横山光輝おすすめの漫画ランキング

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横山光輝おすすめの漫画ランキング

歴史もの、ロボットもの、忍者ものなど多彩なジャンルを描いており、また大人・子供向けや少年・少女向けもそれぞれ描いているため、老若男女誰でも楽しめる漫画家です。特に有名なのは横山三国志とも呼ばれる三国志や鉄人28号で、故郷の神戸市長田区には鉄人モニュメントや三国志ギャラリーがあり、観光地として有名になっています。横山光輝さんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。

 

 

第5位.横山光輝「水滸伝」

横山光輝「水滸伝」がおすすめの理由

中国の明時代に書かれた小説「水滸伝」を漫画化したもので、横山先生の歴史小説第1弾の作品です。水滸伝は中国の四大奇書とされ、三国志や西遊記と並んで日本でも絶大な人気を誇る小説です。これを漫画化するにあたり、ストーリーを少年誌向けに見直したり改変・省略しています。小説を読むよりもとても読みやすく、豪傑達の活躍が多く見やすいため、子供から大人まで誰にでも楽しめる作品となっています。小説自体もとても面白いのですが、文章だけで読むのが苦手な人でも楽しめるため、漫画版はとてもオススメです。水滸伝や三国志、西遊記といった話は日本でもゲーム、アニメ、ドラマ、二次創作などのネタになっており、元の話を知っているとさらにこれらのコンテンツを楽しむことができますので、手軽に話の概要を掴むことができるこの漫画は最初に読むのに良いと思います。水滸伝に登場する豪傑達には、一人一人にエピソードが有り魅力的なキャラクターばかりです。一般常識として知っておいて損はないレベルの話ですので、小説はちょっとと言う場合には本作を読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

第4位.横山光輝「仮面の忍者 赤影」

横山光輝「仮面の忍者 赤影」がおすすめの理由

戦国時代の日本を舞台に、赤影、青影の2人が忍者軍団と戦いを繰り広げていく物語です。元々、この漫画の前に人気忍者漫画「伊賀の影丸」を連載していましたが、テレビドラマの原作を描いて欲しいという依頼があり、横山先生は影丸の連載を終了し「飛騨の赤影」の連載を開始します。これに続いて特撮で「仮面の忍者 赤影」として実写テレビドラマ化され、原作漫画のタイトルも「飛騨の赤影」から「仮面の忍者 赤影」へと修正されます。特撮版は内容的には原作の漫画版から大幅な改変がありましたが人気が高かったです。特撮版の特徴は単純な忍術や忍具による戦いではなく、空飛ぶ円盤やロボットなどのどう考えても戦国時代のものとは思えないSF的な要素が盛りだくさんなところです。原作とは大きく異なっていますが、この奇想天外な発想が人気を博しました。さらに、テレビアニメ化もされることとなり、これに合わせて「新・仮面の忍者赤影」が連載されました。小ネタですが、単発のビデオドラマ版では青影を高田純次さんが演じたり、アニメ版の青影の声優を野沢雅子さんが担当していたりとキャストも豪華でした。

 

 

第3位.横山光輝「バビル2世」

横山光輝「バビル2世」がおすすめの理由

バビル2世となった本名・山野浩一が、受け継いだ超能力と3つのしもべを使って悪の超能力者・ヨミと戦う物語です。この漫画で特に有名なのは、ロデム、ロプロス、ポセイドンの3つのしもべです。ロデムは自在に姿を変える能力を持ち囮やトユ報活動を得意とし、バビル2世とテレパシーで会話することも可能です。バビル2世に変身することもできるので、とても万能なイメージですが戦闘能力自体は低めです。ロプロスは空を飛ぶ怪鳥型ロボットで、ロケット弾と超音波を出すことができ目に搭載したカメラで写真を撮影することもできます。ポセイドンは巨人ロボットで、高い攻撃力を誇りレーザー砲や魚雷を装備しており、海での活動を得意としますが陸でも行動は可能です。これらの3つのしもべを使いながらヨミと戦いますが、ヨミも同質のテレパシー能力を持つためしもべ達はヨミの命令も受け付けてしまうのが弱点です。テレビアニメ版も人気が高く、漫画の第4部はアニメに合わせて急遽作られたために作者としては満足のいく出来にならなかったというエピソードがあります。

 

 

第2位.横山光輝「鉄人28号」

横山光輝「鉄人28号」がおすすめの理由

巨大ロボット鉄人28号により悪人と戦うロボットものの漫画です。鉄人28号は、太平洋戦争時に日本軍が進めた軍用ロボット計画にて敷島博士を中心とした開発陣により開発されました。1~26号は装甲に問題がある失敗作で、27号でようやく一定の成功を収め、28号を製作します。しかし、起動実験で失敗し計画は頓挫します。戦後、日本に鉄人が現れ、リモコンを持つことになった金田少年は鉄人操作用のリモコンを狙ってくる悪人と戦うこととなります。鉄人は、その後に続くロボット系漫画の礎を作った作品ですが、最大の特徴はリモコンで操作するという点にあり、リモコンなので電波妨害などに弱く、天候の悪い日には上手く操作できなくなります。リモコン操作なので、誰にでも操作が可能であり、悪人でも関係無く使えてしまうという仕様であるため金田少年と悪人との間でリモコン争奪戦が激しく行われます。鉄人28号の原寸大モニュメントが兵庫県神戸市長田区にあり、人気の観光スポットになっています。残念なことにリモコンは無く、当たり前ですが動かすことはできません。

 

 

第1位.横山光輝「三国志」

横山光輝「三国志」がおすすめの理由

話の元は吉川英治の小説であり、吉川三国志は三国志演義を元にしつつ日本人向けに人物描写を大幅にアレンジしたものです。横山三国志はさらに独自の解釈と加えて書かれており、一部の人物の外見は完全オリジナルに描かれています。キャラクターの描写が秀逸で、セリフにも特徴があります。「げぇっ! 関羽!」「むむむ」「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」など数々の名言があり、キャラクターの表情と共にTシャツになったりCMに使われたりLINEスタンプになったりと非常に人気があります。物語は劉備を主人公に蜀滅亡までが描かれており、劉備の陣営に直接関係の無いエピソードは大幅に削られています。三国志演義の世界観を活かしつつ、時にはコミカルに、時にはシリアスに描かれており、三国志を知っている人でも知らない人でも楽しめる作品です。全60巻と非常に長編にはなっていますが、大元の三国志演義の半分程度にエピソードが削られており、三国志の概要を掴むのにはオススメの漫画です。この作品以降、三国志を元とした漫画が多数描かれており、先駆け的な作品ともなっています。

 

 

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