- ミステリー小説おすすめ
- 1.宮部みゆき「火車」
- 2.桜庭一樹「GOSICK」
- 3.森博嗣「すべてがFになる」
- 4.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
- 5.宮部みゆき「ソロモンの偽証」
- 6.伊坂幸太郎「ホワイトラビット」
- 7.東野圭吾「マスカレード・ホテル」
- 8.貴志祐介「ミステリークロック」
- 9.沼田まほかる「ユリゴコロ」
- 10.湊かなえ「リバース」
- 11.湊かなえ「告白」
- 12.真梨幸子「殺人鬼フジコの衝動。」
- 13.綾辻行人「十角館の殺人」
- 14.伊坂幸太郎「AX」
- 15.湊かなえ「Nのために」
- 16.恩田陸「Q&A」
- 17.乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
- 18.石田衣良「うつくしい子ども」
- 19.京極夏彦「ウブメの夏」
- 20.ピエール・ルメートル「その女アレックス」
- 21.今邑彩「そして誰もいなくなる」
- 22.近藤史恵「タルト・タタンの夢」
- 23.海堂尊「チームバチスタの栄光」
- 24.ダン・ブラウン「デセプションポイント」
- 25.七尾与史「ドS刑事」
- 26.恩田陸「ネクロポリス」
- 27.東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」
- 28.吉田修一「パレード」
- 29.東野圭吾「プラチナデータ」
- 30.R.D.ウィングフィールド「フロスト始末」
- 31.伊坂幸太郎、中山七里、柚月裕子、吉川英梨「ほっこりミステリー」
- 32.スティーグ・ラーソン「ミレニアム」
- 33.筒井康隆「世界はゴ冗談」
- 34.筒井康隆「モナドの領域」
- 35.アイリス・マードック「ユニコーン」
- 36.山田悠介「リアル鬼ごっこ」
- 37.山田悠介「レンタルチルドレン」
- 38.カズオイシグロ「わたしを離さないで」
- 39.今邑彩「悪魔がここにいる」
- 40.綾辻行人「暗黒館の殺人」
- 41.東野圭吾「仮面山荘殺人事件」
- 42.小林信彦「怪物がめざめる夜」
- 43.三好昌子「京の縁結び 縁見屋の娘」
- 44.高里椎奈「銀の檻を溶かして」
- 45.恩田陸「月の裏側」
- 46.山田宗樹「嫌われ松子の一生」
- 47.アガサ・クリスティ「検察側の証人」
- 48.京極夏彦「姑獲鳥の夏」
- 49.アガサクリスティー「五匹の子豚」
- 50.伊坂幸太郎「砂漠」
- 51.伊坂幸太郎「死神の精度」
- 52.伊坂幸太郎「重力ピエロ」
- 53.茅田砂胡「祝もののき事務所」
- 54.湊かなえ「少女」
- 55.神永学「心霊探偵八雲 裁きの塔」
- 56.神永学「心霊探偵八雲10 魂の道標」
- 57.倉知淳「星降り山荘の殺人」
- 58.米澤穂信「折れた竜骨」
- 59.深緑野分「戦場のコックたち」
- 60.東野圭吾「探偵ガリレオ」
- 61.石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」
- 62.浅田次郎「椿山課長の七日間」
- 63.湊かなえ「豆の上で眠る」
- 64.湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」
- 65.東野圭吾「白夜行」
- 66.ノア・ホーリー「晩夏の墜落」
- 67.湊かなえ「母性」
- 68.長谷川夕「僕は君を殺せない」
- 69.松岡圭祐「万能鑑定士Q」
- 70.宮部みゆき「模倣犯」
- 71.太田忠司「目白台サイドキック」
- 72.小川洋子「薬指の標本」
- 73.アガサクリスティー「予告殺人」
- 74.東野圭吾「容疑者Xの献身」
- 75.歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
- 76.宮部みゆき「龍は眠る」
- 77.米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」
- 78.貫井徳郎「慟哭」
- 79.太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白」
- 80.湊かなえ「贖罪」
- 81.京極夏彦「魍魎の匣」
ミステリー小説おすすめ
1.宮部みゆき「火車」
ミステリー小説宮部みゆき「火車」がおすすめの理由
ストーリーや登場人物の描写が細かく、その場のシーンが頭に浮かんできて、映画を見ているようでした。 主人公の親戚の婚約者 彰子が失踪し、頼まれて捜すうちに、意外な過去が…というストーリー展開もテンポよく、ハラハラドキドキしながら読み途中で止められません。ラストシーンでは彰子の過去が紐解かれてくいシーンを読んだときのドキドキが今もよみがえります。 宮部みゆきさんの作品の中でも特に好きな作品です。(40代女性)
簡単に使えてしまうクレジットカードなどの問題はとても身近な話で、だらしがないとか特別な人ではなく、誰もが陥りそうな危うさを教えてくれました。ミステリーとしてゾクゾクしますが、人生の早いうちに金融教育として読んでおくといいと思いました。(40代女性)
親戚の男性から「失踪した婚約者を探して欲しい」と依頼を受けた休職中の刑事が、彼女の行方を捜す物語です。捜査を進めるにつれ、彼女が置かれていた状況、過去が徐々に見えいく様が臨場感があり、想像もしていなかった展開で一気に読み進められました。物語の中で、多重債務に苦しむ人や自己破産に関する知識も勉強出来ます。(30代女性)
2.桜庭一樹「GOSICK」
ミステリー小説桜庭一樹「GOSICK」がおすすめの理由
こちらは、架空の国の話しです。学園小説でもありますし、ミステリー小説でもあります。頭の良い少女は退屈な毎日を過ごしています。少女は学園の外へ出ることはほぼ許されず、生い立ちにも訳ありな状況。しかし、事件の話しを聞くだけで簡単に犯人を当てることができる天才です。そんな少女が、東洋から来た留学生の少年と出会い、様々な事件を解決しながら、自分の運命とも向き合っていく話しです。(30代女性)
東洋の国からヨーロッパへ留学してきた久城。なぜか図書館の最上階に軟禁されていたヴィクトリカ。子供向きの作品でアニメにもなっている。謎解きという面では物足りなかったが、2人のやりとりはとても微笑ましかった。(30代女性)
3.森博嗣「すべてがFになる」
ミステリー小説森博嗣「すべてがFになる」がおすすめの理由
ミステリー作家のようではない文脈が癖になります。もともと名古屋大学の建築学科助教授だったこともあり、理系的なアプローチの多い一風変わったミステリー小説が多い作家さんなのですが、この「すべてがFになる」は森博嗣さんの一番人気のあるシリーズS&Mの最初の作品でドラマ化もされています。(30代男性)
今までのミステリー作家は文系が多かったけどこの作者は元名古屋国立大学の准教授です。 バリバリの理系がコンピューターを駆使した天才のトリックを作るのだから読み応えあり新鮮でした。 お決まりの密室もあり、かわいい女学生も登場する誰でも楽しめる作品です。(50代男性)
4.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
ミステリー小説アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」がおすすめの理由
最早ミステリーの古典といっていい小説ですが、いまだ名作と言われるだけあって、今読んでも古さをあまり感じない作品だと思います。童謡の歌詞通りに人が殺されてゆくという手法の元祖は彼女ではありませんが(ヴァン・ダインの「僧正殺人事件」が元祖と言われています)、それを更に発展させ、洗練したのは間違いなくこの作品と言ってよいのではないでしょうか。隔絶された場所に主要人物を集めた上で、一人ずつ殺されてゆくといったモチーフは、今日ミステリーではおなじみのシチュエーションだったりしますが、最後の最後で判明する意外な犯人といい、その舞台装置の使い方の巧さといい、流石はミステリーの女王と呼ばれたクリスティー女史の代表作のひとつと呼ばれるだけの作品ですので、一度は読んでおいて損はないと思います。(50代女性)
「そして誰もいなくなった」。ミステリーを愛する人ならば、誰もが知っている、アガサ・クリスティーの代表作である。アガサ・クリスティーは叙述トリックが得意な作家である。しばしば読者は彼女に騙される。最もあり得ない人間が犯人であることがある。それが気持ちいい。わくわくする。この作品においても、読んだ人は冒頭からだまされることになるだろう。無人島に屋敷を所有する、謎の人物に招待された10人の男女。童謡に倣った方法で、一人、また一人と殺されていく。彼らの運命、これいかに。(20代女性)
5.宮部みゆき「ソロモンの偽証」
ミステリー小説宮部みゆき「ソロモンの偽証」がおすすめの理由
ある中学校でいじめられていたと思われる男子生徒の死。警察は自殺ということで結論を出します。そんな中死亡した生徒の殺害現場を見た、という告発状が届き、さらに謎が深まっていきます。同級生たちは、本当の死亡原因を突き止めようと裁判で決着させようと立ち上がります。(40代女性)
ストーリーが面白くて、怖いシーンがあるから緊張感がずっと続く。 なんか色々と展開が面白いし、集中して読める。あまり、小説を、読むのは好きじゃなくて、いつも途中で読むのをやめてしまうがこれはどんどん読めてこのあとどうなるんだろうって楽しみになる。(20代女性)
6.伊坂幸太郎「ホワイトラビット」
ミステリー小説伊坂幸太郎「ホワイトラビット」がおすすめの理由
読んでいて物語の情景が浮かびやすいというのがまず初めにあります。また、実際の事件の名前が出てきますので物語に入っていきやすいというところです。読みやすいのでどんどん進めることができます。読み終えたあと「これを映画に出来たら見てみたい。でも難しいと思う」という感想を持ちました。バラエティー番組で少しだけ取り上げられているのを見ましたが、同じ本を読んだ人がどんな感想を持ったのか知りたいと思える一冊でした。(30代男性)
仙台の住宅街で人質立てこもり事件が発生する予測不能の籠城ミステリー。さすが伊坂作品と言えるストーリーで、ネタ明かしがされるまでまんまと騙されていました。どこかとぼけていて、クスッと笑ってしまう会話に今回も笑いました。また、他作品とのゆるやかな繋がりもあり、それを知っていると思わずニヤリとしてしまいます。(20代女性)
7.東野圭吾「マスカレード・ホテル」
ミステリー小説東野圭吾「マスカレード・ホテル」がおすすめの理由
今のミステリーを背負って立つ東野圭吾の作品で、今度、映画も公開される話題作です。東野圭吾作品の中でも比較的シンプルな話であり、ホテルを舞台にしたお仕事小説という側面もあるので、ミステリー初挑戦の人にもおすすめできます。(30代男性)
ホテルのフロントマンの話で実際ホテルで働いている人達はこういうときはこんな対応しているのかな?とか現実実があり様々な状況を想像できておもしろい。そして、事件を未然に防ぐ為にフロントマンとして潜入する刑事とのかけあいもおもしろい。事件が起きると思いきや全然違う状況が起きたりハラハラしながら読める。(20代女性)
8.貴志祐介「ミステリークロック」
ミステリー小説貴志祐介「ミステリークロック」がおすすめの理由
榎本シリーズの4つの短編・中編密室ミステリー。うち2作はすでにドラマ化されている馴染みのあるものでした。表題作「ミステリークロック」は文章や図解から読み取り切れないものもあり、本編の中でもその点を皮肉る場面がありましたが、これぞ本格ミステリー!というくらい複雑なトリックが楽しめました。(20代女性)
ヤクザに囲まれて推理したり、「アリス」をモチーフにした作品があったり。独特な設定で楽しめた。鍵のかかった部屋シリーズの最新作なので、前回演じていた大野の顔が浮かんだ。次のドラマでも是非彼に演じてもらいたい。(30代女性)
9.沼田まほかる「ユリゴコロ」
ミステリー小説沼田まほかる「ユリゴコロ」がおすすめの理由
今年9月に映画化されました。CMなどで予告編を見た人は、どうしても怖い話だというイメージがあると思います。確かに人殺しの話なので抵抗がある人も多いとは思いますが、ただそれだけではなく、家族の深い愛の話でもあります。是非読んでみて欲しいです。(40代女性)
映画にもなりましたが、読みはじめからどんどん入り込んでしまいます。自分が主人公になっかのように。想像しながら読むことができ、恐怖感もあり、安心感もありの話です。今まで読んだ小説の中で1番好きな本です。何回でも読むことができます。(30代女性)
10.湊かなえ「リバース」
ミステリー小説湊かなえ「リバース」がおすすめの理由
ドラマにもなっている程の湊かなえ作品オススメの一冊です。タイトル通り時間がリバース(戻り)しながら進んでいく話でとても読み応えがあり、ミステリー小説だけど謎を解いていくよりは、その時々の人の感情を考えさせられたり起こった出来事よりもっと深い部分での何かを考えさせられるとても面白い作品です! 最後の最後にはまさかすぎるラストが待っていて、また始めから読み直したくなる作品でもあります。(20代女性)
この本は最初から最後までハラハラドキドキさせてくれる物語でした!内容もとてもミステリーで親友が事故でなくなって誰が殺したのか、というので色々謎をといていくのですが、謎が深まるばかりで次が気になってその世界に吸い込まれるようなくらい物語に深入りしてしまいます。湊かなえさんの作品はどれも面白くその中でもリバースがおすすめでした!(20代女性)
11.湊かなえ「告白」
ミステリー小説湊かなえ「告白」がおすすめの理由
教師側から生徒側へ語って真相を突き止めていく過程 に最後までハラハラし通しだった。途中で読むのをやめるのを忘れるぐらい引き込まれて最後まで一気に読みました。何度でも読んでみようと思える小説です。映画も一緒に観ても楽しめると思います。(40代女性)
最初は淡々と女性教師の娘が死にそれをキッカケに退職する最後のホームルームとそのサイドエピソードのおはなしです。 とにかく凄いのは全てのフラグが回収されること、何気なく出てきた単語や固有名詞がいずれ最後につながるのが秀逸、読みながらこれのことか!とつながること多数でした。 エンタメ小説ですが、記憶を消してもう一度読みたいと思えるくらい初見の衝撃がありました。(30代男性)
12.真梨幸子「殺人鬼フジコの衝動。」
ミステリー小説真梨幸子「殺人鬼フジコの衝動。」がおすすめの理由
愛されることを知らずに育ったヒロインが、次々と罪を重ねてしまう救い難い生きざまが映し出されていきます。ドキュメンタリータッチの淡々とした語り口と、それぞれの視点から見たストーリー展開が面白かったです。(30代男性)
今人気のイヤミスと言われる類いの小説です。主人公の超悪女がなぜこうなっていったか?の主人公の歴史小説ですがとにかく最後までイヤな気持ちで読めます。どう生きたらこんな人間になるのか?生まれもったものなのか?育った環境のせいなのかと考えさせられます。イヤミスが大好きな方に是非おすすめです。(30代女性)
13.綾辻行人「十角館の殺人」
ミステリー小説綾辻行人「十角館の殺人」がおすすめの理由
ミステリー初心者でも楽しめるくらい、分かりやすい構成であり、すらすらと読むことができます。 文章だけで伝わる場の臨場感があって、思わず作品に引き込まれてしまい、ラストのどんでん返しには度肝を抜かれました。 本当に「ある一行」が爆発的な威力を持っていて、より多くの人にこの驚きを体感してほしいと思う作品です。(20代女性)
叙述トリックが好きな人なら間違いなく衝撃を受ける作品です。一見アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を思わせる内容ですが、実はそれを上回るトリックが仕掛けられています。私は真相がわかった時、鳥肌が立ちました。もう一度記憶を消して最初から読み返したいと思ったほどです。文章が易しくて読みやすいので、ミステリを読み慣れていない人にもおすすめです。(30代女性)
14.伊坂幸太郎「AX」
ミステリー小説伊坂幸太郎「AX」がおすすめの理由
「殺し屋」シリーズの連作集。「兜」は超一流の殺し屋だけど、家では妻に頭が上がらない恐妻家。殺し屋なのに恐妻家って設定が出てきた時点で面白い。このシリーズに出てくる殺し屋たちは、もちろん悪いことをしているけれど、それぞれ人間臭くて、悩んで迷っているところに魅力を感じてしまいます。伏線の回収とかは相変わらず絶妙でした。(20代女性)
15.湊かなえ「Nのために」
ミステリー小説湊かなえ「Nのために」がおすすめの理由
Nのためには、何人もの名前のイニシャルがNの人物が登場します。過去に何があったのか、その過去を引きずって大人になる。それぞれを思いやって秘密を抱える。しかしその秘密はお互いに明かさず生活。謎だらけのストーリーだけど、やっぱり最後に繋がる。ずっと落ちる物語。(20代女性)
16.恩田陸「Q&A」
ミステリー小説恩田陸「Q&A」がおすすめの理由
会話だけで進むドキュメンタリーのようなドキドキ感が斬新でした。刑事の聞き込みをしているようにそれぞれの立場から真相を探っていく感覚で早く知りたくてページをめくるのがとまりませんでした。サスペンス好きにはたまらなかったです。(40代女性)
17.乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
ミステリー小説乾くるみ「イニシエーション・ラブ」がおすすめの理由
読み始めたときは、なんということはない昭和後期の恋愛小説かなぁと思いながら読み進めていました。2部構成になっているのですが、後半になにか違和感を覚え始め、それがなにかわからないまま最後のページまで行ったとき、全身に衝撃が走りました。頭が混乱して、ページを戻す手が止まりませんでした。ネタがわかったときの鳥肌の立ち方は今までにないもので、感動すらしました。ぜひ読んでみてほしいです。(30代男性)
18.石田衣良「うつくしい子ども」
ミステリー小説石田衣良「うつくしい子ども」がおすすめの理由
ある日、自分が凄惨な殺人事件の加害者の兄になってしまった…というお話ですが、重苦しくてじめじめした感じではなく、純粋に優秀だった弟がなぜ事件を起こしてしまったのかを追求していく少年の成長物語として読むととても面白いです。 実際の事件だと、もっと周囲から糾弾されてしまったりでなかなか難しいとは思うのですが、自分が置かれている状況が苦しくても、立ち止まっているだけでは何も変わらないんだということに気づかせてくれる一冊です。(30代女性)
19.京極夏彦「ウブメの夏」
ミステリー小説京極夏彦「ウブメの夏」がおすすめの理由
京極堂シリーズの一作目です。産院で次々と起こる殺人事件を書店の主である中禅寺秋彦と小説家である関口巽が周りの自称知人たちと事件解決をしていきます。事件内容や犯人の心情が衝撃的です。何より、真夏になると再度読みたくなる不思議な魅力があります。(30代女性)
20.ピエール・ルメートル「その女アレックス」
ミステリー小説ピエール・ルメートル「その女アレックス」がおすすめの理由
数年前に”このミステリーがすごい”大賞を獲とった作品。読み進めていくうちに、最初にイメージしていたストーリー展開から2転3転して良い意味で期待を裏切られる。長編ではないが内容が濃いので読みごたえがあり、それでいて何度も読み返したくなる。(40代女性)
21.今邑彩「そして誰もいなくなる」
ミステリー小説今邑彩「そして誰もいなくなる」がおすすめの理由
主人公は女子高生。通っている高校で、演劇の発表会をします。演目は「アガサ・クリスティー」の「そして誰もいなくなった」です。 この有名なミステリーの通りに殺人事件が起こります。一人目は、舞台の上で・・この先も「そして誰もいなくなった」の見立て殺人が続きます。(60代女性)
22.近藤史恵「タルト・タタンの夢」
ミステリー小説近藤史恵「タルト・タタンの夢」がおすすめの理由
主人公は小さなビストロで働くウエイター。シェフの三船さんが、美味しい料理と一緒に謎解きをしていく物語です。出てくるフランス料理が本格的で魅力的。脳内で味わえます。フランス料理やワインについてのうんちくが、自然に増えていきます。(30代女性)
23.海堂尊「チームバチスタの栄光」
ミステリー小説海堂尊「チームバチスタの栄光」がおすすめの理由
現役の病理医が書いているだけあって、医療の現状や問題点、死因不明の遺体に、オートプシーイメージングと言う、聞き慣れない方法があることも、知ることができ、知識がなくても、文章のなかに説明があり勉強になりました。(40代女性)
24.ダン・ブラウン「デセプションポイント」
ミステリー小説ダン・ブラウン「デセプションポイント」がおすすめの理由
アメリカ大統領選やNASAが題材になっており、現代的なテーマがリアリティを感じさせます。 いったい誰が黒幕なのか?誰を信じたらいいのか?と、ハラハラしながら一気に読み進めてしまいます。 ストーリーの組立て方もさることながら、事実に基づいてあるという科学技術的な内容も盛り込まれており、そこも面白みのひとつです。 普段小説をあまり読まないのですが、上下巻に渡る作品を一気に読み終えてしまいました。(20代女性)
25.七尾与史「ドS刑事」
ミステリー小説七尾与史「ドS刑事」がおすすめの理由
文章がテンポよく読みやすく、言い回しもクドくないので一気にストレスなく読めます。 また、キャラクターも立っていて世界観に入りやすいため、シリーズ物ですが前作から時間が開いていてもすんなり物語に入っていけるので、 まとめて読む時間が取れないという方にもオススメできます。(30代女性)
26.恩田陸「ネクロポリス」
ミステリー小説恩田陸「ネクロポリス」がおすすめの理由
イギリスと日本の文化が融合した国「V.ファー」に親族を持つ人だけが行ける場所「アナザー・ヒル」。そこでは「ヒガン」の時期に死者が実体となって現れる。独特の世界観に惹き込まれて長編にも関わらず、あっという間に読み終えてしまいました。基本的にはホラー要素が強いけれど、あちこちに謎が散りばめられていて解いていくのも楽しめました。(20代女性)
27.東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」
ミステリー小説東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」がおすすめの理由
普段から私自身パラレルワールドがあるのか気になっており 東野圭吾の作品で題名にラブストーリーと書かれているので パラレルワールドが一緒になっているのがどんなものなのか気になり手にとってみました。読んでいるうちに今この時点ではどの部分だっけ?と混乱し読み返したりラブストーリーではありますがミステリー要素もありすごく楽しめた作品であるのでおすすめしたいです。(20代女性)
28.吉田修一「パレード」
ミステリー小説吉田修一「パレード」がおすすめの理由
ありふれたマンションの一室でルームシェアをする若者たちの、それぞれのバックグラウンドを深く掘り下げていく奇妙な味わいのストーリーになります。4人の男女の間に突然の異端者が侵入してくることによって、徐々に変わっていく人間模様が印象深かったです。(30代男性)
29.東野圭吾「プラチナデータ」
ミステリー小説東野圭吾「プラチナデータ」がおすすめの理由
まるで現実に起きていることなんじゃないなと思うほど、描写が細かくリアルに感じることができます。最後まで予想ができず、ドキドキしながら一気に読めます。東野圭吾さんの作品の中でも、ベスト3に入る面白さだと思います。(20代女性)
30.R.D.ウィングフィールド「フロスト始末」
ミステリー小説R.D.ウィングフィールド「フロスト始末」がおすすめの理由
「フロスト警部』シリーズはすでに5冊が出ている人気シリーズですが、作者が亡くなったため、これが最後の作品になります。 独特のキャラクターで周りを振り回しながら、それでも粘り強い捜査で事件を解決して行くフロスト警部の活躍がたっぷり楽しめます。ミステリーのファンにはもちろん、ユーモア小説を読みたいという読者にもおすすめです。(60代男性)
31.伊坂幸太郎、中山七里、柚月裕子、吉川英梨「ほっこりミステリー」
ミステリー小説伊坂幸太郎、中山七里、柚月裕子、吉川英梨「ほっこりミステリー」がおすすめの理由
4人の作家によるミステリーなのですが、ミステリーといってもタイトルにある「ほっこり」するような人情のある心温かな物語ばかりで、読み終わると穏やかな気持ちになるものばかりです。凄腕の殺し屋ながら奥さんには敵わないとか、自然の強さ、温もりを感じるミステリー、郵政監察官が行方不明になった郵便物の犯人を見つけ捕らえるために動き出すのであるが、手紙の大切さを感じさせるミステリー、いつも予約が入りながらその客は来ない18番テーブルにまつわる命がけで守った言葉なくとも伝わるだろう絆の深さを知らされるミステリーとなっています。(40代女性)
32.スティーグ・ラーソン「ミレニアム」
ミステリー小説スティーグ・ラーソン「ミレニアム」がおすすめの理由
とにかく背筋が凍る話ですが、良いところも悪いところも併せ持つ登場人物が魅力的です。企業や社会の闇を垣間見る内容は、思わず現実のことではないかと考えてしまいます。絶えず襲って来る狂気をアルバイトの夜中の帰り道に思い出してしまい、走って帰宅しました。(20代女性)
33.筒井康隆「世界はゴ冗談」
ミステリー小説筒井康隆「世界はゴ冗談」がおすすめの理由
収録されているメタパラの七・五人が特におすすめです。初心者にはおすすめできませんが、筒井康隆氏の作風に馴染んだ方なら分かるであろう難解な作品。自作の過去のメタフィクション作品に言及するメタフィクションであり、小説を通して直接的に著者が持論を語るという、エッセイと小説の融合といえるでしょう。(30代男性)
34.筒井康隆「モナドの領域」
ミステリー小説筒井康隆「モナドの領域」がおすすめの理由
神を自称する登場人物が奇跡を起こす一連の行動と、共に行動をする周りの人々の態度の移り変わりを描いた小説です。神と呼ぶにふさわしいその人物はなぜ超能力的な力を扱えるのか、伏線を拾いながらも結局小説の中には明確な答えがない、難解な結末が待ち構えていました。(30代男性)
35.アイリス・マードック「ユニコーン」
ミステリー小説アイリス・マードック「ユニコーン」がおすすめの理由
恋人との関係と都会での生活に疲れ切ってしまったマリアンが、僻地に佇むお屋敷で家庭教師を務める姿が映し出されている作品になります。謎めいた女主人の過去と、破滅的なラストへと引き込まれていくヒロインには忘れがたいものがありました。(30代男性)
36.山田悠介「リアル鬼ごっこ」
ミステリー小説山田悠介「リアル鬼ごっこ」がおすすめの理由
読み始めから目が離せず、ラストの展開を早く知りたいと思い一気読みしてしまいそうな作品です。小説を最後まで読みきることができなかった私でもラストが気になり、三日ほどで読み終わってしまいました。ラストの展開は実際にこうなるのかな?と読者が思っていたまったく違う展開だったので読み終えた後も動揺が隠せなかったです!(20代女性)
37.山田悠介「レンタルチルドレン」
ミステリー小説山田悠介「レンタルチルドレン」がおすすめの理由
子供を大金を払ってレンタルで借りる事ができます。 でも レンタルした子供に異常がみられるようになっていきます。 非日常の作品ですが 現実に起こっても、おかしくないストーリーで読んでいてとてもドキドキしてしまいます。(40代女性)
38.カズオイシグロ「わたしを離さないで」
ミステリー小説カズオイシグロ「わたしを離さないで」がおすすめの理由
最初から最後まで重く闇を感じる作品。途中何度も苦しくなり、訳が分からなくなりまた最初から読み直して深く理解したいと思いながら読んでしまう作品です。少し内容が難しくテーマが深いので何度も読んで理解してほしい小説でもあります。本当にこの小説のテーマになっているような人がいるかはわからないし、いないで欲しいけど、もしいるなら私達は普通に行きてる事がどれだけ幸せか、自由を持つ事が当たり前ではない事をかんがえさせられます。(20代女性)
39.今邑彩「悪魔がここにいる」
ミステリー小説今邑彩「悪魔がここにいる」がおすすめの理由
主人公は、薔薇の花が咲き誇るお屋敷に惹かれて、そこに暮らす兄と、歩くことができない妹と、知り合いになります。 お茶に招かれていた時に、兄の2番目の妻が、窓から落ちるという事件を目撃することになります。 この家族に影を落としている、最初の妻とは?この妻は実在するのか?から、この物語は始まります。(60代女性)
40.綾辻行人「暗黒館の殺人」
ミステリー小説綾辻行人「暗黒館の殺人」がおすすめの理由
綾辻先生の大人気の館シリーズ一番の大作でありながら、最高傑作だと思います。 ミステリーでありながら、魔術的なオカルト要素も強く、独特の世界観には引き込まれてしまいます。 伏線があちこちに張り巡らされていて、ラストにはそれが全て回収されていて、余韻を強く感じます。 叙述トリックを巧みに用いていて、作者の表現力の高さを実感する作品です。(20代女性)
41.東野圭吾「仮面山荘殺人事件」
ミステリー小説東野圭吾「仮面山荘殺人事件」がおすすめの理由
分かりやすい文体であるため、テンポよく読むことができます。 ミステリーでありながら、ラストはとても爽快であり、後味が良いです。 実写化不可能と言われている作品ですが、ミステリー独特の重苦しい雰囲気が苦手、という人にも自信をもって進められる内容になっています。(20代女性)
42.小林信彦「怪物がめざめる夜」
ミステリー小説小林信彦「怪物がめざめる夜」がおすすめの理由
ひとりの売れない地方芸人がラジオパーソナリティーに抜擢されたことによって、カリスマ的な人気を集めていく様子を描いている作品になります。マスコミの横暴やメディアの報道姿勢に対する痛烈な批判が印象深かったです。(30代男性)
43.三好昌子「京の縁結び 縁見屋の娘」
ミステリー小説三好昌子「京の縁結び 縁見屋の娘」がおすすめの理由
時代小説のミステリーです。縁見屋の娘は、男子が生めず、26歳で亡くなると言われています。 主人公の母も、祖母も、そうでした。なんの悪因縁があるのだろうか?ふらりと現れた行者の「帰燕」が、何かを知っているようです。 主人公はこの悪因縁を断ち切ることができるのでしょうか?主人公と、いつも味方になってくれる幼馴染との関係も、どうなっていくのだろうかと、興味をそそられます。(60代女性)
44.高里椎奈「銀の檻を溶かして」
ミステリー小説高里椎奈「銀の檻を溶かして」がおすすめの理由
「薬屋探偵シリーズ」の第1巻目の作品です。主人公の秋、座木、リベザルの魅力的な3人の関係性がとても素敵です。ミステリーが本格的で意外な結末だったり、結果に切なくなったりと繊細な作品だなと思います。また、度々出てくる料理がどれも美味しそうでそういう部分でも楽しめます。(20代女性)
45.恩田陸「月の裏側」
ミステリー小説恩田陸「月の裏側」がおすすめの理由
一見、平和な日常が「何か」にどんどん浸食されていく物語。その浸食具合が実に巧みで、そこに静かな恐怖を感じます。舞台となった水の町の描写が美しく鮮明で、本当にそこに行ったみたいな感覚になります。恩田さんにハマるきっかけになった小説です。(30代女性)
46.山田宗樹「嫌われ松子の一生」
ミステリー小説山田宗樹「嫌われ松子の一生」がおすすめの理由
人間の弱さと愛情を求める姿が上手く描写され、とても読み応えのある小説だからおすすめします。 あらすじは甥が30年前に家出し、最後は殺害された為に遺品整理を依頼されることからはじまります。そこから叔母の壮絶な生涯を知るというものです。ごく普通に真面目に生きてきた女性がある事件をきっかけに転落していくストーリーなので、自分自身にも起こりうるのではないかと思うまさに一寸先は闇という言葉があう小説です。(30代女性)
47.アガサ・クリスティ「検察側の証人」
ミステリー小説アガサ・クリスティ「検察側の証人」がおすすめの理由
アガサ・クリスティは言わずと知れたミステリーの女王ですが、これは戯曲になっています。ハンサムな青年が殺人の容疑者となり、検察側の証人たったのは意外な人物という驚きの展開と、それだけでは終わらない最後のどんでん返し。人間の細やかな心理描写が、さすがアガサ・クリスティと思える作品です。(40代女性)
48.京極夏彦「姑獲鳥の夏」
ミステリー小説京極夏彦「姑獲鳥の夏」がおすすめの理由
現実世界で起こっている不可思議な事件を合理的な説明のつかない妖怪という概念に絡めて解き明かしていく過程が堪らない一冊。 様々な角度から妖怪というものを説明していく過程は一見すると小難しい感じがして読み難くなりそうであるが、いつの間にかその語り口に引きこまれてページをめくる手が止まらくなる。 合理的な思考で謎を解き明かしていくミステリでありながら随所に散りばめられた幻想的な雰囲気を味わえるうえ、「妖怪は面白い!」と感じさせてくれるのでぜひとも読んで欲しい。(30代男性)
49.アガサクリスティー「五匹の子豚」
ミステリー小説アガサクリスティー「五匹の子豚」がおすすめの理由
過去に起きた事件の真犯人を追求する、という新しい切り口の内容でとても楽しめます。当時犯人とされた人物は既に死んでおり、関係者の供述のみで真犯人を絞り込んでいく様は、まさに圧巻です。推理するのも面白いですが、人間の心理についても深く考えさせられる作品だと思います。(20代女性)
50.伊坂幸太郎「砂漠」
ミステリー小説伊坂幸太郎「砂漠」がおすすめの理由
大学生による青春系人間ドラマ系ミステリー小説です。 4パートに分かれて書かれていますが、春、夏、秋、冬の季節になっています。 読み進めていくと、時系列が「??」となります。 それが伊坂幸太郎マジック。4パートに隠されたミステリーがたまらない1冊です。(30代女性)
51.伊坂幸太郎「死神の精度」
ミステリー小説伊坂幸太郎「死神の精度」がおすすめの理由
一見繋がりのなさそうな短編を読み進めていくと実はつながっているという形式の小説で、最後まで存分に東野圭吾ワールドを楽しめます。主人公の死神はクールに見えてかなり人間味のあるおもしろさがあり、そのギャップも見逃せません。(20代女性)
52.伊坂幸太郎「重力ピエロ」
ミステリー小説伊坂幸太郎「重力ピエロ」がおすすめの理由
1人の男のある「生まれに関する秘密」を扱ったミステリー小説。ミステリーとしてもさることながら、生まれで人を判断することなどできない、という強いメッセージ性を持っていて、勇気付けられます。伊坂幸太郎の作品の中でも特に好きです。(40代男性)
53.茅田砂胡「祝もののき事務所」
ミステリー小説茅田砂胡「祝もののき事務所」がおすすめの理由
祝もののき事務所はミステリー小説でどんどん出てくるびっくりな情報や続きが気になってしまう内容がとても好きです。また、ストーリーだけではなく他の小説では出てこないような主人公の百之喜太朗率いる個性豊かなキャラクター達も魅力的で大好きです。(20代女性)
54.湊かなえ「少女」
ミステリー小説湊かなえ「少女」がおすすめの理由
クライマックスに向かうにしたがって、どんどん引き込まれます。時間を忘れます。女子高生が物語の軸ですが、私のようなおじさんでも問題なく徐々に物語に引き込まれていき、読み進んでいくにつれ点と点が結びつきラストで1本に繋がったときの衝撃はいったん放心状態になります。ぜひ読んで欲しいです。(40代男性)
55.神永学「心霊探偵八雲 裁きの塔」
ミステリー小説神永学「心霊探偵八雲 裁きの塔」がおすすめの理由
八雲の親友である晴香が逮捕されてしまい、いつも人には無関係な態度を取る八雲が晴香のために捜査をする所が面白いです。そして、その謎を追うさまざまな人間関係がとても 複雑で見ごたえのある小説です。後藤刑事と八雲のやり取りの会話もいつもぶれなくて楽しいですね。(40代女性)
56.神永学「心霊探偵八雲10 魂の道標」
ミステリー小説神永学「心霊探偵八雲10 魂の道標」がおすすめの理由
幽霊を見ることができる特異体質をなかなか受け入れなかった八雲。そして、そんな体に生んだ父を憎んでいた。憎んでいた父を受け入れ、自分を認めてあげることで、精神的に成長することができた八雲。怖い話ではないので、大学生など人生の分岐点に立っている人に読んでほしい。(30代女性)
57.倉知淳「星降り山荘の殺人」
ミステリー小説倉知淳「星降り山荘の殺人」がおすすめの理由
この小説の作者は、裏表紙や帯などで読者に挑戦するようなことを言い、正々堂々と騙すつもりだと宣言します。そのうえで、物語の中に様々な巧妙な仕掛けを施し、宣言通り鮮やかに読者を騙します。その潔さ、技の巧妙さが群を抜いていると思い選びました。(20代男性)
58.米澤穂信「折れた竜骨」
ミステリー小説米澤穂信「折れた竜骨」がおすすめの理由
ミステリー作家として有名な米澤穂信が、剣と魔法と言うファンタジー世界と推理を融合させた異色の作品です。魔法があれば何でもできて、推理など役に立たないと思いながら読んでいましたが、魔法にもきちんとした法則が設定されており、理論に沿って犯人を推理していく過程と、最後に起こるまさかのどんでん返しは、まさにミステリーの王道でした。ミステリー好きだけでなく、ファンタジー好きにもオススメできる小説です。(20代女性)
59.深緑野分「戦場のコックたち」
ミステリー小説深緑野分「戦場のコックたち」がおすすめの理由
第二次世界大戦中の物語で、その時代ならではの風景や人の気持ちなどが書かれていて「こんなんだったのかな?」「こんな感じだったんだ」と、その時代のことが分からない自分が楽しいと思って読めたのですごくおもしろい本だと思います。また、ミステリーでは「あ、なるほど!」「そういうことね!」と思えるような内容で難しく思えて実は簡単な感じでオススメです。(20代女性)
60.東野圭吾「探偵ガリレオ」
ミステリー小説東野圭吾「探偵ガリレオ」がおすすめの理由
もともと東野圭吾さんの作品が大好きで、その中でもこの作品は科学をトリックに使っていて、自分自身、科学が好きなのでとても面白く興味深いからです。また、長編ではなく短編になっているので、とても読みやすいからです。(20代男性)
61.石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」
ミステリー小説石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」がおすすめの理由
ドラマと同じストーリーもありますが、ドラマとは違った視点で読め、手が止まりません。また、ドラマにないストーリーでは、新たな登場人物が様々な事件を持ち掛け、それを解決していくマコトの行動に毎回ハラハラします。ドラマが好きだった方にはおすすめです。(20代男性)
62.浅田次郎「椿山課長の七日間」
ミステリー小説浅田次郎「椿山課長の七日間」がおすすめの理由
一度死んだのに、また現世に別の姿を借りて7日間だけ戻ってこれる設定に驚きました。 死んだ人がよみがえるなどの話はよくありますが、別の性別になってもどってくるところも、ギャップがありとてもおもしろかったです。(30代女性)
63.湊かなえ「豆の上で眠る」
ミステリー小説湊かなえ「豆の上で眠る」がおすすめの理由
私がこの本を読んだとき、読むのがやめられないぐらい面白かったからです。平和に暮らしていた中で起きた誘拐事件。誘拐されて戻ってきた姉は本物なのか?ハラハラする展開ばかりでした。姉妹間で母親に差別されたと感じていた妹の心理描写も良いです。(30代女性)
64.湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」
ミステリー小説湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」がおすすめの理由
小説が大きく分けて2つの部分に分かれていて、ひとつはいわゆる普通の小説のように、ある週刊誌の記者の目線で事件が進んでいくのだが、もうひとつの部分では実際にその記者が書いた週刊誌の記事という構成になっている。ミステリーとしてだけではなく、いかに週刊誌というものが創作であるかということを認識させる面白い試みの小説だと思う。(40代女性)
65.東野圭吾「白夜行」
ミステリー小説東野圭吾「白夜行」がおすすめの理由
ある殺人事件を担当する刑事の目線で物語が進み、犯人の心理は明記されません。しかし、最初の殺人を犯さざるを得なかった犯人達の悲しみ、その殺人を隠すために何度も犯罪を繰り返すことになる犯人達の悲しみを読者側が想像できるところが素晴らしいので、おすすめです。(30代女性)
66.ノア・ホーリー「晩夏の墜落」
ミステリー小説ノア・ホーリー「晩夏の墜落」がおすすめの理由
プライベート・ジェット機が墜落し、乗員乗客11名のうち、47歳の貧乏画家が生き残り、同情していた4歳の男の子を抱えて海岸まで泳ぎ着いた。一躍、ヒーロー扱いされた画家だったが、捜査関係者から墜落への関与を疑われ、マスコミからも非難される。画家はヒーローなのか、犯罪者なのか。 謎解きミステリーとしての完成度が高く、報道メディアの危険性を取り上げた社会派ミステリーとしても楽しめる。(60代男性)
67.湊かなえ「母性」
ミステリー小説湊かなえ「母性」がおすすめの理由
まず、私は湊かなえの作品が好きなのでこの本をおすすめします。この作品では、最初に事件が起こり、その事件が起こるまでの過程が2人の人物の視点の語りから判明していきます。読者は時系列に沿って情報を収集していくことになるのですが、注意深く読んでいないと途中で混乱してしまいます。だからこそ、最後の方のページを読んで、謎が解けるととてもすっきりします。(20代女性)
68.長谷川夕「僕は君を殺せない」
ミステリー小説長谷川夕「僕は君を殺せない」がおすすめの理由
オレンジ文庫から出てるライトノベルですが、ライトノベルと侮るなかれ。めちゃめちゃ面白いです。デビュー作とは思えないクォリティ。一人称で話が進んで行くんですが、あれ?僕と俺は別々の人?という謎から始まり、2人の人生が交差していく。屑みたいな大人のせいで傷付いた2人の少年たち。ミステリーだけど切ないです。作者さんの書く文章もとても素敵で心に残ります。(40代女性)
69.松岡圭祐「万能鑑定士Q」
ミステリー小説松岡圭祐「万能鑑定士Q」がおすすめの理由
人が死なないミステリーです。謎を解いていくのを読み進めていくワクワクはありますが、殺された描写など誰かが死んでしまうような悲しい話ではないので安心して読み進められます。また登場人物もみんなどこか愛嬌があり微笑ましく読み進めることができます。(30代女性)
70.宮部みゆき「模倣犯」
ミステリー小説宮部みゆき「模倣犯」がおすすめの理由
被害者、加害者、その周囲の人、事件を追う記者など、様々な人の目線から事件が描かれています。登場人物が多いですが、それぞれの個性・特徴が細かく描写されていて、いろんな人に共感しながら、あるいは驚愕しながら読み進められます。長編なのでどっぷり世界観に漬かれて読み応えがあります。(30代女性)
71.太田忠司「目白台サイドキック」
ミステリー小説太田忠司「目白台サイドキック」がおすすめの理由
新人の刑事である無藤が、名家の若当主とコンビを組んで次々と難事件を解決していくのが痛快なストーリーになります。物語の舞台に設定されている文京区目白のお屋敷と、憎まれ口をたたき合いながらも信頼関係を深めるふたりが良かったです。(30代男性)
72.小川洋子「薬指の標本」
ミステリー小説小川洋子「薬指の標本」がおすすめの理由
手軽サイズの文庫本で、二つのお話が載っています。両方とも妖しく独特な空気感を纏いつつすうっと入ってくるような感覚があります。何よりも文章が美しいです。言葉の一つ一つが洗練されていて、読後暫くは何もせずぼうっとしていたくなるような、浸っていたくなるような一冊です。(20代女性)
73.アガサクリスティー「予告殺人」
ミステリー小説アガサクリスティー「予告殺人」がおすすめの理由
読み応えのある長編ですが、続きが気になって一気に読んでしまうこと間違いなしの作品です。犯人やトリックを予想しながら読み進めていても、最後にあっと驚くようなどんでん返しがあって良い意味で裏切られます。また、探偵役のミス・マープルが大変魅力的なキャラクターなので、読めばきっと彼女のファンになるでしょう。(20代女性)
74.東野圭吾「容疑者Xの献身」
ミステリー小説東野圭吾「容疑者Xの献身」がおすすめの理由
ガリレオシリーズの一つであるこの作品は、いつもの科学的な推理で解決するのとはひと味違う作品。 これほど犯人に同情するミステリーはこの作品以外に知りません。 最後のすべてが明らかになるシーンは、泣きました。(30代男性)
75.歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
ミステリー小説歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」がおすすめの理由
この人にしか書けない、小説でしか実現しえないミステリーのトリックに、読み終えたときとにかく衝撃を受ける作品。普段から好んでミステリーを読む人にも新鮮味があるのに、ミステリーをあまり読まない人にも読みやすい内容。(20代女性)
76.宮部みゆき「龍は眠る」
ミステリー小説宮部みゆき「龍は眠る」がおすすめの理由
異能者であれば全てが自分の思い通りになるわけではなく、異能で有るがゆえに苦しみ、現実に苛まれる人間として心情が描かれている。 また、その異能者を取り囲む普通の人たちの葛藤が非常に生々しく考えさせられる作品だと思う。(40代男性)
77.米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」
ミステリー小説米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」がおすすめの理由
『氷菓』で知られるミステリー作家、米澤穂信さんの作品です。上流階級の令嬢達が集う読書サークル「バベルの会」とその歴代の会員たちに起こった事件を、群像劇調に描いています。各話がきれいにどんでん返しを受けておちるのですが、通して読むと全体でも繋がっていてミステリーの面白さを感じたのでおすすめしたいです。中でも『山荘秘聞』というお話がロマンスを期待していると最後に近付くにつれてぞくぞくとした怖さがあって、とても好きでした。(20代女性)
78.貫井徳郎「慟哭」
ミステリー小説貫井徳郎「慟哭」がおすすめの理由
ネタバレを避けて言えば、犯罪被害者のどうしても忘れられない怒りや哀しみや後悔がそのタイトルに込められている。後味は決してよくないが、そのトリックと主人公の心情がこころに残るミステリーです。二度よみしたくなる作品。(40代男性)
79.太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白」
ミステリー小説太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白」がおすすめの理由
正太郎と櫻子さん、正太郎の兄・篤志の3人で秋の北海道旅行へ。ギスギスした雰囲気の旅行に苦笑してしまいました。櫻子さんは誰に対しても櫻子さんでした。一方、友人・鴻上百合子には、宿敵・花房の影が忍び寄り、誘拐事件が発生…と言うところで終わってしまったので、次巻が待ち遠しいです。(20代女性)
80.湊かなえ「贖罪」
ミステリー小説湊かなえ「贖罪」がおすすめの理由
物語の結末はしっかり完結しているはずなのに、どうしてももやもやが残ってしまうのが、とっても面白いと感じてしまいました。 もやもやが残っているからこそもう一度読み返したと思ってしまうし、その後の登場人物たちはどうしただろうと考えてしまいました。(20代女性)
81.京極夏彦「魍魎の匣」
ミステリー小説京極夏彦「魍魎の匣」がおすすめの理由
この作品は百鬼夜行シリーズの2作目となりますが、このシリーズにはすべて妖怪の名前が付けられています。そして、表紙の絵も不気味です。ストーリーは残忍な連続バラバラ殺人事件が展開され、登場人物も陰陽師が出てきたりとホラーな様相を呈しています。しかし、これはミステリー小説です。別々の事件が一つに繋がり、事件を解決していく様は見事です。そして最後に人間こそ妖怪よりも恐い存在であると思わせるところが、この作品の魅力となっています。(40代女性)
コメント