- 村山由佳おすすめ作品ランキング
- 14位タイ.村山由佳「夜明けまで1マイル」(2票)
- 14位タイ. 村山由佳「すべての雲は銀の…」(2票)
- 14位タイ. 村山由佳「天使の梯子」(2票)
- 14位タイ. 村山由佳「天使の柩」(2票)
- 14位タイ. 村山由佳「放蕩記」(2票)
- 14位タイ. 村山由佳「遥かなる水の音」(2票)
- 9位タイ. 村山由佳「ありふれた愛じゃない」(3票)
- 9位タイ. 村山由佳「きみのためにできること」(3票)
- 9位タイ. 村山由佳「永遠。」(3票)
- 9位タイ. 村山由佳「青のフェルマータ」(3票)
- 9位タイ. 村山由佳「翼」(3票)
- 7位タイ. 村山由佳「天翔る」(4票)
- 7位タイ. 村山由佳「約束」(4票)
- 5位タイ. 村山由佳「BAD KIDS」(5票)
- 5位タイ. 村山由佳「ダブルファンタジー」(5票)
- 4位. 村山由佳「花酔ひ」(6票)
- 3位. 村山由佳「星々の舟」(10票)
- 2位. 村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方」(13票)
- 1位. 村山由佳「天使の卵」(15票)
- 1票入った村山由佳おすすめ作品も紹介
村山由佳おすすめ作品ランキング
読書好きの方に村山由佳さんのおすすめ作品をお聞きし、ランキング形式でまとめました。素敵な作品ばかりですので、ぜひ読書の参考にしてみてください。
14位タイ.村山由佳「夜明けまで1マイル」(2票)
夜明けまで1マイル―Somebody loves you (集英社文庫)
村山由佳「夜明けまで1マイル」がおすすめの理由
村山由佳さんの本の中で一番好きな本。色んな恋の形がある。それぞれがそれぞれの思いの思いを抱えて人の分だけ恋の数がある。どんなに辛くてもいつかは朝がくる。今が一番辛いならあとは夜が明けるのを待つだけ。恋に傷ついても頑張ろうと思える本。(30代女性)
村山由佳さんの作品に登場する男の子の中で1番タイプな主人公です笑!不器用だけどまっすぐ。私もあんなふうに想われたい!とドキドキさせてもらえます。幼馴染、バンドと「これぞ青春!」というストーリーで、登場人物の心情の変化が丁寧に爽やかに書かれてます。この先どうなるの?っていう終わりかたですが色々想像するのが楽しいです。(20代女性)
14位タイ. 村山由佳「すべての雲は銀の…」(2票)
村山由佳「すべての雲は銀の…」がおすすめの理由
「青春」とも「性愛」とも違う、村山作品の中では単純でわかりやすいキャッチコピーをつけにくい小説ではありますが、それがかえって作品の奥深さを示していると思います。全世代にお勧めできる、バランスの良い作品で、またこういうものも書いていただきたいです。(40代男性)
辛い現実から逃げてもいいし、むしろ逃げて自分のことを見つめ直すほうが大切なんだなと思わせてくれる物語です。登場人物、全員にそれぞれ背景があります。読むときの自分の状態で共感できる言葉や心に残る場面が変わってくるので、何回読んでも楽しいです。少し人生に疲れた人にオススメです。(20代女性)
14位タイ. 村山由佳「天使の梯子」(2票)
村山由佳「天使の梯子」がおすすめの理由
天使の卵の続編なのでセットで読むと良いかも。自分のその時のメンタルにもよるが、大変ピュアで読みやすいと思う。天使の卵とのスパンが10年間開いているので、学生の時の気持ちを思い出せると思う。読後感も爽やかで、好きです。(40代女性)
恋愛をすること、生きていること、誰かが死んで残される人のこと、いろいろな愛のかたちについて深く考えさせられる本だと思います。描写が全体を通じてとてもきれいなので、風景画の中にストーリーがひろがっているようです。(20代女性)
14位タイ. 村山由佳「天使の柩」(2票)
村山由佳「天使の柩」がおすすめの理由
村山由佳を代表する「天使の〜」シリーズ完結編。天使の棺だけを読んでもストーリーはわかるけれど、やっぱりシリーズを通して読んでもらいた。当時高校を卒業した主人公が愛する彼女を失い、自分を抑え、苦しんで生きてきたことがこのシリーズで遂に解放されるシーンには涙。人が生きること、死ぬことを残された人たちはどう受け止めていけば良いのか。そんなことが見える作品だと思います。読んで損はないです。(30代男性)
人生は肉じゃが。 一つ一つが面白いが、三部作の時の流れが本当に良かった。 出会うからこそ形成されていくのが人生だなと。 困難の中にいても尚もがき生き抜く強さを人は持っていること、受け入れる強さ、受け止めてもらう勇気を教えてもらいました。(30代女性)
14位タイ. 村山由佳「放蕩記」(2票)
村山由佳「放蕩記」がおすすめの理由
「母と娘」という関係の中にいる人にとってはどこか他人事と思えない作品であるためです。 この作品は著者の半自伝的小説で、厳しい躾を施す母とその母を愛せない娘の物語です。 女同士の関係であるゆえの複雑さが巧みに描かれており、読後に「自分と母との関係はどうだろうか」と考えずには居られません。(20代女性)
まるで私自身の物語かと思うほど共感しました。 何よりと強い絆であるがゆえに、その関係は繊細で難しいものなのだなあと思いました。 親が認知症ということで読み進めるのがしんどかったですが、他人事じゃないとつくづく思いました。(30代女性)
14位タイ. 村山由佳「遥かなる水の音」(2票)
村山由佳「遥かなる水の音」がおすすめの理由
ストーリー最高!!感動します!!クライマックスの衝撃、ハラハラドキドキ、からの安堵と感動!号泣!そして、登場人物が素敵すぎてヤバイです!村山さんの本あるあるですが、この本でも、男の人はツボで惚れちゃう人ばっかりだし(笑)、女の人も素敵で憧れちゃいます。行ったことないけど、この本読んで、モロッコとかサハラ砂漠とか行ってみたくなりました。(20代女性)
遺灰をサハラ砂漠にまいてほしいという生前の願いを叶えるために、彼を大切に思う四人の旅が始まる。 サハラ砂漠を目指す道中、各地で色々なものに触れ、感じ、悩みと向き合い、考え、様々なことに気づく。 ひとつの旅も色んな視点で見ると見え方も違ってきて、いろんなことを考えさせられます。(30代女性)
9位タイ. 村山由佳「ありふれた愛じゃない」(3票)
村山由佳「ありふれた愛じゃない」がおすすめの理由
私は共感できない恋だけれど、日本とタヒチでの仕事や恋の物語が面白かったです。 タヒチでの解放感があって、鮮やかな描写が好き。 ふらふらして人の気持ちをかき乱す男、支配力が強い男、恋愛って理屈じゃないんだなって改めて思いました。(30代女性)
老舗真珠店に勤める主人公が真珠の買い付けのためにタヒチに行き、元彼と偶然再会するというロマンチックな物語ですが、その先の展開が様々な波乱を含んでおり決して飽きることがないためです。また、自然豊かなタヒチが物語の舞台となっているため、開放感のある非日常的な世界観に浸ることができるのでお勧めです。(20代女性)
文藝春秋で連載中(2014年)から気になっていましたが単行本化となりようやく通しで読むことができました。 主人公真奈は宝石店勤務のスタッフという設定だったので 真珠関係の話や、宝飾品を扱うシーンなどリアルに描かれていて興味深い内容でした。 かつての恋人だった竜介との再開に揺れる心、日本とタヒチ両方の風景描写も素晴らしい作品です。(40代女性)
9位タイ. 村山由佳「きみのためにできること」(3票)
村山由佳「きみのためにできること」がおすすめの理由
主人公が恋人がいながらも、年上の女性にも惹かれていくという気持ちに非常に共感できました。 ありふれている題材かもしれないですが、読み終わった時に恋愛したい気持ちになります。 とにかく心理描写がお見事!この一言につきます!(40代女性)
好きな人がいても、少し違う魅力をもった人を好きになってしまう。そこから色々崩れる関係。 身近に転がる話題をスライドショーみたいに透明感のある言葉で綴っていて、気持ちよかった。 様々な場面の情景が綺麗に描写されていてその場所へもいってあみたくなった。(30代女性)
好きな人がいても、少し違う魅力を持った人を好きになってしまう。そこから崩れ始める関係。身近に転がる話題をスライドショーみたいに、透明感のある言葉で綴っていて、切ないんだけどとてもピュアで、読了感は爽やかです。(30代女性)
9位タイ. 村山由佳「永遠。」(3票)
村山由佳「永遠。」がおすすめの理由
短編小説ですので、すぐに読み終わります。読み終わって、映画のような作品だと思いました。 絵が浮かび上がってくる様な作品です。「せつない」という気持ちに浸れる作品だと思います。 大切な誰かを思い浮かべながら読むことをオススメします。(40代女性)
生きることに不器用な人。 だからこそ愛しい人。 愛しくて、大切で、自分の手で幸せにしたい、独り占めとかじゃなく、ただただ幸せにしたいという純粋な透き通るような気持ちが描かれています。 素敵な言葉がたくさんあって、心に残りました。(30代女性)
一度誰かとの間に芽生えた繋がりは、ずーっと消えずに続いていくことを描いていて、確信をついてるなぁと改めて感動した。 読み返す度に感じ方が変わっていて、夫婦愛や親子愛、人との繋がりというところで、また読み返したい一冊です。(30代女性)
9位タイ. 村山由佳「青のフェルマータ」(3票)
村山由佳「青のフェルマータ」がおすすめの理由
好きなところとしては、一番は文章から広がってくる世界がとても綺麗だなと思いました。 イルカと触れ合い心が開いて行く主人公のピュアな所もすごく癒されます。自然の偉大さであったり日頃の疲れや人間関係で悩む自分を優しい気持ちにさせてくれた作品でした。(20代女性)
声が出なくなってしまった主人公が治療のためにオーストラリアへ渡るのですが、そこで出会った人たちやイルカたちとのふれあいの描写が素晴らしく読んだあとには清々しい気持ちになります。村山由佳さんの作品で一番好きなタイトルです。(40代男性)
日本で心に傷をおい、オーストラリアで暮らす主人公が1頭のイルカとの出会いで全てが変わっていきます。 実親との確執、孫と祖父ほどの年の差がある恋愛などの経験で主人公は強くたくましく成長していく過程が素敵です。(30代女性)
9位タイ. 村山由佳「翼」(3票)
村山由佳「翼」がおすすめの理由
悲しい出来事に多々合いながらも、それでも自分の心と戦い続ける主人公を、自分と重ねながら読みました。 どの人物も心の闇や後悔を抱えながらも懸命に生きようとしているのがわかって胸を打たれました。 ずっと手元に置いておきたい一冊。(30代女性)
初の長編作品です。色々な作品がありますし、好きな作品は沢山ありますが、最初に読んで貰いたい作品です。 作品の世界観、主人公の人生観が描かれていて読み始めると、その世界が頭の中で思い浮かべながら楽しめる作品です。 そして最後には感動します。映画にしてもらいたいぐらいです。是非、読んでみて下さい。(40代男性)
出てくる主人公の育った環境に共感できる部分が多く、作家;村山由佳さんの書かれる文章がとても繊細で、登場人物のそれぞれの感情にとても感情移入しやすいです。主人公の弱さや、出会った人達によって前を向いて生きていこうとする姿勢に、私自身も背中を押される部分もあり、たくさん涙し、気持ちが浄化されたからです。(40代女性)
7位タイ. 村山由佳「天翔る」(4票)
村山由佳「天翔る」がおすすめの理由
切なくて、心臓がぎゅう~ってしめつけられる。泣いた泣いた~号泣です。馬の話、エンデュランス、初めて知ったけど、すごく興味深くて面白かった。そして、村山さんの本だから、ストーリーはもちろん最高!登場人物も素敵!特に、まりもが素直で可愛いかった。ちっちゃいのに妙に大人で、頑張り屋さん。だんだん成長してく感じもキュンとします。まりものお父ちゃんも、好き。志渡さんは、大大大好き!(笑)最初から最後まで男らしくて、あったかくて、かっこよすぎました。(20代女性)
愛する父を亡くし、いじめに会う小学生の女の子まりもを中心に繰り広げられる物語です。まりもは馬、そしてエンデュランスという競技との出会いにより人生を動かされていきます。登場人物みんなそれぞれが人に言えない悩みを抱えており、それでも懸命に生きようとする姿が印象的です。エンデュランスという競技についてもかなり詳しく描かれており、馬好きでなくても楽しめると思います。(20代女性)
石狩の少女と馬が成長する話。 どろどろとした内容ではなく、一人の女の子が止まってしまった時間からまた動き出すまでの物語。 神様は信じられなくてもそれでも生きていける、そういった人間の力強さが伝わる、とても素敵な作品です。(30代女性)
今まで全然知らなかった乗馬の世界が描かれていて、しかも耐久レースのようなものがあると知り驚きもありました。 細かく描かれているので、馬好きの人にはもちろんおすすめですが、興味がなかった人も読んでみると、世界が広がると思います。(20代女性)
7位タイ. 村山由佳「約束」(4票)
村山由佳「約束」がおすすめの理由
この本は、小説というより絵本、かな。でもすっごく深くて、大人にこそ読んで欲しい絵本!!絵がまた味が出ていて、ツボ。お話に合っていたのも良いです。懐かしく温かい。ものすごく素敵。特に、私に響いて気に入ったのは、大人になるにつれて知らず知らずに忘れかけてきてしまった、でも「ものすごく大事なこと」を思い出せる気がしたこと。村山さんは恋愛の話が多いけど、この本は新鮮で、そういう点でも好きです。(20代女性)
とても重たいテーマのお話ですが、悲しいということに終止せず、タイムマシンとは、生きていくこととはなんなんだろうと考えさせられる一冊です。 イマジネーション豊かに考えることが出来て、子供から大人までたくさんの人に読んでほしい素敵な本です。(30代女性)
私がこの小説に最初に出会ったのが小学生高学年のころで、塾で使用していた教科書に一部抜粋の形で載っていました。このストーリーの続きが長年気になっていたもののタイトルもわからずにいたところ、短編集の中でたまたまこの小説に再開した次第です。純粋な少年たちの必死さに心が揺さぶられるところがおすすめポイントです。(20代男性)
病気の友人のためにタイムマシンを作ろうとする物語。駄目だとわかっているけれど、それでも何かをやらずにはいられない、そんなひたむきさに心が打たれました。文明とともに生まれた病、切なくて、でもとても良い考えさせられる作品でした。(30代女性)
5位タイ. 村山由佳「BAD KIDS」(5票)
村山由佳「BAD KIDS」がおすすめの理由
同性愛に苦しむ高校生と歳上のカメラマンに恋をして苦しむ高校生。文字にすると何だかふしだらな気がしますが、2人ともまっすぐで純粋です。なんで男女のカップルだけが堂々と付き合えるのか。人を好きになるのは理屈ではないし、改めて人を好きになることについて考えさせられます。(20代女性)
兄弟の死や同性愛や妊娠、複雑な家庭事情など濃い内容が初々しい高校生におしげもなく注がれていて切なくもあり人のぬくもりが愛しくなるような1冊です。 中学生の時に初めて読んだのですが10年たった今も読み返し、大事にとってある本です。 さわやかな中にも迷路のような若者ならではの考え方や悩みが詰まっていて読み終わったあとには甘酸っぱい充実感で溢れてしまうやみつきになってしまう本です。(20代女性)
恋愛が、彼のひたむきさが怖いといった主人公の気持ちがとてもよくわかる。恋愛の、出会って恋愛して別れて、その一連の流れを経験してしまうと、色んなことを知ってしまうと、その経験が怖くなってしまう。人を愛することって難しいとしみじみ思いました。(30代女性)
思春期の若者は、多かれ少なかれ異性・同性に対して憧憬心や同性愛的な部分を持っているものです。 マイナーな性癖で傷ついたり、その事が気になっている、 または過去にそういう経験を持つ人たちに勇気を与えてくれる一冊だと思います。(30代男性)
初めて読んだ村山由佳さんの小説がこのBAD KIDSでした。高校生くらいの時に読んだのですが、高校生の恋愛のお話ですが内容に衝撃を受けたのを覚えています。それから一気に村山由佳さんの本を集めるようになりました。(30代女性)
5位タイ. 村山由佳「ダブルファンタジー」(5票)
村山由佳「ダブルファンタジー」がおすすめの理由
上のタイトルを聴くとまず思うのが‥ 「これはきっと二つの冒険が楽しめる、戦いと魔法と人情が溢れてる冒険話なんだよ!」と思いますが、それは残念ながら少し違うんです。 今回の話は、恋愛に関しては「百田尚樹さん」、性欲が欲しいという部分に関しては「林真理子さん」の小説を合わせた物と思った方が早いと思います。 内容については、脚本家である女性は仕事は上手く行くが夫と上手く行かず、心がボロボロになりかけている、そんな女性は今にも性欲が欲しいという時、長く自分の仕事仲間としてそばにいてくれた、一人の演出家の男性の意見をもとに家を飛び出し、また新しいスタートを切り開こうとしているという話なんです。 この本を初めて読み始めた時は「なにコノ本嫌らしい事が書いてあるの?」と思いますが、どちらかというと、性欲とは何か愛とは何という事を教えてくれるような一冊だと思います。(30代女性)
主人公 奈津と関係を持つ男性は、全部で6人。脚本家としての仕事をしている時以外は、殆ど性愛の描写だから、対象としているのは、男性読者と成るのだろうと思いきや、全く嫌らしく無い。嫌悪感も湧かなければ、興奮も無い。どちらかと言うと淡々と奈津の生き様を、直視するような力強い文章は、人として、彼女を中心に廻りの男性達をも、きめ細かに描いてる。(50代男性)
女性なら共感できてしまう人も多いのではないでしょうか。 女はいつまでも女でいたい、そしてひとりの人を愛してしまい、旦那さんを置いて出ていってしまいます。 下巻まで読んでタイトルの意味がわかった。 主人公の行方を真正面から描く衝撃的な作品です。(30代女性)
今までの村山由佳さんの作風とガラリと変わった大胆な性愛シーンの描写が圧巻の小説です。 女性が隠しがちな性日本対する不安や思いを赤裸々に描いてくれて、読んで爽快な気分になりました。 性に貪欲なのは男性だけじゃなく女性も同じでいいんだ、と思わせてくれました。(40代女性)
それまでの作品と打って変わった赤裸々な性描写がリアルな作品で、読んで衝撃を受けました。 でも決して不快感ではなく、よく書いてくれた!という爽快感がありました。 女性にも性欲はあるし性は決してタブーではないというメッセージを感じてとても共感できた作品でした。(40代女性)
4位. 村山由佳「花酔ひ」(6票)
村山由佳「花酔ひ」がおすすめの理由
東京と京都の二組の夫婦が、日常を踏み外し不倫に溺れていく様を描いた作品で有るが、官能の深みに嵌っていく様は、なんとも美しい。そこには、日常の自我を保とうとする己とは別に、束縛を脱ぎ捨て、欲求に自由に成ろうとするもう一人の自分の願望を、鮮やかに描き切る作者の力量が成せる技だからだろう。(50代男性)
2組の夫婦の不倫を描いた官能的な作品ですが、古い着物が物語の鍵となっており、読み進めるうちに上品かつ美しい世界観が広がるためです。物語自体も大変味わい深いですが、主人公である麻子の祖母の言葉にも重みを感じます。(20代女性)
2組の夫婦がお互いのパートナーと不倫し合う物語です。駄目だとわかりながらも惹かれてしまう気持ちや、それぞれの性描写が生々しく書かれていてドキドキしました。恋愛と性と結婚の矛盾がどうしようもない気持ちにさせられ、また、性が人を狂わせる描写が恐ろしく、とても面白かったです。個人的に千桜のサディスティックなキャラクターが好きです。(20代女性)
官能小説と言えば村山作品です。この小説からは愛情は感じられず、身体の相性やお金など人間の暗い部分が目立ちました。パートナーではない異性に対して身体が反応してしまうという、どうしようもない気持ちは理解しにくかったです。(30代女性)
文章がとても綺麗です。 描写が細かく美しく、読んでいてうっとりする。 庭の花の描写、着物の刺繍の描写などなど。 自分の欲望よりも大切にしなければならない人、物、立場が増えていく。 ただの不倫を描いただけじゃない、なにかを感じました。(30代女性)
今空前の(苦笑)不倫ブームですが一昔前に既に刊行されたダブル不倫(正確に言うと違いますが…)のお話です。表向きは如何に理想の2人であっても、内側の性的嗜好・身体の愛称が夫婦となるうえでいかに重要な事なのか、読者の結婚観を今一度考えさせられるお話です。(20代女性)
3位. 村山由佳「星々の舟」(10票)
村山由佳「星々の舟」がおすすめの理由
村山由佳さんと言えば、青春のような少し切ないけど、甘酸っぱい恋愛小説というイメージで読みました。 でも、それを覆すかのような一人一人のリアルな恋愛や過去の短編小説で少し驚きを覚えました。 幸せで終わる小説よりも、こういった現実的な内容を読むことで自分の人生の生き方を考えさせれるのでオススメです。(20代女性)
「直木賞」受賞作品です。これぞ「直樹賞」と言える作品だと思います。 テーマは「家族」です。 ともすれば、近親相姦という暗くなりがちなテーマを実に巧妙に描いています。 心理描写が素晴らしいです。私は、とにかく泣けました。(40代女性)
息もつかず一気に読んだ。 愛してないわけじゃないけど、屈託なく接することができるわけでもない家族。 その機敏な感情が波のように押し寄せてきた。 きっと多くの人の心を揺さぶるだろであろう物語。 タイトルを船ではなく、舟としたところが秀逸。(30代女性)
家族の一人一人にフォーカスを当てた短編集のようであるが、どことなく家族の過去を共有しているような気持ちになる本で、色々な視点で家族を見ることもでき、夢中になって読み進めてしまいます。楽しい内容ではなく、叶わない恋であったり、慰安婦の話であったり、どこか暗く重苦しい雰囲気ではあるが、じんわり心に響く感じがします。(20代男性)
家族の絆、戦争の悲劇、禁断の恋など登場人物それぞれの視点から描かれており、色々なことを考えさせられる、読み応えのある作品です。救いようのないようでいて、最後には小さな一筋の光が差すところが村山由佳さんらしいと思います。重みのある内容をじっくりと読みたい方におすすめです。(20代女性)
直木賞を受賞した作品です。家族一人ひとりに人生があり、それぞれにドラマがあることを教えてくれる作品です。ストーリーに深みがあることはもちろんですが、読者それぞれの人生と登場人物の誰かの人生とが重なり、まるで自分が物語の主人公であるかのように感じます。(30代男性)
舟は人間が動かすこともできるけれど、風に流されてしまうこともある。人間の生き方も似たようなところがきっとあるんだと思う。血の繋がった家族でも、お互いのことは百パーセント分かるわけではない。色んな想いを抱えながら生きていく、そんなことを感じさせる本でした。(20代女性)
家族をテーマにした作品です。それぞれが重たい過去の傷や問題を抱えていて かなり女性としては心をえぐられる描写もありますが 世代間の差や男女の違いなど色々なことを考えさせられました。 特に父が抱える問題は重く、戦争という大きなテーマについても 自分の中で考察するきっかけになりました。(30代女性)
愛とは何か、家族とは何か、そんな考えさせられる題材の印象的な一冊でした。 ひとつのちいさな家庭の中でひとりひとりこんなにいくつもの問題があって切なくて苦しい。 とても重たい気持ちになりましたが、共感できる面もたくさんあって人の感情をうまく掴んでまとめられている作品でした。(20代女性)
とにかく重いです。家族とは何かについて考えさせられますし、考えろ!と言われてる気がします。他の村山由佳さんの作品とは違います。気合いを入れて描いたのだなというのがビシビシ伝わります。物語はスッキリと完結していません。あとは自分で考えろと言われてる気がします。読むときはこちらも気合いが必要です。(20代女性)
2位. 村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方」(13票)
村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方」がおすすめの理由
とにかくキュンキュンします!主人公も、ヒロインも純粋で、キラキラしてて、恋ってこんな感じだよねというのがとっても伝わってくる本です。年上の女性との恋に悩む青年の内面がよく書かれていると思います。シリーズで、文庫版も出てます。(20代女性)
純粋な主人公同士の恋愛が描かれていて、読んでいると優しい気持ちにはなれ、感動する内容でした。それだけではなく、複雑な人間関係があり、これから2人はどうなっていくのだろうと楽しく読み続けることが出来ました。(30代男性)
長年に渡り書き続けられているシリーズものの第1巻です。初めて読んだ時に、主人公の「勝利(かつとし」」を「ショーり」と呼ぶヒロインに不意を突かれた気分になりました。何だかとても新鮮味があったのです。微妙な年頃のビュアな想いが、コーヒーの香りのように漂います。(20代女性)
勝利とかれんの心の距離の近づき方、恋の始まり方など、すべてが繊細で不安で、まさに「恋」と表現するのがぴったりの ストーリー。小説のなかに登場する、言葉がとても新鮮でした。 幼いときに読んだので、ストーリーの中に登場するすべてのことが、大人の世界に感じました。 いつ、どの時代に読んでも、今だからこそ感じることのできる想いに触れられる気がします。(30代女性)
純愛小説が読みたい方におすすめ。勝利とかれんの心の動きがリアルに描かれています。穏やかでありながら、大きな事件が起こることもあり、続編が待ち遠しいシリーズです。一冊一冊は薄めの本ですので、分厚い本が苦手な方にも読みやすいと思います。村山由佳さん特有の綺麗な文章表現も堪能できる小説です。(20代女性)
小説には珍しく、10巻以上に続いている作品です。昔小説を読むのが苦手だったのに、この本なら1冊あたりのページが少ないため、とても読みやすく、読み切ることができました。 タイトル通り、コーヒーを淹れるシーンが何度も出てきて、コーヒー好きの人には特におすすめです。私はこの小説を読んでいると必ずコーヒーが飲みたくなります。 まだ完結していないので、続きが気になるところです。(20代女性)
主人公、そして登場人物のみんな、大好きです。ストーリーも最高!ショーリとかれん、二人のピュアさに、もどかしさを覚えつつ、ドキドキ、キュンキュンします。何度キャーッと叫んだことか(笑)時にハラハラ、ストーリーが気になり一気読みしちゃう!村山さんの言葉は、私の波長に合うのか、スルスルと読め、心にスゥーッと入ってきます。そして、核心をつくセリフが多くて、ハッとすることも。感動して、泣けるし!!本当~に大好きなシリーズです!(20代女性)
登場人物が全員良い人。みんな一生懸命生きていて愛おしく感じます。それぞれが愛する人を大切にする様子が丁寧に書かれています。10年以上前から続くこのシリーズですが、終わってほしくないです。このまま登場人物と一緒に自分も成長していきたいと思います。(20代女性)
この本は何冊かシリーズものになっているのですが、文章が読みやすく、情景が浮かびやすかったです。主人公達の年齢からして、ちょうど中高生くらいの年齢の人は、主人公に感情移入して読めると思います。自分に重ねて読むと楽しいと思います。(20代女性)
家庭の事情で同居することになった男子高校生と5歳年上の女性高校教師のいとこ同士のベタな恋愛小説です。二人の微妙な距離感と障害、葛藤がリアリに思える。若者の心理が上手く表現されていて一度は体験したことのある気持ち、昔を思い出させてくれるほっこりした内容が好きです。(30代女性)
主人公の勝利とヒロインかれんの、甘酸っぱい恋愛と成長、家族や仲間の絆について描かれている、シリーズの小説です。 とにかく主人公の性格が好きで、等身大ながら恋愛にもがき、大きな挫折に傷つきながらも進んでいく姿に いつも応援してしまいます! まだ完結していないので、どうなっていくのかこれからも楽しみにしています。(30代女性)
「おいしいコーヒーのいれかた」シリーズの第一作目「キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれかたⅠ」が特におすすめです。高校三年の春に、父の転勤をきっかけに血のつながらないいとこ姉弟と同居することになります。純粋な恋愛で、読んだ後にこんな恋愛をしたいと思う人は多いのではないでしょうか?(30代女性)
勝利とカンナの恋物語が面白くてずっとシリーズを集めていました。シリーズものになっていて最後はいつもどうなったんだろうと続きが木気になる構成になっています。大人のカンナが可愛らしくて好感がもてて好きです。(30代女性)
1位. 村山由佳「天使の卵」(15票)
村山由佳「天使の卵」がおすすめの理由
あまり読書をしない人でも、すんなりと読める小説だと思います。情景や心情がすっとはいってくる読みやすい本でした。内容もキレイな青春と恋愛の小説で、人によって好き嫌いのあまりない内容かと思います。当時あまり読書をしない私が読書に目覚めた本なので、人に勧めるときにはこれが多いです。(20代女性)
この小説は、村山由佳のデビュー作品と言っていい作品です。内容は美大を志望している予備校生の歩太と、電車で一目ぼれした春妃との出会いから別れまでを描いた作品です。春妃が歩太の父親の主治医であり、また高校時代からのガールフレンド夏姫の姉であるという一般的にはありえないような人物設定ですが、歩太の春妃に対する一途な愛と最後の別れの場面には涙なくしては読まれませんでした。(60代男性)
とても純粋な恋愛小説。 あまり物語に大きな仕掛けなどせず、凡庸さに徹したところが良い。 物語としてはバッドエンドで、切ない読後感だったが、解説を読んで、作者が伝えたかったであろう希望を感じ取ることができ、よかった。(30代女性)
映画にもなった作品なので、小説が苦手な人でも読みやすいと思います。 命の大切さ、平凡な毎日の大切さを再度確認させてくれる内容でした。 主人公とは別の登場人物から見た内容の小説も、シリーズとしてあるので、合わせて読むととても面白いです。(20代女性)
この本を読む前にテレビで「天使の梯子」を見ていて、俳優陣がそれぞれの役に馴染んでいて自然な演技が印象的で、とても面白いドラマでした。それがきっかけに「天使の卵」を手に取り、先にテレビで人物像が分かっていたので、とても読みやすかったです。19歳の少年の家族、恋人、年上の女性が一連のストーリーとなり、その少年がどのような結論に至るのか、とても面白かったです。(30代女性)
村川春樹の「ノルウェーの森」のような話だと感じました。芸大を目指す歩太は、満員電車である女性に恋に落ちます。「天使の梯子」に続くようなラストに、少し物足りなさを感じました。純愛ものが好きな方におすすめです。(30代女性)
個人的には村山由佳さんの本の中で一番好きなタイトルです。映画にもなりましたが、短い映画の枠内では良さは全然出ていなくて残念に思いました。せつない恋のお話で何度も読み返し読みました。続編のお話も出ています。(30代女性)
予備校生の主人公と精神科医の女性との切ない純愛小説です。 二人の出会いが電車というのが、読んだ当初とてもロマンチックで憧れてしまいました。 壁もあって、簡単には幸せにしてくれないのですが、村山さんの小説らしく 不器用なりに前を向いて生きていこうとする主人公たちに感情移入してしまう作品です。(30代女性)
寂しさを抱いた者同士が惹かれあい、愛し合う。ただそれだけなのに、簡単にはいかない運命。愛することを素直に認める勇気と、真実を告げる勇気。根底に死というテーマが流れている気がします。とても芸術的な作品だと思います。(30代女性)
ページ数も少なく簡単にさらさらと読める反面、内容の薄さを感じる。ただ、高校卒業したての主人公の恋愛は初々しく瑞々しく透明感があり、悲恋物語だけれど、読後感がとても爽やか。(20代女性)
村山由佳先生のデビュー作。 主人公、歩太の心理描写がすごく巧みに書かれていて 引き込まれてしまう。ただ、ハッピーエンドではない恋愛小説なので好き嫌いが別れてしまうかもしれないので 真ん中位の点数。(30代女性)
デビュー間もない作品で、文章の隅々に瑞々しさが感じられて好印象でした。 ただ、ハッピーエンドで終わらないので読後感がモヤモヤし、そこで減点しています。 続編で多少緩和されましたが…(30代男性)
姉妹で同じ人を好きになったり、登場人物が抱えている事柄の複雑さなど、決して明るい内容ではないが、主人公の彼女に対する一途で真っ直ぐな想いに切なくなります。年上の相手に対して純粋な気持ちが、彼女の心を徐々に開いていく場面では、成就して欲しいと思わずにはいられません。ラストで思いもしない悲しい結末には余韻が残る印象的なストーリーでした。(40代女性)
心の葛藤やトラウマを描きながらのピュアな恋愛という作風で、村山由佳さんらしい一作。人間関係が若干ベタなのがマイナスポイントですがドラマ化されただけあって読み応えがありました。(40代男性)
とにかく読みやすいです。ある意味、予想できる範囲でのみ物語が進んでいくので、登場する歩太と春妃のどちらにもスッと感情移入ができます。 歩太の恋はある日突然終わってしまうのですが、若い彼のその後の恋愛か人生を続編で読めたらなと思っています。(30代女性)
1票入った村山由佳おすすめ作品も紹介
せっかくなので1票入った村山由佳さんのおすすめ作品も紹介します。ランキング入りはしませんでしたが、素敵な作品揃いです。ぜひ読んでみてください。
村山由佳「アダルトエデュケーション」
村山由佳「アダルトエデュケーション」がおすすめの理由
大人の恋愛短編集です。女性にも読みやすい、美しい官能小説といったところでしょうか。この本に出てくる12人にはどこか共感できる部分があり、それぞれ闇を抱えながらも精一杯生きようとしていることが感じ取れます。さまざまな愛のかたちについて、考えさせられます。(20代女性)
村山由佳「いのちのうた」
村山由佳「いのちのうた」がおすすめの理由
クジラのイラストから、楽しい話、子供が喜ぶ話というイメージを受け購入しました。実際は、悲しい物語でついため息が出てしまいました。大人が子供に伝えなければいけない現実は、良いことばかりではないと実感しました。(30代女性)
村山由佳「ラヴィアンローズ」
村山由佳「ラヴィアンローズ」がおすすめの理由
うっとりするような薔薇の咲き誇る庭が、いつしか狂気を孕んだ毒々しいものに見えてくる。 人として最後の一線を越えてしまった彼女には共感は出来ないけれど、心のどこかで応援していた自分もいる。 村山さんの作品では珍しい展開でした。(30代女性)
村山由佳「ワンダフルワールド」
村山由佳「ワンダフルワールド」がおすすめの理由
匂いに関連した短編集。 登場人物が、次の短編にサラッと出てくるけど、さほど深くはか関わらない。 愛してる動物との話が三編。 この子は私がいないと!と思える対象がいることで救われる一瞬が描かれているのが好き。 読みやすくあっという間に読める。(30代女性)
村山由佳「小説家ぶー子 イギリスを行く」
村山由佳「小説家ぶー子 イギリスを行く」がおすすめの理由
大好きな村山さんの、大好きなエッセイ本。まさに「これぞ、旅!」って感じで、すごく良かった。自分も旅に行きたくなりました。特に良かったのは、村山さん流に、好きなトコに行き、好きなことをやり、好きなように色々感じてるとこ。素敵だなぁ。読んでて楽しくなります。また、村山さんの小説にはこういう旅の経験が反映されてるんだな~と、なんだか嬉しくなりました。色々な所に旅をしてるのにも憧れるけど、あぁやって、思う存分、旅を楽しんでいるのを読んで、自分が今まで「旅」だと思ってたものの概念が変わりました。自分が旅に行くことになったら、その前にまた読み直したい本!(20代女性)
村山由佳「僕らの夏 おいしいコーヒーのいれかた2」
村山由佳「僕らの夏 おいしいコーヒーのいれかた2」がおすすめの理由
「おいしいコーヒーのいれかた」二作目「僕らの夏 おいしいコーヒーのいれかたⅡ」が特におすすめです。大学生になった勝利と恋人であるかれんの仲が、進展しなくてイライラさせられます。キスはしたけど相手は自分のことを好きなのか?そんな純粋な悩みが羨ましいのと、そんなこと現実には起こらないと否定する気持ちと葛藤します。(30代女性)
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