デヴィッド・リンチ監督おすすめ映画ランキング

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デヴィッド・リンチ監督おすすめ映画ランキング

「カルトの帝王」であるデヴィッド・リンチ氏にしか到底作ることができないような、超難解なストーリーと、癖になるような不穏なミュージック、そして色彩が特徴的な映像の美しさは、一度ハマってしまうと同じ映画でも何度でも観たくなるような中毒性があるためです。

 

 

第5位.デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間」

デヴィッド・リンチ「ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間」がおすすめの理由

コアでマニアック、そして熱狂的なファンを持つデヴィッド・リンチ・フィルムの中で、もっとも有名でもっともファンが多いのがこの「ツイン・ピークス」シリーズではないでしょうか?あの不穏で美しいメイン・テーマのミュージックを耳にしたことのある方は、この日本にもたくさんいらっしゃると思います。この「ツイン・ピークス」シリーズは、もともとは1990年代初頭にアメリカで放送されていたテレビ番組でした。なんとも不可解でミステリアスなストーリーは当時からカルト的な人気を誇り、1992年に満を持してこの「ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間」という映画になりました。テレビ番組を観ていない方でも十二分に楽しめるフィルムだと思います。特に「世界一美しい死体」と呼ばれることになるローラ・パーマーの死に姿は、とても印象的で、またカルト・フィルム界では伝説的でモチーフにもなっています。デヴィッド・リンチの世界の入門編としておすすめです。

 

 

第4位.デヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」

デヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」がおすすめの理由

デヴィッド・リンチ氏がこの「イレイザーヘッド」を完成させたのは、今から約40年前の1977年のことでした。デヴィッド・リンチ氏が製作したはじめての長編フィルムがこの「イレイザーヘッド」です。彼はひとりで、監督だけでなく、脚本や美術、特殊効果なども担当しています。陰鬱なムードが漂うモノクロ・フィルムなのですが、私ははじめて観たときにそのムードに飲み込まれてしまい、気持ち悪くなってしまって途中で鑑賞するのを断念してしまいました。体調のすぐれない時や、精神的に落ち込んでいる時などにはまったくおすすめできないフィルムです。中でも作品の中に登場する主人公のヘンリー・ナンスとその恋人であるメアリー・エックスの子どもとされる奇形の赤ちゃんが、めちゃくちゃに気持ち悪いです。下手なホラー映画よりも恐ろしいと思います。子どもの頃に観るとトラウマになること間違いなしなフィルムですが、実はとても評価が高く、フィルムはアメリカ議会図書館に保存されています。

 

 

第3位.デヴィッド・リンチ「ブルー・ベルベット」

デヴィッド・リンチ「ブルー・ベルベット」がおすすめの理由

デヴィッド・リンチ氏が1986年に監督と脚本を手掛けた、長編映画です。デヴィッド・リンチ・フィルム特有のアンダーグラウンドかつバイオレンスな雰囲気漂うカルト的な映画なのですが、実は全米映画批評家協会賞をはじめ、ロサンゼルス映画批評家協会賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭の作品賞、撮影賞、モントリオール世界映画祭男優賞(デニス・ホッパー氏が受賞)など数々の賞を総なめにしています。ストーリー、キャラクター設定、映像など、どこをとっても文句のつけようがないくらい魅力的で面白いのですが、中でも私が特に気に入っているのはそのミュージックです。映画の主要テーマ曲でもある「ブルー・ベルベット」は、若き日のイザベラ・ロッセリーニ氏が演じる美しい歌姫ドロシー・ヴァレンズが、場末のキャバレーのような場所で歌っています。その曲が頭の中でぐるぐるとエンドレスで流れてきたら、あなたはもう「ブルー・ベルベット」のとりこです。

 

 

第2位.デヴィッド・リンチ「ロスト・ハイウェイ」

デヴィッド・リンチ「ロスト・ハイウェイ」がおすすめの理由

1997年にデヴィッド・リンチ氏が監督と脚本をてがけた長編映画です。不可解で謎が多すぎる作品が大半を占めることで有名で、その特徴がファンをひきつけるもっとも大きな魅力でもあるデヴィッド・リンチ・フィルムですが、この「ロスト・ハイウェイ」ではそのわくわくとするような「謎解き」をもっともコアに、もっともマニアックに楽しむことができるストーリー構成になっているのではないかと、私は個人的には思います。デヴィッド・リンチ氏お得意の気味の悪いキャラクターも魅力的です。また、若き日のパトリシア・アークエット氏が一人二役で演じているレネイ・マディソンとアリス・ウェイクフィールドのヘアスタイルやファッションが、とてもセクシーでついついマネしたくなってしまうほど美しいというところもみどころだと思います。また、主人公であるフレッド・マディソンが映画の中で住んでいる家は、なんとデヴィッド・リンチ氏が以前実際に住んでいた家なのだとか。

 

 

第1位.デヴィッド・リンチ「インランド・エンパイア」

デヴィッド・リンチ「インランド・エンパイア」がおすすめの理由

2006年にデヴィッド・リンチ氏が監督した長編映画です。デヴィッド・リンチ氏はこの映画において、監督だけでなく、製作と脚本、そして撮影に至るまでほぼすべてを担当しています。そういったわけもあって、数多くあるデヴィッド・リンチ・フィルムの中でも、もっとも難解な作品であると私は思っています。まず、そのストーリーがものすごく複雑です。いったい舞台となっている場所は、どこなのか?実際に存在している登場人物はいったい誰なのか?どこまでが現実でどこまでが妄想、どこまでが夢なのか?繰り返し観れば観るほど、そのミステリーは深まっていくばかりです。デヴィッド・リンチ氏の作品には多く見られる、謎を解くための暗号のようなものや映像の中に隠れたキーワードのようなものもあるにはあるのですが、その暗号の答えは製作者本人であるデヴィッド・リンチ氏でさえ「わからない」というようなしろものです。けれど、そこが面白いのです!繰り返し観続けたい名作です。

 

 

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