レオナルド・ディカプリオ出演おすすめ映画ランキング
昔はいかにもイケメン俳優といったイメージが強すぎて好きになれなかったのですが、たまたま彼が出ている映画を見てから、その優れた演技力に惚れ惚れしてしまいました。どんな役柄にでも見事になりきることが出来る、役者としての才能を高く買っています。
第7位.「仮面の男」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「仮面の男」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
こちらは20年以上も昔の映画で、若かりし日の本当にハンサムな青年であるディカプリオが堪能できる映画です。ルイ14世にまつわる鉄仮面伝説と、老年の三銃士を描いた作品で、レオナルド・ディカプリオは傍若無人なルイ14世と鉄仮面を付けられ幽閉されている弟フィリップを一人二役で演じ分けています。自分の事しか考えない母親にさえ暴言を吐く冷徹な表情と、ディカプリオ独特の優しく穏やかで時におびえた表情が交互に楽しめるので、ディカプリオファンにはたまらない映画です。とは言え三銃士にはジョン・マルコヴィッチ他味のある俳優さんが出ているので、彼らの大人の色気も素敵で、王子様ディカプリオと両方を楽しめる映画ではないでしょうか。物語としてもの展開もテンポよく、三銃士の思惑により暴君ルイ14世と双子の弟フィリップが入れ替わる場面はスリリングで面白かったです。
第6位.「アビエイター」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「アビエイター」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
これも実在した人物を取り上げた映画で、豪富ハワード・ヒューズの壮絶な半生を長編で描いています。この人はアメリカの大富豪の中でも、極めつけの奇人、変人として知られているようですが、それは生まれ持った気質というよりも幼少期から母親から受けたしつけの仕方に起因しているのではないかと思われ、事業の成功とともに精神異常が加速しているところはなんだかかわいそうでした。こういった描写もとても丁寧に描かれていて、ディカプリオが神経質そうな顔で血がにじむほど手を洗いまくるシーンや、菌を恐れて部屋から出られなくなるシーンなど、本当に生きづらかっただろうなと胸が苦しくなってきました。現在の空の旅が我々にとって当たり前になり、安全に飛行できているのは、すべてこのハワード・ヒューズのおかげと言っても過言ではなく、財産を全てつぎ込み航空事業にのめり込む姿には圧倒されました。
第5位.「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督と、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスのダブル主演、実在した天才詐欺師フランク・W・アバグネイル・Jrとそれを追いかけるFBI捜査官のドタバタコメディで、非常に面白い映画でした。この映画ではディカプリオはその詐欺師を演じているわけですが、パイロット、医者、弁護士などに偽装して逃げまくるのですが、まるで彼のコスプレショーを見ているようで楽しかったです。どんな制服もばっちりと決めてしまうのはやはり、彼の恵まれた容姿故なのでしょう。実在のこの男性も、もともとは裕福な家のお坊ちゃんだったようなので、ディカプリオの醸し出す雰囲気が見事にマッチしていました。世界各国で小切手詐欺を繰り返すのですが、だんだんその手口が巧妙化していき興味深かったです。父親役のクリストファー・ウォーケンへの尊敬と愛情があふれたディカプリオの表情が素敵でした。
第4位.「ブラッド・ダイヤモンド」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「ブラッド・ダイヤモンド」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
内戦が続くアフリカ、シエラレオネ共和国を舞台に、アフリカの政情不安定な地域で武装勢力の資金源となっている紛争ダイヤをテーマにした肉厚な社会派アクションドラマで、レオナルド・ディカプリオは影のあるダイヤ密売人を演じています。これが今現在も実際に起こっていることだと思うと、平和な日本に生まれ、生活を送れていることに感謝の念を感じえません。そしてきらきらとした美しい輝きを誇るダイヤモンド、憧れの象徴として美しいものとして世界中で愛されていますが、その陰でこんなことが起こっているとは知らず、社会の一員として自分にできることは何だろうかと考えさせられた映画です。この映画では珍しくディカプリオは顔を泥だらけにしてアクションシーンに挑んでいますが、昔の王子様のような面影はなく、身体も鍛え上げワイルドな魅力を醸し出しています。
第3位.「シャッター・アイランド」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「シャッター・アイランド」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
この映画ではディカプリオが演じるのは、孤島の精神病院で発生した失踪事件に立ち向かう連邦捜査官です。この映画は脚本が練りに練られているようで、謎が謎を呼ぶ展開となっており、一度見ただけでは見落とすポイントもいくつかあるので、数回鑑賞をして見ることをお勧めします。画面はずっと薄暗いような感じで、それがこちらの恐怖心をあおるように感じ、最後まで一気に引き込まれてしまいました。レオナルド・ディカプリオの鬼気迫る表情などを見ると、本当に演技の上手な俳優さんだなと改めて感じさせられます。最後にはアッと驚く大どんでん返しが用意されているのですが、途中事実に至る伏線が随所に表現されているので、二回目以降はそういった点に注意をしながら見ると、また違った面白さがあるのではないでしょうか。ディカプリオが最後に言う一言にかなり重みがあり、余韻の残る映画でした。
第2位.「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
20代で証券会社を設立し、預金ゼロから億万長者となった実在のブローカーの栄光から破滅に至るまでの破天荒な仕事ぶりを描いた映画で、レオナルド・ディカプリオはそのいかれたやり手ブローカー、ジョーダン・ベルフォートを演じています。コメディタッチで描かれた映画で、金、ドラッグ、セックス、何でもしたい放題やり放題という感じで、人間の醜い部分をこれでもかとむき出しにしている衝撃の映画です。ディカプリオがこんな役をするの、こんな姿をさらすの、と驚くほどはっちゃけている姿が見ものです。でもこんな役を演じさせても、彼が持つ品の良さ、育ちの良さはにじみ出てくるようで、楽しんで鑑賞できました。このジョーダンという人はカリスマ性が溢れるオーラを身にまとっていて、熱烈なスピーチをするのですが、その場面を演じるディカプリオが本当にかっこよいです。
第1位.「レヴェナント蘇えりしえ者」(レオナルド・ディカプリオ出演)
「レヴェナント蘇えりしえ者」(レオナルド・ディカプリオ出演)がおすすめの理由
5度目のアカデミー賞ノミネートにしてようやく、初の受賞となった本作、愛する息子を目の前で殺された父親を演じているレオナルド・ディカプリオですが、本当に素晴らしい映画でした。この作品で彼は実在の凄腕ハンターヒュー・グラスを演じていますが、過酷な自然の中驚くほどのサバイバル生活を送りながら、やがて息子を殺したかつての仲間と対決をします。しばらく肉が見れなくなりそうなくらい壮絶すぎるシーンもあり、こんなレオナルド・ディカプリオの表情は見たこともありません。物語の初め頃にディカプリオがクマに襲われるシーンがあるのですが、ものすごい迫力で、1820年代初頭にこんな事故に遭って生き延びた人間がいたと考えると信じられません。この映画はディカプリオの演技もさることながら重厚な音楽と映像美が素晴らしいです。証明を使わず自然光で撮影したようですが、本当に怖いくらいの美しい景色が続きます。