2019年スガシカオおすすめの曲ランキング10
声、歌詞、音楽。すべての合わさった「スガシカオ」そのものが魅力的なので好きです。バラードからファンク、ポップな曲など幅広いところも魅力です。他のアーティストへ提供した曲のセルフカバーもあり、この曲もスガシカオだったのか、と才能の幅に驚かされることもあります。
第10位.スガシカオ「19才」
曲全体に漂う怪しい雰囲気と歌詞がマッチしていてドキドキする名曲。一回聴くと耳から離れずついくちずさんでしまうのがこの曲の魅力です。特にサビの「ククク…クロアゲハチョウのように」のようなクが繰り返されるところはつい口にだしてしまうのではないでしょうか。この部分の言葉選びもいいなと思います。19歳という曲名の通り、大人の手前の微妙な時期の心境がうまく表れている歌詞も秀逸です。xxxHOLiCのアニメ主題歌にもなりましたが、雰囲気がとても合っておりアニメの魅力を際立たせていました。面白いので是非アニメも一緒に見てみて欲しいなと思います。
第9位.スガシカオ「春夏秋冬」
過ぎゆく季節の中で明日を今日に、今日を昨日にしていく『僕』が、ふと立ち止まって考えているような歌詞。本当にこれでいいのか、正解がわからなくなることは誰しもあるけれどもちょっとだけ前向きにすすむ力をくれるような言葉の詰まった曲です。自問自答するけれど大切なものはわかってて、それならちょっとだけ明日への希望になる。そう教えてくれる穏やかな染み入る曲です。スガシカオといえばこの曲のようなバラード調の切ない雰囲気の曲を連想される方も多いのでは?と個人的には思っています。聞き始めにおすすめな曲の一つでもあります。
第8位.スガシカオ「奇跡」
ちょうど就職活動をしている時期に発表されたのもあり、当時よく聞いて元気づけられた曲です。社会人になるという未来に向けて、不安もあったけれどキラキラした期待が大きかった時期。自分にできることが増えたり、同じようなことを目指す仲間に会えて前向きになっていた時に「いま自分が変われそうな予感に 気づいたらちょっとにやけてしまうけれど」という歌詞が絶妙にフィットしていて、面接に向かう道で聴きながら笑顔になっていました。前向きになれるおすすめの曲です。サビに向かって曲調が上がっていく部分は高揚感があり、気持ちも盛り上がります。
第7位.スガシカオ「午後のパレード」
さわやかな曲調が心地よい曲です。アップテンポでライブでもとても盛り上がります。実は公式の振付があって、スガシカオのホームページで公開されています。覚えてライブに参加するとより楽しめます。『夏の午後のパレード』と歌詞にある為か、暑い季節に聴きたくなります。歌詞の中には「君の隣にいるその人って本当に君が思うような人ですか?」など、明るく前向きな曲調の中にドキっとする歌がでてきて、対比が面白いなと感じます。様々入り混じってそれでも続いていくパレード、スガシカオに続いてそのパレードに参加したいなと思ってしまいます。
第6位.スガシカオ「June」
軽快でさわやかなメロディ。これだけ聴くと新生活に向けた希望に満ちた曲に感じます。しかし歌詞を読んでみるとそうでもないようです。子供の頃に親の都合で引越をして、最初は新しい街への期待にあふれていますが、序盤ではうまく行っていない様子。最後の『”元気でいます”と書きはじめたけどそれでいいと思う』という表現が、ストレートに「頑張れ!」ではない独特な”前向き”で好きです。新しいスタートで不安な時に聴いて、君には『元気でいます』と言えるように頑張ってみよう、と思えるお守りのような曲で、新しいスタートを切る友人に送ったこともあります。
第5位.スガシカオ「サヨナラホームラン」
何かをしたくてもできないでいる時。やる気がないわけでもなりたいものがないわけでもないけれどできない時。日曜日にでかけようと思っているのに、何となくカーテンも開けず二度寝したりして結局何もしないまま夕方を向かえてしまったり。誰しも経験のあることではないでしょうか。わかっているなら今から変われ!と押し付けるのではなく、そういうことあるよね、やらなきゃだめだよねと隣で話を聞いてくれる友人のような温かさのある曲。背中を押してくれるのではなく、隣で頷いてくれるような人にいてほしい、そんな時に聴きたくなる曲です。
第4位.スガシカオ「黄金の月」
歌詞の言葉選びにスガシカオらしさを感じる、リズム感のある言葉の運びがあります。みんなどこかで感じているような自分の闇の部分に対して、受け入れるとも抵抗するとも言っておらず、目指すものの象徴である「黄金の月」さえも、ないものであっても、それでも「夜空に 黄金の月をえがこう」と君に歌う曲。スガさんの中の愛の一つのカタチが見える気がします。えてして男女の恋愛はどこかに嘘があったり、偽ったりする部分があって、うしろめたさを感じることもある。その切なさが曲調とスガシカオの声にマッチしていて胸に刺さります。
第3位.スガシカオ「ふたりのかげ」
恋愛における男女のすれ違いや、埋めることのできないような溝。もどかしくてどうにかしたいけれどどうしようもないもの。歌詞に明示されていなくても、恋愛の中で同じような経験を少なからずされる方が多いと思います。この曲は「明日にはいいことがたくさんあるかなぁ」というフレーズの、『いいこと』に集約されているのかなと思います。二人にとっての『いいこと』は分かり合うことなのかもしれないし別れかもしれない。「十字路を 曲がるまでふり続けた その手は君にみえただろうか」他人から見たら報われなくても手を振り続けるのが「君」に対しての気持ち。切ない、スガシカオの恋愛ソングらしい一曲です。
第2位.スガシカオ「兆し」
3月のライオンの4巻発売記念CMソングにもなった曲です。珍しく穏やかな曲調で、スガシカオさんの声がマッチして切なさが増します。強さと弱さ、生と死、曲の中では対照的なものが描かれ、その間でぼくが揺れます。人は誰も常に一定ではなく、ある一面ではこうでも他の面では正反対なんてこともあります。穏やかな声で、そんなところも含めてすべて肯定されているような気持ちになり、そのままでいいと言ってもらえているような安心感に包まれます。3月のライオンの世界観ともよく合っていて、熱や恐怖、様々な感情を内包しているけれど一見すると穏やかな零を表したような曲です。
第1位.スガシカオ「ココニイルコト」
SMAPに楽曲提供し、のちにスガシカオ本人もカバーした名曲です。SMAPへの曲提供といえば大ヒットした「夜空ノムコウ」でこちらもセルフカバーされておりますが、個人的には「ココニイルコト」の方が好きです。愛は永遠という言葉とは程遠い世界だけれど、今の自分はそうであることが「ココニイルコト」であり、未来もし自分が変わったとしても過去は変わらず「ココニイタコト」になる。良し悪しではなく、これが事実なのだ。というメッセージなのかなと思います。「ふるえる指を包んでも あなたの悲しみを知るには足りない」というフレーズが特に好きで、やるせない気持ちの時に思い出します。