- 森博嗣おすすめ作品ランキング
- 7位タイ.森博嗣「ZOKU」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「イナイ×イナイ」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「つぶやきのクリーム」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「ムカシ×ムカシ」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「工学部・水柿助教授の日常」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「黒猫の三角」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「今はもうない」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「私たちは生きているのか?」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「笑わない数学者」(2票)
- 7位タイ.森博嗣「常識にとらわれない100の講義」(2票)
- 4位タイ.森博嗣「彼女は一人で歩くのか?」(3票)
- 4位タイ.森博嗣「魔法の色を知っているか?」(3票)
- 4位タイ.森博嗣「φは壊れたね」(3票)
- 2位タイ.森博嗣「スカイ・クロラ」(4票)
- 2位タイ.森博嗣「女王の百年密室」(4票)
- 1位.森博嗣「すべてがFになる」(22票)
- 1票入った森博嗣おすすめ作品も紹介
- 森博嗣「「思考」を育てる100の講義」
- 森博嗣「S&Mシリーズ」
- 森博嗣「ZOKUDAM」
- 森博嗣「カクレカラクリ」
- 森博嗣「キラレ・キラレ」
- 森博嗣「そして二人だけになった」
- 森博嗣「ダマシ×ダマシ」
- 森博嗣「デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?」
- 森博嗣「どきどきフェノメノン」
- 森博嗣「ナ・バ・テア」
- 森博嗣「フォグ・ハイダ」
- 森博嗣「マインド・クァンチャ」
- 森博嗣「まどろみ消去」
- 森博嗣「夏のレプリカ」
- 森博嗣「喜嶋先生の静かな世界」
- 森博嗣「銀河不動産の超越」
- 森博嗣「孤独の価値」
- 森博嗣「四季 春」
- 森博嗣「四季 冬」
- 森博嗣「赤目姫の潮解」
- 森博嗣「相田家のグッドバイ」
- 森博嗣「夢の叶え方を知っていますか?」
- 森博嗣「有限と微小のパン」
森博嗣おすすめ作品ランキング
読書好きの方に森博嗣の作品の中でおすすめの作品をお聞きしランキング形式でまとめました。面白い作品ばかりです。ぜひ読書の参考にしてみてください。
7位タイ.森博嗣「ZOKU」(2票)
森博嗣「ZOKU」がおすすめの理由
悪の秘密結社ZOKUと、それに対抗する正義の組織が、宿命の対決を繰り広げるお話です。しかし、ZOKUのする悪いことは非常に小さなことばかり。悪事と言うよりは、悪戯か。でもそんな悪事でも、実際に実行しようとすると結構大変なんだなあと、悪の組織に感情移入してしまう作品です。(40代女性)
特撮好きにはたまらない悪の秘密結社や正義の秘密組織といったワードをちりばめ、雌雄を決する対決の準備をしている姿が正義の組織視点を中心にじっくりと書かれています。これだけだと面白そうに感じないと思うが、そこに森博嗣さんが描く奇妙な人物たちが織りなす善悪の対決など無視したユーモアあふれる人間ドラマがたまらないのです。登場人物一人ひとり、サブキャラに至るまでできれば友達にはなりたくない、けど見ている分には最高に面白い人間ばかりなのです。特に野乃ちゃんと揖斐くんの関係がどうなっていくのかが気になって読む手が止まらなくなると思います。森博嗣さんといえばすべてがFになるなどの理系ミステリが有名ですが、もっと気軽に読みたいと思う人にはピッタリでしょう。このZOKUは同じ登場人物で設定をちょっとずつ変えながらシリーズが続いているのですがまずは第1作目であるZOKUを読んでみることをお勧めします。(30代男性)
7位タイ.森博嗣「イナイ×イナイ」(2票)
森博嗣「イナイ×イナイ」がおすすめの理由
森博嗣さんの異色の推理小説、Xシリーズの1作目です。旧家の屋敷や地下牢といった古風なミステリィを感じさせるパーツが散らばって、今までの理系ミステリィとはひと味違った面白さです。探偵役の小川や真鍋たちの、現代的でどこかとぼけたやり取りが、古風な舞台とギャップがあり面白いです。(30代女性)
東京の片隅で美術品鑑定やら調査活動やらを商う小さな事務所に属する主人公たちが、仕事を依頼された富裕層の豪邸で、殺人事件に遭遇、これの謎を解くという話。これに主人公たちの心情描写が加わり、ストーリーが味わい深いものになっています。(30代女性)
7位タイ.森博嗣「つぶやきのクリーム」(2票)
森博嗣「つぶやきのクリーム」がおすすめの理由
短いエッセイをまとめたシリーズの一冊目です。二冊目以降も、書店で見かけるとついつい手に取り、気づけば揃えていました。タイトルにも表れているように、独特の言葉選びが秀逸で、見出しの短い言葉に「ん?」と興味を引かれ、中身を読むとさらっと常識を吹き飛ばされ……。行き詰まっている時に読むとヒントをもらえる作品です。(20代女性)
作者の森博嗣さんが日々の生活の中から思考したつぶやきが100個載っています。一つのつぶやきについて見開き2ページずつエッセイが書かれているので、気になるつぶやきをどこからでも気軽に読むことができます。私たちが普段常識だと思っている考えや習慣も、作者の手にかかれば当たり前のことではなくなります。読んだ後には自分の視野が広がること請け合いの一冊です。(30代女性)
7位タイ.森博嗣「ムカシ×ムカシ」(2票)
森博嗣「ムカシ×ムカシ」がおすすめの理由
秘密めいた家族、広くてなにがあるかわからないお屋敷。大好きなミステリーの舞台でしたが、今回はキャラクターに引き寄せられました。タイトルからエピローグまで首尾一貫してリーズニングの連鎖で描写されていて、森さんの作品の中では新鮮でした。(30代女性)
シリーズ4作目で、相変わらず一族の殺人事件が続いています。犯人は最後まで何も語らず、トリックははっきりとは明かされませんでした。推理小説として読むよりは、美術艦艇のくだりや、推理が進んでいく際の淡々とした雰囲気を楽しむべきなのでしょう。(30代男性)
7位タイ.森博嗣「工学部・水柿助教授の日常」(2票)
森博嗣「工学部・水柿助教授の日常」がおすすめの理由
N大学助教授の水柿くんと、彼の奥さんで2歳年下のミステリィ好きの須摩子さん。2人が日常で出会うささやかな不思議がユーモアたっぷりに描かれます。1話完結ものなので気軽に読め、読んだ後は楽しい気持ちになる一冊です。(30代女性)
大学の工学部助教授にして後にミステリィ作家になる水柿くんとその奥さんである須摩子の日々を綴った物語です。日常の細々とした謎と、基本的に物事にはすべてセメント対応の水柿くんが面白いです。文章はメチャクチャなのにこの作者特有の上手さと纏まりがあります。工学部あるあるが結構あり、そういった所でも楽しめます。(30代男性)
7位タイ.森博嗣「黒猫の三角」(2票)
森博嗣「黒猫の三角」がおすすめの理由
「阿漕荘」に住む探偵「保呂草」が主人公のミステリーです。一年に一度の決まったルールのもとに起こる殺人事件。この事件を解くことができるのだろうか?「黒猫の三角」って、何だろう?「保呂草」と同じ「阿漕荘」に住む仲間も、それぞれに魅力的なメンバーです。(60代女性)
この小説は、S&Mシリーズと並ぶ森博嗣先生の代表作、Vシリーズの第1作です。衆人環視の中にあった部屋で一人の女性が殺される、という謎めいた事件から始まるミステリィです。推理小説史上、あまり例を見ない大胆な解決がポイントになります。そして、謎自体の魅力もさることながら、何と言っても物語を彩るユニークなキャラクターたちが最大の魅力です。横柄な没落貴族である紅子や、日常的に女装している男子学生・練無など、20世紀に生み出されたにも関わらず、今日のライトノベルのキャラクターに比肩しうるほど個性的なキャラが出てきます。コミカルなやり取りと本格ミステリィの魅力、これらが程よく混ざり合う傑作です。(10代男性)
7位タイ.森博嗣「今はもうない」(2票)
森博嗣「今はもうない」がおすすめの理由
これまでのS&Mシリーズとは異なり、主な主人公である笹木目線で物語が進行していきます。そのため森博嗣の特徴である理系ミステリーらしさがない異色の作品です。また最後の叙述トリックの種明かしがポイントです。(30代男性)
作者の人気シリーズであるSMシリーズの中でも、特にファンの多い作品です。嵐の山荘で起こる殺人事件という昔ながらの本格ミステリと、主人公とお嬢様の淡い恋愛模様が静謐な雰囲気を醸し出しています。そしてシリーズのファンなら、最後にあっと驚く仕掛けが施されています。綺麗に騙されるとこんなに気持ちいいのかと感じる一冊です。(30代女性)
7位タイ.森博嗣「私たちは生きているのか?」(2票)
森博嗣「私たちは生きているのか?」がおすすめの理由
博士との会話のやりとり、博士の思案が面白いです。生きるということ、技術の発展によりなかなか死ななくなった世界、記憶のバックアップ。自分には思いもつかない見解で面白い。本筋が見えていればもっときちんと気づく点がありそうで、何度も読み返したい。(30代女性)
シリーズの5作目ですが、この作品は1~4を飛ばして読んでも解る作品だと思います。また、リアルとバーチャルの融合なので初めて読む方でも入りやすい世界観だと思います。読み進めていると自分のあり方・生き方・生きる意味などを考えてしまうような、そんな作品です。(20代女性)
7位タイ.森博嗣「笑わない数学者」(2票)
森博嗣「笑わない数学者」がおすすめの理由
天才数学者の謎解きを読んでいてとてもすっきりするから。さらに、その数学者の謎解き解説を通じて作者森博嗣の頭の良さも感じ取ることができ、満足感に浸ることができる。口調が渋いので、なんとなくかっこいいと思う。(10代女性)
あまり難解でないミステリー小説です。トリック自体は簡単なのですが、それよりも登場人物たちのキャラの魅力に引き込まれました。例えば萌絵がアクションを起こすシーンの臨場感や、クライマックスで続く緊張感は読者を飽きさせない展開でしたし、萌絵と犀川先生の掛け合いが笑えるので、物語世界に引き込まれます。(30代男性)
7位タイ.森博嗣「常識にとらわれない100の講義」(2票)
森博嗣「常識にとらわれない100の講義」がおすすめの理由
常識について考えるきっかけとなる著書でした。世の中には綺麗事が常識とされている風潮が強くあります。そして、例えば自分にとって理由・根拠が分からなくとも、なぜか物事が常識の軌道に乗ってスムーズに運んでいれば、それは「プロの仕事」と言えるのだそうです。もちろん、常識を組み込んだプロの仕事は一朝一夕で完成するものではなく、長年かけて常に自分の技術を磨き上げてきた者だけが発揮・体験できる状態なのだそうで、プロになるまでの努力を哲学的な視点から読み取れる著書だと感じます。(30代男性)
なぜこんな仕事をしなければいけないのか分からない、という一見無意味な仕事。しかし、実はそれを必要としている人々が意外なところにいるので、その結果社会が回っているという考えが紹介されます。日々の生活では得られない広い視野を疑似体験できるようでした。(30代男性)
4位タイ.森博嗣「彼女は一人で歩くのか?」(3票)
森博嗣「彼女は一人で歩くのか?」がおすすめの理由
この小説は2017年5月現在、森博嗣先生の小説で最も新しいシリーズである、Wシリーズの第1作となります。近未来を舞台にしたSF作品で、人工的に作られた生命体「ウォーカロン」が人間に交じり、違和感なく日常に溶けこんでいる、という設定です。森先生は20世紀の時点でSNSの台頭を予言するなど、未来予測に定評のあるかたです。そのためこの小説も、本当にこんな未来が訪れるのではないか、という予感を抱かせる物語となっています。移動手段は地下を走る高速チューブだとか、食事は全てデジタルな合成物であるとか……。細部までリアルに描写されており、技術の発達した数十年後を覗き見たような気分になれます。現在も出版が続いており、今後も目が離せないシリーズです。(10代男性)
あり得ないような、それでいて忠実をなぞるかのような、未来の話。家庭の話。そして、現代の話。時間の重みと人間の定義を改めて考えさせられる一冊だと思います。近い将来このような時代が到来するのかもしれないと思わされました。(30代女性)
森博嗣のシリーズもの。 アンドロイドは電気羊の夢を見るか?のようなSF作品。 近未来のシンギュラリティの世界観を味わえる。人間と見分けがつかないぐらい人工知能が発達して、いつかこんな日が来るのだろうかと思いながら読んでいた。(20代男性)
4位タイ.森博嗣「魔法の色を知っているか?」(3票)
森博嗣「魔法の色を知っているか?」がおすすめの理由
ストーリーが進み謎を解いてゆくと、かえって謎は増えてゆき、いつしか人類存亡の話題にまで広がっているという視野のとても広い小説です。ロボット化した人間といったSF感など、産業や医療が発達するとまるで魔法に思えてくる「未来」がファンタジー性を掻き立てている気がしました。(40代男性)
ファンタジー風のSF小説で、1つの事件から始まる展開が人類存亡の話にまで広がる壮大なストーリーです。ファンタジーと言っても登場する技術は決して魔法ではなく、産業が極限まで発達した末にある技術である点が強調され、現実味を感じました。(30代男性)
工業や医療分野の技術が限界にいたるまで発達すると魔法に見えるのだと言われ納得できました。魔法と言ってもその正体は「自分たちには想像は及ばない技術」のことではありますが、しかし物語内の時代で魔法と表現されていると却って新鮮に思えてきます。前作からの続きで、また続編に続く展開なので、壮大な話の一部と意識すると分かりやすいでしょう。(30代男性)
4位タイ.森博嗣「φは壊れたね」(3票)
森博嗣「φは壊れたね」がおすすめの理由
Gシリーズと呼ばれるシリーズの第一作目です。今作からは加部谷恵美たち大学生グループの周辺でギリシャ文字がシンボルの奇妙な事件が巻き起こります。加部谷たち登場人物の軽快な会話が面白く、どこか現代的な事件が新鮮に感じる新しいタイプの推理小説です。(30代女性)
この小説はシリーズものです。 山吹が友人宅で殺人事件に巻き込まれ、同級生の海月がその状況を聞き推理するという話です。 事件は密室殺人で、第一発見者の女の子2人と新聞配達員と被害者で考えた偽装工作、動機は芸術性の追及です。 順番どおりじゃなくても楽しめるものです。 事件は一応解決だけどφは壊れたねのメッセージの意味があり、もやもや残る感想です。 最後も推測止まりで真相じゃないのは何か意図があるのかと期待させてしまします。 今後に期待しちゃいます。(50代男性)
大学生が主役のこのシリーズは、大学生を登場させているために少し今までのシリーズとは雰囲気が変わります。簡単に言うと、とても普通の子が出てくるんです。そんなキャラクターが1人いるだけで、視点がぐんと身近になり、時間を様々な方向から追うことができる。そして、話の内容もよくわかる魅力があります。(30代女性)
2位タイ.森博嗣「スカイ・クロラ」(4票)
森博嗣「スカイ・クロラ」がおすすめの理由
この本を読むきっかけはアニメ映画化された「スカイ・クロラ」でした。病気や怪我以外の原因で死ぬことのないキルドレが戦争という命のやり取りを淡々とこなし、日々を過ごしていく様子が当時学生で進路や日々の生活に迷っていた私には心打つものがあり、原作シリーズを読みました。戦争シーンの細かい描写は映画の映像を思い起こしながら読むことで、航空機に詳しくない私でもスリルある情景が想像でき、日常のキルドレたちの会話は一つ一つが命に限りのあるキルドレでない私だからこそ響くものがあると感じました。少しの刺激を求める方と、淡々とした日々に迷いのある方には自分の日々を見つめ直すきっかけにもなりそうなおすすめの本です。(20代女性)
大人になれない『キルドレ』と呼ばれる子供たちの物語です。主人公である函南と、ヒロイン、又はもう一人の主人公とも言える草薙の哀しくも静かで、それでも確かに深い愛が感じられる、大人と子ども、生と死、そして平和とは何か、についてとても深く考えさせられる内容です。戦闘機での空での戦闘シーンの描写もかなり細かく、専門用語も沢山出て来ますが、それでも頭の中で戦いの様子がすんなりとイメージできるような迫力のある文に心が踊ります。最後のシーンは虚しくも感情を深く揺さぶられ、読み終わった後の感情は人それぞれでしょうが、私は静かな虚無感と、ほんの少しの希望のようなもので胸がいっぱいになりました。(20代女性)
森博嗣先生といえば推理小説のイメージが強い方が多いように思いますが、 私の一押しはこのスカイクロラシリーズです。 現代日本のような異世界を舞台にキルドレとよばれる子どもが戦闘機に乗って戦う、といったお話です。 詩を読んでいるかのような寓意性に富んだ内容と登場人物のシニカルな掛け合いがとても特徴的で、 読んだ後自分自身も空に放り出されたようななんとも言えない浮遊感が残ります。 サン・デグジュペリの夜間飛行や星の王子さまなど、大人の寓話とよばれる作品が好きな方にお勧めしたい一冊です。(20代女性)
詩的表現が多く、美しい文章で構成されているにも関わらず、最後はミステリー的には残酷などんでん返しもあり、おすすめです。 森博嗣の著作物の中では比較的読みやすいシリーズなのではないかとも感じます。 アニメ映画化もされているため、イメージもしやすいです。 ただ戦闘時の描写の文章がとても美しく、小説という媒体でなければ表現できない美しさであるため、ぜひ小説で楽しんでほしい作品です。(20代女性)
2位タイ.森博嗣「女王の百年密室」(4票)
森博嗣「女王の百年密室」がおすすめの理由
森博嗣といえば、本格理系ミステリーが有名ですが、この小説はミステリーではあるものの、幻想小説を読んでるみたいな、または恋愛物語のような不思議な感覚になります。もちろん表題にあるとうり密室がでてくるのですが、今までにみたことのない密室トリックとなっています。独特の美しい世界観が魅力的です。(30代女性)
森博嗣の世界の様々なエッセンスが詰められているように思う作品です。ファンタジックな世界観、暴力、そしてアイデンティティ。人と人の境界の曖昧さなどなど、かなり構成が練られているように思います。森博嗣作品の中では難解だとは思いますが、多様な解釈が可能で、私は一番好きです。(30代女性)
世界観や設定も素晴らしいが、なんと言っても一番の魅力はキャラクターだろう。頭が良く大人な対応ができるのに素直な心を持った、ギャップ萌えな主人公。素晴らしい機能を持ち、人間のように会話できるけれど、ロボットである故の素直さや哀れさがなんとも言えない相方。ロボットを初めとする未来のことも考えさせられるが、2人の活躍の爽快感を単純に楽しむのも格別だ。(20代女性)
タイトルと共に印象的な写真が装丁に使われている「百年シリーズ」の一作目である。全3巻で完結となっている。森博嗣の多くのシリーズはそれぞれが少しずつリンクしていて、それを解き明かしながら読み返す楽しさがある。本作品はデビュー作「すべてかFになる」から時間軸としては数百年後と思われるが、AIや人型ロボットなどかなり現代的なモチーフと、装丁写真からイマジネートさせる中世的な世界観とが混在し、森作品の中でも個性的なシリーズである。しかし森作品の主軸となる謎はこのシリーズでもすべては解き明かされない。(50代女性)
1位.森博嗣「すべてがFになる」(22票)
森博嗣「すべてがFになる」がおすすめの理由
天才工学博士「真賀田四季」が初めて登場する小説です。孤島のハイテク研究所が舞台です。手足を切断されたウエディングドレスの死体!が発見されます。この密室の殺人事件に挑むのは「犀川創平」と「西之園萌絵」です。こののち、この3人をめぐってのミステリーのシリーズが続いていきます。(60代女性)
森博嗣のデビュー作です。第1回「メフィスト賞」受賞作品。この後にずっと続いていく物語の主人公たち「犀川創平」「西之園萌絵」「真賀田四季」が初めて登場します。島にある真賀田研究所での、殺人事件と、脱出劇の物語です。天才科学者「真賀田四季」の今後の在り方を示唆する「森博嗣」の記念すべき作品です。(60代女性)
メディアミックスとして、アニメ化・ドラマ化された作品なので、読んだことがなくてもタイトルを知っている人は多いと思います。その分とっつきやすい作品だと思いますし、主人公二人の賢さにつられてこちらまで賢くなったような気持ちで楽しく読める作品です。(20代女性)
ドラマ化もされた作品でストーリーが面白いです。誰とも接触することなく研究所に閉じこもってプログラミング開発をしていた天才プログラマー真賀田四季の謎やそこで起こった殺人事件、そこにキャンプに訪れていた大学教授や大学生たちの犯人捜しなどドキドキするストーリーです。最後の結末も予想以上にビックリするのでおすすめです。(30代女性)
一度、ドラマ化されているのでご存知の方も多いと思いますが、とにかくラストが、動機もトリックも衝撃的でした。はじめて読んだのが若いときだったからかもしれません。犀川助教授と西之園萌絵のコンビはシリーズ物になっていて他の作品も何冊か読んでいますが、驚いたのはこれが一位です。二番目は「封印再度」かな・・・。(40代女性)
天才と天才が繰り広げるミステリーがとても面白いです。本当に天才でないと解けないようなミステリーに迫力があり、引き込まれるお話です。登場人物も個性豊かで特にこの話に出てくる真賀田四季は美しくカリスマ性があり魅力的です。ドラマやアニメ化もされており、それだけファンも多い作品なので是非一度読んで頂きたい作品です。(20代女性)
「すべてがFになる」は森先生のデビュー作ですが、一番の衝撃作だと思います。特に最初の死体が出てくるシーンは、衝撃的で今でも覚えています。また、いわゆる理系ミステリーの先駆けであり、その時代にはまだ世の中に浸透していなかったインターネットが出てくるなど、ミステリーの新時代を作った作品だと思います。今読んでも、その衝撃は色あせません。お勧めです。(30代女性)
展開は二転三転し、そしてすべてがFになった。なるほど!と思わせられる話作りすごく、一気に読破してしまいました。タイトルと意味がそういうことだったのかとわかると本当に面白い小説でした。コンピューター好きにはオススメです。(30代女性)
私は文系人間ですが理系の人の文章は初めは読みづらかったのですが読み進めると硬い表現も癖になりました。内容も理解することが困難でしたが普段自分が関わらない世界を知ることができて、こういう本もいいなと興味の幅が広がりました。タイトルの意味の謎が解かれた時に衝撃を受けました。(30代女性)
なんといっても森博嗣の原点の作品である。理系ミステリーと謳っていることもあり、そのトリックばかりに目が行きがちになってしまうかもしれないが、森博嗣の真髄は登場人物の思考にこそある。離島の研究所。機械化された環境。世間とは隔絶された世界で起こる殺人事件。天才とは果たして孤高の存在なのか、孤独の存在なのか。機械と人間の差はどこにあるのだろうか。AIが台頭してきたこの時代にこそ、人間は一体どこに向かっていくべきなのか、考えなければならない。そのヒントになるかもしれない一冊である。(20代男性)
実写化されてドラマを見て興味を持ち小説を読みました。私は、ミステリー系や推理小説が大好きでこの小説の最後までわからない展開にどんでん返しにドキドキが止まりませんでした。先生と生徒の関係も複雑で引き込まれる内容であっという間読み終えてしまいました。(30代女性)
森博嗣作品を代表するS&Mシリーズ、第2、第3シリーズであるVシリーズ、四季シリーズへと続く、 記念すべき一作目であり、一番面白いと思う作品だからです。 本書によって理系ミステリという新たなジャンルが生まれた訳ですが、 本作に勝る作品は滅多にありません。 キャラクターの魅力、事件の始まりのインパクト、トリックの斬新さ、どれも一級です。 感情描写を極力排した理知的な文体がかえって登場人物の心情を浮き彫りにしているところが好きです。(30代女性)
謎めいたタイトルに惹かれて本屋で手をとりました。読み進めていきタイトルの意味がわかったときは思わずうなってしまいました。出てくるキャラクターも魅力的で西之園さんがとてもかわいらしく犀川先生がとてもかっこいいです。(30代男性)
助教授の個性的な行動に、主人公の女性が振り回されている様子が可愛くて好きです。自分もこんな助教授に振り回されたいと思ってしまいます。謎解きはスウッと寒くなるような哀しさが残る内容で、もの悲しく静かにふる雨のようです。(20代女性)
森ミステリのファンになり、その後のシリーズを追いかけるきっかけになった一冊です。理系ミステリといわれますがそれは作者の主張通りコーティングの部分であり、じつは登場人物の関係変化を追った理系アカデミック青春小説だと思っています。ドライなドライなドライな青春小説。その証拠、トリックよりも犯人の動機よりも、SとMが会話するだけのシーン一つが、読者の嫉妬のような愛しさのような感情を呼び、心をかき乱すから。(30代女性)
アニメやドラマにもなったのでこの作者の作品の中では一番有名ではないでしょうか。まずは設定が独特で面白いです。日常の中では起こり得ないような内容なのでいつもと少し違ったミステリーが読みたい人におすすめです。論理的で少しかための文章と、その中に混ざったユーモアのバランスが面白い。この本のシリーズの中では比較的読みやすい作品だと思うので、森博嗣をまだ読んだことがない人に紹介する最初の一冊です。(20代女性)
森博嗣先生のデビュー作であり、人気作でもあります。ゲーム化、漫画化、ドラマ化、アニメ化したことでも人気ぶりが分かると思います。理系ミステリーと呼ばれ、犯人の理にかなったトリックや登場人物たちの論理的な思考が楽しめます。また、主人公とヒロインとの掛け合い等も面白く、時間を忘れて読みふけってしまいます。(20代男性)
森博嗣の著作で最も有名な作品であり、最も初心者の読みやすい作品ではないかと思います。 最後のどんでん返しもとても面白いため、内容についてはあまり詳しく触れられませんが、孤島や花嫁衣裳など、ミステリーにありがちなアイテム・キーワードも登場しつつ、大胆な展開で新しいたのしさがあります。 また登場人物たちの、論理的で現実的な考え方が非常に面白く、参考になります。特に四季さんという登場人物のセリフの一つには、名言として有名なものもあり、私も暗礁しています。 物語を楽しむだけでなく、理系ミステリーの名手の理系的な考え方に触れ、日々の生活でもその考え方・支店を取り入れてみるのも楽しいと思います。(20代女性)
理系の教授が探偵と言うことで、一見取っつきにくそうな印象のある今作。 しかしライトノベルさながらにキャラのたった登場人物たちが非常に魅力的で、難しい言語が出てきてもすいすい読めます。 内容は本格推理小説であり、その中でもあまり見かけないトリッキーな題材を元に描かれている良作です。(30代女性)
理系の方が好みそうな推理ものです。設定を理解するまでは、読むのを中断してしまう方がいるかもしれませんが、最後のオチが面白いので是非最後まで読んで欲しいです。「すべてがFになる」とはいったいなんなのか?(30代男性)
推理小説のうちになるとおもいますが、テンポよく飽きさせない内容で結構分厚い本だったのですが一気に読んでしまいました。意外性に富み、想定外の結末なのに整合性があり作家さんは凄いなあ、と感心させられた本でした。(40代女性)
森博嗣のデビュー作にて衝撃の作品です。とある孤島で繰り広げられる殺人事件。それはもう何年も前から組み込まれていたプログラムの1つに過ぎませんでした。そのプログラムを解読する主人公たちの頭脳も鮮やかで明晰だとは思うのですが、それ以上に数学の美しさ、プログラムの正確さに搭載した覚えがあります(30代女性)
1票入った森博嗣おすすめ作品も紹介
せっかくなので1票入った森博嗣さんの作品も紹介します。惜しくもランキング入りしませんでしたが面白い作品ばかりです。ぜひ読んでみてください。
森博嗣「「思考」を育てる100の講義」
森博嗣「「思考」を育てる100の講義」がおすすめの理由
森博嗣さんの小説はまだ読んだことがないのですが、エッセイは思索に満ちていて、考えされられる内容なので時々読みたくなります。著者自身の生き方も自由で、大人の男性という雰囲気があるので、そんな風になりたいとあこがれる部分もあるのですが。大人になるとゆっくり考えるということがなくなるので、たまにこのような本を読むのもいいです。(40代女性)
森博嗣「S&Mシリーズ」
森博嗣「S&Mシリーズ」がおすすめの理由
正直、小難しい。本すべての内容が理解できるかといったら、できません。そんな頭はもっていません。しかし、それでの文として読みやすく、キャラクターがとてもおもしろい話だと思います。なので、キャラクターがどう動くかだけを味わっても楽しめます。一味違った、お嬢様と先生のお話です。(30代女性)
森博嗣「ZOKUDAM」
森博嗣「ZOKUDAM」がおすすめの理由
正義のロボット対悪の怪獣の戦いを描いたSFアクション小説です。正し物語はパイロット候補生がマニュアルを読むところから始まります。そうして操縦訓練、ロボの組み立て、基地の雨漏りなどを経てやっと対決までこぎ着けます。どこまでもリアルでせせこましく人型戦闘ロボットに関わる悲喜こもごもを描いています(30代男性)
森博嗣「カクレカラクリ」
森博嗣「カクレカラクリ」がおすすめの理由
ド田舎の寂れた村に、対立する2つの名家。そして、120年前に作られた「隠れ絡繰り」とはいったい何か?設定だけ見ると、連続殺人が起きそうなシチュエーションですが、村に隠された絡繰りを探すストーリーです。あらゆる場面に謎と伏線がちりばめられていて、ミステリ好きにはたまらない一作です。(40代女性)
森博嗣「キラレ・キラレ」
森博嗣「キラレ・キラレ」がおすすめの理由
森博嗣の中でも読みやすい作品なので、難解さに頭が混乱した時にオススメの本です。日常の中に何気無く潜む切り裂き魔。その犯行はエスカレートし、いつしか身近な恐怖となるその様が見事に描き出されているように思います。その息遣いが聞こえて来そうな作品です。(30代女性)
森博嗣「そして二人だけになった」
森博嗣「そして二人だけになった」がおすすめの理由
この作品は、最後まで何が起こっているのか分からない話でした。そして、最後まで読んでも結局何が起こっているのか分からないところがありました。一体何が真実で、何が妄想なのか。天才が壊れると何が起こるのか。設定自体もとても面白く、展開も早い。様々な余韻を残してくれた興味深い一冊です。(30代女性)
森博嗣「ダマシ×ダマシ」
森博嗣「ダマシ×ダマシ」がおすすめの理由
淡々とじわじわと進んでいく雰囲気が面白いXシリーズの最終話。孤独であることは、一概に不幸ではないし、孤独に見えないものも幸せとは限らないんだなと。ラストで屈託のなかった彼女があの場所にたどり着いた道筋を思って涙しました。(30代女性)
森博嗣「デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?」
森博嗣「デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?」がおすすめの理由
人間とロボットの戦争を描く作品は珍しくないですが、本書では人工知能同士が、実体を持たないバーチャル環境で戦争を起こす点が独特に思えます。更には人間にウェアラブルなコンピュータが組み込まれることで、常時接続されてることが当たり前となった環境を利用してハッキングするという点も、近未来を感じさせて怖さが浮かんできます。(30代男性)
森博嗣「どきどきフェノメノン」
森博嗣「どきどきフェノメノン」がおすすめの理由
森先生の作品としては、めずらしくミステリではありません。どちらかと言うと、ラブの要素が強いです。大学院生・窪井佳那の周りで起こる、恋のドキドキや怪しいドキドキなど、さまざまなドキドキを探求するお話です。けっして甘くはないけれど、ドキドキしながら一気に読めてしまいます。(40代女性)
森博嗣「ナ・バ・テア」
森博嗣「ナ・バ・テア」がおすすめの理由
永遠の少年少女が戦闘機に乗って空を飛ぶイメージはとても魅力的だと思う。戦闘シーンは生々しくないが、詳細な記述により自分まで空を舞っているように感じ、とても興奮でしたし、淡々とした文章の中で、主人公の激しい感情に共感した。読後はつい空を見上げてしまい、その美しさに感動できる。(20代女性)
森博嗣「フォグ・ハイダ」
森博嗣「フォグ・ハイダ」がおすすめの理由
主人公ゼンに共感できるならば、物語の展開に引き込まれることでしょう。正直さ、素直さ、穏健さ、熱血さ、剣に対する熱心さが正直に描写されているので、周囲の登場人物との会話や、次々巻き込まれるトラブルにさえも共感・臨場感を持って読み進めることができます。言ってしまえば「女は侍を強くするか?」というのがメインテーマで、続編への流れも興味が残ります。(30代男性)
森博嗣「マインド・クァンチャ」
森博嗣「マインド・クァンチャ」がおすすめの理由
澄み切ったようなとても綺麗な物語です。全てを失って、研ぎ澄まされて、純度が増したように見えるけど、それでもゼンはゼンらしいままで本質は変わらないんだと嬉しく思いました。本当に必要なことは考えなくても自然にわかることなのかもしれないと。(30代女性)
森博嗣「まどろみ消去」
森博嗣「まどろみ消去」がおすすめの理由
森博嗣さんといえば少し頭を使うミステリーなイメージです。「すべてがFになる」のようなシリーズが多い中私のおすすめは「まどろみ消去」です。短編12作品からなる本です。その中でもアガサクリスティさんの『そして、誰もいなくなった』を題材にした作品「誰もいなくなった」はとてもおもしろいです。ネタバレになるので内容はかけませんが、「すべてがFになる」の主人公西之園萌絵が出てきます。森博嗣さん好きな方はもちろんドラマ版「すべてがFになる」好きの方にも是非読んでもらいたい本です。(20代女性)
森博嗣「夏のレプリカ」
森博嗣「夏のレプリカ」がおすすめの理由
前作の「幻惑の死と使途」と同時期の内容で、タイトルが「偶」から始まる偶数章のみから構成され、奇数章のみからなる「幻惑の死と使途」と交互に起きている設定になっています。最後のトリックの種明かしを読めば、すぐにすべて読み返して確認したくなる内容です。(30代男性)
森博嗣「喜嶋先生の静かな世界」
森博嗣「喜嶋先生の静かな世界」がおすすめの理由
勉強が嫌いだった主人公の僕ですが、大学の研究室で喜嶋先生に出会ったことで人生が大きく変わります。変わり者ながら純粋に学問を追求する喜嶋先生の姿から、学問の本質とは何かに気付かされます。衝撃のラストに打ちのめされるおすすめの一冊です。(30代女性)
森博嗣「銀河不動産の超越」
森博嗣「銀河不動産の超越」がおすすめの理由
大学卒業後、テキトーに就活した不動産会社で省エネで過ごす主人公が眩しい。森作品の中では異色のような気がするも楽しく読める作品。重すぎず軽るすぎない内容だからこそ印象的だった間宮さんをはじめとする登場人物たちも楽しく読める要因だと感じた。(20代男性)
森博嗣「孤独の価値」
森博嗣「孤独の価値」がおすすめの理由
孤独を恐れて自分を見失ってはいけないということが書かれている。小さい頃は人に合わせる、人と競うということを徹底的にやらされるので、そこから外れた人間は孤独を感じるだろうが、それは孤独ではない。もっと自由に人と触れ合って自分に素直でなくてはならないということを気づかせてくれる。(30代女性)
森博嗣「四季 春」
森博嗣「四季 春」がおすすめの理由
天才科学者「真賀田四季」が、主人公になるミステリーです。あらゆる概念にとらわれない考え方の出来る主人公です。彼女が出会った殺人事件が、彼女に与えた影響とは何か?この後「夏・秋・冬」と、4冊の連作ミステリーになります。1冊ではやめられずに、4冊読むことになります。(60代女性)
森博嗣「四季 冬」
森博嗣「四季 冬」がおすすめの理由
「四季 春」からのシリーズものであるが、連続した話ではなく、途中から読んでも楽しめる。四季が春、夏、秋で学び、感じたすべての記憶と体験した肌、そしてそこから導き出された四季自身の答え、捕らえ方について考えさせられる本。大人向けでもなく、中高生でも内容の理解に追いつければきちんと、そして何度も楽しんで読める本。これを読み出せば、すべての点を拾いたくなるであろうし、すべてに線をつけたくなるだろう。(20代女性)
森博嗣「赤目姫の潮解」
森博嗣「赤目姫の潮解」がおすすめの理由
混線する視点と思考、私は誰なのか、私が誰であることは重要なのかわからなくなり、最後には帰結する。帯にもありましたが、小説でここまで自由に書けるなんてすごいと思いました。森さんの作品のシリーズの中でも重要な位置にあると思います。(30代女性)
森博嗣「相田家のグッドバイ」
森博嗣「相田家のグッドバイ」がおすすめの理由
異常に物を溜め込む母親に、孤独を愛する建築家の父親。息子から見た少し変わっている家族の歴史が淡々と綴られます。作者の自伝的小説ともいえる本作は、読み終わった後に自分の家族の過去・現在、そして未来について考えさせられます。(30代女性)
森博嗣「夢の叶え方を知っていますか?」
森博嗣「夢の叶え方を知っていますか?」がおすすめの理由
森博嗣による夢論。タイトルを読んで自分の夢の処方箋になればと思って読むと肩透かしを食らうかもしれない。どちらかというとあなたは夢を見ていますか?寄りの内容です。今自分の人生特に何も目標がない、ような人が読んだら少し意識を変えようと思うかもしれないです。(30代女性)
森博嗣「有限と微小のパン」
森博嗣「有限と微小のパン」がおすすめの理由
デビュー作『すべてがFになる』から犀川にアプローチしていた真賀田四季が、失恋する話です。精神的な対話を求める四季と、身体的な対話を求める萌絵との対照的な片思いが決着します(外見も、地味な四季と派手な萌絵。対照的ですよね)。S&Mシリーズの最終巻であり、初期の最高傑作だと思います。(30代女性)
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