読書好きに聞いた!三浦綾子おすすめ作品ランキング

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三浦綾子おすすめ作品ランキング

読書好きの方に三浦綾子さんの作品でおすすめをお聞きしランキング形式でまとめました。面白い作品ばかりでぜひ読書の参考にして見てください。

 

7位タイ.三浦綾子「この土の器をも」(2票)

 

三浦綾子「この土の器をも」がおすすめの理由

三浦綾子の書く小説の根幹にある、彼女自身の人生の過酷さ、キリスト教へ導かれるきっかけとなった男性との出会いと別れ、伴侶となる三浦光世氏との巡りあいなど、自伝でありながら、まるで小説のようなエピソードに一気読みしてしまいます。こんなにも濃い人生を生きることができるのかと、三浦綾子という人への興味を掻き立てられます。(40代女性)

道ありき・青春編に続く結婚編。三浦綾子さんは素晴らしい人脈に恵まれたなと羨ましくなりました。夫である光世氏の深い愛と信仰がなければ三浦綾子という名は世に出なかったであろう。本物の結婚、夫婦、愛、信仰とは何なのか改めて考えさせられました。(30代女性)

 

 

7位タイ.三浦綾子「細川ガラシャ夫人」(2票)

 

三浦綾子「細川ガラシャ夫人」がおすすめの理由

女性が政治的戦略や人質として扱われていた戦国時代に明智光秀の娘として生まれ、細川忠興に異常なまでの執着心を待たせたガラシャ。この時代、神を信じて自分の在り方を確認するというのが、心の平穏を保つ方法だったのかもしれないと思いました。(30代女性)

初めて読んだ歴史小説でした。当時歴史的背景はあまり詳しくなかったですが、ガラシャと忠興の恋愛模様を読むだけでも読み応えがあります。 戦乱から生まれる心理描写など、現代にはなく、そこに恋愛もからまり、ドキドキしながら読めます。(30代女性)

 

 

5位タイ.三浦綾子「泥流地帯」(3票)

 

三浦綾子「泥流地帯」がおすすめの理由

一時期なぜかすごく三浦綾子さんの小説にハマっていた時期があり、一度ハマると寝食も忘れて読みこんでしまうくらいどの作品も素晴らしく、考えさせられる作品だと感じました。中でも”泥流地帯”は、貧しい中にも助け合いや、人を思いやり大切にする心がとてもきれいに描写されていて、読んでいるこちらが背筋が伸びるというくらい素敵な作品だと感じました。自分を信じてまっすぐに生きる姿に心が洗われました。(40代女性)

ひたむきに生きる人物たちの試練に、自分の生き方を考えさせられました。自然の前に無力な人間。でも、そこに立ち向かい恩恵を受ける人間。生きることとは試練に立ち向かうことなのでしょうか。年齢性別問わずおすすめしたい作品です。(30代女性)

高校時代に読んで、号泣したのを今でも覚えています。北海道で開拓移民として生きた一家の物語です。最後のシーンで真面目に誠実に生きるその家族に降りかかる苦難が、神様はなんて酷いのだろうか、と思わせるものでした。その描写の緻密さに、まるで登場人物が今目の前でその苦難に巻き込まれているかのようで、息を呑み、涙が止まりませんでした。家族を返せ、と思い、胸が酷く痛みました。後編がありますので、後編もあわせて読むことをおすすめします。(40代女性)

 

 

5位タイ.三浦綾子「道ありき」(3票)

 

三浦綾子「道ありき」がおすすめの理由

三浦綾子さんの自叙伝3部作の中の結婚するまで、クリスチャンになるまでが著されている小説です。熱い思いで続けていた教員生活に終止符をうち、二重婚約をしたり肺結核になったりと荒波の人生を送っていきます。クリスチャンであっった幼なじみの前川正さんに「綾ちゃん、人間はね、一人一人に与えられた道があるんですよ」と言われ、聖書に触れクリスチャンになり、愛や大切なものは何か、生きる道について考えていくようになる課程があたたかい聖書の言葉とともに語られています。そしてご主人との出会い結婚となりますが、絶望に明け暮れるのではなく、希望を忘れなければ道はあるのだという、悩み苦しむ人に一筋の光を与えてくれる1冊です。(40代女性)

私は三浦綾子先生の本が、若かりし日より大好きです。特に好きなのは上記の本で、三浦先生の若かりし日や長い闘病生活、そして何故クリスチャンになったのか詳しく書いてあります。三浦先生が出会う方は、亡くなった恋人も後に夫となられた三浦光世氏も、素晴らしい方たちでした。それは三浦綾子先生ご自身が清らかで純粋な魂の持ち主だったからだろうと思います。誠実に生きることの大切さを教えてくれる本です。(40代女性)

人の心は移ろいやすく不実に思えることばかりですが、人生において最も大切なことは人に何かを与えることではないか、そしてどんな出来事も神によって与えられあものと思い前向きに自然に乗り越えていくことについて考えさせられました。(30代女性)

 

 

4位.三浦綾子「銃口」(4票)

 

三浦綾子「銃口」がおすすめの理由

戦争中の話ですが、読み終えた時に自分の生き方を考えさせられる作品です。周りに流されず、自分が正しいと思って人の為に行った行為は絶対に自分に戻って来るのだと思いました。逆に、相手に辛い思いをさせた時も、巡り巡って必ず返ってくるものだと思いました。そして、自分がいかに幸せな時代を生きる事が出来ているのかを再確認出来る作品だと思います。(30代女性)

こね本を始めて読んでから20年近く経ちますが今でも月に一度は読んでます。戦争に振り回された主人公ですが、信念を曲げない事が大事だと教えてくれています。本の中で一番好きな言葉が「道に迷った時は自分に不利になる方を選べばよい」というような事を話す時があります。その言葉通りの事を主人公の父が行った事によって、最終的には主人公の命を救う事になります。人間は強く生きなければいけないと改めて感じさせられる本です。(30代女性)

感動する小説は世の中に数多くあります。ただ、打ちのめされる小説に出会うことは滅多にありません。世に言う、北海道綴り方教育連盟事件を題材にした小説です。戦争は言うまでもなく、人の命を脅かし大切なものを奪っていきます。筆者の筆運びは淡々としていますが、行間からはそんな声が聞こえてきそうです。(30代女性)

嫌な事があって辛いと自分で思っていてもこの本を読むと、自分が悩んでる事がバカらしくなってきます。戦争というもっと苦しい時代があった事を読む度に感じます。戦争中でさえも自分が正しいと思う事を貫いて処罰された人達もいたと、忘れてはならない事だと思います。ただ、自分が行った行為は自分に返ってくるのだと知る事も出来る本なので、本当にオススメです。(30代女性)

 

 

3位.三浦綾子「母」(6票)

 

三浦綾子「母」がおすすめの理由

小林多喜二の母の目線で、物語が進んでいきます。母の愛情や苦しみで満ち溢れている一冊。大正・昭和の時代の国家の思想がこの本を読めばすぐに分かると思います。プロレタリア文学の代表的な小林多喜二の考えが、当時いかに受け入れられず、どのように多喜二が拷問をされて亡くなったのかが生々しく書かれていています。私は、号泣しながら本を読み終えたのを覚えています。(30代女性)

三浦綾子さんの「母」という作品がおすすめです。小林多喜二の母を描いた作品です。母はいつまでも子を守り、愛し続けることのできる存在であることを改めて教えられました。本を読んで激しく泣き、心をつかまれた作品です。(30代女性)

穏やかな流れが続く序盤から徐々にテンポを上げて、多喜二の死を境にセキの感情の高ぶりを感じさせる激しさを感じさせ、そして最後にキリスト教に触れて悟りとも取れる境地に至って穏やかに幕を閉じる。 展開が非常に心地よかったです、また文章も秋田訛りでつづられており、そのほっこり感とセキや多喜二の見せるあふれんばかりの優しさがあたたかい気持ちになれた小説です。(50代男性)

小林多喜二の母であるセキが一人称の形で綴られている。戦中、言論統制、思想統制が強くなる中信ずることを表明し広め社会を変えようとした多喜二。血を吐きながらも世の中が間違っていると唱え続けることができるその姿をイエスキリストと重ねて見た三浦綾子。彼女だからこそ書けた小説だと思う。(30代女性)

母親から見た小林多喜二の生涯を描いています。私は小林多喜二の著作は読んだことがないのですが、特高警察に拷問を受けて亡くなってしまったことから、当時としては危険な思想を持っていたイメージを少し抱いていました。しかし、この本からは多喜二が普通の感覚を持ち、恋愛もしたりしながら懸命に命を燃やしたことが分かります。多喜二の人間味あふれる部分が出ていて、もっとこの人について知りたいと思わせてくれます。もちろん、フィクションの部分もありますが、多喜二の新たな一面を知ることのできる本です。(30代女性)

小林多喜二の母であるセキが語る、多喜二や家族について。母の言葉そのまま描かれているからこそぐっと距離が縮まり、子供への気持ちが手に取るように伝わってきました。宗教思想政治すら凌駕する母の想い。強く大きな愛を感じました。(30代女性)

 

 

2位.三浦綾子「塩狩峠」(25票)

 

三浦綾子「塩狩峠」がおすすめの理由

面白い本であるほど一気に読み切ってしまい,数年後には綺麗さっぱり内容はおろか読んだことすらも忘れてしまう私の記憶に残っている本です。もちろんすごい勢いで読みました。キリスト教の信仰が軸となる話で,自分を犠牲にして多数の命を守るラストが本当に印象的でした。(30代女性)

この本は、私が高校生の時、数学の先生が授業中にふと紹介してくれた。 先生は、中途採用で、すんなりと教師になった訳ではないようだった。詳しい事情はわからなかったけれど、まだ子供の私からみても、苦労したあとの人間が持つ、優しさに溢れている人のように感じた。 でも、その時は、別に読む気も起こらず、もう一度この本に出会ったのは、二十歳を超えて色々と生きづらさを感じている時にふと、古本屋で目にした。 内容に衝撃を受けた。こんな人間がいる訳がない。でも、これは理想だ。目標だ。こんな生き方を道標にすれば、私も少しはマシになる筈だと思った。生き方に迷った時、軌道修正したい時、背筋を正してくれるこの本はそれから常に傍らにある。(30代女性)

一言で表すとしたら、これは心が洗われる小説です。主人公が他の人々を救うために自分の命を投げ出す姿に人間の尊さを感じて涙を流し、その主人公の残された婚約者の辛さを思い、また涙します。自分の中の何かをリセットしたい時におすすめです。(40代女性)

この小説は塩狩峠の鉄道事故の実話をもとに書かれているのですが、その生きざまというか内容が、あまりにもすさまじく、キリスト教の信者に対する差別や小説に出てくる各人たちの生い立ちのすさまじさなど、現代ではそこまで考えられないほどの生々しい話で三浦綾子さんの小説は本当に読んだ後に考えさせられます。(40代女性)

凄い衝撃を受けて、ずーっと忘れることが出来ないでいるのです。最後の方の場面が、暴走する客車を止めようとその場面までにも葛藤はあるのですが、乗客の命を守る為に自分の命を投げ出すのです。自分が犠牲になれば、大勢の命を救えるのだと。クリスチャンならではの作家が書いた小説といえます。こういう精神を私も持っていたいと読書時も今も、持っています。(50代女性)

高校生の頃に友人に勧められて読みましたが、この小説で信仰心というものの強さと尊さを初めて知りました。正直に言って宗教には今も関心があまりないし、啓蒙するような小説を進んで手に取ることはありませんが、この小説では信仰に自分の命を賭した一人の人間の生き方に深く感銘を受けました。こういう生き方もあるのだと、人間の精神性の奥深さに気付かせてくれた作品です。(40代女性)

この小説は、私個人の意見ですが素直に面白かったです。 キリスト教では自殺をする者には重罪という戒律があるので犠牲を題材にしてしまうと矛盾してねと思いきや最後まで読んでみて納得しました。 生きていく上で重要なのは死についてちゃんと考えておくこと、死の恐怖を和らげる方法なんて現代でもあるわけないし励ましの言葉も短命にすぎず、ただ死を待つだけではなく有意義に生きる為に死について深く考慮することが命題だったのではと思います。(50代男性)

鉄道員の本懐を命を投げ出して守りきった一人の男感動の話。しかしその男にも当然家族がいる。私たちはしっかりと責任をもって日々の仕事を行っているのか、大勢の人の命を乗せた列車に携わる人は必読間違いなしの小説。(30代男性)

この話は塩と石狩の国境にある険しく大きな峠である塩狩峠にて明治四十二年二月二十八日の夜、急坂を登りつめた列車の最後尾の連結器が外れ、客車が後退をはじめた。偶然、乗り合わせていた鉄道職員・長野政雄がとっさの判断で、線路に身を投げ出し自分の体で客車をとめた。長野は殉職、乗客は救われた・・・という実際に起こった事件をもとに書かれた物語である。作者自身もキリスト教徒ということもあり、信心深い人物の心の機微が細かく描かれており、涙なしでは読むことができない一作であると思います。(20代女性)

読み終えた後、ただひたすら涙が止まらなかった。私には彼のような事ができるだろうか。人を愛するということの、本質をじっくり考えさせられる名著。キリスト教文学として有名だが、今この時代だからこそ多くの方に読んでほしいと思う。(30代女性)

見ず知らずの他人のためにわが身を犠牲にできる主人公に感銘を受けた。自分は、クリスチャンではないのでキリスト教のことはよくわからないが、恐らく自己犠牲のようなものが尊いとされる教えなのだろう。世界中にキリスト教徒はいるのに、なぜ世界は平和にならない?真に強い人間とは?などと、いろいろ考えさせられる一冊。(40代女性)

瑞々しい青春小説としての要素と、宗教小説としての要素が絶妙なバランスで配されていて、いわゆる宗教くささがほぼ霧散している印象でした。キリスト教にもっと詳しかったらより楽しめたかもしれないが、ある種の感動を与えてくれた佳作なのは確かです。(30代女性)

鉄道員が自らの命をもって暴走列車を止めるという、実際の事故を題材にした作品です。キリスト教信者であった鉄道員は、日頃から死への意識を持っており、ブレーキが効かない列車を止めるために躊躇なく線路へ飛び込みました。衝撃的な内容ですが、自己犠牲の精神を感じることのできる名作だと思います。(30代女性)

実際に北海道で起こった列車脱線事故で亡くなった鉄道職員をテーマにした作品です。あらすじを見て、「なぜこの人は自分の命を賭してまで乗客を救ったのか」と興味を持ちました。ノンフィクションではありませんが、主人公の内面を深く考察し、その行動に至るまでの葛藤を描いた力作だと思います。主人公のモデルとなった鉄道職員は現在もあまり有名ではありませんが、これを読んで多くの人に知ってもらいたいです。(30代女性)

実在する人物をモデルに三浦さんが書かれたこの小説は、自己犠牲とは何なのか?と読者に問いかけるような作品です。 主人公の生い立ち、日々の暮らし、キリスト教との関わりを丁寧に描くことで、読者は主人公に寄り添うような気持になります。 彼に対してはじめのうちは否定的だった同僚がどのように変わったのか?彼がいかにして自分の身を投じたのか。彼の心の気高さを感じます。(40代女性)

愛と宗教、時代の偏見や宗教感の違いによる差別など、ひとつの小説の中にも考えさせられる事が沢山あります。 名作で古い作品ではありますが、人を守りたい気持ちや愛情という部分では世界共通で共感できる部分があると思います。(20代女性)

身を挺して、大惨事になるところだった鉄道事故を未然に防いだ主人公の人生に、涙なくして読むことができませんでした。人間はここまで清らかに正しく生きることができるものかと、大きな衝撃を受けた一冊でした。人間としての尊厳や理想を深く考えさせられる小説です。(40代女性)

三浦綾子の作品は、キリスト教の影響を受けたものが多くみられます。その中でも自己犠牲について、そこに至るまでの心理を細かく描写した作品が『塩狩峠』です。他者のために自分の命を犠牲にすることは昔から美談として扱われてきましたが、その決断をするまでの主人公の葛藤がとても人間味あふれたものとなっています。(40代女性)

塩狩峠では物語の内容を楽しむだけでなく、キリスト教信者の方々の考え方や、自己犠牲の概念などを学ぶことができます。 無宗教の方であれば普段あまり触れることのできない価値観や思想を覗くことができるためお勧めです。(20代女性)

高校生の頃に友人に勧められ読んだ一冊です。主人公の敬虔な信仰心と人物描写にすっかり感情移入させられてしまいました。ストイックな生き方に共感し、自分の価値観人生観に影響すら受けました。衝撃のラストは20年経っても忘れられません。(40代男性)

中学生の頃に読んで、読書感想文を書いたら賞を取りました。 つまりそれだけ子どもながらに理解しやすい内容で、読みやすく感想を書きやすい話でした。 最後はハッピーエンドではありませんが、読んでいて苦しくなったり胸が悪くなるような描写はないと思います。(30代女性)

衝撃を受けた本です。自らの命を犠牲にしてまで、他者を救うことが出来るのか。主人公はクリスチャンという設定ですが、信仰心からそこまで出来るのかと、読後考えさせられる作品です。残された家族や婚約者のことまで考えると、何ともいたたまれない気持ちになりますが、真摯に生きるということを学べる本です。(40代女性)

生きる事の意味を考えさせてくれます。人間はいかに生きるかよりも、誰のために生き、どう死んで行くのかなのかもしれないと。最後は涙がとまらず、読み終わった後には生きる勇気が出てきます。自分も人のために何かをしたいと思うきっかけになる一冊だと思います。(30代女性)

高校生だったとき、国語の夏休みの、読書感想文の宿題の課題本として、三浦綾子さんの塩狩峠が選ばれました。なんと言っても、主人公が自分を犠牲にして事故を止めるという衝撃的な内容は今でも忘れられないポイントです。(30代女性)

何度読んでも感動し涙無しには読めない本です。誰一人として悪い人は登場しないのに、なぜこんなにも悲しいことが起こるのか、神様は本当にいるのだろうかと考えさせられる小説です。初版からもう何十年も経っていますが、今読んでも全く古さを感じないのは、根底に人間の心の美しさがあるからだと思います。(50代女性)

 

 

1位.三浦綾子「氷点」(29票)

 

三浦綾子「氷点」がおすすめの理由

三浦綾子さんの「氷点」は、北海道旭川市を舞台にした有名な小説です。 読みはじめたきっかけは、北海道の祖母の家で暇だったため、本棚にあったこの本を手に取ったことだったのですが、あっという間に時間を忘れて夢中になりました。 北海道の地元ならではの独特の寒さ、気候の描写の美しさも魅力ですが、登場人物のやりとりにも目が話せません。 ある裕福な夫婦が子供を誘拐されて、その子供は亡くなってしまうのですが、子供を誘拐した犯人の子供を夫婦が引き取るというところから物語がはじまります。 はじまりから波乱の幕開けですが、女性読者が夢中で読めるようなさわやかな文体です。 怖いお話でもサスペンスでもなく、恋愛も絡みます。 人生のなかで、自分がもしこうだったら…と、誰しも共感する部分もあり、それが魅力だと思います。(30代女性)

上巻、下巻とありますが、その物語の展開に引きこまれて、読み終えてしまいました。個人的に女流作家の文章があまり好きではないのですが、この作者は文章が端的でスピード感があって、読みやすいです。自ら重いものを背負っていく人生と背負わされる人生、考えさせられる作品でした。(40代女性)

まだ子供のころ、ドラマを見て家の本棚に「氷点」と「続・氷点」があったので読みました。大人になってから読み返すとまったくひどい話だと思ったのですが。幼いころはたいそう感動して号泣したのを覚えています。キリスト教のおしえには? な私ですが子供心に、単純に感動したのだなあ、という感想です。それにひどい話とは思いつつも今でも好きな小説です。(30代女性)

おそらく50年近く前に書かれたはずですが、何度も映画・ドラマ化されているくらい人間の本質を突いたテーマと衝撃的な内容で、今もまったく色あせることのない作品です。純心と邪心を描いたというような単純なもので終わっていないところが素晴らしいです。(50代男性)

全体的に暗くて荘厳な小説でした。ドロドロのストーリー性もありあっという間に読めます。小説の内容のバックに罪や許しというようなキーワードが出てくるので、ちょっと特殊だなと思っていたら、作者がクリスチャンというのを読んでから知りました。(40代女性)

三浦綾子の作品はどれもおすすめだけれど中でもこの作品は彼女の原点だと思います。テーマが「原罪」というだけあって完全な悪者も善人もない、という人間の業について深く考えさせられる話でした。子供を殺した犯人の娘を育てるとか、犯人の娘と主人公が偶然知り合うとか、シチューエーションとしては現実にあり得ない設定も、この本を読み進んでいく上では必要な事象だと思いました。私はあまり本を読み返す事をしないけれど、この本は何度も読み返しています。(40代女性)

初めて読んだのは、中学生の時でした。知人から頂いて読んだのですが、陽子が義理母からの壮絶ないじめにも負けず、自分を励まし生きていく姿に思春期の私は感銘を受けました。物語の登場人物たちのリアルな心情などは現実世界かと思うほど濃厚で、味があり、そしてそれぞれの生きにくさを痛感しました。特に義理母である夏枝、大人になった今読み返してみると、母親としての虚無感や絶望感から現実逃避していく様は分からなくはありません。現実は思うようにはいかないよと、と教えてくれた作品でした。(30代女性)

人間の心の奥底をのぞきこむような深い鋭利なテーマを取り扱いつつ、昼のメロドラマのような下世話さやハラハラするような山あり谷ありの展開でもって文芸作品でありながらも一流のエンターテイメント小説としてなりっているから。(30代女性)

定番中の定番とは思いますが、初めて読んだ時、ガツンと心に響くものがありました。私はキリスト教には詳しくないですが、この小説のテーマになっている「赦し」について考えずにはいられませんでした。ラストシーンにかすかな希望が感じられ、そこに希望を見ることができます。(40代女性)

この作品は、人の心の底がどれだけ広いのか、狭いのかを試されているような話しです。相手の過ちをどこまで許せるのか、絶対にほんの少しも許せないのか、読んでいて心が痛くなりました。自分だったらこんなことされたら生きるのが嫌になるし、毎日苦しくて辛くて、この気持ちをどこに向ければどうやって心の中を安心させればいいのか分からないと悩んでしまいます。一回いや二回もしくは三回くらい読んでもいいなと思うくらいに、奥の深い作品です。(50代女性)

汝の隣人を愛せよ。を実践することはこれほどまでに難しく、人の心を動かすことが目的ではないにしても、死ぬまで報われないものかと考えさせれる一冊です。 主人公の周りは環境が複雑すぎて、読んでいてつらい気持ちになります。(20代男性)

クリスチャンの著者が書いたというのが最初は信じられないようなあらすじです、ですが、読んでいくと、たしかにこれはクリスチャンの著者ならではの「赦し」の価値観がとてもよくあらわれているなと思います。泣いてしまいます。(20代女性)

最初からものすごい人間の生々しい生きざまを見せつけられました。これを読んだのは20代後半でしたが、こんなにも自分の気持ちに正直に生きて子どもに対しても同等の感情を貫いてしまう恐ろしさとそれを悪びれる余裕もないほど自分の感情を押し殺すことの出来ない大人の醜さというか文化の無さというかそのようなものをあらためて考えさせられる一冊でした。(40代女性)

人生とは何か、生きるとは何かを考えさせられる本です。クリスチャンの作者だからこその表現だと思います。ドロドロした人間関係にドキドキハラハラしながら、最後まで目が離せない壮大な作品です。続編もすぐに読みたくなります。(30代女性)

『氷点』を初めて読んだのは小学6年生の頃、姉に無理やり読まされたのがきっかけでした。小学生には難解な言葉や漢字が使われている上に、それまで読んだことのない長編でしたが、発表当初社会現象を起こしただけあって引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。キリスト教徒ではない私ですが、初めて読んで以来約20年、数えきれない程読み返してきた本です。「原罪」や「汝の敵を愛せよ」といったキリスト教の教えをテーマに掲げていますが、展開はメロドラマチックなので、エンターテイメントとして読めるのではないかと思います。宗教作品に抵抗のある方も、長編が苦手な方も、一度読んで頂きたいです。(30代女性)

主人公の陽子と、陽子をとりまく家族それぞれの愛情や憎しみ、哀しみなど、目まぐるしく変わる人々の思いに読んでいる側もすっかり夢中になってしまいます。家族という小さな、でも陽子にとっては大きなひとつの社会のなかで、健気に真っ直ぐに生きていく姿がとても魅力的で心から応援したくなります。屈折した思いを抱えながらも、それぞれの人物が大きな存在感を持って読者に 迫り深い印象を残すのは、三浦綾子さんという作家のたぐいまれなる力だと思います。(40代女性)

最後の最後にひっくり返されました。予想もしていない結末。恋の糸がもつれにもつれて、誰も彼もが激しい恋心や嫉妬心やプライドのためにもがき苦しみます。私の心に氷点があったのだ、私の心は凍えてしまったのだという遺書にただただ震えました。(30代女性)

家族に広がっていく陰湿な空気が、生々しさと理性がないまぜになった文章で冷静に綴られていくのは、目を見張るものがある。また徐々に崩壊していく家庭の中で明らかになる人間の嫉妬の感情には色々考えさせられるものがある。(30代男性)

主人公の陽子は、辻口病院に引き取られますが、実は辻口夫妻の娘を殺した犯人と娘です。育ての母はそれを知ってからの激しいいじめ。そんな陽子をかばう兄。陽子は母を憎むどころは、まっすぐに素直に「許す」とは何かを探しながら懸命に生きていきます。キリスト教の教えを基にした小説ですが、誰でも陽子の素直な生き方に引き込まれていくこと間違いなしだと思います。(40代女性)

実の娘を殺した犯人の娘を引き取り、そのことを誰にも知らせずに育てる父。本当は浮気をしていた妻への復讐のために引き取ったのに、隠していました。事実を知らずに育ててきた母親が本当の事を知った衝撃と、怒りを娘である陽子に向けてしまう悲しさ。すべてを知った上で「許す」という、けなげで純粋すぎるほど純粋な陽子の姿を読み進めていくと、はたして自分だったらどう考えるだろうかと深く考えさせられていく本です。ドラマ化されたりしましたが、やはり原作は本当におすすめです。キリスト教信者である、三浦綾子さんならではの文章かもしれませんが、何度も読み返しては感動してしまいます。(40代女性)

人間の醜さ、汚さ、残酷さ、怖さが表現されている作品で、人はなぜ周りの情報ばかりに流され信じきることができないのか、赦しとは何なのかを問う小説。 キリスト教文学になりますが、宗教の前に人間の罪とは何なのか、クリスチャンでなくても引き込まれる内容となっているのでおススメです。(30代男性)

生きること、この世に存在する自分について深く深く考えさせられます。キリスト教の著者なので、罪について、原罪についてが大きなテーマでありますが、話はスケールの大きな人間ドラマで、自分の娘を殺した殺人犯の子どもを育てられるかというドラマチックな内容で、最後の最後まで飽きさせません。(40代女性)

何度も映画化やドラマ化されている名作で、要約すると1人の少女とその家族の間の愛憎劇。まるで昼メロのような設定の話だが、作者の巧みな書き方に次第に主人公の少女に感情移入して読み行ってしまう。続編も書かれており、登場人物たちのその後も読めるのは読者としてはうれしい。(30代女性)

北海道の、雄大で透明感のある景色が思い浮かぶ文章と、ネチネチとした泥沼のようなストーリーの対比が秀逸な作品。主人公と養父母、主人公の兄それぞれの立場で読むと全く違う印象になる。読んだ後に深い感動が残る作品。(30代女性)

不倫相手の子どもとして育てられる少女の健気さや、母親と父親の人間味あふれる醜い心境、愛の表現が心に残る作品です。不倫の結末、また里親になる親の葛藤などが赤裸々に記されている作品で、考えさせられることが多い作品でした。(20代女性)

彼女の代表作だが家族愛、親愛、恋愛とさまざまな愛の形がつまった作品である。はじまりからどろどろとした愛憎いりまじる描写が続く作品だが、あまりにも酷に虐げられる主人公の状況に読む手が止まりかけても、主人公の母に向ける健気さと無垢さに救われる。彼女に魅力があるからどんな結末になるのか読めば読むほど知りたくなり最後まで読み切れた。ぜひおすすめしたい。(20代女性)

この作品は三浦綾子さんのデビュー作なのですが、ものすごくよくできた作品だと思います。ちょっと前まで素人さんだった人の作品だとは思えないほどのなんといいますか、深みというのでしょうか、衝撃の作品でした。一気に夜通し読んだ作品です。(40代女性)

学生時代から何度も読み返している三浦綾子さんです。「原罪」というものをテーマにしています。人間だれしもが持っている罪について、ドラマティックな展開のドラマを通して著者が語りかけてきます。若い時は主人公の立場で、母になった今、主人公の母の立場になって読むことができます。奥深い小説だと思います。(40代女性)

生きることは人間にとってどうなのかと考えさせられる本でした。リアルな陽子をめぐる人間関係が書かれていて続きがきになり、つい読んでしまいました。古い本ですが現代にも通じるものがあると思います。ちょっとした行き違いが人生を狂わすのが怖いです。(20代女性)

 

 

1票入った三浦綾子おすすめ作品も紹介

三浦綾子「イエスキリストの生涯」

 

三浦綾子「イエスキリストの生涯」がおすすめの理由

久しぶりに信仰というものに思う存分浸れました。信じるものがあるということ。自分の世界観、人生観、生きる上での軸となるものが明確に持っていること。疑わないこと。ブレない何か、ブレそうになったら正そうともがく何か、そういうものです。(30代女性)

 

 

三浦綾子「ひつじが丘」

 

三浦綾子「ひつじが丘」がおすすめの理由

愛とは許すこと。人間同士というものは、憎み合うように生まれついていて、お互いを裏切るように出来ているのだ。親が牧師であったって、教会に通うクリスチャンだったって、全てを受け入れ許すということは難しい。ドロドロな世界だけど、それぞれの心情が見事に現れていた。(30代女性)

 

 

三浦綾子「われ弱ければ」

 

三浦綾子「われ弱ければ」がおすすめの理由

女子学院の初代院長、矢嶋楫子の伝記。といっても、三浦綾子の私見、つまり「こんなとき自分だったらどうしただろうか」という記述も散見され、純粋な伝記小説とは一味違う。聖人君子ではなく、人間臭いところが魅力的であり、興味深かった。(30代女性)

 

 

三浦綾子「愛すること信ずること」

 

三浦綾子「愛すること信ずること」がおすすめの理由

三浦夫妻の温かさが文面から滲んできます。こんな人に、愛せる人信じられる人に一生の中で出会えることができれば、ひっそりと幸福に人生を終えられるだろうなと思いました。三浦さんのようにもっと色々なことを経験し吸収したいと思えた本です。(30代女性)

 

 

三浦綾子「雨はあした晴れるだろう」

 

三浦綾子「雨はあした晴れるだろう」がおすすめの理由

私が一番最初に出会った三浦綾子さんの小説です。 三浦綾子さんの小説は長いなんてイメージのある方は、この本は短編なのでとっても読みやすいと思います。 この本の一番最初に描かれているのは義理の兄との微妙な関係を日記形式で描かれているものです。 ちょっと切ない乙女心が描かれており、読みやすくその上胸が締め付けられてとってもオススメな作品です。(20代女性)

 

 

三浦綾子「果て遠き丘」

 

三浦綾子「果て遠き丘」がおすすめの理由

次はどうなるんだろうと続きがどんどん気になって読み進めてしまう楽しさがあります。世の中、善人はうまくいかない事や悪女の仕掛けにイライラ、モヤモヤとした気持ちでいっぱいになるのですが結末はスカッとするからです。読書初心者にもわかりやすい表現ばかりです。(30代女性)

 

 

三浦綾子「岩に立つ」

 

三浦綾子「岩に立つ」がおすすめの理由

とても痛快でした。主人公の鈴本は、自分の信じたことを決して曲げません。自分の信念を、どのような状況においても完全に貫きます。上官だの昇進だのは関係なく、ただただ、自分が信じ、正しいと思ったことに従って生きているのか痛快でした。(30代女性)

 

 

三浦綾子「国を愛する心」

 

三浦綾子「国を愛する心」がおすすめの理由

キリスト教の視点で戦争と平和、家族と教育への想いを語っています。単行本未収録の原稿を中心に厳選されたエッセイ集。執筆から二十年以上のときを経ているとは思えない言葉の数々は、心にしみるというより心に突き刺さってきました。(30代女性)

 

 

三浦綾子「新約聖書入門」

 

三浦綾子「新約聖書入門」がおすすめの理由

なぜ新約聖書の冒頭は、外国人の名前が羅列されているのか、愛の章とは、不正な家令の話など一信者の目線から聖書を解説している大変わかりやすい本です。さすが作家さんで、こちらが知りたいと思うことを面白く教えてくれます。(30代女性)

 

 

三浦綾子「雪のアルバム」

 

三浦綾子「雪のアルバム」がおすすめの理由

小学生の女の子が成長とともに告白していく物語です。 母親や母親の恋人から、虐待を受けた様子。 小学生の時のいじめ。友達関係。他の人には話せない、事故の告白。この人が自分のお父さんだと知った時など、告白を読みながら、「それでいいよ、あなたの生き方は間違ってないよ」と、自分の生い立ちと比べ、共感してり応援したり、頑張って生きて!という気持ちになる本です。(40代女性)

 

 

三浦綾子「千利休とその妻たち」

 

三浦綾子「千利休とその妻たち」がおすすめの理由

茶の湯の精神を奉じながら、ともすれば権力欲に頷く人間臭さ、というか男臭さがあり、面白く読みました。また、夫の仕事であり人生の道であるものを理解し陰ながら支える妻には、古風ではありますが、あるべき伴侶の姿を思いました。(30代女性)

 

 

三浦綾子「続氷点」

 

三浦綾子「続氷点」がおすすめの理由

罪を犯して激しく後悔していたり、他人の罪を許せなかったりすると、こんなにも生きづらいのかと思いました。では、罪はどのように償われるべきなのか。謝罪し、相手に許されたところでその事実は消えない。罪とは、たとえ許し許されても一生消えないものだと思いました。(30代女性)

 

 

三浦綾子「病めるときも」

 

三浦綾子「病めるときも」がおすすめの理由

人の醜い部分が多分にある中で、苦難を前にした人間はどう考えどう生き抜いていくのか。読みたくないけど、続きが気になって一気読み。人間の弱さやら傲慢さらがさらりと書かれていると思えば、エゲツなさも全開です。それをどう受け止めるかを問われているような気になりました。(30代女性)

 

 

三浦綾子「明日のあなたへ」

 

三浦綾子「明日のあなたへ」がおすすめの理由

本当に私たちを支えてくれるのは、こういった力強い励ましの言葉ではないだろうか。直近で、こういう時に手痛い言葉でずたずたになったとき、支えとなってくれたのは慰めの言葉でした。弱った心にお粥のように染み渡る素敵な本です。(30代女性)

 

 

三浦綾子「夕あり朝あり」

 

三浦綾子「夕あり朝あり」がおすすめの理由

安全大会でみんなが神社に祈願に行こうとするのを信仰の押し付けと強硬に反対を押し通してしまう。疑問もあったが、多くの人に愛された、助けてもらったことは、やはり魅力的な資質を持っていたのだろう。波乱万丈な人生が心に残った。(30代女性)

 

 

三浦綾子「嵐吹く時も」

 

三浦綾子「嵐吹く時も」がおすすめの理由

自分自身の祖父母をモデルに書かれているそうです。明治・大正の時代を生きていた家族の波瀾万丈の人生が描かれています。なぜ人はいけないことだと分かっていても、罪をおかしてしまうのか、悲しみの中に広がる感情を深く考えさせられます。(30代女性)

 

 

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