- 心温まるおすすめの小説
- 1.坂木司「和菓子のアン」
- 2.瀬尾まいこ「おしまいのデート」
- 3.ディケンズ「クリスマスカロル」
- 4.川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」
- 5.畠中恵「しゃばけ」
- 6.伊坂幸太郎「チルドレン」
- 7.伊坂幸太郎「死神の精度」
- 8.パウロ・コエーリョ「11分間」
- 9.lis tuccillo「how to be single」
- 10.吉本ばなな「TUGUMI」
- 11.黒野伸一「ア・ハッピーファミリー」
- 12.伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
- 13.三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」
- 14.伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
- 15.天童荒太「あふれた愛」
- 16.斉藤洋「アリスのうさぎ ビブリオ・ファンタジア」
- 17.アラン・アーキン「カウンセリング熊」
- 18.ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」
- 19.原田マハ「カフーを待ちわびて」
- 20.アレックス・シアラー「ガラスの封筒と海と」
- 21.時雨沢恵一「キノの旅」
- 22.有吉浩「クジラの彼」
- 23.青木祐子「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」
- 24.村山早紀「コンビニ たそがれ堂」
- 25.宮沢章夫「サーチエンジン・システムクラッシュ」
- 26.加納朋子「ささらさや」
- 27.小路 幸也「すべての神様の十月」
- 28.鎌田 洋「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」
- 29.加納朋子「トオリヌケキンシ」
- 30.サラ・シュルマン「ドロレスじゃないと。」
- 31.吉本ばなな「なんくるなく、ない」
- 32.小川 糸「にじいろガーデン」
- 33.青木和雄「ハッピーバースデー」
- 34.小林信彦「ビートルズの優しい夜」
- 35.三上延「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」
- 36.藤崎彩織「ふたご」
- 37.辻仁成「ぼくから遠く離れて」
- 38.ジェームズ・ウォラー「マディソン郡の橋」
- 39.三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
- 40.高田郁「みをつくし料理帖八朔の雪」
- 41.伊坂幸太郎「モダンタイムス」
- 42.さくらももこ「もものかんづめ」
- 43.井沢満「ゆきの、おと」
- 44.荻原浩「愛しの座敷わらし」
- 45.劇団ひとり「陰日向に咲く」
- 46.森絵都「宇宙のみなしご」
- 47.色川武大「遠景・雀・復活」
- 48.吉田修一「横道世之介」
- 49.吉田修一「横道世之介」
- 50.ロバート・A・ハインライン「夏への扉」
- 51.色川武大「怪しい来客簿」
- 52.アルレット・グレベル「海は愛もなく冷たく…」
- 53.村上春樹「海辺のカフカ」
- 54.花村 萬月「皆月」
- 55.小嶋陽太郎「気障でけっこうです」
- 56.色川武大「恐婚」
- 57.増田みず子「禁止空間」
- 58.コーリン・セール選 立石美樹ほか訳「からっぽのくつした」
- 59.住野よる「君の膵臓をたべたい」
- 60.三浦しをん「月魚」
- 61.瀬尾まいこ「戸村飯店 青春100連発」
- 62.椹野道流「最後の晩ごはん」
- 63.ピーター・キャメロン「最終目的地」
- 64.有川浩さん「阪急電車」
- 65.木皿泉「昨夜のカレー 明日のパン」
- 66.木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」
- 67.有川浩「三匹のおっさん」
- 68.赤川次郎「三毛猫ホームズの仮面劇場」
- 69.赤川次郎「三毛猫ホームズの回り舞台」
- 70.湊かなえ「山女日記」
- 71.伊吹有喜「四十九日のレシピ」
- 72.愛川晶「芝浜謎噺」
- 73.八木沢里志「純喫茶トルンカ」
- 74.ガブリエル・ゼヴイン「書店主フィクリーのものがたり」
- 75.大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係」
- 76.小川糸「食堂かたつむり」
- 77.舞城王太郎「深夜百太郎 入口」
- 78.大沼紀子「真夜中のパン屋さん午前0時のレシピ」
- 79.夏川草介「神様のカルテ」
- 80.川島誠「神様のみなしご」
- 81.浅葉なつ「神様の御用人」
- 82.吉川英治「親鸞」
- 83.ジュリアン・バーンズ 著 土屋政雄 訳「人生の段階」
- 84.北方謙三「水滸伝」
- 85.明川哲也「星の降る町」
- 86.緑川聖司「晴れた日は図書館へいこう」
- 87.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
- 88.重松清「青い鳥」
- 89.アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」
- 90.ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」
- 91.宮下奈都「太陽のパスタ、豆のスープ」
- 92.前田司郎「誰かが手を、握っているような気がしてならない」
- 93.瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」
- 94.野田秀樹「当り屋ケンちゃん」
- 95.愛川晶「道具屋殺人事件」
- 96.ポール・ギャリコ「猫語の教科書」
- 97.沼田まほかる「猫鳴り」
- 98.小川洋子「博士の愛した数式」
- 99.吉本ばなな「白河夜船」
- 100.角田光代「彼女のこんだて帖」
- 101.田辺聖子「風をください」
- 102.恩田陸「蜜蜂と遠雷」
- 103.東海林さだお「目玉焼きの丸かじり」
- 104.恩田陸「夜のピクニック」
- 105.伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」
- 106.瀬尾まいこ「優しい音楽」
- 107.知念実希人「優しい死神の飼い方」
- 108.瀬尾まいこ「卵の緒」
- 109.市川拓司「恋愛寫眞 もうひとつの物語」
- 110.吉田修一「路―ルウ―」
心温まるおすすめの小説
1.坂木司「和菓子のアン」
心温まる小説 坂木司「和菓子のアン」がおすすめの理由
ちょっとぽっちゃりのアンちゃんが和菓子屋さんのバイトを経て成長していく話。季節に合わせた和菓子を使った人の死なないミステリー。アンちゃんと一緒に笑ったり怒ったり悲しんだり。最後にはほっこりする話が多いいのでオススメです。和菓子のことよく知らないけどなんだか知識が増えた気になります。(30代女性)
とてもストレスが溜まっていた時に、表紙のお饅頭に惹かれて何気なく手に取った小説です。就職が決まらないまま高校を卒業した女の子が百貨店の中に入っている和菓子屋さんでアルバイトをしながら成長していくお話。出てくる登場人物が一癖も二癖もあるんですが、みんな優しさを持っています。読み終わるとなんとも温かい気持ちになれます。ジャンルとしてはミステリー小説らしく、確かに主人公が探偵もどきな行動をして少しどきどきするんですが、悪者は誰も出てこない心温まるミステリー小説です。全体的に読みやすい文章なので、一日でさらっと読めちゃうのも良いです。(30代女性)
高校卒業後、デパ地下の和菓子屋さんで働くことになった女の子の話です。 一話完結の短編が5話収録されています。 1話ごとに和菓子にまつわる謎解きがあり、それにまつわる人間関係が心温まります。 主人公の他にも周りの人間がそれぞれ個性的で魅力的です。 また、出てくる和菓子がどれも美味しそうで、とくに、『4話 甘露屋』に出てくる和菓子は本当に美味しそうで、実際に売っていないのが悔しいくらいです。(40代女性)
2.瀬尾まいこ「おしまいのデート」
心温まる小説 瀬尾まいこ「おしまいのデート」がおすすめの理由
この小説にはいろいろなデートの話が色々とのっている短編集です。 デートと言ってもそれは、男女のデートだけではなく、孫とおじいちゃんのデートだったり、男子同士のデートだったり、保育士と園児だったりといろいろなデートなのですが、私がその中でも一番好きなのは、元不良の教え子と、老教師のデートの話「ランクアップ天丼」です。 母子家庭で育った生徒は、荒れ、不良になってしまいます。定年間近の老教師はそんな生徒を時々うどん屋に連れていきます。 そこで頼むのは決まって「玉子丼」。説教をするわけでもなくただ「玉子丼」を二人で食べる関係が1年間続きます。 その後生徒が無事に卒業し、働きだすのですが、何となく給料日になると老教師を呼び出し、同じうどん屋さんで「玉子丼」をごちそうする そんな関係がずっと続いてるのですが、最後に衝撃的な事実が分かります。本当に感動のお話です。 デートといいながらも、この本で描かれているのは、出会いと別れです。 読むと心が温かかくなって、だれかと「デート」したくなる、そんなお話ばかりなので、ぜひおすすめです!(30代女性)
短編小説で非常に読みやすいです。その中で、それぞれの「おしまい」のデートが描かれます。 笑えるものも泣けるものもありますが、どれも共通して読み終わったあとにほっこりと温かい気持ちになれます。 普段あまり小説を読まない人にも、普段から小説を読む人にもおすすめできる一冊です。(20代女性)
3.ディケンズ「クリスマスカロル」
心温まる小説 ディケンズ「クリスマスカロル」がおすすめの理由
金の亡者であるスクルージ老人は、クリスマスイブの夜、相棒だったマーレイの亡霊と対面する。クリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々やの姿を見て、けちなスクルージ老人は心を入れ替える。愛と感動がある物語である。(30代男性)
けちで冷酷、人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人。クリスマスイブの夜に相棒であった 老マーレイの亡霊と対面する。クリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、自分の将来の姿を見て、彼は心を入れ替える。 感動のクリスマス物語。(10代男性)
4.川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」
心温まる小説 川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」がおすすめの理由
ある喫茶店のある席に座ると過去や未来に行けるといった話です。しかし、それをするには条件がたくさんあります。過去や未来に行ってもこの席を絶対に立ってはいけないこと、注がれたコーヒーが冷める前に必ず飲み干すこと、過去に戻っても現在起きたことは決して変わらないこと、それ以外にもなかなか難しい条件がてんこもりです。この条件を満たした人たちの心温まる話が4話入っています。行動に移せば少なからず変化があるんです。涙なしには見れません。(30代女性)
コーヒーが冷めないうちに、というタイトルからその物語は始まっているのですが、ある喫茶店で過去に戻れるという噂を聞きつけた人たちに起こる四つの心温まる話です。しかし、ルールがたくさんあるのですが、コーヒーが冷めるまでという短い時間の中に凝縮された作者のきらめきに、驚かされること間違いなし!なのでオススメですね。(20代男性)
5.畠中恵「しゃばけ」
心温まる小説 畠中恵「しゃばけ」がおすすめの理由
時は江戸時代、大繁盛している薬問屋の体の弱い一人息子、一太郎の周りにはなぜか生まれた時から妖たちで溢れています。江戸で起きている連続殺人が、自分が生まれた時のある秘密が親密に関わっていると知り、妖たちと謎解き・解明に乗り出す話です。 謎解きは人情や生きることの苦悩・切なさを明らかにしますが、一太郎の温かい人柄や妖たちとのコミカルなやりとりが心を温めてくれる話です。(20代女性)
10作以上続く、ファンタジー推理小説の第一弾で、主人公の若だんなと個性的な妖怪たちが事件を解決する様子は時に笑えて、時に泣けて、時に不気味。 1冊の中でいくつかの話に分かれていますが、基本的にラストはハッピーエンドで、とても心あたたまります。(20代女性)
6.伊坂幸太郎「チルドレン」
心温まる小説 伊坂幸太郎「チルドレン」がおすすめの理由
オムニバス形式のようで、いい意味で少し違うのですが、短編のお話しが 最後はまとまった「世界」になっています。僭越承知で、お話しをこういう具合 に作り出したいものだなぁと思える作品です。 唯我独尊というのでしょうか、そんな主人公の半生ほどを、時間を前後しながら、 各短編がありますが、各短編には、その中で人物や出来事を経て接点があり、 短編の世界はつながり、主人公自体とこの作品全体に厚みをもたらしています。 読後は、とてもさわやかな、何かを信じて、生きていく希望とか夢とかって 持ってもいいんだよなと、ささくれていた気持ちを、そっと吹き飛ばしてくれる 作品です。(50代男性)
型破りながらも少年たちの社会復帰を真摯に支援する、ひとりの家裁調査官の生きざまに迫っている1冊になります。時間をバラバラに映し出されていく5つの物語が、やがては1つの小さな奇跡へと繋がっていく瞬間には胸を打たれました。(30代男性)
7.伊坂幸太郎「死神の精度」
心温まる小説 伊坂幸太郎「死神の精度」がおすすめの理由
主人公である死神のキャラクターが魅力的です。対象となる人間が死ぬべきかどうか調査するのが仕事なのですが、一切同情ナシ、単に仕事だからマジメにやる、というスタンスです。唯一の楽しみは音楽を聴くこと。仕事をするときは必ず雨が降っているのが悩み(?)。6人の生死のエピソードを束ねた短編集ですが、最終話でキッチリまとまります。作者独特のドライな世界観・文体のために、後から徐々に心が温まります。(40代男性)
対象者に接触して1週間以内に「生」か「死」かの判定を下す、死神の目から見た人間たちの人生が映し出されていきます。年齢も境遇もバラバラな6人の男女の生きざまからは、生と死をありのままに捉える柔軟な考え方が伝わってきました。(30代男性)
8.パウロ・コエーリョ「11分間」
心温まる小説 パウロ・コエーリョ「11分間」がおすすめの理由
長閑な雰囲気に包まれたブラジルの田舎で育った少女が、恋愛に絶望しスイスで娼婦に身を落としていく様子が描き出されていきます。精神的にも肉体的にも傷ついたヒロインが、ひとりの男性との出会いによって救われるのが感動的でした。(30代男性)
9.lis tuccillo「how to be single」
心温まる小説 lis tuccillo「how to be single」がおすすめの理由
小説に出てくる女性たちが、シングルでいることを受け入れ、強くなっていく姿に感動した。ニューヨークでシングルなら楽しいだろう。日本でこんなふうに上手くいくわけがない。それでも、一時的にでも、この本のおかげで救われて良かった。(30代女性)
10.吉本ばなな「TUGUMI」
心温まる小説 吉本ばなな「TUGUMI」がおすすめの理由
なんとも滑稽でユーモラスな女性TUGUMIとその周りの人たちとの日々の出来事をほのぼのと描いた作品です。少し痛いところのあるTUGUMIですが、それでも純粋で愛嬌があって誰も憎めないところに絶妙な人間ドラマを感じる作品です。(30代女性)
11.黒野伸一「ア・ハッピーファミリー」
心温まる小説 黒野伸一「ア・ハッピーファミリー」がおすすめの理由
一見すると幸せそうに暮らしているごく普通の家庭の、4人の姉弟たちが抱えているそれぞれの秘密や問題を描き出していきます。バラバラになっていた家族を再び結び付けていく、人と人との繋がりには心温まるものがありました。(30代男性)
12.伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
心温まる小説 伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」がおすすめの理由
読み切りタイプの短編集ですが、所々が前の話と繋がっていたり後の伏線になっていたりします。 一つの本を読み進めないと完結しない小説よりライトな感じで読めて寝る前のちょっとした時間で1話だけなど区切りをつけて読めます。 一回読み出すと区切りを付けにくい人におすすめです。(30代男性)
13.三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」
心温まる小説 三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」がおすすめの理由
杉並区阿佐谷に佇む閑静なお屋敷の中で、不思議な共同生活を送っている4人の女性たちの姿が心温まるストーリーになります。家族でもなく友人でもない微妙な距離感と、それぞれに訪れるささやかな幸せが微笑ましかったです。(30代男性)
14.伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」
心温まる小説 伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」がおすすめの理由
登場人物が個性的で、交わされる会話も面白いので、どんどん読み進められます。そして終盤でどんでん返しがあり、最後に全てが繋がる感覚になりました。読み終わった後には切なさも感じますが、全体的に心温まるお話でした。(20代女性)
15.天童荒太「あふれた愛」
心温まる小説 天童荒太「あふれた愛」がおすすめの理由
短編集ですが、人間愛に満ちた視点から、どの話も丁寧に繊細に描かれているからです。涙をこぼしながら、何度も読み返した小説です。心の傷や葛藤にもがきながらも、寄り添って優しく包み込んでくれる様な温かい作品ばかりなので、おすすめです。(30代女性)
16.斉藤洋「アリスのうさぎ ビブリオ・ファンタジア」
心温まる小説 斉藤洋「アリスのうさぎ ビブリオ・ファンタジア」がおすすめの理由
図書館でアルバイトをすることになった主人公に次々と降りかかってくる、不思議な4つの事件を描き出していきます。就職を諦めてたまたま流れ着いた場所で、地元の子供たちから次第に信頼を集めていく様子が微笑ましかったです。(30代男性)
17.アラン・アーキン「カウンセリング熊」
心温まる小説 アラン・アーキン「カウンセリング熊」がおすすめの理由
ひとりだけ生き残ってしまったレミングのニーニが数多くの悩みを抱えながらも、次第に成長していく姿が心温まるストーリーになります。他人の死の意味を考えることによって、自分自身が生きる意味を見出していくシーンには胸を打たれました。(30代男性)
18.ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」
心温まる小説 ミヒャエル・エンデ「カスペルとぼうや」がおすすめの理由
持ち主の少年からある日突然に飽きられて捨てられてしまった、ピエロの人形の冒険がほのぼのとしたタッチで映し出されていきます。本当に大切なものの存在に、失って初めて気付くシーンには心温まるものがありました。(30代男性)
19.原田マハ「カフーを待ちわびて」
心温まる小説 原田マハ「カフーを待ちわびて」がおすすめの理由
沖縄県の離島でよろずやをラブラドールのカフーと営んでいる、ひとりの青年に訪れる不思議な恋愛模様を描き出していきます。テクノロジーの発達した現代に生きるふたりの男女を、神社の絵馬が結び付けていくところが面白かったです。(30代男性)
20.アレックス・シアラー「ガラスの封筒と海と」
心温まる小説 アレックス・シアラー「ガラスの封筒と海と」がおすすめの理由
瓶に手紙を入れて流す。ガラスの封筒という表現に惹かれて読み始めた。祖父と父が亡くなった海へ、希望を持って瓶を流す。そして、海から返事が来るとはどういうことなのか?ありきたりな物語?最後におもいっきり泣かされた。(30代女性)
21.時雨沢恵一「キノの旅」
心温まる小説 時雨沢恵一「キノの旅」がおすすめの理由
内容はとある少女がバイクに乗りいろいろな国と旅する話です。現在21巻まで発売されていますが途中から読んでも内容がわかる話になっており小説初心者の方には大変お勧めです。値段もお安くなっておりどこでも売っているのでぜひ買ってみてください。(20代男性)
22.有吉浩「クジラの彼」
心温まる小説 有吉浩「クジラの彼」がおすすめの理由
ずっと一緒にいることだけが恋や愛の形ではない。本当に好きな人だからこそ、離れても大丈夫。そんなことを考えさせられた一冊でした。自衛隊員の恋愛を描いた作品で、普段知ることのない視点から読むことができて、面白かったです。(20代女性)
23.青木祐子「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」
心温まる小説 青木祐子「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」がおすすめの理由
主人公の森若さんは経理部勤務5年目のベテランOL。真面目な性格で”フェア”であることをモットーに日々勤勉に働いていました。そんな森若さんのもとへある日突然、営業部のエースである山田太陽から少し変わった伝票がやってきました。その伝票がきっかけとなり、森若さんの完璧だった生活パターンが良い意味で少しずつ崩れていきます。今までの生活パターンが崩れていくことに最初は抵抗していたものの、気づかないうちに気持ちの変化が訪れ、良い意味で予定通りにいかない生活も享受していく姿がとても心温まります。人間は一人では生きていけません。時には誰かに頼ったり、愚痴を聞いてもらったりするのは必要だと思うのです。全てを自己完結していてばかりの生活だと、誰にも迷惑はかけないけれど、やっぱりそれってなんだか寂しいなぁと思います。誰にも頼らず毎日頑張って働いているOLさんには是非読んで頂きたいです。(20代女性)
24.村山早紀「コンビニ たそがれ堂」
心温まる小説 村山早紀「コンビニ たそがれ堂」がおすすめの理由
本当に欲しいものがある人だけがたどり着けるコンビニたそがれ堂。 短編集なのですが、たそがれ堂には様々な悩みや想いを抱えた人が訪れます。忘れかけていた大切なものや、日々の生活で疲れて見えなくなっていたもの、懐かしいような切ない思い出…そんな柔らかく優しい気持ちを思い出させてくれます。 夕暮れ時やコンビニたそがれ堂の店内の独特な雰囲気の描写が感傷に浸らせてくれるような、そんな懐かしさとあたたかさがあります。 明日からも頑張ろうと思える一冊です。(10代女性)
25.宮沢章夫「サーチエンジン・システムクラッシュ」
心温まる小説 宮沢章夫「サーチエンジン・システムクラッシュ」がおすすめの理由
学生時代の友人が犯した過ちに導かれるかのように池袋駅周辺の裏通りを徘徊する、奇妙な男の姿が映し出されていく作品になります。生きることの不条理な一面と共に、誰かとつながることが出来る喜びも伝わってきました。(30代男性)
26.加納朋子「ささらさや」
心温まる小説 加納朋子「ささらさや」がおすすめの理由
夫に先立たれた妻とその子供の成長記。妻が心配で姿を変え現れる夫の深い愛情や、世話を焼いてくれるご近所のおばあちゃんたちの優しさにほっこりします。愛する人に先立たれる話ですが、切ないだけの泣ける小説なのではなく、心温まる小説という感じでおすすめです。(20代女性)
27.小路 幸也「すべての神様の十月」
心温まる小説 小路 幸也「すべての神様の十月」がおすすめの理由
貧乏神や付喪神など色々な神様のお話ですが、神様を身近に感じることが出来てほっこりします。 辛い経験も神様の計らいがあったのだ。過度な幸運で身を滅ぼさないように守ってくれてたのだ。そうやって前を向かせてくれるおすすめの小説です。(20代女性)
28.鎌田 洋「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」
心温まる小説 鎌田 洋「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」がおすすめの理由
掃除をすることはめんどくさい事やりたくない事と思いがちで私自身もめんどくさいと思っていました。この本を読んでからは自分の職場も綺麗にしようと思えたり道に落ちてるゴミを積極的に拾えたりする、掃除はみんなを幸せにするものなんだと思わせられる本でした。(10代女性)
29.加納朋子「トオリヌケキンシ」
心温まる小説 加納朋子「トオリヌケキンシ」がおすすめの理由
短編集で、一つ一つの話が読みやすいです。 一話簡潔ですが、各話の登場人物又はその関係者が出てくるので、読むごとに新鮮さと親しみやすさを感じます。 親目線になって涙ぐみそうになったり、学生時の気持ちに立ち戻って悩みに共感したり、感情移入もしやすく、各話で驚いたり、感動したり、切なくなったり、ほっこりしたりと色々な気持ちにさせてくれます。 堅苦しさを全くなく、本を読むことに躊躇してしまう方にもオススメです!(20代女性)
30.サラ・シュルマン「ドロレスじゃないと。」
心温まる小説 サラ・シュルマン「ドロレスじゃないと。」がおすすめの理由
ニューヨークを舞台に慌ただしい現代社会を生きるふたりの女性の、友情を超えた関係性を描き出していく作品になります。肉体的な性別に捉われることのない生きざまと、何処までも純真無垢なお互いへの思いには胸を打たれました。(30代男性)
31.吉本ばなな「なんくるなく、ない」
心温まる小説 吉本ばなな「なんくるなく、ない」がおすすめの理由
吉本ばななさんが沖縄を旅行したときの話です。沖縄や奄美大島など旅しながら出会ったいろんな島人の話や旅での出来事などが面白おかしく書かれています。島の人達がなんとも温かく人情味溢れていて読んでいてほっこりします。沖縄好きの私は読んでるだけで旅行している気分になり何回も読みました。沖縄好きな人にもおすすめです。仕事などで疲れたときなど読んでも癒される一冊です。(30代女性)
32.小川 糸「にじいろガーデン」
心温まる小説 小川 糸「にじいろガーデン」がおすすめの理由
登場人物もストーリーも変わっていますが、読み始めると引き込まれて、どんどん読み進めてしまいます。 難しいテーマを書いていますが、それを感じさせない明るい感じで話が進んでいき、家族ってイイなという気になって心温まります。 最後はとても切なくなりますが、お薦めです。(40代男性)
33.青木和雄「ハッピーバースデー」
心温まる小説 青木和雄「ハッピーバースデー」がおすすめの理由
母親からの虐待による精神的ショックで声を失った少女あすかが、祖父母の下で無償の愛を受け療養していくうちに、自分を愛すること、人を愛することを学び成長していく物語です。家族とは何か、愛する、愛されるとはどういうことか、自分らしく生きるとはどういうことか。改めて考えされてくれる物語です。児童書ではありますが、大人にこそ読んでほしい作品だと思います。(20代女性)
34.小林信彦「ビートルズの優しい夜」
心温まる小説 小林信彦「ビートルズの優しい夜」がおすすめの理由
1960年代のマスコミ業界に漂っていた偽りの美しさと、自らの夢を追い求めていく男たちの生きざまが映し出されていきます。ビートルズのメロディーと共に青春時代を送った、全ての人たちへのメッセージには心温まるものがありました。(30代男性)
35.三上延「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」
心温まる小説 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」がおすすめの理由
風光明媚な鎌倉市内にひっそりと佇む不思議な古書店を舞台に、美しき女性の店主と訳ありな来客たちの人間模様が描き出されていきます。バラバラに見えていた登場人物たちが、1冊の本に導かれるかのように集まってくるのが面白かったです。(30代男性)
36.藤崎彩織「ふたご」
心温まる小説 藤崎彩織「ふたご」がおすすめの理由
バンドのSEKAI NO OWARIのメンバーであるsaoriさんが5年の歳月をかけて書き上げた小説です。バンド結成に至るまでの実話を元にしている物語で、思春期を過ごしている10代にとっては共感できる場面も多々あります。全体的に心温まる話なところは誰にでも読みやすいと思います。(10代女性)
37.辻仁成「ぼくから遠く離れて」
心温まる小説 辻仁成「ぼくから遠く離れて」がおすすめの理由
平凡な男子大学生が、差出人不明のメールが届いたのをきっかけに、女装にのめり込んでいく様子を描いた物語。この作品では「男らしさ」や「女らしさ」より、「自分らしさ」を追及することの重要さを訴えている。主人公の周りの人々は皆、様々な悩みや生きづらさを抱えながらも、明るく前向きに生きている人ばかり。読み終えた後、自然と優しい気持ちになれる作品である。(10代男性)
38.ジェームズ・ウォラー「マディソン郡の橋」
心温まる小説 ジェームズ・ウォラー「マディソン郡の橋」がおすすめの理由
長い人生のたった数日間だけの秘密の恋を抱えたまま死んでしまった母、それを発見して思いをたどっていく子どもたち、複雑な気持ちではあるものの、感動を呼ぶのは、同じようなことを経験したヒトが少なからず存在しているからではないかと思い知らされる小説でした(30代女性)
39.三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
心温まる小説 三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」がおすすめの理由
便利屋家業を営む多田啓介のもとに高校の同級生だった行天春彦が転がり込んでくる。 軽トラに乗り込み日々のなんでもない小さな仕事の中で、人との出会いをきっかけに明かされていく多田と行天の過去。 うだつの上がらない感じの二人の会話や姿勢に共感できればはまる。(40代男性)
40.高田郁「みをつくし料理帖八朔の雪」
心温まる小説 高田郁「みをつくし料理帖八朔の雪」がおすすめの理由
大阪で料理を覚えた女性が、江戸の小料理屋の主人に気に入られて、当時はあまり受け入れられていなかった女包丁人となり、大阪と江戸の料理の違いを乗り越えながら新たな料理を開発提供し、さまざまな人達との触れ合いながら数々の困難に立ち向かう心温まる時代劇小説です。(60代男性)
41.伊坂幸太郎「モダンタイムス」
心温まる小説 伊坂幸太郎「モダンタイムス」がおすすめの理由
近未来の世界を舞台に設定して、平凡なエンジニアが巻き込まれていく奇妙な事件が映し出されていきます。監視社会への痛烈なメッセージと共に、いつの時代にも変わることのない人と人との繋がりには心温まるものがありました。(30代男性)
42.さくらももこ「もものかんづめ」
心温まる小説 さくらももこ「もものかんづめ」がおすすめの理由
水虫に感染した話や、自虐的なネタが多くて、思わず笑ってしまいます。そして、喧嘩をたくさんしながらも、笑いの絶えない家族との心温まるネタが多く、読んでいると、楽しくて優しい家庭の団欒が想像できて、ホッとする内容です。(30代女性)
43.井沢満「ゆきの、おと」
心温まる小説 井沢満「ゆきの、おと」がおすすめの理由
雪国を舞台に、耳が不自由で音のない世界を生きる女性の恋の物語。恋の物語ではありますが、凛とした主人公の在り方と、その父の二人の絆の描かれ方が素敵です。切なくてちょっとはらはらするけれど、最後には温かな涙が流れること請け合いです。(30代女性)
44.荻原浩「愛しの座敷わらし」
心温まる小説 荻原浩「愛しの座敷わらし」がおすすめの理由
とある家族が引越しをした先の家に住み着いた座敷わらしに出会い、物語が動き出します。引越し前はちょっと心が離れていた家族が、座敷わらしと遭遇し様々なことを体験していくうちに家族それぞれの考え方にも変化が訪れます。不思議な世界観で始まるお話ですが、最後まで読み終わると読み手の心も暖かくしてくれる小説です。(30代女性)
45.劇団ひとり「陰日向に咲く」
心温まる小説 劇団ひとり「陰日向に咲く」がおすすめの理由
どこかちょっと世間からズレている人びとが主人公の連作短編集です。それぞれがあるホームレスを中心につながっているというつくりが、うまいと思います。ほろっとする、苦味もある、それでも最後には温かさが余韻として残るよい本です。(40代女性)
46.森絵都「宇宙のみなしご」
心温まる小説 森絵都「宇宙のみなしご」がおすすめの理由
リンと陽子、2人姉弟と陽子のクラスメイトでグループの違う七瀬さん、浮いた存在であるキオスクの4人で屋根を上ろうとする話だが、そこに行き着くまでの過程や上った直後の話が面白い。友達のために純粋悩むことができるのは子どもの特権だとするさおりさんの気持ちがよく分かる小説の内容である。(20代女性)
47.色川武大「遠景・雀・復活」
心温まる小説 色川武大「遠景・雀・復活」がおすすめの理由
著者自身の肉親への愛憎半ばする痛切な思いが込められている、7つの短編小説が収められている作品集になります。時代の流れと共に失われていく血のつながりの意味や、古き良き家族のあり方について考えさせられました。(30代男性)
48.吉田修一「横道世之介」
心温まる小説 吉田修一「横道世之介」がおすすめの理由
吉田修一の得意とする青春小説の傑作。80年代を舞台としており、その時代特有の賑やかで、時に浮世離れした空気感を見事に表現している。 主人公の横道世之介は特別な才能を持たない平凡な大学生で、読者の誰にとっても「こんな友達、自分の学生時代にもいたなぁ」と思わせるようなフラットなキャラクター設定であり、その視点から他の登場人物の青春群像劇を書き綴っているからこそ、読者の青春時代をリアルに呼び起こし、感情を揺さぶる力が、この本にはあります。(30代男性)
49.吉田修一「横道世之介」
心温まる小説 吉田修一「横道世之介」がおすすめの理由
読み終わった後、心がじんわりする小説でした。主人公はタイトル通り横道世之助。彼の大学時代と数十年後が交互に入れ替わって進んでいく話なのですが、出てくる登場人物が全て魅力的でした。特に何か才能や大きな夢があるわけではない、現代をただただ生きる私にとって、あぁこれでいいんだとそしてこれからも日々を丁寧に生きていこうと思わせてくれる作品でした。きっと皆さんの心にも温かいものを残してくれることだと思います。(20代女性)
50.ロバート・A・ハインライン「夏への扉」
心温まる小説 ロバート・A・ハインライン「夏への扉」がおすすめの理由
タイムトラベルを題材にしたSF小説です。物語前半は主人公が踏んだり蹴ったりで心が痛みますが、後半で全ての伏線が回収され、主人公に起きた問題が一気に解決します。タイムトラベルの緻密な設定が読んでいて楽しいのと、その終わりの後味の良さが読んで良かったと思える一冊なのでおすすめします。(20代女性)
51.色川武大「怪しい来客簿」
心温まる小説 色川武大「怪しい来客簿」がおすすめの理由
自らの戦争体験を活かしつつ、ギャンブラーや芸人たちの破天荒な生きざまを描いた短編集になります。不条理に晒されながらも社会の片隅でひっそりと生きる人たちに注いでいる、著者の温かい眼差しを感じることが出来ました。(30代男性)
52.アルレット・グレベル「海は愛もなく冷たく…」
心温まる小説 アルレット・グレベル「海は愛もなく冷たく…」がおすすめの理由
風光明媚なフランス・ブルターニュ地方の海辺の町を舞台に、精神的にも肉体的にも傷ついたひとりの女性の姿が映し出されていきます。過去の記憶から解き放たれていき、新しい人生を歩んでいくヒロインの決断が感動的でした。(30代男性)
53.村上春樹「海辺のカフカ」
心温まる小説 村上春樹「海辺のカフカ」がおすすめの理由
村上春樹の長編小説で初めて子供と老人が主人公だった事が新鮮。子供の方のキャラクターカフカ君は相変わらず今までの「僕」テイストではあったが、最後、なにがしかの手応えを得て成長しとりあえず現実世界をしっかり生きていく、と決断したところがそれまでの春樹作品とは違うどこか清々しい余韻を残した。反対に老人のナカタさんは最終的に死去してしまったがなぜかそれをもって物語の輪が閉じた感覚があり、すっきりした。ひとまず子供であるカフカ君が強くなったことでほんのり心温まる小説でおすすめ。(30代女性)
54.花村 萬月「皆月」
心温まる小説 花村 萬月「皆月」がおすすめの理由
扱っている題材が明るくはないので、心温まる小説ではないかもしれないが、光がスッと差し込むようなじんわりとした温かみを感じた。 主人公自体は惰性的な人柄ですが、周囲の人間と関わるうちに垣間見えるひたむきで真っ直ぐな心情が心を揺さぶります。 読後に不思議と清涼感や温かみが湧いてくる小説です。(20代男性)
55.小嶋陽太郎「気障でけっこうです」
心温まる小説 小嶋陽太郎「気障でけっこうです」がおすすめの理由
今時の女子高生のきよ子と七三分けの幽霊のおじさん。ひょんなことから出会った二人の奇妙な交流が切なく、不思議な新感覚の青春小説です。 おじさんと関わることによってきよ子が成長し、大人になっていく過程が繊細な筆致で表現されていてオススメです。(20代男性)
56.色川武大「恐婚」
心温まる小説 色川武大「恐婚」がおすすめの理由
「連婚」や「風婚」を始めとする、結婚と離婚に纏わる男女の悲喜こもごもが味わい深いストーリーになります。出会いと別れを繰り返しながらも、決して自分らしさを失うことのない恋人たちの姿には心温まるものがありました。(30代男性)
57.増田みず子「禁止空間」
心温まる小説 増田みず子「禁止空間」がおすすめの理由
無機質なマンションの一室で暮らしを送っている、孤独な男が夢見る幻の女性の謎に迫っている作品になります。都市生活によってお互いが匿名性の高い存在になっていく中でも、僅かな人と人との繋がりには心温まるものがありました。(30代男性)
58.コーリン・セール選 立石美樹ほか訳「からっぽのくつした」
心温まる小説 コーリン・セール選 立石美樹ほか訳「からっぽのくつした」がおすすめの理由
辛いこと、悲しいことがあるからこそ幸せを感じることができる、大切なものは何かを知ることができる、本当に日々の生活で子どもが教えてくれる心温まる本です。幸せってこういうことなのだなと改めて思わされます。(40代女性)
59.住野よる「君の膵臓をたべたい」
心温まる小説 住野よる「君の膵臓をたべたい」がおすすめの理由
ラノベとよばれるライトノベルの一種じゃないかと軽い気持ちで読んでみたのですが、思いがけずドハマリしてしまい、ついついページをめくるスピードが上がってしまい、キアが付けば一気に読み終えている自分がいました。泣いて泣いて感動して久しぶりに心の琴線に触れる作品だったと思います(30代女性)
60.三浦しをん「月魚」
心温まる小説 三浦しをん「月魚」がおすすめの理由
古書店を営む青年の話です。同じように古書に興味を持つ瀬名垣との友情を瑞々しい情景を折りまぜながら描いています。古書というある意味特殊な世界を題材にした点も面白いです。確執のある父親との騒動(対決)といったストーリー展開も充実しています。(30代女性)
61.瀬尾まいこ「戸村飯店 青春100連発」
心温まる小説 瀬尾まいこ「戸村飯店 青春100連発」がおすすめの理由
大阪の料理屋で育った兄弟は性格がまったく違い、要領のよい兄の気持ちも、愛想のよい弟の気持ちもどちらも共感でき、それぞれが自分を見つめ直し、なんとか自分の道を切り開いて頑張って成長していく姿に心が温まります。(20代女性)
62.椹野道流「最後の晩ごはん」
心温まる小説 椹野道流「最後の晩ごはん」がおすすめの理由
幽霊が成仏する前の「最後の晩ごはん」を模索する中で、その幽霊に関わる人たちが抱えている悩みや後悔までも、優しく解決してくれる温かい小説です。夏神さんが作る料理もとても美味しそうですし、海里との掛け合いも面白いです。(30代女性)
63.ピーター・キャメロン「最終目的地」
心温まる小説 ピーター・キャメロン「最終目的地」がおすすめの理由
南米ウルグアイの広大な敷地の中に佇むお屋敷に、今は亡きひとりの小説家に導かれるかのように集まってきた人たちの運命を描き出していきます。価値観も境遇もバラバラな男女が、死者の存在によって新たな一歩を踏み出していく様子が感動的でした。(30代男性)
64.有川浩さん「阪急電車」
心温まる小説 有川浩さん「阪急電車」がおすすめの理由
実際に映像化され、映画化した作品でもあります。 日曜日の午後、読んでほしい作品です。 読み終わった後、「よし、明日も頑張ろう」と必ず思える作品です。 今の時代あまり他人と関わらない事が多いですが、この小説は人との関わりをテーマにしています。 色々な登場人物が出てきて、その人の側面が紹介されていきます。 結婚を控えたカップルに訪れた悲劇、DVに悩む彼女、PTAの集まりを断りきれない主婦、受験間近の学生。 読み手も登場人物の誰かに重ね合わせてしまう人がきっといると思います。(20代女性)
65.木皿泉「昨夜のカレー 明日のパン」
心温まる小説 木皿泉「昨夜のカレー 明日のパン」がおすすめの理由
主人公の女性は夫が亡くなりながらも、義父と住み続けている女性のお話です。義父との関係性や、近所の方々とのやり取りが何とも優しくて、かわいらしくてこの町に住みたくなります。少し悲しい部分もありますが、優しい気持ちになれる本ですし、素敵な言葉がたくさん詰まった物語です。(30代女性)
66.木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」
心温まる小説 木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」がおすすめの理由
登場人物それぞれが個性的でありがなが、無理のない設定、自然な会話の中に明日を生きる希望をさりげなく伝えてくれる。優しさの中に切なさや生きることの辛さなどもさりげなく描かれており、それらもすべて肯定してくれるような、ふわりと毛布をかけられたような優しさが染み入ってきて、涙が自然と出ます。(40代男性)
67.有川浩「三匹のおっさん」
心温まる小説 有川浩「三匹のおっさん」がおすすめの理由
かつての悪ガキが、自警団を結成、悪いやつを次々とやっつけていく、痛快なストーリー。ニュースとか見てると、嫌な事件が目に入って来ますよね?でも、私たちには何もできなくて・・。おっさんたちは、そんな事件を片付けてくれるんです。なんか、ストレス解消になりますね。人間の心理も、よーく観察されて、素晴らしい本でした。(50代女性)
68.赤川次郎「三毛猫ホームズの仮面劇場」
心温まる小説 赤川次郎「三毛猫ホームズの仮面劇場」がおすすめの理由
主人公の刑事は女性が苦手だが女性には人気があり、兄思いの妹と憎めない後輩刑事と様々な事件に遭遇し、そこで事件を解決して行く。色々な人生を背負う犯人や被害者に常に向き合い、事件だけでなく人生の問題も解決していく。(30代女性)
69.赤川次郎「三毛猫ホームズの回り舞台」
心温まる小説 赤川次郎「三毛猫ホームズの回り舞台」がおすすめの理由
血を見るのが苦手な風変わりな刑事と、時折名探偵ぶりを発揮する不思議な猫の活躍を描いた人気シリーズの第50弾作品になります。女子高校生の殺害事件から次々と巻き起こっていく混乱の中でも、相も変らぬ登場人物たちの優しさには心温まるものがありました。(30代男性)
70.湊かなえ「山女日記」
心温まる小説 湊かなえ「山女日記」がおすすめの理由
自分の人生はこんなはずじゃなかった、ともやもやしている女性たちが、それぞれの思いを抱えながら山に登ります。思わぬ出会いがあったり、同行者のいつもは聞けない本音が聞けたりして、最終的にはみんな前向きに、今後の人生を歩んでいくのだろうなと思わせて終わってくれます。主人公が違って短編集のようですが連作になっており、随所に人々が絡んできます。自分も山に登ってすっきりしたような気分になる小説です。(50代女性)
71.伊吹有喜「四十九日のレシピ」
心温まる小説 伊吹有喜「四十九日のレシピ」がおすすめの理由
死んでなお家族に温かな影響を与えることのできるとは、なんてステキなことでしょう。残された家族を幸せにできるレシピは母親であり、妻である乙美だからこそ作れたものなんだと感動の涙があふれます。母の強さや優しさを感じられる作品です。(30代女性)
72.愛川晶「芝浜謎噺」
心温まる小説 愛川晶「芝浜謎噺」がおすすめの理由
神田紅梅亭寄席物帳シリーズの第二弾 有名かつそれゆえに難しい落語「芝浜」を題材にした話。 落語家福の助に「地元の福島で病気の母に芝浜の落語を見せてやりたいのでの稽古をつけてほしいと言ってきたかつての弟子。 独演会を開くので力になってほしいと言ってくるが時を同じくして紅梅亭でダイヤが無くなる事件が発生する。 色々な複線が「芝浜」を通して綺麗に回収されるくだりが見事。(40代男性)
73.八木沢里志「純喫茶トルンカ」
心温まる小説 八木沢里志「純喫茶トルンカ」がおすすめの理由
東京の下町にひっそりと佇んでいる、ノスタルジックな喫茶店を訪れるお客さんたちの人間模様を描き出していきます。看板娘として活躍する女子高校生の立花雫と、モラトリアム気味な大学生の修一の微妙な関係が微笑ましかったです。(30代男性)
74.ガブリエル・ゼヴイン「書店主フィクリーのものがたり」
心温まる小説 ガブリエル・ゼヴイン「書店主フィクリーのものがたり」がおすすめの理由
アメリカ北東部に浮かんでいる小さな島の上で、昔ながらの本屋さんを営むフィクリーの日常生活の風景を描き出していきます。ある日突然に出版社の営業を担当する女性との間で始まっていく、ほのかな恋愛模様が微笑ましかったです。(30代男性)
75.大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係」
心温まる小説 大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者 警視庁いきもの係」がおすすめの理由
大怪我をして「本筋」から外された刑事と、警視庁にある動物関係の事件・事故に対処する部署に所属する(といっても一人)薄圭子と仕方なくコンビを組まされたデコボココンビによる動物犯罪ミステリー。薄巡査の愛くるしさが伝わってくる(描写ソファーの後ろからちょこんと顔を出すくだりとか)橋本環奈でドラマ化されてたけどイメージ似てる。(40代男性)
76.小川糸「食堂かたつむり」
心温まる小説 小川糸「食堂かたつむり」がおすすめの理由
料理、食堂を題材にしており興味を惹かれ読んでみたら、びっくり。登場人物、特に主人公と主人公母が良い味を出している。ラストは涙無しには読めない展開が待っている。もちろん、食堂経営風景もしっかり描写されており、珍客を対応する所も見所! クレーマはお帰り下さい。(20代女性)
77.舞城王太郎「深夜百太郎 入口」
心温まる小説 舞城王太郎「深夜百太郎 入口」がおすすめの理由
著者の生まれ育った福井県と現在住んでいる東京都調布市を舞台に、100個の物語が語られていきます。日常の中に侵入していく微妙な違和感と共に、不思議な出来事に立ち向かっていく人たちへの愛着が湧いてきました。(30代男性)
78.大沼紀子「真夜中のパン屋さん午前0時のレシピ」
心温まる小説 大沼紀子「真夜中のパン屋さん午前0時のレシピ」がおすすめの理由
ネグレクト気味の母親にあちこち預けられて育ってきた挙げ句、置いてきぼりにされた女子高生が、おおらかな雰囲気のパン屋のオーナーや口は悪いけど根はいいパン職人に少しずつ心を開いていく姿にほっこりします。彼女たちを取り巻くお客さんたちも訳有りで個性的ながら、どこかひかれるものがあります。(40代女性)
79.夏川草介「神様のカルテ」
心温まる小説 夏川草介「神様のカルテ」がおすすめの理由
天才たちの医療話は数多くある。しかし、この小説は天才の話ではない。少々変わっているだけのただの青年の話である。そんな主人公達が、織りなす日常の風景や考え方を見て感動し、考えさせられる。そんなところがおすすめである。(20代女性)
80.川島誠「神様のみなしご」
心温まる小説 川島誠「神様のみなしご」がおすすめの理由
海辺の町に佇む養護施設の中で暮らしを送っている、孤独な少年少女たちの姿を描き出していく作品になります。愛されることを知らずに育ってきた子どもたちが、初めて人間らしい優しさに包まれていく様子には胸を打たれました。(30代男性)
81.浅葉なつ「神様の御用人」
心温まる小説 浅葉なつ「神様の御用人」がおすすめの理由
様々な神社にいる神様がもっている困りごとを解決していくというお話です。しかし、神様なだけあって、無茶なお願いなどもあり、それらを解決してあげたいと思う人の思いやりや、友情、愛情などたっぷり感じることができ、何度見返しても心がほっこりする小説です。(20代女性)
82.吉川英治「親鸞」
心温まる小説 吉川英治「親鸞」がおすすめの理由
親鸞が幼少のときから類稀な才能を持っていた為に、いろんな人から妬まれ、嫌がらせを受けていく。しかし親鸞はそんなことを気にも止めず、自分の信じる道へと突き進む。自分の道を進んでいく上で迷ったり、悩んだり、そしてまた嫌がらせを受けたり。数々試練があったけれど、己の信念を曲げずに突き進んでいくと、そのうち今まで妬んでいた人や、嫌がらせをしていた人たちが、どんどん仲間になっていく。どんどん協力してくれるようになる。たとえ悪人であろうとも、人間捨てたものじゃないと思えます。(40代男性)
83.ジュリアン・バーンズ 著 土屋政雄 訳「人生の段階」
心温まる小説 ジュリアン・バーンズ 著 土屋政雄 訳「人生の段階」がおすすめの理由
著者の、長年連れ添った妻が急に病になり、あっと言う間に亡くなってしまいます。著者は、その思いをこの小説に詰め込んでいます。読み始めは、本題から外れているような印象を受けますが、読後はこの部分がなくては、この小説自体があまりにも個人的過ぎるものになる事を防いでいるのがわかります。夫婦について、考えさせられる小説です。(40代女性)
84.北方謙三「水滸伝」
心温まる小説 北方謙三「水滸伝」がおすすめの理由
中国の宋の時代が舞台の物語で、政治が腐敗してしまい、賄賂や権力の乱用が行われている時代に108人の人物が立ち上がり、梁山泊という組織を作り、 宋という巨大国家に反抗していく物語です。巨大な国家に盾突くだけに、魅力的な人物が多いです。一人一人の人物、生きざまが生き生きと描かれており、物語の人物に惚れてしまう作品です。(30代女性)
85.明川哲也「星の降る町」
心温まる小説 明川哲也「星の降る町」がおすすめの理由
万引きをした少年と、彼を追いかけてきたお菓子屋の店主が、高い給水塔の上に登って降りられなくなってしまう。眠ってしまわないように、ずっとお話を続ける2人。理不尽なことがあったとしても、好きなものがある自分の居場所に居続けることの大切さを学べる本。(40代女性)
86.緑川聖司「晴れた日は図書館へいこう」
心温まる小説 緑川聖司「晴れた日は図書館へいこう」がおすすめの理由
ストーリーテラーが小学生の女の子なので、背伸びした感じの文章は読んでいてほっこりする。図書館を舞台に、日常の謎を解いていく特別感がいい。本を愛する登場人物が素敵で、近所にこんな図書館があればいいのにな~と思いながら読んでいます。(20代女性)
87.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
心温まる小説 梨木香歩「西の魔女が死んだ」がおすすめの理由
何か突拍子もないことが起こるわけでも、事件に巻き込まれるわけでもない。ただ読み終わった後に今ある生活を愛おしく思える作品。 作中に青々と茂る野花や、野いちごが出てきたり、素朴なやり方で料理を作る過程がでてきたり、とても心が和む描写がたくさんある。 心が疲れてしまった時、私も西の魔女に会いたくなる。(20代女性)
88.重松清「青い鳥」
心温まる小説 重松清「青い鳥」がおすすめの理由
主人公は吃音の先生です。 生徒の前でも上手にお話することができず、どもってしまったりするのですが、悩む生徒にいつも寄り添い、本当に大事な事しか言いません。 心温まる小説で、何度も感動して泣きました。 ハンカチ無しでは読めない本です。(40代女性)
89.アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」
赤いロボット自動車
心温まる小説 アイザック・アシモフ「赤いロボット自動車」がおすすめの理由
壊れて捨てられたロボット自動車ばかりを集めている、フォーカーズさんの優しさが心温まるストーリーになります。自動運転システムの誕生を予感したかのようなリアリティー溢れる描写と、現代社会への鋭いメッセージが良かったです。(30代男性)
90.ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」
心温まる小説 ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」がおすすめの理由
カナダにある大自然に囲まれて、主人公の赤毛の一人の少女、アンが、そこに住む様々な人たちと交流しながら、悩んだり、笑ったり、怒ったりする過程で、まわりの人たちへの愛情や自然への喜びなどが描かれているので、読んでいて心が温まります。(30代女性)
91.宮下奈都「太陽のパスタ、豆のスープ」
心温まる小説 宮下奈都「太陽のパスタ、豆のスープ」がおすすめの理由
日常の中に潜む心温まる出来事に、気づかせてくれます。婚約破棄され、やる気を失ってしまう主人公が親友、マイペースな叔母さんや職場の同僚などの関係の中で、それまでとは別のフィルターを得ることができるようになっていきます。食事に関する描写が多く出てくるのですが、どれも豪勢なものではなく手の届く食材で、肩ひじ張ったものではないところがリラックスできます。淡々とした日常の中でも、確実に主人公の心の変化を読み取ることができ、読了後は、にじみ出るような嬉しさを感じます。(30代女性)
92.前田司郎「誰かが手を、握っているような気がしてならない」
心温まる小説 前田司郎「誰かが手を、握っているような気がしてならない」がおすすめの理由
ある日突然に神様の声が聞こえるようになった女の子と、その家族との関係性が奇妙な味わいのストーリーになります。娘に対して得体の知れない恐怖を抱いていた母親が、初めて親子として向き合っていくシーンが感動的でした。(30代男性)
93.瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」
心温まる小説 瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」がおすすめの理由
人生にちょっと疲れて嫌になって逃げたい気持ちを抱える主人公が、不器用で口数の少ないけれど、生きるとは何か、自分の場所を導いてくれるような人と出会い、時には休んだり逃げてもいいだなっと包み込んでくれるような温かい話です。(20代女性)
94.野田秀樹「当り屋ケンちゃん」
心温まる小説 野田秀樹「当り屋ケンちゃん」がおすすめの理由
当たり屋として孤独に生きてきた青年赤木圭一郎と、詐欺師の女性との奇妙な関係性が映し出されていく作品になります。がめつく破天荒な生きざまの中にも、愛する女性と亡き母親への純真無垢な思いが伝わってきました。(30代男性)
95.愛川晶「道具屋殺人事件」
心温まる小説 愛川晶「道具屋殺人事件」がおすすめの理由
落語家寿笑亭福の助の妻亮子は、脳血栓で倒れてしまった師匠山桜亭馬春の世話を御かみさんと手伝いつつ、寄席の紅梅亭で夫と共に騒がしい日々を送っている。 ある日前座の落語中、血染めのナイフが高座で見つかり大騒動に。(40代男性)
96.ポール・ギャリコ「猫語の教科書」
心温まる小説 ポール・ギャリコ「猫語の教科書」がおすすめの理由
アドベンチャー映画原作者のもう一つの顔は猫好き。著者の猫を主役にした名作は他にもありますが、「猫語の教科書」は猫による猫のための教科書として書かれています。 猫がどうやって人間を自分の虜にするかを子猫に伝えるための教科書には、猫好きにはたまらないテクニックがいっぱい。猫好き必携。(40代女性)
97.沼田まほかる「猫鳴り」
心温まる小説 沼田まほかる「猫鳴り」がおすすめの理由
女性作家の生理的にリアルな感じが怖いのですが、その容赦のない姿勢がいつしか心地よくなってしまいます。タイトルの「猫鳴り」とは猫が喉を鳴らす様子を表した造語ですが、猫は何もしてくれません。ただ傍に居てくれるだけで、人のほうが癒されてしまうのです。生死を扱った切ない話ですが、じんわり温まります。(40代男性)
98.小川洋子「博士の愛した数式」
心温まる小説 小川洋子「博士の愛した数式」がおすすめの理由
天才数学者を題材にした作品は過去にもありましたが、今一つ特徴を捉えきれていないと感じていました。ところが本作品の博士は全く今までとは違うのです。数学に対して、ただただ一途であり、謙虚であり、数学を愛してやまないのです。博士の数学だけではなく、子どもに対する優しさも、読者の心を温めてくれます。数学が苦手だった人でも無理なく読めて、しかも読書後は数学好きにさせられてしまう一冊です。(50代男性)
99.吉本ばなな「白河夜船」
心温まる小説 吉本ばなな「白河夜船」がおすすめの理由
だいすきな吉本ばななさんの作品の中でも一番すきだなと思ったからです。 このお話は主人公の寺子の親友が自殺でしんでしまい、寺子自身の不倫に対する不安とも相まってよく眠ってしまうところから始まり寺子がだんだんと立ち直って行くお話です。 私もつらいことがあったときはよく眠ってしまいうので自分にも当てはまり思わず感情移入してしまいました。 特に好きなのは立ち直って行くところの描写が「ああつらい事があったときってこういう風になるよな」と思うところが多々ありわたしにはすごくじんわり心に響きました。(10代女性)
100.角田光代「彼女のこんだて帖」
心温まる小説 角田光代「彼女のこんだて帖」がおすすめの理由
各話ごとの心温まるドラマと、それにまつわる料理のレシピを同時に楽しめるのでおすすめです。失恋した時や人生に行きづまった時でも、そんな心や体を癒してくれる料理があると気付けるのは素晴らしいことです。料理本としての購入もおすすめです。(20代女性)
101.田辺聖子「風をください」
心温まる小説 田辺聖子「風をください」がおすすめの理由
30代OLの女性が、ひとまわり年下の恋人と中年紳士との間で揺れ動くお話です。現代女性が結婚を意識する年齢を迎えると、誰しもがぶつかる思いが不安やドロドロした形ではなく、いい具合いの爽やかさとリアリティの中で描かれています。 主人公のサバサバした物言いも読んでいて楽しいです。(20代女性)
102.恩田陸「蜜蜂と遠雷」
心温まる小説 恩田陸「蜜蜂と遠雷」がおすすめの理由
日本で開かれたある国際的なピアノコンクールに突如現れる天才少年と、彼の独創的な演奏に惹き込まれながらも、「自分の音楽」と真摯に向き合い始める登場人物たちがとても魅力的な物語です。文字を追っているだけなのにピアノの音が聞こえてくるような、最後まで心ときめく音楽小説の傑作です。(30代女性)
103.東海林さだお「目玉焼きの丸かじり」
心温まる小説 東海林さだお「目玉焼きの丸かじり」がおすすめの理由
なんとなく東海林さんと居酒屋でしゃべっているかのような気分にさせてくれる。しかも食について。深く考えさせられるものでもなくライトな話題、何でもないことだけど、あー、そうか!という食べることが好きな人、頭を休めたい人にオススメです。(40代女性)
104.恩田陸「夜のピクニック」
心温まる小説 恩田陸「夜のピクニック」がおすすめの理由
舞台は高校生活最後の歩行祭。様々な登場人物の思い出話や卒業後の夢について夜道をひたすら歩きながら、語り合う青春物語。特に主人公の貴子は3年間、誰にも言えなかった秘密を清算するため賭けに胸を焦がしていた。美しくもあり切なくもあり、心温まる物語です。(20代男性)
105.伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」
心温まる小説 伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」がおすすめの理由
伊坂幸太郎節が効いたファンタジーです。テンポが良く、予想を裏切る展開に、とてもワクワクします。 ファンタジーではありますが、現代の世の中に通じる不条理、人の温かさや愛情が描かれ、全てが明らかになった時、涙が止まりませんでした。(30代女性)
106.瀬尾まいこ「優しい音楽」
心温まる小説 瀬尾まいこ「優しい音楽」がおすすめの理由
彼氏は付き合い当初から彼女と彼女の家族には、なんだか違和感を感じつつも幸せに過ごしている矢先に、みんなが死んだお兄さんに自分を重ねていることがわかり、お互いにつらい気持ちをかかえつつも、愛情が上回りお互いを大事にしていく姿に心が温かくなります。(20代女性)
107.知念実希人「優しい死神の飼い方」
心温まる小説 知念実希人「優しい死神の飼い方」がおすすめの理由
ゴールデンレトリバーとして地上に降りた「死神」がホスピスに勤める看護師に保護されて、そこで起こる様々な問題を解決していく変則的な「日常の謎」ミステリです。ハートウォーミングなストーリーは勿論主人公の所謂ツンデレな性格も魅力的です。(20代男性)
108.瀬尾まいこ「卵の緒」
心温まる小説 瀬尾まいこ「卵の緒」がおすすめの理由
家族の話なのですが、お母さんと息子は血がつながっていないけれど、お互いとても愛し合っていて、お母さんに新しいお父さんができ、お父さんの違う弟ができます。みんながお互いをすごく大事にしていることが伝わり、心が温かくなります。(20代女性)
109.市川拓司「恋愛寫眞 もうひとつの物語」
心温まる小説 市川拓司「恋愛寫眞 もうひとつの物語」がおすすめの理由
俳優玉木宏さん、女優宮崎あおいさん出演にて映画化もされています。とても心温まる作品で、感動し涙が出るような場面もあります。起承転結が素晴らしく、最後はあっと驚くようなサプライズ的な展開が待っています。(20代女性)
110.吉田修一「路―ルウ―」
心温まる小説 吉田修一「路―ルウ―」がおすすめの理由
台湾に日本の新幹線を走らせるために働く人々は主役で話は進んでいきますが、新幹線のために奔走する様子だけではなく、その人たちの日常も描かれているため、その人がどこで何をしていても、背景の人間関係が繋がり、感情が伝わります。また、新幹線を走らせることを中心に話は進みますが、主観が変わりながら、各登場人物の恋愛模様や過去なども話に入ってくるので、まさにその人たちの日常を見ているような錯覚に陥ります。それくらい、没頭できました。(20代女性)
コメント