読書好きに聞いた!桐野夏生おすすめ作品ランキング

 

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桐野夏生おすすめ作品ランキング

読書好きの方に桐野夏生さんの作品でおすすめを聞き、ランキング形式でまとめました。面白い作品ばかりですので、ぜひ読書の参考にしてみてください。

 

9位タイ.桐野夏生「I’m sorry,mama.」(2票)

 

桐野夏生「I’m sorry,mama.」がおすすめの理由

母親から愛されなかった子供の人生を描く物語ですが、愛情とは何か。 自分自身を愛せない人間はやはり人を愛することはできない。 愛されて生きてきた人間は人を愛することができる。 そんな愛のスパイラルはどこまでも続いていく。 愛とは何か。自分とは何かを深い内容です。(30代女性)

愛情を知らない環境で育ち、小学校にも行かせてもらえないなど、人格形成に問題があった女性の話。読んでいてうんざりするような重い話ばかりでした。だからこそ殺人事件を犯したのもある程度仕方ないと思わせておいた上で、被害者の正体が明らかになる展開が秀逸と言えるでしょう。(30代男性)

 

 

9位タイ.桐野夏生「猿の見る夢」(2票)

 

桐野夏生「猿の見る夢」がおすすめの理由

「いやな人間を描写するのが上手な桐野氏」という印象を決定付ける著書といえるでしょう。主人公の、常に能天気で女性を追い掛け回すだめ人間っぷりが全編を通して書かれているので、気持ちは分かるが絶対に共感はできない描写を、フィクションだから長々と堪能できます。(30代男性)

作者が同郷ということでよく読むようになり、本の帯に“今までで一番愛おしい男を書いた”とあり興味がわき、手にとった。読んでみて思ったことは「私はこんな男は嫌いだ」だった。読んでる途中からムカムカしていた。けど止められない。読み終えてやっとこさ少しスッとする。(30代女性)

 

 

9位タイ.桐野夏生「夜の谷を行く」(2票)

 

桐野夏生「夜の谷を行く」がおすすめの理由

赤軍についてはテレビで存在だけ知っていましたが、こんな事件があったのだと驚きました。 それを西田啓子という主人公を通して、常識とは別の捉え方がされています。 どんな出来事でも、関係者が皆同じ意思で動いていたわけでもないのだろうと当たり前のことですが感じました。(20代女性)

物語の主人公は連合赤軍の生き残りの女性、彼女が繰り広げてきた半生を生々しく物語化した見事な作品だと思います。安保闘争に馴染みがある人は共感しやすいこともあるかもしれませんし、歴史の教科書でしか知らない世代でも、連合赤軍に属していたということが人生に如何に意味あることだったのか(なかったのか)、読者によって意見が分かれそうな作品でお勧めできます。(30代男性)

 

 

9位タイ.桐野夏生「優しいおとな」(2票)

 

桐野夏生「優しいおとな」がおすすめの理由

桐野夏生さんの本には猟奇的な描写が多いものもあり、あまり広く薦められる本は多くないと感じます。しかしこの本はそういった描写は少なく、ギリギリの状態で生きる少年を主人公に、その少年を救いたい青年や、その社会で生きるほかの登場人物の話であるため、ジャンルもヒューマンドラマだと思います。 普段の生活では関わることのないであろう地下の世界の話は、夢物語というほどは遠くないです。そのため読了後、自分の知らない地下の世界は今どうなっているかなと想像するのも面白いです。(20代女性)

ストリートチルドレンの近未来の姿を描いた小説です。格差社会が今よりもっと進んで、こんな日本になるかもしれないと思って読むと怖い。その世界観がトータルリコールみたいで、想像力を膨らませて読むことができるのでおもしろいです。親の愛情や太陽の光のもとでのびのびと生きていくことの大切さを知ることができます。(40代女性)

 

 

6位タイ.桐野夏生「ダーク」(3票)

 

桐野夏生「ダーク」がおすすめの理由

読んでからだいぶ時間がたつのですが。今でも憶えているのは、ページを一枚、一枚めくるたびに、胸がざわついた事です。読んでた、当時は、最後まで読み終えることができなくて、本棚のこやしになってる本が、多くありましたが、ダークは、一気に読めました。(60代男性)

私がこの小説と出逢ったのは高校生の時でした。私は通学中の空き時間等を利用して、暇潰し感覚で毎日必ず一冊は小説を読んでいました。この小説を手に取った理由も同じ様なもので、暇潰しになればという軽い気持ちからでした。しかし良い意味で期待は裏切られ、寝食を忘れてまで没頭してしまったのはこの小説が初めてでした。読みやすい文章で、引き込まれてしまう程内容の深い一冊でした。それまで以上に読書を好きにさせてくれて、楽しませてくれた衝撃の一冊なので是非ともおすすめしたいです。(30代女性)

桐野夏生作品の女性探偵村野ミロシリーズの1作で、衝撃的な作品、と呼ぶのにふさわしい小説です。特に魅力的なのは、冒頭の導入部分で一気に読み進めたくなりました。韓国が舞台にもなってきて、光州事件が扱われていますが、後半はスリリングな展開になっていて読みやすいです。(30代男性)

 

 

6位タイ.桐野夏生「だから荒野」(3票)

 

桐野夏生「だから荒野」がおすすめの理由

2児の専業主婦が主人公物語です。主人公の誕生日、夫や息子の態度が気に入らず車でそのまま失踪することろから始まります。途中でいろいろな出会いがあるのですが親切な老人の家で過ごすことに。夫のいうことを全く耳にしない頑固な主人公ではありますが最後は息子を大切にする場面もあり。桐野夏生にしてはかなりソフトな物語だと思います。(30代女性)

桐野氏はダメ男を描くのが上手だと印象付けられる著書です。ストーリーは、家庭を顧みず愚痴ばかりの夫、彼女の家に入り浸りの息子、ネットゲーム中毒で死ねやが口癖の息子に囲まれた専業主婦の話。うんざりして一人車で出奔する流れが、毒舌が聞いていて、フィクションとして読む分には楽しめます。(30代男性)

鈍重な印象の専業主婦が一念発起して家出、旅をする爽快さが気持ち良い小説です。妻の家出後に、それまで妻を馬鹿にしきっていた夫がオロオロしはじめるところに溜飲が下がりました。日常に疲れた主婦が読むに良い小説だと思います。(40代女性)

 

 

6位タイ.桐野夏生「リアルワールド」(3票)

 

桐野夏生「リアルワールド」がおすすめの理由

桐野夏生さんの作品の中では短めですが安定した完成度で、興味はあるがどれを読んでいいかわからないという方におすすめしたい作品です。母親殺しの男の子と、問題や秘密を抱えた女の子たちのそれぞれの事情が絡み合い招くラストは圧巻です。わかい方にも読んで頂きたいです。(20代女性)

1人の殺人犯を巡る、女子高生4人のリアルな人間関係を疑似体験出来ます。 グループの中でも、この話はあの子と、あの話はあの子となら話が通じる、という無意識にやっていることも、文字にすると不思議な感じに思えます。(30代女性)

リアルワールドは桐野夏生の作品ではじめて読んだものです。 殺人というショッキングな事件が起こるものの、どこか現実味のない世界観が不思議な感覚でした。 ミステリー部分だけではなく、登場人物の高校生がリアルなところも非常に魅力的でした。(20代女性)

 

 

4位タイ.桐野夏生「ハピネス」(4票)

 

桐野夏生「ハピネス」がおすすめの理由

いつもドロドロダークな小説を書く桐野夏生さんの小説にしては子育て中のママ友のお話って珍しいな、と最初は思いました。 でも読み進めるとやっぱりドロドロダークな部分が出てきて、これこれ!やっぱり桐野夏生はこれ!と思いました。 タワーマンションという一見豪華な環境を舞台に、それぞれの悩みや卑屈さがよく描かれていて面白い小説でした。(40代女性)

タワーマンションを舞台に、幼稚園ママ友の複雑な関係や家庭事情、恋愛模様を描いた作品です。昼ドラが好きな人にはおすすめできます。セレブな家庭には事情があり、セレブの家庭に負けまいと必死な主人公のママにも事情があり、人の幸せは見た目では分からない、女性の心模様がリアルに描かれています。(40代女性)

タワーマンションに住む人々、特にママ友たちの人間関係が泥臭く、胸糞悪く思えるように描写されています。怖いもの見たさという思いで読むべきでしょう。住む階によって上下関係が決まり家族のことで見栄を張り合う専業主婦たちのくだらない問題は、本人達にとってはストレスを伴う重大問題であると思い知らされます。(30代男性)

タワーマンションに住むママ友同士の人間関係を描いた小説です。話の展開が面白くて、400ページ以上あっても一気に読めました。表面上仲良くしているママ友同士でも、実はそれぞれに複雑な思いがあることを、この小説は巧みに描写していたと思います。しかしながらママ友の狭い人間関係の話は一度読めば十分なので、ここで30点減点。採点すると100点満点中70点となります。(40代女性)

 

 

4位タイ.桐野夏生「残虐記」(4票)

 

桐野夏生「残虐記」がおすすめの理由

少女が誘拐され、ロリコン男に監禁される話なのですが注目してもらいたいのは被害者が保護され元の生活に戻ってからのストーリーです。少女の気持ちが生々しく描かれており、犯人が彼女から奪ったものの大きさ、罪深さが切々と伝わってきます。(20代女性)

お勧めしておいてなんですが、賛否両論のあるすごくモヤモヤする作品です。実際に起こった少女監禁事件をヒントにして書かれた作品です。1年後、少女は解放され、事件は解決します。その少女がのちに小説家になり、事件のことを手記のような形で告白するという話です。もちろん、誘拐されてからの大半の部分は作者の想像なのでしょうが、そんなことまで想像するか、というような展開が続いて、自分で選んで読んでいながら背徳感のようなものを感じました。また、実際に少女監禁事件というのは起こっているわけで、いくら小説とはいえそこまで書いていいのか、とも思いました。読後感の何ともいえないモヤモヤ感を感じたい人にはお勧めしたいです。(40代女性)

少女誘拐監禁の事件を元に書かれた作品です。被害者の一人称で鬱々とした雰囲気で書かれており、監禁された人の気持ちが如実に描かれていました。また加害者の心情も描かれており、色んな角度から物語が楽しめました。(20代女性)

独特の世界観に引き込まれます。話の内容は、誘拐されて一年間の監禁生活を送りそれがトラウマに抱える女性の手記。どうして逃げ出すことができなかったのかなど、深い心理が説明調に表現されています。また、例えば犯人からの手紙の、不愉快でしかたがない様子もリアルに表現されています。(30代男性)

 

 

4位タイ.桐野夏生「柔らかな頬」(4票)

 

桐野夏生「柔らかな頬」がおすすめの理由

すごく衝撃的な本でした。女、母親と女性として、揺れ動く主人公。回りの人との微妙に変わってくる関係性、どんどんと引き込まれて、一気に読んでしまいました。 桐生先生の独特の世界観が思いきり広がっている作品で、最後、答えの出ない、答えのない現実の理不尽さみたいなのが、読み終わった後も、しばらくは本の世界にいるような感覚でした。(40代女性)

主人公カスミが見た夢の話が現実と混同していく様子に目が離せません。これは主人公の内面を描いた小説であり、事件が発生したのは夢の中のことなので実際には犯人が判明しないのですが、単純に犯人が分かれば終わりという推理小説とは違った深さがあるはずです。(30代男性)

これ!という答えがないぶん、とても考えさせられました。ある日突如5歳の娘が行方不明になり、犯罪なのか事故なのかわからないまま、娘が生きている事を信じ、帰りを待ち続ける母親。しかし父親はもう一人の子供のために未来を生きようとし、結局家族がバラバラになっていく様子がやるせないです。せめて遺体でも見つかれば区切りがついたのかもしれませんが、もし女の子が生きていたらと思うと、早く忘れて日常に戻れとも言えないもどかしさもあり、胸が苦しくなる話でした。(40代女性)

衝撃のラストに賛否両論のある直木賞受賞作品です。人間誰しもがふとした時に胸に秘める、こうだったらいいのに、ああだったらいいのに、という欲望が生々しく描かれています。多くの謎と怪しい登場人物たちに翻弄されるミステリーです。(30代女性)

 

 

3位.桐野夏生「東京島」(6票)

 

桐野夏生「東京島」がおすすめの理由

無人島に漂流してしまう、複数の男性の中に女性は一人だけという設定がまず面白いです。その中で繰り広げられる人間模様や野性味、自然の中の厳しさ、ありえない話なのにとてもリアルに描かれていて、思わぬ展開の数々にドキドキせざるを得ない小説です。(20代女性)

映画化されて気になったので原作を読んでみました。原作は、やはり映画よりも生々しく鮮明に描写されていて、頭の中で想像して「ヒエ〜」と思うところも多々あったけど、怖いもの見たさで「次はどうなるの?何が起きるの?」とどんどん読み進めていけました。現代の日本人たちの無人島でのサバイバル生活、という題材は、ある種の冒険小説のような感じで、ワクワクしながら楽しんで読むことができました。登場人物が多いけれど、それぞれのキャラクターがはっきりしているので、そこまで混乱せずに読めると思います。(20代女性)

清子という女性の精神的・肉体的な強さを感じました。漂流して島にたどり着いてから、夫の死に始まり、遭難してきたたくさんの男たちとの関係は女性が生きていく為の必要不可欠な強さだったのかもしれません。普段の生活では無い気持ちだったのかもしれませんが、人が生きていくとは何かということを考えさせられる作品だと思います。(40代男性)

無人島という閉じられた環境の中で女は一人。その若くもない女が若い男たちに囲まれて、女を武器に立ち回り女帝のごとく有利に生きていく。それに踊らされる男たち。彼らの心情が哀しくもおもしろい。ぞくぞくしながら読み進められます。(40代女性)

無人島で複数の男性の中に女性がたった1人というシチュエーション自体、すごく面白くてグイグイ読んでしまいますが、考えさせられるテーマが複数絡んでいるのがとてもいいです。共同体のあり方や宗教的なものの必要性、エゴと善悪…。自分自信に置き換えながら読んでいると、ものすごく濃い読書体験になります。(40代女性)

同じタイトルの、木村多江さん主演の映画DVDを先に見て、そのあと小説を見ました。映画の方が意外とあっさりしてて、小説の方が何というか、「女は強いな…」と怖くなってしまう内容でした。絶対私には真似できない(すぐ死にそう)なーと思います(笑)(30代女性)

 

 

2位.桐野夏生「グロテスク」(25票)

 

桐野夏生「グロテスク」がおすすめの理由

女社会の裏をここまで精緻に描ききっているのも作者が女性だからなのではないか。この小説は女性の恐ろしい階級社会をこれでもかと、見せ付けるように書いているので、読んでいて薄ら寒い気持ちにすらなるが、読むのを止めずにはいられない。(30代男性)

現代を生きる女性を理解するうえで、おすすめの1冊。東電OL事件モチーフにしながら、女性みんなが抱えているであろう重苦しい「何か」があますことなく表現されています。読み終わって、タイトルの「グロテスク」の意味の深さに改めて気づかされます。(20代女性)

電力会社のエリートOL殺人事件の加害者の半生を書いたもの。差別はないといわれていても名門校でのカーストをリアルに綴っている。学生時代は人間形成が色濃くでる時期、ここまで女性のいやらしさ、ドロドロ感をかかれている作品は少ないと思う。(30代女性)

グロテスクと聞いて単に趣味の悪いスプラッタものを連想し手に取ったのが間違いでした。東電OL殺人事件を題材にした長編です。所謂「グロい」表現はありません。しかし後味の悪さは半端ではなく1週間は引きずります。覚悟を決めて読んでください。(20代女性)

”女”として生まれた時から始まる”容姿地獄”の怖さ、女としての”性”のあり方の脆さが 随所に描かれていて、震えの走る怖さがお勧めです。 ”女性”とは”女”という”性別”ではなく”さが”ということを、嫌というくらいに 実感できる一作品です。(40代女性)

女性同士の醜い部分をリアルに表現している作品で、女性ならではの考え方、感じ方を学ぶいい機会になりました。誰しもが持つ醜い部分をここまでかというほど細微に記しているためくらいストーリーながらもどんどん読めてしまう作品でオススメです。(20代男性)

犯罪小説の中でもこれほど人の心の闇を深く描き切った作品はないでしょう。闇といってもただ暗いだけではなく日常から地続きで落ちていく過程がグラデーション豊かに描写された傑作です。最終章の「肉体地蔵」だけでも何冊分もの重みがあり、まるでドストエフスキーの小説を読んでいるようです。(40代男性)

昭和におこった、東電OL殺人事件をベースとする小説です。主人公の外見的な醜さと、内面的な醜さに強烈に引き込まれる作品です。また、妹の神秘的な存在に虜になります。その妹の落ちていく生涯、醜い姉として生きた生涯に一気読みしてしまいました。(30代女性)

女子高という閉鎖空間で繰り広げられるグロテスクな風景は、女であればみな身に覚えがあるのではないかと思う。悪意、というものを武器にして、観察するようにして美しい妹やそうでない級友を見ていく主人公。そのスリルは女であればみな病みつきになるのではないかと思う。(20代女性)

女性のと言うよりかは人間の醜い部分を非常にリアルにそして、緻密に表現されている今作を読むと、スッキリや爽快感ではなく、壮大な人生を送ったような疑似体験をすることが出来ます。誰しも人間が内面に持っている醜く汚らしい部分がよく描けている作品なので面白いです。(20代男性)

私はこの本で東電OL殺人事件というのを知りました。現実は理解出来るようなしがたいような事件でしたが、一応、人間として掘り下げて書いている筈のこの小説もまた理解出来るような、理解したくないようななんとも言えない気持ちになりました。スカッとする結末があるわけではないですが、充実感のある一冊です。(40代女性)

登場人物の心理描写がリアルで、非常に読み応えがあった。ストーリーの構成も巧みで、長編だったがあっという間に読み終えた。実際の事件をテーマに書かれた作品だけあって、フィクションを越えた生々しさがあった。(30代女性)

人間のグロテスクなというか、人に見せたくない本心のような部分を主人公の語りによって明らかにされていく物語構成。自分が汚くて最低だと思う瞬間もあるけど、それは自分だけじゃないよ、人生には辛いこと汚いことが溢れているかもしれないよというメッセージを感じた。(30代女性)

実際に起こった「東電OL殺人事件」をモチーフに描かれているので、ただ楽しんで読むというわけではなく、 どこかリアルさもある内容で主人公の気持ちも痛いほど感じることのできる内容でした。 生まれつきずば抜けた容姿を持つ苦悩もあるのだなと感じました。(20代女性)

特に女性に関しては、美しさと若さを持てはやす傾向にある日本。そこに着眼した日本らしい悲劇が描かれます。愛に飢え、憎しみを原動力にしている主人公「わたし」の独白をメインに話が進み、主要人物の手記を読ませる流れ。手記や日記は真実であるとは限らず、それぞれの登場人物の印象が徐々に変わっていく流れに引き込まれます。(30代男性)

女性にしかかけない文章だと思った。しかしありきたりの女流作家の小説ではなくて、書き手によってはあまりにもわざとらしいエキセントリックな事件も、この作者の力にかかれば何か「そうなるべくしてそうなった」という感慨を持たせてしまう。必読の一冊。(30代男性)

いまだに未解決事件である東電OL殺人事件をノンフィクションタッチで描いたサスペンス小説。東電OL殺人事件に関してはWikiを参照して貰いたいのだけれどかなり特異な事件。被害者である東電勤務のOLの隠れた素顔などを上手く描写してあります。とにかく描写が気持ち悪いのも高評価。(30代男性)

実際に起きた事件をモチーフにした作品です。 事実は小説より奇なり、事件は未解決のままで、謎が多く、ニュース報道を見ては自分なりにあれこれ想像していましたが、 この作品を読んで本当はこうだったのかもしれない、とか、こういう捉え方もあるのか、とか色々と考えさせられ、 フィクションとノンフィクションの境が曖昧になるような不思議な感覚になる1冊です。(40代女性)

決して後味のよい読後感ではないのですが、人間のこころの複雑さに改めて気づかされる小説です。東電OK殺人事件をもとにしたストーリーなので、ジャンルとしては犯罪小説になりますが、際立つのはやはりその心理描写でしょう。世の中の不条理、傷つくことを避けるかのように自ら堕ちていく二人の女。作者の力量が実感できる一作だと思います。(50代女性)

まず「グロテスク」のタイトルに引き込まれ、小説を読み進めていくうちにそのタイトルに適う、謎が解けていく素晴らしい作品です。グロテスクと言えば、生々しい・気味が悪いというイメージが強いかもしれませんが、本作では「怪物」や「悪魔」的なものが具現化されていきます。(30代男性)

タイトルどおりというか、暗くて怖い本でした。人の心の中の悪意とか、欲望、妬み嫉みなど、汚い感情が書かれています。実際に起きた殺人事件をモデルになっているようで、人間って怖いなーと、読み終えた後はしばし暗い気持ちになりました。(30代女性)

東電OL殺人事件を下敷きにした作品。 有名私立校に通う少女たちの日常が描かれるのだが、実在の学校を参考にしているという指摘もある。 一人の女性が語り手となって、物語は進むが、読んでいくうちにめまいにおそわれる。 スクールカーストという言葉を最近よくきくけれど、それが丹念に、執拗に描写されるのだ。 進学校の内部生徒と途中入学の外部生。圧倒的なヒエラルキーの差。 生徒たちの家庭の経済的、社会的地位がそのまま学園での地位に直結する。 対照的な二人の少女の姿。 持てるものと持たざるものものの格差をこれでもかと見せつけれる。 ミステリーのジャンルだが女同士のドロドロとした闘争も主題だろう。 かなりの長編で、読後感がいいものではない。 しかし凄いものを読んでしまったという気持ちは確実。 人は選ぶが、ヘビーなものを読みたい方にはうってつけだ。(40代女性)

良くも悪くも、桐野ワールドが色濃く出ている1冊だと思う。桐野さん特有の、女性の業というか、女性のドロドロとした部分や、男性にはない生きていく力強さが描かれている。桐野さんの本を好きになるか受け付けないか、この本で判断して下さい!という1冊。(40代女性)

女性達の心理描写が非常に緻密で、そのリアルさに吐き気がするくらいグロテスクな内容なのですが、一気に読み続けたい衝動にかられる作品でした。とにかく強烈ですが、女性なら共感できる部分が少なからずあると思います。(30代女性)

東大OL殺人事件をモデルにした作品。誰もが考える、何故エリートである東大卒の会社員が、売春の末に殺されるに至ったか、の答えを考える桐野夏生作品。桐野夏生氏が持つ人間のダークな側面を、特に心理を追って描くと言うスタイルと現実が見事に一致した作品。丁度脂ののった時期に書かれた作品で、頭で考え過ぎた様な箇所も余りなく、一気に読み進められる。(40代女性)

 

 

1位.桐野夏生「OUT」(25票)

 

桐野夏生「OUT」がおすすめの理由

実は女性のほうが、血を見るエグさというのには耐性があるのではないのかなと思わせる。女性独特の価値観で信じられないような犯罪がサクサクと行われていくのを、まざまざと読み取れるのはとても面白い。他ではなかなか見れない小説。(30代男性)

弁当工場でパート勤めをしている主婦たちが、まったくひょんなことから死体をバラバラに切り刻む作業を請け負う。 もうこれだけで意表を突く。 登場するのはフツーの主婦。フツーの主婦が、それぞれに家庭や家族の事情を抱えている。その事情だって、息子の引きこもりや、年老いた親の介護。ギャンブルにのめりこむ夫。自分の買い物依存。 これだっけどこかで聞いたことのあるような、あるといえばありえる話。 そんなどこにでもいそうな主婦たちが死体切断業とでいうべきショッキングな仕事を請け負うことになって、坂道を転がり落ちるように崩壊の道をたどる。 その筆致がリアルで、次の展開に目が話せない。この先、このフツーの主婦がどうなるのか。フツーがいつのまにかフツーでなくなっていく様子を描いて迫真。 ごくごくフツーの日常とはこんなにもあっけなく崩れ去り、思いもかけないような場所へ連れ去られるものか。 今日の平凡な日常が明日もあさっても続いていくと信じて疑っていない人に、横っ面をはりたおされるような衝撃を与えて力作です。(50代男性)

どこにでもいる普通の主婦が殺人を犯してしまう、そこから物語が始まっていきます。主婦が殺人という非日常的な体験をしてしまうまでの過程が妙にリアルで、生々しさを感じながらどんどん読み進める手が止まらない作品でした。(20代女性)

まったくの他人が共謀して殺人を犯す。しかも全員主婦。当時衝撃的だった内容が、ネット社会の今では“そこそこありうること”。彼女たちの心の闇は共感できるものがあったけど、“意味がわからない”と唖然とする動機が多すぎる現代。この小説は超現実的でありながら、実際はあり得ないものであったのだけど…(50代女性)

弁当工場で働くパートの主婦たちが一人がはずみで夫を殺してしまいその死体を解体して処理することになります。そのことをある男に知られてしまい死体処理を仕事にするよう迫られます。家庭で疎外感を感じていた主婦たちがグロテスクな犯行に手を染めていく心情がリアルに描かれていてぐいぐい読ませます。主婦たち中の妬み、嫉み、軽蔑などの感情もえぐるように描かれて社会の暗部にと転がるように落ちていきます。クライマックスの戦いのシーンはどきどきしながら一気読みでした。(40代女性)

この本から桐生先生のトリコになりました。衝撃的な内容もさることながら、話の展開の早さ、次から次へと思いもつかない方向へと、いつのまにか自分が主人公になってるかのような錯覚に落ちいってました。現実にありそうであり得なさそうな、小説という世界にはまり込んでしまう作品だと思います。(40代女性)

主婦たちがとんでもない事件に巻きもまれる。いや巻き起こすなんとも女性の恐ろしさを描いた傑作小説。男性にはない女性の決断力と、行動力でグロテスクな状況をなんなくクリアしていく様は読んでいてとてもおそろしくなります。(30代男性)

女性が狂気の世界へと追い込まれていく心理を巧みに描いてあり鬼気迫るものを感じさせます。読後感はスッキリとはしませんが、現代社会の縮図を垣間見るような気がして他人事とは思えないくらいリアリティに富んでいます。連続ドラマとして放映もされましたので、多くの人がご存知だと思います。(30代男性)

パート仲間の主婦達が死体解体業をやって小遣いを稼ぐという話で何処にでもいそうな普通の主婦が金欲しさに犯罪に手を染めていく過程、描写、不気味な男の存在、その顚末が悲惨で面白い。 主人公の主婦が犯罪者なりにちゃんと考えを持って動いていて1番まともなので余計に怖い。(30代女性)

タイトルが示すように、どこにでもいる主婦たちが一線を踏み越えて犯罪者となってしまう狂気が丹念に描かれています。特に女性の内面をしっかりて丁寧に描かれており、誰にでも起こり得るかもしれないと感じさせられます。読後感はすっきりとしませんが、人間の弱さ、はかなさなどに触れることができます。(30代男性)

衝撃的な作品です。 ドラマ化されましたが、是非原作を読んでいただきたいです。 平凡な主婦たちによる、遺体の解体作業の生々しい描写は読んで寒気がします。 しかし、ただおぞましいだけの内容ではなく、何か考えさせられるものがあります。(30代女性)

ドラマを見てから読みました。ほとんど原作を忠実にドラマにされていたのでとても読みやすかったです。誰でも日常からふと何かが切れて、犯罪に手を染めてしまう。自分が殺した人間をバラバラにしてしまうなど考えられないことをやらかしてしまう事は誰にでもありうるのだなあと思いました。(50代男性)

一見ごく普通の工場でパートする主婦たちが、ふとしたきっかけから夫を殺害。それに手を貸し死体をバラバラにするという恐ろしいストーリーながらそれを淡々とリアリティたっぷりに描く作者はすごいです。普通に暮らしていた主婦が思わぬブラックな世界にアウトして行く様は何回読んでも引き込まれます。(40代女性)

登場人物が特別な人間なのではなくて、どこにでもいるような平凡な主婦たちなのがとてもリアルでストーリーにもそのリアルさが活きていて、 読んでいてとても恐ろしく怖くなります。 だんだんと仲間割れする様子までとてもリアルでどんどん引き込まれて行きます。(20代女性)

テレビドラマ化された後で読みました。テレビドラマでは、主人公の夫が主人公を助けて殺されるエピソードがあったり、悪役については、人間の心を持たず、最後も死なない設定になっていたと思いますが、原作では、主人公の女性はもっとしたたかでしたし、悪役についても最後は死んでしまうなど、かなりストーリーが違っていて、原作の方の内容がもっと過激で引き込まれました。(50代女性)

桐野夏生さんの小説はとても面白くグイグイ引き込まれる小説ばかりですが、特にOUTがオススメです。 登場人物の描写がわかりやすく、小説の世界にスッと入り込めます。難しい事はないので、時間を忘れ、ハラハラと読み進めるられるのでオススメします。(30代女性)

何処にでもいる主婦の行き場の無い憂鬱が生々しく表現されていて、序盤からぐいぐいと引き込まれました。 いつもの日常が急転し、いつしか取り返しがつかなくなっている。 普通の主婦が死体を解体する仕事を始める、という現実的でない話がリアルに表現されている作品です。(20代女性)

初めて桐野夏生さんの小説を読んだのが主婦たちの犯罪を描いたOUTでした。 ごく平凡なパート主婦が突然仲間に起きた事件をきっかけに犯罪に巻き込まれていくのですが、その様子や心理の描写がとてもリアルで引き込まれました。(40代女性)

テレビで面白かったので本も購入して読みました。ミステリーは普段あまりよまないのですが、主婦の心情がすごくリアルに描かれていて面白かったです。現実にはありえないようなシチュエーションなのに、自分が体験しているような臨場感がありとても読みごたえがありました。(40代女性)

桐野夏生さんの代表作ということで読んでみましたが、ドロドロした薄暗いやり取りで話が進行していきます。 パート主婦たちが殺人事件に加担してしまう話ですが、解体シーンは特にゾッとします。スリリングな展開が好きな人にはオススメです。(30代女性)

本の内容は主婦が殺人を犯し、あるきっかけで事件が発覚していく。文章から伝わる場面場面での描写が非常繊細に表現されている点が優れている。グロテスクな描写を濁すことなく書かれている点に引き込まれていき、一気に読んだ本。生々しい部分もあるが、主人公の心理描写が手に取るように伝わってきて、現実感が非常にあった作品である。(20代男性)

映画にもなった話題本です。夜勤の弁当工場のアルバイトの女性達が、殺害した夫の始末方法を相談する場面が面白いです。ささくれたような生活をしている女たち4人が、それぞれどのような結末を迎えるのか、ラストまでハラハラしどおしです。(40代女性)

女の奥底に潜む怖さに身震いしてしまいます。この本を読破してからコンビニに足をふみいれるのもなんだかためらってしまいました。狂った犯罪者よりも冷静に理性を保ったままの犯罪者の恐ろしさを特出して感じさせられます。(30代女性)

40代、50代の主婦パート仲間の一人が夫を殺してしまい、その隠蔽工作をする過程が描かれています。TVドラマにもなりましたが、小説をじっくりと読むのがお勧め。各主婦達の心理描写が同世代の同性として共感できる。もう若くない、体力も衰えてくるし、仕事も今のパートですらいつまでできるかもわからない、自身の病気や親の介護問題、子供の将来、自分の老後。夫との冷めた関係など、考えたり悩んだりしたところでどうにもならない閉塞感。一つの殺人事件を軸にそれらの日常が、リアルに描写されています。ストーリーも適度な展開があり、テンポよく読めます。(50代女性)

出てくる女性達の個性がみんな強くて、人物像がはっきりと浮かぶ。それぞれの日常生活もはっきりと浮かぶ。触感や匂いが伝わるくらいに。徹底して個性を生かした流れは清々しくすらある。日常型女性達の非日常型殺人ハードボイルド。(30代女性)

 

 

1票入った桐野夏生おすすめ作品も紹介

 

桐野夏生「IN」

 

桐野夏生「IN」がおすすめの理由

主人公の不倫体験と、昔の文豪の著者の不倫体験とを重ね合わせ、不倫に関わった人の心の闇と葛藤を描く内容に引きずりこまれた。相手を永遠に赦せないという心情は普通の恋愛や結婚や別れにも通じるところがある。章の構成が上手くできていて、飽きずに一気に読めた。(30代女性)

 

 

桐野夏生「OUT」

 

桐野夏生「OUT」がおすすめの理由

弁当工場で働く主婦たちが、あることをきっかけに死体解体を始めます。どこにでもいる中年女性たちの閉塞感のある日常と死体解体という非日常の対比に引き込まれます。作業の手際の良さに目をつけた男から依頼を受けるなど、思わぬところで評価を受ける主婦たちの人生を思うと、心が擦りむけていくようでした。(40代女性)

 

 

桐野夏生「ファイアボールブルース」

 

桐野夏生「ファイアボールブルース」がおすすめの理由

作品の題材としても珍しい女子プロレスラーの物語。スポ根プラスミステリーという感じで、主人公の火渡はじめキャラクターが立っていてライトなキャラクター小説としても秀逸です。桐野夏生にしては読後感が悪くない、重くない貴重な存在です。(40代男性)

 

 

桐野夏生「メタボラ」

 

桐野夏生「メタボラ」がおすすめの理由

とても暗くて恐ろしい内容の本ですが、人の堕ちていく様に引きこまれていきます。 そして桐野夏生さんの本にはまるきっかけになりましたので、桐野さんの描く世界観を知るにはよい一冊だと思います。自分は読書はすごく好きなほうではありませんでしたが、スラスラと読みやすい内容でした。(40代男性)

 

 

桐野夏生「ローズガーデン」

 

桐野夏生「ローズガーデン」がおすすめの理由

初期の「私立探偵ミロ」シリーズのスピンオフ的な作品。本編での主人公ミロが、広告代理店のキャリアウーマンから義父の仕事を引き継ぐ形で反社会的団体とも繋がりを持つ私立探偵に転職するきっかけでもある、ミロの夫。探偵として凛と立つミロに垣間見える「女」の部分は、自殺した夫のことを思い出す場面に多い。そういう時、ミロは「夫に自殺された妻」になるからだ。本編では「自殺した夫」としてしか記述されない人物が、この本で高校で出会ったミロと付き合い結婚し、そして別れを選ぶ時のことまでを語っている。本編での印象がガラリと変わる。仕事ができるけど誠実が故に自死してしまう繊細さのある男だと思っていたのに、結構ゲスい男だった、という驚き。ミロと義父の関係や、ミロの人間性など、なかなかエグい。本編はこの作品の上澄みをすくっているのだとうと、いう感じの人間の淀んだ部分が書かれているのが面白い。(40代女性)

 

 

桐野夏生「玉蘭」

 

桐野夏生「玉蘭」がおすすめの理由

異国情緒が漂う何ともいえない雰囲気がおすすめです。上海などのアジア系の国が気になる人は面白く読めると思います。 と言ってもあまり明るい話ではないため、少し暗めのしっとりとした話が好みの人に向いていると思います。(30代女性)

 

 

桐野夏生「桐野夏生」

 

桐野夏生「桐野夏生」がおすすめの理由

出生も国籍も分からない少女が自らのルーツを探す話。自分が何者であっても置かれた環境のもとで生きていかねばならない厳しさを突きつけられます。答えに辿り着くこと自体よりも、自己のよりどころとは何かを考える流れに興味を惹かれました。(30代男性)

 

 

桐野夏生「光源」

 

桐野夏生「光源」がおすすめの理由

映画製作に関わる人たちが、それぞれのこだわりを心中に抱えていることを描写する小説です。特に、特定の一人を主人公としていない点が秀逸でした。各登場人物にそれぞれの立場があり、ある程度は自分勝手に振舞わないと目標を達せられない様は現実にも当てはめられることでしょう。(30代男性)

 

 

桐野夏生「柔らかな頰」

 

桐野夏生「柔らかな頰」がおすすめの理由

読み終わって愕然とした。ひとりの少女が忽然と消えることで、親はもちろん、周りの人間の人生がどれほど変わるのかという衝撃。容赦なく、でも非常に緻密に心理描写を拾っていく桐野さんの作品の中でも、このラストシーンはかなりインパクトが強いと思う。(30代女性)

 

 

桐野夏生「水の眠り 灰の夢」

 

桐野夏生「水の眠り 灰の夢」がおすすめの理由

1960年代の東京を舞台にしたミステリー小説です。一見関係ない2つの事件、連続爆破事件と女性殺人事件が少しずつ重なり始めてゆく推移には目が離せません。架空の事件ではありますが、元となった実際の事件が巻末に解説されており、知識を深めることもできました。(30代男性)

 

 

桐野夏生「奴隷小説」

 

桐野夏生「奴隷小説」がおすすめの理由

様々な状況で、肉体的もしくは精神的に囚われ虐げられている“奴隷”の心情が興味深い短編集です。AKB48を連想させるアイドルとファン達の話など、奴隷といってもどちらが主人でどちらが奴隷なのかがわからなくなるような混乱が印象的です。(40代女性)

 

 

桐野夏生「抱く女」

 

桐野夏生「抱く女」がおすすめの理由

安保闘争時代の学生運動が盛んだった頃の話です。今と常識が違うといっても、主人公女性の、男子学生に対する苛立ちは手に取るように伝わってきました。即ち、親の金で不自由しない学生生活を送れているというのに、不満を見つけては声高に糾弾する流行に染まっている姿勢です。また、諦めゆえに行動を起こせないでいる主人公にも共感してしまいます。(30代男性)

 

 

桐野夏生「夜また夜の深い夜」

 

桐野夏生「夜また夜の深い夜」がおすすめの理由

出生も国籍も分からない少女が自らのルーツを探す話。自分が何者であっても置かれた環境のもとで生きていかねばならない厳しさを突きつけられます。答えに辿り着くこと自体よりも、自己のよりどころとは何かを考える流れに興味を惹かれました。(30代男性)

 

 

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