【2019年】トルーマン・カポーティおすすめの本ランキングTOP7

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【2019年】トルーマン・カポーティおすすめの本ランキングTOP7

もともと20世紀初頭のアメリカの雰囲気が好きでしたが、トルーマン・カポーティの小説はその時代のアメリカを美しく描いており、とても魅力的です。 また、彼の作品ではじめに読んだ「ティファニーで朝食を」のホリーのトリコになったためでもあります。トルーマン・カポーティさんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。

 

 

第7位.トルーマン・カポーティ「銀の壜」

トルーマン・カポーティ「銀の壜」

トルーマン・カポーティ「銀の壜」がおすすめの理由

トルーマン・カポーティの短編の一つです。あらすじは、銀の壜に詰まった硬貨の数を当てることができれば、それをそっくりそのままくれてやる、というお店の粋な提案に対して、ある少年が挑むというもの。彼は中身を言い当てることができるのか、できないのか。その謎の答えもこの小説の魅力ですが、やはり、アメリカの片田舎の雰囲気を繊細に描いたタッチも素晴らしいものです。当時のアメリカがどのような雰囲気だったかは、ネットで検索しても簡単に出てくるものではありません。しかし、当時の小説を読めば、そこにはだいたいの答えがあります。その意味で、史実を記した岩盤の文字ではありませんが、一種の歴史的な資料としての楽しみ方もあります。もちろん、カポーティのメガネを通した内容ではありますが。なにはともあれ、少年が壜に詰まったお金の合計金額を言い当てられるのか、その答えを知るためにも読んでみてください。

 

 

第6位.トルーマン・カポーティ「ミリアム」

トルーマン・カポーティ「ミリアム」がおすすめの理由

少々ぞっとするお話で、その独特な展開が癖になります。短編集のうちの一つの作品なので、読みやすいことも魅力。私も既に10回は読み返しました。内容は、ミリアムという少女がとある女性の前に現れるというもの。ミリアムの正体も気になるところではありますが、この作品の魅力は主人公であるミセス・ミラーの揺れ動く心情です。心情表現は、映像作品には難しい小説特有の武器。ミリアムと出会い、共に行動していく中で、ミセス・ミラーの心情にどういった変化が現れていくのか。ぜひ、確かめてみてほしいところです。また、こればかりはあまり読む前の人に伝えたくないものですが、終盤の展開にはあっと驚くものがあります。ぞっとする、と最初に書いた通り、読み終えたときには、良いのか悪いのかわからない不思議な読後感を味わうことになるはずです。

 

 

第5位.トルーマン・カポーティ「夢を売る女」

トルーマン・カポーティ「夢を売る女」

トルーマン・カポーティ「夢を売る女」がおすすめの理由

タイトルそのままに、夢を売る女の話です。世にも奇妙な物語、という番組がありますが、その一つとして採用されてもおかしくないくらいの作品です。カポーティは無垢な主人公の話を描くのも得意ですが、こうした多少ブラックな作品も書いていて、それが彼の魅力でもあります。この短編の魅力は、前述の通りその奇妙さ。夢を売って、お金にする。普通はありえないおかしな設定から物語は進んでいきます。ちなみに、私も最初勘違いしましたが、この「夢」とは、将来の夢ではありません。その日眠っているうちにみた夢のことです。勘の鋭い方ならば、将来の夢を売るうちにやりたいことがなくなった哀れな女の話を想像するかもしれませんが、この小説はそういったストーリーでありません。しかしながら、それでいてもっと不気味で、救いようのない悲しさと不思議な爽やかさがあります。

 

 

第4位.トルーマン・カポーティ「夜の樹」

トルーマン・カポーティ「夜の樹」がおすすめの理由

新潮文庫から出ているトルーマン・カポーティの短編集の表題作にもなっている作品です。この作品を読むときには、夜の樹というタイトルの意味が何であるか、考えながら読んでいただきたいと思います。そしてこのタイトルが、夜の樹という小説の大きな魅力となっています。タイトルの意味がわかったとき(とはいえ、読者独自の解釈になることが多いのですが)、なるほどという感嘆と、沁み渡るような納得があります。また、トルーマン・カポーティの表現力はこの小説でも遺憾無く発揮されており、特に冒頭の、駅でケイが立っているシーンの描写は圧巻。最初の数行を読むだけで、寂れた駅の情景がぱっと脳内に広がり、そのとき彼女がどのような心情でいたのかさえ伝わるような段落です。短い作品ですが、最悪、その全てを読まなくてもかまいません。最初の一ページだけでも、みていただきたい作品です。

 

 

第3位.トルーマン・カポーティ「遠い声 遠い部屋」

トルーマン・カポーティ「遠い声 遠い部屋」がおすすめの理由

トルーマン・カポーティが「恐るべき子供」として文学界隈で恐れられるきっかけとなった作品です。それだけでも一読の価値があるところですが、具体的に魅力に迫っていきます。内容は、大人になりかけの少年ジョエルが父を探しにアメリカの田舎を訪れ、様々なことを経験していく、というもの。どこかで聞いた話だな、と思うことなかれ。この作品の表現力は目を見張るものがあります。ご自身のことを思い出していただきたいのですが、少年期というのは特に、自分でも自分がわからなくなるもの。自分探しだとか、そういったものに興味もあったかもしれません。そうした不安定な少年期の敏感な思いを、トルーマン・カポーティはこの作品でとても見事に描いています。また、短編が多いカポーティの作品で、これはなかなか分量もあるので読み応えもばっちりです。

 

 

第2位.トルーマン・カポーティ「誕生日の子どもたち」

トルーマン・カポーティ「誕生日の子どもたち」がおすすめの理由

またまたトルーマン・カポーティの短編集の一つ。かの村上春樹さんが訳していたはずですが、私は新潮文庫から出ている川本さんの訳出の方が個人的には好みです。物語は、主人公の街にミス・ボビットという女の子が越してくるところから始まります。が、冒頭の一文は、ミス・ボビットの死です。著作権の関係もありますので、冒頭を引用することは避けますが、その最初の一文はミステリー小説さながら。内容自体はミステリーではなく素敵な文学なのですが、この作品の魅力は没頭させる力でしょう。読みやすく、想像しやすい世界観の下で穏やかに進む物語。とりわけ、ミス・ボビットがあまりにもかわいらしい。トルーマン・カポーティの描く女性はどれも驚異的な魅力を持っていますが、彼女もそれに違いません。そうしてミス・ボビットの魅力にのまれ、最高潮に達したとき、読者は冒頭の一文を思い出すことになるのです。

 

 

第1位.トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」がおすすめの理由

トルーマン・カポーティの作品でもっとも有名といってもいいかもしれません。かのオードリー・ヘップバーンをヒロインとし、映画化もされたためでしょうか。しかしそれも当然のこと。この作品にはそれだけの魅力がある。ちなみに、はじめに説明してくと、映画版と小説版では結末が若干違うので、映画版をみたから読まなくていいや、という人はぜひ考えを改めて、小説版に手を出してください。世に言う短編より、少しだけ長いくらいのお話なので、映画を見終わるよりも先に読み終えるかもしれません。そんなこの「ティファニーで朝食を」を私がおすすめする理由は、なんといってもホリー・ゴライトリーの魔性の魅力に触れていただきたいからです。独特の感性を持ち、アメリカの社交界を渡り歩く女、ホリー・ゴライトリー。読み終えたとき、読者は皆、彼女の虜になっているはずです。

 

 

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