【2019年】有川浩おすすめの本ランキングTOP7
昔好きな人に勧められて本を読んだのですが、とっても面白くてそれ以来好きな小説家さんになりました。きゅんとする描写や、思わず笑ってしまう描写がうまい小説家さんだなと感じます。すらすら読めてしまうので、読み始めると止まらなくなる小説家さんです。有川浩さんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。
第7位.有川浩「空飛ぶ広報室」
有川浩「空飛ぶ広報室」がおすすめの理由
有川浩さんといえば「自衛隊シリーズ」!今回もいつも通りガンガン飛行機の飛ぶ自衛隊内部の話だと思いきや、空飛ぶ広報室は航空自衛隊の広報室が舞台でした。主人公の空井は昔パイロットをしていたのですが、交通事故によってパイロットが出来なくなります。その出来なくなったと聞かされた時の空井の心理描写が痛ましくて、始まって数ページながら思わずぐっときてしまいました。その後、広報室へ配属され空井は新人広報官として活躍する訳ですが、同じ広報室で働く人々もキャラが濃いです。女性の柚木さんが男前すぎてかっこいいし、男性の比嘉さんは仕事に一直線でかっこいい。さらに室長である鷺坂さんには、その仕事ぶりにきゅんとさせられっぱなしでした。この本はTBSでドラマ化もされたのですが、キャストも本から飛び出てきたのでは?と思うほどピッタリでした。本と一緒に楽しめるのでおすすめです。
第6位.有川浩「キケン」
有川浩「キケン」がおすすめの理由
読んだ後、これ本にして本当に大丈夫!?と思うほどのネタの豊富さでした。本をあまり読まない男性の方にもおすすめできます。西南電気工学大学に入学した元山を通じて、一緒にその体験をしている気分になりました。タイトルのキケンですが、早めにネタ回収されます。主人公が入部することになる「機械制御研究部」を略してキケンと呼んでいるのでこのタイトルなのだなーとわかりました。元山が主人公だと思うのですが、キケンの部長・上野と副部長・大神のキャラが濃すぎて完全に食われてます。何故男性の方におすすめと言ったのかは、上野が「ユナ・ボマー」、大神が「大魔神」と呼ばれているから。上野さんの行動がとんでもない。頭の良い理系男子ってすごいと関心してしまいました。そして、途中の展開で大神がものすごく可哀想でした。でも男女交際するにあたってあるあるかなと…。そんなところも楽しんでもらえる本だと思います。
第5位.有川浩「阪急電車」
有川浩「阪急電車」がおすすめの理由
神戸に実在する阪急電車をモチーフに書かれた作品です。駅ごとに話がわかれていて、割とサクッと読める本だと思います。電車を通じて人が繋がっていく作品なのですが、最初はすごく心が痛む展開。往路で心が痛んで、復路で「ああ、良かった」とほっと一息つけるような作品です。また、この本に出てくる時江さんが素敵。有川さんの書くご老人ってとても素敵な方しか出てこないので、こんな人になりたいなと思わされます。時江さんの、翔子が彼に裏切られた行動とその後の話を聞き、優しく諭す姿がとても良かったです。電車での出会いっていうのもいいなあと感じる話でした。また、ミサという女子大生も彼氏の行動に悩まされているのですが、本の中で解決されてすごく良かったです。ちょっと調子良すぎないか?とは思いましたが、なんとかなって良かったねとほっと一息つきました。この本も中谷美紀さん主演で映画化になっています。
第4位.有川浩「植物図鑑」
有川浩「植物図鑑」がおすすめの理由
植物図鑑は、元はケータイ小説サイトで連載されていたものをまとめたものです。途中展開が辛くなるのですが、その時に見るのが辛かったのを覚えています。主人公のさやかが、樹を拾ったことから物語がスタートします。出会い方がまた面白くて、思わずくすっとしてしまいます。現実にこんな男性はいないよなぁと感じるのですが、それがまたいい作品だと思います。さやかは樹との生活の中で、食べられる野草を探して料理していくのですが、それがどれも美味しそう。思わず食べたい!樹つくって!と言いたくなるようなものばかりでした。途中はさやかの気持ちになってしまってとっても辛いのですが、ひたむきに頑張る姿に思わず頑張れと応援したくなるストーリー展開でした。樹の行動にきゅんとする描写が多かったので、きゅんと感じたい女性の方におすすめしたい本です。
第3位.有川浩「三匹のおっさん」
有川浩「三匹のおっさん」がおすすめの理由
思わず「かっこいい」と声に出して言ってしまうぐらい、かっこいいおっさん達3人がメインのお話です。子供の頃からの付き合いであるキヨ・シゲ・ノリの3人コンビが様々な問題を解決していくのですが、この中でも一番ノリさんが危険人物です。いい人だけれど危険人物なので、読んでいて行動が面白い。この本のくすっと笑えるポイントは、彼の行動だと思います。また、ノリさんの娘である早苗ちゃんがとてもかわいい。キヨさんの孫である祐希が好きになるのもしょうがないと思えるほどです。こちらも、本を読んでいて2人を応援せずにはいられませんでした。また、こちらの本もテレビ東京でドラマ化されています。メインのおっさん3人のキャストがピッタリすぎて、最初は笑ってしまいました。本の内容そのままドラマ化しているので、この本と一緒に楽しむのもおすすめです。
第2位.有川浩「別冊図書館戦争Ⅱ」
有川浩「別冊図書館戦争Ⅱ」がおすすめの理由
こちらの本ですが、図書館戦争シリーズのその後談のお話です。メインは図書館戦争の主人公・笠原の同僚である柴崎。彼女が巻き込まれた事件を解決するべく、片想いをしている手塚が奮闘します。柴崎は面倒な性格なのですが、でも女の人なら思わず共感する部分も多く、「わかるけどもっと素直になって」と言いたくなるストーリー展開でした。こちらの本で図書館戦争シリーズが終わりなのだなと感じるので寂しくも感じるのですが、図書館戦争で出てきたキャラがすごくイチャイチャしているのでかなり甘めなお話です。砂糖水を飲んでいるかのような気分になるので、恋愛成分を摂取したい時におすすめです。やはり図書館戦争シリーズを全て読んでからでないと楽しめないなと思うので、全て読んでからこちらの本を読むのをおすすめします。最終の話にはピッタリで、スッキリと終わった感がありました。
第1位.有川浩「図書館戦争」
有川浩「図書館戦争」がおすすめの理由
図書館戦争シリーズ最初の巻。物語が始まる、核となる話でした。主人公・笠原の甘さに少しイライラする人もいるかもしれませんが、段々成長する彼女に正直心打たれる作品です。そして彼女の天然とも言える発言の数々が面白い。思わず声をあげて笑ってしまいました。有川作品定番なのですが、やはり周りのキャラもかっこいいと感じるキャラクターが多かったです。笠原の上司である堂上もかたくなながらもかっこよく、笠原が入ることになる図書特殊部隊隊長の玄田さんも人間技とは思えないほどかっこいい。男性キャラがすばらしく濃くてかっこよかったです。女性陣も負けてはおらず笠原の同僚の柴崎も優秀ですし、記者の折口さんも玄田さんとセットで面白かったです。映画も2作公開されているので、本と合わせておすすめします。連動して楽しめるので、ぜひ映画と一緒に見てみてください。