AKB48人気曲おすすめランキングTOP10
AKB48は秋元康プロデュースで2005年に結成し翌年デビュー。当初はアイドル不毛時代でインディーズからのスタート。話題にはなったが、人気が出るまではなかなか芽が出ず、メンバー自らビラ配りや握手会イベント等をきっかけに人気が出るようになった。現在はともかく当時の努力が報われた苦労や様々な曲の中でもファンを飽きさせない作品などを評価したいのが好きな理由です。そんなAKB48のおすすめの曲をランキング形式でご紹介します。
第10位.AKB48「UZA」
当時は批判も多く、パッとしないイメージがあったが今改めて聴くと激しいイントロや大島優子と松井珠理奈の似たタイプのふたりがセンターなのもダンサブルでクールさが極まってていい。前田敦子が卒業、念願の東京ドームコンサートを成功させ失速することなく次のステップを踏み出そうと、ちょっとこれまでにない妖艶な雰囲気も醸し出している。
公式ではないが「UZA」はウザいという意味の他にUはアルファベットの21番目、Zは26番目、Aは1番目。全てを合わせると48になる。という考え方やUはあなた(you)、Zはアルファベットの最後、Aはアルファベットの最初ということで、「あなたと共にリスタートする」というまるで謎解きのような裏設定も噂になった。初披露の時は振り付けが間に合わず急遽プロの男性ダンサーが務めたりするなどドタバタぶりもあり混乱もあった。
第9位.AKB48「Green Flash」
太陽が昇る瞬間、または沈む瞬間に緑色に輝く稀な現象のことをグリーンフラッシュと呼ぶ。サビの「夕暮れが夜に変わる前に今日のその悲しみは置いて行こう」これが全てを物語っている。ツラい毎日、世の中明るい兆しが全く見えない。そんな日々を引きずらないでまた明日をリセットしよう。
落ち込んで立ち直るのもまた一苦労な人達にそっと背中を押してくれる前向きな曲。小嶋陽菜と柏木由紀のWセンター。柏木は初のセンター曲になる。小嶋は明るいイメージの方が強いがAKBのシングル曲ではこの曲の他に、「ハート・エレキ」「シュートサイン」といったちょっと陰のある哀愁漂うメッセージ性の強い曲のセンターが多い。またそういうイメージを表現できる数少ないメンバーとも言える。
第8位.AKB48「10年桜」
デビュー当初から桜の咲く時期には毎年必ず桜ソングをリリースしてきたAKB48。その中でも一番ノリがよく元気と希望を与えてくれる曲。思わず叫びたくなるような歌詞、卒業はプロセス、またいつか会おう。など前向きな印象を与える。
基本卒業ソング、春の歌となると涙、別れ、旅立ちといったややネガティブな感じはあるが、この曲にはあまり感じられない。AメロからBメロまでは若干暗いというか切ない思いも込められているが、サビで一気に明るく盛り返している。「10年後にまた会おう」この曲がリリースしたのが2009年。あれから10年後、2019年まさに今年がその年に当たる。
第7位.AKB48「涙サプライズ」
TBSの年末年始CDTV特番では必ずAKB48が出演した際に最新曲や過去のヒット曲と共に歌う曲。番組では曲の締めの「お誕生日おめでとう」のところを「明けましておめでとう」と歌詞を変えている。サビの「ハッピーハッピーバースデー」とあるようにバースデーソングの定番。
女の子達のちょっとしたイタズラからの誕生日サプライズ演出の雰囲気やこれまでの流れが可愛らしく表現されていて、仲間達の祝福ムードが伝わる笑顔の溢れる感じが凄く伝わってくる良曲。曲自体はヒットしたわけではないが当時AKB48が本格的なブレイクという兆しもあり一般的にも浸透している。
第6位.AKB48「上からマリコ」
第2回じゃんけん選抜で優勝した篠田麻里子の初センターシングル。福岡からひとり上京して右往左往したあげく劇場のカフェで働くところを秋元康に推薦され、ファンやメンバーの了解を得てメンバー入り。初期は数少ない20歳以上のメンバーだったことからビラ配りなど地味な活動もさせられた苦労人。
このシングルはこれまでの彼女へのご褒美とも言える。当初は若手メンバーが優勝することを想定し「走れ!ペンギン」という別の曲が用意されていたが、篠田とイメージが異なるので新たに用意された。AKBのシングルでメンバー名の入る曲は初めて。彼女のイメージにピッタリの曲になった。「麻里子」を「マリコ」にしたことでカラオケでも全国の「マリコ」さんの定番曲になったのは言うまででもない。
第5位.AKB48「君はメロディー」
2016年3月、所属のHKT48でさえ単独センターの経験がなかった宮脇咲良をセンターに、AKB48の10周年記念シングルとしてOGの前田敦子、大島優子、篠田麻里子、板野友美を迎えたシングル。あの頃と今現在の進行形をシンクロさせたような、懐かしさと現在の位置を確かめる歌詞が印象的で何度も聴くと味わい深い曲。
かつていたメンバー達が多忙を極めながらも全盛期を駆け抜けいった当時を懐かしむと共に、グループの将来を宮脇ら若い世代へと託す期待も込められている。当時宮脇は17歳。初々しさと純粋なイメージでPVでは前田と大島から同時に頬にキスされ顔を赤くしていたのが可愛らしい。
第4位.AKB48「チャンスの順番」
AKB48第1回じゃんけん選抜で優勝した内田眞由美がセンターのシングル。全く無名でメンバーの中でも埋もれていた存在だった内田が当時人気絶頂期のAKB48のセンターという大役を任される。
さすがに前田敦子や大島優子らメンバーの主軸が不在なことから大ヒットにはならなかったが、努力を惜しまなければ、必ずチャンスは巡ってくるというメッセージの勇気づけられる曲。結果的に主要メンバーが多忙を極め、次のシングルを出すのがスケジュール的に難しくなったことから、じゃんけん選抜として残りのメンバーも効率よくメディアに進出できるという利点があった。
第3位.AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
「ツキを呼ぶには笑顔をみせること」「人生捨てたもんじゃないよね」「未来はそんな悪くないよ」など歌詞にがいい。選抜総選挙で指原莉乃が初めて1位になりAKB48初のセンターに。当時はネガティブキャラ、ヘタレキャラだった指原。そんなダメな自分でも総選挙1位になれる。
みんなの人気者になれる。だからくよくよせず、前向きに頑張ろうという気持ちが胸にささる。日本だけでなく他の海外の48グループでも母国語でリリースされヒットした。振り付けも話題になりAKB48の代表曲のひとつとなっている。当時メンバーにはあまり評判は良くなかったが、音楽評論家など玄人受けし、サザンの桑田佳祐も絶賛している。
第2位.AKB48「大声ダイヤモンド」
AKB48を語る上で欠かすことの出来ない曲。ソニーのレーベルから契約打ち切り、キングレコードに移籍後最初のシングル。ここから徐々にAKB48のブレイクが始まっていくのだが、逃した魚は大きかったと後にソニーが乃木坂46を誕生させるきっかけでもある。グループ内でも転機があり、年長者メンバーの大量脱退、SDN48への移籍などゴタゴタした時期でもある。
そんな窮地を救ったのが松井珠理奈。まだ若干11歳の彼女が単独でシングルのジャケットを飾った。ただでさえメンバーの多いグループなのにジャケットが松井ひとりというのも初めてでしかも彼女はSKE48の1期生なのにいきなりAKBに加わりさらにセンターを務めるという異例の抜擢。当時は批判もあったが、逆にインパクトを与えAKBの注目度も高まる。曲も好きって気持ちを大声で叫ぼうという強いメッセージソングでこちらも人気のナンバー。
第1位.AKB48「Beginner」
AKB48初のミリオン、2010年の年間シングル1位。これまでのAKB48の可愛いアイドルソングから一転、メッセージ性の強い曲になっている。今でいう欅坂46に近い。衣装もヒラヒラで華やかな感じからより制服に近い緩めた黒ネクタイと短めのジャケットにミニスカート。
当時AKB史上最も激しいダンスと紹介された。高橋みなみの「in your position set!」というセリフからイントロが始まる。これは約1年前のAKBがブレイクした「RIVER」での高橋みなみによる曲の頭出し「AKB48」のコールに通ずるものがあり、この曲に懸ける思いの強さを感じさせられる。