読書好きが選ぶ!川上未映子おすすめ作品ランキング

スポンサーリンク

Contents

スポンサーリンク

川上未映子おすすめ作品ランキング

11位タイ.川上未映子「みみずくは黄昏に飛びたつ」(2票)

川上未映子「みみずくは黄昏に飛びたつ」がおすすめの理由

村上春樹さんの新作についてや人間性そのものについてインタビューしたみみずく、対談形式になっていてさっくり読めちゃいます。川上未映子さんが幼いころから村上春樹さんのファンで会ったことから実現したそうです。(30代女性)

川上未映子による村上春樹へのロングインタビュー。自分のスタイルを洞窟の中で語り部として集合的無意識に語りかける洞窟スタイルと語ったり、具体的な創作の方法論や過去作の話などどれも興味深かった。全てを知れずとも、かなり深く理解できると思う。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「安心毛布」(2票)

川上未映子「安心毛布」がおすすめの理由

妊娠や出産をはじめとするセンセーショナルな出来事も、淡々とした言葉で表現しているエッセイ集になります。ホットケーキやムートンジャケットなどの、思い入れがあるものにはとことん夢中になってしまうところが良かったです。(30代男性)

川上未映子さんの日記を盗み見ているような感覚になります。どこか一歩引いて冷めて全体を見ているようで 私はこうですと言うのがあって、でもそれはあくまで自分で人には押し付けない。そういう冷静に物事を見ている文章で、とても好きな感じ。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「人生が用意するもの」(2票)

川上未映子「人生が用意するもの」がおすすめの理由

結婚と出産と言う女性にとって大きな経験をして、妻として母親として少しずつ変わっていく著者の姿が思い浮かんできました。東日本大震災以降に執筆されたエッセイも収められているので、原発事故に対する思いが伝わってきました。(30代男性)

気分転換に読むと本当に痛快な川上未映子さんのエッセイ。物知りなので、様々な世間話も面白いし、新しい学びがあったりする。文章がなんだか生き生きととしていて、立体的に感じられて、読んでいるととても心地よくなりました。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「水瓶」(2票)

川上未映子「水瓶」がおすすめの理由

小説でもなくエッセイでもない、9編の散文詩が収められている作品集になります。独特のリズム感と言葉の組み合わせからは不思議な世界観を感じることができ、改行を極力することがない斬新なスタイルが印象深かったです。(30代男性)

言葉の意味や詩全体の意味をじっくり考えながらではなく、目で読んで脳に入ってくるままにテンポよく読んだ。まるで音楽を聴いているかのような感覚。寝る間際、真夜中にひとつずつ読んでぽーっとなりながら眠りにつくよが心地よいです。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「先端で、さすわさされるわそらええわ」(2票)

川上未映子「先端で、さすわさされるわそらええわ」がおすすめの理由

自由奔放な言い回しと時おり挿入される生き生きとした関西弁が特徴的な、7つの散文詩が収められている詩集になります。他の誰かに語りかけているかのようなスタイルと、女性の本能をストレートに伝えるところが良かったです。(30代男性)

読み始めてから、この文学のどこにどうして意味づけを見出せば良いのか全くわからずも読み進めたら、完全に素敵でした。意味というか、摑み取れる形がなくてもっと流動性のある動きの素晴らしさをこんな上手く描くことができるなんて、感動しました。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「発光地帯」(2票)

川上未映子「発光地帯」がおすすめの理由

著者が普段食べている物や、得意な料理について書かれている食にまつわるエッセイ集になります。句読点を極力排した自由奔放なスタイルと言葉で書き連ねていき、時には詩集のような深い味わいを感じることができました。(30代男性)

川上未映子さんの滑るような独特の口調と目線と、感性で綴られていて、読んでいて楽しいです。結構料理に無頓着なところが可愛い。この人のこの時期の根っこの暗さがてらてらと夜に光ってそうな、まさに発光地帯といったエッセイでした。(30代女性)

 

 

11位タイ.川上未映子「六つの星星」(2票)

川上未映子「六つの星星」がおすすめの理由

川上未映子さんのオリジナリティーと思考の深さと好奇心の旺盛さこっちまでワクワクしてしまう刺激的な本。知識と感性に裏打ちされた、という種類の天才だということを再認識。彼女の頭の中を覗きたい人にはエッセイよりこちらがおすすめ。(30代女性)

芥川賞作家がジャンルを問わずに幅広く活躍している、6人の著名人たちと自由奔放な言葉を使って繰り広げられる対談集になります。文学者や哲学者だけではなく、医学や分子生物学などの理系の思考回路を持つ人たちとの対話が面白かったです。(30代男性)

 

 

9位タイ.川上未映子「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」(3票)

川上未映子「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」がおすすめの理由

生き生きとした言葉が溢れる大阪弁とテンポの良い文章が特徴的な、芥川賞受賞者によるエッセイ集になります。小説家としての成功を夢見て日々の執筆活動を静かに続けていく、若き日の著者の姿が思い浮かんできました。(30代男性)

川上未映子さんがますます好きになってしまいました。人生は両極を行ったり来たりすること、自分の意識は他人の意識のコラージュであること、それをどういう経緯で認識されたかも知ることができました。一人で物思いに耽りたいときはぴったりです。(30代女性)

川上未映子の三年にも渡る日記をまとめた一冊です。この中に、川上未映子という人間が詰まっています。それをひとつひとつなぞっていくと、自分と重なる部分や、異なる部分があって、それを感じるのがとても心地いい作品です。(20代女性)

 

 

9位タイ.川上未映子「りぼんにお願い」(3票)

川上未映子「りぼんにお願い」がおすすめの理由

女性であることの生きづらさだけではなく、ときめきや楽しみも伝わってくるエッセイ集になります。自らのコンプレックスを赤裸々に綴りつつ、同じ時代を生きる女性たちへの前向きなメッセージも込められていました。(30代男性)

親近感わくエッセイです。軽妙な文章で、さらっと読みやすい。ひとりでお酒を飲みながら読みたい本。思い出の取り扱いとか、分母レベルの幸せとか、さらっと読める中に心に刺さる言葉がたくさんあってじわじわと沁みました。(30代女性)

ある程度年齢がいったら女子が考える結婚とは、とか世の中のささいなくすっと笑っちゃうような気まりについて鋭くでもユーモアをもってほりさげた作品です。雑誌に連載されていたものなので、さくっと読めちゃいますし、共感できるポイントがたくさんあります。(30代女性)

 

 

5位タイ.川上未映子「あこがれ」(4票)

川上未映子「あこがれ」がおすすめの理由

まだ見ぬ腹違いの姉に会い、父に隠された過去を知り、全てを受け止めた時に、一人の女の子はいかに成長しているのか。そこに見える路はなんなのか。笑えて泣けて、成長の先にあるものを教えてくれる、心に深く残る物語です。(30代女性)

ミステリアスなサンドイッチ売り場の女性店員に思いを寄せる、小学4年生の男の子の日常生活が微笑ましかったです。自らの出自に悩む同い年の女の子ヘガティーを守りながら、少しずつ成長していく様子には胸を打たれました。(30代男性)

麦くんとヘガティーの子どもらしまとまりのなさと、でも確信をつく考えや、グッとくる言葉がとても多い。自分でもわからない気持ちに悩んだりもがいたりしながら少しずつ成長していく二人の姿が昔の自分と重なって懐かしい思えると思います。(30代女性)

小学生の麦くんとヘガティーの成長を描いた作品でした。恋ともつかない、幼さから成長していく二人の友情の物語です。独特の文体で、翻訳物の児童書を読んでいるような感じでした。会いたい人に会いにいく。麦くんはあこがれのミス・アイスサンドイッチに、ヘガティは腹違いのお姉さんに。麦くんとヘガティの2人でなければ、会うことはできなかっただろうなと思います。会って後悔はないと思うこともあれば、結果として会わなければよかったこともあるだろうけどそのことは、二人の心にいつまでも残ると思いました。子供目線だけどとても素敵な作品で、2人の純粋な友情が心に響きました。(20代女性)

 

 

5位タイ.川上未映子「おめかしの引力」(4票)

川上未映子「おめかしの引力」がおすすめの理由

自らのコレクションや衝動買いのエピソードをたっぷりと盛り込んでいる、ファッションにまつわる話を集めたエッセイ集になります。ブランド志向や異性の目を意識することなく、自分のためにおめかしを楽しむ著者が微笑ましかったです。(30代男性)

ブログのような手軽さの反面、鋭かったり優しかったりの塩梅が最高です。この本を読んで思うのは、やっぱりいいものを、自分の本当に気に入ったものだけあればいいんだということ。おめかしって自分自身を大切にすることなんだと思いました。(30代女性)

川上未映子さんが大のおしゃれ好きでファッション誌などにも連載していますが、その川上さんがファッションについての失敗や体験を赤裸々につづったエッセイです。サクッと読めちゃうし、特に女子におすすめですよ。(30代女性)

まず、表紙がかわいい。スカートからすらりと脚が伸びて赤いハイヒールを履いているのかと思ったら、実は…。 内容は、ハイブランドもたくさん出てくるおしゃれなエッセイ。失敗談といえど、気を抜かずおしゃれしたい!おしゃれを頑張ろう!と思わせてくれる。 最近、自分のことがいい加減になってるなと思うときに読み返している。(30代女性)

 

 

5位タイ.川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」(4票)

川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」がおすすめの理由

この作品の面白さはストーリーというよりも集められた言葉のチョイスです。1行目から感じるインパクトのある言葉の羅列は今まで読んだどの本にもない文体で強烈です。しかしその強烈さが癖になるというもので読んでいくうちに川上さんの世界の見方、感じ方、そういったものがごっそり見えてくる、不思議な気持ちにさせてくれる作品です。(30代女性)

自らの本質をたった1本の奥歯に追い求めていく歯科助手の姿には鬼気迫るものがありました。妄想上の彼氏に怒りをぶつけて生まれてもいない子供に手紙を書きながらも、現実の世界へと引き戻されていく瞬間が圧巻でした。(30代男性)

一言で言うと圧倒されました。ただただ圧倒。濁流となって押し寄せてくる言葉に翻弄されて圧倒され続けました。容赦ない大自然の猛威の前に存在を曝け出されるような。今まで読んだ中で最大瞬間風速が最大なのは間違いないです。(30代女性)

この本はまずタイトルに惹かれて手に取りました。この本の著者の川上未映子さんの本は本のタイトルが面白くてとても好きです。タイトルの意味が全く分かりませんが、何故か語呂がいいと思います。そこがいいですね。同じ著者のそら頭はでかいです、世界がすこんと入りますという作品も意味が全く分からないけれど語呂がいいと思いますし、そのタイトルの個性的な面白さが川上未映子さんの作品の良さだと思います。(30代女性)

 

 

5位タイ.川上未映子「愛の夢とか」(4票)

川上未映子「愛の夢とか」がおすすめの理由

谷崎潤一郎賞を受賞した、7つの独立した短編小説が収められている作品になります。年齢も生活環境も異なる様々な女性の視点から、失ってしまった大切な人やものに対する執着心が描かれているところが印象深かったです。(30代男性)

40代女性のどこか人生を諦観した雰囲気が漂っていると思いました。静かに孤独感が語られています。物語が急に好転することも、都合よく主人公が助けられることもなく、ただ淡々と日常が過ぎていく。そんな日々のもの悲しさを綴った作品です。(30代女性)

短編集です。小説って話の展開に力が入っていて話を追うだけで疲れてしまうことがよくありますが、この川上未映子さん『愛の夢とか』においては全く心配ありません。ストーリー展開はあまり気にせず、文章の表現を味わいながら楽しめる作品です。読んでいるとまるでエッセイかと思ってしまうくらい、良い意味で表現が小説らしくありません。(20代女性)

1時間くらいでするする読めました。川上さんの書かれる文章はどれも言葉の一つ一つが優しく、今作もそれを裏切らない素敵な短編集でした。川上さんの最近の作品を何点か読んでいて、好きだったのであまり深く考えずに購入しました。読んでみたら何とも言えず、不思議な作品ばかりというか、久しぶりに文学作品の奥深さというか難解さというか、そんなものにひたる数時間でした。使われている言葉は平易で、美しさも感じますが、それらが組合わせて生まれる世界は…。まあ、凡人には天才を理解することはできないということでしょうか。(20代女性)

 

 

4位.川上未映子「ヘヴン」(5票)

川上未映子「ヘヴン」がおすすめの理由

ひたすらにいじめに耐え続けているふたりの14歳の生きざまには胸が痛みました。暴力を振るう側と受ける側の鬱屈とした思いだけではなく、厄介ごとを見て見ぬふりをしてしまう人たちの心境までリアルに描き切っていました。(30代男性)

いじめの描写が壮絶で、痛々しく、読み進めるのが辛かった。主人公が出会いによって救われていくので途中からは安心して読めたが色々考えさせられた。いじめられている子どもたちに、世界は一つじゃないよと教えてくれていると思った。(30代女性)

子どもたちのいじめをテーマにした作品。いじめる側の心情もいじめられる側の心情も、見方によっては善悪までひっくり返ってしまうのだということが事細かに、怖いくらい冷静に描き切られている。「道徳をも疑っていきたい」という川上さんの宣言そのものの一冊。(30代女性)

いじめの問題を取り扱った作品で、そういった描写が苦手な方にはおすすめできません。私が特に読んでほしい部分は、2か所あります。1か所目は、百瀬(いじめの加害者)と僕(いじめの被害者)の「理由のないいじめに対する善悪の基準」についての対話の部分です。百瀬はあたかも論理的にいじめを肯定していますが、言い分として理解はできても、人権を踏みにじる行為で許される行為ではなく、いじめられる側としては彼の言い分は賛否両論分かれるところだと思います。2か所目は、僕が手術を受けて斜視を治した後に、世界・景色が見えるようになったことで失ったものに気づかされます。読後にタイトルの「ヘヴン」の意味が分かります。コジマと観た絵画や緻密な手紙のやりとりを読後に思い馳せ、主人公が何を思うのか考えたくなる作品です。(20代女性)

それぞれに特徴があっていじめられている少年と少女がひょんなことで仲よくなり、いっときのあいだお互いの大事な何かを共有する時間を過ごすのですが、少女の見ている「ヘヴン」と少年の結論にはとある差異があり、そこが大変泣けます。(20代女性)

 

 

3位.川上未映子「きみは赤ちゃん」(7票)

川上未映子「きみは赤ちゃん」がおすすめの理由

35歳で出産を経験した芥川賞受賞者でもある著者が、自らの体験をリアリティ溢れる言葉で伝えるエッセイ集になります。仕事と育児のバランスのむつかしさとともに、より良い女性と男性の関係性について考えさせられました。(30代男性)

川上さん家に子供ができて、生まれて一歳になるまでの話。川上さんの感情の全てが読める本です。こういうものは結構表向きに近い感情を綴る人が多いけれど、根元の感情が揺れ動いていく様とか、隠そうと様まで全部さらけ出していて親近感を覚える良い本でした。(30代女性)

一番印象的だったのが帝王切開の痛さ。そして大変な子育てだけど、川上未映子さんらしいユーモアある視点は、笑えて心は温まりました。家事の話、夫への不満で意外と真面目なんだなとも思いました。最後の章はうるっと来ました。(30代女性)

高齢出産が多くなってきたので参考にしたくて読んでみた本です。エッセイなので出産や育児のことがリアルに伝わり参考になりました。川上未映子さんは芥川賞作家なのもあって、文章が読みやすかったです。日記風なのが共感できました。(20代女性)

私が出産して子育て中に読んだ本ですが、この本では1歳になるまでの大変な子育てや、小さな葛藤がわかるわかると思って読んでいました。妊娠中のホルモンバランスが崩れてあべちゃん(旦那)に腹が立ったり、授乳中におっぱいが辛くて旦那に「やめれば」と簡単に言われたり、毒舌交じりだけれど話口調で読みやすく、面白おかしく書いてあるんだけれど、たまに優しさが伝わり、最後は涙が出ました。妊娠、出産したら旦那さんに読んでほしい本です。(30代女性)

高齢での妊娠・出産を経て育児奮闘中の筆者が包み隠さずにその時々の気持ちを述べているところにがおもしろかった。とりわけ、出産前は特に子供好きというわけではなかったのに、自分の赤ちゃんが産まれたら可愛くて仕方がないと感じたところなどは共感できる。自分で漠然と感じていたことなどを物凄くストレートに表現してくれているところがよかった。(40代女性)

川上未映子さんが初めて経験した妊娠、出産、子育ての様子をまとめたエッセイ。共感できる部分あり、泣ける部分ありで、一気に読むことができた。川上さんの場合は旦那さんも小説家なので、小説家夫婦の家庭の様子が垣間見られるのもおもしろい。(30代女性)

 

 

2位.川上未映子「乳と卵」(10票)

川上未映子「乳と卵」がおすすめの理由

言葉を発しない姪っ子の緑子、その母にしてわたしの姉である巻子が、揃って大阪からやってきます。巻子の豊胸手術のためです。母子家庭であるこのふたりは、何があったのか言葉を交わしません。その代わりに、緑子は筆談でコミュニケーションを取ります。 読み始めると止まらなくなり、女としても考えさせられる本です。(40代女性)

ある日突然に主人公の家に転がり込んできた、豊胸手術に以上にこだわる姉と言葉を発することを拒否する姪っ子の姿が印象深かったです。自らの身体の中に潜む違和感とともに、肉親に対する奇妙な愛情が湧いてきました。(30代男性)

母子関係のまずさと思春期に入りかけた困惑や嫌悪が重なって、拗られている不安定な様子が私にはとても愛おしいと思えた。学校だ習う性教育や母親の乳房への異常な執着に垣間見える性に関する痛々しい描写がとても良かったと思う。(30代女性)

芥川賞受賞作品に相応しい作品。女性性を押し出した作品だが、ごく普通の日常描写と主人公の思考が混ざりあい、「普通」に読めてしまう。クライマックスシーンや、豆乳を飲もうと言うシーンが、あらゆる隠語になっていて、いい。(20代男性)

芥川賞を受賞した作品です。母と思春期を迎えた娘の親子の話なのですが、とにかくテンポが良く読んでいて気持ちが良い文章です。個性的な独特の文章なのですが読みやすいです。関西弁の会話がリアルに聞こえてきそうな気がしてきます。(30代女性)

遠方に住む姉と姪とひょんなことで過ごす数日間をちょっとだけ切り取ったような物語ではありますが、そのストーリーラインよりもやはり特筆すべきは姪の行動です。ピンと背筋の伸びるような繊細な少女が「乳と卵」になにを感じていたかは必読です。(20代女性)

芥川賞受賞作品ということで手に取った。方言が多用され、文体が独特で、今までの作家で言うならば町田康に似ている。流れるように快活で、読んでいてテンポがいい。女として生きる苦悩を語りながら、救済も見えてくる。(30代女性)

大人の女性と小学生の女の子、それぞれの「おんな」への向き合い方がリアルで、読み進めるほど目が離せなくなります。 特に女の子のほうの描写では、自分の内面を見ると同時に自分を取り巻く周囲への冷静な視角も併せ持つという、かしこい女の子特有のするどさみたいなものを垣間見せてくれます。私自身がそういう子どもではなかったので、その部分は、ある種のあこがれを持って読みました。(30代女性)

タイトルからは想像できない話の展開だったのですが、タイトルにぴったりの内容で読んですっきりしました。女性作家ならではの女性の目線で書かれているので表現も素直に入ってくるし、共感できる部分があって、関西弁でも読みやすかったです。(30代女性)

母と娘の物語です。母が娘を連れて姉の家に遊びにいくところかストーリ-ははじまります。母は豊胸手術をしたいと姉に相談しています。娘は反抗期で母とはほとんど口をきかないのですが、母の姉、叔母とは波長が合うのはいろいろ相談する。女であることを深く考えさせられる内容を関西弁とリズムのいい文体で一気に読み終えることができます。読んだ後は親子の葛藤と愛を気持ちよくすっきりと感じることができます。ラストの親子喧嘩のシーンはなぜか涙がとまりませんでした。(40代女性)

 

 

1位.川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」(12票)

川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」がおすすめの理由

地味だけれども繊細なフリーの校正の仕事の現場が、リアリティ溢れるタッチで描かれていました。恋愛に対して引っ込み思案なヒロインが、不器用ながらも周りの人たちと触れ合い少しずつ変わっていくところが良かったです。(30代男性)

この小説は名作だと思います。作者はきっと何か伝えたいことがあって、それが誰かに届くことを願って書いたのだろうなと。それだけ深く大きなものを受け取った気がします。読みながら対話を繰り返し、自分という人間を少し掘り下げられた気がします。(30代女性)

川上未映子の小説なのに関西弁でなく標準語で書かれているので関東方面の人間でもすらすら読みやすい。 大人の男女の静かな恋心がひっそりとつづられていて文章が美しい。読み終わった後のしんみりとした気持ちが心地よい。(40代女性)

年上男性とのやりとりを巡って恋していくのが、現実でも起こりそうなぐらい繊細に描かれていて引き込まれます。表紙から静かな夜をイメージしますが、読んでみるといい意味で覆されます。読み始めると止まらず、一気に読んでしまいます。(20代女性)

この本は一言で言い表すことができません!あらすじとしてはさえない30歳過ぎの女性が恋をする話ですが、単なる恋愛の物語ではなく仕事や友情、性格など様々なテーマが含まれています。そのためこの本の魅力はどこにあるかと言うと、キャラクターの個性や話の筋から自分なりにテーマを見出す楽しみがある点にあると思います。たとえば主人公とその友人は正反対の性格を持っています。行動も、仕事との向き合い方も、話し方も、なにもかもが反対で、主人公はいつもおっとりしていて、かなりどんくさいタイプです、一方で友人は常にてきぱきとしていてかなり優秀です。そんな二人であるがゆえに恋愛の仕方も全く違っていて、主人公は相手とキスすらしない奥手な恋愛、友人は相手をころころ変えていくような激しいもの。ただこのように相違点ばかりの彼女たちにも一つ共通点があって、それは二人とも交際相手と破局してしまいます。失敗ばかりで不器用な主人公も、なんでも器用にこなす友人も、恋愛に失敗してしまう。あえて対照的に描かれた二人が同じ結末を迎えることは、性格に優劣は存在しないというテーマが隠されているのだろうかと思いました。この小説はなぜキャラクターがそのような行動をしたのか、なぜそのような結果になったのか理由は説明されないので、このように隠されたテーマを考えながら読むことができるのです。(20代女性)

恋愛らしい恋愛をしてこなかった大人の女性が人を好きになり、自分にそんな資格があるだろうかと悩み、葛藤する姿になぜだか共感できる作品です。好きな人との関係ら仕事仲間との関係など、大人の人間関係について考えさせられる一作です。(20代女性)

ひとりで夜過ごす時、何もやる気がでなくてベッドから出れない時。どうして自分はうまく人と関わることが出来ないんだろう、と考える時。そんな時に読むと、うつくしい文章に泣きそうなくらい共感できてしまう。ハッピーエンドではないし、万人受けする話でもないけれど、この小説が響く人は多いと思う。それくらい、孤独や人間関係を深く綴った話だ。(10代女性)

恋愛小説なのですが、二人が二人とも不器用というか、どこか世界にうまく順応できずはみだしていて、そのはみ出し具合が異なっているために何度顔を合わせてもかみ合っていきません。そんな二人の様子はある意味滑稽とも言えるのですが、読後なんとも言えない切なさを感じさせられます。何度も読みたくなる作品です。(50代男性)

不器用な主人公が少しずつ丁寧に人間関係を築き上げる、ほのぼのとした物語かと思いきや、突然その絆が断ち切られます。単調そうに見える物語に急に入ってくるその冷たさにぞっとします。しかしその後に見える世界がとても美しく、感情が揺さぶられる小説です。(20代女性)

優しい恋の話で、とてもとても丁寧に綴られた物語でした。登場する女性陣の言葉は生々しく、久しぶりに再会した友人の「あなたは私の人生の登場人物ではなくなったから…」という言葉はこちらまで孤独を突きつけられた気分になりました。 ひとりで生きていることに慣れていた主人公が心惹かれる人物と出会い、本当の孤独を知ってしまう。だけどそのおかげで、きちんと向き合えていなかった大切な関係にも気づく。優しくて明るいけど繊細ですぐ消えてしまうような、真夜中の光みたいなお話だった。冬子の生き方に共感できる部分もあるし聖の考え方にも共感できる部分はあるし…なんというか、胸が苦しくなった。終盤は切なくてたまらなかった…。人と出会って言葉を交わした思い出は一番星の様にひっそりと光り続けるんだろうなと感じました。(20代女性)

30代女性の恋愛を描いたものです。10代20代の若さや勢いの恋愛とは違った、一歩引いた大人の恋愛の中に女性の強さと弱さを感じさせます。また、風景や主人公の心理描写の表現が独特な言葉遣いでとても美しいです。(30代男性)

主人公がおもいっきり不器用。そして同じく不器用な人に好意を寄せます。少し不器用な自分に思いを馳せながら、一気に読んでしまいました。主人公の唯一の友人も、主人公と相反する性格で、その存在が話にいいアクセントになっています。(30代女性)

 

 

1票入ったおすすめの作品も紹介

川上未映子「オモロマンティック・ボム!」

川上未映子「オモロマンティック・ボム!」がおすすめの理由

週刊誌に3年間近くにわたって連載されていたコラムを、エッセイ集としてまとめた1冊になります。日常生活の中でのあり得ない出来事や許し難い人物の言動や振る舞いに対して、痛烈なメッセージや批判が込められていました。(30代男性)

 

 

川上未映子「シャンデリア」

style=border:none

川上未映子「シャンデリア」がおすすめの理由

化粧品売り場の描写がとても好きで、今回はファッションフロアま事細かに書かれてその色とりどりの煌びやかな様子と、シャンデリアで木っ端微塵になるなる姿を想像しながら「檸檬」っぽいなぁと思いながら、最後はセンチメンタル。(30代女性)

 

 

川上未映子「すべてはあの謎にむかって」

川上未映子「すべてはあの謎にむかって」がおすすめの理由

ありふれた日常生活の中で起こるハプニングや、ふとした瞬間に感じる違和感や孤独感が伝わってくるエッセイ集になります。ユーモアセンスたっぷりとした言葉遣いや、ほろりとさせられる思い出話が印象深かったです。(30代男性)

 

 

川上未映子「ぜんぶの後に残るもの」

川上未映子「ぜんぶの後に残るもの」がおすすめの理由

時がたつにつれて東日本大震災の記憶を徐々に忘れていく、世間やメディアの報道に対しての違和感が伝わってくるエッセイ集になります。静かな言葉によって多くの人の心の中に震災の記憶を残すことを決意した、著者の優しさを感じました。(30代男性)

 

 

川上未映子「たましいのふたりごと」

川上未映子「たましいのふたりごと」がおすすめの理由

こだわり方とか潔癖な雰囲気とか思い込み方とかを読んで、こんな人だから小説が書けるんだろうなとしみじみ。牛丼を食べるたびに美味しすぎて不安になるという川上未映子さんの感性はやはり鋭すぎてレベルが違うなと思いました。(30代女性)

 

 

川上未映子「夏の入り口、模様の出口」

川上未映子「夏の入り口、模様の出口」がおすすめの理由

日常生活の中でふと感じてしまうグロテスクな妄想や残酷な思い出を、リアリティ溢れる描写で映し出しているエッセイ集になります。小説とは違った魅力があり、独特の感性と発想が詰まっている著者の頭の中を覗くことができます。(30代男性)

 

 

川上未映子「世界クッキー」

川上未映子「世界クッキー」がおすすめの理由

ある日突然に芥川賞候補となってからの、著者の周りの人たちの右往左往する様子が笑いを誘います。受賞が決まった後も何ひとつ変わることなく、謙虚な姿勢で静かに執筆活動を続けていく著者の姿が印象深かったです。(30代男性)

 

 

川上未映子「魔法飛行」

川上未映子「魔法飛行」がおすすめの理由

ありふれた日常生活の中の風景をつづった日記スタイルのエッセイ集第2弾になります。2011年の3月11日を境に少しずつ変わっていく社会の慌ただしい様子と、いつもと同じ静かに執筆を続ける著者のコントラストが鮮やかでした。(30代男性)

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました