説していく。ただ漫然と映画を鑑賞するのではなく、映画を構造まで見抜く目が養われる。脚本術の本ではあるが映画好きなら読んで損はない。(30代男性)
21.北野武 他2名「映画監督、北野武」
映画監督になりたい人に 北野武 他2名「映画監督、北野武」がおすすめの理由
映画監督である北野武さんの事がわかる本です。 最新作アウトレイジ最終章を見る前に読んでみることをオススメします。 北野作品の誕生のいきさつが書いてあるので楽しめます。 個人的には大杉漣さんのページが気に入りました。(40代女性)
22.波多野哲朗「映画監督になるには」
映画監督になりたい人に 波多野哲朗「映画監督になるには」がおすすめの理由
とにかく映画監督になるためにどんなことが必要か、そしておもしろい映画の作り方、パフォーマンス等、事細かに教えてくれる本です。読みながら、色々な雑学も知ることができる、中には面白おかしい内容もあるので、非常に読みやすいと思います。(30代男性)
23.泊 貴洋「映画監督への道: 40人が語る監督になるための発想と技法」
映画監督になりたい人に 泊 貴洋「映画監督への道: 40人が語る監督になるための発想と技法」がおすすめの理由
映画監督は、生活費に困り、若い頃に流浪の旅に出ていなければならないというなわけではなくて、40人それぞれの顔があり、また、40人それぞれの作品には独自の姿があり、だから映画を観るのをやめられないと思いました。(50代男性)
24.木全 公彦「映画業界で働く」
映画監督になりたい人に 木全 公彦「映画業界で働く」がおすすめの理由
映画監督になる方法や、なり方の本を読むよりこの本をおすすめします。映画には監督、俳優、脚本家や現場のスタッフとさまざまな人がまわりで働いています。この本は、プロデューサーや、映画を世に出すために日々奮闘している人を紹介しているので現場のことがよくわかっていいと思います。(40代女性)
25.フェーリクスメラー「映画大臣」
映画監督になりたい人に フェーリクスメラー「映画大臣」がおすすめの理由
ナチス・ドイツ時代の映画と映画政策について描写されます。ナチス時代の映画は、プロパガンダ映画といえど政権が作ったものとは限りません。むしろ、製作会社が作ったプロパガンダ映画に対して、政府が難色を示した例もあります。ナチス側が、映画のメディアとしての効果を熟知していたからこその政策であったことが伺えます。(30代男性)
26.モルモット吉田「映画評論・入門! 観る、読む、書く 映画秘宝セレクション モルモット吉田」
映画監督になりたい人に モルモット吉田「映画評論・入門! 観る、読む、書く 映画秘宝セレクション モルモット吉田」がおすすめの理由
映画監督になるためには険しい道のりが待っている。リアルタイムでその映画の質を見極め、ジャッジを下す。『七人の侍』『ゴジラ』から『世界残酷物語』『太陽を盗んだ男』まで、公開当時に喧々諤々の論議を呼んだ。そんな名作の数々について書かれた映画評論を再検証した「リアルタイム映画評論REMIX」を含む、新しい“映画評論”の形(20代男性)
27.石阪昌三「巨匠たちの伝説」
映画監督になりたい人に 石阪昌三「巨匠たちの伝説」がおすすめの理由
日本映画黄金時代の巨匠、名匠監督たちのエピソードをまとめた本です。 上下巻とあり、取り上げているのは、あの黒沢明監督、小津安二郎監督、山田洋二監督、内田吐夢監督、森田芳光監督、川島雄三監督などです。 この著者は、実際の映画撮影現場に行って、これら映画監督にインタビューし、結論として「普通の人とは違う、変人たち」であると結論を得る。 ただ、どの監督さんも創造性を重視するあまり、孤独になってしまったのでは?との結論を得ています。 内容的にも面白く、どの映画監督さんも個性のある人で、なかなか面白いが、普通の人とは違うという結論を得ています。 参考にしてください。(50代男性)
28.「黒澤 明-夢のあしあと」
映画監督になりたい人に 「黒澤 明-夢のあしあと」がおすすめの理由
この本は、映画監督黒澤明についてあらゆる本が書いてある本です。その生涯、各々の作品について、また、黒澤明の趣味嗜好なども詳細に書かれています。これを読めば、黒澤明の、いや映画のことが分かると思います。この本は、絶版になってしまいましたがとても素晴らしいので、選びました。(20代男性)
29.町山智浩「今のアメリカがわかる映画100本」
映画監督になりたい人に 町山智浩「今のアメリカがわかる映画100本」がおすすめの理由
この本は政治的な要素も含んでいてそこら辺も読んでいて楽しめます。 ただ、よほど映画ファンでないとつまらないかもしれません。 なぜなら日本で上映されてないものも多いので。 それでも簡単なあらすじが書いてあり映画を作りたい方にはぜひおすすめです。(40代女性)
30.小野不由美「屍鬼」
映画監督になりたい人に 小野不由美「屍鬼」がおすすめの理由
医療ドラマのように思わせておいた序盤からは考えられないどんでん返しがある作品。ストーリーの作り方や構成が独特かつユーモアがあるホラーなので脚本書く人にはぜひおすすめしたい本です。登場人物が多いことも見どころの一つです(20代男性)
31.市川 昆 森 遊机「市川 崑の映画たち」
映画監督になりたい人に 市川 昆 森 遊机「市川 崑の映画たち」がおすすめの理由
映画監督「市川 昆」氏は黒沢 明のあと、東宝を代表する監督として登場してきた監督さんである。ただ、最初は「役者さん」からスタートして、「東宝争議」があり、その間、戦後のにっかつ、大映とわたりあるくことを余儀なくされた。彼の映画監督人生で転機が訪れたのは、にっかつ時代である。このとき、「ビルマの竪琴」でベネチア映画祭グランプリを取る。ここで映画監督として一般にも認められ、「おとうと」や「東京オリンピック」とかのドキュメントタッチの映画を手掛ける。映画衰退時、映画を製作するための資金作りのため、「木枯し紋次郎」を製作することとなった。皮肉にも、映画「股旅」は不人気であったが、「木枯し紋次郎」は大ヒットした。この本では、市川監督の映像感覚について、記載が詳しく、ロケ地を探す苦労が良く記載されている。市川監督ファンにはもちろん、映画人気は、シナリオ選択も重要であることを示している。映画監督志望の方には、よいテキストとなる本でもある。(50代男性)
32.小川糸「食堂かたつむり」
映画監督になりたい人に 小川糸「食堂かたつむり」がおすすめの理由
映画にもなった本ですが、ショックで声を失った女性が食堂を開いて、食べた人達に小さな幸せが訪れるとゆう所がとても魅力的です。話すことができなくとも、人を温かい気持ちにできる、そして命あるものを当たり前に食すとゆうことがどうゆうことなのか、考えさせられる本です。映画監督になりたいかたには、話さないことで伝わる表情や暖かみがある一冊なので、ぜひ読んでもらいたいです。(30代女性)
33.映像塾プロジェクト 編「深作欣二 ラスト・メッセージ」
映画監督になりたい人に 映像塾プロジェクト 編「深作欣二 ラスト・メッセージ」がおすすめの理由
内容は主に映画監督の深作欣二さんが語った言葉を活字にして編集されたものです。もちろん自身の作品に関してのことも多く書かれていて面白いのですが、それ以上に考え方や信念を語られている部分は興味深いです。本の最初に「深作欣二監督メッセージ」が書かれています。その名言集の部分を読むだけでも大変勉強になると思います。(40代男性)
34.川村元気「世界から猫が消えたなら」
映画監督になりたい人に 川村元気「世界から猫が消えたなら」がおすすめの理由
大事なものが1つずつ消えていくというストーリーです。自分にとって何が大切であるのか、何を優先させて生きて行くのか、などを考えさせてくれる本です。自分のことを考えるきっかけにも便利になりすぎた世の中を考えるのにも良い本だと思います。映画化もされているので、本を読んで映画を見たらどの点を映画化して行くのか学べると思い「映画監督になりたい人にオススメ」としました。(20代女性)
35.村上龍「村上龍映画小説集」
映画監督になりたい人に 村上龍「村上龍映画小説集」がおすすめの理由
氏による映画にまつわる短編集とそのままの内容のエッセイです。とはいえ、映画監督として実際に映画を作ることのある氏ならではの切り口とよもやま話には実生活でも使えるトリビアとして利用価値のあるお話が多く、実用的な一冊であると思ったためです。(30代女性)
36.映画秘宝編集部「底抜け超大作 (映画秘宝コレクション)」
映画監督になりたい人に 映画秘宝編集部「底抜け超大作 (映画秘宝コレクション)」がおすすめの理由
映画が好きな人なら、そうなんだよねと共感しながら笑う事が出来る一冊です。『エアポートシリーズ』から『新幹線大爆破』まで数多くの映画作品を、とびっきり映画に詳しい評論家やライターの方が、鋭い突っ込み付きで語っておられる素晴らしい一冊です。(40代女性)
37.友成純一「内臓幻想」
映画監督になりたい人に 友成純一「内臓幻想」がおすすめの理由
友成純一という名前を目にしたただけでニヤリとした方はマニアックなファンでしょう。 80年代半ばブームになったホラー映画についての評論集で、今はなきペヨトル工房というカルトな出版社から93年に出た本であり、現在は入手困難だ。 作者が取り上げたホラー映画監督はデイヴィット・クローネンバーグ、サム・ライミ、ドビー・フーパーからブライアン・デ・パルマ、ダリオ・アルジェント、デイヴィッド・リンチなど。そして映画監督ではないがスティーブン・キングについても論じている。 また、香港のホラーにも触れていて、私がこの本で初めて知った「養鬼」というトンデモナイC級映画も紹介されている。私もレンタルビデオで観たのだがこのテのしょうもない映画好きには堪らない作品だった。 この本に書かれた原稿の大半は80年代半ばの映画雑誌、ビデオ雑誌等に掲載されたものなので現時点で振り返るとちょっと古さを感じるかもしれないが、当時を知るホラーファンなら多少なりとも興味を持って読めると思う。(40代男性)
38.冨樫森「俳優の演技術 映画監督が教える脚本の読み方 役の作り方」
映画監督になりたい人に 冨樫森「俳優の演技術 映画監督が教える脚本の読み方 役の作り方」がおすすめの理由
いわゆるカメラワークの方法などについての本ではありません。それ以前の脚本の読み取り方について書いてあります。映画監督はまず、脚本を的確に“読め”なければなりません。脚本はセリフとアクション(行動)のみで構成されています。監督はこれら、セリフとアクションの背後にあるもの、つまり、登場人物が脚本の中で何をし、何を話しているのかと共に、“なぜ”その行動をし、“なぜ”その言葉を発したのかを掴む必要があるのです。この本はそこに焦点を当て、それをとっかかりとしての映画作りや演技指導の方法、又、俳優にとっての役の掴み方を語っています。脚本を得た監督が最初に行うべきで、最も大切なことが、この本には書いてあるのです。(50代男性)
39.橋本忍「複眼の映像」
映画監督になりたい人に 橋本忍「複眼の映像」がおすすめの理由
黒澤明の『羅生門』『生きる』『七人の侍』の脚本を担当した脚本家である。橋本忍による黒澤映画への姿勢を克明に記したもので、シナリオライター、作家を目指す人には是とも読んで頂きたい。登場人物の名前の付け方や山手線内での人物観察などエピソードに富んでいます。(60代男性)
40.丸山昇「報道協定」
映画監督になりたい人に 丸山昇「報道協定」がおすすめの理由
ドキュメンタリー映画を作りたいなら、それだけの情報とジャーナリストとしての取材が必要。 映画にしろドラマにしろニュースにしろ報道の仕方が重要。その上で、必ず壁になるのが、報道協定だと思います。 この本では様々の事例に基づいて報道協定がどのように使われているのか、分かりやすく説明されている本です。 情報源となる、情報は報道協定によって取材が出来なくなったり情報源として、情報を貰えたりするのが報道協定です。 色んな角度から取材できるのでおススメします。(20代女性)
41.菊地秀行「魔界シネマ館」
映画監督になりたい人に 菊地秀行「魔界シネマ館」がおすすめの理由
無類のホラー映画ファンである菊地氏がドラキュラ、SFホラー、スプラッター、等々恐怖映画に対する思いの丈をぶつけたホラー映画エッセイ集とでもいうべき一冊です。私はスプラッター映画のファンなので興味深々で読めました。菊地氏にとって永遠のアイドルでもあるクリストファー・リーとの対談(これは文庫版のみに収録)があったりとバラエティに富んだ作品です。(40代男性)