- 推理小説おすすめ
- 1.東野圭吾「容疑者Xの献身」
- 2.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
- 3.坂木司「和菓子のアン」
- 4.小林泰三「アリス殺し」
- 5.コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」
- 6.江戸川乱歩「怪人二十面相」
- 7.有栖川有栖「江神二郎の洞察」
- 8.神永学「心霊探偵八雲」
- 9.吉田修一「怒り」
- 10.湊かなえ「豆の上で眠る」
- 11.京極夏彦「魍魎の匣」
- 12.横山秀夫「64」
- 13.有栖川有栖「46番目の密室」
- 14.江戸川乱歩「D坂の殺人事件」
- 15.柴田哲孝「KAPPA」
- 16.ジェイムズ・エルロイ「LAコンフィデンシャル」
- 17.高田崇史「QED百人一首の呪」
- 18.スー・グラフトン「アリバイのA」
- 19.河野裕「いなくなれ、群青」
- 20.フレデリック フォーサイス「オデッサファイル」
- 21.R・D・ウィングフィールド「クリスマスのフロスト」
- 22.ジョージ・ドーズ・グリーン「ケイヴマン」
- 23.畠中恵「けさくしゃ」
- 24.筒井康隆「スイート・ホームズ探偵」
- 25.竹内明「スリーパー 浸透工作員 警視庁公安部外事二課」
- 26.今邑彩「そして誰もいなくなる」
- 27.近藤史恵「タルト・タタンの夢」
- 28.東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
- 29.アイザック・アシモフ「はだかの太陽」
- 30.汀こるもの「パラダイス・クローズド」
- 31.伊坂幸太郎「ホワイトラビット」
- 32.東野圭吾「マスカレードホテル」
- 33.相沢 沙呼「マツリカ・マトリョシカ」
- 34.井上夢人「ラバーソウル」
- 35.高村薫「リヴィエラを撃て」
- 36.湊かなえ「リバース」
- 37.筒井康隆「ロートレック荘事件」
- 38.有栖川有栖「ロシア紅茶の謎」
- 39.有栖川有栖「暗い宿」
- 40.ミヒャエル・エンデ「遺産相続ゲームー地獄の喜劇」
- 41.知念実希人「仮面病棟」
- 42.有川浩「海の底」
- 43.皆川博子「開かせていただき光栄です」
- 44.宮部みゆき「楽園」
- 45.麻耶雄高「貴族探偵」
- 46.中村文則「去年の冬、きみと別れ」
- 47.中井英夫「虚無への供物」
- 48.三好昌子「空蝉の夢 京の絵草紙屋 満天堂」
- 49.大沢在昌「月と海の迷路」
- 50.有栖川有栖「月光ゲーム Yの悲劇’88」
- 51.アンソニー・ホロヴィッツ「絹の家」
- 52.京極夏彦「姑獲鳥の夏」
- 53.江戸川乱歩「孤島の鬼」
- 54.周木律「五覚堂の殺人〜Burning Ship〜」
- 55.湊かなえ「告白」
- 56.アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」
- 57.松本清張「彩霧」
- 58.塩田 武士「罪の声」
- 59.赤川次郎「三毛猫ホームズ」
- 60.赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」
- 61.三木聡「時効警察」
- 62.折原一「耳すます部屋」
- 63.アーナルデュル・インドリダソン「湿地」
- 64.綾辻行人「十角館の殺人」
- 65.ジーン・ウルフ「書架の探偵」
- 66.デイヴィッド・ハンドラー「女優志願」
- 67.森村誠一「新幹線殺人事件」
- 68.小林信彦「紳士同盟」
- 69.坂木司「青空の卵」
- 70.赤川次郎「静かな町の夕暮に」
- 71.東野圭吾「赤い指」
- 72.コナン・ドイル「赤毛連盟」
- 73.島田荘司「占星術殺人事件」
- 74.森福都「双子幻綺行」
- 75.天藤真「大誘拐」
- 76.井上真偽「探偵が早すぎる」
- 77.松本清張「地方紙を買う女」
- 78.内田康夫「長野殺人事件」
- 79.赤川次郎「泥棒物語」
- 80.天藤真「鈍い球音」
- 81.道尾秀介「背の目」
- 82.東野圭吾「白夜行」
- 83.コナン・ドイル「緋色の研究」
- 84.米澤穂信「氷菓」
- 85.樋口毅宏「民宿雪国」
- 86.東野圭吾「眠りの森」
- 87.はやみねかおる「名探偵夢水清志郎事件ノート〜そして五人がいなくなる〜」
- 88.沢村浩輔「夜の床屋」
- 89.赤川次郎「幽霊列車」
- 90.京極夏彦「絡新婦の理」
- 91.東野圭吾「流星の絆」
- 92.貫井徳郎「慟哭」
- 93.西尾維新「掟上今日子の備忘録」
- 94.太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」
- 95.赤井三尋「翳りゆく夏」
推理小説おすすめ
1.東野圭吾「容疑者Xの献身」
推理小説東野圭吾「容疑者Xの献身」がおすすめの理由
最初から犯人や事件の概要がわかっているにもかかわらず、最後に思いもよらないトリックが明らかになり、衝撃を受けます。また、事件の核となる人間模様が切なくて見所です。こんなにも深く己のすべてを掛けて他人を愛せるものかと、羨ましくもあり感動させられます。(30代女性)
ただのミステリーではなく、愛という表現が陳腐に感じるほど、深すぎる愛を感じた作品だから。犯人である親子をかばうために、別の殺人を犯す。犯人である親子をかばうために、異常な犯罪者を装う。犯人である親子をかばうために、そっと姿を消す。自分を絶望の淵から救ってくれたとはいえ、ここまでできるだろうか。想像を超えた愛とその行動に、衝撃と苦しさを感じ、今でもあのときの気持ちは忘れられません。(20代女性)
主人公の同級生で数学の天才が仕掛けた完全犯罪のトリックが凄まじく深い。ここまでやるかという感じで、流石に作者が理系だなという感じがしました。また、最初の殺人を犯した母子家庭の家族を救う犯人の静かなのに揺るがぬ決意というのが、読んでいて痺れます。(50代男性)
数学者が題材になるのはめずらしいです。元来数学に興味があるため、色々な分野の読み物で数学関連を探していた時期がありました。その時期に、この小説に出会いました。単に数学者が出てくるだけではなく、世界観が作られています。数学者には独特な世界観を感じます。それを感じれる一作です。(40代男性)
2.アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
推理小説アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」がおすすめの理由
アガサ・クリスティーの代表作の一つで、 史上最高のミステリー小説100冊でも一位を取ったほど素晴らしい作品ということを知り 読み始めましたが、自分が推理していくことを裏切られ続けて、 最後の最後まで裏切り続けられるので、次何が起こるのかが気になり、 読み始めると読み終わるまで手が止まらなくなります。 推理小説が好きな方にも、そこまで興味がないという方でも、 心から楽しめるお勧めの本です。(20代女性)
ミステリー小説はあまり好きではないのですが、有名すぎるこの作品は読んでおこうと思って読みました。実は読んだのは30年も前ですが、何が起こるのか大まかには知っていながら読んだにも拘らず、途中で最後のページをのぞき見したくなる衝動と闘いながら焦る気持ちでページを繰ったドキドキ感を、今でもはっきりと覚えています。ラストは衝撃でした。ミステリーの王道と言われるのも、納得でした。(40代女性)
犯人が予想もつかない人物だからです。登場人物が1人ずつ殺されていくという話ですが、この小説の犯人は、何番目かに殺された人物でした。そこに今まで読んだどの推理小説にもない衝撃を感じました。犯行の内容は緻密で、動機は狂気じみていて、他にはない名作です。(30代女性)
3.坂木司「和菓子のアン」
推理小説坂木司「和菓子のアン」がおすすめの理由
デパートの和菓子屋さんで働く女の子が出会うお客様の謎を解いていく話しです。推理小説と完全に分類してしまうには推理部分が足りないかも知れませんが、日常の中にありそうな、気付かなければ見逃してしまう疑問や謎を解いていくところに気付かされたり視点の違いに対する驚きを感じます。そして解いた謎はどれもほっこりするものばかりです。温かい推理小説を読みたい方にオススメです。(30代女性)
推理小説といえば殺人事件や盗難事件、少し影があるものが浮かびやすいかと思いますが、この小説は推理小説でありながら、日常のちょっとした不思議な出来事の謎を解いていくという、ほんわかとしたストーリーになっているところに惹かれます(20代女性)
どちらかといえば、推理小説というジャンルになると思います。きちんと謎解きをします。タイトルからも想像できますが、和菓子がテーマの本です。主人公アンが、和菓子屋でアルバイトをすることから始まり、それぞれの季節の和菓子を中心にそのお菓子を購入したお客さんの抱える謎を解いていくというスタイルのお話です。話のテンポ、展開、人物関係も惹きつけられて一気に読めます。さらに読了後もほんのり温かい気持ちになったり、感動したり、爽やかな気持ちになったりします。そういうほのぼのしたミステリ(と言えるのか?)なのがいいです。重くなくて暗くなりません。ただし、この和菓子が食べたくなるのが欠点でしょうか。(40代女性)
4.小林泰三「アリス殺し」
推理小説小林泰三「アリス殺し」がおすすめの理由
アリス殺し、というタイトルは少し怖く感じますが全く怖くありません。不思議の国のアリスという、みんなが親しみやすいキャラクターが大人にも楽しめる奥の深い小説になった感じです。殺人の犯人を探していくのですが、ラストはどんでん返しをされました。読んでる途中はそんな雰囲気も全くなかったのに、逆に読み手が騙されていた気分になるくらいです。それ程奥も深く、面白い推理小説です。(20代女性)
不思議の国のアリスの世界の夢を見る主人公。ある日、その夢の世界でとあるキャラクターが死ぬ。すると、夢の中で死んだ者と同じ死に方で、現実でも死者が出た……。 という事件から始まる、ファンタジー要素のある推理小説。 夢と現実が交差する奇妙で斬新な世界観、良い意味で予想を裏切ってくる先の読めない展開に、ページを捲る手が止まりません。 グロテスクな表現が含まれるため、そのような表現が苦手な方にはおすすめできませんが、とても面白いミステリーです。(10代女性)
5.コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」
推理小説コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」がおすすめの理由
言わずと知れた名作なのですが、ホームズとワトソン、ホームズのお兄さんのマイクロフトとの掛け合いがすきです。お話の初頭に必ずホームズがワトソンを推理してやりこめるはもはや形式的になってますが、ワトソン可哀想と思いつつも二人のやりとりが好きです。(40代女性)
言わずと知れた推理小説の古典。ホームズとワトソンによる息の合った冒険活劇シリーズが非常に面白い。適度な長さでテンポが良く後味が良い事から何回も繰り返して読みたくなる。なんと言ってもホームズの推理力が冴え渡る。(30代男性)
6.江戸川乱歩「怪人二十面相」
推理小説江戸川乱歩「怪人二十面相」がおすすめの理由
江戸川乱歩さんのシリーズは小学生の時に全巻読みました。 どれもこれも好きですが、江戸川乱歩と言えば明智探偵、小林少年や少年探偵団、そして怪人二十面相! どれか一つに選び難かったのでその人そのものが題名になっているので選びました。 どの作品も子供ながらにわくわくドキドキ…想像力が掻き立てられてのめり込んで読んでいました。(30代女性)
全ての推理小説の源が江戸川乱歩の作品になると思います。中でも少年探偵シリーズは特に40代以上の世代にとっては子供の頃によく読んだ本ではないでしょうか。「怪人二十面相」は少年探偵シリーズの象徴ともいえる作品ということで、私のオススメとなります。(40代男性)
7.有栖川有栖「江神二郎の洞察」
推理小説有栖川有栖「江神二郎の洞察」がおすすめの理由
学生アリスシリーズで待望の短編集です。一冊に9つの短編を含んだ満足の作品集です。アリスの名前が出てくる作家アリスのシリーズとは別の魅力があります。探偵役が大学生という事もあって発送がユニークです。学生らしい考え方と交友関係があって語り部となっているアリスの大学入学から一年の間に起こった本格ミステリでこの作品を読んでいると本格ミステリは本当に面白いものだと思わせてくれます。アリスが出会った英都大学推理小説研究会(EMC)のメンバーとのやり取りも楽しくて気負わず読み進む事ができる作品です。(30代女性)
この本は、有栖川有栖さんの学生アリスシリーズの短編集になります。このシリーズを全部読んだ方がわかりやすいし、登場人物に愛着もわくとは思うのですが、1冊でも楽しめると思います。殺人事件を扱うことの多い小説の中では、こちらは穏やかな謎を解いていくというお話が多いです。さらに短編なのでさらりと読める。続きは明日、というのも話が短いから可能というのがいいです。そして、彼らの人間関係の一部を垣間見ることができるようなそんな気持ちになり、よりこのシリーズのファンになれます。このシリーズの魅力の一端がこれでわかるのがオススメのポイントなのかなと思います。(40代女性)
8.神永学「心霊探偵八雲」
推理小説神永学「心霊探偵八雲」がおすすめの理由
赤い瞳を持った青年。彼は、その瞳で幽霊を見ることができる。刑事である後藤とともに、今日も事件解決に奔走するのだった。特異な体質のために、周囲から怖がられる八雲。それでも、後藤や晴香といった信頼できる仲間を持ち、心を開いていく姿が微笑ましい。(30代女性)
この作品は本格ミステリというわけではありませんが心霊も混ざったスピリチュアル・ミステリーと言える作品です。左の瞳が赤くてそのせいで死者の魂が見える八雲を探偵役として八雲に関わる人間が幽霊関係の謎を持ち込んで解決していくという話になります。シリーズもので長く連載していて八雲を頼ってきた相談者・晴香をワトソン役としたミステリーと呼べます。一冊に3つの事件が入っていて1つ読むとすぐに次の作品を読みたくなるような魅力があります。本格ミステリは苦手だと言う人にまず読んで欲しいミステリーです。(30代女性)
9.吉田修一「怒り」
推理小説吉田修一「怒り」がおすすめの理由
未解決の一家惨殺事件から1年の時が流れて、東京・千葉・沖縄に同時期に出現した前歴不詳の男たちの過去に迫っていきます。身近な人を深く理解することや、愛する人をどれだけ信じることができるか考えさせられました。(30代男性)
同じ時期に東京・千葉・沖縄の3か所で現れた3人の前歴不詳の男と、1年前の一家惨殺事件の奇妙な繋がりを描いている作品になります。身近な人に徐々に高まっていく疑惑がスリリングで、どれだけ他者を信じることができるのか考えさせられました。(30代男性)
10.湊かなえ「豆の上で眠る」
推理小説湊かなえ「豆の上で眠る」がおすすめの理由
まず本の帯にある「お姉ちゃん、あなたは本物なの?」という言葉に興味を惹かれました。 最後まで読まないと先が見えない展開にはらはらドキドキしてしまいます。 主人公と一緒に「どうして?」を追いかけていける感じが好きです。(20代女性)
誘拐事件、姉妹のギクシャク、親からの愛への疑問と一見ドロドロとしそうな話にもかかわらず、一つ一つを清算しながら前に向かって行く主人公や周りの人の暖かさが爽やかにも思えたました。でも流石湊かなえなのでイヤミス要素もきちんとあります。(30代女性)
11.京極夏彦「魍魎の匣」
推理小説京極夏彦「魍魎の匣」がおすすめの理由
百鬼夜行シリーズの第2弾です。第1弾として、姑獲鳥の夏があり、そちらももちろん面白い内容となっております。しかし、魍魎の匣は映画化、アニメ化と果たしており、読むうちにキャラクターの人物関係は把握できる為、気にならないのであれば、ここからでも難なく読むことは可能です。 推理小説ながら、ホラーのような雰囲気もあり、その世界観に引き込まれていく感覚はさすがの一言に尽きます。筋トレでもさせようというのかという厚さの本になりますが、そこに臆せず、ぜひチャレンジしていただきたい一冊です。(20代女性)
最初こそ分厚い本に物怖じするのですが、中身はその本の重さに見合った重厚な内容で読んでいるとグイグイとその世界観に飲まれていきます。 筋立て自体は至ってシンプルで、自殺未遂を犯した少女が、誘拐されてしまい同時進行する殺人事件と徐々に結びついていくという内容なのですが言葉巧みに事件が複雑に語られていくのは圧巻です。(20代女性)
12.横山秀夫「64」
推理小説横山秀夫「64」がおすすめの理由
人間ドラマ要素が強く、記者クラブ、キャリア、ノンキャリアなどの確執が強かった。事件解決に影響しないかとハラハラしたが、最終的には和解できたようでよかった。事件についても、伏線がいくつもひかれていて楽しめた。(30代女性)
13.有栖川有栖「46番目の密室」
推理小説有栖川有栖「46番目の密室」がおすすめの理由
最近物語を主流として推理の部分が薄くなってきている推理小説が多い中、この作品は本格ミステリと呼ばれるジャンルに入ります。特に有栖川先生の作品は読者への挑戦が含まれていて作者との推理合戦のようなものが読めるところが最高です。この作品は作家アリスシリーズのひとつで人気のある探偵と相棒のやり取りがたまりません。探偵の火村とワトソン役のアリスがタッグを組んだ最初の事件の話になります。長編の作品としてずっと物語から目が離せない傑作だと言えます。(30代女性)
14.江戸川乱歩「D坂の殺人事件」
推理小説江戸川乱歩「D坂の殺人事件」がおすすめの理由
二回目以降は犯人や動機、トリック等が分かっているものの、何度読んでも初回読了したような気持ちを味わえるという江戸川乱歩らしさが出ている作品だと思います。肝心の探偵推理はもちろん、ところどころに散りばめられた謎や二人の主人公サイドの登場人物による掛け合いも素敵です。(20代女性)
15.柴田哲孝「KAPPA」
推理小説柴田哲孝「KAPPA」がおすすめの理由
ある池で一人の男が食われた。いったいなんの生物に食われたのか?人々は河童の仕業というが、真実は何なのか?主人公はその謎を追う。未確認生物の解明と討伐という内容は、映画では結構ありますが、小説では非常にすくないタイプです。小説にすることにより、映像にはない恐怖があり食い入る様に読み進められます。おすすめです。(40代男性)
16.ジェイムズ・エルロイ「LAコンフィデンシャル」
推理小説ジェイムズ・エルロイ「LAコンフィデンシャル」がおすすめの理由
1950年代のロサンゼルスを舞台に設定して、娼婦殺害事件の謎を追う3人の警察官が映し出されている作品になります。徐々に明らかになっていく事件の全容からは、当時のアメリカ社会が抱えている問題点や矛盾が伝わってきました。(30代男性)
17.高田崇史「QED百人一首の呪」
推理小説高田崇史「QED百人一首の呪」がおすすめの理由
誰でも一回は触れたことのある百人一首という題材に絡めた推理小説なのですが、百人一首についての解釈が非常に独創的で面白く、小説内で起こる事件以上にそちらの展開が気になってどんどん読み進められます。 殺人事件とともに歴史の謎も一緒に楽しめるのがこのQEDシリーズの醍醐味なのですが、その中でもこの本が1番優れていると感じます。(30代女性)
18.スー・グラフトン「アリバイのA」
推理小説スー・グラフトン「アリバイのA」がおすすめの理由
主人公の女性探偵が実に個性的で、彼女を取り巻く他の登場人物たちもそれぞれユニークでおもしろい。丁寧な仕事ぶりで着実に事件を解明していくが、最後にどんでん返しあり。最後の最後のまで飽きることなく読むことでき、また何度でも読みたくなる秀逸なミステリーです。(40代女性)
19.河野裕「いなくなれ、群青」
推理小説河野裕「いなくなれ、群青」がおすすめの理由
この島から出るには、“失くしもの”を見つけなければいけない――。 そんなルールが存在し、住人達は、いつの間にか島にいて、そこに来るまで経緯を何も覚えていないという奇妙な島、階段島。 階段島に住む少年・七草は、ある少女との出会いにより、その階段島の真実に迫る。 この小説の魅力は、透明感。 世界観と文章が透明感で溢れています。透明で、美しい文章は、読み進めるのが楽しいです。 そしてこの小説のキャッチコピーは、「失くしたものは、何か。心を穿つ青春ミステリ」なのですが、正にその通り。 島から出るために必要な“失くしもの”の真相は、私たちの心に深く刺さります。 ぜひ一度は読んでほしい作品です。(10代女性)
20.フレデリック フォーサイス「オデッサファイル」
推理小説フレデリック フォーサイス「オデッサファイル」がおすすめの理由
推理小説としてはもちろん面白く、スパイ小説や冒険小説的な面もあります。主人公の記者に感情移入しながらハラハラドキドキ、一気に読んでしまいました。 もう一つおススメポイントとしては戦後のドイツを舞台にした物語というところです。作者はイギリス人ですが、ドイツ駐在経験者としてリアリティを感じさせられます。逆にドイツにとっては負の歴史も絡む内容ですので外国人だからこそ書けた小説かもしれません。(40代女性)
21.R・D・ウィングフィールド「クリスマスのフロスト」
推理小説R・D・ウィングフィールド「クリスマスのフロスト」がおすすめの理由
同時に複数の事件が発生しながら、最後にパタパタっと解決するところが読んでいて気持ちがいい。 また、主人公のキャラクターも面白おかしく書かれていて頭の中でイメージしやすく親近感が持てるし、周りを囲む登場人物も一癖ある人物が多く面白い。 次のお話しを早く読みたいと思わせてくれるシリーズです。(30代女性)
22.ジョージ・ドーズ・グリーン「ケイヴマン」
推理小説ジョージ・ドーズ・グリーン「ケイヴマン」がおすすめの理由
愛する家族も大切な仕事もすべてを投げ捨てて、洞窟の中で暮らす男が殺人事件に巻き込まれていく様子を描いている作品になります。妄想の世界と現実との間を彷徨い歩きながら、警察やマスコミよりも先に真実にたどり着くのが面白かったです。(30代男性)
23.畠中恵「けさくしゃ」
推理小説畠中恵「けさくしゃ」がおすすめの理由
江戸時代の小説家の始まりを、描いています。時間のある旗本やお武家、が物語を書き始めたのが、小説家の始まりでしょう。 どうして?と、思う出来事を、話として描いていくうちに、真実が見えてきます。事件の犯人もわかってきます。一緒に謎解きをしていきましょう。(60代女性)
24.筒井康隆「スイート・ホームズ探偵」
推理小説筒井康隆「スイート・ホームズ探偵」がおすすめの理由
閑静な住宅地で発生している連続猟奇事件から、平凡な主婦として生きる主人公の思わぬ秘密が浮かび上がってくるストーリーになります。事件の真相を追い求めて過去のしがらみを断ち切り、新たな幸せをつかむヒロインが感動的でした。(30代男性)
25.竹内明「スリーパー 浸透工作員 警視庁公安部外事二課」
推理小説竹内明「スリーパー 浸透工作員 警視庁公安部外事二課」がおすすめの理由
日本に潜伏している北朝鮮工作員を軸にしたミステリーです。サスペンスと謎解きの要素がぎっしりとつまって、最後まで飽きさせません。時節柄、こんなことも実際にあるかもしれない、という不安感が物語にリアリティをもたらします。(60代男性)
26.今邑彩「そして誰もいなくなる」
推理小説今邑彩「そして誰もいなくなる」がおすすめの理由
本格的な推理小説です。高校の式典で演劇部による劇が上演されます。その舞台で、服毒死する役の少女が、実際に死亡してしまいます。 その後も劇の内容をなぞるように、殺人が続きます。 次は自分か?の恐怖。いったい誰が犯人なのか?本を手放すことなく、一気に読み終わりました。(60代女性)
27.近藤史恵「タルト・タタンの夢」
推理小説近藤史恵「タルト・タタンの夢」がおすすめの理由
軽く読めて推理部分も面白のですが、作中に出てくるフランス料理がほんとうにおいしいそう。 凝った料理じゃなくてフランス家庭料理なんですが、登場人物がすごくおいしそうに食べるんです。 きどらないフランス料理とワインで楽しみたくなりした。(40代男性)
28.東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
推理小説東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」がおすすめの理由
大好きな東野圭吾さんだから手に取った本。一気に読み上げると、何とも言えぬ爽快感と、胸の奥がジーンと熱くなるような感動を覚えました。一言でいえば壮大なるファンタジー。時空を超えて様々な人の人生が束ねられていきます。久しぶりに名作に出会えた気分です。(50代女性)
29.アイザック・アシモフ「はだかの太陽」
推理小説アイザック・アシモフ「はだかの太陽」がおすすめの理由
近未来の宇宙国家を舞台に設定して、科学者殺人事件の真相に挑むニューヨーク市警刑事の活躍を描き切っていました。人間がロボットに依存症気味でコンピューターを通してのみのコミュニケーションを行う様子には、現実の世界との不気味な繋がりがありました。(30代男性)
30.汀こるもの「パラダイス・クローズド」
推理小説汀こるもの「パラダイス・クローズド」がおすすめの理由
推理小説、タナトスシリーズの一作目。 推理小説の主人公は皆、偶然、殺人事件に出くわす。そしてそれが何度も続く。そんな偶然は通常ありえないが、暗黙の了解でスルーされるのが鉄則。そこを設定として明文化してしまったのがこのタナトスシリーズである。面白いのは推理小説の欠陥を逆手に取った設定だけではなく、ありえない分量の魚に関する蘊蓄。読んで損はない。(20代女性)
31.伊坂幸太郎「ホワイトラビット」
推理小説伊坂幸太郎「ホワイトラビット」がおすすめの理由
小説で都合の良いことが続くと、冷めてしまう人が多いでしょう。この本でも次から次へと都合の良いことが続きわけだが、所々に「えっ、何これ?」というサプライズが隠されているため飽きることがない。仙台で人質にされたある一家に起こる複数の偶然の話。(30代女性)
32.東野圭吾「マスカレードホテル」
推理小説東野圭吾「マスカレードホテル」がおすすめの理由
表現力豊かですっと内容が入ってきます。また、先の展開がとても気になるストーリー仕立てで、集中して一気に読めてしまいます。人間模様も細く愛着が持て、世界に入り込めるためファンも多いはず。続編も読みたくなる一冊です。(30代女性)
33.相沢 沙呼「マツリカ・マトリョシカ」
推理小説相沢 沙呼「マツリカ・マトリョシカ」がおすすめの理由
謎の美少女マツリカが探偵役をつとめるシリーズの第3巻です。 今回はマツリカはあまり出てこず、密室の謎を〈僕〉とその仲間たちが解こうとします。 その純然たる謎解きミステリの中に、〈僕〉の青春の苦悩がちりばめられていて、青春の苦さも味わえます。 青春ミステリの佳作です。(60代男性)
34.井上夢人「ラバーソウル」
推理小説井上夢人「ラバーソウル」がおすすめの理由
エレファントマン的な奇形な顔を持つ青年のお話。この青年が、グラビアアイドルに恋してしまい、ストーカー的な事を繰り返し関わる人物を殺人する話。と言われると、非常に気持ち悪い話になるのですが、最後の最後でマジックにかけられたように感動します。騙されたい人にオススメの1冊です。(40代男性)
35.高村薫「リヴィエラを撃て」
推理小説高村薫「リヴィエラを撃て」がおすすめの理由
こちらの小説はダヴィンチコードのようなミステリーと推理が両方兼ね備えてる作品だと思います。アイルランドを舞台としその当時多かったテロ、MI6、FBI、日本の警察など関わりいろんな事件をひとつにすっきりまとめて、読者側も読んでいく上でドキドキ、ハラハラしてしまいます。(30代女性)
36.湊かなえ「リバース」
推理小説湊かなえ「リバース」がおすすめの理由
藤原竜也さん主演でドラマ化された話題作です。突然事故により死んでしまった親友の広沢の人となりを調べていくうちに事故の真相にたどりつくというストーリーです。広沢には生前彼女がいた。そんなことも知らなかった主人公は親友だと思っていたのは自分だけなのか、という苦悩を抱えます。そして最後の最後に残酷なので事故の真相を知ることになる。主人公が報われないまさに湊かなえさんの代名詞ともいえるイヤミスが存分に楽しめる作品です。(20代女性)
37.筒井康隆「ロートレック荘事件」
推理小説筒井康隆「ロートレック荘事件」がおすすめの理由
推理小説と呼ぶには異端ともいえる、常識はずれの叙述トリックが用いられており、中盤のどんでん返しに圧倒されました。オチを知った後で最初から読み直すと全く違った絵が想像できるという、トリックの次元が違う描写に引き込まれます。(30代男性)
38.有栖川有栖「ロシア紅茶の謎」
推理小説有栖川有栖「ロシア紅茶の謎」がおすすめの理由
有栖川先生の作品の中で最も人気のある作家アリスシリーズの短編集であり国名シリーズの一冊目になります。この一冊の中に6つの短編が入っていてそのどれもが本格ミステリとなっています。難解な暗号の話であったり殺人犯が消えたりと興味を惹かれる内容が盛りだくさんです。特に表題作となっているロシア紅茶の謎は定番といえば定番の青酸カリによる毒殺の話で短編ではあっても読みごたえのある充実感があります。一冊で6回、作品の数だけ満足できるものとなっています。(30代女性)
39.有栖川有栖「暗い宿」
推理小説有栖川有栖「暗い宿」がおすすめの理由
推理作家の「有栖川有栖」と臨床犯罪学者「火村英生」が活躍する4編の短編推理小説集です。 南の島のリゾートホテルで開催される「犯人あてミステリーナイト」に参加して、本当のミステリーな状況に巻き込まれます。 どの作品も出色の出来で、楽しめます。(60代女性)
40.ミヒャエル・エンデ「遺産相続ゲームー地獄の喜劇」
推理小説ミヒャエル・エンデ「遺産相続ゲームー地獄の喜劇」がおすすめの理由
とある謎めいたお屋敷に集められた10人の相続人による、莫大な遺産を巡って繰り広げられる争いがスリリングなストーリーになります。他者への思いやりの心を忘れてしまった者に下されることになる、正義の鉄槌が痛快でした。(30代男性)
41.知念実希人「仮面病棟」
推理小説知念実希人「仮面病棟」がおすすめの理由
ラストに怒涛のどんでん返しが待っている作品です。とても読みやすい文体や舞台が頭の中で浮かぶような丁寧な描写だけでなく、ハラハラドキドキとさせられるような展開で序盤から終盤まで一気に読んでしまいたくなるだけでなく、予想もしていなかったようなどんでん返しに見事にやられました。読み終えてからの衝撃がすごかったので、推理小説が好きな方には是非オススメのしたい作品です。(20代女性)
42.有川浩「海の底」
推理小説有川浩「海の底」がおすすめの理由
「図書館戦争」シリーズで有名な「有川浩」の自衛隊3部作のうちの1作です。海底から、ザリガニの化け物が襲ってきて、横須賀の米軍基地はパニックになりました。 逃げ出した子供たちと二人の自衛隊員は、係留してあった潜水艦に逃げ込みます。 3部作の「塩の街」「空の中」もぜひ読んでほしいです。(60代女性)
43.皆川博子「開かせていただき光栄です」
推理小説皆川博子「開かせていただき光栄です」がおすすめの理由
展開が2転3転して、最後までドキドキしながら読んだ。最後なんとなく気になっていた小さな謎が明かされたときには思わず声が出ました。1度読んだ本を読み返すことはあまりないけど、この本は全部わかった上でもう1度読み返したいと思える本でした。そう思った本は、この本が初めてかもしれません。(30代女性)
44.宮部みゆき「楽園」
推理小説宮部みゆき「楽園」がおすすめの理由
前作「模倣犯」の主人公前畑滋子が登場。模倣犯ファンにはたまらない続編で、たっぷり読み応えある長編です。 前作を読んでいない人も楽しめますが、絶対それも読みたくなります。 タイトルの「楽園」」とはを深く考えさせられる作品です。(60代女性)
45.麻耶雄高「貴族探偵」
推理小説麻耶雄高「貴族探偵」がおすすめの理由
どこの会社にもいる手柄を横取りする上司。貴族探偵は、推理は使用人に任せ優雅に紅茶を飲んでいる。犯人がわかると、さも自分が推理したかのように話す。この変わった探偵の登場に、慣れるまでは時間がかかるだろう。(30代女性)
46.中村文則「去年の冬、きみと別れ」
推理小説中村文則「去年の冬、きみと別れ」がおすすめの理由
今年実写映画化も決まっている大ベストセラーの推理小説です。巧妙なトリックだけでなく、真犯人は誰なのか、途中で誰が語っているのかさえ分からなくなる最後の最後まで緊張感のあるスリリングなストーリー。文体も内容も美しく切ないので、女性にも男性にもおすすめできます。(30代女性)
47.中井英夫「虚無への供物」
推理小説中井英夫「虚無への供物」がおすすめの理由
言葉の一つひとつが美しく、独特の世界に入り込んで全てを忘れてしまう。何度読み返しても、新しい発見や気づきがある。登場人物の一人ひとりのキャラクターも素敵で、ラストシーンが来なければいいのにと思ってしまうくらい。(30代女性)
48.三好昌子「空蝉の夢 京の絵草紙屋 満天堂」
推理小説三好昌子「空蝉の夢 京の絵草紙屋 満天堂」がおすすめの理由
第15回「このミステリーがすごい!」大賞を取り、2017年に作家デビューをした著者の第2作です。 侍としての過去を捨て、戯作者として暮らす主人公ですが、過去のしがらみが安穏に暮らすことを阻むのです。 女絵師の描く美しい絵に惹かれていき、その女絵師とも出会います。刺客が身辺に現れてきます。主人公の忘れたい過去とは・・?(60代女性)
49.大沢在昌「月と海の迷路」
推理小説大沢在昌「月と海の迷路」がおすすめの理由
軍艦島を題材にした推理小説。受巻は軍艦島の歴史等を詳しく取材して解説書的であり後半事件がおこる。 内容としては、今までの大沢の作品と異なり、はじめは物語がゆっくり進んで行き最後に大きなアクションが起こる。 犯人は思わぬ展開で突き止められる。読みごたえも歴史的な背景も楽しめる。(60代男性)
50.有栖川有栖「月光ゲーム Yの悲劇’88」
推理小説有栖川有栖「月光ゲーム Yの悲劇’88」がおすすめの理由
有栖川先生のデビュ作です。学生アリスシリーズとして絶大な人気を誇る処女作です。ミステリの定番ともいえるクローズド・サークルでしかも孤島などではなく山で火山が噴火するという意外な展開で物語が進みます。大学生ばかりで噴火の恐怖に晒される中で殺人が起こり、犯人と一緒に噴火から逃げるために助け合って下山を目指しつつ犯人も確定していく冒険心が心をくすぐります。ミステリの巨匠・エラリー・クィーンを彷彿とさせる挑戦状にワクワクとさせてくれる長編となっています。探偵役の江神とワトソン役のアリスのやり取りも学生らしくて一気に心が奪われます。(30代女性)
51.アンソニー・ホロヴィッツ「絹の家」
推理小説アンソニー・ホロヴィッツ「絹の家」がおすすめの理由
コナンドイル公認の、シャーロックホームズ作品です。ある事件を追っていると、絹の家の存在が浮かび上がってきます。絹の家とは何なのか?追っている事件との関係は?長編になっても、シャーロックホームズの面白さは変わりません。(30代女性)
52.京極夏彦「姑獲鳥の夏」
推理小説京極夏彦「姑獲鳥の夏」がおすすめの理由
京極堂のウンチクがとにかく長くてマニアック。トリックは目から鱗が落ちるような斬新なもので、不思議の世界に迷い込んだような気分になります。人によって好き嫌いが分かれる作品かなとは思いますが、私は大好きです。歴史や民俗学、宗教などに興味があれば楽しく読み進められると思います。登場人物たちも個性豊かでおもしろいです。小説の世界観にどっぷり浸かれて、読み応えがある作品です。(30代女性)
53.江戸川乱歩「孤島の鬼」
推理小説江戸川乱歩「孤島の鬼」がおすすめの理由
「奇形として生まれた子供を、奇形のまま育てた施設」を舞台とする古典的な長編推理小説です。殺人事件それ自体もそうですが、加えて背景の、世の中から隔離されて育てられた子供達の描写にかなりの怖さを感じます。(30代男性)
54.周木律「五覚堂の殺人〜Burning Ship〜」
推理小説周木律「五覚堂の殺人〜Burning Ship〜」がおすすめの理由
周木律さんの堂シリーズの3作品目になります。順番に読まないと分かり難いところはあるかもしれません。数学者が主人公となって進むお話なので、どうしてもそちらの話が多くなっているのですが、前作に比べて謎解きに比重が置かれていて読みやすいです。五覚堂という建物についての謎が全て明かされた時のすっきり感が一番かなと思います。さらにこの建物の謎解きに必要な要素というものが興味深いです。主な登場人物が皆揃っているというのも魅力になるのかもしれません。(40代女性)
55.湊かなえ「告白」
推理小説湊かなえ「告白」がおすすめの理由
初めてこの小説は映画化されて気になっていました。いざ読み始めると、とても読みやすく1日で読み終わりました。はじめに何故愛娘が殺されなければいけなかったのか。 事故死ではなく自分の教え子たちに殺されたいきさつ、子供達の環境などをいろんな角度から見て書いてあるので物語の中に居るように読みながら複雑な感情になりました。 衝撃的な終わりを今でも忘れられません。(50代女性)
56.アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」
推理小説アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」がおすすめの理由
黒後家蜘蛛の会という会の会食を舞台とした安楽椅子探偵ものと呼ばれる推理ものだが、メインとなるキャラクター造形が素晴らしく 黒後家蜘蛛の会のメンバー達の会話も蘊蓄に富み聞いているだけで面白い 後から言われてみればなるほどと唸るような、フェアな謎解きに会のメンバー達と共に挑戦する楽しさがある(30代男性)
57.松本清張「彩霧」
推理小説松本清張「彩霧」がおすすめの理由
ある銀行が舞台となっている小説です。女装して芸者になりすました男が出てきたリ、自殺しようとした者が出て来るなど、次の展開が読み難い小説です。短編という程でもないのですが、新書1冊分以上の内容があるので、時間のある時に読まれると良いと思います。(40代男性)
58.塩田 武士「罪の声」
推理小説塩田 武士「罪の声」がおすすめの理由
実在の「グリコ・森永事件」を題材にした架空の事件の真相を事件から30年経った現代で2名の主人公が迫っていく話です。 起こった事件の内容や状況を詳しく書かれているので、「グリコ・森永事件」を知らない人でも理解でき、作者独自の視点から真相が描かれます。 地道な聞き込み、些細な事から謎解きにつながっていき、引き込まれます。(40代男性)
59.赤川次郎「三毛猫ホームズ」
推理小説赤川次郎「三毛猫ホームズ」がおすすめの理由
三毛猫ホームズシリーズは、兄妹と猫が事件を解決していくお話です。猫は不思議な力で兄妹を導いて兄妹の助けになっていくのですが、猫の描写や事件のトリックも凝っていますが、凄く読みやすいです。シリーズになっているのて、兄妹の成長や恋愛話も楽しみの一つです。(40代女性)
60.赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」
推理小説赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」がおすすめの理由
飼い猫とさえない刑事の事件解決のやり取りがお茶目で可愛い。飼い猫の三毛猫が本当にホームズばりに事件の鍵を解くような行動が面白い。 この作品を読んでいると、きっと三毛猫ホームズは飼い主の刑事の事が好きなんだろうなと思うので、猫好きな人にも読んでもらいたい作品です。(40代女性)
61.三木聡「時効警察」
推理小説三木聡「時効警察」がおすすめの理由
ストーリーがそもそも面白いです。時効が過ぎた事件だけど、その犯人を洗い出し、直接推理・解決しそのことを誰にも言わないというお約束をする。そして、その犯人が、今回の過ちを反省し新たな人生を歩んでいこうというところが好きです。(20代女性)
62.折原一「耳すます部屋」
推理小説折原一「耳すます部屋」がおすすめの理由
推理小説の短編集です。なんだか恐ろしい話が多いです。 え!この先はどうなるの?と、引き込まれていく話が多く、一章を読み終わるまで、本を手放すことができません。 いろいろな設定の短編集なので、終わりまで読み飽きることはありません。どんどん引き込まれていきます。(60代女性)
63.アーナルデュル・インドリダソン「湿地」
推理小説アーナルデュル・インドリダソン「湿地」がおすすめの理由
翻訳ものはあまり読まないのですが、好きな作家の堂場瞬一さんが帯を書いていたし、警察小説は好きなので読んでみました。アイスランドという小さな国ならではの組織を使った犯罪で、興味深かったです。湿地に埋まっているさまざまなものや思いが明るみに出た時に、なんとも胸が苦しくなりました。担当刑事エーレンデュルのキャラクターも、私生活に問題を抱えていたりしてそちらの進行も気になりました。この刑事エーレンデュルのシリーズを読んでみたいです。(50代女性)
64.綾辻行人「十角館の殺人」
推理小説綾辻行人「十角館の殺人」がおすすめの理由
かなり有名な叙述トリックの小説です。この小説で綾辻以降という一つの時代の節目ができたほど。読み進めてるうちは、そんなに面白くないな、これが囃子立てられる小説なのか?と疑問に思いますが、終盤のとある一文で、本当に最初から読み直したくなります。(20代女性)
65.ジーン・ウルフ「書架の探偵」
推理小説ジーン・ウルフ「書架の探偵」がおすすめの理由
自分の脳をスキャンして取り込み、自分自身を本として貸し出す「蔵者」。存在価値があれば、記録として永遠に生きることができる。利用者がいなかったら処分されるという悲しい運命。私という本を、借りたいと思う人はいないんだろうなあ。設定も推理も面白い。(30代女性)
66.デイヴィッド・ハンドラー「女優志願」
推理小説デイヴィッド・ハンドラー「女優志願」がおすすめの理由
主人公ホーギーの性格がいい。中年男性で特に容姿がすぐれているわけでも収入が良いわけでもないが、たいへん頭がよく(人の気持ちがわかる、場の空気が読めるという点で)、目の前の人物を鋭く分析し、欠点も見つけるが、それを受け入れる優しさも持っている。早い話が好感が持てる。どこか飄々としていて、恨みとか嫉妬という感情と、ほとんど無縁の人物なのである。 ホーギーシリーズはどれもおもしろいが一番の傑作は『女優志願』だろう。メインヒロインである駆け出しの女優が、ホーギーの、深く、温かいまなざしを通して、実に悲劇的に、魅力的に描かれている。 ハンドラーは女性の理想とリアルを絶妙のバランスで描き出す。それが見ていて心地が良い。 そんなハンドラーの良さがめいっぱい詰まった『女優志願』。推理小説好きの方はもちろん、人間観察が好きな方にもぜひおすすめしたい。(30代女性)
67.森村誠一「新幹線殺人事件」
推理小説森村誠一「新幹線殺人事件」がおすすめの理由
新幹線が、東海道新幹線しか無かった時の小説ですが、当時の新幹線の状況が分かり、その当時の時刻表も抜粋して掲載されているので、その時代に生きている人でなくとも読み易いと思います。特に、鉄道好きの人が読むのには良いのではないかと思いました。(40代男性)
68.小林信彦「紳士同盟」
推理小説小林信彦「紳士同盟」がおすすめの理由
お金も仕事も失ってしまった4人の男女が、伝説の詐欺師として生きてきた老人の力を借りて一発勝負に挑んでいく姿が痛快なストーリーになります。皆がめつく強かですが、それぞれの美学を貫き通すところが良かったです。(30代男性)
69.坂木司「青空の卵」
推理小説坂木司「青空の卵」がおすすめの理由
引きこもりの男性が、保険会社に勤めている男性を介して外の世界と触れ合っていく話です。 身の回りで起こる謎を引きこもりの男性が推理していきます。 推理ばかりではなく、話が進むにつれて引きこもりの男性が外の世界へと歩み寄っていく過程もみられます。 保険会社に勤めている男性と引きこもりの男性の絆の深さを感じ、グッとくる場面もあるので推理小説も泣ける小説も読みたい方にピッタリかと思います。(20代女性)
70.赤川次郎「静かな町の夕暮に」
推理小説赤川次郎「静かな町の夕暮に」がおすすめの理由
この作品は1988年に発表された比較的古い作品なので時代設定からも昭和の雰囲気を感じることができます。演劇部に所属する高校生が主人公で、同じ演劇部の同級生が何者かに殺害され、犯人探しに奔走するという推理小説ではあるものの、昭和の懐かしさを感じたい人に是非ともおすすめしたい作品です。(20代男性)
71.東野圭吾「赤い指」
推理小説東野圭吾「赤い指」がおすすめの理由
とても読みやすい文章で、サクサク読み進められますが、読み終わった後はどすんと重くのしかかるようなものがあります。推理小説といっても犯人探しをするような小説ではありませんが、主人公家族、刑事のやりとりや細かな描写など読んでいて夢中になる作品です。(20代女性)
72.コナン・ドイル「赤毛連盟」
推理小説コナン・ドイル「赤毛連盟」がおすすめの理由
コナン・ドイルによるシャーロックホームズシリーズの古典で、シリーズの特徴を簡単に知ることができるため、入門としておすすめできます。推理小説というには推理するための情報が足りないのですが、発想を転換するべきという著者の要求が分かるような気がします。(30代男性)
73.島田荘司「占星術殺人事件」
推理小説島田荘司「占星術殺人事件」がおすすめの理由
名探偵御手洗潔シリーズの第一弾となった作品。ミステリの醍醐味ともいえる密室で起きた事件から分かった行方不明になっていた6人の娘たちの惨殺遺体から始まる本格ミステリ。猟奇殺人としか表現できないような遺体の一部を失った不可解な遺体から紐解くトリックを暴いていく作品。探偵役には天才・御手洗潔、ワトソン役にはミステリ好きの石岡和己。二人で謎を解くべく挑んでいく過程の世界は面白く魅入られる内容となっています。占星術というだけあって日常生活ではあまり見ない単語も登場しますが読み進めていく内に内容を理解できます。頭を使う作品となっています。(30代女性)
74.森福都「双子幻綺行」
推理小説森福都「双子幻綺行」がおすすめの理由
則天武后の時代に、宦官とその妹が宮廷で起こった事件を解決していく話。まだ子どもながら、その推理力には舌を巻く。現代とは違う検死方法なども出てくるので興味深く、一話完結なので読みやすい。また、最後に兄妹のモデルとなった人物が明かされるが、世界史好きなら聞いたことのある名前なので驚く。続きが読みたくなる物語である。(30代女性)
75.天藤真「大誘拐」
推理小説天藤真「大誘拐」がおすすめの理由
莫大な土地と財産を持っている老婦人の誘拐事件を、地方のテレビ局のカメラから映し出していきます。100億円にものぼる身代金の行方とともに、劇場化していく犯罪報道のメディアの姿勢についても考えさせられました。(30代男性)
76.井上真偽「探偵が早すぎる」
推理小説井上真偽「探偵が早すぎる」がおすすめの理由
『探偵が早すぎる』というタイトルに惹かれて手に取りました。父を亡くして莫大な遺産を抱えた主人公の女子高生が、遺産目当ての親族に命を狙われてしまいます。何人もの刺客が彼女を殺そうと計画を遂行するのですが、ある探偵が事件が起こる前に謎を解いてしまうという物語です。ライトノベルのようで大変読みやすく、キャラクターも個性的でコミカルなので難しい推理小説が苦手という人におすすめです。(20代女性)
77.松本清張「地方紙を買う女」
推理小説松本清張「地方紙を買う女」がおすすめの理由
ある女性が、ある地方新聞の連載が面白いという理由で購読したいという申し込みをしたが、いきなり連載が面白くなくなったという理由で、購読を中止したいという申し込みをしたということから、この女性が何故地方新聞を購読していたのかという推理から進んでいき、この女性が犯罪に関わっていたという意外な展開が楽しまます。(40代男性)
78.内田康夫「長野殺人事件」
推理小説内田康夫「長野殺人事件」がおすすめの理由
長野県の飯田市のようすと、長野冬季オリンピックに関連する事件の推理がおもしろいのでおすすめです。 人気の軽井沢も登場するし、長野県に行った気分になれます。 また善行寺も登場したり、長野県の美しい山々の景色が浮かぶ中での浅見光彦の推理もおもしろいので、『長野殺人事件』をおすすめします。(40代女性)
79.赤川次郎「泥棒物語」
推理小説赤川次郎「泥棒物語」がおすすめの理由
主人公が勤める会社の同僚二人とともに、会社の裏金を横取りすることを計画し、やがてその計画は見事に成功します。そして、主人公達3人は大金を手にすることができます。当初、3人は、計画が成功したら会社を辞めてのんびりと過ごすことにしていました。特に主人公は会社での仕事が嫌で辞めたいと望んでいました。ですが、大金を得て心にゆとりが出始め「いつ会社を辞めても良いんだ」というような思いでいると、嫌だった会社もそんなには苦痛ではなくなり、そのまま会社に留まります。その結果、主人公は会社での仕事も上手くいき始めるというストーリーです。 この小説を読んだ頃、私は会社に勤めていましたが、主人公と同じように仕事が嫌だなと思っていました。だから、「私も主人公のようにならないかなあ」などとよく思っていました。もちろん、私は主人公のような展開になりませんでしたが、その小説を読んでいる最中は私も主人公になりきっていたというか、主人公の計画が見事成就していくように応援する気持ちにさせられました。今でも時々、「泥棒物語の主人公が羨ましいなあ」と、思うことがあるくらいです。私にとっては妙に魅力的な内容でした。(40代男性)
80.天藤真「鈍い球音」
推理小説天藤真「鈍い球音」がおすすめの理由
プロ野球の日本シリーズが開幕したスタジアムを舞台に設定して、監督の失踪から巻き起こっていく思いもよらない事件を描いている1冊です。華やかなスポーツの1大イベントの裏で同時進行していく、人々の陰謀と欲望が印象深かったです。(30代男性)
81.道尾秀介「背の目」
推理小説道尾秀介「背の目」がおすすめの理由
とても深く作り込まれていて背の目は上下巻に別れて居ますがとてもイメージがしやすくて楽しかったです 背の目の後に骸の爪という作品も続いているのでとてもお勧めです 読んでいくととても登場人物の心象などが読み取れると思いますので是非とも読んで見て欲しいです(20代男性)
82.東野圭吾「白夜行」
推理小説東野圭吾「白夜行」がおすすめの理由
幼い頃から犯罪を繰り返す男女の物語ですが、主人公二人の心情は明確に記載されていません。事件を追う刑事と、二人に関係する人々の目線で物語が進行するので、この時二人がどんな思いだったのかを想像しながら読むことが楽しかったです。(30代女性)
83.コナン・ドイル「緋色の研究」
推理小説コナン・ドイル「緋色の研究」がおすすめの理由
シャーロック・ホームズシリーズの最初の作品です。ワトソン博士が書き手となっている設定なので、ホームズに出会うまでは少し難しい説明が多いですが、だんだん引き込まれていきます。暇を持て余していたワトソン博士がホームズに興味を持ち、どのような人物なのかを知ろうとしたり、ホームズがどのようにして事件を解決していくのか、とてもわくわくしながら読めます。(30代女性)
84.米澤穂信「氷菓」
推理小説米澤穂信「氷菓」がおすすめの理由
主人公が高校生でありながらも、論理的な推理力で日常品潜む謎を解き明かして話が展開していく推理小説。 省エネ主義の主人公がなぜか逆らえない同級生の少女にお願いされては謎を解くユニークな物語です。 主人公の心境が少しずつ変化していくのを感じられ一緒に成長していけるような作品です。(10代男性)
85.樋口毅宏「民宿雪国」
推理小説樋口毅宏「民宿雪国」がおすすめの理由
新潟県の寂れた田舎町で民宿を営んでいた国民的な画家に隠されている、驚くべき秘密に迫っている作品になります。第二次世界大戦やバブル経済にカルト宗教が引き起こした事件など、実際の事件と絡み合わせて進行していくストーリーが面白かったです。(30代男性)
86.東野圭吾「眠りの森」
推理小説東野圭吾「眠りの森」がおすすめの理由
読書家の方なら少なからず東野圭吾ファンはいると思いますが、私はタイトルの本も含め加賀恭一郎シリーズにはまった1人です。加賀恭一郎シリーズがテレビドラマや映画化にもなるのには、主人公の設定に魅力があるからだと思います。まず1冊読んでみてください。面白い本です。(40代女性)
87.はやみねかおる「名探偵夢水清志郎事件ノート〜そして五人がいなくなる〜」
推理小説はやみねかおる「名探偵夢水清志郎事件ノート〜そして五人がいなくなる〜」がおすすめの理由
子供の頃にはまって、今でもたまに読み返したくなるシリーズの第1作目です。シリーズ名はタイトルの通り、「名探偵夢水清志郎事件ノート」で、13冊、全て読んでしまいました。ミステリー小説には珍しく、グロさや痛々しさはほぼなく、代わりに読んでいて涙が出てくるほど笑い、笑えるほど感動して涙を流すこともありました。キャラクター設定もよく、どんどんレギュラーの登場人物を好きになっていくだけでなく、各編単発の登場人物もそれぞれのストーリー性がはっきりしているので、本当にお話にのめりこみます。(20代女性)
88.沢村浩輔「夜の床屋」
推理小説沢村浩輔「夜の床屋」がおすすめの理由
いくつかの短編小説からなる物語で最初は全く別のものだと思ていた。 読むうちにつながりが出てきておもしろかった 最後の答え合わせですべての章がつながり驚きがものすごく大きかった 現実と幻想の間をうまく行き来する小説は初めて(10代男性)
89.赤川次郎「幽霊列車」
推理小説赤川次郎「幽霊列車」がおすすめの理由
作者経歴に必ず挙がっている作品名です。この作品で受賞しその後一大ブームとなって、人気作家になりました。学生時代に読みましたが、作者のあとがきにシリーズ化できるようエンディングの筋書きを書いた、とありました。賢いなと思った記憶があります。(40代女性)
90.京極夏彦「絡新婦の理」
推理小説京極夏彦「絡新婦の理」がおすすめの理由
京極夏彦作品は、どれも事細かな議論や知識の描写が多いことは少しでも彼のことを知った人なら誰でも知っている。その中でも「絡新婦の理」は、物語全体が悲しく美しいから。また、冒頭・末尾の桜の描写も美しくて気に入っている。(50代女性)
91.東野圭吾「流星の絆」
推理小説東野圭吾「流星の絆」がおすすめの理由
両親を殺された3人兄弟が、時効が迫り来る中、犯人捜しをしていく、というストーリーです。事件に関わった刑事も巻き込みつつ、また両親を失った後、離ればなれになりつつも兄弟の絆を大切に力強く生きていく様がすごく丁寧に描かれています。(40代男性)
92.貫井徳郎「慟哭」
推理小説貫井徳郎「慟哭」がおすすめの理由
連続幼女誘拐殺人事件にまつわる犯人とそれを追う刑事のストーリーですが、警察内部のしがらみや怪しい宗教的団体など色んな闇が描かれていて引き込まれます。 そしてなによりもラストでわかる意外なカラクリに驚き、もう一度最初から読み直してしまいました。 読んだ人は作者に必ず騙されてしまう小説です。(40代女性)
93.西尾維新「掟上今日子の備忘録」
推理小説西尾維新「掟上今日子の備忘録」がおすすめの理由
忘却探偵シリーズといわれる掟上今日子という前方性健忘症の眼鏡美女の探偵を主人公にした物語。1日で記憶が失われるので最速の探偵といわれるように1日で事件を解決する。そもそも解決できない事件は受けない。守銭奴、ファッションセンスなど、キャラ造形が素晴らしい。ミステリー自体はライトで非常に読みやす物語。(50代男性)
94.太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」
推理小説太田紫織「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」がおすすめの理由
骨に対して異常なほどの関心を寄せている美しき標本士と、彼女に振り回されていく平凡な高校生が様々な事件を解決していきます。謎めいたヒロインの過去が明らかになっていくにつれて、ふたりの関係性も変わっていくところが面白かったです。(30代男性)
95.赤井三尋「翳りゆく夏」
推理小説赤井三尋「翳りゆく夏」がおすすめの理由
第49回江戸川乱歩賞受賞作です。 誘拐犯の娘が、新聞社の記者に内定します。ここから物語は、始まります。 20年前の新生児誘拐事件が、改めて調査されます。隠されていた真実を、暴き出すことになるのです。 殺されていたと思われていた、新生児は生きていました。いったいそれは誰?・・(60代女性)
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