三木孝浩監督おすすめ映画ランキング
多くの青春映画を手がけている監督です。少女漫画や、王道の青春ラブストーリーを多く実写化しています。少女漫画を読んだ上で映画を見るとなかなか納得がいかない仕上がりとなっていることが多い中、三木監督の作品は漫画の良さを残しつつ実写化していて、とても素敵な作品に仕上がっているため、好きです。
第5位.三木孝浩「アオハライド」
三木孝浩「アオハライド」がおすすめの理由
漫画が原作です。漫画では胸きゅんシーンが数多く、それをうまく実写化出来るのか、漫画だからこそきゅんきゅんするシーンを実際に映像でみると寒くなってしまわないかとても不安でした。また、恋愛漫画ではその恋愛の進む模様をじっくりと描くことが出来ますが、映画では2時間前後で完結させなければならないため、どのように話をまとめるのか興味がありました。やはり、漫画とは話が変わっていましたが、漫画の良さを残し、キャラクターの個性も残しながらも、映画ならではの演出がありとても素敵でした。漫画でもキーとなる朝焼けのシーンは映像で見るととても綺麗でした。また、母親を亡くした過去を持つという難しい役を、俳優さんが’とても良い表情で演じているため、漫画の軸の話を残しながらも、話を映画バージョンに変えてうまくまとまったのだと思います。青春というキラキラした高校生のもう戻らない時間を、一生懸命生きている主人公たちがまぶしく、うらやましくなるくらいの映画で、とてもおすすめです。
第4位.三木孝浩「僕等がいた」
三木孝浩「僕等がいた」がおすすめの理由
漫画が原作です。前編と後編で作られたこの映画の良さはなんと言っても、前編後編の2部作にしたことで、漫画で長い時間をかけて描かれた二人の恋愛模様が、映画でも実力派俳優によってじっくりと描かれたことです。恋愛映画では、映画の2時間という時間におさめるために、出会う、すれ違う、付き合う、ハッピーエンド、といったようにぽんぽんと話が進んでしまうことも多いですが、それが丁寧に漫画の名シーンをおさえつつ描かれているのが、この映画の魅力の一つと言えると思います。また、前編で高校時代から別れまで、後編では社会人になり再会からその後、を描いているのですが、しっかりと俳優さんがその主人公の成長を演じ分けているため、主人公に感情移入しやすくなっています。主人公は暗い過去、重い経験を背負っていますが、その役を生田斗真がしっかりと演じています。ただのキラキラ青春ラブストーリーではなく、主人公から飛び出すいくつもの名台詞もあり、考えさせられる映画です。
第3位.三木孝浩「青空エール」
三木孝浩「青空エール」がおすすめの理由
漫画が原作です。青空エールは恋愛がテーマというよりは、キラキラとした高校生活の中で、部活をテーマに描かれており、部活の話だけで十分青春なのですが、そこに恋愛要素が加わることで更にキラキラとした高校生活が描かれている作品です。映画では漫画でのエピソードをとても大切に表現していると感じました。厳しい部活に入った主人公は初心者ながら、トランペットに奮闘します。周りからの言葉やもともとの性格からなかなか最初はうまくいきません。そんな内気でひたむきで、でも可愛らしい姿を土屋太鳳が熱演しています。また、野球一筋で頑張る役を竹内涼真が演じます。恋愛がメインテーマではないため、お互い一番に頑張ることは部活であり、やっている部活も違いながらも、お互いに支え合う姿はぐっとくるものがあります。恋愛や胸きゅんシーンも満載ですが、それだけでなく、何かに一生懸命になりたい人や、実際に部活を頑張っている人にぴったりな映画だと思います。
第2位.三木孝浩「陽だまりの彼女」
三木孝浩「陽だまりの彼女」がおすすめの理由
小説が原作の作品です。この小説は、小説を読んだ時点で結末が驚きで、これを実写化するにはなかなか難しいのではないかと思いましたが、全くそんな心配は無用でした。主人公の女性はふわふわしていて、可愛いらしい、という設定でしたが、映画の上野樹里はまさにそのイメージにぴったりで、映画を見ている側まで恋に落ちてしまいそうな、かわいらしさを存分に発揮していました。主人公の男性も、特に結末で難しい役柄ですが、そこは松本潤がまた魅力的に演じていました。また、結末に結びつくような伏線もわかりやすすぎず、でも結末を知った上で後から見ても、しっかり伏線だとわかるような微妙なさじ加減であちこちに演出がちりばめてあり、それも見所の一つです。ラストはなかなか衝撃的で、実写化で見ると少しコメディーのような感じになってしまうのではないか、という不安もありましたが、切ない恋、彼女の思い、などすべて伝わってきて、見終わったあとはとても心が温まるような素敵な作品でした。
第1位.三木孝浩「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
三木孝浩「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」がおすすめの理由
小説が原作の作品です。小説が好きで見に行く人も多いかと思いますが、期待を裏切らないような出来映えでした。小説を読んでいる時は、主人公の顔や仕草などを想像しながら読むかと思いますが、俳優さん、女優さんの演技が素晴らしく、涙なしでは見ることが出来ませんでした。ストーリー自体がタイムスリップ系であるため、表現を間違えてしまうと、映画から見た人は話の内容がごちゃごちゃになってしまうかもしれないところを、うまく表現していたと思います。好きな人と時間が逆に動いている、という特殊な設定で、その切ない恋、悲しさが映像の節々から伝わってきました。初めて、時間の流れが逆であることを説明するシーンではサスペンス的なはらはらどきどきも味わえますし、1ヶ月経過して、もう会えないという最後の日の別れのシーンでは、どのように彼女が消えてしまうのか、演出が気になりましたが、時計と電車を使ったうまい演出でとても悲しく、涙が止まりませんでした。好きな人と見るべき映画です。