- 中学生の読書感想文におすすめの本79選
- 1.アンネ・フランク「アンネの日記」
- 2.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
- 3.森 絵都「カラフル」
- 4.吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
- 5.サン・テグジュペリ「星の王子さま」
- 6.夏目漱石「坊っちゃん」
- 7.重松清「きみの友だち」
- 8.夏目漱石「こころ」
- 9.あさのあつこ「バッテリー」
- 10.ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
- 11.竹山道雄「ビルマの竪琴」
- 12.湊かなえ「告白」
- 13.ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」
- 14.太宰治「走れメロス」
- 15.芥川龍之介「蜘蛛の糸」
- 16.芥川竜之介「羅生門」
- 17.佐藤敏郎 雁部那由多 津田穂乃花 相沢朱音 山城未裕「16歳の語り部」
- 18.ジュリアス・レスター 著 ロッド・ブラウン 画「あなたがもし奴隷だったら…」
- 19.汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
- 20.イ・ユンボック「あの空にも悲しみが 完訳 ユンボギの日記」
- 21.芥川龍之介「あばばばば」
- 22.ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
- 23.三田 誠広「いちご同盟」
- 24.キャムロン・ライト「エミリーへの手紙」
- 25.木村 元彦「オシム 終わりなき闘い」
- 26.遠藤周作「おバカさん」
- 27.ヨースタインゴルデル「カードミステリー」
- 28.百田尚樹「カエルの楽園」
- 29.高木敏子「ガラスのうさぎ」
- 30.ル=グウィン「ゲド戦記Ⅱ こわれた腕環」
- 31.ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」
- 32.森絵都「ダイブ!」
- 33.星奏なつめ「チョコレート・コンフュージョン」
- 34.水上勉「ブンナよ、木からおりてこい」
- 35.田村裕「ホームレス中学生」
- 36.村山早紀「ルリユール」
- 37.ヴィクトル ユーゴー「レ・ミゼラブル」
- 38.マイケル・ファラデー「ロウソクの科学」
- 39.ジョルジュ・サンド「愛の妖精」
- 40.森絵都「宇宙のみなしご」
- 41.百田尚樹「永遠のゼロ」
- 42.又吉直樹「火花」
- 43.野坂 昭如「火垂るの墓」
- 44.椎名誠「岳物語」
- 45.川端裕人「銀河のワールドカップ」
- 46.宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
- 47.羽賀翔一「君たちはどう生きるか」
- 48.清水久美子「君のためならがんばれる」
- 49.三島由紀夫「午後の曳航」
- 50.森鴎外「高瀬舟」
- 51.島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」
- 52.ルイーザ・メイ・オルゴット「若草物語」
- 53.重松清「十字架」
- 54.太宰治「女生徒」
- 55.夏目漱石「心」
- 56.喜多川泰「心晴日和」
- 57.夏川草介「神様のカルテ」
- 58.浅葉なつ「神様の御用人」
- 59.有川浩「図書館戦争」
- 60.稲盛 和夫「生き方。」
- 61.上橋菜穂子「精霊の守り人」
- 62.さだまさし「精霊流し」
- 63.高橋絵里香「青い光が見えたから」
- 64.アレックス・シアラー「青空の向こう」
- 65.井上靖「蒼き狼」
- 66.船登惟希「中学一冊目の参考書」
- 67.ジョージ・オーウェル「動物農場」
- 68.井上 智・賞子「読めなくても、書けなくても、勉強したい/ディスレクシアのオレなりの読み書き」
- 69.壺井栄「二十四の瞳」
- 70.ローラ・インガルス・ワイルダー「農場の少年」
- 71.島崎藤村「破戒」
- 72.小川洋子「博士の愛した数式」
- 73.ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
- 74.重松清「舞姫通信」
- 75.ウィリアム・カムクワンバ「風をつかまえた少年」
- 76.村上淳子「本を読んで甲子園へいこう」
- 77.本田宗一郎「本田宗一郎夢を力に―私の履歴書」
- 78.芥川龍之介「蜜柑」
- 79.村上春樹「羊男のクリスマス」
中学生の読書感想文におすすめの本79選
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1.アンネ・フランク「アンネの日記」
中学生の読書感想文にアンネ・フランク「アンネの日記」がおすすめの理由
第二次世界大戦中の、ナチスドイツによる、ユダヤ人大量虐殺の実態を、アンネが書いた日記は、有名ですが、とても中学生の子をに呼んで衝撃でした。社会の勉強にもなるので、かなり大人になってからも、印象に残っています。(30代女性)
『アンネの日記』はホロコーストという人類の暗い歴史と人道的な内容を扱っています。少女の目線を通して描かれているので、中学生にはリアリティを持って受け入れることができるのではないかと思います。暗いテーマですが、中学生に読んでほしいと考えます。(20代女性)
戦時中ドイツ人に隠れ暮らす,1人の女の子の日記ですが,私たちがいかに平和な世界にいるか,この生活がどんなに恵まれたものであるかを改めて考えさせられます.戦争について考えるにあたって,実際の戦争の経験者かつ若い女の子からの視点で書かれている点で,中高生にも読みやすいのではないかと思います.(20代女性)
歴史的に有名なホロコーストが軸にあるので、情報量が多く感想文を書きやすいと思う。いきなりこの本を読むのではなく、予備知識として当時の社会情勢などを軽く調べておくと良い。本を読むにあたって、ただ残酷で可哀想な話として終わらせずに、厳しい状況でも希望を失わなかったアンネの心の強さにも目を向ける必要がある。(20代女性)
2.梨木香歩「西の魔女が死んだ」
中学生の読書感想文に梨木香歩「西の魔女が死んだ」がおすすめの理由
読書感想文に使いやすいこと。 自身の考えを述べられるところがたくさんあり、その名の通り感想文にしやすい。 本文が短いので少ない時間で読み切れ短時間で書くことが出来る。 映画化されているので内容が分かったうえで本を読め、感想文が書きやすい。(10代男性)
誰しも1度は人生につまづくことがあり悩んでいる人がいると思います。そんな時にこの本のおばあちゃんの言葉がそっと背中を押してくれるような気がして、自分の経験と本を読んだ感想が繋がって書きやすいと思うから。(10代女性)
タイトルから見ると読書感想文にふさわしいのか疑問に思うかもしれませんが、この本は不登校になりつつある女の子と、そのおばあちゃんとのお話なのです。最後にはグッときてポロポロと涙が止まらない感動作なのです。(20代女性)
まずページ数もそんなに多くなく、普段読者をしない子ども達でも手に取りやすい分厚さです。 そして、主人公が思春期の女の子ということで感情移入しやすいこと、梨木香歩さん特有の読み進めて行くとどんどん物語の中に吸い込まれてしまい一気に読めること。 自分自身や家族のことを見つめ直すきっかけになる一冊なので、感想文も書きやすいと思います。(20代女性)
3.森 絵都「カラフル」
中学生の読書感想文に森 絵都「カラフル」がおすすめの理由
命の重みや、人生の清濁を併せのむ大切さを教えてくれる本です。何かの事情で亡くなってしまった主人公が、生まれ変わりを賭けて乗り移った少年の体で奮闘し、人間関係や課題を解決していくというストーリーです。物語には、不倫や援助交際というショッキングな内容も登場するのですが、その裏に隠された事実を見つけ、どう折り合っていくかという部分が思春期にピッタリの内容になっています。中学生という多感な時期を上手く描写している点、ミステリー要素もあり、あっと驚く意外な結末が待っているという点でおすすめの一冊です。(30代女性)
シンプルなタイトルと鮮やかな本の表紙とは裏腹に、物語は死んでしまった主人公がもう1度人生をやり直すというものです。非日常的な物語ではありますが、まるで日常だと錯覚してしまうほど、文章構成がしっかりしていて物語に没頭してしまいます。 人生とは何なのか、考えさせられるお話です。(20代女性)
おすすめの第一の理由は、本の薄さです。 読書感想文は長期宿題の中でも最後の方まで残ってしまう物ではないでしょうか。 この本は、ページ数が比較的少なく読みやすい本です。 二つ目のおすすめポイントとして、本のテーマが生きるということについてストーリーとして描かれている為、読書感想文として書きやすいです。(20代女性)
4.吉野源三郎「君たちはどう生きるか」
中学生の読書感想文に吉野源三郎「君たちはどう生きるか」がおすすめの理由
「君たちはどう生きるか」を読書感想文におすすめしたい一番の理由は、この本を読んで何も考えない人はいないと思うからです。 この本の中で主人公の「コペル君」に「おじさん」が伝えたことは、読者すべてに向けられたもののように感じます。 まるで自分に向けて書かれた本のように感じるので感想文を書きやすいと思いますし、感想文として感じたことを書き出すことで、豊かな人間になれると思うのでおすすめです。(30代女性)
日常にありそうな問題を通して人間的な成長を考えることが出来る良書です。中学生であれば多感であり、不安定であり、また自分が何者であるのかを漠然としながらも考え始める時期だと思います。少年から青年へと成長するときに触れて欲しい一冊です。(30代男性)
登場人物の年齢やキャラクターが中学生にも親近感が持てなじみやすいと思います。内容的にも学校内の出来事や友人や親族との絡みを題材にしており、主人公の心の中の葛藤が今の子供にも通じる所があると思うからです。(40代男性)
5.サン・テグジュペリ「星の王子さま」
中学生の読書感想文にサン・テグジュペリ「星の王子さま」がおすすめの理由
考え方の違う主人公の視点、王子さまの視点の2つの方向から物語が進んでいくため、色々な感想を持ちやすいと思う。現代を生きている中で忘れてしまいそうな感情や疑問を問われているようなところが多々あり、考えながら読むことができるため文章を書きやすいと思う。(10代女性)
この本は大切なものへの気持ちが書かれた本です。大切なものは目に見えないというテーマがあり、誰かを大切にする本当の意味について考えさせられます。人は誰かを一瞬で嫌いになったりしますが、他にしてくれたいくつものことを忘れてはいけないと思います。そういうものに気づかされる本ですのでおすすめします。(10代男性)
独特な世界観を持った不思議な本だと思います。小学生の時に読みましたが、意味がよく分かりませんでした。中学生の時に読み返して初めて、ストーリーが理解できた気がします。この本は子供の頃の独創性や、小さな事を楽しむ気持ち、周りの環境を変えるために自ら動くことの大切さを教えてくれます。(20代女性)
6.夏目漱石「坊っちゃん」
中学生の読書感想文に夏目漱石「坊っちゃん」がおすすめの理由
ストーリーが簡潔かつ、文章がユーモアに溢れているので読んていて非常に面白いから。赴任先における温泉、蕎麦屋での出来事・下宿での飯の話・赤シャツとの対決などが特に面白く、最後まで飽きずに読める。個人的には、坊っちゃんは下女の清のことを大切に思っているところが良いと感じた。(20代男性)
ドラマ化されたこともあり、有名な小説です。カラッと明るい主人公の成長物語風なので、内容も楽しめますし、とても健全なので、中学生にも安心して読んでもらえます。主人公以外の登場人物も魅力的なキャラクターなので、一度は読んでみて欲しいです。(40代女性)
夏目漱石の作品の中では、比較的短い小説の上、内容も難しくないので、小説を読み慣れていない子どもでもがんばれば読みきれる作品です。主人公の坊っちゃんは、よく言えば純粋、悪く言えば単純な性格の江戸っ子で、ストレートな感情や物言いが、若者に共感を与えるのではないでしょうか。田舎の学校に赴任されて、キャラの強い同僚や生徒、大家さんなどにもまれて悪戦苦闘しながらも、がんばって元気に生きている坊っちゃんは、読んでいて気持ちいいです。ぜひ今の中学生たちにも読んでもらいたいです。(40代女性)
7.重松清「きみの友だち」
中学生の読書感想文に重松清「きみの友だち」がおすすめの理由
私が中学生だったときに出会った、初めて飲んだ重松清さんの本です。学校での友だちとの関わり方は、思春期の中学生にとっては大きな悩みになるはずです。 自分の周りにもこんな人がいたなあと感じたり、こんな人間関係嫌だなと思いながらも読みきってしまう一冊です。身近な話題なので、入り込みやすいです。(20代女性)
友達を題材とした短編集なので、すべて読まなくても中の作品から1つ選んでそれだけを読めばいいので自分の書きやすい作品を選びやすい。また、友達が題材なので自分の中学校生活の中での体験談を交えることによって文章が広がりやすいのでとても書きやすいから(30代女性)
8.夏目漱石「こころ」
中学生の読書感想文に夏目漱石「こころ」がおすすめの理由
私がこころを読んだのは高校生の時でした。 その時、このこころに登場するKという人物の台詞がずっと心に残っています。 その台詞というのが、「向上心のないものは馬鹿だ」というもの。 まさに向上心のなかった私にはガツンときました。 それとは別に、この話自体は男女の三角関係でわかりやすい人間の葛藤やエゴが描かれているので、感想を書くなら自分をどれかの登場人物に重ねて考えやすいのではないかと思います。(30代女性)
私自身、日本文学がとても好きで、そして日本の文豪がとても好きなので、読書感想文を書くために私より若い子供達にも日本の素晴らしい文学の本を読んでもらいたいし、そして日本の文学作品の良さを知って読書が好きになってもらいたいと思う為です。(30代女性)
9.あさのあつこ「バッテリー」
中学生の読書感想文にあさのあつこ「バッテリー」がおすすめの理由
中学時代の友人との友情や葛藤を感じることができる本。主人公と同世代のため、自分に置き換えながら感情移入もしやすいと思う。そのため、思春期の自分自身の友人関係を見つめ直し、それを感想文に書くことができると思う。(40代男性)
野球少年たちがすごく青春の物語は、中学生たちの心情にぴったりと合致するため、感情移入しやすく読書感想文も書きやすいと思います。 また、全体的に会話が多いため国語が苦手であっても読みやすいのがポイントです。(30代男性)
10.ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
中学生の読書感想文にミヒャエル・エンデ「はてしない物語」がおすすめの理由
映画「ネバーエンディングストーリー」の、原作です。 やさしくてわかりやすい文体なのに とても緻密で、 本を読む人と物語世界の登場人物、消えては現れる森、虚無など、不思議な設定や仕掛けに満ちています。 日々悩みがある人こそ、オススメします。(30代女性)
少しページ数があって、小学生が読破するには難易度が高い本になっているので、中学生になった頃に読むのがおすすめです。言わずと知れたネバーエンディングストーリーであり、幼心の君と主人公のやりとりは、哲学的でもあり、学ぶことが少なくないと思ったためです。(30代女性)
11.竹山道雄「ビルマの竪琴」
中学生の読書感想文に竹山道雄「ビルマの竪琴」がおすすめの理由
太平洋戦争中のビルマで、日本人兵士が演奏する竪琴の音色が隊員たちの慰めになっていたというあらすじですが、とても読みやすくて中学生くらいの感想文にはおすすめです。戦争の悲惨さというより、竪琴を通した仲間との交流などが描かれているので、面白い感想が書けるかと思います。(30代女性)
今のミャンマーをビルマと呼んでいた時代があったことも知らない現代の子ども達に読んでもらいたい一冊です。戦争から帰ってこれず、ビルマのジャングルで帰らぬ人となった大勢の人を弔うために、僧侶になって残った1人の男性が主人公です。弔う気持ちが伝わってきます。(40代女性)
12.湊かなえ「告白」
中学生の読書感想文に湊かなえ「告白」がおすすめの理由
たくさんのミステリー小説がある中でも、読みやすく、告白の舞台も中学校であることから、中学生だと親近感がより湧くのではないかと思ったからです。読み終わった後には、あまりいい気分にはなりませんが、妙に納得してしまうような展開や、各章の構成の仕方が面白く、感想文も内容と絡めて自分の気持ちを書くことができるのでとてもおすすめです。(20代女性)
私が当時中学生の頃に実際にこの本の読書感想文を書きました。登場人物は同じ中学生なのに、私が普段過ごしているような平凡な日常とは正反対な日々を送っている登場人物たちにとても驚いたことで感想文がとても捗ったからです。(20代女性)
13.ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」
中学生の読書感想文にルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」がおすすめの理由
孤児院からもらわれた小さな赤毛の女の子の成長物語です。最初の頃は、ちんちくりんでガリガリ、学校にもろくに行かせてもらえなかったために、勉強も遅れているさえない女の子だったアンが、見る見るうちに賢く美しく成長していく様は、本人の努力だけでなく、引き取って育ててくれた家族、素晴らしい師と友人、そしてライバル、カナダの自然。色々と想像力を掻き立ててくれる作品です。(40代女性)
題名を知らない者がいないだろう有名小説ですが、意外とじっくり読んだことがない人も多いのではないでしょうか。 小学生向けの簡易な文章のものもありますが、私はできれば、中学生くらいに、本来の大人向けの文庫をぜひ読んでもらいたいと思います。 中学生くらいになると、自分自身の環境だったり、身体的な事だったり、能力的な事だったり、様々な劣等感を誰しも一つや二つ抱えているのではないでしょうか? そんな心に、主人公のアン・シャーリーの明るい前向きな思想、行動は夢を与えるのではないかと思います。 それぞれの心に留まったことを一つ掘り下げていくと、読書感想文の内容も、広げやすいはずです。(50代女性)
14.太宰治「走れメロス」
中学生の読書感想文に太宰治「走れメロス」がおすすめの理由
有名な作家が書いているので、是非一度読むべきなのはもちろんなのですが、ストーリーが分かりやすく、場面の随所に自分の感想を挿入しやすい作品になっています。この作品から感じることは人それぞれだとは思うのですが、考えさせられる内容が多く見られるため、読書感想文にはおすすめだと思います。(20代男性)
不朽の名作であり、最初に触れる太宰作品としてはベストチョイスだと思うためです。友情のすばらしさ、努力が報われるすばらしさ、太宰のポジティブさをかんじることができる珍しい作品であるということもおすすめの理由です。(30代女性)
15.芥川龍之介「蜘蛛の糸」
中学生の読書感想文に芥川龍之介「蜘蛛の糸」がおすすめの理由
話自体が短いので読みやすく教訓も得られ、読書感想文の定番であり自分の部活動等での失敗談を絡めて話を膨らませやすい他、一般的に言われている教訓とは違う考え方と捉えることもできるなど自分なりに話を展開をさせやすく感想文を書きやすいため。(20代男性)
私が中学生時代に、この蜘蛛の糸を読んで感想を書かせていただき、その中学校で賞状を頂きました。小説としては、かなり短い感じですが、しかしすごく中身が濃い小説だと私は認識しております。地獄に落ちたカンダタという名の泥棒の男が、蜘蛛を助けたことで、お釈迦様がカンダタに手を差し伸べていただいたものがたりです。(40代男性)
16.芥川竜之介「羅生門」
中学生の読書感想文に芥川竜之介「羅生門」がおすすめの理由
短編で読みやすいが、中身は非常に濃い。人間の不可思議についていくらでも深読みでき、正解はない。読んだ年齢や人生経験によって理解度や解釈も違うはず。子供から大人まで、作品とがっぷり四ツに組み合った手ごたえある感想が書けるだろう。(40代女性)
人間は弱いもので、ちょっとしたことで犯罪を犯してしまう。なぜそうなってしまうのか、また、そうならないためには自分は何をしなければならないのかを考える材料になる本。犯罪を犯してしまう側の思考から考えることで、みえるものがあるのに気づかされる❗(40代男性)
17.佐藤敏郎 雁部那由多 津田穂乃花 相沢朱音 山城未裕「16歳の語り部」
中学生の読書感想文に佐藤敏郎 雁部那由多 津田穂乃花 相沢朱音 山城未裕「16歳の語り部」がおすすめの理由
東日本大震災を描いた実話作品です。当時彼等は小学五年生で津波が起こった日、学校におりそのまま屋上に避難し避難生活が始まる。水さえ手に入らず食べるものにも困り心も荒れていったそうです。家や家族や友達も失った悲しさは計り知れない。(40代男性)
18.ジュリアス・レスター 著 ロッド・ブラウン 画「あなたがもし奴隷だったら…」
中学生の読書感想文にジュリアス・レスター 著 ロッド・ブラウン 画「あなたがもし奴隷だったら…」がおすすめの理由
衝撃的な絵とそれに添えられた文章により、こんな悲惨なことが実際に行われていたのかと、ありありと感じられます。人としての人権、奴隷の歴史などいろいろと考えたり、新たに調べてみるきっかけになるはずです。絵本のジャンルに入るので、文章を読むのが苦手な人でも手に取りやすいと思います。(30代女性)
19.汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
中学生の読書感想文に汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」がおすすめの理由
本作品は、第二次世界大戦中の日本にタイムスリップしてしまった、中学2年生の百合を主人公にした作品です。タイムスリップというSFの感はありますが、戦争の無慈悲さ、悲壮感、残酷さを描写している作品で、戦争と平和を考えるのに丁度よい作品となっています。(20代男性)
20.イ・ユンボック「あの空にも悲しみが 完訳 ユンボギの日記」
中学生の読書感想文にイ・ユンボック「あの空にも悲しみが 完訳 ユンボギの日記」がおすすめの理由
親がいない極貧生活のなかでも、希望を失わずに生活し、少しでも勉学しようとする作者の姿勢は、中学生にこそ学んで欲しいと思うのです。また、この話は韓国での話ですが、近年ネット上でかの国に関する偏見がまことしやかに流布されるなか、どんな国でも人情があることを分かりやすく教えてくれるからです。(40代男性)
21.芥川龍之介「あばばばば」
中学生の読書感想文に芥川龍之介「あばばばば」がおすすめの理由
自分に何か欲しいものがあって、それに対して行動しておかないと、自分が気づいたときには遅いと言う、誰にでも起こりうる出来事を描いているから。短編でとても読みやすいし、主人公が最後のシーンで驚いた時、発せられる言葉がとても面白い。(20代女性)
22.ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
中学生の読書感想文にダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」がおすすめの理由
知的障害があり言葉の遅れなどにより、主人公は青年の年齢だが簡単な雑務の仕事しか出来ません。周りからも馬鹿にされていましたが、あるきっかけで劇的に知能が天才並みに発達していくのです。いじめ問題や差別的な社会があるなか、この本を通じて感じたことを書いたら何か生徒達の心が変わるのではないかな、と思いました。(20代女性)
23.三田 誠広「いちご同盟」
中学生の読書感想文に三田 誠広「いちご同盟」がおすすめの理由
『いちご同盟』は、私が中学生の時に国語担当の先生から「読んでみて」と勧められた本でした。 多感な時期を過ごす中学3年生の、喜びや迷い、悲しみを描いた小説で、当時同じ年だった私には共感する部分が多く、今でも印象深い1冊です。 ぜひ、今の中学生に読んでもらいたい1冊だと思います。(20代女性)
24.キャムロン・ライト「エミリーへの手紙」
中学生の読書感想文にキャムロン・ライト「エミリーへの手紙」がおすすめの理由
認知症のおじいちゃんハリーがが残した本には謎かけがしてあり、その謎を解いていくと孫のエミリーだけではなく、残していく家族に宛てた心温まるメッセージが隠されていました。不思議なパスワードを解くたびに感動させられるお話です。(50代女性)
25.木村 元彦「オシム 終わりなき闘い」
中学生の読書感想文に木村 元彦「オシム 終わりなき闘い」がおすすめの理由
元日本代表のオシム氏の言葉がノンフィクションで書かれており、オシム氏のバックグラウンドを知る事ができます。 民族紛争や戦争に翻弄された人生を知る事ができる一冊ですので、歴史を学んだ中学生にお勧めできる一冊だと思います。(20代男性)
26.遠藤周作「おバカさん」
中学生の読書感想文に遠藤周作「おバカさん」がおすすめの理由
フランスから日本にやってきた馬面で大男のガストンは、子供の頃からいつも馬鹿にされ、嘲笑されて生きてきました。どんなひどい仕打ちを受けても、相手を憎むことができない性格のガストンは、日本に来てからも、自分も弱虫で臆病なのに、困っている人たちのために「おバカさん」なのではないかと思われるほど献身的に尽くしていきます。 ガストンは、キリスト教である作者のイエスキリスト像なのだと思います。中学生にも読みやすい文体で、楽しいエピソードも交えて書かれていますが、読み終えた時に何かを感じて欲しい本です。(50代女性)
27.ヨースタインゴルデル「カードミステリー」
中学生の読書感想文にヨースタインゴルデル「カードミステリー」がおすすめの理由
少年の冒険の話でハリーポッターやロードオブザリングでもありそうなストーリーになっている。映像が浮かぶような内容に映画化されてもおかしくないような魅力的なストーリーだとおもう。いまだにプルプルソーダを飲みたいと思う。(30代男性)
28.百田尚樹「カエルの楽園」
中学生の読書感想文に百田尚樹「カエルの楽園」がおすすめの理由
物語自体は難しくなく、文章も簡単です。子供も読めるように工夫されたのかと思われるほどで、小学生も十分理解はできます。ただ、中学生以上の方が、作者の意図した比喩を深く読み取ることができるのではないかと考えます。その比喩の答え合わせや政治的見方はさておいて、単純にカエルの世界での話として、「"ナパージュ"は本当に平和な国と言えるのか」をじっくり考えたら、いい感想文ができるのではないでしょうか。(40代女性)
29.高木敏子「ガラスのうさぎ」
中学生の読書感想文に高木敏子「ガラスのうさぎ」がおすすめの理由
作者が経験した戦中戦後の悲惨な戦争体験を描いた本です。東京大空襲で母と妹2人は行方不明なり、兄二人は軍隊に入っていて、父と二人で工場と実家の焼け跡を訪ねてみると半分溶けたガラスのうさぎを見つける。父が新潟で工場を再開することになったが神奈川の二ノ宮で米軍機の機銃掃射にあい父を失う。それでも第二次世界大戦の中、強く明るくも生きていく作者と同じくらいの年齢の子どもたちが、今の恵まれた環境に気付き、生き方を考えていく刺激になる本です。(40代女性)
30.ル=グウィン「ゲド戦記Ⅱ こわれた腕環」
中学生の読書感想文にル=グウィン「ゲド戦記Ⅱ こわれた腕環」がおすすめの理由
幼少時から巫女として育てられてきた女の子が、ゲドと出会うことにより主体性と自由に目覚め、己の人生を束縛していた神殿から脱出する物語。 描かれているテーマは「女性の自立」である。ぜひ、思春期にこの本に出会って、これからの人生について考えてほしい。また、男子には、女性ならではの束縛からの脱出、について考えてほしい。(40代女性)
31.ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」
中学生の読書感想文にダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」がおすすめの理由
本作品はルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの作品モナ・リザに隠された暗号を読み解いていくミステリー作品となっています。映画にもなったほどで、中学生にも非常に読み進めやすいのではないでしょうか。キリスト文化に関する内容も豊富であることから、更に西洋のキリスト文化に関する本、ネット記事を合わせて日本文化との比較などから読書感想文を書けるのではないでしょうか。(20代男性)
32.森絵都「ダイブ!」
中学生の読書感想文に森絵都「ダイブ!」がおすすめの理由
未来を見失ったり、自分の可能性を探したくなる中学校時代。この小説は、高飛び込みというスポーツに毎日夢中になり、そして挫折し、オリンピック出場という夢に向かって成長する少年たちの物語。なにかに真剣に打ち込むことのかっこよさが描かれています。(40代女性)
33.星奏なつめ「チョコレート・コンフュージョン」
中学生の読書感想文に星奏なつめ「チョコレート・コンフュージョン」がおすすめの理由
見た目チョイ怖男性と頑張っているOL女性の不器用な恋の話です。ゆとり経験とかあったりゆとりの感覚を知っていそうな中学生に大人の恋とは? それとそれ以前の交換日記と言う文化と目で触れてみて欲しいと思いました。今の時期、丁度バレンタインとホワイトディーの間でこの本の内容が読み時の様な気もします。(40代女性)
34.水上勉「ブンナよ、木からおりてこい」
中学生の読書感想文に水上勉「ブンナよ、木からおりてこい」がおすすめの理由
生きるということの苦しみ、波乱、予定調和といった理不尽さをカエルの口を借りて、経験によって、学んでいくことになるといった点が、賛否両論あったり、読者それぞれの感想が引き出せる面白い本だと思ったためです。(30代女性)
35.田村裕「ホームレス中学生」
中学生の読書感想文に田村裕「ホームレス中学生」がおすすめの理由
実話を元に本人が綴った感動作。ドラマ化映画化もされた作品。家族について、そして人と人との暖かさが溢れたダブルミリオンを獲得したベストセラー作品である。誰が読んでも涙するそんな作品である。本当に涙が出ます。(20代男性)
36.村山早紀「ルリユール」
中学生の読書感想文に村山早紀「ルリユール」がおすすめの理由
300ページ以上の本なのであまり本を読まない子にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、まるでジブリ映画を見ているような世界観にすぐ引き込まれる物語なので、 苦もなく読めると思います。本を修理するルリユールという仕事にも興味が湧いて、本自体を好きになってくれたらいいなと思います。(30代女性)
37.ヴィクトル ユーゴー「レ・ミゼラブル」
中学生の読書感想文にヴィクトル ユーゴー「レ・ミゼラブル」がおすすめの理由
有名な話であり、ミュージカルや映画にもなっているので、馴染みやすい名作ではないでしょうか。少年文庫版でも3冊に渡る長編ですので、若い時に是非挑戦して、読書の醍醐味を味わってほしいと思い、おすすめしました。(40代女性)
38.マイケル・ファラデー「ロウソクの科学」
中学生の読書感想文にマイケル・ファラデー「ロウソクの科学」がおすすめの理由
理科でやるような実験が大好きな中学生に是非読んで欲しい1冊です。ファラデーは電場と磁場の関係を解き明かすのに活躍した人物ですが、この本ではファラデーが大学の講義で1本のロウソクに秘められた科学を雄弁に語る様子が書かれています。ファラデーがこの講義の中で行う実験の数々は中学生には馴染み深いものではないかと思うので読書感想文で何を読もうか迷っているならこの本を手に取ってみてはいかがでしょうか。(20代男性)
39.ジョルジュ・サンド「愛の妖精」
中学生の読書感想文にジョルジュ・サンド「愛の妖精」がおすすめの理由
人の内面と外観や、約束を守ることについて考えさせられる本です。言葉遣いが悪かったり外観が汚かったりすると、どんなに内面が賢く優しくても、人からは評価されないものです。そして、生きていく上で当然ながら約束を守る事は大切です。そんなことを改めて思いおこさせてくれる本です。(40代女性)
40.森絵都「宇宙のみなしご」
中学生の読書感想文に森絵都「宇宙のみなしご」がおすすめの理由
リンと陽子、2人姉弟と陽子のクラスメイトでグループの違う七瀬さん、浮いた存在であるキオスクの4人で屋根を上ろうとする話だが、そこに行き着くまでの過程や上った直後の話が面白い。友達のために純粋悩むことができるのは子どもの特権だとするさおりさんの気持ちがよく分かる小説の内容である。(20代女性)
41.百田尚樹「永遠のゼロ」
中学生の読書感想文に百田尚樹「永遠のゼロ」がおすすめの理由
第二次世界大戦の戦争の話ですが現代のシーンと交錯したストーリーなので、今の自分たちから見た戦争という視線で書きやすいから。 映画化もされているので読んでイメージがわかない時は映画を観て理解することもできるので。(40代女性)
42.又吉直樹「火花」
中学生の読書感想文に又吉直樹「火花」がおすすめの理由
笑いの世界をリアルに書いていて、かつ最後に涙する。売れない芸人の青春群像劇。ベストセラーで芥川賞という折り紙つき。ドラマ映画化もされた話題作。ひとりの芸人と天才的発想を持つ芸人との絆も注目の1つでもある。(20代男性)
43.野坂 昭如「火垂るの墓」
中学生の読書感想文に野坂 昭如「火垂るの墓」がおすすめの理由
戦争の悲惨さを知らない世代が増え、軍事力を拡大するのが平和への道だという人がだんだん増えている。本当にそうなのか、を考えるには戦争がいかに悲惨な結果を及ぼすのかを知らなければならない。それが分かる本だと思う。(40代男性)
44.椎名誠「岳物語」
中学生の読書感想文に椎名誠「岳物語」がおすすめの理由
作者の子供の岳がすくすくと成長して行く姿と、子育てをして行く父親の姿をユーモアたっぷりに書かれた自小説です。 出てくる登城人物が皆まっすぐで気持ちのいい人ばかりなので、小・中学生や、高校生にもオススメです。 文章も椎名誠らしく読みやすいので一気に読めると思います。(40代男性)
45.川端裕人「銀河のワールドカップ」
中学生の読書感想文に川端裕人「銀河のワールドカップ」がおすすめの理由
元Jリーガーがサッカーチームのコーチに就任する物語ですが、一つのものに打ち込んだり、何かに向かって努力をするという事の大切さを学べるので感想文が書きやすいと思いますし、中学生で部活などをやっている方からすればとても参考になると思います。(20代男性)
46.宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
中学生の読書感想文に宮沢賢治「銀河鉄道の夜」がおすすめの理由
本のテーマが深いからです。宮沢賢治の作品の中でもこの作品は特に優れていると思います。中学生くらいの多感な時期にぜひ読んでもらいたいオススメの一冊です。主人公の友人の死。テーマは深いと思います。人生の宝物になる一冊です。オススメです。(40代女性)
47.羽賀翔一「君たちはどう生きるか」
中学生の読書感想文に羽賀翔一「君たちはどう生きるか」がおすすめの理由
原作は、吉野源三郎氏の小説ですが、これから映画化も企画されており 話題になっています。主人公のコペル君も中2で同年代。 人とのつながりや、いじめなど、いろいろな問題に向かいながら 成長していく物語で、色々と感じることができるのではないでしょうか?(40代女性)
48.清水久美子「君のためならがんばれる」
中学生の読書感想文に清水久美子「君のためならがんばれる」がおすすめの理由
実話を元にして作られた本です。脳腫瘍で亡くなったサッカー部の高校生と、彼を支え続けたチームメイトや家族の絆の物語です。まっすぐに夢を追う力や、支えてくれる仲間のありがたさ、頑張ることの大切さを教えてくれます。部活を頑張る中高生にオススメの本です。(20代男性)
49.三島由紀夫「午後の曳航」
中学生の読書感想文に三島由紀夫「午後の曳航」がおすすめの理由
この話は現代の少年犯罪にもとても繋がっている話で、読んで怖くなりました。 この本に出てくる少年はまさに今の時代の子供を現しているようで、子供だからどんなことをしても大した罪にはならないといって平気で罪を犯す少年達が登場します。 そんな話を同じ中学生にも読んでもらい、どんな風に感じるか、考えてもらいたいです。(30代女性)
50.森鴎外「高瀬舟」
中学生の読書感想文に森鴎外「高瀬舟」がおすすめの理由
時代物の本ですが若年者が読んでも難しい内容でないことと、書かれた時代は大分古いですが今読んでも中身に古さを感じさせないことに加えて、安楽死という問題点を通して人間の本質についてを役人と兄の立場から考えることが出来るので、それぞれの立場から感想を書ける(60代男性)
51.島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」
中学生の読書感想文に島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」がおすすめの理由
母親と離れて暮らすことになった主人公の少年。田舎のばあちゃんちで暮らすことになるが、かなりの貧乏生活であった。しかしばあちゃんは強烈な個性の持ち主で貧乏を吹き飛ばしてゆく。生きることのたくましさを味わえる本である。(10代男性)
52.ルイーザ・メイ・オルゴット「若草物語」
中学生の読書感想文にルイーザ・メイ・オルゴット「若草物語」がおすすめの理由
内容は、マーチ家の四姉妹の物語です。それぞれまったく違う性格の四姉妹なんです。いろんなトラブルや出来事が起こるのですが、それに対する反応や行動がやっぱり一人一人違う。でもそれぞれの良さが出ていて…。面白いですよ!(30代女性)
53.重松清「十字架」
中学生の読書感想文に重松清「十字架」がおすすめの理由
この作品は「いじめ」がテーマの作品です。いじめを苦に自殺してしまったクラスメイト。その死をきっかけに物語は動きだすのですが、単なる勧善懲悪の物語ではないのが魅力です。いじめを見て見ぬふりをしてしまったことで、自分の背中に重い十字架を背負い続けることになってしまった主人公の葛藤がリアルで、是非中学生にこの本を読んで考えて欲しいと感じました。(20代女性)
54.太宰治「女生徒」
中学生の読書感想文に太宰治「女生徒」がおすすめの理由
男性作家である太宰治が少女になりきって描くというのもこの小説の魅力です。多感な時期の生徒たちにこそ、感性豊かなこの主人公の少女の気持ちに共感したり、違ったものの見方などを学んでもらいたいなと感じたから。(20代女性)
55.夏目漱石「心」
中学生の読書感想文に夏目漱石「心」がおすすめの理由
親友である友人2名が、同じ女性を好きになり、なんとか自分にその女性を振り向かせたいと考え色々な策を講じて行く物語、 友人にとても酷い事をしてまでもその女性を射止めたのは良いが、相手の友人をその日から身かこけなくなった事に心を痛め、反省する物語。中学校時代にはこのくらいの小説を読んで、第二の自分の存在を知っておくべきだとおもうから…(50代男性)
56.喜多川泰「心晴日和」
中学生の読書感想文に喜多川泰「心晴日和」がおすすめの理由
心の持ち方次第で、見えていなかったものが見えてくるし、物事もいい方向へ向かっていくという希望も持てる作品です。心に残るような言葉がたくさん出てくるので、共感できるものや感銘を受けたものを読書感想文の中に入れて書くといいと思います。(30代女性)
57.夏川草介「神様のカルテ」
中学生の読書感想文に夏川草介「神様のカルテ」がおすすめの理由
主人公が様々な人と関わることによって心の成長を遂げる物語なのですが、笑えて泣ける物語で読み手も一緒に心の成長をできるような本になっていると感じたので読書感想文に本の中のエピソードを絡ませながら書けそうなので書きやすいと思うのでおすすめです。(10代女性)
58.浅葉なつ「神様の御用人」
中学生の読書感想文に浅葉なつ「神様の御用人」がおすすめの理由
本作品の分類はライトノベルになるであろうことから、対象は小学校高学年から中学生がいいのではないかと思います。しかし、内容は日本の神様の依頼を主人公が解決のため奮闘するといもので、日本と神様、日本神話といったものを身近に感じられる作品となっています。日本人が万事に神様を見出し、ものを大切にする生活環を中心に感想が書きやすいのではないでしょうか。(20代男性)
59.有川浩「図書館戦争」
中学生の読書感想文に有川浩「図書館戦争」がおすすめの理由
私が中学生の時出会った本なのですが、小説を読むのが好きではなかった私でもシリーズ読破してしまうほどのめり込んでしまいました。有川さんの書く小説は堅苦しくなくて、中学生でも気軽に読める本です。気軽に読めながらも内容は考えさせられる事が多くて、小説内で起こる出来事について感じる事は人それぞれだと思いますし、その分感想文も書きやすいと思います。(20代女性)
60.稲盛 和夫「生き方。」
中学生の読書感想文に稲盛 和夫「生き方。」がおすすめの理由
この本を読み毎日の習慣や行動を変えたいと思ったからです。またその日が終わりのつもりで生きることにも感動したからです。 また毎日の仕事を真剣に取り組む事によって見える事や、人は仕事を真剣に取り組む事で新たなる人生が切り開かれることなど、人生哲学が詰まっていたからです。(40代男性)
61.上橋菜穂子「精霊の守り人」
中学生の読書感想文に上橋菜穂子「精霊の守り人」がおすすめの理由
女用心棒バルサはひょんなことから、水の精霊の卵を産みつけられた新ヨゴ皇国の第2皇子チャグムを守ることになる。人は自分に与えられた世界の中でもがきながら必死に生きていくしかない、例えそれがどんなに理不尽な世界であっても。バルサの物語を通じて、そういう人間の強さを学ぶことができる。(40代女性)
62.さだまさし「精霊流し」
中学生の読書感想文にさだまさし「精霊流し」がおすすめの理由
主人公の雅彦を中心に描かれる自伝に近い戦争もの。原爆の悲惨さが緻密に描写されており、私自身中学の時にこれを読んでかなりの衝撃を受けました。人間の優しさ、生きる意味を訴えかけてくる渾身の1冊になっています。私にとって長崎は遠い場所ですが、大人になった今現地の人の戦争観を聞くとまだまだ身近に残っているのだと再認識させられます。戦火の少なかった東日本の人にこそおすすめしたいです。(20代女性)
63.高橋絵里香「青い光が見えたから」
中学生の読書感想文に高橋絵里香「青い光が見えたから」がおすすめの理由
日本の教育の問題点について、簡潔にかかれているが、深く考えさせられるところが良い。フィンランドの教育について、画一化されておらず自分で考える力を培う教育が実施されている点に焦点が当てられている。そのため、特に他人の目を気にし始める中学生位の年齢の学生に読んで視野を広げてもらいたい。(20代女性)
64.アレックス・シアラー「青空の向こう」
中学生の読書感想文にアレックス・シアラー「青空の向こう」がおすすめの理由
とにかく感動の一言です。生きていることの素晴らしさを教えてくれました。生きるということは当たり前ではありません。悔いのない日々を過ごさなければと考えさせられました。命の大切さ、親の子供への愛情がどれほど大きいか、家族の愛をこの本を通して感じてもらえると思います。(20代女性)
65.井上靖「蒼き狼」
中学生の読書感想文に井上靖「蒼き狼」がおすすめの理由
本作品は中国・元の礎となったモンゴル帝国を築いたチンギスハーンの生涯を描いた作品です。西は遠く現在のカスピ海より西方まで勢力を拡大させたモンゴル帝国、その帝国を一代にして築いたチンギスハーンの統率力と人間性や、モンゴルの大地の草原と厳冬といったものが詳細に記されており、人間性に焦点を当てた感想文や自然の厳しさとそこに生きる人々に着目した感想文などが書けるのではないでしょうか。(20代男性)
66.船登惟希「中学一冊目の参考書」
中学生の読書感想文に船登惟希「中学一冊目の参考書」がおすすめの理由
中学校に入った主人公の前に、変な神様が現れ、勉強ができますようにという願いに勘所を押さえて勉強法を教えてくれます。授業の予習に「まんが攻略BON!」(読みましたが数学でもわかりやすいです)のマンガで勉強モードになり、授業では、黒板+先生が話したこと(授業の風景を思い出せる書き方)、最後に定期テストに向けて、教科書に準拠した問題集がでているので、何度も解いて慣れることなど、わかりやすく手引きが書かれています。(50代男性)
67.ジョージ・オーウェル「動物農場」
中学生の読書感想文にジョージ・オーウェル「動物農場」がおすすめの理由
文体が平易でありながら、内容が深いので、読書感想文に向いています。また、文章も長くないので、読解力に乏しい中学生向きです!特に、民主主義とは何かを考えて貰うのに最適です。勉強を怠ったり、勉強ができて問題点が分かっても抗議しない人しかいない社会がどうなるか、考えてもらういい教材です。(40代男性)
68.井上 智・賞子「読めなくても、書けなくても、勉強したい/ディスレクシアのオレなりの読み書き」
中学生の読書感想文に井上 智・賞子「読めなくても、書けなくても、勉強したい/ディスレクシアのオレなりの読み書き」がおすすめの理由
著者は自分が“ディスレクシア”という識字障害(発達障害の一つ)を持っていることを40歳を過ぎてから知った人です。子どもの頃から他の人が普通にできる“読み書き”が自分にはいくら努力してもできるようにならず、結果的に“自分はバカだから勉強は嫌いなんだ”というポーズを作ることでしか自分自身を保つことが出来ないという学生時代を過ごしてきました。“勉強は嫌い”だというポーズをとっても通用するのは学生の間だけ、社会で働くようになれば否応なく仕事の手順や書類の作成、全てに読み書きが必要となってきます。勉強は嫌いというポーズをとることでしか、他人からの誹謗中傷から身を守れなかった著者の、“本当は子どもの頃も勉強したかったのに”という思いが胸を打ちます。誰もが“普通”だと思っていることが“普通にはできない”子もいるんだということを、この本を通じて深く考えさせられました。著者がご家族の協力を得てこの本を書いたのは、自分のような辛い思いをする子どもが一人でも少なくなるようにという願いからだそうです。是非、現役世代である中高生に読んでほしい一冊です。(50代女性)
69.壺井栄「二十四の瞳」
中学生の読書感想文に壺井栄「二十四の瞳」がおすすめの理由
戦争の恐ろしさと平和の尊さを考えることができる名作。大人になる前に読んで欲しい本の1つだと思う。1人の教師の目から自分の教え子たちと、戦時下においてどのように過ごし、また教師として何を思ったか。その視点で感想文は書きやすいと思う。(40代男性)
70.ローラ・インガルス・ワイルダー「農場の少年」
中学生の読書感想文にローラ・インガルス・ワイルダー「農場の少年」がおすすめの理由
今から100年以上前の農場で働く少年の日々の暮らしは現代と比較して興味深い。身の回りで使うほとんどすべてのものを作ること、厳しい自然と渡り合い収穫を得ること、馬や動物とのふれあいが、自分だけを己の主人として自由に生きる選択もあるのだと教えてくれる。お金がすべてではない、人間の豊かさについて語りたい多くを得られるはずである。(40代女性)
71.島崎藤村「破戒」
中学生の読書感想文に島崎藤村「破戒」がおすすめの理由
部落問題という重い社会テーマを扱った作品です。日本社会が作った闇の部分を直視するのに、適切な内容で、若く感受性豊かな時期に読んでみることをオススメします。推薦図書になっている場合も多く、感想もいろいろ出てくると思います。(40代女性)
72.小川洋子「博士の愛した数式」
中学生の読書感想文に小川洋子「博士の愛した数式」がおすすめの理由
まずお勧めなのは、余り難しい言葉はなくスラスラと読める本なので、一冊読む時間が長くかからないこと。それから、登場人物が少ないので話が理解しやすく後から思い返すのが楽。シングルマザーという今では身近な話題で、その子供の立場に立って考えるのが容易にできそうなことです。(40代女性)
73.ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」
中学生の読書感想文にルイス・キャロル「不思議の国のアリス」がおすすめの理由
ディズニーや個人からもたくさんの本や漫画、映像化された可愛らしい作品だと思いますが、ルイス・キャロルの元々の作品である不思議の国のアリスの小説を今一度しっかり呼んで見ると、綺麗に映像化された内容とはうって変わって原作らしい原作が読めるので新たな視線から楽しめると思います。(20代女性)
74.重松清「舞姫通信」
中学生の読書感想文に重松清「舞姫通信」がおすすめの理由
「自殺志願」の文字が書かれた洋服を着た16歳のタレント城真吾は、人はいつでもどこでも死ねるというセンセーショナルな持論を展開して世間を騒がし、自殺をしてしまう。人はどうして自殺をしてはいけないのかという問いに対する答えは明記されていないのだが、恋人を亡くした佐智子と兄を亡くした主人公である主人公の体験や生徒への思いから、死ぬことも選択できるがそれでも生きていてほしいという切なる思いを多感な10代に伝えられる本だと思う。(20代女性)
75.ウィリアム・カムクワンバ「風をつかまえた少年」
中学生の読書感想文にウィリアム・カムクワンバ「風をつかまえた少年」がおすすめの理由
アフリカの貧しい国に生まれた少年が、図書館に通って風力発電に関する本を読み、自分なりに工夫して風力発電の仕組みを作ります。その発電が可能になったおかげで、住んでいる地元の町に電気をもたらします。教育を受けられることが当たり前になっている日本では、考えたり、チャレンジしたりすることが減っている気がします。そのことに気づかされるいい本です。(40代女性)
76.村上淳子「本を読んで甲子園へいこう」
中学生の読書感想文に村上淳子「本を読んで甲子園へいこう」がおすすめの理由
このほんがおすすめの理由はこの本はとても読みやすくとてもいい話だからです。 特に野球好きのかたには私はおすすめしたい本です! 本当に本を読んで集中力や冷静さをあげていきたくなるような本です。 とても感動するので読んでみてほしいです。(20代男性)
77.本田宗一郎「本田宗一郎夢を力に―私の履歴書」
中学生の読書感想文に本田宗一郎「本田宗一郎夢を力に―私の履歴書」がおすすめの理由
ホンダを世界のホンダにした本田宗一郎の経歴が書かれていますし、創意工夫や経営についてなどが詳しく書かれていますので夢を持っている中学生や将来経営に携わりたいと思っている学生にはうってつけの一冊だと思います。(20代男性)
78.芥川龍之介「蜜柑」
中学生の読書感想文に芥川龍之介「蜜柑」がおすすめの理由
汽車という今の生徒には馴染みのない乗り物が舞台になっているので、その汽車という乗り物の特色を味わいながら、主人公が汚い少女に対して抱く感情の変化を読み取ってもらいたい。描かれる色彩の鮮やかさ、蜜柑の色味を大切にしながら是非読んで欲しい。(20代女性)
79.村上春樹「羊男のクリスマス」
中学生の読書感想文に村上春樹「羊男のクリスマス」がおすすめの理由
世界観が独特で、たまに出てくる挿絵によってさらに世界が広がります。現実と羊男の世界が入り混じる不思議な本なので、自分の思ったことを書きやすいかなと思いました。今までに読んだことの無いような感覚の本だと思います。(20代女性)
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