読書好きが選ぶ!塩野七生おすすめ作品ランキング

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塩野七生おすすめ作品ランキング

11位タイ.塩野七生「ギリシア人の物語」(2票)

 

塩野七生「ギリシア人の物語」がおすすめの理由

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり。塩野七生の文章というのは洞察力に満ちていると思いました。どのようにしたらこのような文章が書けるのか。おそらくは、哲学と歴史とギリシアというひとつひとつもものについての深い洞察があって、これが組み合わさって名文が生まれるということなんだろうなと思いました。(30代女性)

ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊。社会不安の中で、じわじわと崩れていき、ペロポネソス戦没の敗北により一気に崩壊した感じです。 しかも、社会不安の長期化が人々の気質まで変えてしまうのは恐ろしいことだと思いました。情熱的なだけど直情的ではなく、冷静さもある文章で、一気に読み終えました。(30代女性)

 

 

11位タイ.塩野七生「ロードス島攻防記」(2票)

 

塩野七生「ロードス島攻防記」がおすすめの理由

イスラム世界に対してキリスト教世界の最前線に位置するロードス島。三大騎士団のひとつ、聖ヨハネ騎士団の興亡を、ロードス島をめぐるオスマン帝国との戦いをメインに書く。歴史とはこうも今日への示唆に富むものなのかと驚かされるのは著者の書く腕の良さゆえだろう。(30代女性)

私は地中海にあるマルタ島が大好きなのですが、ロードス島攻防記の中で、このマルタ島でかつて大活躍したマルタ騎士団の前身の聖ヨハネ騎士団が取り上げられているため大変興味深く、またその時代の背景もよくわかり、マルタを理解するのに大変役に立つからです。(30代女性)

 

 

11位タイ.塩野七生「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」(2票)

 

塩野七生「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」がおすすめの理由

塩野七生と言えば「ローマ人の物語」がすぐに思い浮かぶがあの長編小説を全て読終えたシオニストは何人だろうか。すべての巻を揃える又は読み終えるまで挫折してしまった人も居るのではないでしょうか。「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」は忠誠を駆け抜けた一人の皇帝物語である。彼女の作品は歴史小説なのだが歴史の本とまがうばかりのリアリティ。それは彼女が実際に中世に旅をして居たかのような物語を描くからだ。地図を片手にシチリアから神聖ローマ帝国への旅を始めましょう。(50代女性)

ドイツの礎を築いた神聖ローマ帝国ですが、その皇帝とはどんな人物だったのでしょうか。 幼少期から彼がどんな運命を辿ったのか、ひとつひとつ分かりやすく解説されています。 破天荒で大胆なその行動には、とても惹きつけられるものがあり、皇帝という立場にありながら苛烈な生涯はドラマのようです。(30代女性)

 

 

8位タイ.塩野七生「ヴァチカン物語」(3票)

 

塩野七生「ヴァチカン物語」がおすすめの理由

まるで観光ガイド本のような、ヴァチカンの美術品写真集です。きれいな写真が多く美術のレベルの高さが伺えます。またその美術にまつわる経緯や歴史も詳しく紹介されており、カトリックにおける神への畏敬が形となって表象されたという背景知識を知ることができました。(30代男性)

ヴァチカンの美術のレベルの高さが見える、きれいな写真が多数収録されているのが魅力です。観光ガイドのような使い方もできます。その空間や美術品はローマ・カトリックの強大なパワーをもとに、神と相対するための聖域として作られたわけであり、つまり神への畏敬が形となって現れた経緯を知ることができました。(30代男性)

珍しく小説ではなく、観光ガイド本のようなヴァチカンの美術品写真集です。きれいな写真が多く、美術のレベルの高さが伺えます。美術にまつわる経緯や歴史も詳しく紹介されており、カトリックにおける神への畏敬が形となって表象されたという背景知識を知ることができました。(30代男性)

 

 

8位タイ.塩野七生「マキアヴェッリ語録」(3票)

 

塩野七生「マキアヴェッリ語録」がおすすめの理由

他の哲学書を読んでから、マキアヴェッリを読むと、「力」の必要性を感じるから、道徳だけじゃダメなんだと思いしらされます。人間の本質をついています。時々読み返して、自分に足りないものを頭の隅にとどめておくようにしています。(30代女性)

マキアヴェッリの著作であればほかでも読めるものの、『マキアヴェッリ語録』の最大の特徴は塩野七生氏が選んで抜粋した語録であること。君主、国家、人間の3部による構成となっていて、併せて当時のイタリア周辺で起きた歴史の分析も知ることができます。事実が延べられているだけと思いきや、人間は歴史を繰り返すのだという主張が込められている気がしました。(30代男性)

リーダー論の始祖とも言える名言集。今では「目的のためには手段を選ばない」極端な発想と思えるような発言の由来と経緯が読み取れる。聞こえの良い部分だけを抜粋したビジネス自己啓発本と違い、歴史背景やその時の戦術も含めて解説されるので、あくまで歴史書として読みたい。(30代男性)

 

 

8位タイ.塩野七生「男たちへ」(3票)

 

塩野七生「男たちへ」がおすすめの理由

塩野七生さんの本は歴史物が基本的に好きですが、このエッセイは何度も読み返した本です。男たちへ、とありますが、男だけでなく、かっこよく生きる人への応援歌であり、背中を押してくれる本であり、姿勢を正さねばと思う本です。(30代女性)

品位の高い男性が持つスタイルについて、作者の理想として書かれているものが多かった。果たして世の女性はどれだけの共通認識を持っているのだろう。読み方はやはり一項一項読むのではなく、気になる項から始めると面白い。(30代女性)

最近よくいわれている「草食男子」。でも男にはもっと男らしさやセクシーさを求めている、そんな女性を納得させるさまざまなタイプの男性像が登場します。「男たちへ」というタイトルですが、やさしい、まったりな関係にどっぷりつかれない女性におすすめ。(30代女性)

 

 

6位タイ.塩野七生「イタリアからの手紙」(4票)

 

塩野七生「イタリアからの手紙」がおすすめの理由

私自身イタリアに行ったことはありませんが、イタリアに旅行に行った友達から所謂ベタな観光名所の話を聞いて、どんどんイタリアに行きたいなという思いとイタリアへのイメージが勝手に膨らんでいました。しかし、このエッセーはイタリアを知り尽くした作者ならではのイタリアの魅力がたくさん詰まっていて、いい意味で私が勝手に抱いていたイタリアへのイメージが覆されました。より一層イタリアへ行ってみたくなりました。(20代女性)

エッセイ集ですが、書かれたのが40年も前ですから政治状況も今とは変わり、現代史の著作として楽しめそうです。パスタが日本人に知られる前の話や、ナポリ名物の泥棒の話、ローマ時代から使われている下水道の話など、教科書で学ぶ古代ローマとは違った歴史のうんちくを読むことができました。(30代男性)

イタリアに関する著書が多数ある塩野氏のエッセイ集です。古代ローマからの長い歴史に精通している作家だからこそ、イタリアの人物・建物・遺跡などへの深い洞察が、文章の多くから感じられます。芸術的な能力を持つスリなど、珍しい表現にも惹かれます。(30代男性)

塩野七生さんのイタリアでの生活をもとにした短編エッセイ集です。出版が1972年なので40年以上前のものです。主に若かりし頃の塩野さんがイタリアで体験したことを中心に描写されています。塩野さんの体験ではないものも含まれていますが、どのエッセイも一癖ある興味深いものになっています。笑いを誘うようなものもあります。現在のイタリアとは違うところがあるかもしれませんが異国情緒あふれる良書であると思います。(20代男性)

 

 

6位タイ.塩野七生「わが友マキアヴェッリ」(4票)

 

塩野七生「わが友マキアヴェッリ」がおすすめの理由

歴史の教科書においては、手段のためなら目的を選ばない冷徹さで知られているマキアヴェッリですが、本書では彼の意外な人間的な面に言及されています。時代をややさかのぼり、彼がフィレンツェにおいてどのような背景で人間形成されたかに着眼する描写に引き込まれます。(30代男性)

目的のためには手段を選ばない冷徹さで知られるマキアヴェッリを、実は愉快で素朴でかわいそうな人間だったという視点で描く、珍しい著作でした。人物の評価は後の時代に行われるものであり、実際のマキアヴェッリは国の存亡を心配して何とか行動していのだと伺わせます。(30代男性)

タイトルはマキアヴェッリになっていますが、マキアヴェッリだけではなくフィレンツェの共和国時代を描写したものになっています。マキアヴェッリの生涯を取り上げるだけではなくフィレンツェ共和国の歴史と共に書き上げられることで、マキアヴェッリが君主論などの作品を著す背景が良くわかり、よりマキアヴェッリのことを理解することができるだけでなく、フィレンツェ共和国の歴史を見つめることができ非常におもしろいと思います。(20代男性)

歴史の教科書において「手段のためなら目的を選ばない」として知られるマキアヴェッリですが、本書では彼の意外な「人間的な」面に深く言及されています。時代をややさかのぼり、彼がフィレンツェにおいて、どのような背景で人格形成なされたかに着眼する描写に引き込まれます。(30代男性)

 

 

4位タイ.塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」(5票)

 

塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」がおすすめの理由

1453年、東ローマ帝国がオスマン帝国によって滅ぼされますが、その攻防を最後の東ローマ皇帝コンスタンティヌス11世とオスマン帝国のメフメト2世を中心に描いています。そして両国だけでなく、その当時の国際情勢に大きな力を持っていたヴェネチアの動きなど多面的に描いていて、とても面白いです。(40代男性)

コンスタンティノープルの陥落をおすすめと思います。 この小説は複数の登場人物の視点で歴史的な出来事を描いているのですが、その時代に生きた人達の思いや思惑などが伝わってきます。 ローマ帝国の栄光を引き継ぎながら、一都市の一角だけとなったビザンチン帝国に対する西欧各国の視点が微妙なのが印象的です。 それはカトリックとギリシャ正教との違いなのかなと思うのですが、一時は西ヨーロッパより遥かに豊かであったビザンチン帝国が西ヨーロッパの人を見下していたからではという考えもあります。 毎度のことであるがベネチア人の実利をとる感覚は本当に気持ちがいいと思います。(50代男性)

登場人物よりむしろ、街や港、人々の服装、当時の風習などの描写がていねいなのが魅力でした。中世の時代にもかかわらず情景がイメージでき、世界に引き込まれるリアルさを感じます。一方、コンスタンティノープルという都市を巡って様々な人々の思いが交錯する攻防戦は緊張感があり、一つの国が終焉を迎える様がドラマチックに描かれていました。(30代男性)

1000年続いた東ローマ帝国ホテルがトルコの侵攻により滅亡した日を描いた歴史小説。ハラハラする展開、西欧諸国が少しでも違った動きをしていれば違った歴史になっていたのだなという、コンスタンティノープルの無念さも感じる。(30代女性)

塩野さんが書かれるイタリア歴史物のなかで、本作は短編で比較的読みやすいものです。十字軍三部作として、この後に『ロードス島攻防記』、『レパントの海戦』があります。 十字軍との戦いの中で、オスマントルコ側の目線で書かれた内容で、マホメッド二世の心理描写などに引き込まれて読みました。 狭い半島の中の戦況が克明に描写されており、オリエンタルなイスタンブールの風景が鮮やかに思い出されました。後半は、なぜかマホメッド二世の強い欲求に心動かされ、じわっと涙さそわれてしまいました。(50代女性)

 

 

4位タイ.塩野七生「ルネサンスの女たち」(5票)

 

塩野七生「ルネサンスの女たち」がおすすめの理由

ルネサンス時代を、4人の女性からの視点で描いた歴史本。自分の性格を活かせた者と流されてしまった者との対比に無常を感じます。また、この頃の歴史上の人物だと男性にばかり注目されるため、時代の陰に埋もれがちな女性視点は珍しいでしょう。(30代男性)

これはルネサンス期を4人の女性の視点で語る物語で、教科書に載っている世界史の話から詳しく掘り下げられている点が魅力です。あらかじめ当時の世界史について知識がないと難しいかもしれませんが、国を守るために努力した女性、政治に翻弄されっぱなしだった女性など、どれも興味を惹く生涯で、人間模様を描くドラマとしても楽しめます。(30代男性)

ルネサンス時代を、4人の女性からの視点で描いた著書。自分の特技・性格を活かせた者と、時代に流されてしまった者。その対比に無常を感じました。また、この頃の歴史上の人物だと男性ばかり注目がされ、時代の陰に埋もれがちな女性視点は珍しいといえるかもしれません。(30代男性)

ルネサンスにおけるイタリア半島、それぞれの小国大国果てはローマ教会という巨大な権威、それぞれが権謀術策を巡らせる時代。 その中で4人の女性たちにスポットを当てて書かれた本。 「女の事を書くには、男について書かなければならない」という一文が印象的。(40代女性)

淡々と語られている文体ですが読みやすく、イタリアの当時の歴史や権力者たちの考え方などを垣間見ることができます。 4人の女性たちに焦点を当て描かれており、乱世を生き抜く様子が描かれています。 兄や父から政略結をさせられたり、婚夫を謀殺されたり、当時の女性は家族に策略の道具とされていますが、これのようなことは、家を守るための一つの方法として戦国時代やそれ以前から日本でも行われており、自国との共通点も見え興味深かったです。 これを書きながらもう一度本書を読みたいと思いました。(30代女性)

 

 

3位.塩野七生「海の都の物語」(7票)

 

塩野七生「海の都の物語」がおすすめの理由

水の都と呼ばれるベネチアが海上貿易都市として1000年以上にわたって栄えてきた歴史が描かれた書です。ビザンチン帝国とわたりあい、十字軍全盛期もこっそりとイスラムと交易する等、ある時は狡猾に、ある時は勇敢に、その繁栄を支えてきた人々の息遣いが聞こえてくるようです。周辺諸国や大国の間で、現代日本がどう生き残っていくかというヒントが、この書にかくされているようにも思います。(50代男性)

ヴェネツィアが大好きで、ヨーロッパの歴史が大好きな私にとって、海の都の物語は何よりも読んでてワクワクする本でした。歴史だけでなくその中での人々の生活もイメージでき、ヴェネツィア帝国の生まれてから最後までが愛情持って書かれている名著だと思います。(30代女性)

海の都、イタリアのヴェネツィア共和国が繁栄と危機を繰り返し、ゆったりと滅亡していく歴史を描いた大作です。ヴェネツィアの外交手腕や交易などを通して、いかにして繁栄を遂げたかが事細かに描かれています。国全体だけではなく、巡礼者であったり、ヴェネツィアの女性など人間の生活にも焦点が合わされており、ヴェネツィアの生活にも触れることができる作品であると思います。(20代男性)

古代ローマは地理的条件が悪いため、塩と魚しか収穫できず、自給自足ができない国だそうです。だからこそ他国との交易に軸足を置いたのが、古代ローマ強みだという主張がはっきり分かりました。日本とは対照的である旨も伝わってきます。塩野氏が描くローマの人々は現実主義者で、高尚な政治的な主義主張を振り回すわけではないが利益優先に生きたローマ人の考えが、「独立と自由を守り抜いた」として評価されるのだと勉強になります。(30代男性)

ヴェネチア旅行へのお供に持って行きました。絵画のように美しいヴェネチアがどうやって誕生したのか、歴史書というより、物語として綴られています。十字軍のくだりは躍動感があって、タイムスリップしたかのように引き込まれました。(30代女性)

世界の中でも特別な魅力のある街、ヴェネツィア。まるでお話の中や、舞台装置のような街。なんとなく現実離れしている、そんなヴェネツィアにももちろん古い歴史があり、実際の歴史を知ることでこの街をより理解し、現実にある街としてもっと魅力を感じることができるようになると思います。(30代女性)

小さな都市国家のヴェネチア共和国がどのように繁栄し、なぜ滅んだのかが描かれています。 資源もない場所で知恵を振り絞り経済を発展させ栄えてきたところは、同じように資源が少ない日本も学ぶところがあると感じました。(30代女性)

 

 

2位.塩野七生「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」(10票)

 

塩野七生「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」がおすすめの理由

チェーザレ・ボルジアについて書かれた数少ない有名な文献です。チェーザレの半生がよく書かれており、どんな人物だったのか、とてもわかりやすかったです。イタリアの織田信長といわれるだけあって、ダークヒーロー的存在であったことが想像できました。(20代女性)

中世イタリアで活躍した、スペイン出身の貴族チェーザレ・ボルジアの生涯を描いた物語です。頭脳明晰のうえ容姿にも恵まれ、その上高い身分の生まれのチェーザレですが、父ロドリーゴの後継として次第に頭角を現し、軍人としての本領を発揮するようになります。聖職者としての自らに満足せず、たぐいまれな軍才を思う存分発揮していくところは、野望溢れる若者といった感じで読みごたえがあります。500年ほども前の物語ですし、描かれているイタリアも現代のそれとは違い統一されていないので、地理がよくわからず迷うこともありましたが、物語が進むにつれて当時のイタリアの姿を何となくつかめていくので問題ありません。チェーザレはその若すぎる晩年、病に倒れ盟友とも別れ、壮絶と言える最期を迎えますが、その凄まじいまでの野心に突き動かされた生き様が清々しいと思いました。日本の戦国時代の武将の物語が好きな人なら、きっと楽しめると思います。(30代女性)

ある漫画の影響でチェーザレ・ボルジアに興味をもって手にとってみた本でした。最高でした、チェーザレ・ボルジアの数ある本の中でも本当に最高なんじゃないかなと思います。タイトル通りのチェーザレ・ボルジア像でした。文章もキリリと美しくて惚れ惚れします、好きです。(30代女性)

少し長いと感じたが、イタリアで国家統一・自分の国を作ろうと野望に燃えた一人の男の一生は読んでいて飽きることがありませんでした。自分の地位や形勢を熟知し、動くべきときに迅速に動く。自分もこうありたいと思う部分も多かったです。(30代女性)

この小説は、16世紀のイタリア、抜群の軍事・政治とローマ法王の権力をバックに領土拡大を目指した美しい武将、どうして自身の王国を作りたいのか、権力を手にしたいのか、彼の胸の中は読者が想像するしかない。 諸外国を次々と掌中にしていく知勇兼備の武将、フランス王とのスリリングな駆け引き。 没落の時はやってくる、華やかな隆盛期とは対極の最期を作者は暖かいタッチで書いてあげる。 塩野作品の魅力は、淡々とした描写の中にも主人公に母性を伴った愛情を滲ませるところだと思います。(50代男性)

チェーザレ・ボルジアについてはよく知らずで諸外国の歴史小説に興味を持った時に手に取りました。彼自身がどうのというより、ヨーローッパの戦争がどんな風になされていたのかが描写されており面白かったです。戦い方のルールがあること、日本の戦国時代なども合戦となるとすざましい死闘が繰り返されていましたが、ヨーロッパとのなると、規模が違うことに改めて国の大きさ偉大さを感じました。ヨーロッパの合戦がよくわかる本です。(40代女性)

チェーザレボルジアを別の本でとても好きになり、この本に行きつきました。ヨーロッパ、とくにイタリアの歴史はボルジア家抜きには語れませんが、その中でもカリスマ性と人を惹きつける魅力を持ち合わせたチェーザレにつき、より深く知ることができた良本です。(30代女性)

ローマ法王アレッサンドロ6世の私生児チェーザレ・ボルジアの生涯を描いた本で、妹ルクレツィアの政略婚や兄の謀殺などエピソードも刺激的で一気に読めてしまう作品です。私生児にして枢機卿にまで登り詰めた栄光と父が亡くなってからの転落の対比がドラマティックで、彼が倒れずイタリア統一を成し遂げた未来を想像せずにはいられません。(30代女性)

チェーザレ・ボルジアと聞いてもあまり、ピンとくる人は多くないかもしれません。が、中世それぞれの有力貴族が各地をバラバラに治めていたイタリアを統一しようとし、中途で非業の死をとげた人物の評伝です。 ローマ法王の私生児として生まれた生い立ちや実の妹との許されるざる恋愛など波乱にとんだ生涯が緻密に語られます。その生涯をときに優雅にときに残酷なまでに描写されています。 イタリアと言えばルネサンス時代を思い浮かべますが、その幕開けとなる時代に何が起きていたのかわかるので、おすすめします。(30代女性)

塩野七生さんは歴史小説の大家でありボルジア家の面々またその家についてもまた多くの方が書かれていることも知られるところですが、特にチェーザレ・ボルジアに焦点をあてて書かれたのは想像するに美しい青年の野心を書きたかったのではないかと勝手に想像します。同じボルジア家を書いたもので玉座を視点にした変わった本もありとても面白かったのですが淡々と歴史事実を語っているようで途中でチェーザレの一人称で感傷を書いているところがあり気持ちを重ねて書かれると自分も共感し縁遠い歴史の話にも引き込まれていきます。(40代女性)

 

 

1位.塩野七生「ローマ人の物語」(17票)

 

塩野七生「ローマ人の物語」がおすすめの理由

全15巻におよぶ超大作です。古代ローマの諸々のことを話題にしています。学校の歴史の授業で試験のためだけに覚えた無味乾燥な史実に、著者の創作力と調査力で活き活きとした物語となっていて、歴史好きの人には興味津々で読み応えがあります。全15巻ですが、第一巻から読む必要はなく、自分が興味のある史実の巻から、またはその巻だけ読んでも大丈夫なところも、読みやすくて良いです。(60代男性)

塩野七生さんの代表作である作品です。かなり長編なのですが、その分ローマ人の歴史や経済、生活、文化などが詳細に記述されており非常に読み応えのある作品になっています。なかなか学ぶ機会がないローマ人についてよく分かる作品です。(30代男性)

古代、地中海を中心に繁栄したローマの成り立ちから衰退していくまでの出来事を物語にした本です。 カルタゴの英雄・ハンニバルや「賽は投げられた」で有名なカエサルらの激しい戦闘に胸を踊らせることもありますが、それだけではなく政治体系が移り変わる流れなどもよくわかります。 様々な人間たちが現れては消えていく、栄枯盛衰を感じさせる一冊です。(40代男性)

塩野七生といったら、なんといってもローマの話だと思います! 鋭い視点と、日本人的な視線を持ち合わせながら、ローマの歴史をずっと書いていくこのシリーズはとても壮大です。ローマに足を踏み入れたことはなくとも、ローマに旅行できる読み応えのあるシリーズだと思います!(20代女性)

小説家、エンターテイナーとしても優れている塩野さんは、ローマ史の専門家でもあります。このローマ人の物語は、壮大な歴史絵巻を人々の生活を交えて書いてくれるので本当に面白いです。歴史ものといえば、どうしても日本の歴史になりますが、これは外国の歴史でも楽しんで読めます。(40代男性)

古代ローマの1000年を優に超える歴史を追っていった大作です。王政、共和政、帝政時代から東西分裂期、滅亡に至るまでの歴史を網羅しています。古代ローマが何故あれほどまでに強大で巨大な国家に成立したのか、その強大な国家が滅亡したのは何故なのかといった遠大な疑問を生むきっかけにも解決するきっかけにもなるかと思います。(20代男性)

コンパクトな文庫版がおすすめです。よくまとまっているので自分の好きな時代を集めるのがいいと思います。一番力が入っているのはやっぱり、ユリウスカエサルのルビコン側周辺でしょう。これだけでかなりの分量になりますが、とても読みごたえはありますし、作者の強い思いを感じます。(30代男性)

ローマに関してでは、ローマ神話で知るくらいでしかありませんでした。塩野さんの「ローマ人の物語」は本屋で目にした時は、何だか難しそうで面白さを感じなく、読もうとしなかったのですが、知人が物凄いファンで、新刊が出ると一人の世界に入り、その本に集中し読みふけると聞き、そんなにのめり込める本とはどんな本かと借りて読む始めたのがきっかけでした。ローマの歴史が読みやすく書かれていました。時代の流れ生活、文化、考え方とローマというだけでなく、ヨーロッパの歴史を学べる本です。とにかく1冊でも読んでみることをおすすめします。(40代女性)

古代ローマの誕生か帝政へそして滅亡に至るまでを、膨大な資料に基づいて書き綴った作品。ローマは一日にして成らずと言いますが、読み終えた時にはそのローマの歴史を体験した気分にさせてくれます。小説とは違いますが、飽きることなく読むことが出来る良作です。(30代男性)

文庫43巻にわたり古代ローマの成り立ちから滅亡までを描いた作品です。 まるで作者がその時代、その場所にいたかのように、人物が生き生きと描かれ、様々な歴史上の出来事が臨場感あふれる描写で記されています。 書き手も読み手もその後の歴史を知っていて、どのような結末へと向かうのかわかっているのに、ハラハラ・ドキドキさせられます。 歴史に「もし」はないのですが、もしもこの人物が生きていたら、この戦いの勝敗が変わっていたならばと考えてしまうほど、登場するローマ人たちに感情移入してしまいます。難しい歴史書ではなく、作者のローマ人への愛が伝わってくる壮大な歴史小説です。(30代女性)

とにかく文章が上手く面白いです。 世界史をとっていなかったため歴史の流れをまったく知らない状態で読み進めたのですが、なかなか読むことが止まらず何度も夜更かししてしまいました。作者のローマ人に対する愛が、微笑してしまいました、のような文章や尊敬する行動の描写でばしばしと伝わってきて、すっかり自分までローマ人フリークのような気持ちになってしまいました。 歴史好きな人はもちろん、あまり歴史の本を読まない人でも絶対に読む手が止まらなくなると思います。作者に影響されてカエサルが大好きになりましたし、個人的にはティベリウスとハドリアヌスが大好きになりました。カタカナの名前覚えるの苦手でしたのに恐ろしい。あっさりと大量の人物を覚えてしまいました。きっと読んだ人それぞれに一押しのローマ人、もしくは古代ローマ同世代人の推しができること間違いなしだと思います。(30代女性)

一地域の弱小民族にすぎなかったローマ人が、どのようにして強大になっていったかの黎明期について書かれています。横文字の固有名詞がたくさん出てきて全く覚えられないが、面白いのでどんどん読めました。今のイタリア人からは想像できないが、昔のローマ人は義理堅い民族だったのだなと思った。(30代女性)

古代ローマ全期に渡るインフラについての解説本で、丸々一冊を費やしている詳しさが魅力です。道路、橋、水道、医療、教育などが主なテーマ。これら今となっては当たり前のシステムを、歴史上初めて思い付いた時代の話として、古代ローマ史に詳しくなくても面白く読めました。キリスト教が侵入することで古いローマが瓦解する前の知ることができる一面もあります。(30代男性)

かつてヨーロッパで栄華を極めた古代ローマ帝国の始まり、変遷、そして衰退がとても印象深く書かれています。古代ローマの人々の文化を見ていると思いのほか現代の私たちとの共通点が多く、驚かされることも少なくありません。古代ローマがなぜ繁栄しなぜ滅びたのか、政治的観点のみならず市民の視点からも考察することができます。読み終わる頃には現代社会と古代ローマの通じる部分から、さまざまな教訓を得られることでしょう。(20代女性)

紀元前8世紀年から5世紀にかけて、およそ1000年続いたローマ帝国の物語。その建国から終焉までを塩尾氏独自の歴史観で紡いでゆく。 歴史書ではない。あくまで物語である。それ故に、筆者はより自由に、そして大胆に、歴史を語ることができるのである。本書においては人物描写が秀逸である。個性豊かな登場人物が多く登場するが、多くの資料を引用しつつ、彼らの姿を生々しく描き出している。(20代女性)

塩野七生氏の主要な代表作とも言える、大長編です。ローマの起こりから、栄華、そして衰退までを実に壮大なスケールで描きます。これを読めば、ローマに興味のなかった人もそのロマンを感じることでしょう。大傑作です。(20代女性)

ローマ人の物語は長編策の歴史小説です。ローマ時代の歴史を深く感じながら、小説を読むことができるのと、ローマ好きの塩野さんの世界観がよく表現されており、読みごたえのある小説でたいへんおすすめです。特に、カエサルの描写は必見です。(30代男性)

 

 

1票入った塩野七生のおすすめ作品も紹介

塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」

 

塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」がおすすめの理由

ルネサンスという、それまで抑えられてられていた感情、欲望が爆発した革新の時代にするどく肉薄していく本でした。宗教、美術、政治など、それまでと全く違う方向へ歩き出す、その一歩をスローモーションで眺めているような気にさせる内容で面白かった。(30代女性)

 

 

塩野七生「レパントの海戦」

 

塩野七生「レパントの海戦」がおすすめの理由

旧来のガレー船による海戦が、大砲を積んだ船による海戦へ変移する様子が描写されており、歴史の背景を知っていればより楽しめます。更に本書では戦争以外についても触れられており、西洋連合軍の内部抗争を収めるのに労力を費やしたり、戦争後には経済活動の価値観が変わったり、ひいてはヴェネツィアの没落に至るまでの流れも併せて読み取れます。(30代男性)

 

 

塩野七生「ローマから日本が見える」

 

塩野七生「ローマから日本が見える」がおすすめの理由

教科書で学んだだけの知識で「ローマ時代とは」「ローマ皇帝とは」と決めつけるは視野が狭いと思い知らされる一冊です。日本と比べるという考え方も本書独特の視点であり、「民主主義は絶対的な正義である」と決めるのもまた危険であることを警告しています。また、英雄たちの通信簿のページは面白く読める付録でしょう。(30代男性)

 

 

塩野七生「ローマ人への20の質問」

 

塩野七生「ローマ人への20の質問」がおすすめの理由

対話式で紹介される古代ローマの生活習慣と、それを現代日本と比較する企画が独特で興味深かったです。また短編の対話式で読みやすいのも特長でした。「入浴好き」とか「魚料理好き」など身近な話題には読み入ってしまう一方で、「差別をなくそうとする意識は逆に危険」「奴隷制にもメリットがあった」といった指摘は今の日本にも少しだけ当てはまってしまうのでは、と気付かされる短編もあります。(30代男性)

 

 

塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界」

 

塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界」がおすすめの理由

古代ローマが滅亡した後にやってきたのは混乱でした。混乱はムスリムなどが中心となったサラセンという海賊行為を働く者たちに地中海を、イタリア半島を支配されることが起こりました。古代ローマが在りし日には地中海の制海権はローマが握っていたのですがローマ亡き後は、海賊たちが跋扈する海になりはて、ローマ人はそれに対抗しつづけるか、逃げるかの手段しかありませんでした。キリスト教の修道会の者はサラセンにさらわれた者を解放しようと尽力し、イタリア半島に住む者たちはサラセンからいち早く逃げ出せるように海が良く見える場所に灯台を作り上げました。このようなローマ亡き後の混乱が手に取るようにわかる非常に興味深い作品です。(20代男性)

 

 

塩野七生「塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック」

 

塩野七生「塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック」がおすすめの理由

古代ローマについて書かれた塩野氏の著作の要約集です。それまでの個別の事件や政策を書いた小説群が、どういう時系列で、どのような経緯でつながっていたのか全体を眺望できました。写真が多い点も読んでいて楽しいですね。(30代男性)

 

 

塩野七生「黄金のローマ 法王庁殺人事件」

 

塩野七生「黄金のローマ 法王庁殺人事件」がおすすめの理由

歴史小説でも推理小説でもなく、恋愛模様を描いた小説でした。もちろん歴史背景について詳しく描写されているのが魅力で、現在のローマの街並みは16世紀に下地を持っている点や当時のヨーロッパ世界全体の混乱模様などが自然に知識として入ってきます。一方、「軍事的に大国には劣るヴェネチアは、外交上の大国になり延命に成功した」という記述は、普通の恋愛小説では学べない歴史です。(30代男性)

 

 

塩野七生「銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件」

 

塩野七生「銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件」がおすすめの理由

ミステリーと歴史小説を掛け合わせたような作品で、とても読みやすい作品でした。読んでいるうちに、当時のフィレンツェの様子が思い浮かびます。フィレンツェの歴史について、もっと詳しく知りたくなりました。フィレンツェ旅行に行かれる前に是非お勧めです。(40代女性)

 

 

塩野七生「十字軍物語」

 

塩野七生「十字軍物語」がおすすめの理由

塩野七生の書く歴史書は面白い。彼女ほど歴史の面白さを伝えた功労者はいないだろう。如何にしても十字軍がイェルサレムを奪還したかが精密な筆致によって紡ぎ出される。読んでいて宗教とはなんだろうと思わずにはいられませんでした。(30代女性)

 

 

塩野七生「神の代理人」

 

塩野七生「神の代理人」がおすすめの理由

ローマ法王を宗教的役割を担った厳粛なイメージではなく、一大組織の長として描いたユニークな作品だと思います。「あれほどの組織を率いるには政治力も必要だ」という筆者の思いを体現するようなルネサンス時代の4人の法王が描かれますが(必ずしも筆者の評価が高い人ばかりではないのが面白い)、それぞれに個性が強く、法王といえど彼ららしく法王庁を、時代を切り開いていった姿が興味深いです。(30代女性)

 

 

塩野七生「人びとのかたち」

 

塩野七生「人びとのかたち」がおすすめの理由

著者の見てきた映画について、単なる感想や紹介にとどまらず、映画の題材などにまつわる様々なことについて書かれているエッセー集。読み終わってから、よしここに出てきた映画を見てみよう、となるのではなく、本書を読んで以降映画に対してより真剣に向き合うようになれます。(20代男性)

 

 

塩野七生「想いの軌跡 1975‐2012」

 

塩野七生「想いの軌跡 1975‐2012」がおすすめの理由

ローマ世界を中心にヨーロッパの歴史書を多数執筆した塩野七生氏による、エッセイの集大成といえます。書かれた時期がばらばらなので現在の情勢と一致しない話もありますが、例えば「歴史の第一級資料にすら誤りはある」といった指摘は、塩野氏が長年にわたって常に意識していたことと思えます。また、織田信長やサッカーに話が及ぶ点は見識の深さを伺えました。(30代男性)

 

 

塩野七生「男の肖像」

 

塩野七生「男の肖像」がおすすめの理由

世界史・日本史上の著名な14人の男性について、塩野氏オリジナルの意見が語られる批評本です。といっても歴史解説ではなく、著者ならでは恋愛観を交えたユニークなエッセイでした。例えば、乱世時代の優秀な男同士の協力にうっとりしたり、織田信長と西郷隆盛の男同士の愛について語ったりなど、もちろん歴史を元にしてはいますが自由な妄想本として楽しめます。(30代男性)

 

 

塩野七生「痛快!ローマ学」

 

塩野七生「痛快!ローマ学」がおすすめの理由

情報量が豊富で、仕事で資料を作るために参考になりました。ただ、ローマと現代の日本を、無理やり結びつけようとしているところは気になりました。ローマが素晴らしいことには違いないが、日本の政治に向いているかというと疑問です。(30代女性)

 

 

塩野七生「日本人へ リーダー篇」

 

塩野七生「日本人へ リーダー篇」がおすすめの理由

日本の国の中にいる人が日本人論を書くことは珍しいものではなく、また同じ日本人として共鳴できるものもあるのですが、本来、外国(イタリア)にいて、歴史との対比から日本人のリーダー、或は日本人を見る視点が、アイロニーに見えていて、なかなか面白いです。(50代男性)

 

 

塩野七生「日本人へ リーダー編」

 

塩野七生「日本人へ リーダー編」がおすすめの理由

塩野七生は、ご存じの通り、古代ローマを題材に『ローマ人の物語』という大長編を書かれた著者として有名です。その視点は、史実に忠実ではあるものの、独自の視点が非常にユニークで、その視点を活かして日本人のリーダに向けて書かれたのがこの本です。辛口で、冷めているのがの著者のもちあじですが、外国の歴史という観点による日本人論は大変面白く、国内にいる日本人による日本人論とは異なる名著だと思います。(50代男性)

 

 

塩野七生「日本人へ 危機からの脱出編」

 

塩野七生「日本人へ 危機からの脱出編」がおすすめの理由

ごく最近、職場の方から、お薦めされた事がきっかけでした。日本人が外国にいながら、日本の事を訴える本で、こういった人は貴重だと、職場の方が話され興味を持ちました。海外を見ても、表現の自由があっても無くても、訴える人達は反対側の人から押さえつけられる事があるのに、塩野七生さんは力強く言葉にされています。それを読まないなんて勿体ない、と感じました。何より、日本大震災の後に執筆された本で、実際に震災をこの身で感じた者からすると、感じた者の想いを真っ直ぐに訴える本でした。日本はどうして、何か起きる度に責任者が入れ代わるのか、入れ代わることで、その何かを解決した事にするのか、不思議でなりませんでした。普段は、私自身も歴史小説よりは、ミステリーが入った歴史小説を読んだり、現代史に近い本はあまり読まないため、歴史物が苦手な方には、読み進める事が難しいかもしれません。でも、読まない事の多い私でも、頷きながら読むことが出来たので、ぜひ一読をお薦めします。(30代女性)

 

 

塩野七生「緋色のヴェネツィア (聖(サン)マルコ殺人事件)」

 

塩野七生「緋色のヴェネツィア (聖(サン)マルコ殺人事件)」がおすすめの理由

婚約者に1年だけ地中海を見てくると約束して旅立ち、結局今までずっとイタリアにお住まいの塩野先生。新潮社の広告などで、日本の政治を潔く滅多切りにする女流作家というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、壮大なロマンスも描いておられます。これは、中世のべネチアとコンスタンティノープルを舞台に、元首の息子に生まれたものの私生児だったために、社会的地位も恋も手に入れられなかった青年アルヴィーゼが、異国で昔の恋人リヴィアと巡り合い、王を目指すという物語。中世の地中海世界にのめりこんでしまう一冊です。1991年に宝塚歌劇団花組で、伝説のトップスター故・大浦みずきさん主演のもと、『ヴェネチアの紋章』というタイトルで舞台化もされました。(40代女性)

 

 

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