M・ナイト・シャマラン監督おすすめの映画ランキングTOP5
シックス・センスで知った監督。最後がどんでん返しの監督とか言われたりするけど、私は最後も好きだけど、たんたんとして、あまり派手さのない演出とかが好きです。ラズベリー賞をとったりする監督でとんでも展開もありますが、ハマるとハマる監督だし、これは文句なしに面白いという作品も時々出します。彼の作品が公開されると、またどんなシャラマン節を見せてくれるのか、楽しみになる監督です。
第5位.M・ナイト・シャマラン「ヴィレッジ」
M・ナイト・シャマラン「ヴィレッジ」がおすすめの理由
数十人が自給自足で暮らす村があった。その村は森に囲まれており、決して森に入ってはならないという古くからの掟があったのだが、若者たちがその掟をやぶって、村の青年が殺されるなどの悲劇が起きるという話。森に怪物がいるのではないか、それとも村の人が仲間を殺してるのか、そもそもなぜ森に入ってはいけないという掟があるのかというミステリーものです。あと、若者たちが狭いコミュニティでの暮らしにフツフツとし、外に出たがったり、恋愛したりとの青春要素もあります。オチは、実はこの話は現代劇で、この村以外は文明が進んでおり、この村は文明から離れて古代の暮らしの中で生活し、子どもを育てるために作られたものだったというものです。オチとして、よくある話だし、結構早めにわかりますが、それでもおもしろい話でした。現代の刺激的なものを子供に見せない、そのために外部と切り離すというコミュニティは普通にありそうだし、なくはない話なので結構怖いと思います。あまり、有名な人も出ていませんが、地味だけど良い作品です。
第4位.M・ナイト・シャマラン「ハプニング」
M・ナイト・シャマラン「ハプニング」がおすすめの理由
とある街で人々が次々自殺しだした。なんらかのウイルスかと思った人々は、逃げ出すが、逃げ出す先々で人々が自ら死に向かっていき、やがて、それが植物の反乱と気がつくという話。自殺シーンはいろんな死に方があって、こわいです。みんなが飛び降りたり、車に轢かれたりします。変わったものでアメリカっぽいのは芝刈り機を使った自殺です。話としては、植物が人間を減らすため(環境汚染的なこと?)に、なんかを出してたみたいな結末で、ある程度減ったから、攻撃がやんで、主人公たちは助かるみたいな話で、なんじゃそりゃと、当初は賛否両論でした。でも私は私は好きです。前述のとおり、自殺シーンはおもしろいですし、友人の小さな子を守るというのも、普通の親子グループと違って新しいし、小さい女の子を夫婦で協力して守るというのもかっこいいなと思います。事件は解決してなくて、他の地域で同じようなことが起こりそうだという余韻を残した終わりも好きです。
第3位.M・ナイト・シャマラン「アンブレイカブル」
M・ナイト・シャマラン「アンブレイカブル」がおすすめの理由
大惨事となった列車事故で1人怪我もなく生き残ったブルース・ウィリスが、反対に病気ですぐ骨が折れてしまうサミュエル・L・ジャクソンに促され、スーパーヒーローとして、事故などから人を救う仕事をしだすが、事故を起こしてきたのが、サミュエルだと気づいて、、、という話。ブルースが、死なない、壊れない男というのはいかにもという感じで、よく合ってるし、サミュエルも体が思うようにいかず、コミックにハマった、屈折した男が似合っていた。実は、サミュエルが黒幕って、私は結構、早くわかってしまったけど、オチがわかってもおもしろかった。ブルースはダイハードの時とは違い、最初は丈夫なのに、なんで俺は怪我しないんだと悩む繊細な男で、そこがよかった。サミュエルもすごい当たり役だと思います。骨がすぐ折れるから、反対の人を探すというサミュエルの発想はわからなくもないし、共感できるところもある悪役だと思います。実は、続きがあって、三部作だったりします。
第2位.M・ナイト・シャマラン「ヴィジット」
M・ナイト・シャマラン「ヴィジット」がおすすめの理由
今まであったことのない母親の両親の元へ訪れた姉弟。初めてのおじいちゃんおばあちゃんとの触れ合いを楽しみますか、彼らの言動がおかしくなっていって。。ボケてるだけなのか、精神的な病か、そもそも本当におばあちゃんおじいちゃんなのか、というホラー。姉が、自主制作の映画を作ってる設定なので、ブレアヴィッチプロジェクトとかみたいな手持ちカメラ的な映像があって、今までと違う感じでおもしろいです。おじいちゃん、おばあちゃんは最初はなんとなく不気味なんだけど、だんだん怖くなっていきます。ナイフを持ったおばあちゃんを見たら、私ならもう恐怖で家出ていくなも思います。あと、いろいろと伏線も回収されてよくできてるなという感じです。最終的におじいちゃん、おばあちゃんと対決するのですか、その対決はきたならしくて悪趣味でさすがシャマランという感じです。弟がラッパーだという設定なので、エンディングで歌います。そのラップが最高です。ラジオで映画評論をしているラッパーの宇多丸さんもほめていました。
第1位.M・ナイト・シャマラン「シックス・センス」
M・ナイト・シャマラン「シックス・センス」がおすすめの理由
死んだ人が見える子ども(ハーレイ・ジョエル・オスメント)そのカウンセリング(ブルース・ウィリス)をする精神科医の話。この作品は最後のどんでん返しで話題になりましたが、それ以外にもいいところがあります。死んだ人が見えて暗くて友達のいない子どもと、そのことが心配で怒っちゃう母親とか、親子間の話だったりします。子どもを持つ身としては、母親の気持ちもわかるし、でも本当に幽霊が見えて怖くて仕方ないのに母親ともうまくいかなくてつらいハーレイの気持ちもわかるし、いろいろと共感できる作品です。最後のほうで、母親と和解するところは何度見てもいいです。出てくる幽霊は何かを伝えたくて出てくるので、恨みとかがあって怖いし、謎解き的要素もあります。そして、最後ですが、オチを知ると、なるほどと思い、見直したくなります。例えばブルースは昔、患者に襲われたことがあるという話にも意味があったし、妻との関係にも意味がありました。さすがだなという感じです。