【2019年】高橋由太おすすめの本ランキングTOP7

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【2019年】高橋由太おすすめの本ランキングTOP7

時代劇ものから手に取りました、お話には妖怪や動物が出て来る事が多く、身近に起こる事件を妖怪達と一緒に解決していくのが自分の趣味に合いました。あと猫も好きなようで猫×妖怪パターンもあり、猫も好きなのでテーマは凄く好みです。笑いも忘れず人情味あふれたエンディングは心が温かくなるので落ち着きます。高橋由太さんのおすすめの作品をランキング形式でご紹介します。

 

 

第7位.高橋由太「黒猫王子の喫茶店 渡る世間は猫ばかり」

高橋由太「黒猫王子の喫茶店 渡る世間は猫ばかり」がおすすめの理由

小江戸川越の喫茶店で働いている胡桃は、人間の姿に化ける事が出来る猫達と一緒に近所の猫絡みの事件を解決していくお話です。主人公はおっとりした不器用な女性ですが猫に好かれる体質のようで川越のドリトルと呼ばれるようになってしまうのが面白い。本人は不本意のようで、何しろ猫達からディスられたりツッコミを入れられたりする、けど聞いてる方は上手いこと言うので面白いと感じてしまいます。喫茶店には近所の猫が集まり、にゃにゃと猫語で会話しているのが可愛い、新たな客をも巻き込んで胡桃をディスる掛け合いが面白い。各章のテーマの珈琲を紹介しているのも本と一緒に飲みたくなるので面白いです。第3巻では寂れた商店街を盛り上げるためお祭りで屋台を出店します、お店はそこそこだったけど、最後のカラオケ大会でハッチャケ過ぎて楽しんじゃうのが気分爽快でした。その様子をSNSにアップされていてお客さんがくるのは嬉しいけど、両親にバレて田舎に連れ返されそうになって猫達が胡桃のために奔走するのが愛なのか自分のためかツンデレで笑えます。悩み事を解決してあげたい気持ちとか大事に書いていて、でも笑い要素を忘れてない明るい日常を感じられますよ。

 

 

第6位.高橋由太「閻魔大王の代理人」

高橋由太「閻魔大王の代理人」がおすすめの理由

江戸時代に緋色の目を持って生まれた事で忌み嫌われたとある藩主の息子一馬が実は地獄の王だったと言うお話です。時代設定は作者さんが得意の分野で、冒頭の基本設定が巻末で上手く纏まっているのが上手だと思います。藩主の跡取りとして生まれたはずが遠くの地で百姓家に一人住んでいますが刺客に狙われる日々が一馬の剣の腕を上げていたのも、これから起きる事の伏線になっています。刺客に狙われている最中に地獄から迎えに来たのは、なんと金髪のイケメンでした、女性なら凄く嬉しかったと思います。 そして八大地獄の一つ等活地獄の王になってしまうとは大出世のはずが、現世に戻りたい一馬は閻魔大王に元の世界へ返してもらいます。王の座を狙っている九尾狐の姐己に狙われ色々な妖怪が登場します、閻魔大王に会いに行く途中でも地獄にいる鬼達が沢山出てくるので面白いし勉強になります。最後には村で知り合った百姓の娘を助けるために地獄の王になり、皆が幸せな結末なので安心して読めますよ。

 

 

第5位.高橋由太「探偵びりびり ショートケーキにご用心」

高橋由太「探偵びりびり ショートケーキにご用心」がおすすめの理由

公安刑事の江神は、お迎え係の統子と黒猫のクロスケに間違いで殺されてしまい、気づいたら幽霊になっていました。江神は弟からのSOSで、統子とクロスケと一緒に向かうと便利屋が上手くいってないので助けて欲しいと言います。近所に大手の便利屋が出来て閑古鳥が鳴いている、じゃ幽霊にお客になってもらおうと統子とクロスケにビラを配って貰うと行列が出来るほど人気になるという発想が面白い。江神は統子とクロスケをコキ使ってビラを配ったりさせるのは酷いようだけど憎めない感じで、何よりお調子者の二人が勝手な事をしてしまうのが曲者感があります。自分が幽霊になったからこその発想の転換は素晴らしい!そして江神を殺してしまった弱みがある統子とクロスケが手伝うのが可愛いです。幽霊事件も解決するし、弟の仕事も上手くいって、江神はお迎え係をする条件で神様に生き返らせて貰える事になってハッピーエンドで終わりますよ。猫と幽霊ものが得意な作家さんらしい設定が心地よいお笑いで彩りされて一気に読める作品です。

 

 

第4位.高橋由太「オサキ江戸じまい」

高橋由太「オサキ江戸じまい」がおすすめの理由

家を滅ぼすという妖狐オサキのシリーズで、その完結編が衝撃的なのでおすすめします。今まではオサキとオサキに取り憑かれた周吉が江戸で起こった事件を仲良く解決するお話で、悲しい事件もあったけど何だかんだと幸せな結末で終わっていました。それが最終巻になってオサキの能力発揮と言わんばかりに奉公先の家の主人が殺されたり、娘が自殺未遂したりと不幸が続きます。犯人を探すため付喪神や桜の精に助けられながら真実を突き止めようとするのは誠実なのですがとにかく悲しい物語です。事件をオサキに取り憑かれている自分のせいにして江戸を出ようとしたり追い詰められている姿に心が痛くなりました。ちょっとした誤解やすれ違いで大事件になることがあるのは小説の醍醐味ですが、江戸と言う時代の皆が頑張って生き抜かなきゃいけない時代では悲しさも倍増でした。最後は娘と周吉が結ばれるハッピーエンドになりますが、衝撃的な事件が起こると言う点でおすすめします。

 

 

第3位.高橋由太「猫はおしまい」

高橋由太「猫はおしまい」がおすすめの理由

幕末の江戸で南町奉行の同心・平四郎と飼い猫で化け猫のまるが事件を解決するお話です。その完結編で平四郎は年老いて心の臓が弱り、手首切りと言う夜な夜な人を切っている辻斬りを成敗している途中に倒れ田舎に引っ込んでしまう。それを機にまるも平四郎の家族から離れそうとしますが、平四郎が手首切りに狙われているので心配で離れられないと言う化け猫なのに人情に熱いまるが健気で可愛いです。ですが平四郎が倒れたのもまるが取り付いて事件を解決していたせいでもあるので罪悪感もあったのかも知れませんね。江戸時代の百姓が住む田舎は病人にはピッタリで穏やかに過ぎていくのが心落ち着いて良いですね。まるや化け猫仲間のクロとお銀も新しい旅に出発するし、平四郎の娘・らんの婚約者も平四郎を守るために一緒に暮らして楽しい終盤になりました。ただ平四郎だけが辻斬りの黒幕に殺されてしまったのは残念でした、そのおかげで猫のまるは家族と一緒にいてくれることになるので良かったです。あと平四郎と妻の会話がちょこちょこあるのですがお互いを想い合っている言葉に感動して涙が出ますよ。

 

 

第2位.高橋由太「神様の見習い もののけ探偵社はじめました」

高橋由太「神様の見習い もののけ探偵社はじめました」がおすすめの理由

無職となってしまった女の子が主人公ですが、父親も仕事に対して甘いようで探偵事務所を設立したのに何故か行方不明になってしまう。変わった親をもった子供の不幸話に同情し、その子供は人が良くて心配になるけど神様が助けてくれるので安心ですよ。事務所の家賃や設立にかかったお金を返済しないといけなくて廃神社にお参りに行くと貼ってあった御札を野良猫が剥がす運の悪さを発揮します。奉られた神様が猫になって主人公のところにやってきて探偵のお仕事をとってきてくれるのはラッキーでした。 不幸の連続で投げ出したくなるけど主人公が頑張って何とかしようとするのが健気で笑えます。美人OLさんからストーカー被害の依頼を受けますが、実は逆で彼女がストーカーだったことが判明したり、神様が猫の能力を発揮して動物達に協力してもらって事件を解決するのは面白いけど笑えます。猫好きな作者様らしく神様なのに対等な扱いでテンポ良く進むのが面白いですよ。

 

 

第1位.高橋由太「黒猫王子の喫茶店 渡る世間は猫ばかり お客様は神様です」

高橋由太「黒猫王子の喫茶店 渡る世間は猫ばかり お客様は神様です」がおすすめの理由

失業した女子・胡桃は川で黒猫を拾い泥まみれになっているところを、喫茶店を営む花に助けられ働く事になります。ですが店長は助けた黒猫のポウで二人は結婚する事になっていました、黒猫ポウは珈琲を淹れるのも上手で女子なら誰でもキュンとしてしまうイケメンに変身していました。猫は変身出来て当たり前らしく、夜に人間の姿になる事が出来るが人間に触ると下の姿に戻ってしまうのは羨ましいファンタジーですね。しかも人間の姿になる時は全裸と言う女子には恥ずかしいやら嬉しいやらのアクシデンド付き。胡桃はいつの間にか猫の言葉が分かるようになっていて、ポウの友達の三毛猫まげ太の家で事件を解決し、川越のドリトル先生と呼ばれるようになります。ロシアンブルーのユーリとも知り合って3匹で猫カフェをするようになるのは良いアイデアだと思いました、しかも夜はイケメンだらけの喫茶店になるし凄く行きたいです。猫を中心とした事件が次々起こり、胡桃達が解決、喫茶店は相変わらずお客が来ないのが悩みですが、猫達の会話が面白くて笑える心温まるお話ですよ。

 

 

タイトルとURLをコピーしました