- 本屋大賞 歴代大賞受賞作品・作家一覧
- 2019年 本屋大賞『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(著)文藝春秋
- 2018年 本屋大賞『かがみの孤城』辻村深月(著)ポプラ社
- 2017年 本屋大賞『蜜蜂と遠雷』恩田陸(著)幻冬舎
- 2016年 本屋大賞『羊と鋼の森』宮下奈都(著)文藝春秋
- 2015年 本屋大賞『鹿の王』上橋菜穂子(著)KADOKAWA 角川書店
- 2014年 本屋大賞『村上海賊の娘』和田竜(著)新潮社
- 2013年 本屋大賞『海賊とよばれた男』百田尚樹(著)講談社
- 2012年 本屋大賞『舟を編む』著/三浦しをん(光文社)
- 2011年 本屋大賞『謎解きはディナーのあとで』著/東川篤哉(小学館)
- 2010年 本屋大賞『天地明察』著/冲方丁 (角川書店)
- 2009年 本屋大賞『告白』 著/湊かなえ(双葉社)
- 2008年 本屋大賞『ゴールデンスランバー』 著/伊坂幸太郎(新潮社)
- 2007年 本屋大賞『一瞬の風になれ』著/佐藤 多佳子(講談社)
- 2006年 本屋大賞『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』著/リリー・フランキー(扶桑社)
- 2005年 本屋大賞『夜のピクニック』著/恩田 陸(新潮社)
- 2004年 本屋大賞『博士の愛した数式』著/小川 洋子(新潮社)
本屋大賞 歴代大賞受賞作品・作家一覧
「売り場からベストセラーをつくる!」をコンセプトに本屋の書店員の投票だけで選ばれる賞「本屋大賞」で大賞(1位)を受賞した作品・作家の一覧とあらすじをまとめました。
2019年 本屋大賞『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(著)文藝春秋
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(著)文藝春秋の内容
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作
2018年 本屋大賞『かがみの孤城』辻村深月(著)ポプラ社
『かがみの孤城』辻村深月(著)ポプラ社の内容
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
2017年 本屋大賞『蜜蜂と遠雷』恩田陸(著)幻冬舎
『蜜蜂と遠雷』恩田陸(著)幻冬舎の内容
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
2016年 本屋大賞『羊と鋼の森』宮下奈都(著)文藝春秋
『羊と鋼の森』宮下奈都(著)文藝春秋の内容
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。
2015年 本屋大賞『鹿の王』上橋菜穂子(著)KADOKAWA 角川書店
『鹿の王』上橋菜穂子(著)KADOKAWA 角川書店の内容
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう!
2014年 本屋大賞『村上海賊の娘』和田竜(著)新潮社
『村上海賊の娘』和田竜(著)新潮社の内容
時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。
2013年 本屋大賞『海賊とよばれた男』百田尚樹(著)講談社
『海賊とよばれた男』百田尚樹(著)講談社の内容
「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル
2012年 本屋大賞『舟を編む』著/三浦しをん(光文社)
『舟を編む』著/三浦しをん(光文社)の内容
出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。
2011年 本屋大賞『謎解きはディナーのあとで』著/東川篤哉(小学館)
『謎解きはディナーのあとで』著/東川篤哉(小学館)の内容
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事(デカ)と毒舌執事が難事件に挑戦!ユーモアたっぷりの本格ミステリ、ここに登場!国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――
2010年 本屋大賞『天地明察』著/冲方丁 (角川書店)
『天地明察』著/冲方丁 (角川書店)の内容
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。
2009年 本屋大賞『告白』 著/湊かなえ(双葉社)
『告白』 著/湊かなえ(双葉社)の内容
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。
2008年 本屋大賞『ゴールデンスランバー』 著/伊坂幸太郎(新潮社)
『ゴールデンスランバー』 著/伊坂幸太郎(新潮社)の内容
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?
2007年 本屋大賞『一瞬の風になれ』著/佐藤 多佳子(講談社)
『一瞬の風になれ』著/佐藤 多佳子(講談社)の内容
春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。
2006年 本屋大賞『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』著/リリー・フランキー(扶桑社)
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』著/リリー・フランキー(扶桑社)の内容
オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人—-。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る—-。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。
2005年 本屋大賞『夜のピクニック』著/恩田 陸(新潮社)
『夜のピクニック』著/恩田 陸(新潮社)の内容
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
2004年 本屋大賞『博士の愛した数式』著/小川 洋子(新潮社)
『博士の愛した数式』著/小川 洋子(新潮社)の内容
[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。
コメント