2019年シドおすすめの曲ランキング10
シドを知ったのは14歳の頃で、当時のビジュアル系のイメージは髪の毛逆立てて濃いメイクをして楽器を破壊し「死ね」「殺す」など過激な歌を歌う人という偏見があったのですが、シドの曲を初めて聴いた瞬間に今まで抱いていたイメージはただの偏見だったのだと気付かされました。それからというもの、嬉しかったとき、悲しかったとき、悔しかったときなど私の人生のどの瞬間にもシドがいます。
第10位.シド「Dear Tokyo」
これもまたライブで人気の一曲です。明るいロック調で、この曲に励まされたというファンも多いと思います。「その手の中には可能性が腹を空かせてる」「今日のこと今日1日のこと胸を張って誇れますか」など、聴いてる側も鼓舞されるような前向きになれるメッセージに胸を打たれます。福岡、埼玉、千葉など地方から上京してきて、バンド結成して努力で這い上がってきた経験のある彼らだからこそ歌える曲だと思います。東京など都会に出て行って、そこで頑張っていこうと思っている人におすすめです。私も地元を離れ、不安に感じていた頃に何度も励まされたことがあるのでいろんな人に聴いてほしいです。
第9位.シド「眩暈」
2008年発売「Side B complete collection〜e.B〜」に収録されているごりごりのロックでライブ映えする一曲です。激しい重低音に、マオ(Vo.)のシャウトに、興奮せざるをえなくなります。とにかくこの曲に関しては音源で聴くより、ライブ会場で生の演奏を聴いた方が何倍も魅力が伝わると思います。個人的に好きな歌詞は落ちサビの「だからもっと頂戴試して頂戴触って頂戴もっと頂戴揺らして頂戴壊して頂戴」という部分で、特に深い意味があるわけではないのですが、ライブでのマオ(Vo.)の歌い方がセクシーで大好きです。激しい曲が好きな人に勧めたい一曲です。
第8位.シド「恋におちて」
シドは、インディーズの頃から昭和歌謡曲のような懐かしさを感じられる曲が多いのも特徴の1つです。そしてこの曲はメジャーデビューしてから初の昭和歌謡曲風なメロディーの曲だと思います。イントロのギター、アウトロなど随所にムーディーなフレーズがあります。サビの歌詞も「恋におちて綺麗になれるとか幸せな誰かの戯言でしょう」と、これまた昭和歌謡に出てきそうなちょっと不幸せな男運のない女性の言いそうな感じが好きだったりします。昔のシドの良さと洗練されてきた現在のシドの良さ、両方が一度に楽しめる一曲だと思います。
第7位.シド「アリバイ」
これもまたファンに人気の曲です。ボーカルのマオは福岡県久留米市出身で、時々歌詞の中に福岡の地名が登場することがあるのですがこの曲にも「久留米駅」が登場します。歌詞は男と別れる時の女を描いた曲で、別れを切り出すけれどもどこか未練が残っている感じがひしひしと伝わってきます。ラスサビ「ドラマティックさに欠けてる別れも良しとしてバイバイ」の「バイバイ」をファンが歌うのもライブでの定番になっており、すごく盛り上がります。そしてこの曲のPVのメンバーのコスプレをするファンも多く、衣装なども含めて人気の曲です。
第6位.シド「御手紙」
2006年発売のシングル曲です。ライブの定番曲というほどの登場数ではないものの、これも人気曲の1つです。作曲した明希(Ba.)が自分自身の作曲したものの中で最高傑作と言ったとされています。和風なミドルバラードで女性の情愛を歌った曲であり、PVでもその和の世界観の中で歌う姿が印象的です。私的に歌詞の雰囲気はどことなく石川さゆりさんの「天城越え」に似ているような気がします。和風なロックが好きな人、女性の重たい愛を歌った曲が好きな人にはたまらない一曲だと思います。そしてシドの楽曲の幅広さが伝わる一曲でもあると思います。
第5位.シド「sleep」
日本テレビ系「スッキリ‼︎」の2010年3月テーマソングにも使用されていました。これも人気のバラードです。シドはビジュアル系バンドではあるものの、激しい曲だけでなくバラードも素晴らしいです。歌い出しの「唇が乾く音さえも聞き逃さない距離でいつも眠った」という歌詞が私は好きです。ぴったりとくっついて2人寝ていたということをマオ(Vo.)はこういう風に表現するのかと、こういう言い方があるのかと初めて聴いた時に妙に感心してしまいました。長い間一緒過ごしてきた男女の別れをなかなか切り出せないもだもだした関係性をうまく描いていると私は思います。バラードが好きな方に勧めたいです。
第4位.シド「夏恋」
この曲もライブの定番曲であり、ファンにも人気の曲です。シドの歌詞は全てボーカルのマオが担当しており、彼は女性の気持ちを繊細に描くことができます。そんなマオの歌詞の魅力が詰まった一曲でもあると思います。女の子が一目惚れをし、ひと夏の恋をしようとするうちにだんだん本気で好きになってしまう様子を描いているのですが、女の子が本当にいじらしくて可愛らしく、男性が書いたとは思えないです。そして多くのファンは夏恋みたいな恋してみたいと思ったことが一回はあるのではないかなと思っています。そしてこの曲はいかにもビジュアル系という感じでもなく、誰でも楽しめる曲だと思います。ライブでもタオルを振り回すのでとても楽しいです。
第3位.シド「嘘」
一般的にシドといえば、の一曲だと思います。大人気アニメ「鋼の錬金術師」の一期のEDに使用されて、多くのアニメファンにもシドの存在が知られるきっかけになりました。メジャーデビューシングルである「モノクロのキス」もアニメ「黒執事」とのタイアップがありましたが、この「嘘」でアニメファンのみならず一般の方にもシドの認知度が上がったと思います。そしてシドのファンタジーで幻想的なな世界観が伝わる曲だとも思います。未だにシドが好きと言えば「嘘知ってる!」と言われるので、本当に世間にも浸透したシドを代表する一曲です。
第2位.シド「循環」
これもライブの定番曲です。サビの歌詞が「循環(まわ)ってます 循環(まわ)ってます……」で、その歌詞に合わせてファンもその場で飛び跳ねながら回るのが定番の振りになっています。そしてアウトロでヘドバンをするのもお決まりです。とても盛り上がり、ライブ映えする一曲だと思います。個人的に、MC→ドラムに合わせたメンバーコール→循環に突入するというパターンが好きです。メンバーコールから循環に入る時のファンの盛り上がり方が最高で、これぞライブの醍醐味だなと思います。ビジュアル系らしい激しい楽曲で、この曲もライブで聴いた方が何倍も魅力が増して聴こえると思います。
第1位.シド「妄想日記」
ライブの定番曲です。そしてシドのファンの多くがシドといえばこれ!という一曲に選ぶと思います。歌詞はストーカー気質の1人の人を狂おしいほどに愛している女の子を描いていて、狂気に満ちています。ファンが考案したとされる手の振りもあり、ライブではとても盛り上がります。そしてシド結成10周年記念の企画として、2013年にはシドの後輩のビジュアル系バンド10組が妄想日記をカバーしてシングルを出したこともあり、ファンからもシドの後輩達からも愛されている一曲です。そしてこれも私の個人的な考えですが、ビジュアル系の曲に多いストーカー気質な猟奇的な女の子を歌った曲の先駆け的存在の一曲だと思います。