- 児童小説おすすめ作品ランキング
- 5位タイ.チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」(2票)
- 5位タイ.村山早紀「シェーラひめのぼうけん」(2票)
- 5位タイ.はやみねかおる「そして五人がいなくなる」(2票)
- 5位タイ.J.K.ローリング「ハリーポッターと賢者の石」(2票)
- 5位タイ.宗田 理「ぼくらの七日間戦争」(2票)
- 5位タイ.上橋菜穂子「獣の奏者」(2票)
- 5位タイ.モンゴメリ「赤毛のアン」(2票)
- 5位タイ.ローラ・インガルス・ワイルダー「大きな森の小さな家」(2票)
- 5位タイ.灰谷健次郎「兎の眼」(2票)
- 2位タイ.サン=テグジュペリ「星の王子さま」(3票)
- 2位タイ.上橋菜穂子「精霊の守り人」(3票)
- 2位タイ.はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」(3票)
- 1位.ミヒャエル・エンデ「モモ」(9票)
- 1票入ったおすすめの児童小説も紹介
- 佐野洋子「100万回生きたねこ」
- ミックジャクソン「10の奇妙な話」
- アレックス・シアラー「13ヵ月と13週と13日と満月の夜」
- 学研教育出版「5分後に意外な結末」
- あさのあつこ「No.6」
- ビクトル=ユーゴー「ああ無情」
- ハンス・ペーター・リヒター「あのころはフリードリヒがいた」
- エンリケ バリオス「アミ 小さな宇宙人」
- ヨハンナ・シュピリ「アルプスの少女ハイジ」
- ルース スタイルス ガネット「エルマーのぼうけん」
- ロアルド・ダール「オ・ヤサシ巨人BFG」
- ライアン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
- 三田村信行「おとうさんがいっぱい」
- 小林信彦「オヨヨ城の秘密」
- 有間カオル「お隣さんは小さな魔法使い」
- ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」
- ロイス・ローリー「ギヴァー記憶を注ぐ者」
- 重松清「きよしこ」
- 重松 清「くちぶえ番長」
- トルーマン・カポーティ「クリスマスの思い出」
- 福永令三「クレヨン王国シリーズ」
- 福永令三「クレヨン王国と十二か月」
- 福永令三「クレヨン王国の十二か月」
- アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記」
- 小野不由美「ゴーストハント」
- ニール・ゲイマン「コララインとボタンの魔女」
- アーネスト・トンプソン・シートン「シートン動物記」
- 佐藤さとる「だれも知らない小さな国」
- ランダル・ライト「チェシャーチーズ亭のネコ」
- ロアルドダール「チョコレート工場の秘密」
- 大石真「チョコレート戦争」
- ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」
- C.S. ルイス「ナルニア国ものがたり」
- ジョナサン・ストラウド「バーティミアス」
- あさのあつこ「バッテリー」
- 青木和雄、吉富多美「ハッピーバースデー」
- ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
- 大沼紀子「ばら色タイムカプセル」
- 梨屋アリエ「ピアニッシモ̪シモ」
- ジャッキー・フレンチ(さくまゆみこ訳)「ヒットラーのむすめ」
- ロビン・スローン「ペナンブラ氏の24時間書店」
- J・R・R・トールキン「ホビットの冒険」
- メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス」
- ロアルドダール「マチルダは小さな大天才」
- 小川糸「ミトン」
- トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の冬」
- R.Jパラシオ「ワンダー」
- 佐藤多佳子「一瞬の風になれ」
- 森絵都「永遠の出口」
- 湯本香樹実「夏の庭」
- はやみねかおる「怪盗クイーンシリーズ」
- 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
- 荻原 規子「空色勾玉」
- 夢野久作「犬神博士」
- 那須正幹「参上!ズッコケ忍者軍団」
- 斉藤洋「七つの季節に」
- あまんきみこ「車のいろは空のいろ」
- バーネット「小公女」
- みおちづる「少女海賊ユーリ なぞの時光石」
- 妹尾河童「少年H」
- はやみねかおる「少年名探偵WHO-透明人間事件-」
- 藤本ひとみ「消えた自転車は知っている「探偵チームKZ事件ノートシリーズ」」
- 大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ」
- 梨木香歩「西の魔女が死んだ」
- アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」
- ローラ・インガルス・ワイルダー「大草原の小さな家」
- エーリッヒ・ケストナー「点子ちゃんとアントン」
- 恩田陸「八月は冷たい城」
- ツバイク「悲しみの王妃」
- ロアルドダール「魔女がいっぱい」
- 柏葉幸子「霧のむこうのふしぎな町」
- 香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」
児童小説おすすめ作品ランキング
5位タイ.チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」(2票)
児童小説チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」がおすすめの理由
ひとりぼっちでクリスマス・イヴの晩を過ごす意地悪な老人に巻き起こっていく、不可思議な体験が映し出されていきます。死んだはずの共同経営者であるマーレイの亡霊を通して、徐々に心を開いていく様子が感動的でした。(30代男性)
クリスマス・キャロルというと、稲垣潤一さんの代表曲を真っ先に思い浮かべる方も多いとは思いますが、これはケチで強欲で、孤独な老人スクルージが、亡くなった友人の霊と話をするうちに改心する、というお話です。霊が出てくるといってもホラーではなく、最後には心温まる作品だからです。(30代女性)
5位タイ.村山早紀「シェーラひめのぼうけん」(2票)
児童小説村山早紀「シェーラひめのぼうけん」がおすすめの理由
児童文庫の老舗レーベルのフォア文庫から刊行されていた、アラビアンナイトふうのファンタジー冒険物語です。主人公のシェーラひめがまっすぐ活躍してゆくさまが、子どもたちに勇気と感動を与え続けています。これからの子どもたちにもぜひ読んでもらって受け継いでいきたい本です。(20代女性)
私が小学生の時に読んでいました。 冒険小説なので小さい頃わくわくして読んでいたのを覚えています。 物語を通じて仲間を大切にすることや人を信じること、いい行いをするとみんなに感謝されることを学びました。 挿絵も多くあるので普段本を読まない人でも読みやすいと思います。(20代女性)
5位タイ.はやみねかおる「そして五人がいなくなる」(2票)
児童小説はやみねかおる「そして五人がいなくなる」がおすすめの理由
はやみねかおるさんによる夢水清志郎シリーズ第一作になります。 今まで本が読んだことのない小中学生、本苦手だけど何か読み始めたいという人たちにお勧めです。 ミステリーの推理部分がしっかりしているのは当然のこと、キャラクターたちの動きが生き生きしていて面白いです(10代男性)
名探偵夢水清志郎事件ノートの1作目です。作品の世界にぐいぐい引き込まれていくテンポ感の良さと、ミステリ小説によくある殺人事件や大人の泥沼恋愛模様がほとんどない、児童文学ならではの綺麗さがおすすめです。2011年に第2シリーズも始まっていて、子ども時代に楽しんだ大人とその子供が一緒に楽しめる点も良いと思います。(20代女性)
5位タイ.J.K.ローリング「ハリーポッターと賢者の石」(2票)
児童小説J.K.ローリング「ハリーポッターと賢者の石」がおすすめの理由
親も友だちもいない、やせっぽっちで一人ぼっちのハリーが、魔法の世界に飛び込み、初めてできた仲間とともにさまざまな困難を知恵と魔法と勇気で乗り越え、悪を退ける様子にドキドキ、ワクワクさせられるからです。(20代女性)
私がこの本を読んだのは去年です。USJに遊びに行った際にハリーポッタ―のワールドがすごく良くて、ハリーポッターの世界観にはまりました。それで小説も読んでみようと図書館で借りてきて読みました。まず、お話としてとてもよく考えられた小説です。登場人物のキャラクター設定もしっかりしており、読んでいて引き込まれます。ハリーの不遇な境遇に共感しつつ、彼が魔法学校で友達が出来て、楽しい生活を送っていく様子にこちらもうれしくなっていきます。魔法の学校で送る、様々な出来事、魔法の世界の設定等、作者J・K・ローリングのイマジネーションには驚かされます。大人も十分に楽しめる小説です。(40代女性)
5位タイ.宗田 理「ぼくらの七日間戦争」(2票)
児童小説宗田 理「ぼくらの七日間戦争」がおすすめの理由
当時この本を読んだ時自分は小学校3年生でした。そんな自分には都市は違えど子どもたちが大人達相手に廃工場に立てこもって反抗して戦うのはとても新鮮でした。大人達に対して知恵と勇気をもって対抗していく少年たちに心躍らせたものです。(20代男性)
宮沢りえさん主演で映画化された児童向け小説。 学校の校則や先生だからと大きな顔をして体罰を加える教師たちに中学生たちが戦いを挑む。 登場してくる中学生メンバーには勉強ができる、スポーツができる、料理が得意、メカに通じているなど個性豊かなメンバーが集まる。 リーダー的存在な2人の少年を中心に話が進んでいき、最後には大人たちをぎゃふんといわせる。自分の中学生時代がこうだったらおもしろかっただろうなと思いました。(30代女性)
5位タイ.上橋菜穂子「獣の奏者」(2票)
児童小説上橋菜穂子「獣の奏者」がおすすめの理由
テレビドラマ化された精霊の守り人シリーズの上橋菜穂子さんの児童ファンタジー小説です。この作品もNHKでアニメ化もされましたが、とにかく面白く良質なファンタジー小説です。獣の医術師を目指す少女エリンの好きなことに熱中するひたむきさがとてもいいです。そして王獣リランの交流は、意外な展開を見せていくストーリーとその流れに巻き込まれていくエリン。全4冊とやや長編ですが、読み始めると最後までまとめて読んでしまいました。(30代女性)
アニメ化されたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。霧の民として生まれたエリンの背負った数奇な運命を描いた壮大な物語です。子どもだけでなく大人にも、ぜひお勧めします。母から子、そのまた子へと繋がる命の物語です。(40代女性)
5位タイ.モンゴメリ「赤毛のアン」(2票)
児童小説モンゴメリ「赤毛のアン」がおすすめの理由
大人が読んでも面白いし子供が読んでも面白い小説です。夢見がちな少女アンが、孤児院から手違いで男の子が欲しかったカスバート家にやってくるところから話は始まりますが、彼女の空想力の豊かさには感動し、つらい環境をその空想で乗り越えてきたんだなというのがわかってきます。カスバート兄妹に引き取られてからの彼女の幸せぶりは、読むものもじ~んとさせること間違いありません。(40代女性)
女の子なら一度は読むであろう、あるいは、お母さんが読ませたいと思う本です。カナダの美しい自然の中で、孤児でありながら豊かな感受性や愛情で自他共に幸せになっていく主人公アンの姿に感動します。シリーズものになっているので、たっぷり読めます。(40代女性)
5位タイ.ローラ・インガルス・ワイルダー「大きな森の小さな家」(2票)
児童小説ローラ・インガルス・ワイルダー「大きな森の小さな家」がおすすめの理由
「小さな家」シリーズの第一弾です。開拓時代のアメリカを知恵と勇気と行動力を持って行き抜いた一家の物語を、ローラという少女の目を通して生き生きと描かれており、 現代の子供たちにぜひ読んでほしいシリーズです。(40代女性)
アメリカ改題時代を舞台に、主人公の少女ローラとその家族のインガルス一家の生活が描かれたシリーズ小説の第一作目です。開拓時代の文化に触れられるということはもちろんですが、温かな両親に守られて奔放にふるまうおしゃまなローラが可愛らしく、一家の幸福な時間を文章の端々で感じることができます。すべて自分たちで作り、食べてたくましく生きている人々の様子を読んでいるだけで、こちらにまで力が湧いてくるようでした。(20代女性)
5位タイ.灰谷健次郎「兎の眼」(2票)
児童小説灰谷健次郎「兎の眼」がおすすめの理由
この小説は、小学校新任の女教師と手の付けられないワンパク少年のハエを飼うことによって通わせた心の交流を描いた作品です。この小説によって、子供が持っている純な心を思い返すことが出来る感動的な灰谷健次郎児童文学の代表作です。(50代男性)
作者が元教師ということで、子供とのやりとりのリアルさが感じられます。 少し変わった性格の子供に戸惑う新人教師と生徒とのぎこちない関係を、そばで見守っているように感じながら、最後には心温まる関係に発展してゆく2人に感動します。(30代女性)
2位タイ.サン=テグジュペリ「星の王子さま」(3票)
児童小説サン=テグジュペリ「星の王子さま」がおすすめの理由
文字がたくさんあるわけではなくとても簡単に読みやすいです。一つ一つ大小異なった星をめぐり旅をしていく話ですが、そこが面白く深く考えさせられます。人生のなかでのつまづきを改めて考えさせられるまた自分自身を振り返られる本だと思います。子供のころ楽しく読んで大人になってまた読むと違う見方がみえてくる名作です。(40代女性)
このお話は1943年に刊行されてから世界中で愛され続けてきています。小学生の頃に初めて読んだ時はかわいいお話だなと感じました。しかし中学生になって、高校生になって、そして社会人になって、読み返すたびにハッとさせられます。教訓と言えば固すぎますが、星の王子さまが沢山のことを教えてくれ、気づかせてくれるのです。それがおすすめする理由です。(20代女性)
子どもの頃に読んで何となく話は知っているという感じでした。大人になり改めて読むと、人生で何が大切なのか、自分にとって幸せは何かを考え、読むたび哲学書のように自分に問いかけてくるように感じます。時々登場する挿し絵も愛らしく、大人になってから何度も繰り返し読んでいます。(40代女性)
2位タイ.上橋菜穂子「精霊の守り人」(3票)
児童小説上橋菜穂子「精霊の守り人」がおすすめの理由
水の精霊ニュンガ・ロ・イムの卵を宿してしまった皇子チャグムが女用心棒のバルサと旅をしている中で成長していく姿。複雑な過去を持つ女用心棒の心理。本当にこの世界が存在する気さえしてくるほどの情景描写など子どもだけでなく大人も心踊らせながら読める作品です。(40代女性)
テレビ放映をきっかけに知り、ファンタジーの用な世界観にすぐに引き込まれて児童書を読みました。現世の私たちからすればありえない異世界の話ではあるが、物や地名、習わしや人種、を含めた世界観はどれも地球上のどこかに本当に存在するような設定になっているため、親近感のような物すら感じてしまい、あっという間にシリーズ読破してしまいました。(40代女性)
テンポよく進むストーリー展開と、架空の世界なのに、情景がありありと目に浮かぶ表現のうまさ。「それでどうなるの?」「それで?」「それで?」と、話の先が気になり、一気に読み進め、時に息をのみながら、時に涙し、主人公や登場人物とともに旅をしているような気持になる物語です。(40代女性)
2位タイ.はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」(3票)
児童小説はやみねかおる「都会のトム&ソーヤ」がおすすめの理由
中学生が主人公のティーン向けの小説ですが、大人が読んでも楽しめます。 主人公は、ごく普通の中学生男子 内人。顔良し・頭良し・大企業の後継者 創也とのコンビでの冒険は、意外にも内人のサバイバル術でピンチを切り抜けます。2人の冒険はドキドキしながら楽しめる作品です。(40代女性)
中学生の二人が伝説のリアルロールプレイングゲームを作るために、ライバルと戦ったり何故かサバイバルしたり、そして恋したり…… 夢を追いかける中学生のきらきらとした青春を彼らと一緒に感じることができる素敵なお話です。(10代女性)
漫画ばかり読んでいた小学三年生の息子が「これ面白いからみんなに広めているの!今は図書室で人気過ぎてないぐらい」と目を輝かせなが持ってきた本です。 読書嫌いの小学生にははやみねかおるの本を勧めようといわれるほど、有名な作者さんなのでそれはもう子供たちの心をつかんで離さない魅力があります。 雑学がちりばめられているので、自分で調べ物をするようになりました。 現代っ子の少年たちの冒険譚をぜひ読んでほしいと思います。(30代女性)
1位.ミヒャエル・エンデ「モモ」(9票)
児童小説ミヒャエル・エンデ「モモ」がおすすめの理由
灰色の男たちによって奪われてしまった大切な時間を、人々の手に取り戻してくれた少女の活躍を描き切っていました。物質的な豊かさに捉われながら日常生活を送っている現代人への、鋭いメッセージや風刺が込められていました。(30代男性)
息子に読んでほしい本を探していて、自分が子供のころに何度も読んだこの小説を思い出し、最近また読み返しました。 大人になって読んでも、夢中になって一気に読んでしまいました。素晴らしい作品。 現代の慌ただしい時間に追われる生活の中で、豊かな生き方とはどういうものかを考えながら、自分の子供に是非とも読んで欲しい作品です。(40代女性)
時間泥棒がみんなから盗んだ時間を取り返してくれる、不思議な女の子のモモのお話です。ついつい大人も子どもも「時間がない」と言ってしまいがちですが、時間に追われる暮らしがどれだけ窮屈で心が貧しくなってしまうのかを教えてくれます。児童文学ですが随所に大人にも子どもにも響くフレーズがあり、生活を前向きに見直すいいきっかけになります。(30代女性)
こども向けだけれども大人にも読んで欲しい。特にいつも忙しく、効率よくお金を稼ぐことばかり考えている余裕のない現代社会人に、時間や人とのつながりの大切さ、ほんとうに大事なものを思い出させてくれると思う。大人になってから読み返しても面白く、感動できる。(30代女性)
児童小説に分類されますが、こどもだけでなく大人でものめり込めるような作品です。決して幼稚ではなく、むしろ想像力がかきたてられます。文章は平易でわかりやすく、中だるみしないテンポの良さで最後までワクワクしながら読めるはずです。(20代男性)
主人公のモモと時間どろぼうとの対決を描いた作品であり、昔に描かれた作品とは思えないほど空想力に飛んだ面白い作品のため。児童小説だが大人が読んでも十分楽しめる作品となっている。また、時間がテーマであり現代描かれる世界観が現代にも通じる部分もオススメの理由。(20代男性)
最近、読み返しましたが、やっぱり面白いです。モモのキュートで勇敢なキャラクター、時間どろぼうとのスリリングな対決は時を経ても色あせず、子どもの時のようにワクワクさせられました。子どもたちだけでなく、時間に追われている現在の大人にも読んでもらいたい1冊です。(30代女性)
児童向けでありながら「時間」というテーマを扱い、子どものみならず大人でも考えさせられる作品です。「時間は貯蓄できない」という事実を突きつけ、時間を犠牲にし利益追求に執心する現代社会への痛烈な風刺が感じられます。また、登場人物も皆、個性的で親近感が湧きます。主人公のモモはもじゃもじゃ頭の風変わりな少女で人の話に耳を傾けることから誰からも好かれています。彼女の友人である観光ガイドのジジは作り話が得意で、掃除夫のベッポ爺さんは人生にとって大切なことを知っています。何より魅力的なのは、危機に陥ったとき全員が一致団結して難局を乗り越える友情にあります。(30代男性)
映画化されている作品にもれなく、原作は数倍内容が濃い。上手に構成されていて冒険の物語として幼い頃は読んだが、社会にでてからみると様々な現代社会の闇が揶揄されていて、壁にぶち当たった時に読むと世界を優しく説明してくれているように思える。大変な思いをした主人公が努力してハッピーエンドというのはやはり気持ちがいい。(30代女性)
1票入ったおすすめの児童小説も紹介
佐野洋子「100万回生きたねこ」
児童小説佐野洋子「100万回生きたねこ」がおすすめの理由
児童向きの本ですが、いろいろな感情がこみ上げてくるような内容です。大人になって読むとなかなか深い意味が込められているのかと考えさせれます。猫が最期に愛を知れてよかったなと悲しいけど暖かい気持ちになりました。(20代女性)
ミックジャクソン「10の奇妙な話」
児童小説ミックジャクソン「10の奇妙な話」がおすすめの理由
この本に出てくるのは、同じクラスの少し変わったあの子。一人で本を読んで、孤独を楽しむような子の物語。普通なんだけど普通じゃない、独特の存在感を持っている。現実と非現実のバランスが絶妙で、とても面白い作品だった。(30代女性)
アレックス・シアラー「13ヵ月と13週と13日と満月の夜」
児童小説アレックス・シアラー「13ヵ月と13週と13日と満月の夜」がおすすめの理由
ジャンルとしては児童小説ですが、大人でも十分に楽しめます。 魔法や体の入れ替わりなど、ファンタジー要素もありつつ、本質は子どもにも大人にも心に響くものがあります。 主人公は魔女に身体を乗っ取られた容姿に自信のない女の子です。 でも、魔女と入れ替わることによって、老いた際の身体的、精神的な辛さ、自分はブスだと思っていたけど、それでも自由に動く身体や若さがあったことに気づかなかった憤り、そして、命の大切さなどに気づかされます。 どんな状況でも悲観せず、今いる状況を楽しむ。そして、老人には優しくしようねというメッセージが込められていると思います。(30代女性)
学研教育出版「5分後に意外な結末」
児童小説学研教育出版「5分後に意外な結末」がおすすめの理由
孫と一緒に読書をする習慣があるので、孫がハマっているとう本を教えてもらいました。 読みやすい短編集で、祖母の私が読んでもクスリと笑える落ちな全ての物語にありました。 沢山シリーズがあるようなので、孫にプレゼントして、また一緒に、読みたいです。(60代女性)
あさのあつこ「No.6」
児童小説あさのあつこ「No.6」がおすすめの理由
バッテリーで有名なあさのあつこさんが描く『No.6』は、ミステリー要素やSF要素も含まれていて、早く次が読みたい!と思わせるシリーズです。 主人公の̪紫苑、もう一人の主人公ネズミ、と呼ばれる二人の若い天才が繰り広げる言葉のやりとりが妙にカッコよくて、今どきの少年にはない渋さがまた一段と痺れます。(20代女性)
ビクトル=ユーゴー「ああ無情」
児童小説ビクトル=ユーゴー「ああ無情」がおすすめの理由
主人公のジャン=バルジャンが窃盗で捕まり、刑務所を出てから真人間に生まれ変わるストーリーなのですが、子供向けなので表現も簡単ですし、何よりジャンの生き様は子供の教材になると言っていいほどに素晴らしく変化してゆきます。 どんなに崖っぷちでも頑張ればどうにかなるということを学べる良い一冊です。(20代男性)
ハンス・ペーター・リヒター「あのころはフリードリヒがいた」
児童小説ハンス・ペーター・リヒター「あのころはフリードリヒがいた」がおすすめの理由
ヒトラーに支配されたヨーロッパの街並みを舞台に設定して、ドイツ人の少年とユダヤ人のフリードリヒの友情が心温まるストーリーになります。ふたりの間を次第に引き裂いてしまう、時代の流れや残酷な現実には胸が痛みました。(30代男性)
エンリケ バリオス「アミ 小さな宇宙人」
児童小説エンリケ バリオス「アミ 小さな宇宙人」がおすすめの理由
大人も子供も楽しめる児童小説です。 内容は、ある日、少年ペドゥリートの前に宇宙船が不時着。中から出てきた小さな少年の姿をした宇宙人アミと共に、ペドゥリートは宇宙をめぐりながら、「愛」という存在を、時には心の中を旅しながら見つけて行くお話です。 おすすめの理由は、テーマである「愛」の存在を、さまざまな角度から、難しくない、優しい言葉で教えてくれているところです。 日々忙殺され、心のよりどころを見つけたい大人の方や、どことなく不安を感じている方に、 今、少し立ち止まって、ゆっくり癒される為に読んで欲しい作品です。(30代女性)
ヨハンナ・シュピリ「アルプスの少女ハイジ」
児童小説ヨハンナ・シュピリ「アルプスの少女ハイジ」がおすすめの理由
一番衝撃だったのは、小説にはヨーゼフが出てこないこと。クララが結構きつい性格で、使用人を呼びつけにしていたこと。CMで有名なシーンが使われて、だいぶ悪いイメージがついてしまった。原作を読むことで、どんな話だったかを思い出せた。(30代女性)
ルース スタイルス ガネット「エルマーのぼうけん」
児童小説ルース スタイルス ガネット「エルマーのぼうけん」がおすすめの理由
とにかく動物が大好きな子供達にはワクワクさせられる冒険のお話です。主人公のエルマーが船に乗って島を訪れ数々のハプニングにあいながらも、目的である空飛ぶ竜に会いに行くお話なのですが、普通だったら 食べられてしまうんじゃないかと思う ライオン、とら、ワニともエルマーはあらゆる知恵を働かせ、仲良くなります。その過程がドキドキハラハラさせられ 一気に読みたくなってしまいます。(30代女性)
ロアルド・ダール「オ・ヤサシ巨人BFG」
児童小説ロアルド・ダール「オ・ヤサシ巨人BFG」がおすすめの理由
孤独を抱えながら生きてきた少年と、大きな身体に優しい心が秘められている巨人との友情が描いている作品になります。繰り広げられる数多くある冒険と、主人公が徐々に大人へと成長していく姿には胸を打たれました。(30代男性)
ライアン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」
児童小説ライアン・フランク・ボーム「オズの魔法使い」がおすすめの理由
いつの時代でも、読んでとてもワクワクする冒険小説だからです。児童小説といっても、大人が久しぶりに読んでみても、とても読みごたえがありました。書かれたのは1900年で、そんな昔にかかれたのが今でも有名で、読み継がれていることがすごいと思いました。作者が男性なのが、少し意外にも思いましたが、主人公の女の子、ドロシーがカンザスから竜巻で飛ばされ、元のところに戻るためにオズの国を目指しますが、その時々の心の機微をうまく表現されています。(30代女性)
三田村信行「おとうさんがいっぱい」
児童小説三田村信行「おとうさんがいっぱい」がおすすめの理由
表題作の「おとうさんがいっぱい」は、各家庭のお父さんが5~6人に増えてしまう話です。 他にも、いつもと違う道を通って家に帰ろうとすると家がなくなってしまう話、お父さんが壁の中に閉じ込められてしまう話など。 どれも普通の日常を送っていた主人公が不思議な経験をする話なので、物語を読みながら、自分の身に起こるのではないかという思いが頭をよぎってしまうところが怖いですが、面白い小説です。(30代女性)
小林信彦「オヨヨ城の秘密」
児童小説小林信彦「オヨヨ城の秘密」がおすすめの理由
世界征服を企むオヨヨ大統領と、中学1年生女の子の大沢ルミとの間で繰り広げられる戦いを描いたシリーズ第3弾になります。舞台をパリに移しても失敗ばかり繰り返している悪の首領も、どこか憎めないものがあり不思議な愛着が湧いてきました。(30代男性)
有間カオル「お隣さんは小さな魔法使い」
児童小説有間カオル「お隣さんは小さな魔法使い」がおすすめの理由
大人の悩みを、呪文ではなくハーブの効力などを利用して解決してくれる。彼女は、魔女というよりアロマセラピストのようだ。現実離れしていない物語で、今すぐにでも応用できそうなものばかり。最後には心が温まり不覚にも涙が溢れた。(30代女性)
ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」
児童小説ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」がおすすめの理由
カラフルな衣装を身にまとったピエロの縫いぐるみのカスペルが、ある日突然に持ち主の少年から捨てられてしまったことから巻き起こっていく冒険を描き切っていました。数多くの試練を乗り越えていくカスペルの勇気とともに、大切なものを失った少年の後悔も印象深かったです。(30代男性)
ロイス・ローリー「ギヴァー記憶を注ぐ者」
児童小説ロイス・ローリー「ギヴァー記憶を注ぐ者」がおすすめの理由
近未来SF小説です。12歳を迎える主人公の少年がその後の人生をどう生きていくのか、という選択をするものです。題名でもある「ギヴァー」と「レシーバー」という役割の仕事がどのような意味を持つのか、かなり恐ろしくもあり、描かれている小さな村の設定や人物像に現代を垣間見るところもあり、読み応えのある小説です。ラストが抽象的でいろいろ想像できるのも良かったが、続編があるのならぜひ読みたいと思いました。(50代女性)
重松清「きよしこ」
児童小説重松清「きよしこ」がおすすめの理由
もともと小説は好きだったが最後まで読め終われるか不安がありなかなか買うことが出来ないでいたが 重松清のきよしこに出会い買って読んでみた。 うまく話すことの出来ない少年の話。その両親の葛藤。そして恋愛ととても読みやすく、そして視野が広がった。 書き方や表現力。最後の終わりかたがとても綺麗な書き方、表現でとても小説にもだが重松清の作品に感動し惚れ込みました。(20代女性)
重松 清「くちぶえ番長」
児童小説重松 清「くちぶえ番長」がおすすめの理由
子供の頃の懐かしさを取り戻すような気持ちになる本です。ツヨシのクラスに女の子・マコトが転校してくるのですが面白い子です。そのマコトが「番長になる!」と宣言するのですがそれには理由があります。友情と恋もあって甘酸っぱくもある作品です。(20代女性)
トルーマン・カポーティ「クリスマスの思い出」
児童小説トルーマン・カポーティ「クリスマスの思い出」がおすすめの理由
孤独な少年がクリスマスケーキを通して多くの人たちと触れ合い繋がっていく、心温まるストーリーになります。著者自身の幼い頃の記憶とともに、世界中の子供たちに向けたメッセージや思いやりの心が込められていました。(30代男性)
福永令三「クレヨン王国シリーズ」
児童小説福永令三「クレヨン王国シリーズ」がおすすめの理由
なをといっても主人公のシルバー王妃がチャーミングで魅力的です。女性なら誰しもこのように振る舞い、愛されたいと思うのじゃないか、勿論、ファンタジーとしても十分楽しめますが、大人が読んでも面白いのは、登場人物の魅力だと思います。(40代女性)
福永令三「クレヨン王国と十二か月」
児童小説福永令三「クレヨン王国と十二か月」がおすすめの理由
アリスと不思議な王国と似通ったイメージで読むと、かなり違います。またポエムが文章にところどころちりばめられています。三郎さんと主人公のロマンスと悲劇から始まります。ロマンティックな展開が大好きな私はこの本はとてもきゅんきゅんしました(20代女性)
福永令三「クレヨン王国の十二か月」
児童小説福永令三「クレヨン王国の十二か月」がおすすめの理由
子供の頃に読んだ本なのですが、20年以上経った今でも名作だと思っています。月ごとにテーマカラーが設定されており、白い紙に黒いインクで書かれた本を読んでいるのに、頭の中ではカラフルな想像が広がるのです。王妃の悪い癖が自分の悪い癖に重なり、子供にぴったりの作品です。(30代女性)
アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記」
児童小説アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記」がおすすめの理由
無数の島々から構成されているアースシーを舞台に設定して、見習いの魔法使いのゲドの冒険が映し出されている作品になります。影を呼び出してしまった主人公が、自分自身の弱さやおごりと向き合いながら成長していく姿が良かったです。(30代男性)
小野不由美「ゴーストハント」
児童小説小野不由美「ゴーストハント」がおすすめの理由
児童書のジャンルでも珍しい本格的なホラーで大人が読んでも面白いです。 シリーズもので1巻はそこまでホラー要素がないのですが、巻数を重ねるごとにオカルト知識を学びつつ本格的な内容になっていきます。 子供でも読めるように難しい言葉も少ないので読みやすいのがいいと思います。 小学校中学年・高学年になると児童書のホラーじゃ物足りなくなってしまうかもしれませんがこの本だと下手な大人向けホラーよりもホラーならではの怖さを感じられるので面白いです。 ホラーの中にも青春を感じるような恋愛シーンもあったりするので怖いだけじゃないのも読みやすさの秘訣なのかもしれません!(20代女性)
ニール・ゲイマン「コララインとボタンの魔女」
児童小説ニール・ゲイマン「コララインとボタンの魔女」がおすすめの理由
ずっしりとした重みのあるダークファンタジー。イギリス独特の、奇妙なファンタジーが好きな方にオススメ。10歳の少女コララインは、家にある開かないはずの扉の向こう側に入ってしまう。扉の向こうにはもう1人のママを名乗る女。そこからコララインの冒険は始まる。児童向けだからと言ってバカにできない、最後まで息をつかせない展開がたまらなく、読後の達成感は随一です。(20代女性)
アーネスト・トンプソン・シートン「シートン動物記」
児童小説アーネスト・トンプソン・シートン「シートン動物記」がおすすめの理由
動物がいかに暮らしているか、どういった外見をしているか、また家族への愛情や別れの悲しみ、狩り、狩られたりする自然の残酷さ、人間の理不尽な行いもありますが、中には動物との愛も伝えてくれる本だからおすすめです。(30代男性)
佐藤さとる「だれも知らない小さな国」
児童小説佐藤さとる「だれも知らない小さな国」がおすすめの理由
言わずと知れた名作。近年、有川浩さんが続編を書いたことでも注目を浴びた作品。今読んでも、子供の頃初めてこの作品を読んだ後の清々しい気持ちが蘇る。何度も読んで結末を知っているにもかかわらず、胸がワクワクする。(40代女性)
ランダル・ライト「チェシャーチーズ亭のネコ」
児童小説ランダル・ライト「チェシャーチーズ亭のネコ」がおすすめの理由
店にネズミがいるから猫を飼いたいと、客の前で堂々と話す店主。そして、猫が簡単に店に入ることができる環境と、ツッコミどころ満載な児童書。猫とネズミの友情に心が和む。実際にある店らしいので、一度は行ってみたいですね。(30代女性)
ロアルドダール「チョコレート工場の秘密」
児童小説ロアルドダール「チョコレート工場の秘密」がおすすめの理由
映画化もされた有名な物語です。夢のような、でももしかしたら現実にもあるかもしれないと思わせるような情景が思い浮かびます。個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて、一人一人と出会うたびに色々な気持ちにさせられます。(20代女性)
大石真「チョコレート戦争」
児童小説大石真「チョコレート戦争」がおすすめの理由
洋菓子屋、金泉堂のショーウィンドウの前を男子小学生の二人が通りがかり、ダンプカーが石をはねてガラスを割ってしまうのですが、たまたまエアソフトガンを持っていたことから二人がお店の人に犯人だと決めつけられてしまいます。それを二人とクラスメートが協力しあって真犯人を突き止め、自分達の無罪を証明するシーンがスカッとするからです。(30代女性)
ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」
児童小説ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」がおすすめの理由
自分自身が小さい頃に読んだ本で子供にも読み聞かせたので。細かく章に分かれているので読み聞かせしやすい。挿絵があまりないので想像力を育てるのにいいのではないか。書かれているお金の単位が円ではなくポンド、ペンスなので外国を意識させる内容なので子供が外国を意識できるから。(50代女性)
C.S. ルイス「ナルニア国ものがたり」
児童小説C.S. ルイス「ナルニア国ものがたり」がおすすめの理由
全7巻とボリュームのある、高学年向けの児童小説。瀬田貞二の訳が美しく、声に出して大人が読んであげてもいいし、本好きの子なら物語の世界にどっぷりハマることができるだろう。時折出てくる挿し絵も美しく、想像力をかき立ててくれる。(30代女性)
ジョナサン・ストラウド「バーティミアス」
児童小説ジョナサン・ストラウド「バーティミアス」がおすすめの理由
この本は主人公である悪魔のバーティミアス視点と少年視点、第三者視点でかかれています。さらに、普通の小説と違って面白い点が、バーティミアス視点の際にはバーティミアスの心の声がページの下5センチほどの部分に脚注で書かれてあることです。バーティミアスはそこで解説をしたり、冗談を混ぜてきてとても面白いです。(20代女性)
あさのあつこ「バッテリー」
児童小説あさのあつこ「バッテリー」がおすすめの理由
主人公の巧を筆頭に、登場人物たちがとにかく魅力的です。思春期を迎え、大人に反発しながらも、自分の考えを貫こうとする姿勢に憧れました。仲間と出会い、徐々にではあるけれども一緒に成長していく姿はとても感動的です。子供だけではなく、大人が読んでも胸に響く小説だと思います。(20代女性)
青木和雄、吉富多美「ハッピーバースデー」
児童小説青木和雄、吉富多美「ハッピーバースデー」がおすすめの理由
誕生日に母親に『おまえなんか生まれてこなければ良かった』と言われ、虐待を受ける女の子の成長の物語。苦しみ、もがきながら、成長していく姿に心打たれ、自分は自分でいいんだ。そう気付かせてくれる、涙無しには読めない小説です。 心にモヤモヤのある人にオススメ。(30代男性)
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
児童小説ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」がおすすめの理由
孤独な少年のバスティアンが、本の中の物語の世界へと入り込んで繰り広げられる冒険が映し出されている作品になります。架空の世界と現実を行き来しながら、徐々に成長を遂げていく主人公の姿には心温まるものがありました。(30代男性)
大沼紀子「ばら色タイムカプセル」
児童小説大沼紀子「ばら色タイムカプセル」がおすすめの理由
13歳で家出をした少女が、死体が埋まっていると噂される女性専門の老人ホームに転がり込んでいくことから起こる事件を描き切っていました。死期の迫った女性たちに、これから人生の旅立ちを迎えるヒロインが生きることを教わる場面が良かったです。(30代男性)
梨屋アリエ「ピアニッシモ̪シモ」
児童小説梨屋アリエ「ピアニッシモ̪シモ」がおすすめの理由
引っ越しにより他の人のものになるピアノの行方を追う主人公が同年代の少女と知り合い、交流していく物語です。ピアノの引き取り先は、ピアノがとても上手で将来を有望されている少女ですが、行き詰まりを感じています。そんな二人の一筋ではいかない友情と紆余曲折を経て辿りついた結末は、児童文学とカテゴリ分けされてしまうには惜しい作品です。(20代女性)
ジャッキー・フレンチ(さくまゆみこ訳)「ヒットラーのむすめ」
児童小説ジャッキー・フレンチ(さくまゆみこ訳)「ヒットラーのむすめ」がおすすめの理由
オーストラリアの小学校に通う4人の子供たちはバス停でスクールバスを待つ間、即興で物語を作るお話ゲームで時間を潰す。ある日語られた「もしヒットラーに娘がいたら」をテーマにした物語をきっかけに、子供たちは当たり前の平和や日々の営みを見つめ直す。 わたしたちはアドルフ・ヒトラーについて「ナチスの指導者であり、ユダヤ人大量虐殺を行った人種差別者」と教育されてきました。たしかに彼が強制収容所を作り数え切れないほどのユダヤ人を虐殺した史実はありますが、果たしてヒトラーは、全ての面において、本当に根っからの悪人だったのでしょうか? 子どもたちは想像から作り上げた即興物語のなかでヒトラーに「父」のキャラクターを付け足し、政治や戦争とは一切離れた一人間としてのヒトラーに思い馳せていきます。 ヒトラーの子はヒトラーになり得るか? もし僕の父親がヒトラーだったら? そうだったとしたら、僕は父親を愛せるだろうか? 児童文学と侮ることなかれ! 差別、愛、憎しみ、平和、人間と社会が抱える永遠のテーマについて、今までにはない視点で広く深く考えさせられる一冊です。(20代女性)
ロビン・スローン「ペナンブラ氏の24時間書店」
児童小説ロビン・スローン「ペナンブラ氏の24時間書店」がおすすめの理由
本屋の創立者が遺した謎を、ライバルである本屋の店員とGoogleの社員が協力し合い、解いていく。本屋で働いているのにキンドルで本を読む店員。本が売れなくなっていることを申し訳なく思っている社員。安心して読めます。(30代女性)
J・R・R・トールキン「ホビットの冒険」
児童小説J・R・R・トールキン「ホビットの冒険」がおすすめの理由
ご存知、映画「ホビット」3部作の原作です。「指輪物語」より簡単に読めます。子供だけに書いたものではないと思うので、小学生低学年には少々とっつくにくいかもしれませんが、高学年なら充分に楽しめます。テンポのよい冒険小説です。(50代男性)
メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス」
児童小説メアリー・ポープ・オズボーン「マジック・ツリーハウス」がおすすめの理由
子どもと一緒に読んだ。シリーズものであるが、ツリーハウスの中に入り、別世界にいけるという物語で、毎回その世界で冒険するのだけど、元の世界に戻れるかどうかというドキドキ感がいつもあり、演出がすごく上手な小説だと思っています。(50代男性)
ロアルドダール「マチルダは小さな大天才」
児童小説ロアルドダール「マチルダは小さな大天才」がおすすめの理由
この作者の小説はブラックジョークが効いています。マチルダは小さな大天才は、賢い少女がずるくてこわい大人をギャフンと言わせる痛快な物語です。小学生の頃に初めて読みましたが、大人になった今でも楽しめる一冊です。(20代女性)
小川糸「ミトン」
児童小説小川糸「ミトン」がおすすめの理由
ルップンマイゼ共和国に住むマリカという女性の一生を描いた物語です。この国ではミトンをたくさん編む風習があり、自分の結婚式には長持ち一杯のミトンを出席者全員に贈るのです。素晴らしい自然に囲まれた中で送る日々が生き生きと描かれています(40代女性)
トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の冬」
児童小説トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の冬」がおすすめの理由
お腹いっぱい松葉を食べて春が来るまで冬眠するはずのなぜかムーミンがなぜか途中で目を覚ましてしまい、初めて冬を経験する物語です。薄暗く閉ざされた冬の世界で孤独を感じるムーミンが、夜眠れないときの自分と重なりました。冬には冬の生き物たちがそれなりにうまいこと暮らしている、という事実がムーミンを、そして読んでいる人たちをも落ち着かせてくれます。ラストのママが作ってくれる「よく効くかぜぐすり」は何度読んでも素敵なレシピです。(20代女性)
R.Jパラシオ「ワンダー」
児童小説R.Jパラシオ「ワンダー」がおすすめの理由
先天性の重い障害を持つ主人公の男の子が、周囲からの偏見やいじめから逃げずに立ち向かい、人として成長する姿に感動した。障害を持つ子の家族や友人の葛藤する姿も描かれているので、ストーリーに現実味があり、子供だけでなく大人も考えさせられる作品だと感じたため。(30代女性)
佐藤多佳子「一瞬の風になれ」
児童小説佐藤多佳子「一瞬の風になれ」がおすすめの理由
陸上の花形種目、100メートル×4のリレーをテーマに描いた小説です。レースのシーンは臨場感があってドキドキワクワクします。部活に燃えている中高生はもちろん、かつて部活に励んでいた大人の方にもおすすめです。(30代女性)
森絵都「永遠の出口」
児童小説森絵都「永遠の出口」がおすすめの理由
「永遠」という言葉に弱かった主人公が少女から大人の女性への成長していく話です。永遠の出口は大人の入り口。ちょっと切なく、多くの人が共感できる物語だと思います。この本は第一回の本屋大賞を受賞した名作です。(30代女性)
湯本香樹実「夏の庭」
児童小説湯本香樹実「夏の庭」がおすすめの理由
3人組の小学生男子と独居老人の物語 死ぬってどういうことだろう?というこどもならではの疑問から人が死ぬところを見てみようぜ!ともうすぐ死にそうだと目をつけた独居老人の生活を観察することになる…という始まりから、人との関わりによって態度が軟化し様々なことを教えてくれるようになった老人。3人の特別な夏の思い出となる庭での経験が瑞々しく、ほんの少し寂しく描かれているからです。(30代女性)
はやみねかおる「怪盗クイーンシリーズ」
児童小説はやみねかおる「怪盗クイーンシリーズ」がおすすめの理由
実力はあるのに怠け癖のある怪盗クイーンと真面目すぎる助手ジョーカーのやりとりが大好きです。 また、そんな二人を取り巻く探偵卿なる集団も一癖二癖あってお話がどうなっていくのか目が離せません。児童書なので、大人は手に取りにくさはありますが子どもの頃のワクワクを思い出させてくれます。(20代女性)
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
児童小説宮沢賢治「銀河鉄道の夜」がおすすめの理由
こちらの本は多くの方が知ってると思いますが、宮沢賢治作の銀河鉄道の夜です。子供でも読みやすいように分かりやすくまとめてあります。 表現や文法が想像力を掻き立てるところなどが、面白いです。読み進める速度が上がる本です。 人により受け取るイメージが変わるのがこの本の魅力じゃないでしょうか。(10代女性)
荻原 規子「空色勾玉」
児童小説荻原 規子「空色勾玉」がおすすめの理由
『白鳥異伝』『薄紅天女』と合わせて勾玉三部作と言われるシリーズものの最初の一冊ですが、これだけを読んでも十分楽しめます。日本神話をモチーフにしたファンタジーで、児童文学小説ですが読みごたえがあり大人でも夢中になって読めました。主人公の狭也をはじめ、どのキャラクターも魅力的です。日本神話やファンタジーが好きな人にぜひおすすめしたい一冊です。(30代女性)
夢野久作「犬神博士」
児童小説夢野久作「犬神博士」がおすすめの理由
すこし昔の日本を舞台に、夢なのか現実なのかよくわからない、でも妙にリアルな世界が、子どもの目線で描かれています。おとうさんにおんぶされたときの背中の温かさとか、帰り道にふと見上げた満月がきれいだったとか、そういえば子どもの頃ってこうだったよなあと、思い出させてくれる作品でもあります。 夢野久作独特の、ざらりとしたタッチで淡々と描かれる、子どもの、ありふれた日常。夢野久作といえば『ドグラ・マグラ』が有名ですが、こちらも、もっと広く知られて良い、隠れた良作だと思います。(30代女性)
那須正幹「参上!ズッコケ忍者軍団」
児童小説那須正幹「参上!ズッコケ忍者軍団」がおすすめの理由
虫捕り場所をめぐっての子供同士の争いを描いた作品。主人公たちと対立する側がエアガンを使ってきたりと、ある種の生々しい暴力性が描かれているのが特徴と言える。最後に主人公たちが使う卑劣な手段も必見である。なお、タイトルのわりに忍者要素は薄い。(30代男性)
斉藤洋「七つの季節に」
児童小説斉藤洋「七つの季節に」がおすすめの理由
おそらくは作者の子供時代のエピソードがもとになっている短編小説が並んでいます。斉藤さん独特の少し不思議な世界が繰り広げられていて、とても惹きつけられました。私も図書館で偶然発見し、その場で全編読み終えましたが、それぞれの場面が自分の子供時代を思い起こさせてくれて、なつかしい感じにさせてくれる小説です。(40代男性)
あまんきみこ「車のいろは空のいろ」
児童小説あまんきみこ「車のいろは空のいろ」がおすすめの理由
小学校の時に何度も読み返した小説です。タクシー運転手松井さんが日々遭遇する出来事が描かれていて、現実的および非現実的な視点からの描写が見事です。今でも覚えているのは、松井さんが地方から送られてきた夏みかんを勤務する車にさりげなく置いて、車内にその柑橘の香りが広がるという描写。初めて読んだ当時、文章だけでこんなにその様をを想像させられることにとても感激したものです。(40代女性)
バーネット「小公女」
児童小説バーネット「小公女」がおすすめの理由
実際小学生中学生時代に読んだのですが、主人公が逆境に負けず幸せが必ず訪れると信じてひたむきに頑張る姿に勇気をもらったからです。11歳の少女が令嬢の裕福な暮らしからいきなり貧しい下働きになってしまったのに、彼女は嫌な顔一つしないで前向きなのです。(10代女性)
みおちづる「少女海賊ユーリ なぞの時光石」
児童小説みおちづる「少女海賊ユーリ なぞの時光石」がおすすめの理由
海賊、冒険、不思議な力と、子供がわくわくする要素が全部揃っています。そしてなにより、ユーリがかしこくて可愛い!なのにクールでかっこいい!子供の頃、憧れでした。もう10年くらい前の作品ですが、小学生くらいの女の子に是非とも読んでほしい一冊です。(20代女性)
妹尾河童「少年H」
児童小説妹尾河童「少年H」がおすすめの理由
戦争を語るとき、とかく戦火の悲惨さが語られがちだが、実は静かに過ぎてゆく戦時中の異常な毎日が語られている、戦争の実像を教えてくれる物語。 そして、戦後……大人たちの安易な思想の転向にあくまで違和感を訴え、反抗していくH。 あなたの中には揺るぎないものがあるだろうか? 透徹した少年Hの視線は、現代に生きるわれわれに誤魔化しを許さない。生き方の書として読むべき本。(40代女性)
はやみねかおる「少年名探偵WHO-透明人間事件-」
児童小説はやみねかおる「少年名探偵WHO-透明人間事件-」がおすすめの理由
はやみねかおる作品らしい読みやすさとテンポの良さ。キャラクターも立っていて愛着がわく。初めて読んだのは中学生くらいのころかと思うが、成長した今読み返しても楽しめる。ストーリーの面白さに多めのイラストが華を添えている。(10代女性)
藤本ひとみ「消えた自転車は知っている「探偵チームKZ事件ノートシリーズ」」
児童小説藤本ひとみ「消えた自転車は知っている「探偵チームKZ事件ノートシリーズ」」がおすすめの理由
元は20年くらい前に集英社コバルト文庫で執筆されていたのが始まり。今は、講談社青い鳥文庫でシリーズ化されている。小学生高学年から向けで、毎回1冊ごとに事件が起こり探偵チームで解決されていくパターン。主人公は国語が得意な中学一年生の女の子。そして主人公の周りには、色んな天才のカッコいい男の子がたくさんいて、主に同じ塾に通うメンバー(主人公以外はみんな男の子)で探偵チームは構成されている。最近は大人にも人気があり、大人向けのKZ DEEP FILEシリーズがある。色んなタイプの事件が起こるので、毎回、事件の発生から解決までのプロセスが面白い。少し前に、NHKでアニメ化された。(40代女性)
大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ」
児童小説大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ」がおすすめの理由
午後11時から午前5時の間にオープンする不思議なパン屋さんに集まってくる、様々な人間模様を描いている作品になります。バラバラに見えていたキャラクターたちに奇妙な繋がりが生まれていき、それぞれの旅立ちが感動的です。(30代男性)
梨木香歩「西の魔女が死んだ」
児童小説梨木香歩「西の魔女が死んだ」がおすすめの理由
学校や家での行き場を無くした女の子が祖母の家で心と体を休めていくストーリーです。子供が読めば主人公の女の子に共感ができたり、大人が読めば親目線や自分の子供時代と重ねたりと色んな視点で楽しめる作品です。(20代女性)
アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」
児童小説アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」がおすすめの理由
自動車が意志をもって動き始める近未来の世界を舞台に設定して、廃車を集める奇妙な大富豪の姿が印象的なストーリーになります。養老院ならぬ養車院を営んでいる主人公が微笑ましく、周りの人や物を大切にすることを考えさせられました。(30代男性)
ローラ・インガルス・ワイルダー「大草原の小さな家」
児童小説ローラ・インガルス・ワイルダー「大草原の小さな家」がおすすめの理由
アメリカの西部開拓時代に一家で西から西へと渡り歩きながら、自給自足同然の暮らしをしていたローラの、少女時代の体験が元になっています。今の暮らしとは全然違い、電気もガスも、もちろんテレビもない暮らしに、子供の時に読んで夢中になったことがあります。シリーズは他にもあるのですが、大草原の小さな家が、ローラが一番素直でかわいく、姉のメアリーとのやりとりもとても楽しいからです。特に、慎ましいクリスマスのシーン、ブリキのコップというささやかなプレゼンテーションにも大喜びする子供たちを見て、涙ぐむ両親に私ももらい泣きしてしまいました。現代の子供たちにこそ読んでみてほしい作品です。(30代女性)
エーリッヒ・ケストナー「点子ちゃんとアントン」
児童小説エーリッヒ・ケストナー「点子ちゃんとアントン」がおすすめの理由
いくつもの素晴らしい児童小説を遺しているケストナー。本書はその中でも特におすすめしたい1冊。ドイツのベルリンの裕福な家庭で育つものの、両親から放っておかれている点子と、母子家庭で育つ母親思いのアントンという対照的な境遇の少年少女の友情が描かれている。ケストナーはいつも子どもたちと同じ目線に立って物語を描くので、子ども時代に読むとより共感できる。私にとって、ドイツという外国の子どもも日本の子どもも、感じることや大事なことは変わらないのだと初めて知ることのできた小説です。(40代女性)
恩田陸「八月は冷たい城」
児童小説恩田陸「八月は冷たい城」がおすすめの理由
なぜ林間学校を開いて肉親との別れを行うのか、「みどりおとこ」とは何なのか、様々な謎が解決してすっきりします。「七月に流れる花」と対になっている作品なので、2冊とも読んで比べてみるのも面白いと思います。(20代女性)
ツバイク「悲しみの王妃」
児童小説ツバイク「悲しみの王妃」がおすすめの理由
少年少女名作シリーズの一つで、マリーアントワネットの生涯を描いたものです。二年生の頃読み、人権思想に対する興味の第一歩になった忘れられない作品です。子ども向けですが、フランス革命を理解するのに必要な枠組みは、漏れずに入っているという意味では、教育的にも素晴らしい本です(40代女性)
ロアルドダール「魔女がいっぱい」
児童小説ロアルドダール「魔女がいっぱい」がおすすめの理由
小学生時代に読んで今でも心に残っている作品です。恐ろしい魔女がたくさん出てきます。主人公と共にスリル満点な旅をする感覚になれます。本当にこんな世界があるかも、と考えて夜も眠れなくなりました。それくらい世界観に没入できる物語です。(20代女性)
柏葉幸子「霧のむこうのふしぎな町」
児童小説柏葉幸子「霧のむこうのふしぎな町」がおすすめの理由
まず、タイトルからして霧や不思議という言葉で気になります。この小説は私が小学生4年生頃に親にプレゼントしてもらった本です。 タイトルの気になる言葉から小学生なりにわくわくしながら読み始めたことを覚えています。 また当時は作者の柏葉幸子さんを知らなかった為先入観なく読み始めることができました。 内容は主人公の六年生になるリナが一人で夏休みに父の故郷へと旅にでます。リナは消極的な性格で父の故郷にも自分の意志できたわけではありませんでした。 しかし、霧の覆う先にある町でひと夏を過ごすうちに驚くぐらい性格が変わります。その町に住んでいる住人も個性があり、興味深いですが何より不思議な体験やその住人達との交流でリナが自然と成長できる過程が読んでいて良かったです。子どもにも受け入れられる本ですが、大人にも優しい気持ちを持たせてくれる本となっています。 そんな理由がおすすめするところです。(40代女性)
香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」
児童小説香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」がおすすめの理由
最初は、漫画を読んで引き込まれ、小説を一気に読みました。一見、妖怪やお化け等との共存共生という非常識な突拍子も無い題材ですが、今の世のなかで、生活や生きていく時の不条理や、悩みをとても上手く表現していて、読んでいると、あるあると同意したり、憤慨したりと身近に誰にでも起こり得るエピソードが散りばめてあります。主人公を取り巻く大人がとても魅力的で、こんな大人が、もっとたくさんいたら、もっと心の豊かな人間が増えるだろうと、思います。 児童だけに留まらず、たくさんの人に読んで貰いたい本です。(50代女性)
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